JPH0819385A - 多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出方法 - Google Patents

多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出方法

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JPH0819385A
JPH0819385A JP6155598A JP15559894A JPH0819385A JP H0819385 A JPH0819385 A JP H0819385A JP 6155598 A JP6155598 A JP 6155598A JP 15559894 A JP15559894 A JP 15559894A JP H0819385 A JPH0819385 A JP H0819385A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】原料魚貝藻類を蛋白分解酵素により蛋白分解
し、エキス分と廃物とに精製分離して魚貝藻類エキスを
抽出する方法において、耐酸性蛋白分解酵素を作用させ
て蛋白分解する際のpHを5.0未満とし、前記エキス
分中にミネラル成分を溶出させることを特徴とする多量
ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出方法。 【効果】本発明では、耐酸性蛋白分解酵素を作用させ
て、蛋白分解する際のpHを特定範囲とするという従来
の工程における条件を変えるのみで、原料魚貝藻類に含
まれるミネラル成分をエキス分に溶出させることができ
るので、工業的にも利用可能な簡便な方法で、医薬品、
各種機能性食品、薬剤、各種成長剤、家畜の飼料添加
剤、調味料等の用途に応じた有効ペプチド等を含み、且
つ原料魚貝藻類に含有される多量のミネラル成分をも含
有する魚貝藻類エキスを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品、機能性食品、
薬剤、各種成長剤、家畜の飼料添加剤、調味料等に有用
であり、原料魚貝藻類に含まれるリン、カルシウム、亜
鉛、鉄、カリウム等のミネラル成分及びタウリンが多く
含有される多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来魚貝藻類に蛋白分解酵素を作用さ
せ、エキス分と廃物とに分離して、魚貝藻類エキスを抽
出する方法が種々提案されている。得られる魚貝藻類エ
キスは、有効なペプチドや遊離アミノ酸を含有してお
り、各種機能性食品添加物、薬剤、成長剤、家畜の飼料
添加剤、調味料等に利用されている。具体的には例えば
特公昭53−31935号公報には、50〜60℃、p
H9〜10において耐アルカリ性蛋白分解酵素を原料魚
に添加して蛋白質を分解した後、pHを5〜6に調整し
て耐酸性蛋白分解酵素を添加・分解し、その分離液を濃
縮する方法が、特公平1−14885号公報には、原料
魚貝類に、枯草菌産生蛋白分解酵素と、麹菌産生蛋白分
解酵素とをpH6.0〜7.0において、2段階で作用
させ実質的に分子量3000以下のペプタイドアミノ酸
群及び遊離アミノ酸に分解し、その分離液を分離濃縮し
て薬理作用を有する魚貝類エキスを製造する方法が、特
公平5−73731号公報には、蛋白分解酵素により魚
類を分解して得た分子量3500〜15000のペプチ
ドを含む蛋白分解エキスを有効成分として含有する免疫
賦活剤が提案されている。この他に、原料魚貝類を耐酸
性蛋白分解酵素により1段階で処理して有効エキスを抽
出する方法、これらの得られたエキスを調味料、成長剤
等の用途に利用する方法等が提案されている。
【0003】またこれら従来の方法では、原料魚貝類等
の蛋白質を分解して、用途に応じた有効ペプチド等を抽
出することを目的としており、その精製工程は、例えば
遠心分離法、真空分離法等により蛋白分解酵素で分解し
たエキス分と、廃物とを分離する方法が採用されてお
り、エキス分を薬剤等に利用する場合には、前記分離さ
れたエキス分に対して更にイオン交換膜等を利用した精
製工程を施して純度の高い有効成分の抽出が行なわれて
いる。
【0004】ところで、最近ミネラル成分のヒト又は家
畜等に対する影響が重要視されており、特に亜鉛成分
