JPH082003Y2 - 自動車用二系統式油圧制動装置 - Google Patents

自動車用二系統式油圧制動装置

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JPH082003Y2
JPH082003Y2 JP10423290U JP10423290U JPH082003Y2 JP H082003 Y2 JPH082003 Y2 JP H082003Y2 JP 10423290 U JP10423290 U JP 10423290U JP 10423290 U JP10423290 U JP 10423290U JP H082003 Y2 JPH082003 Y2 JP H082003Y2
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秀明 三宅
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、自動車用二系統式油圧制動装置に関し、特
に、マスタシリンダのシリンダ本体内に互いに独立した
第1及び第2油圧室を画成する前後一対のピストンを収
容し、またシリンダ本体の一側面に、前記第1及び第2
油圧室の第1及び第2出力ポートを有する第1及び第2
接続ボスを突設し、これら接続ボスに、入力油圧を制御
して左右の後輪ブレーキに出力する後輪制動油圧制御装
置のハウジング一側に突設された一対の耳部をユニオン
ボルトによりそれぞれ固着し、これら耳部には前記第1
及び第2出力ポートからの出力油圧を後輪制動油圧制御
装置の第1及び第2入力油圧室に導入する第1及び第2
流入ポートをそれぞれ設けたものの改良に関する。
(2)従来の技術 かゝる油圧制動装置は、例えば実開昭60-104361号公
報に開示されているように、既に知られている。
またかゝる制動装置におけるタンデム型マスタシリン
ダでは、一般に、前部ピストンの後退限を規制するため
に、先端部で第1ピストンを受止めるストップボルトが
シリンダ本体の側壁に螺着されている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで、前記ストップボルトは、その頭部に他物か
らの衝撃力を受けたり振動を受けたりすると弛む惧れが
あり、万一、弛んでシリンダ本体から離脱すると、前部
ピストンの後退位置が不安定になるのみならず、シリン
ダ本体内の作動油が漏出するという不都合を招く。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、前記
ストップボルトへの他物の衝突や該ボルトのシリンダ本
体からの離脱を後輪制動油圧制御装置を利用して簡単に
防止し得るようにした自動車用二系統式油圧制動装置を
提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、マスタシリン
ダの前部ピストンの後退限を規制すべくシリンダ本体の
側壁に螺着されたストップボルトの頭部に近接して該頭
部を覆う保護壁を後輪制動油圧制御装置のハウジングに
一体に形成したことを特徴とする。
(2)作用 上記構成によれば、例えば隣接機器の整備中に工具等
がストップボルトに接近しても、保護壁により該ボルト
への衝突を防止することができる。また万一、ストップ
ボルトが弛み出せば、該ボルトの頭部が保護壁に拘束さ
れてそれ以上の弛み、したがってシリンダ本体からの離
脱が防止される。
上記保護壁は、マスタシリンダへの後輪制動油圧制御
装置への取付けと同時に定位置に設置される。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明す
る。
第1図において、自動車のエンジンルームReの一隅に
図示しないダッシュボードに固着される負圧式ブースタ
1が設置され、その前面にタンデム型のマスタシリンダ
2が取付けられる。
マスタシリンダ2は、その左側面に前後に並ぶ第1及
び第2接続ボス31,32を備えており、これらに後輪制動
油圧制御装置6が取付けられる。後輪制動油圧制御装置
