JPH08199459A - ゼブラ模様の付与された不織布およびその製造方法 - Google Patents

ゼブラ模様の付与された不織布およびその製造方法

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JPH08199459A
JPH08199459A JP7002440A JP244095A JPH08199459A JP H08199459 A JPH08199459 A JP H08199459A JP 7002440 A JP7002440 A JP 7002440A JP 244095 A JP244095 A JP 244095A JP H08199459 A JPH08199459 A JP H08199459A
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area
fibers
mesh
open
pressure liquid
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JP7002440A
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Inventor
Nobuo Noguchi
信夫 野口
Atsushi Matsunaga
篤 松永
Katsunori Suzuki
克昇 鈴木
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の不織布は、不織布の縦方向に特定に
間隔を有して、孔径状の異なるネットにより交絡処理お
よび孔(空隙)の付与が行われ、実質的に孔径状の差が
模様を構成するものであり、衣服用に用いられる際は、
孔(空隙)部分が通気性を確保、農業用シートの用いら
れる際、孔(空隙)部分が季節により通気性ないしは透
光性を機能、また緻密な孔部分は通気遮断性、遮光性を
機能する不織布を提供するものである。 【構成】 短繊維よりなる不織ウエブを、50メッシュ
以上のネットにより交絡処理を施し、緻密な孔径状を有
する三次元交絡不織布を形成した後、25メッシュ以下
のネット上に導き、交絡処理の施された不織布の縦方向
に任意の幅で、高圧液体流の噴射孔の設けれらたオリフ
ィスにより高圧液体流を噴射することにより、50メッ
シュのネットによる緻密な孔形状部分と25メッシュ以
下のネットにより孔(空隙)の付与された、実質的に孔
径状の差による模様を構成する不織布およびその製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短繊維ウエブに高圧液
体流を作用せしめた、いわゆるスパンレース不織布に関
するものであって、さらに詳しくは、異なるメッシュの
多孔性支持板を用いて交絡処理および開孔の付与を行
い、不織布の一方向にゼブラ模様を付与させた不織布お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、不織布に模様を付与する方法
としては、印刷方式やあるいはロールに模様が彫刻され
た彫刻ロールを用いて加圧・加温の条件下で模様を付与
する方法が一般的に知られている。
【0003】しかし、印刷方式による方法では、不織布
に一定以上の硬さが要求され、柔軟性を有する不織布に
おいては印刷の鮮明度が劣るといった欠点を有してい
る。また、彫刻ロールにより模様を付与する方法におい
ては、加熱した彫刻ロールを加圧して模様を付与するた
め、不織布の柔軟性が損なわれるという問題がある。
【0004】一方、柔軟性を有する不織布としてスパン
レース不織布が挙げられ、スパンレース不織布の模様
は、開孔を設けることにより付与されている。その開孔
は、不織ウェブを支持する多孔性支持板の材質、網糸の
太さ、組織等によって影響され、その組織としては、
平、綾、畦等があるが、これらの多孔性支持板により得
られるスパンレース不織布は、全面一様に開孔を有して
おり、その性能は一様である。
【0005】また、部分的にスパンレース不織布に模様
を付与する方法としては、多孔性支持板上に載置された
不織ウェブ上にさらに模様部の開孔率を変更した模様部
を有する多孔性支持板を重ね、その上方より高圧液体流
を作用させる方法がある。この方法によると、模様部を
有する多孔性支持板の開孔部分のみを高圧液体流が通過
することにより、不織ウェブの載置された多孔性支持板
の有する開孔を不織ウェブに付与する方法が提供されて
いる。
【0006】しかしながら、この方法は模様部を有する
多孔性支持板の開孔の大きさ及び形状を変更することに
より不織布に模様を形成しているために、不織布全体の
緻密さに欠けるという問題点を有しているのが現状であ
る。すなわち、高圧液体流が通過しない模様部は三次元
的な交絡がなされていないためにその部分の機械的特性
に劣り、不織布全体としての形態保持性に劣るという欠
点がある。
【0007】また、この方法により得られる不織布は、
特定の開孔が付与された不織布に、前記開孔と異なる開
孔を部分的に付与するものであり、模様の鮮明度に劣る
という欠点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記現状に
鑑みて行われたもので、全面に一様でない模様が鮮明に
付与され、かつ機械的特性の優れた、柔軟性を有する不