は、アルカリフォスファターゼ、アルコールデヒドロキ
ナーゼ、脱炭酸酵素、カルボキシペプチターゼA、ウリ
カーゼ、DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼ等の
亜鉛酵素の構成成分、活性中心として働く他、有機性の
リガンドを形成して酵素を活性化する働きもあり重要な
役割を担っていることが提案されている。そこで現在、
前記エキス分を例えば機能性食品、家畜の飼料添加剤等
に利用する場合には、リン、カルシウム、亜鉛等の新た
なミネラル成分を添加して成分調整した後、最終製品化
されている。
【0005】一方、前記エキス分を抽出する原料魚貝藻
類中には、種々のミネラル成分が含有されていることが
知られている。しかしながら、前述の従来の有効エキス
の抽出方法では、用途に応じた有効ペプチド等を含むエ
キスの抽出が目的とされているため、原料に含有される
ミネラル成分の殆どは、分離された廃物に含有された状
態で廃棄されているのが現状である。
【0006】そこで、原料魚貝藻類に含有されるミネラ
ル成分を有効に利用する方法として、前述のエキスと廃
物との分離工程の前に、ミネラル成分の精製工程を行な
ったり、また分離された廃物からミネラル成分を精製し
てエキス分に添加する方法が考えられるが、このような
精製工程の追加は、方法の煩雑化を招き、更にコスト的
にも分離されたエキス分に新たなミネラル成分を添加す
る現在の方法よりも高価となり、工業的生産には不向き
であるという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、魚貝藻類中に含まれるミネラル成分と、有効なペプ
チド成分とを多量に含むエキスを、容易で、且つ簡便な
方法で抽出することができる多量ミネラル成分含有魚貝
藻類エキスの抽出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、原料魚
貝藻類を蛋白分解酵素により蛋白分解し、エキス分と廃
物とに精製分離して魚貝藻類エキスを抽出する方法にお
いて、耐酸性蛋白分解酵素を作用させて蛋白分解する際
のpHを5.0未満とし、前記エキス分中にミネラル成
分を溶出させることを特徴とする多量ミネラル成分含有
魚貝藻類エキスの抽出方法が提供される。
【0009】以下本発明を更に詳細に説明する。本発明
の抽出方法では、まず原料魚貝藻類を蛋白分解酵素によ
り蛋白質を分解するが、この際耐酸性蛋白分解酵素によ
る分解を、特定pHにおいて行なう。
【0010】前記原料魚貝藻類としては、例えばアジ、
サバ、イワシ、サンマ、カツオ、ホッケ、タラ、イカ、
タコ、エビ、カキ、シジミ、アサリ、イガイ、モガイ、
アカガイ、ハマグリ、ワカメ、コンブ、ヒジキ又はこれ
らの混合物等を挙げることができる。また蛋白分解酵素
としては、蛋白質を分解することができるものであれば
特に限定されるものではなく、得られる有効エキス分の
用途や蛋白分解の条件等に応じて種々選択することがで
きる。具体的には枯草菌産生蛋白分解酵素、麹菌産生蛋
白分解酵素又はこれらの混合物等を挙げることができ
る。このように蛋白分解酵素としては、従来原料魚貝藻
類を蛋白分解酵素により蛋白分解し、エキス分と廃物と
に精製分離して魚貝藻類エキスを抽出する方法において
用いられている公知のものを使用することができるが、
蛋白分解酵素を1段階で作用させる場合には、耐酸性蛋
白分解酵素を用いる必要があり、また複数段階で蛋白分
解酵素を作用させる場合には、少なくとも1回は、好ま
しくは最終段階において耐酸性蛋白分解酵素を用いる必
要がある。該耐酸性蛋白分解酵素の使用は、原料魚貝藻
類の蛋白質を各種用途に応じたペプチドの分子量まで分
解するためである。
【0011】前記原料魚貝藻類を蛋白分解するには、例
えばまず細切り・スラリー化等の前処理を施した原料魚
貝藻類、魚貝類の内臓等の一部を取り出した魚貝類の部
分若しくは丸ままの魚貝藻類を反応缶に投入する。投入
後好ましくは、直ちに75℃以上、特に好ましくは80
℃以上に昇温して魚貝藻類の中に含まれる自己分解酵素
を失活させて魚貝藻類特有の生くさみ、悪臭等の臭気を
除去するのが望ましい。次いで、温度40〜70℃、p
H5.0〜7.0、好ましくはpH5.5〜6.5にお
いて、耐アルカリ性蛋白分解酵素を添加して、魚貝藻類
