JPH08196680A - 手袋および手首ホルダ - Google Patents

手袋および手首ホルダ

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Publication number
JPH08196680A
JPH08196680A JP3154395A JP3154395A JPH08196680A JP H08196680 A JPH08196680 A JP H08196680A JP 3154395 A JP3154395 A JP 3154395A JP 3154395 A JP3154395 A JP 3154395A JP H08196680 A JPH08196680 A JP H08196680A
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JP
Japan
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hand
wrist
glove
palm
opposite
Prior art date
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Application number
JP3154395A
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English (en)
Inventor
Hisatomi Kawakami
久富 川上
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Hisatomi KK
Original Assignee
Hisatomi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利手および利手と反対側の手における手首の
関節を中心とした手の甲と直角な方向の手の動きを抑え
ることにより、力強く、方向性の安定した打球を生み出
すようなスイングを行わせることができる手袋および手
首ホルダを得る。 【構成】 利手HRに着用する利手側手袋10は、手の
甲HR2側において手袋部11および手首装着部13の
少なくとも一方と一体に形成されて手の甲を外側に曲げ
る方向に作用する引っ張り力を付与する手の甲側引っ張
り手段15を有し、利手と反対側の手HLに着用する反
対側手袋20は、手の平側において手袋部21および手
首装着部23の少なくとも一方と一体に形成されて手の
平を内側に曲げる方向に作用する引っ張り力を付与する
手の平側引っ張り手段25を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ、野球、ホッケ
ー等、両手で一本のクラブ等を振る場合に、いわゆる手
首の関節(手と手首の間の関節)の不必要な動きを抑え
て正確なショットを行うことができる機能を有した手袋
および手首ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ、野球、ホッケー等のスイングに
おいてはスイング中における手首の動きが、打球の飛ぶ
方向および速さに非常に大きく影響することは良く知ら
れている。例えば、利手が右手の人がゴルフを行う場
合、まず、利手と反対側の手である左手HLで図24に
示すようにクラブ1を握り、その後、図1に示すように
右手HRを添え、利手HRおよび利手と反対側の手HL
の手の平が相対する方向に向くように両手でクラブ1を
握る。
【0003】クラブ1を握ってスイングしたときにおけ
る左手の甲HL2の面内での手首の関節(左手の甲HL
2と左手首HL1との間の関節)HL3を中心とした左
手HLの運動(図24(A)において矢印Xで示す方向
の運動であり、ゴルフにおいては手首のコックという表
現が用いられる方向の運動)は打球の速度を増加させる
のに有効であり且つ飛球方向への影響は少ない。しか
し、左手首の関節HL3を中心とした左手の甲HL2と
直角な方向の左手HLの運動(図24(B)において矢
印Yで示す方向の運動)は打球の速度を低下させるだけ
でなく、クラブフェースの面の向きを変化させるため飛
球方向を不安定にする要因の一つとなっている。
【0004】このことから分かるように、スイング中に
おいては、左手の甲HL2の面内での左手HLの動きは
行わせるのが良いが、左手の甲HL2と直角な方向の左
手HLの動き(特に、手の甲HL2を外側に曲げるよう
な動き)はできるかぎり規制するのが望ましい。これに
対応して、利手となる右手HRは、クラブ1を両手で握
ることにより一体となっているため、左手HLと同様に
手の甲HR2の面内での動きは行わせるのが良いが、手
の平を内側に曲げるような動きは規制することが望まし
い。このようなことは、ゴルフの場合に限られず、野球
においてバットを振る場合や、ホッケーにおいてスティ
ックを振る場合等にも同様のことが言え、手の甲と直角
な方向の手の動きはできるかぎり規制するのが打球の速
度を増加させると共に飛球方向を安定させることに繋が
る。すなわち、両手で握った道具を使って球等を打つス
ポーツ全般において、利手と反対側の手においては、手
の甲を外側に曲げるような動きはできるかぎり規制する
のが望ましく、利手においては、手の平を内側に曲げる
ような動きはできるかぎり規制するのが望ましいわけで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間の
手首の関節は手の甲と直角な方向の手の動き(図24
(B)において矢印Yで示す方向の運動)は非常に容易
で自然なようにできており、かえって手の甲HL2の面
内での手の動き(図24(A)において矢印Xで示す方
向の運動)の方が不自然なくらいである。このため、ゴ
ルフ等のスイングに際して手の甲と直角な手の動きが生
じやすく、十分な訓練をしないと、打球速度が遅くなっ
たり、打球が曲がったりし易いという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
ゴルフ等、両手でクラブ等を握ってスイングを行うとき
に、利手および利手と反対側の手における手首の関節を
中心とした手の甲と直角な方向の手の動き(特に、利手
と反対側の手の手の甲を外側に曲げるような手の動き)
を抑えることにより、力強く、方向性の安定した打球を
生み出すようなスイングを行わせることができる手袋お
よび手首ホルダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明に係る手袋は、少なくとも手の甲