6は、その上面に前後に並ぶ第3及び第4接続ボス33,3
4を、また左側面に前後に並ぶ第5及び第6接続ボス35,
36を備えており、第3及び第4接続ボス33,34には右及
び左前輪ブレーキBfr,Bflにそれぞれ連なる油圧導管51,
52がそれぞれ接続され、また第5及び第6接続ボス35,3
6には左及び右後輪ブレーキBrl,Brrにそれぞれ連なる油
圧導管53,54がそれぞれ接続される。
第2図及び第4図に示すように、前記マスタシリンダ
2のシリンダ本体10のシリンダ孔10aには、互いに独立
した第1及び第2油圧室111,112を前後に画成すべく、
前後一対のピストン121,122が摺動自在に嵌装される。
これらピストン121,122は戻しばね151,152によりそれぞ
れ後退方向へ付勢される。
前部ピストン121の後退限は、シリンダ本体10の左側
壁に螺着されたストップボルト141(第5図参照)の先
端部が該ピストン121を支承することにより規制され
る。また後部ピストン122の後退限は、シリンダ孔10aの
後端部内壁に固定された軸受142が該ピストン122を支承
することにより規制される。この後部ピストン122に、
これを駆動すべくブースタ1の出力杆1aが連接される。
また、前記ストップボルト141の頭部が露出するシリ
ンダ本体10の左側面には、前記第1及び第2接続ボス
31,32が一体に突設され、第1接続ボス31には第1油圧
室111に通じる第1出力ポート131が、また第2接続ボス
32には第2油圧室112に通じる第2出力ポート132がそれ
ぞれ穿設される。
さらに、シリンダ本体10の前部には、その上面から突
出する円筒状の補助油溜16が一体に形成される。この補
助油溜16は、シリンダ本体10と一体の隔壁17により内部
を第1及び第2油溜室181,182に区画される。第1油溜
室181は前部ピストン121の前端部近傍に配置されてい
て、その底壁には第1油圧室111のためのリリーフポー
ト191及びサプライポート201が穿設される。
一方、シリンダ本体10の上壁には、第2油溜室182
ら後方へ延びる油路21が形成され、この油路21の底壁に
第2油圧室112のためのリリーフポート192及びサプライ
ポート202が穿設される。
補助油溜16の外周には、これより大容積で両油溜室18
1,182と連通する主油溜22が嵌合連結される。この主油
溜22には、作動油を濾過するフィルタ23と、作動油の貯
留油面が規定レベルL以下に低下したとき作動する油面
検知装置24とが設けられる。この油面検知装置24は、主
油溜22のキャップ25の下面に突設されて主油溜22内に深
く突入するスイッチ筒26と、このスイッチ筒26内に収容
されて前記規定レベルL位置に配設されるリードスイッ
チ27と、スイッチ筒26の外周に昇降自在に嵌装され、内
周面に磁石28を埋設した環状フロート29とから構成さ
れ、フロート29が規定レベルLまで下降すると、磁石28
の磁気に感応してリードスイッチ27が閉じるようになっ
ている。このリードスイッチ27には、その閉成時には作
動するランプ等の警報器30が接続される。
第3図及び第4図に示すように、前記後輪制動油圧制
御装置6は、前記シリンダ本体10と平行なシリンダ部32
と、このシリンダ部32の下面から突出する前後一対の耳
部331,332とからなるハウジング31を有し、シリンダ部3
2の上面に前記第3及び第4接続ボス33,34が、また左側
面に前記第5及び第6接続ボス35,36がそれぞれ一体的
に突設される。
両耳部331,332は、これらを貫通するユニオンボルト3
4,34により前記第1及び第2接続ボス31,32にそれぞれ
油密に固着される。
各耳部331,332の、ユニオンボルト34頭部に対する座
面には、その周縁に沿って不等間隔で並ぶ複数のピン孔
55が穿設されており、これらピン孔55のいずれか一つに
ユニオンボルト34の頭部側面に当接する回り止めピン56
が打ち込まれる。これによってユニオンボルト34の緩み
は防止される。
各ユニオンボルト34には、対応する第1,第2接続ボス
31,32の出力ポート131,132に連通するT字状の油路35及