に含まれる蛋白質を粗分解する。この耐アルカリ性蛋白
分解酵素による粗分解は必ずしも行なう必要はなく、耐
酸性蛋白分解酵素1段階により有効エキス成分までの分
解条件を緩和するための工程である。この際分解時間は
臨界的なものではないが、通常30分〜10時間、好ま
しくは1〜6時間行う。
【0012】前記耐アルカリ性蛋白分解酵素による粗分
解を行なった場合には、温度を少なくとも75℃以上、
好ましくは80℃以上に昇温し、耐アルカリ性蛋白分解
酵素を完全に不活性化させるのが望ましい。不活性化時
間は通常10分〜1時間、好ましくは15〜30分であ
る。この不活性化工程を行なわない場合には、後述する
必須工程である耐酸性蛋白分解酵素による蛋白質分解工
程において、前段階の酵素が併存して作用し、目的とす
る有効ペプチドへの分解が困難になるので好ましくな
い。
【0013】前記自己分解酵素を失活させた原料魚貝藻
類又は耐アルカリ性蛋白分解酵素による粗分解物に、好
ましくは30〜60℃において、耐酸性蛋白分解酵素を
添加して蛋白分解する。この際pHは5.0未満、好ま
しくはpH4.5以下、特に好ましくはpH4.0未満
とする。pHが5.0以上の場合には、原料魚貝藻類中
に含有されるリン、カルシウム、亜鉛等のミネラル成分
及びタウリンが有効ペプチドを含むエキス分側に溶出せ
ず、最終的に得られる魚貝藻類エキス中のミネラル成分
含有量が極端に減少する。一方pHの下限は、pHが低
いほどミネラル成分のエキス分への溶出量が増大するの
で特に制限されるものではないが、操作性等の点から高
温度で処理する場合にはpH1.0以上が好ましく、4
0℃以下の低温度で処理する場合にはpH2.0以上が
好ましい。この耐酸性蛋白分解酵素による蛋白分解の分
解時間は、この分解に供する原料成分、耐酸性蛋白分解
酵素の種類、目的とする有効ペプチドの分子量等により
異なるが、通常30分〜5時間程度で行なうことができ
る。
【0014】前記特定pH条件において、耐酸性蛋白分
解酵素による処理を行なうことにより、原料魚貝藻類の
蛋白質が、所望用途に応じた有効ペプチド成分にまで分
解され、該有効ペプチドを含むエキス分中に、原料魚貝
藻類に含有されているミネラル成分が多量溶出する。該
耐酸性蛋白分解酵素による処理の後、好ましくは直ちに
75℃以上、特に好ましくは80℃以上に昇温し、耐酸
性蛋白分解酵素を完全に不活性化するのが望ましい。
【0015】本発明の抽出方法では、前記耐酸性蛋白分
解酵素による処理の後、エキス分と廃物とに精製分離し
て目的の多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスを得るこ
とができる。
【0016】前記エキス分と廃物との精製分離は、例え
ば公知の真空濾過法、遠心分離法等に従い常法にて行な
うことができる。分離されたエキス分は、所望用途に応
じた有効ペプチド類;イソロイシン、ロイシン、リジ
ン、メチオニン、フェニールアラニン、スレオニン、ト
リプトファン、バリン等の遊離アミノ酸類;タウリン及
びカリウム、リン、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、
鉄、モリブデン、アルミニウム、マンガン、銅、リチウ
ム、スズ、ニッケル等の原料魚貝藻類に応じたミネラル
成分を主成分として含む水分量90重量%以上の成分で
あり、廃物は、油層及び骨片類等の未分解物である。
【0017】得られたエキス分は、そのまま目的とする
多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスとすることができ
る他、前記エキス分中にミネラル成分を溶出させた後、
pHを上げる方法等により目的とする多量ミネラル成分
含有魚貝藻類エキスを得ることができる。前記pHは、
原料魚貝藻類のもとのpHまで上げるのが好ましく、具
体的にはpH5.5〜7.0にするのが望ましい。更に
必要に応じ精製法を用いて有機ミネラルを抽出すること
もできる。またミネラル成分含有量を維持した状態で、
更に有効ペプチド類を高純度化するために、イオン交換
樹脂膜等を利用した精製を常法に従って行なうこともで
きる他、好ましくは60℃以下において水分量30〜6
0%程度に減圧濃縮する方法等により、目的とする魚貝
藻類エキスとすることができる。
【0018】本発明の抽出方法により得られる魚貝藻類