織布を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく鋭意研究の結果、本発明に到達したもので
ある。すなわち本発明は、主として熱可塑性合成重合体
よりなる短繊維からなる不織布であって、小面積の開孔
が高配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が三次
元交絡をしてなる領域Aと、大面積の開孔が低配設密度
で形成されかつ非開孔部では繊維間が前記領域Aの非開
孔部よりも高度に三次元交絡をして緻密な構造を具備せ
しめる領域Bとが、不織布中の一方向に交互に設けられ
ていることを特徴とするゼブラ模様の付与された不織布
を要旨とするものである。
【0010】また、主として熱可塑性合成重合体よりな
る短繊維からなる不織ウエブを細かいメツシユの多孔性
支持板上に載置し、噴射孔が幅方向に一様に配設された
高圧液体流噴射装置を用いて第1段の高圧液体流処理を
施すことにより前記メツシユの開孔部に相当する部位に
開孔を形成すると共に非開孔部に存在する繊維の間に三
次元交絡を付与し、次いで粗いメツシユの多孔性支持板
上に載置し、噴射孔が幅方向に一様に配設された領域と
噴射孔が配設されていない領域とが幅方向に交互に配設
された高圧液体流噴射装置を用いて第2段の高圧液体流
処理を施すことにより前記メツシユの開孔部に相当する
部位に開孔を形成すると共に非開孔部に存在する繊維の
間に前記第1段の高圧液体流処理によるものよりも高度
な三次元交絡をし緻密な構造を具備せしめることを特徴
とするゼブラ模様の付与された不織布の製造方法を要旨
とするものである。
【0011】次に、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明は、主として熱可塑性合成重合体よ
りなる短繊維からなる不織布である。本発明に用いられ
る熱可塑性合成重合体には繊維形成性を有するポリオレ
フィン系重合体、ポリエステル系重合体あるいはポリア
ミド系重合体などが挙げられる。
【0013】ポリオレフィン系重合体としては炭素原子
数2〜18の脂肪酸α−モノオレフィン、例えばエチレ
ン、プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、3−メチ
ルブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、ドデセン
−1、オクデセン−1からなるホモポリオレフィン重合
体が挙げられる。この脂肪族α−モノオレフィンは、他
のエチレン系不飽和モノマ、例えばブタジエン、イソプ
レン、ペンタジエン−1,3、スチレン、α−メチルス
チレンのような類似のエチレン系不飽和モノマが共重合
されたポリオレフィン系重合体であってもよい。また、
ポリエチレン系重合体の場合には、エチレンに対してプ
ロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1ま
たは類似の高級α−オレフィンが10重量%以下共重合
されたものであってもよく、ポリプロピレン系重合体の
場合には、プロピレンに対してエチレンまたは類似の高
級α−オレフィンが10重量%以下共重合されたもので
あってもよいが、前記の共重合物の共重合率が前記重量
%を越えると共重合体の融点が低下し、これらの共重合
体から得られる繊維を用い不織布として使用した際、高
温条件のもとで機械的特性や寸法安定性が低下し好まし
くない。
【0014】ポリエステル系重合体としては、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタリン−2,6−ジカルボン
酸等の芳香族ジカルボン酸あるいはアジピン酸、セバチ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル類
を酸成分とし、かつエチレングリコール、ジエチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキサン−1,4−ブタンジオール等の
化合物をエステル成分とするホモポリエステル重合体あ
るいは共重合体が挙げられる。なお、これらのポリエス
テル系重合体には、パラオキシ安息香酸、5−ソジウム
スルホイソフタール酸、ポリアルキレングリコール、ペ
ンタエリスススリトール、ビスフェノールA酸等が添加
あるいは共重合されてもよい。
【0015】ポリアミド系重合体としては、ポリイミノ
−1−オキソテトラメチレン(ナイロン4)、ポリテト
ラメチレンアジパミド(ナイロン46)、ポリカプラミ
ド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ナ
イロン66)、ポリウンデカナミド(ナイロン11)、
ポリラウロラクタミド(ナイロン12)、ポリメタキシ
レンアジパミド、ポリパラキシレンデカナミド、ポリビ
スシクロヘキシルメタンデカナミドまたはこれらのモノ
マを構成単位とするポリアミド系共重合体が挙げられ
る。特にポリテトラメチレンアジバミドの場合、ポリテ
トラメチレンアジパミドにポリカプラミドやポリヘキサ
メチレンアジバミド、ポリウンデカメチレンテレフタラ
ミド等の他のポリアミド成分が30モル%以下共重合さ
れたポリテトラメチレンアジパミド系重合体であっても