び環状溝36を有し、また耳部331,332には、対応する環
状溝36をシリンダ部32のシリンダ孔32aに連通する第1,
第2流入ポート371,372がそれぞれ穿設される。
シリンダ部32のシリンダ孔32aは一端を開放してお
り、その開放端はねじ栓38により閉鎖される。シリンダ
孔32aには互いに同径の第1及び第2受圧ピストン391,3
92が摺動自在に嵌装される。各受圧ピストン391,392
は、互いに同径の小シリンダ孔401,402が形成されてお
り、これらの小シリンダ孔401,402には、互いに背面を
当接し合うバルブ移動ピストン411,412がそれぞれ摺合
自在に嵌合する。両受圧ピストン391,392間には、スペ
ーサ421,422を介して、共通1個の調圧ばね43が縮設さ
れている。スペーサ421,422は、その外端に両受圧ピス
トン391,392と調圧ばね43との間で挟持されるフランジ
部42aをそれぞれ有し、各フランジ部42aの外端面に対向
してバルブ移動ピストン411,412の外周には肩部41aがそ
れぞれ形成される。
両小シリンダ孔401,402には、バルブ移動ピストン4
11,412の各外端により第1及び第2入力油圧室441,442
が、またシリンダ孔32aの両端部には両受圧ピストン3
91,392の外端により第1及び第2出力油圧室451,452
それぞれ画成されており、各受圧ピストン391,392の各
出力油圧室451,452側の受圧面積は各入力油圧室441,442
側の受圧面積より大となっている。
小シリンダ孔401,402の端壁には、隣接する入、出力
油圧室441,451間及び442,452間をそれぞれ連通する弁孔
471,472が形成されており、これら弁孔471,472をバルブ
481,482の外端にそれぞれ突設した開弁棒491,492が貫通
し得るようになっている。
各バルブ481,482とバルブ移動ピストン411,412との間
には弁ばね501,502がそれぞれ縮設されており、通常は
バルブ481,482の開弁棒491,492がシリンダ孔32aの端壁
及びねじ栓38の内端にそれぞれ当接して、各受圧ピスト
ン391,392の外方摺動限でバルブ481,482を開弁位置に保
持するようになっている。そして各受圧ピストン391,39
2が内方に移動して、小シリンダ孔401,402の端壁にバル
ブ481,482が着座すると、弁孔471,472は閉鎖される。
各バルブ481,482の内端にはコネクタ511,512がそれぞ
れ一体に連設されている。これらコネクタ511,512の内
端は、バルブ移動ピストン411,412が所定の距離l2だけ
内方へ移動したとき、そのピストン411,412の外端に設
けられたストッパ521,522と係合するようになってい
る。この距離l2は、バルブ481,482の開弁位置から閉弁
位置まで受圧ピストン391,392が移動する距離l1より大
きく、且つこの距離l1と、バルブ移動ピストン411,412
が中立位置からスペーサ421,422のフランジ部42aに当接
する位置まで移動する距離l3との和よりも小さく設定さ
れる。即ち、 l1<l2<l1+l3 とされる。
ハウジング31の、調圧ばね43を収容する中間部の側壁
には排出孔53が設けられ、この排出孔53は通常、ゴム栓
55によって閉塞されている。このゴム栓55、受圧ピスト
ン391,392及びバルブ移動ピストン411,412周りのシール
部材が万一損傷して入力油圧室441,442から作動油が漏
洩した場合、その漏洩作動油の圧力により破裂または離
脱するようになっており、その破裂または離脱によれ
ば、漏洩した作動油が排出孔53から外部に流出するの
で、上記シール部材の損傷を、マスタシリンダ2の主油
溜22における油面の異常低下として油圧検知装置24によ
り検知することができる。
第1及び第2入力油圧室441,442には前記第1及び第
2流入ポート371,372と、前記第3及び第4接続ボス33,
34に穿設された第1及び第2流出ポート461,462とがそ
れぞれ通じている。第1流入ポート371と第1流出ポー
ト461、第2流入ポート372と第2流出ポート462はそれ