および手の平を包む手袋部と、この手袋部に一体に繋が
り手袋部を手に着用した状態で手首に装着される手首装
着部と、手の甲側において手袋部および手首装着部の少
なくとも一方と一体に形成されて手の甲を外側に曲げる
方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段とか
ら構成されている。なお、この引っ張り手段は、手の平
を内側に曲げるに応じてこの引っ張り力が大きくなるよ
うに構成するのが好ましい。
【0008】この手袋を利手に着用した場合には、手の
平を内側に曲げると、引っ張り手段が手の甲を外側に引
っ張る。すなわち、利手の手の平を内側に曲げようとす
ると引っ張り手段はこれを抑える方向に引っ張り力を作
用させ、利手の手の平が内側に曲げられるような手の動
きは規制される。クラブ、バット等を利手および反対側
の手の平が相対する方向に向くように両手で握った場
合、利手の手の平が内側に曲がるのが規制されるため、
利手と反対側の手は、手の甲が外側に曲げられるような
手の動きが規制される。但し、引っ張り手段は手袋部の
手の甲側において手袋部および手首装着部の少なくとも
一方と一体に形成されているものであり、手首から手の
甲の方向の引っ張り力が作用するだけである。このた
め、手の面内方向で手を曲げるような方向の手の動き
(例えばゴルフスイングにおいてはコック方向の動き)
に対してはこのような規制は働かず、コック方向の動き
は許容される。
【0009】また、上記目的達成のため、利手および利
手と反対側の手の両方の手に手袋を着用するようにして
もよい。この手袋は、少なくとも手の甲および手の平を
包む手袋部と、この手袋部に一体に繋がって手袋部を手
に着用した状態で手首に装着される手首装着部とを有し
ている。そして、利手に着用する利手側手袋は、手の甲
側において手袋部および手首装着部の少なくとも一方と
一体に形成されて手の甲を外側に曲げる方向に作用する
引っ張り力を付与する手の甲側引っ張り手段を有し、利
手と反対側の手に着用する反対側手袋は、手の平側にお
いて手袋部および手首装着部の少なくとも一方と一体に
形成されて手の平を内側に曲げる方向に作用する引っ張
り力を付与する手の平側引っ張り手段を有している。こ
の手袋によれば、各手袋を各々の手に着用して上記と同
様のスイングを行ったときには、利手の手の平を内側に
曲げる手の動きを抑えることができるとともに、利手と
反対側の手の手の甲を外側に曲げる手の動きを抑えるこ
とができ、手の面内方向の運動は許容される。
【0010】さらに、利手には、前記と同様に手の甲を
外側に曲げる方向に作用する引っ張り力を付与する手の
甲側引っ張り手段を有した手袋を装着し、利手と反対側
の手には、手の甲側において手袋部および手首装着部と
一体に形成されて手の甲を外側に曲げる動きを抑制する
弾性可撓性を有した押え板部を有した手袋を着用して
も、利手の手の平を内側に曲げる手の動きを抑えること
ができるとともに、利手と反対側の手の手の甲を外側に
曲げる手の動きを抑えることができる。
【0011】前記目的を達成するために、少なくとも一
本の指もしくは手の甲部分に装着される上部装着部と、
手首に装着される手首装着部と、上部装着部と手首装着
部とを繋いで手の甲側に配設され、手の甲を外側に曲げ
る方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段と
からなる手首ホルダを利手に着用しても、利手の手の平
が内側に曲げられるような手の動きを規制することがで
きる。
【0012】また、上記のように構成された手首ホルダ
を利手に着用し、利手と反対側の手には、少なくとも一
本の指もしくは手の平部分に装着される上部装着部と、
手首に装着される手首装着部と、上部装着部と手首装着
部とを繋いで手の平側に配設されて手の平を内側に曲げ
る方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段と
から構成される手首ホルダを装着しても、利手の手の平
を内側に曲げる手の動きを抑えることができるととも
に、利手と反対側の手の手の甲を外側に曲げる手の動き
を抑えることができる。
【0013】さらに、両手に手首ホルダを装着する場合
に、利手と反対側の手には、少なくとも一本の指もしく
は手の甲部分に装着される上部装着部と、手首に装着さ
れる手首装着部と、上部装着部と手首装着部とを繋いで
手の甲側に配設され、手の甲を外側に曲げる動きを抑制
する弾性可撓性を有した押え板部とからなる手首ホルダ
を着用しても、利手の手の平を内側に曲げる手の動きを
抑えることができるとともに、利手と反対側の手の手の
甲を外側に曲げる手の動きを抑えることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。まず、第一の本発明に係る利手側
手袋10を利手に着用してゴルフを行う場合について説
明する。この利手側手袋10は、手の甲を外側に曲げる
方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段を設
けて手の平を内側に曲げる動きを規制する。図1には、
利手が右手である人が、利手側手袋10を右手HRに着
用し、各々の手の平が相対した方向を向くように両手で
ゴルフクラブ1を握った状態を示している。なお、利手
と反対側の手HLには、何等引っ張り手段等を設けてい
ない普通のゴルフ用手袋を着用してもよいが、図1にお
いては詳細を後述する反対側手袋20を着用した状態を
示している。
【0015】利手側手袋10は、図2に手の甲側から見
た状態を示すように、5本の指、手の平および甲を覆っ
て手に着けられる布、皮革等から作られた手袋部11
と、この手袋部11の手首側に一体に係がった手首装着
部13と、手袋部11および手首装着部13において、
手に着けた状態で手の甲を覆う部分に手首側から手の甲
側に延びて一体に取り付けられた引っ張り部材(引っ張
り手段)15とから構成される。なお、手首装着部13
の両端にはいわゆるマジックファスナーと称される商品
名の雌雄係止手段14a、14bが設けられており、手
を手袋部11内に差し込んだ後、雌雄係止手段14a、
14bを係止させることにより、図1に示すように、手
首装着部13をしっかりと手首HR1に巻き付け、この
利手側手袋10を右手HRに着用するようになってい
る。
【0016】引っ張り部材15は、ゴムをはじめ、樹脂
(プラスチック)、ビニール、皮革、炭素繊維、グラス
ファイバー、形状記憶合金を織り込んだ繊維、あるいは
ポリエステル等からなる伸縮性を有する合成繊維等を単