よい。前記他のポリアミド成分の共重合率が30モル%
を越えると共重合体の融点が低下し、高温条件下におけ
る不織布の使用に際し、機械的特性や寸法安定性が低下
し好ましくない。
【0016】本発明の不織布を構成する繊維の組み合わ
せとしては、前記熱可塑性合成重合体よりなる短繊維を
単独で用いてもよく、熱可塑性合成重合体より得られる
複数の短繊維を用いてもよく、また必要に応じて前記熱
可塑性合成重合体よりなる短繊維を主体とし、コット
ン、ラミー等のセルロース系繊維、パルプより得られる
再生繊維等を併用してもよく、併用する際には、不織布
に要求される吸湿性等の特性を勘案し、配合比率を適宜
選択すればよい。
【0017】本発明の不織布は、三次元的な交絡を有す
る不織布である。本発明において三次元的な交絡を有す
る不織布とは、カーディングされた短繊維不織ウェブを
構成する繊維相互が横方向のみでなく、厚み方向に対し
ても交絡がなされて、一体化した構造を有する不織布を
意味する。この一体化された構造とは、短繊維の主体的
な交絡によってなるものであり、カーデイングされた短
繊維不織ウエブよりも嵩密度が高い構造となっているこ
とをいう。本発明において三次元的な交絡を有する不織
布は、ウォタージェットパンチ法により得られるスパン
レース不織布とする。
【0018】本発明の不織布には、領域Aと領域Bとが
不織布中の一方向に交互に設けられている。領域Aは、
短繊維不織ウェブを細かいメッシュの多孔性支持板上に
載置し高圧液体流処理を施すことにより得られ、小面積
の開孔が高配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間
が三次元交絡をしてなり、通気遮断性・遮光性・保温性
・吸水性等の機能を有する領域である。
【0019】前記開孔は、開孔面積が17×10-2mm
2 以下、かつ孔配設密度が350個/cm2 以上、かつ
開孔面積率が30〜60%であることが好ましく、これ
らの関係は、下式で表される。 X×Y=Z 上式において、Xは開孔面積(mm2)、Yは孔配設密度
(個/cm2)、Zは開孔面積率(%)である。
【0020】開孔面積が17×10-2mm2 を超え、孔
配設密度が350個/cm2 未満となると、領域Bとの
間に鮮明な開孔の差が現れず、模様の鮮明度に劣るので
好ましくなく、十分な通気遮断性・遮光性・保温性・吸
水性等の機能が保持できず好ましくない。
【0021】また、開孔面積率が30%未満であると、
不織布を構成する短繊維同士の交絡の度合が弱いものと
なり、十分な不織布強力が得られず、機械的強度の低い
ものとなり好ましくなく、60%を越えると十分な通気
遮断性・遮光性・保温性・吸水性等の機能が乏しくなり
好ましくない。
【0022】不織布の生産性等を考慮すると、開孔面積
は86×10-4〜17×10-2mm2 、孔配設密度は3
50〜3500個/cm2 でかつ開孔面積率が30〜6
0%であることがより好ましい。
【0023】領域Bは、短繊維不織ウェブを粗いメッシ
ュの多孔性支持板上に載置し高圧液体流処理を施すこと
により得られ、大面積の開孔が低配設密度で形成されか
つ非開孔部では繊維間が前記領域Aの非開孔部よりも高
度に三次元交絡をして緻密な構造を具備せしめてなり、
通気性・透光性等の機能を有する領域である。
【0024】前記開孔は、開孔面積が30×10-2mm
2 以上、かつ孔配設密度が100個/cm2 以下、かつ
開孔面積率が30〜70%であることが好ましく、これ
らの関係は、下式で表される。下式において、Xは開孔
面積(mm2)、Yは孔配設密度(個/cm2)、Zは開孔
面積率(%)である。 X×Y=Z 開孔面積が30×10-2mm2 未満で、かつ孔配設密度
が100個/cm2 を超えると、領域Aとの間に鮮明な
開孔の差が現れず、模様の鮮明度に劣るので好ましくな
く、十分な通気性・透光性等の機能が保持できず好まし
くない。
【0025】また、開孔面積率が30%未満であると、
十分な通気性・透光性等の機能が保持できず好ましくな
く、70%を越えると形態安定性等が劣り、十分な不織
布強力が得られず、機械的強度の低いものとなり好まし
くない。
【0026】不織布の形態安定性等を考慮すると、開孔
面積は30〜430×10-2mm、孔配設密度は16
〜100個/cmでかつ開孔面積率が30〜70%
であることがより好ましい。
【0027】次に、本発明の製造方法について説明す
る。本発明の不織布は、下記の大きく3つの工程により
得ることができる。まず、第1工程として、前記の短繊
維をカード機によりカーディングを施し、短繊維不織ウ
エブを作成する。この短繊維不織ウエブは、繊維の配列
度合によって、カード機の進行方向に繊維が配列したパ
ラレルカードウエブ、パラレルカードウエブがクロスレ
イドされたクロスレイドウエブ、あるいはクロスレイド
された後ウエブにドラフト処理を施し縦・横の繊維の並
びを変えたウエブ、およびランダムに配列したランダム
カードウエブ、あるいは両者の中程度に配列したセミラ
ンダムカードウエブのいずれかが選択される。
【0028】この工程において、短繊維不織ウエブの目
付は30g/m2 以上、200g/m2 未満であること
が望ましい。目付が30g/m2 未満であると、不織ウ
ェブの厚みが不足し、細かいメッシュの多孔性支持板に
載置して交絡処理の施された領域Aと、粗いメッシュの