ぞれ同一孔あけ工具により穿孔し得るよう、同軸上に配
置される。そして第3及び第4接続ボス33,34には、第
1及び第2流出ポート461,462を右及び左前輪ブレーキB
fr,Bflにそれぞれ連通する導管51,52がフレヤボルト57,
57によりそれぞれ接続される。
また第1及び第2出力油圧室451,452には、前記第5
及び第6接続ボス35,36に穿設された第3及び第4流出
ポート463,464が通じる。そして第5及び第6接続ボス3
5,36には、第3及び第4流出ポート463,464を左及び右
後輪ブレーキBrl,Brrにそれぞれ連通する導管53,54がそ
れぞれフレヤボルト58,58により接続される。
第3図及び第5図において、前記ハウジング31のシリ
ンダ部32には、マスタシリンダ2の前記ストップボルト
141の頭部62に近接してそれを覆う保護壁59が一体に形
成される。
次に、この実施例の作用について説明すると、マスタ
シリンダ2の非作動時には、後輪制動油圧制御装置6に
おける第1,第2両受圧ピストン391,392は共に調圧ばね4
3のセット荷重により第3図に示す外方摺動限に押圧さ
れ、バルブ481,482はそれぞれ開弁していて、第1及び
第2入、出力油圧室441,451間及び442,452間はそれぞれ
連通状態にある。
こゝで、ブースタ1を操作して、その出力杆1aにより
マスタシリンダ2を駆動すれば、前、後部両ピストン12
1,122の前進により、第1及び第2油圧室111,112に発生
する油圧は第1及び第2出力ポート131,132から出力さ
れ、第1及び第2流入ポート371,372を経て後輪制動油
圧制御装置6の第1及び第2入力油圧室441,442にそれ
ぞれ入力される。
第1及び第2入力油圧室441,442に入力された油圧
は、一方では該入力室441,442を素通りし、第1及び第
2流出ポート461,462及び油圧導管51,52を経て右、左の
前輪ブレーキBfr,Bflに伝達して、これらを作動する。
また他方では、弁孔471,472、第1,第2出力油圧室451,4
52、第3及び第4流出ポート463,464及び油圧導管53,54
を順次経て左、右の後輪ブレーキBrl,Brrに伝達して、
それらを作動する。
そして、マスタシリンダ2の出力油圧の上昇に伴い、
第1及び第2入、出力油圧室441,442;451,452内の圧力
も上昇するが、その圧力が一定値に達すると、第1及び
第2受圧ピストン391,392の内外側の受圧面積の差によ
り各受圧ピストン391,392に作用する差動油圧が調圧ば
ね43のセット荷重よりも大となり、第1及び第2受圧ピ
ストン391,392は、それぞれ調圧ばね43を圧縮しながら
内方へ移動し、その移動距離がl1に達したとき、バルブ
481,482が弁孔471,472を閉じる。その結果、出力油圧室
451,452内の油圧、すなわち後輪ブレーキBrl,Brrの制動
油圧の増加が止められる。
更にマスタシリンダ2の出力油圧が上昇すると、入力
油圧室441,442内の圧力が上昇して、各受圧ピストン3
91,392を外方へ押動する。したがって、バルブ481,482
は再び開き、出力油圧室451,452内の圧力を増加させ
る。この圧力がある値に達すると、第1及び第2受圧ピ
ストン391,392が再び作動して、弁孔471,472が閉鎖さ
れ、その圧力の上昇が止められる。このような作用の繰
り返しによって、各後輪の制動油圧は、マスタシリンダ
2の出力油圧を一定の比率で減圧したものとなる。
一方、前輪ブレーキBfl,Bfrにはマスタシリンダ2の
出力油圧が入力油圧室441,442を素通りして直接作用す
るので、前輪の制動油圧は、マスタシリンダ2の出力油
圧の上昇に伴って急速に増加する。こうして、強度に制
動をかけたとき、車体が前傾して下向き荷重が増大する
側の前輪に対しては、そのブレーキBfl,Bfrを強力に、
荷重が減少する側の後輪に対しては、そのブレーキBrf,
Brrを弱めに作動させることになるので、効率のよい制
動を行うことができる。
次に、制動油圧回路のいずれか一方の系統、例えば第
2出力ポート132側の油圧回路が失陥して、左前輪ブレ