体はもとより、これらの複合体あるいは混合体として用
いることにより引っ張り弾性を有する部材から作られて
おり、図2における矢印A方向の力に対してこれと逆方
向の引っ張り力を発生するようになっている。図1に示
すように右手HRに利手側手袋10を着用した状態で、
左手HLの手首の関節HL3を中心として手の甲HL2
を外側に曲げると(矢印Y′方向に曲げると)、左右の
手HL,HRはクラブ1を握ることによって一体となっ
ているため、右手HRも手首の関節HR3を中心として
手の平が内側に曲がる。したがって、利手側手袋10に
おける引っ張り部材15は図2の矢印A方向に引っ張ら
れ、これと逆方向の引っ張り力を発生することにより、
左手HLの手の平側を内側に曲げる方向に力が作用する
とともに、右手HRの手の甲を外側に曲げる方向(矢印
Y″方向)に力が作用する。
【0017】なお、この引っ張り力は引っ張り部材15
に加わる矢印A方向の力が強いほど大きい。すなわち、
右手HRの手の平の内側への曲げ角が大きくなるほどこ
れに抗する引っ張り力は大きくなる。この引っ張り力
は、手を真直ぐ延ばした状態でほぼ零となり、手の平を
内側に曲げるに応じて大きくなるように設定しても良い
が、手を真直ぐに延ばした状態ですでに所定の引っ張り
力が発生するように設定するのが好ましい。
【0018】このことから分かるように、この利手側手
袋10を右手に着用すれば、左手HLの手首の関節HL
3を中心として手の甲HL2を外側に曲げるような手の
動きおよび、右手HRの手首の関節HR3を中心として
手の平を内側に曲げるような手の動きは引っ張り部材1
5の引っ張り力により抑制される。なお、引っ張り部材
15は図2の矢印A方向の引っ張りに対する抗力を発生
するだけであるので、手の甲(もしくは平)と同一面内
での手の動き(コック方向の手の動き)に対してはこの
ような抑制力は作用しない。
【0019】このため、この利手側手袋10を着用した
場合には、利手と反対側の手HLの図24におけるX方
向の手の動きは許容しつつ、Y方向の手の動きのみを抑
制することができ、曲がりが少なく且つ速度の速い打球
を生み出すスイングを行うのが容易となる。また、従来
では、スイングの最後においてクラブ1の慣性により左
手HLの手の甲HL2が外側に無理に曲げられて手首の
関節HL3を痛めるおそれがあったが、この利手側手袋
10を着用すると、このような慣性に対しては引っ張り
部材15の引っ張り力がこれを吸収し、その後、さらに
手を元の位置に戻すため、このような手首の関節部の怪
我防止にも役立つ。
【0020】つぎに、利手側手袋10と反対側手袋20
とからなる左右一対で一つの第二の本発明に係る手袋を
説明する。この手袋は、利手である右手に着用される前
記利手側手袋10と、利手と反対側の手である左手に着
用される反対側手袋20とからなる。この手袋を着用し
てクラブ1のスイングを行う場合について図3を加えて
説明する。図3は、反対側手袋20を手の平側から見た
状態を表している。反対側手袋20も、利手側手袋10
と同様に構成された手袋部21および両端にマジックフ
ァスナー等の雌雄係止手段24a、24bが設けられた
手首装着部23を有している。そして、手袋部21およ
び手首装着部23における手の平側には、手首側から手
の平を覆う部分に延びて一体に取り付けられ、ゴム等、
前記引っ張り部材15と同様の材質によって形成された
引っ張り部材25を設けて構成している。
【0021】引っ張り部材25は、図3における矢印B
方向の力に対してこれと逆方向の引っ張り力を発生する
ようになっている。これにより、図1に示すように右手
に利手側手袋10を着用するとともに左手HLに反対側
手袋20を着用してクラブ1を握った状態では、左右の
手HL,HRが一体となっているため、各手首HL3,
HR3を中心として矢印Y′方向に曲げると、反対側手
袋20における引っ張り部材25は矢印B方向に引っ張
られて矢印Y″方向の引っ張り力を発生するとともに、
利手側手袋10における引っ張り部材15も矢印Y″方
向の引っ張り力を発生する。すなわち、左手HLの手の
甲HL2を外側に曲げる(右手HRの手の平を内側に曲
げる)と、各引っ張り部材15,25の引っ張り力が、
左手HLの手の平を内側に曲げる方向に作用するととも
に、右手HRの手の甲を外側に曲げる方向に作用する。
【0022】なお、引っ張り部材25の引っ張り力は、
引っ張り部材25に加わる矢印B方向の力が強い程大き
い。すなわち、左手HLの手の甲の外側への曲げ角が大
きくなる程これに抗する引っ張り力は大きくなる。この
引っ張り部材25の引っ張り力も、引っ張り部材15と
同様に手を真直ぐに延ばした状態ですでに所定の引っ張
り力が発生するように設定するのが好ましい。
【0023】このことから分かるように、利手側手袋1
0を右手HRに着用するとともに反対側手袋20を左手
HLにすれば、左手HLの手首の関節HL3を中心とし
て手の甲HL2を外側に曲げるような手の動きおよび、
右手HRの手首の関節HR3を中心として手の平を内側
に曲げるような手の動きは各引っ張り部材15,25の
引っ張り力により抑制される。なお、引っ張り部材25
も図3の矢印B方向の引っ張りに対する抗力を発生する
だけであるので、手の甲と同一面内での手の動きに対し
てはこのような抑制力は作用しない。
【0024】このため、利手側手袋10および反対側手
袋20を着用した場合には、図24における利手と反対
側の手のX方向の手の動きは許容しつつ、Y方向の手の
動きのみをより抑制することができ、曲がりが少なく且
つ速度の速い打球を生み出すスイングを行うのがより容
易となるとともに、より効果的にスイング時における手
首の関節部の怪我の防止を図ることができる。
【0025】つぎに、第三の本発明に係る左右一対で一
つの手袋について説明する。利手である右手には前記の
利手側手袋10を着用し、利手と反対側の手である左手
には反対側手袋30を着用してクラブ1のスイングを行
う場合について、図4および図5を加えて説明する。図
4は、図1に示す状態と同様に、利手が右手HRである
人が両手でゴルフクラブ1を握った状態を示し、図5
は、反対側手袋30を手の甲側から見た状態を表してい
る。反対側手袋30も、利手側手袋10と同様に構成さ
れた手袋部31および手首装着部33を有している。手
首装着部33は、長手方向(図4においては左右方向)
に伸縮自在であり、両端に互いに係合可能な雌雄ボタン
34a,34bが取り付けられている。
【0026】手首装着部33の手の甲側から手袋部31
の手の甲側にかけての表面には、弾性可撓性を有する材