多孔性支持板に載置して交絡処理の施された領域Bとの
差が明瞭にならないので好ましくない。また不織布の形
態安定性が保持できず好ましくない。一方、目付が20
0g/m2 を超えると、多孔性支持板上に載置された短
繊維不織ウエブに交絡処理を施す際に高圧液体流の加工
エネルギーが大きくなり、また短繊維不織ウエブの内層
において短繊維相互の交絡がなされにくくなり、実用的
な機械的特性が得られなくなる。そして、短繊維不織ウ
エブの厚みが過大となり、領域Aと領域B間の孔形状の
差が不鮮明となるので好ましくない。よって、生産性等
を考慮すると、30〜200g/m2 が好ましく、より
好ましくは50g/m2 〜150g/m2 の範囲であ
る。
【0029】ついで、第2工程において、第1工程で得
られた短繊維不織ウエブを、ウォタージェットパンチ法
によって、すなわち多孔性支持板上に載置し高圧液体流
を作用せしめ,いわゆるスパンレース不織布を得る。こ
の工程は、第1〜2段の高圧液体流処理を施すことによ
り、第1段の高圧液体流処理では開孔を形成させると共
に短繊維不織ウエブを構成する繊維相互が三次元交絡し
てなる非開孔部を有する不織布とし、次いで第2段の高
圧液体流処理では不織布に前記開孔と異なる開孔を形成
させると共に非開孔部に存在する繊維相互に更に高度な
三次元交絡をし緻密な構造を具備せしめる領域を一方向
に交互に付与して、全体に模様が付与された不織布を得
るものである。
【0030】この工程を詳述すると、まず短繊維不織ウ
ェブを細かいメッシュの多孔性支持板上に載置し、噴射
孔が幅方向に一様に配設された高圧液体流噴射装置を用
いて第1段の高圧液体流処理を施す。
【0031】第1段の高速液体流処理において用いられ
る多孔性支持板の網目の範囲は、第2段の高速液体流処
理において用いられる多孔性支持板よりも細かいメッシ
ュを用い、好ましくは50メッシュ(50本/25m
m)以上のものを用いる。第2段の高速液体流処理にお
いて用いられる多孔性支持板と同じ、もしくはそれより
も粗いメッシュを用いると、模様が付与されない。ま
た、50メッシュ以上のものを用いると、第1段の高圧
液体流処理で短繊維不織ウエブに付与した開孔と次の第
2段の高圧液体流処理で付与される開孔との間に開孔の
差が鮮明に現れ、模様の鮮明度に優れるので好ましい。
また十分な通気遮断性・遮光性・保温性・吸水性等の機
能が保持できるので好ましい。しかし、多孔性支持板の
網目の範囲が150メッシュを超えると、短繊維不織ウ
エブの交絡に要するエネルギーコストが多大となり、生
産コストがかかる。よって、生産性等を考慮すると50
〜150メッシュの範囲が好ましく、更に好ましくは5
0〜100メッシュの範囲である。
【0032】交絡処理を施す高圧液体流噴射装置として
は、孔径が0.05〜1.5mmの噴射孔が噴射孔間隔
0.5〜5mmで1列ないしは複数列に配設されたオリ
フイスが複数段配設されたオリフイスヘッドを用い、噴
射孔が幅方向に一様に配設された装置を用いればよい。
【0033】高圧液体流を多孔性支持板上に載置された
前記短繊維不織ウエブに衝突させるに際しては、前記噴
射孔が配設されたオリフイスヘッドを、短繊維不織ウエ
ブの進行方向に対し、直角をなす方向に噴射孔間隔と同
一間隔でオリフイスヘッドを振幅させ、高圧液体流を噴
射せしめ均一に衝突させるとよい。噴射孔から高圧で柱
状に噴射される高圧液体流を短繊維不織ウエブの上方よ
り衝突せしめ、メッシュの開孔部に相当する部位に開孔
を形成すると共に短繊維不織ウエブを構成する繊維相互
を三次元交絡させ一体化させる。流体としては常温の水
あるいは熱水を使用することができる。
【0034】この工程の高圧液体流の噴射の際、短繊維
不織ウエブを載置する多孔性支持板としては、高速液体
流が支持部板上の短繊維ウエブを通過しうる構成のもの
であれば、金属製、ポリエステル製、あるいはその他の
材質のいずれでも良い。
【0035】この第1段の高圧液体流処理は、少なくと
も2回に分けて行うと良い。すなわち、1回目の交絡処
理としては、水圧が40kg/cm2 ・G未満の高圧液
体流を作用せしめ前記短繊維不織ウエブに予備的交絡を
施す。この1回目の交絡処理の際、水圧が40kg/c
2 ・G以上では,高圧液体流により発生する随伴気流
により短繊維不織ウエブの乱れが生じ,目付けムラとな
り不織布の品位を保つ上で好ましくない。1回目の交絡
処理の施された短繊維不織ウエブは引き続き、2回目以
降の交絡処理として、水圧50kg/cm2 ・G以上の
高圧液体流により数回の交絡処理を施す。さらに、短繊
維不織ウエブの目付により、前記方法により得られた短
繊維不織ウエブを反転させ、3回目以降の交絡処理とし
て2回目で適用した水圧で交絡処理を施し、表裏共に三
次元的に交絡した不織ウェブとすることができる。この
ように第1段の高圧液体流処理を施すことにより、メッ
シュの開孔部に相当する部位に開孔を形成すると共に非
開孔部に存在する繊維の間に三次元交絡を付与する。
【0036】次いで、第2段の高圧液体流処理を施して
一方向に模様を付与する方法について説明する。第1段
の高圧液体流処理を施すことにより得られた短繊維不織
ウェブを粗いメッシュの多孔性支持板上に載置し、噴射
孔が幅方向に一様に配置された領域と噴射孔が配置され
ていない領域とが幅方向に交互に配置された高圧液体流