エキスは、全て天然物のみからなっているため毒性はな
く、極めて安全な物質であり、医薬品、各種機能性食
品、薬剤、各種成長剤、家畜の飼料添加剤、調味料等の
用途に応じてその配合量等を適宜選択して利用すること
ができる。またミネラル成分が多く含有されているの
で、従来行なわれている新たなミネラル成分の添加を行
なう必要がないか、若しくは少量の添加で実施すること
ができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の魚貝藻類エキスの抽出方法で
は、耐酸性蛋白分解酵素を作用させて、蛋白分解する際
のpHを特定範囲とするという従来の工程における条件
を変えるのみで、原料魚貝藻類に含まれるミネラル成分
をエキス分に溶出させることができるので、工業的にも
利用可能な簡便な方法で、医薬品、各種機能性食品、薬
剤、各種成長剤、家畜の飼料添加剤、調味料等の用途に
応じた有効ペプチド等を含み、且つ原料魚貝藻類に含有
される多量のミネラル成分をも含有する魚貝藻類エキス
を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例及び比較例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0021】
【実施例1】カキ2kgを前処理を行わず、丸のまま、
10kgの水と共に撹拌機付き反応缶に入れ、80℃に
加熱した。15分後に50℃に温度を下げ、pH5.0
において市販の枯草菌産生蛋白分解酵素、商品名「アロ
アーゼAP−10」(ヤクルト生化学K.K.製)2g
を添加し、5時間反応させた。次いで80℃に昇温し、
15分間維持した後、50℃になるまで冷却し、クエン
酸を添加してpH4.0に調製した。これに麹菌産生蛋
白分解酵素、商品名「パンチターゼNP−2」(ヤクル
ト生化学K.K.製)2gを添加し、3時間反応させ
た。その後80℃に昇温して再び酵素を不活性化させ
た。この反応液を常法により遠心分離機でエキス層、油
層、骨片等未分解層に分離し、エキス層は濾過後60℃
において減圧濃縮して水分50%以下のカキエキスを調
製した。ミネラル成分、遊離アミノ酸成分及びペプタイ
ドアミノ酸群成分の割合を表1に示す。得られたエキス
成分中のミネラル成分の含有量を、エキス100g当た
りの量で示し、またタウリン、タンパク質、遊離アミノ
酸及びペプタイドアミノ酸群の含有量を、エキス成分全
量に対する重量%で示す。
【0022】
【実施例2】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を2.0、商品名「パンチターゼNP−2」を商品名
「スミチームAP」(新日本化学工業(株)製)に代え
た以外は、実施例1と同様に行い水分50%以下のカキ
エキスを調製した。ミネラル成分、遊離アミノ酸成分及
びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表1に示す。
【0023】
【比較例1】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を6.0に代えた以外は、実施例1と同様に行い水分5
0%以下のカキエキスを調製した。ミネラル成分、遊離
アミノ酸群及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表1
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【実施例3】実施例1で用いたカキと各成分の含有量が
異なるカキを用いた以外は、実施例1と同様にして行い
水分50%以下のカキエキスとした。ミネラル成分、遊
離アミノ酸群及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表
2に示す。
【0026】
【実施例4】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を3.0、商品名「パンチターゼNP−2」を商品名
「Acid protease A」(天野製薬(株)製)にし、濃縮
前にpHを6.0とした以外は、実施例3と同様にして
行い水分50%以下のカキエキスとした。ミネラル成
分、遊離アミノ酸成分及びペプタイドアミノ酸群成分の
割合を表2に示す。
