JPH08199125A - 気泡入り粘着テープの製造方法 - Google Patents

気泡入り粘着テープの製造方法

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JPH08199125A
JPH08199125A JP958295A JP958295A JPH08199125A JP H08199125 A JPH08199125 A JP H08199125A JP 958295 A JP958295 A JP 958295A JP 958295 A JP958295 A JP 958295A JP H08199125 A JPH08199125 A JP H08199125A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
adhesive layer
adhesive tape
gas
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Application number
JP958295A
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English (en)
Inventor
Chikara Matsuki
主税 松木
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 独立気泡が均一に、高い含有率で粘着剤層に
分散した気泡入り粘着テープの経済的な製造方法を提供
する。 【構成】 粘着剤層を少なくともその一面に形成してな
る粘着シートを、圧力5〜200kg/cm2 のガス雰
囲気内に置いて、上記粘着剤層に該雰囲気ガスを加圧下
に溶解させた後、圧力を解放することを特徴とする気泡
入り粘着テープの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気泡入り粘着テープの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着剤層に微細な独立気泡を含有させる
ことによって、粘着力、特に初期粘着力や粗面への接着
性を向上し、又は、粘着剤の使用量を低減することによ
りコストダウンを実現するということが考えられてい
る。
【0003】上記粘着剤層に微細な独立気泡を含有させ
る方法として、熱分解型発泡剤を粘着剤層中に含有さ
せ、これを加熱発泡させる方法(特開昭62−2632
78号公報、特公昭64−6678号公報等)、マイク
ロカプセルの様な微小中空粒子を粘着剤層中に混合する
方法(特開平2−240182号公報)、気化性物質を
基材に含有させ、これをガス化させて粘着剤層中に独立
気泡を形成する方法(特公平2−29705号公報)、
溶剤型接着剤を低温で乾燥し、粘着剤表面に薄膜を形成
せしめた後、高温で乾燥し、粘着剤層中に残存する溶剤
を気化させて発泡させる方法(特開昭60−76582
号公報)、塗布工程前に粘着剤を高速で攪拌し微細なエ
アバブルを形成し、これを塗布、乾燥して粘着剤層に微
細な独立気泡を含有させる方法等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱分解型発泡剤を粘着
剤層中に含有させ、これを加熱発泡させる方法は、発泡
剤の粘着剤層への均一分散性、発泡倍率、発泡剤分解温
度等で発泡剤選択の制約があり、又、発泡剤使用による
コストアップが大きい。マイクロカプセルの様な微小中
空粒子を粘着剤層中に混合する方法では、マイクロカプ
セル使用によるコストアップが大きく、又、取扱いや粘
着剤層への均一分散がむずかしい。
【0005】気化性物質を基材に含有させ、これをガス
化させて粘着剤層中に独立気泡を形成する方法では、気
泡の粒子径、混入率のコントロールが非常に難しく、微
細な気泡を高混入率で粘着剤層へ均一に分散させるのは
極めて困難である。又、基材と粘着剤層のアンカーがこ
のために悪くなる場合が多い。
【0006】溶剤型接着剤を低温で乾燥し、粘着剤表面
に薄膜を形成せしめた後、高温で乾燥し、粘着剤層中に
残存する溶剤を気化させて発泡させる方法では、気泡の
粒子径、混入率のコントロールが非常に難しく、微細な
気泡を高混入率で粘着剤層へ均一に分散させるのは極め
て困難である。又、危険物や有害物質にランクさせる溶
剤を使用するので安全及び環境の面から好ましいもので
はない。
【0007】塗布工程前に粘着剤を高速で攪拌し微細な
エアバブルを形成し、これを塗布、乾燥して粘着剤層に
微細な独立気泡を含有させる方法では、気泡の粒子径、
混入率のコントロールが非常に難しく、粘度の高い粘着
剤には使用できない。
【0008】本発明は上記従来法の欠点を克服するもの
であり、その目的とするところは、独立気泡が均一に、