噴射装置を用いて第2段の高圧液体流処理を施す。
【0037】第2段の高圧液体流処理において用いられ
る多孔性支持板の網目の範囲は、第1段の高圧液体流処
理において用いた多孔性支持板よりも粗いメッシュのも
のを用い、好ましくは25メッシュ(25本/25m
m)以下のものを用いる。第1段の高圧液体流処理にお
いて用いた多孔性支持板と同じ、もしくはそれよりも細
かいメッシュを用いると、第1段の高圧液体流処理によ
り三次元交絡が施された繊維束を多孔性支持板の網目に
沿って十分に移動せしめ、第2段の高圧液体流処理によ
る開孔を付与することはできず、模様が付与されない。
また、十分な通気性・透光性等の機能が保持できず好ま
しくない。また、25メッシュ以下のものを用いると、
第1段の高圧液体流処理で短繊維不織ウエブに付与した
開孔と第2段の高圧液体流処理で付与した開孔との間に
鮮明な開孔の差が現れ、模様の鮮明度に優れるので好ま
しい。しかし、メッシュが粗くなりすぎて例えば10メ
ッシュ未満では、開孔は明瞭になるものの、不織布の形
態安定性が保持できずあまり好ましくない。よって不織
布の形態安定性等を考慮すると、用いられる多孔性支持
板の網目の好ましい範囲は、10〜25メッシュであ
る。
【0038】第2段の高圧液体流処理に用いられる噴射
孔としては、第1段の高圧液体流処理で用いたものを用
いることができる。
【0039】第2段の高圧液体流処理に用いられる高圧
液体流噴射装置としては、噴射孔が幅方向に一様に配置
された領域と噴射孔が配置されていない領域とが幅方向
に交互に配置されたものを用い、例えば、高圧液体流を
噴射するオリフィスに特定幅に噴射孔を配設し噴射孔の
配設された部分の隣に一定幅に非配設部分を配置したオ
リフィスを用いた装置、短繊維不織ウエブの幅方向に位
置移動が可能な複数個のオリフィスヘッドで配置角度お
よび配置位置を調整することにより開孔の付与される幅
を規制できるオリフィスヘッドを特定間隔で設置した装
置等が挙げられる。
【0040】第2段の高圧液体流処理時の水圧として
は、第1段の高圧液体流処理時の水圧に対し低い水圧で
もよい。第2段の高圧液体流処理を施すことにより、第
1段の高圧液体流処理により三次元交絡が施された繊維
束を、粗いメッシュの多孔性支持板の網目に沿って移動
せしめ、不織布に一方向の模様が付与し、非開孔部に存
在する繊維の間に第1段の高圧液体流処理による三次元
交絡よりも高度な三次元交絡をし緻密な構造となる。ま
た、第1段の高圧液体流処理時の水圧に対し高い水圧を
用いると、非開孔部に存在する繊維の間により高度な三
次元交絡をし緻密な構造となり、繊維密度が高く、不織
布強度が向上する。
【0041】前記装置を用いて、短繊維不織ウエブの進
行方向に対し直角をなす方向に噴射孔間隔と同一間隔で
オリフイスヘッドを振幅させ、高圧液体流を噴射せしめ
る。すると、噴射孔が幅方向に一様に配置された領域に
は、高圧液体流が噴射されて、メッシュの開孔部に相当
する部位に開孔を形成すると共に非開孔部に存在する繊
維の間に前記第1段の高圧液体流処理によるものよりも
高度な三次元交絡をし緻密な構造を具備せしめた不織布
が得られ(領域B)、一方、噴射孔が配置されていない
領域は、高圧液体流が噴射されない(領域A)。
【0042】領域Aと領域Bの幅は、第2段の高圧液体
流処理に用いる高圧液体流噴射装置の噴射孔の配設領域
と非配設領域との幅により決定され、その幅は適宜選択
すればよい。
【0043】例えば、衣料用に用いる際には、領域Aと
領域Bの幅を10〜50mm間隔で交互に配置させ模様
を形成させるとよい。
【0044】農業用シートとして用いる際には、領域A
は遮光性や通気遮断性を機能する部分、領域Bは透光性
や通気性を機能する部分とし、冬期、夏期の使用に際し
て、それぞれの目的にあわせて、領域Aと領域Bの幅を
設定すればよい。例えば、夏期にトンネル状に張設され
る農業用シートにおいては、張設されたシートに中央部
分にシート全体の50〜70%の範囲で夏期の日射の遮
光部分(領域A)を形成し、その両側にが20〜40%
の範囲に形成され通気性を機能する部分(領域B)を形
成し、さらに通気性を機能する部分(領域B)の両側
に、さらにシートの形態安定性の保持を目的とし領域A
を10〜30%の範囲で形成する。冬期の使用において
は、領域Aと領域Bとの配置を変えることにより、透光
性を確保し、かつ冷気の侵入防止をはかりシート内部の
苗の成長を促進を計るものとすることができる。上記の
ように、領域Aと領域Bとの幅は、用途によって適宜選
択すればよい。
【0045】引き続き第3工程として、以上により得ら
れた短繊維不織ウェブの余分な水分を、既知の水分除去
装置であるマングル等により除去し、更にサクシヨンバ
ンド方式の熱風循環式乾燥機により乾燥処理を行ない、
柔軟性を有し三次元交絡を有する不織布でかつ開孔面積
と孔配設密度の異なる領域が交互に一方向に設けられゼ
ブラ模様の付与された本発明の不織布を得るものであ
る。
【0046】以上の1〜3工程を経ることにより、三次
元交絡処理および開孔の付与された、一方向に模様を形
成する柔軟な不織布を得ることができるものである。
【0047】本発明において、第1工程/第2工程/第
3工程は、連続した工程であってもよいし、もちろん別
工程であってもよい。
【0048】
【作用】本発明の不織布は、上記の構成からなる。すな