【0027】
【比較例2】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を5.0にした以外は、実施例3と同様にして行い水分
50%以下のカキエキスとした。ミネラル成分、遊離ア
ミノ酸群及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表2に
示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【実施例5】実施例1で用いたカキと各成分の含有量が
異なるカキを用いた以外は、実施例1と同様にして行い
水分50%以下のカキエキスとした。ミネラル成分、遊
離アミノ酸成分及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を
表3に示す。
【0030】
【実施例6】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を2.5、商品名「パンチターゼNP−2」を商品名
「精製パパイン」(アサヒビール社製)にし、濃縮後p
Hを7.0とした以外は、実施例4と同様にして行い水
分50%以下のカキエキスとした。ミネラル成分、遊離
アミノ酸群及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表3
に示す。
【0031】
【比較例3】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を6.0にした以外は、実施例4とと同様にして行い水
分50%以下のカキエキスとした。ミネラル成分、遊離
アミノ酸成分及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表
3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】
【実施例7】サバ2.5kgを前処理を行わず、丸のま
ま、12kgの水と共に撹拌機付き反応缶に入れ、80
℃に加熱した。15分後に50℃に温度を下げ、pH
8.0において市販の枯草菌産生蛋白分解酵素、商品名
「アロアーゼAP−10」(ヤクルト生化学K.K.
製)2gを添加し、5時間反応させた。次いで80℃に
昇温し、15分間維持した後、50℃になるまで冷却
し、酢酸を添加してpH4.0に調製した。これに麹菌
産生蛋白分解酵素、商品名「パンチターゼNP−2」
(ヤクルト生化学K.K.製)2gを添加し、3時間反
応させた。その後80℃に昇温して再び酵素を不活性化
させた。この反応液を常法により遠心分離機でエキス
層、油層、骨片等未分解層に分離し、エキス層は濾過後
60℃において減圧濃縮して水分40%以下のサバエキ
スを調製した。ミネラル成分、遊離アミノ酸群及びペプ
タイドアミノ酸群成分の割合を表4に示す。
【0034】
【比較例4】麹菌産生蛋白分解酵素を添加する際のpH
を6.0にした以外は、実施例6と同様に行い水分40
%以下のサバエキスを調製した。ミネラル成分、遊離ア
ミノ酸群及びペプタイドアミノ酸群成分の割合を表4に
示す。
【0035】
【表4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料魚貝藻類を蛋白分解酵素により蛋白
    分解し、エキス分と廃物とに精製分離して魚貝藻類エキ
    スを抽出する方法において、耐酸性蛋白分解酵素を作用
    させて蛋白分解する際のpHを5.0未満とし、前記エ
    キス分中にミネラル成分を溶出させることを特徴とする
    多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出方法。
  2. 【請求項2】 前記エキス分中にミネラル成分を溶出さ
    せた後、pHを上げることを特徴とする請求項1記載の
    多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出方法。
JP6155598A 1994-07-07 1994-07-07 多量ミネラル成分含有魚貝藻類エキスの抽出方法 Expired - Lifetime JP2696485B2 (ja)

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