料によって形成された押え板35が取り付けられてい
る。押え板35は、先端側幅広部35aが平板状に形成
されるとともに根元側幅広部35cも平板状に形成され
ている。手首の関節HL3に位置する押え板35の中央
部35bは、幅方向にくびれて狭くなっているが、先端
側幅広部35aおよび根元側幅広部35cより厚く形成
されている。
【0027】このように形成された押え板35は、先端
側幅広部35aが手袋部31における手の甲側の表面
に、根元側幅広部が手首装着部33における手の甲側の
表面に位置するように裏面全体が一体に接合されて取り
付けられている。なお、手袋部31等とは別体に作成し
た後これを手袋部31等の上に縫いつけて取り付けた
り、接着して取り付けたりすることもできるが、手袋部
31および手首装着部33の上に手袋部31等の厚さよ
りも厚くなるように直接樹脂成形してもよい。
【0028】押え板35の材料は、弾性変形可能なもの
であればよく、例えば、合成樹脂(プラスチック)、ゴ
ム、ビニール、皮革、金属、炭素繊維、グラスファイバ
ー等を用いることができる。さらに、これらの複合体、
混合体でもよく、樹脂、ゴムに金属粉を混合したものを
用いてもよい。また、これらにピアノ線のような弾性を
有する金属線を心材として挿入することにより弾性を調
整するようにしてもよい。
【0029】このように形成された押え板35において
は、中央部35bはその面内で左右方向には曲がり易い
が、その面と直角な方向には曲がりにくい。そして、こ
の中央部35bは手首を中心として手を曲げるときの中
心(手首の関節HL3の折れ曲がり支点)に位置してお
り、このため、手の甲HL2と同一面内方向の動きに対
しての曲げ剛性が小さく、手の甲側に手を曲げる方向の
動きに対しての曲げ剛性が大きくなるようになってい
る。
【0030】このため、反対側手袋30を左手HLに着
用した場合には、押え板35は手の甲HL2の面内での
手首の関節HL3を中心とした手の運動は許容するが、
手の甲HL2を外側に曲げる動きは抑えるため、手首の
関節HL3を中心として、手の甲HL2の面内での手の
動きは許容され、手の甲HL2を外側に曲げるような動
きは抑えられる。このため、利手側手袋10と合わせて
本例の反対側手袋30を着用することにより、前記反対
側手袋20を着用したときと同様に、曲がりが少なく且
つより速度の早い打球を生み出すスイングを行うのが容
易となるとともに、スイングの最後においてクラブの慣
性により手の甲が外側に無理に曲げられて手首を傷める
ことを防止することができる。
【0031】上記の実施例においては、利手側手袋10
の手の甲を外側に曲げる方向に作用する引っ張り力を付
与する引っ張り手段として、手の甲側に引っ張り部材1
5を接合することとしているが、本発明はこれに限られ
るものではなく、図7および図8に示すような構成とし
てもよい。
【0032】図7および図8に示す利手側手袋40は、
前記利手側手袋10と同様に手袋部41と手首装着部4
3とから構成され、手袋部41から手首装着部43にか
けての手の甲側には、横方向に延びるとともに上下方向
に所定の幅を有して切り欠き42が形成されている。こ
の利手側手袋を右手HRに着用し、切り欠き42の端面
を当接させるように保持する(右手の手の甲を直角方向
に動かすための力をかけない状態とする)と、図7に示
すように手首HR1に対して手の甲HR2側がまっすぐ
よりも外側に曲がった状態となる。
【0033】この状態から矢印Y′で示すように手の平
を内側に曲げる力を加えると、図8に示すように切り欠
き42が開き、手首部HR1に対して手の甲HR2をま
っすぐにすることができ、さらに力を加えれば手の平を
内側に曲げることができる。切り欠き42の内側には引
っ張り部材45が接合されている。引っ張り部材45
は、前記引っ張り部材15と同様に、ゴム等の引っ張り
弾性を有する部材から作られており、切り欠き42の端
面が当接した状態では引っ張り力がほぼ零になり、手の
平を内側に曲げるほど(引っ張り部材45に加わる矢印
Y′方向の力が強いほど)引っ張り力が大きくなるよう
になっている。このため、この利手側手袋40を着用す
れば、利手側手袋10を着用したときと同様に、右手H
Rの手首の関節HR3を中心として手の平を内側に曲げ
るような手の動きは引っ張り部材45の引っ張り力によ
り抑制される。
【0034】さらに、上記のように構成された利手側手
袋40における引っ張り部材45の引っ張り力を調節す
るため、図9および図10に示すように利手側手袋50
を構成してもよい。この利手側手袋50は、引っ張り部
材45を除いて利手側手袋40と同一の構成であるた
め、10を加えた符号を付して説明を省略する。利手側
手袋50における切り欠き部52の内側に接合された引
っ張り部材55は、前記引っ張り部材15等と同様の材
質によって形成され、手の甲側に接合された第一引っ張
り部材55aと手首側に接合された第二引っ張り部材5
5bとから構成されている。この各引っ張り部材55
a,55bは、チャック、ジッパーとも称されるファス
ナー56によって繋がれている。このファスナー56
は、第一引っ張り部材55aに取り付けられた第一ファ
スナー部材56aと、第二引っ張り部材55aに取り付
けられた第二ファスナー部材56aとから構成されてい
る。そして、第一ファスナー部材56aと第二ファスナ
ー部材56aとを繋いで中間引っ張り部材57が接合さ
れている。
【0035】このように構成された利手側手袋50にお
いては、図9に示すようにファスナー56を閉めた状態
では手袋部51における手の甲HR2側の寸法が短くな
るため、手の甲HR2が外側に引っ張られる。そして、
手の平を内側に曲げるほど(引っ張り部材55に加わる
矢印Y′方向の力が強いほど)引っ張り力が大きくなる
ようになっている。このため、この利手側手袋50を着
用すれば、利手側手袋40等を着用したときと同様に、
右手HRの手首の関節HR3を中心として手の平を内側
に曲げるような手の動きは引っ張り部材55の引っ張り
力により抑制される。
【0036】そして、図10に示すように、ファスナー
55を開けた状態においては、中間引っ張り部材57が
加わるため、切り欠き部52の寸法が大きくなり、矢印
Y″で示すように手の甲HR2を外側に曲げる引っ張り
力は小さくなる。すなわち、利手側手袋50において
は、ファスナー56を開けば手の平を内側に曲げるよう
な手の動きを抑制する抑制力は小さくなり、ファスナー
56を閉じれば手の平を内側に曲げるような手の動きを
抑制する抑制力は大きくなる。
【0037】つぎに、図11から図15を参照しなが