高い含有率で粘着剤層に分散した気泡入り粘着テープの
経済的な製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、粘着剤層を少
なくともその一面に形成してなる粘着シートを、圧力5
〜200kg/cm2 のガス雰囲気内に置いて、上記粘
着剤層に該雰囲気ガスを加圧下に溶解させた後、圧力を
解放することを特徴とする気泡入り粘着テープの製造方
法をその要旨とするものである。
【0010】本発明において使用されるガスとしては、
常温で気体であり、粘着剤層に溶解可能なガスであれば
特に限定されるものではないが、例えば、ヘリウム、ア
ルゴン等の希ガス類、空気、窒素、二酸化炭素等の無機
性ガス類、プロパン、ブタン、フロン等の有機性ガス類
が挙げられるが、就中、空気、窒素、二酸化炭素等は環
境への影響が少なく、安価であること等から好適に使用
できる。
【0011】本発明において、ガスを溶解圧入する際の
圧力は、圧力5〜200kg/cm 2 であるが、使用す
るガスと粘着剤の組合わせにもよるが、圧力5g/cm
2 未満では、粘着剤層のガスの溶解量も少なく、且つ、
発泡時の圧力差も小さいので、気泡の形成が難しく、圧
力200kg/cm2 を超える場合、発泡時の発泡が激
しく、気泡が大きくなり、連続気泡となる等均一な多孔
構造となり難い。又、設備面でも大規模のものとなるば
かりか、安全面での問題も生ずる。
【0012】上記ガスを圧入する圧力室の温度は、使用
するガス及び粘着シートの種類によって適宜選択される
が、例えば、二酸化炭素を使用する場合には、10〜2
0kg/cm2 のガス雰囲気内において、10〜23
℃、窒素を使用する場合には、50〜100kg/cm
2 のガス雰囲気内において、50〜100℃程度の温度
が好適に使用される。上記二酸化炭素を使用する場合、
温度は低い方がガスの溶解速度は速いが、経済的な面か
ら室温付近が好ましく一般に10〜23℃が用いられ
る。
【0013】本発明において使用される粘着シートは、
特に限定されるものではないが、例えば、その基材とし
て、和紙、クラフト紙等の紙類、塩化ビニル樹脂、ポリ
オレフィン等のプラスチックフィルムが挙げられ、粘着
剤として、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アク
リル系粘着剤、オレフィン系粘着剤等が使用される。
猶、この粘着剤には必要に応じて、気泡核形成剤とし
て、酸化チタン、酸化鉄の如き金属酸化物、タルク、炭
酸カルシウム、クレー、カーボンブラック等を添加して
もよい。
【0014】上記粘着剤から形成される粘着剤層は、溶
剤型の接着剤から塗布工程を経て形成されてもよく、
又、ホットメルト型の接着剤から塗布工程を経て形成さ
れてもよく、押出機を使用し、基材と同時に熱成形によ
って形成されてもよい。
【0015】上記粘着シートは、圧力室内の多段の支持
台上に枚葉で端部を固定して載置し、使用するガスを所
定の温度に加熱して供給し、所定の圧力まで昇圧し、所
定時間その状態に保持し、ガスを上記粘着シートの粘着
剤層に十分溶解し、然る後、圧力室内のガスを一気に排
除して常圧に戻し、粘着剤層に溶解したガスを気化して
無数の微細な独立気泡を均質に形成するのである。
【0016】本発明によって得られる気泡入り粘着テー
プの粘着剤層の発泡の品質は、前記する圧力室のガスの
種類、圧力、温度及び時間によって大部分は決まるが、
圧力室のガスの排除速度、その時の温度によっても影響
を受けるので、前記圧力室のガス雰囲気同様、使用した
ガスの種類及び得られる気泡入り粘着テープの用途に応
じ適宜設定される。
【0017】
【作用】本発明は、粘着剤層を少なくともその一面に形
成してなる粘着シートを、圧力5〜200kg/cm2
のガス雰囲気内に置いて、上記粘着剤層に該雰囲気ガス
を加圧下に溶解させた後、圧力を解放することにより、
該粘着剤層に無数の微細な独立気泡を均質に形成するこ
とができる。
【0018】本発明は、上記の如く、圧力室内における
発泡が比較的低温のイナートガスの溶解工程と減圧され
た低温の発泡工程とからなる極めて簡単な工程によって
気泡入り粘着テープが製造でき、且つ、その品質も上記
の如き比較的温和な条件にて実施できるので、粘着シー
トに全く発泡に伴う悪影響を与えることがない。
【0019】
【実施例】以下実施例に基づき本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されない。
【0020】(実施例1)裏面にポリエチレンフィルム
がラミネートされ、シリコーン離型処理されたクラフト
紙の表面に、合成ゴム(SIS、シェル化学社製、商品
名:TR−1107)100重量部、石油樹脂(日本ゼ
オン社製、商品名:クイントンA−100)100重量