ーキBrl及び右後輪ブレーキBrrに制動油圧が加わらなく
なったとする。このときブースタ1を操作すると、マス
タシリンダ2の左右の第1出力ポート131からの出力油
圧のみが有効となる。
而して、第1出力ポート131からの出力油圧によれ
ば、第1入力油圧室441内の圧力は上昇するが、第2入
力油圧室442内の圧力は上昇しない。そのため、バルブ
移動ピストン411,412は共に後方(第3図では右方向)
へ移動し、前方のバルブ移動ピストン411がスペーサ421
のフランジ部42aに当接する。そして、バルブ移動ピス
トン411は、その移動に伴いスペーサ421を介して調圧ば
ね43を圧縮する。
その結果、第1受圧ピストン391には調圧ばね43によ
る押圧力が加わらなくなるので、この受圧ピストン391
は、この内外側からの差動圧力により内方へ即ち後方へ
移動する。
バルブ移動ピストン411が所定の距離l2だけ後方へ移
動すると、その外端のストッパ521がコネクタ511の内端
と係合し、バルブ481を内方へ移動させる。距離l2はl1
+l3よりも小さく設定されているから、この間に、バル
ブ481は小シリンダ孔401の端壁から離れており、開弁状
態を保持している。
こうしてバルブ移動ピストン411、バルブ481、第1受
圧ピストン391は、スペーサ421の内端が他方のスペーサ
422の内端に当接する位置まで、内方へ移動する。
バルブ移動ピストン411が最も内方へ移動して、各ス
ペーサ421,422の内端が互いに当接した状態では、第1
受圧ピストン391もその内端をスペーサ421のフランジ部
42aに当接させる位置まで移動しているが、このときス
トッパ521がコネクタ511の内端に係合しているので、バ
ルブ481は弁孔471を開放し続ける。したがって、マスタ
シリンダ2の第1出力ポート131からの出力油圧はその
まま第1出力油圧室451に伝達され、第1出力ポート131
の系統の後輪は、前輪と同じ強さで制動されることにな
る。すなわち、後輪制動油圧制御装置6は、一方の系統
が故障したとき、他方の系統について後輪の制動油圧を
減圧することなく作動させるので、この後輪制動油圧制
御装置6にはバイパス機能が付与されたことになる。
制動を解除すべくマスタシリンダ2を不作動状態に戻
せば、それに伴い入力油圧室441,442は減圧するので、
前輪ブレーキBfr,Bfrの作動は直ちに解除される。
一方、受圧ピストン391,392は、このとき内方移動位
置にあってバルブ481,482が閉弁していれば、出力油圧
室451,452の油圧が入力油圧室441,442の油圧よりも相対
的に高くなるが、このような入、出力油圧室441,451
および442,452間の圧力差によりバルブ481,482が開弁さ
れて弁孔471,472を開放する。その結果、出力油圧室4
51,452も減圧して後輪ブレーキBrl,Brrの作動を解除す
ることができる。
このような二系統式油圧制動装置において、マスタシ
リンダ2の前部ピストン121の後退限を規制するストッ
プボルト141の頭部62は、それに近接した保護壁59によ
って覆われているので、エンジンルームReにおけるエン
ジン等の整備時、工具等がストップボルト141に近接し
ても、該ボルト141に衝突することを保護壁59によって
防止することができる。また振動等によりストップボル
ト141が万一弛んでも、保護壁59によって該ボルト141
一定量以上の弛み、したがってシリンダ本体10からの離
脱を防止することができる。
しかも、前記保護壁59は後輪制動油圧制御装置6のハ
ウジング31に一体に形成されるので、後輪制動油圧制御
装置6のマスタシリンダ2への取付けと同時に定位置に
設置されることになり、保護壁59専用の取付部材は不要
である。
一方、マスタシリンダ2の第1及び第2接続ボス31,3
2に後輪制動油圧制御装置6の耳部331,332を固着するた
めのユニオンボルト34,34と、後輪制動油圧制御装置6
の第3及び第4接続ボス33,44に左右の前輪ブレーキ用
油圧導管51,52を接続するためのフレヤボルト57,57とは