ら、本発明の他の実施例に係る利手側手袋60から80
について説明する。まず、図11および図12を参照し
て利手側手袋60について説明する。この利手側手袋6
0は、前記各利手側手袋10等における手袋部11等と
同様に形成された手袋部61と、この手袋部61から一
体に繋がって手首HR1に巻き付けることにより、手に
しっかりと装着させる手首装着部63とから構成されて
いる。手袋部61における手の甲側には、上下方向に
(指側と手首側に)分かれた引っ張り部材65が取り付
けられている。この引っ張り部材65は、前記引っ張り
部材15等と同様の材質によって形成され、指側に取り
付けられた第一引っ張り部材65aと、手首側に取り付
けられた第二引っ張り部材65bとから構成されてい
る。
【0038】各引っ張り部材65a,65bの相対する
側には、前記ファスナー56と同様のファスナー66が
取り付けられている。このファスナー66は、第一引っ
張り部材65aに取り付けられる第一ファスナー部材6
6aと、第二引っ張り部材65bに取り付けられる第二
ファスナー部材66bとから構成されている。これら各
ファスナー部材66a,66bは、ファスナー66を開
いた状態では図11に示すように、所定の間隔を有する
ように取り付けられている。この状態では、各引っ張り
部材65a,65bは図11に示すように小指側のみで
繋がっているため、引っ張り部材65の引っ張り力が大
きく作用することがない。
【0039】そして、図12に示すように、ファスナー
66を全部閉じた状態においては、両引っ張り部材65
a,65bはファスナー66によって繋がれ、引っ張り
部材65の引っ張り力が大きく作用し、矢印Y″で示す
ように手の甲を外側に引っ張る力が大きくなる。これに
より、利手側手袋60においても、ファスナー66を開
けば手の平を内側に曲げるような手の動きを抑制する抑
制力は小さくなり、ファスナー66を閉じれば手の平を
内側に曲げるような手の動きを抑制する抑制力は大きく
なる。そして、ファスナー66の開閉量を調節すること
により、手の甲を外側に引っ張る引っ張り力の調節を行
うことができるため、手の平を内側に曲げるときの抑制
力の調節を行うことができる。
【0040】つぎに、図13および図14を参照して利
手側手袋70について説明する。この利手側手袋70
も、前記各利手側手袋10等における手袋部11等と同
様に形成された手袋部71と、この手袋部71から一体
に繋がって手首HR1に巻き付けることにより、手にし
っかりと装着させる手首装着部73とから構成されてい
る。手袋部71における手の甲側には、引っ張り部材7
5の上端部(指側)が取り付けられており、この引っ張
り部材75も前記各引っ張り部材15等と同様の材質に
よって形成されている。引っ張り部材75の下端部にお
ける手の甲側(内側)には、前記雌雄係止手段14a,
14bと同様に形成されたマジックファスナー76を構
成する一方の係止部材76aが取り付けられており、手
袋部71における手の甲側の下方(手首側)には、マジ
ックファスナー76を構成する他方の係止部材76bが
取り付けられている。
【0041】これらマジックファスナー76の各係止部
材76a,76bは、上下方向に所定の幅を有して形成
され、図13に示すように引っ張り部材75側に設けら
れた係止部材76aの下側部分と、手袋部71側に設け
られた係止部材76bの上側部分とを係止させると、前
記利手側手袋60においてファスナー66を開いた時と
同様に、引っ張り部材75の引っ張り力が大きく作用す
ることがない。そして、図14に示すように、各係止部
材76a,76bの全面を係止させることにより、前記
ファスナー66を全部閉じたときと同様に引っ張り部材
75の引っ張り力が大きく作用し、矢印Y″で示すよう
に手の甲を外側に引っ張る力が大きくなる。すなわち、
前記ファスナー66の開閉量を調節したときと同様に、
各係止部材に76a,76bを係止させる位置を調節す
れば、手の甲を外側に引っ張る引っ張り力の調節を行う
ことができるため、手の平を内側に曲げるときの抑制力
の調節を行うことができる。
【0042】図15には、異なる実施例の利手側手袋8
0を手の甲側から見た状態を表している。利手側手袋1
5は、前記各手袋10等と同様に構成された手袋部81
および端部にマジックファスナー等の雌雄係止手段84
が設けられた手首装着部83を有している。この利手側
手袋80の手の甲側における手首部83から手袋部81
にかけては、引っ張り部材(図示せず)を接合するとと
もにシャーリング85を施している。なお、ここで、シ
ャーリングとは、生地を縫い縮めた加工であり、所定の
間隔をおいて縫製し、下糸を引き締めてギャザー(し
わ)をよせたものをいう。そして、利手側手袋80にお
いてはゴム等の引っ張り部材は、手袋部81の手の甲側
と一体となって縫製されている。
【0043】このように伸縮自在なシャーリング85が
手の甲側に施された利手側手袋80においては、利手側
手袋80を右手に着用すれば、利手側手袋10等を右手
に着用したときと同様に、手の甲を外側に引っ張る引っ
張り力を発生し、手の平を内側に曲げる動きを抑制す
る。なお、引っ張り部材の引っ張り力に抗した力で手の
平を内側に曲げることにより、曲げ角が大きくなるにつ
れてシャーリング85におけるしわが伸びるとともに、
引っ張り部材の引っ張り力も大きくなる。
【0044】つぎに、図16を参照しながら、本発明に
係る反対側手袋の他の例について説明する。図16は、
反対側手袋90を手の平側から見た状態を表している。
この反対側手袋90は、前記利手側手袋80における手
袋部81および手首装着部83と同様の材質および形状
で手袋部91および手首装着部93が形成され、手首装
着部93には、同様のマジックファスナー94が設けら
れている。この反対側手袋90の手の平側における手首
装着部93から手袋部91にかけては、前記利手側手袋
80と同様に、引っ張り部材とともにシャーリング95
が施されている。なお、反対側手袋90において、シャ
ーリング90は、手袋部91における手の平部分のみな
らず親指部分91aの方に延びて形成されている。
【0045】このように形成された反対側手袋90にお
いては、シャーリング95における引っ張り部材の作用
によって、反対側手袋20を着用したときと同様に、手
の平を内側に曲げる方向に引っ張り力が作用するため、
手の甲を外側に曲げる動きを抑制することができる。さ
らに、反対側手袋90を着用してゴルフクラブを握った
場合には、手の平部における手の平部および手の平から
親指方向に延びる部分にシャーリング95が施されてい
るため、ゴルフクラブと当接する部分がシャーリング9