部、石油樹脂(新日本製鐵化学社製、商品名:エスクロ
ンG−90)25重量部、プロセスオイル(出光興産社
製、商品名:NM−280)50重量部、老化防止剤
(チバガイギー社製、商品名:イルガノックス101
0)2重量部からなる合成ゴム系ホットメルト粘着剤層
を40μmの厚さで形成した粘着シートをオートクレー
ブ内に入れ、窒素雰囲気下で圧力100kg/cm2
温度100℃で1時間保持して窒素ガスを上記粘着剤層
中に溶解させ、その後温度を10℃に冷却し、然る後、
瞬時に大気圧に戻して上記粘着剤層を発泡させ気泡入り
粘着テープを作製した。得られた粘着テープの粘着剤層
は2倍に発泡し80μmの厚さであった。得られた気泡
入り粘着テープの発泡の状態は表1に示した。
【0021】(実施例2)使用した窒素ガスの圧力を5
0kg/cm2 、温度を50℃に変更したこと以外、実
施例1と同様にして泡入り粘着テープを作製した。得ら
れた粘着テープの粘着剤層は2倍に発泡し60μmの厚
さであった。得られた気泡入り粘着テープの発泡の状態
は表1に示した。
【0022】(実施例3)二酸化炭素ガスを使用し、圧
力を20kg/cm2 、温度を20℃に変更したこと以
外、実施例1と同様にして泡入り粘着テープを作製し
た。得られた粘着テープの粘着剤層は2倍に発泡し80
μmの厚さであった。得られた気泡入り粘着テープの発
泡の状態は表1に示した。
【0023】(実施例4)二酸化炭素素ガスを使用し、
圧力を10kg/cm2 、温度を10℃に変更したこと
以外、実施例1と同様にして泡入り粘着テープを作製し
た。得られた粘着テープの粘着剤層は2倍に発泡し60
μmの厚さであった。得られた気泡入り粘着テープの発
泡の状態は表1に示した。
【0024】(比較例1)使用した窒素ガスの圧力を3
kg/cm2 に変更したこと以外、実施例1と同様にし
て泡入り粘着テープを作製した。得られた粘着テープの
粘着剤層は全く発泡して居らず、厚さも40μmのまま
であった。得られた気泡入り粘着テープの発泡の状態は
表1に示した。
【0025】(比較例2)使用した窒素ガスの圧力を2
50kg/cm2 に変更したこと以外、実施例1と同様
にして泡入り粘着テープを作製した。得られた粘着テー
プの粘着剤層はクレーター状の粗い連続気泡となってお
り、厚さも約120μmであった。得られた気泡入り粘
着テープの発泡の状態は表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明は、上記の如く構成されているの
で、圧力室内におけるイナートガスによる加圧と圧の開
放という極めて簡単な工程によって気泡入り粘着テープ
が製造でき、且つ、その品質も上記の如き比較的温和な
条件にて実施できるので、粘着剤層に無数の微細な独立
気泡を均質に形成することができ、更に、粘着シートに
全く発泡に伴う悪影響を与えることがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤層を少なくともその一面に形成し
    てなる粘着シートを、圧力5〜200kg/cm2 のガ
    ス雰囲気内に置いて、上記粘着剤層に該雰囲気ガスを加
    圧下に溶解させた後、圧力を解放することを特徴とする
    気泡入り粘着テープの製造方法。
JP958295A 1995-01-25 1995-01-25 気泡入り粘着テープの製造方法 Pending JPH08199125A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1008637A3 (en) * 1998-12-08 2000-11-22 Nitto Denko Corporation Finely foamed pressure-sensitive adhesive tape or sheet and method for producing the same
JP2014528026A (ja) * 2011-09-28 2014-10-23 ジョンソン・アンド・ジョンソン・コンシューマー・カンパニーズ・インコーポレイテッドJohnson & Johnson,Consumer,Companies,Inc. クローズドセルを含有する発泡粘着剤の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1008637A3 (en) * 1998-12-08 2000-11-22 Nitto Denko Corporation Finely foamed pressure-sensitive adhesive tape or sheet and method for producing the same
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