互いに分離して設置されることになるので、これらボル
ト34,57に対し、それぞれ規定の締付トルクを個別に容
易に与えることができる。
また左右の前輪ブレーキBfl,Bfrは、第3及び第4接
続ボス33,34の第1及び第2流出ポート461,462を通して
後輪制動油圧制御装置6の第1及び第2入力油圧室441,
442の油圧を受けるようになっているから、第3及び第
4接続ボス33,34のハウジング31への形成に際しては、
第1及び第2入力油圧室441,442周りの広い範囲からそ
の形成位置を自由に選定することができ、これにより油
圧導管51,52の種々の配管形態を取り得て好都合であ
る。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、マスタシリンダの前部
ピストンの後退限を規制すべくシリンダ本体の側壁に螺
着されたストップボルトの頭部に近接してこれを覆う保
護壁を後輪制動油圧制御装置のハウジングに一体に形成
したので、ストップボルトへの他物の衝突やストップボ
ルトの一定量以上の弛み及び離脱を保護壁によって防止
することができる。しかも、保護壁は後輪制動油圧制御
装置のマスタシリンダへの取付と同時に定位置に設置さ
れることになるから、保護壁専用の取付部材は不要であ
り、構造が極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示すもので、第1図は自動
車用二系統式油圧制動装置の平面図、第2図、第3図及
び第4図は第1図のII-II線、III-III線及びIV-IV線拡
大断面図、第5図は第3図のV-V線断面図である。 Bfl……左前輪ブレーキ、Bfr……右前輪ブレーキ、Brl
……左後輪ブレーキ、Brr……右後輪ブレーキ、1……
ブースタ、2……マスタシリンダ、31〜36……第1〜第
6接続ボス、51〜54……油圧導管、6……後輪制動油圧
制御装置、10……シリンダ本体、111,112……第1,第2
油圧室、131,132……第1,第2出力ポート、141……スト
ップボルト、31……ハウジング、331,332……耳部、34
……ユニオンボルト、371,372……第1,第2流入ポー
ト、441,442……第1,第2入力油圧室、451,452……第1,
第2出力油圧室、461〜464……第1〜第4流出ポート、
57,58……フレヤボルト、59……保護壁、62……頭部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタシリンダ(2)のシリンダ本体(1
    0)内に互いに独立した第1及び第2油圧室(111,112
    を画成する前後一対のピストン(121,122)を収容し、
    またシリンダ本体(10)の一側面に、前記第1及び第2
    油圧室(111,112)の第1及び第2出力ポート(131,1
    32)を有する第1及び第2接続ボス(31,32)を突設
    し、これら接続ボス(31,32)に、入力油圧を制御して
    左右の後輪ブレーキ(Brl.Brr)に出力する後輪制動油
    圧制御装置(6)のハウジング(31)一側に突設された
    一対の耳部(331,332)をユニオンボルト(34)により
    それぞれ固着し、これら耳部(331,332)には前記第1
    及び第2出力ポート(131,132)からの出力油圧を後輪
    制動油圧制御装置(6)の第1及び第2入力油圧室(44
    1,442)に導入する第1及び第2流入ポート(371,372
    をそれぞれ設けた、自動車用二系統式油圧制動装置にお
    いて、 マスタシリンダ(2)の前部ピストン(121)の後退限
    を規制すべくシリンダ本体(10)の側壁に螺着されたス
    トップボルト(141)の頭部(62)に近接して該頭部(6
    2)を覆う保護壁(59)を後輪制動油圧制御装置(6)
    のハウジング(31)に一体に形成したことを特徴とす
    る、自動車用二系統式油圧制動装置。
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