わち、第1段の高圧液体流処理で得られた短繊維不織ウ
エブに、第1段の高圧液体流処理で用いられた多孔性支
持板より粗いメッシュの多孔性支持板を用い、第2段の
高圧液体流処理を行う。よって、異なるメッシュによる
開孔を付与し、構成の異なる領域AとBが一方向に配設
され、不織布全体に一様でない模様が付与される。
【0049】領域Aは、細かいメッシュの多孔性支持板
による第1段の高圧液体流処理により小面積の開孔が高
配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元交
絡をしており、通気遮断性・遮光性・保温性・吸水性等
の機能を有する領域となる。一方、領域Bは、第1段の
高圧液体流処理で用いられた多孔性支持板より、粗いメ
ッシュの多孔性支持板による第2段の高圧液体流処理に
より大面積の開孔が低配設密度で形成されかつ非開孔部
では繊維間が前記領域Aの非開孔部よりも高度に三次元
交絡をして緻密な構造を具備せしめており、通気性・透
光性等の機能を有する領域となる。
【0050】
【実施例】次に、実施例及び比較例に基づき本発明を具
体的に説明する。
【0051】本発明における不織布の性能の測定は以下
の方法により実施した。
【0052】(1)不織布の目付 試料幅10cm、試料長10cmの試料片を5個作成
し、その重量を測定し、平均値を目付(g/m2 )とし
た。
【0053】(2)模様の幅 得られた不織布の領域Aと領域Bとをそれぞれ10箇所
を測定し、その平均値をmmで表示。
【0054】(3)開孔面積(mm2 ) 万能投影器(日本光学株式会社製)型式PROJECT
OR V−12を用い、領域A、Bにつき、各々50個
の孔部分の縦方向a、横方向bの長さをmm単位で少数
点以下3桁で測定しa×bを算出し、各々50個の平均
値を各々の開孔面積とした。なお、開孔内に少量の繊維
が存在している場合であってもそれは存在しないものと
して測定した。
【0055】(4)孔配設密度(個/cm2 ) 万能投影器(日本光学株式会社製)型式PROJECT
OR V−12を用い、領域A、Bにつき、各々1cm
2 中の孔数を10ヶ所に亘り数え、その平均値を各々の
孔配設密度(個/cm2 )とした。
【0056】(5)開孔面積率(%) 開孔面積率(%)=(a×b)/(c×d)×100 開孔面積の測定に準じ、領域A、Bにつき、開孔部の面
積を縦方向a、横方向bの長さをmm単位で少数点以下
3桁まで測定し、1個の開孔部に対する非開孔部の縦方
向c、横方向dをmm単位で測定し、50個の平均値よ
り上記の式により算出した。
【0057】(6)模様の鮮明度 ◎ 極めて鮮明である ○ 鮮明である △ やや鮮明である × 不鮮明である 10名のパネラーにより目視判定した結果を総合点によ
り上の4段階に評価した。
【0058】実施例 第1工程として、平均繊度1.5デニール、平均繊維長
25mmの晒綿と、平均繊度2デニール、繊維長51m
mのポリエステル短繊維(日本エステル社製、商標<1
01>)とを配合比率30:70として、ランダムカー
ド機により、繊維の配列がランダムな目付85g/m2
の短繊維不織ウエブを得た。
【0059】次いで第2工程として、前記短繊維不織ウ
エブを、20m/分で移動する70メッシュの金属製多
孔性支持板上に載置し、短繊維不織ウエブの上方50m
mの位置に高圧液体流の噴射孔としては、孔経0.1m
m、孔間隔0.6mmで一列に配置された噴射孔が配さ
れたオリフィスヘッドが5段に配された装置を用い第1
段の高圧液体流処理を施した。すなわち、1回目の交絡
処理として、水圧40kg/cm2 ・Gの常温の水によ
り予備交絡を施し、引続き2回目の交絡処理として、前
記予備交絡に用いたネットおよび噴射孔を用い、70k
g/cm2 ・Gの水圧により4回の交絡処理を施した。
さらに第3回目の交絡処理として、前記と同一のネット
および噴射孔を用い、交絡処理の施された不織繊維ウエ
ブを反転し、70kg/cm2 ・Gの水圧により5回の
交絡処理を施し、表裏ともに緻密に交絡の施された短繊
維不織ウエブを得た。
【0060】実験No.1〜5は、得られた短繊維不織
ウエブを表1に示す第2段の高圧液体流処理のネットメ
ッシュの多孔性支持板上に導き、高圧液体流の噴射孔と
しては、前記交絡工程と同一であるが、噴射孔がオリフ
ィスに、100mm間隔で窄孔された部分と非窄孔部分
が交互に配されたものを用い、水圧50kg/cm2,の
高圧高速液体流を短繊維不織ウエブに衝突させ、第2段
の高圧液体流処理を施した。得られた実験No.1〜5
の短繊維不織ウエブを第3工程として、マングルにより
余剰の水分を除去した後、100℃の温度の乾燥機によ
り、乾燥処理を行った 実験No.6〜11は、第1工程で得られた繊維の配列
がランダムな目付85g/m2 の短繊維不織ウエブを、
第2工程で20m/分で移動する表1に示す第1段の高
圧液体流処理のネットメッシュの金属製多孔性支持板上
に載置し、前記第1段の高圧液体流処理と同様に施し
た。次いで第2段の高圧液体流処理として、20メッシ
ュの多孔性支持板上に導き前記と同様の高圧液体流処理
を施した。得られた実験No.6〜11の短繊維不織ウ
エブを第3工程として、マングルにより余剰の水分を除
去した後、100℃の温度の乾燥機により、乾燥処理を
行った。
【0061】実験No.12〜14は、第1工程で得ら