5を施した部分となり、手袋の装着感が向上するととも
にゴルフクラブを握った感じも良くなる。また、ゴルフ
クラブを握った状態においては、シャーリング95を施
した部分は伸びきった状態(手の甲を最も外側に曲げた
状態)とはならないため、ゴルフクラブとの当接部分は
ギャザーによって重ねられた複数枚の布等によって形成
されることとなり、ゴルフクラブに対する滑りを効率よ
く防止することができるとともに、摩擦に対する強度が
増し、反対側手袋の耐久性を向上させることができる。
【0046】次に、図17および図18を参照して、第
四の本発明に係る利手側手首ホルダ100について説明
する。この利手側手首ホルダ100は、前記利手側手袋
10と同様に利手である右手HRに着用することによ
り、右手HRの手の平を内側に曲げる動きを抑制するも
のである。利手側手首ホルダ100は、利手(右手)H
Rにおける手首HR1に巻き付けられる手首装着部10
3と、この手首装着部103のほぼ中間部から直角に手
の甲HR2方向に延びて形成された甲部材102と、こ
の甲部材102から左右方向に延びてリング状に形成さ
れ、右手HRにおける手の甲HR2から手の平にかけて
の外周を取り巻く上部装着部101とから構成されてい
る。上部装着部101、甲部材102および手首装着部
103は、前記手首装着部13等と同様に布、皮革、合
成繊維等によって作られている。手首装着部103の両
端にもマジックファスナー等の雌雄係止手段104a、
104bが設けられており、右手HRを上部装着部10
1内に差し込んだ後、雌雄係止手段104a、104b
を係止させることにより、図18に示すように、利手側
手首ホルダ100を右手HRに着用するようになってい
る。
【0047】手首装着部103から甲部材102にかけ
ての表面には、前記利手側手袋10における引っ張り部
材15と同様の伸縮材料によって形成されたこの引っ張
り部材105が取り付けられている。なお、この引っ張
り部材105の材料、取付方法、引っ張り力の設定およ
び引っ張り部材105の右手への作用は前記利手側手袋
10と同様であるためここでは説明を省略する。
【0048】上記のように構成された利手側手首ホルダ
100を右手HRに着用すれば、利手側手袋10等を着
用したときと同様に、右手HRの手首の関節HR3を中
心として手の平を内側に曲げるような手の動きは引っ張
り部材105の引っ張り力により抑制され、曲がりが少
なく且つ速度の速い打球を生み出すスイングを行うのが
容易となるとともに、スイング時における手首の関節部
の怪我の防止を図ることができる。
【0049】なお、利手側手首ホルダは、上記のような
構成に限られるものではなく、図19および図20に示
すような構成でもよい。この利手側手首ホルダ110
は、右手HRにおける手首HR1に装着される手首装着
部113と、この手首装着部113から一体に繋がって
右手HRにおける手の平および手の甲の手首側を包むよ
うに親指部分がくり抜かれて形成された手の甲側装着部
111とから構成されている。なお、これら手の甲側装
着部111および手首装着部113は、前記手袋部11
等と同様に布等によって形成されている。
【0050】利手側手首ホルダ110における手首側装
着部113から手の甲側装着部111にかけての手の甲
HR2側には、切り欠き112が形成されるとともに、
この切り欠き112には引っ張り部材115が接合され
ている。なお、この切り欠き112および引っ張り部材
115は、前記利手側手袋40における切り欠き42お
よび引っ張り部材45と同一の構成であるためここでは
説明を省略する。このように構成された利手側手首ホル
ダ110を着用した場合にも、前記利手側手袋40を着
用した場合と同様に、右手HRの手首の関節HR3を中
心として手の平を内側に曲げるような手の動きは引っ張
り部材115の引っ張り力により抑制される。このた
め、この手首ホルダ110を着用しても、曲がりが少な
く且つより速度の早い打球を生み出すスイングを行うの
が容易となる。
【0051】つぎに、第五の本発明に係る左右で一対の
手首ホルダについて説明する。この手首ホルダは、利手
である右手には前記の利手側手袋10を着用し、利手と
反対側の手である左手には反対側手袋20あるいは30
を着用してクラブ1のスイングを行う場合と同様に、右
手に着用する利手側手首ホルダ100もしくは110
と、左手に着用する反対側手首ホルダとからなる。まず
図21および図22を参照しながら、図3に示す反対側
手袋20と同様の作用効果を生じさせる反対側手首ホル
ダ120について説明する。この反対側手首ホルダ12
0は、前記利手側手首ホルダ100と同様に上部装着部
121と、両端部に雌雄係止手段124a,124bが
設けられた手首装着部123を有して構成されている
が、この上部装着部121と手首装着部123とは、手
首装着部123のほぼ中間部から直角に手の平方向に延
びて形成された手の平部材122によって繋がれてい
る。
【0052】上部装着部121、手の平部材122およ
び手首装着部123も、前記利手側手首ホルダ100と
同様に、布、皮革等によって形成されている。そして、
手首装着部123から手の平部材122にかけての表面
には、前記引っ張り部材15,105と同様の伸縮材料
によって形成された引っ張り部材125が、同様の取付
方法で取り付けられている。
【0053】このように構成された反対側手首ホルダ1
20を左手HLに着用すれば、反対側手袋30を左手に
着用した場合と同様に、左手の手の甲HL2を外側に曲
げる動きを抑制することができ、右手に利手側手袋10
を着用するとともに左手に反対側手袋20を着用してス
イングを行ったときと同様の効果を得ることができる。
【0054】さらに、図23に示すように、第六の本発
明に係る手首ホルダとして、左手HLに着用する反対側
手首ホルダ130を、反対側手袋30と同様の作用効果
を生じさせるように構成してもよい。この反対側手首ホ
ルダ130は、前記利手側手首ホルダ100における手
首装着部103、甲部材102および上部装着部101
と同様に形成された手首装着部133、甲部材132お
よび上部装着部131を有している。なお、手首装着部
133の端部には、前記と同様の雌雄係止手段134
a,134bが設けられている。甲部材132の表面に
は、反対側手袋30における押え板35と同様に形成さ
れた押え板135が取り付けられており、その断面形状
も、図6に示す押え板35と同一であるため、100を
加えた符号を付して説明を省略する。
【0055】以上、本発明に係る手袋および手首ホルダ