れた繊維の配列がランダムな目付85g/m2 の短繊維
不織ウエブを、第2工程で20m/分で移動する表1に
示す第1段の高圧液体流処理のネットメッシュの金属製
多孔性支持板上に載置し、前記第1段の高圧液体流処理
と同様に施した。次いで第2段の高圧液体流処理とし
て、表1に示す第2段の高圧液体流処理のネットメッシ
ュの金属製多孔性支持板上に載置し、前記と同様の高圧
液体流処理を施した。得られた実験No.12〜14の
短繊維不織ウエブを第3工程として、マングルにより余
剰の水分を除去した後、100℃の温度の乾燥機によ
り、乾燥処理を行った。
【0062】以上の結果を表1に示した。
【0063】
【表1】
【0064】実験No.1〜3、8、11、12は、第
1段の高圧液体流処理のネットメッシュの多孔性支持板
による小面積の開孔が高配設密度で形成されかつ非開孔
部では繊維間が三次元交絡をしてなる領域と、第2段の
高圧液体流処理のネットメッシュの多孔性支持板による
大面積の開孔が低配設密度で形成されかつ非開孔部では
繊維間が前記領域の非開孔部よりも高度に三次元交絡を
して緻密な構造を具備せしめる領域とが交互に配され、
実質的に開孔形状の差により極めて鮮明な模様が付与さ
れた短繊維不織布であった。しかし、実験No.1にお
いては、第2段の8メッシュの多孔性支持板による開孔
面積がかなり大きいため不織布全体としての形態安定性
にやや劣るものであった。
【0065】実験No.4、10、13は、第1段の高
圧液体流処理のネットメッシュの多孔性支持板による小
面積の開孔が高配設密度で形成されかつ非開孔部では繊
維間が三次元交絡をしてなる領域と、第2段の高圧液体
流処理のネットメッシュの多孔性支持板による大面積の
開孔が低配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が
前記領域の非開孔部よりも高度に三次元交絡をして緻密
な構造を具備せしめる領域とが交互に配され、実質的に
開孔形状の差により鮮明な模様が付与された短繊維不織
布であった。
【0066】実験No.5は、全面的に小面積の開孔が
高配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元
交絡してなっており、一方向模様の不鮮明なものであっ
た。すなわち、70メッシュによる模様の付与の後、8
0メッシュによる模様の付与を部分的に行うものであっ
たが,第1段の高圧液体流処理に用いたものよりも細か
いメッシュのものを用いたため70メッシュによる模様
が不織布表面に残り第2段の高圧液体流処理によりる繊
維束の再配列が行われなかった。よって模様は不鮮明で
あった。この実験No.5を比較例1とした。
【0067】実験No.6は、全面的に大面積の開孔が
低配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元
交絡してなっており、一方向模様の不鮮明なものであっ
た。すなわち、16メッシュによる模様の付与の後、2
0メッシュによる模様の付与を部分的に行うものであっ
たが、第1段の高圧液体流処理に用いたものよりも細か
いメッシュのものを用いたため20メッシュによる模様
が不織布表面に残り第2段の高圧液体流処理によりる繊
維束の再配列が行われなかった。よって模様は不鮮明で
あった。この実験No.6を比較例2とした。
【0068】実験No.7、14は、第1段の高圧液体
流処理のネットメッシュの多孔性支持板による小面積の
開孔が高配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が
三次元交絡をしてなる領域と、第2段の高圧液体流処理
のネットメッシュの多孔性支持板による大面積の開孔が
低配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が前記領
域の非開孔部よりも高度に三次元交絡をして緻密な構造
を具備せしめる領域とが交互に配された短繊維不織布で
あるが、実質的に開孔形状の差による模様はやや鮮明で
あった。
【0069】実験No.9は、160メッシュの多孔性
支持板による領域は、開孔がやや不鮮明であり、繊維間
の交絡が弱いものであった。前記領域と、20メッシュ
の多孔性支持板による大面積の開孔が低配設密度で形成
されかつ非開孔部では繊維間が高度に三次元交絡をして
緻密な構造を具備せしめる領域とが交互に配され、実質
的に開孔形状の差により極めて鮮明な模様が付与された
短繊維不織布であった。
【0070】
【発明の効果】本発明の不織布は、交絡処理時における
細かいメッシュの多孔性支持板による小面積の開孔が高
配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元交
絡をしてなる領域Aと、前記交絡処理に際して用いたよ
り粗いメッシュの多孔性支持板による大面積の開孔が低
配設密度で形成されかつ非開孔部では繊維間が前記領域
Aの非開孔部よりも高度に三次元交絡をして緻密な構造
を具備せしめる領域Bとが,不織布中の一方向に交互に
設けられているゼブラ模様が付与された構成からなる。
領域Aと領域Bは、構成が異なるため、その機能も相反
するものとなり、一様でない模様を有し、機械的特性に
優れ、かつ柔軟性を有するスパンレース不織布であり、
衣料用、医療用、生活資材用、工業資材用、農業資材
用、日用品等に有用な不織布を提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として熱可塑性合成重合体よりなる短
    繊維からなる不織布であって、小面積の開孔が高配設密
    度で形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元交絡をし
    てなる領域Aと、大面積の開孔が低配設密度で形成され
    かつ非開孔部では繊維間が前記領域Aの非開孔部よりも
    高度に三次元交絡をして緻密な構造を具備せしめる領域
    Bとが、不織布中の一方向に交互に設けられていること
    を特徴とするゼブラ模様の付与された不織布。
  2. 【請求項2】 主として熱可塑性合成重合体よりなる短
    繊維からなる不織布であって、下記(1)を満足する開
    孔が形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元交絡をし
    てなる領域Aと、下記(2)を満足する開孔が形成され
    かつ非開孔部では繊維間が前記領域Aの非開孔部よりも
    高度に三次元交絡をして緻密な構造を具備せしめる領域
    Bとが、不織布中の一方向に交互に設けられていること
    を特徴とするゼブラ模様の付与された不織布。 (1)下式において、Xは開孔面積(mm2)、Yは孔配
    設密度(個/cm2)、Zは開孔面積率(%)であり、開
    孔面積が17×10-2mm2 以下、かつ孔配設密度が3
    50個/cm2 以上、かつ開孔面積率が30〜60%と
    する。 X×Y=Z (2)下式において、Xは開孔面積(mm2)、Yは孔配
    設密度(個/cm2)、Zは開孔面積率(%)であり、開
    孔面積が30×10-2mm2 以上、かつ孔配設密度が1
    00個/cm2 以下、かつ開孔面積率が30〜70%と
    する。 X×Y=Z
  3. 【請求項3】 主として熱可塑性合成重合体よりなる短
    繊維からなる不織布であって,下記(1)を満足する開
    孔が形成されかつ非開孔部では繊維間が三次元交絡をし
    てなる領域Aと,下記(2)を満足する開孔が形成され
    かつ非開孔部では繊維間が前記領域Aの非開孔部よりも
    高度な三次元交絡をして緻密な構造を具備せしめる領域
    Bとが,不織布中の一方向に下記(3)を満足するごと
    く交互に設けられていることを特徴とするゼブラ模様の
    付与された不織布。 (1)下式において、Xは開孔面積(mm2)、Yは孔配
    設密度(個/cm2)、Zは開孔面積率(%)であり、開
    孔面積が17×10-2mm2 以下、かつ孔配設密度が3
    50個/cm2 以上、かつ開孔面積率が30〜60%と
    する。 X×Y=Z (2)下式において、Xは開孔面積(mm2)、Yは孔配
    設密度(個/cm2)、Zは開孔面積率(%)であり、開
    孔面積が30×10-2mm2 以上、かつ孔配設密度が1
    00個/cm2 以下、かつ開孔面積率が30〜70%と
    する。 X×Y=Z (3)領域Aと領域Bの配設間隔(A/B)(mm)が
    10〜1000/10〜100であること
  4. 【請求項4】 主として熱可塑性合成重合体よりなる短
    繊維からなる不織ウエブを細かいメッシュの多孔性支持
    板上に載置し、噴射孔が幅方向に一様に配設された高圧
    液体流噴射装置を用いて第1段の高圧液体流処理を施す
    ことにより前記メツシユの開孔部に相当する部位に開孔
    を形成すると共に非開孔部に存在する繊維の間に三次元
    交絡を付与し、次いで粗いメッシュの多孔性支持板上に
    載置し、噴射孔が幅方向に一様に配設された領域と噴射
    孔が配設されていない領域とが幅方向に交互に配設され
    た高圧液体流噴射装置を用いて第2段の高圧液体流処理
    を施すことにより前記メツシユの開孔部に相当する部位
    に開孔を形成すると共に非開孔部に存在する繊維の間に
    前記第1段の高圧液体流処理によるものよりも高度な三
    次元交絡をし緻密な構造を具備せしめることを特徴とす
    るゼブラ模様の付与された不織布の製造方法。
  5. 【請求項5】 細かいメッシュの多孔性支持板が50メ
    ッシュ以上の多孔性支持板であり、粗いメッシュの多孔
    性支持板が25メッシュ以下の多孔性支持板であること
    を特徴とする請求項4記載のゼブラ模様の付与された不
    織布の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287158A (ja) * 2008-04-28 2009-12-10 Daiwabo Holdings Co Ltd 不織布およびその製造方法、並びに拭き取り材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009287158A (ja) * 2008-04-28 2009-12-10 Daiwabo Holdings Co Ltd 不織布およびその製造方法、並びに拭き取り材

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