の例を図1から図23を用いて説明したが、本発明はこ
れらの実施例に限られるものではない。例えば、各手袋
10,20,30における手袋部は、必ずしも5本の指
全体を覆っている必要はなく、各指を覆う部分の一部が
カットされている形状であってもよい。また、反対側手
袋および反対側手首ホルダにおいて、手の平側を引っ張
る引っ張り部材を設ける構成とする場合、手首装着部と
手袋部(手の平部)の手の平側の間に切り欠きを形成
し、この切り欠き部に引っ張り部材を接合するように構
成してもよい。すなわち、図7から図10および図1
9,図20に示す利手側手袋および利手側手首ホルダに
おける切り欠き42等を反対側(手の平側)に形成し、
その部分に引っ張り部材を設けるように構成してもよ
い。また、図11から図14に示す利手側手袋60,7
0における引っ張り部材65等の配設方法を手の平側に
用いるようにしてもよい。
【0056】反対側手袋30および反対側手首ホルダ1
30において、手の甲側を抑える押え板の形状は、図5
および図23に示すように手首の関節に位置する部分が
幅方向にくびれている必要はなく、平板状に形成した
り、平板の上に複数のリブを設けるような構成としても
よい。なお、このリブを設ける場合には、手の甲の面内
方向の動きは容易に行うことができるようにするととも
に手の甲と直角な方向の動きは抑制することができるよ
うに、指側から手首側に向かって(縦方向に)設けるこ
とが好ましい。
【0057】上記各手首ホルダ100〜130は、必ず
しも素手に着用する必要はなく、手袋を着用した上に重
ねて着用してもよい。さらに、上記各実施例において
は、両手に手袋もしくは手首ホルダを着用する場合、一
方の手に手袋を着用した場合には他方の手にも手袋を着
用し、一方の手に手首ホルダを着用した場合には他方の
手にも手首ホルダを着用する場合について説明したが、
本発明は、これに限られるものではなく、一方の手に手
袋を着用し他方の手には手首ホルダを着用するようにし
てももちろんよい。
【0058】上記各実施例において手首装着部13等の
両端設けられた雌雄係止手段14a,14b等は、いわ
ゆるマジックファスナーや雌雄ボタンに限られず、紐を
結ぶことによって手首にしっかりと取り付けるように構
成してもよい。また、特に雌雄係止手段を設けずに、手
首装着部全体をいわゆるサポーターのように伸縮自在に
構成して、手首にしっかりと装着させるようにしてもよ
い。
【0059】また、上記の実施例においては、本発明に
係る手袋10等を手に着けて、ゴルフクラブ1を握って
スイングを行う場合について説明したが、本発明はこれ
に限れれるものではない。すなわち、野球においてバッ
トのスイングを行う場合、あるいはゲートボール、ホッ
ケー等でスティックのスイングを行う場合等、両手で用
具を握ってスイングを行うスポーツであれば用いること
ができ、これら手袋10等を着用すれば、手の甲と同一
面内の手の動きは許容しつつ、利手の手の平を内側に曲
げる動きおよび、利手と反対側の手の手の甲を外側に曲
げる動きを抑制することができる。これにより、曲がり
が少なく且つ速度の速い打球を生み出すスイングを行う
のが容易となると共に、スイングの最後においてクラブ
等の慣性により利手と反対側の手の手の甲が外側に無理
に曲げられて手首の関節部を痛めることも防止すること
ができる。
【0060】なお、上記の各実施例においては、利手が
右手である場合に、利手および利手と反対側の手に着用
する手袋および手首ホルダ手袋について説明したが、利
手が左手である場合には、上記各実施例と左右が逆に形
成された手袋および手首ホルダを着用することとなる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る手袋
および手首ホルダを着用した状態では、利手において
は、手首に対して手の平を内側に曲げる動動に対して引
っ張り部材がこれと反対の引っ張り力を発生し、手の平
を内側に曲げる動きを抑制する。このため、スイングを
行ったときに打球の方向性を決めるポイントとなる利手
と反対側の手において、手首に対して手の甲を外側に曲
げる運動に対しては利手側に設けられた引っ張り部材が
これと反対方向の引っ張り力を発生し、手の甲を外側に
曲げる運動を抑制する。
【0062】これにより、クラブ等のスイング中におい
ては、利手と反対側の手の甲が外側に曲がる手の動きは
阻止されるが、手の甲と同一面内での手の動き(ゴルフ
スイングにけるコック方向の動き)はフリーであり、こ
の手袋を着用してスイングを行えば、曲がりが少なく且
つ速度の速い打球を生み出すことが容易となる。なお、
スイングの最後においてクラブの慣性により利手と反対
側の手の手の甲が外側に無理に曲げられて手首の関節部
を傷めることがあるが、本発明の手袋および手首ホルダ
を着けると、慣性に対して利手側手袋等の引っ張り部材
の引っ張り力が作用してこの慣性力を吸収し、その後、
手を元の位置に押し戻すように引っ張り力が作用するた
め、このような手首の関節部の怪我の防止も図ることが
できる。
【0063】さらに、利手と反対側の手に、手首に対し
て手の甲を外側に曲げる運動に対して手の甲を外側に曲
げる運動を抑制する手袋および手首ホルダを着用した場
合には、手の甲と直角方向の動きをより抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る利手側手袋および反対側手袋を着
用してクラブを握った状態を示す斜視図である。
【図2】前記利手側手袋を手の甲側から示す正面図であ
る。
【図3】前記反対側手袋を手の平側から示す正面図であ
る。
【図4】本発明に係る利手側手袋および他の例の反対側
手袋を着用してクラブを握った状態を示す斜視図であ
る。
【図5】前記反対側手袋を手の甲側から示す正面図であ
る。
【図6】前記反対側手袋の押え板の断面を表す図5およ
び図23におけるVI−VI断面図である。
【図7】本発明に係る利手側手袋の他の例を示す側面図
である。
【図8】本発明に係る利手側手袋の他の例を示す側面図
である。
【図9】本発明に係る利手側手袋の他の例を示す側面図
である。
【図10】本発明に係る利手側手袋の他の例を示す側面
図である。
【図11】本発明に係る利手側手袋の他の例を手の甲側
示す正面図および側面図である。
【図12】本発明に係る利手側手袋の他の例を手の甲側
示す正面図および側面図である。
【図13】本発明に係る利手側手袋の他の例を手の甲側
示す正面図および側面図である。
【図14】本発明に係る利手側手袋の他の例を手の甲側
示す正面図および側面図である。
【図15】本発明に係る利手側手袋の他の例を手の甲側
示す正面図である。
【図16】本発明に係る反対側手袋の他の例を手の平側
から示す正面図である。
【図17】本発明に係る利手側手首ホルダの手の甲側か
ら示す正面図である。
【図18】この利手側手首ホルダを着用してクラブを握
った状態を示す斜視図である。
【図19】本発明に係る利手側手首ホルダの他の例を示
す側面図である。
【図20】本発明に係る利手側手首ホルダの他の例を示
す側面図である。
【図21】本発明に係る反対側手首ホルダの他の例を手
の平側から示す正面図である。
【図22】この利手側手首ホルダを着用してクラブを握
った状態を示す斜視図である。
【図23】本発明に係る反対側手首ホルダの他の例を手
の甲側から示す正面図である。
【図24】クラブを握った手の動きを示す正面図および
側面図である。
【符号の説明】
1 クラブ 10,20,30,40,50,60,70,80,9
0 手袋 100,110,120,130 手首ホルダ 11,21,31,41,51,61,71,81,9
1 手袋部 15,25,45,55,66,75,105,11
5,125 引っ張り部材 35,135 押え板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも手の甲および手の平を包む手
    袋部と、 この手袋部に一体に繋がり前記手袋部を手に着用した状
    態で手首に装着される手首装着部と、 前記手の甲側において前記手袋部および前記手首装着部
    の少なくとも一方と一体に形成されて前記手の甲を外側
    に曲げる方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り
    手段とからなることを特徴とする手袋。
  2. 【請求項2】 利手に着用する利手側手袋および前記利
    手と反対側の手に着用する反対側手袋からなる左右一対
    の手袋であって、 前記各手袋は、少なくとも手の甲および手の平を包む手
    袋部と、この手袋部に一体に繋がり前記手袋部を手に着
    用した状態で手首に装着される手首装着部とを有し、 前記利手側手袋は、前記手の甲側において前記手袋部お
    よび前記手首装着部の少なくとも一方と一体に形成され
    て前記手の甲を外側に曲げる方向に作用する引っ張り力
    を付与する手の甲側引っ張り手段を有し、 前記反対側手袋は、前記手の平側において前記手袋部お
    よび前記手首装着部の少なくとも一方と一体に形成され
    て前記手の平を内側に曲げる方向に作用する引っ張り力
    を付与する手の平側引っ張り手段を有していることを特
    徴とする手袋。
  3. 【請求項3】 利手に着用する利手側手袋および前記利
    手と反対側の手に着用する反対側手袋からなる左右一対
    の手袋であって、 前記各手袋は、少なくとも手の甲および手の平を包む手
    袋部と、この手袋部に一体に繋がり前記手袋部を手に着
    用した状態で手首に装着される手首装着部とを有し、 前記利手側手袋は、前記手の甲側において前記手袋部お
    よび前記手首装着部の少なくとも一方と一体に形成され
    て前記手の甲を外側に曲げる方向に作用する引っ張り力
    を付与する手の甲側引っ張り手段を有し、 前記反対側手袋は、前記手の甲側において前記手袋部お
    よび前記手首装着部と一体に形成されて前記手の甲を外
    側に曲げる動きを抑制する弾性可撓性を有した押え板部
    を有していることを特徴とする手袋。
  4. 【請求項4】 少なくとも一本の指もしくは手の甲部分
    に装着される上部装着部と、 手首に装着される手首装着部と、 前記上部装着部と前記手首装着部とを繋いで前記手の甲
    側に配設され、前記手の甲を外側に曲げる方向に作用す
    る引っ張り力を付与する引っ張り手段とからなることを
    特徴とする手首ホルダ。
  5. 【請求項5】 利手に着用する利手側手首ホルダおよび
    前記利手と反対側の手に着用する反対側手首ホルダから
    なる左右一対の手首ホルダであって、 前記利手側手首ホルダは、少なくとも一本の指もしくは
    手の甲部分に装着される上部装着部と、手首に装着され
    る手首装着部と、前記上部装着部と前記手首装着部とを
    繋いで前記手の甲側に配設され、前記手の甲を外側に曲
    げる方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段
    とからなり、 前記反対側手首ホルダは、少なくとも一本の指もしくは
    手の平部分に装着される上部装着部と、手首に装着され
    る手首装着部と、前記上部装着部と前記手首装着部とを
    繋いで前記手の平側に配設され、前記手の平を内側に曲
    げる方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段
    とからなることを特徴とする手首ホルダ。
  6. 【請求項6】 利手に着用する利手側手首ホルダおよび
    前記利手と反対側の手に着用する反対側手首ホルダから
    なる左右一対の手首ホルダであって、 前記利手側手首ホルダは、少なくとも一本の指もしくは
    手の甲部分に装着される上部装着部と、手首に装着され
    る手首装着部と、前記上部装着部と前記手首装着部とを
    繋いで前記手の甲側に配設され、前記手の甲を外側に曲
    げる方向に作用する引っ張り力を付与する引っ張り手段
    とからなり、 前記反対側手首ホルダは、少なくとも一本の指もしくは
    手の甲部分に装着される上部装着部と、手首に装着され
    る手首装着部と、前記上部装着部と前記手首装着部とを
    繋いで前記手の甲側に配設され、前記手の甲を外側に曲
    げる動きを抑制する弾性可撓性を有した押え板部とから
    なることを特徴とする手首ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023038062A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16 公立大学法人奈良県立医科大学 矯正手袋

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WO2023038062A1 (ja) * 2021-09-07 2023-03-16 公立大学法人奈良県立医科大学 矯正手袋
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