JPH08201670A - 光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents
光ファイバテープ心線の製造方法Info
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- JPH08201670A JPH08201670A JP7009636A JP963695A JPH08201670A JP H08201670 A JPH08201670 A JP H08201670A JP 7009636 A JP7009636 A JP 7009636A JP 963695 A JP963695 A JP 963695A JP H08201670 A JPH08201670 A JP H08201670A
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- optical fiber
- curable resin
- core wire
- coating
- ultraviolet curable
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- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバテープ心線の幅方向の外側に数十
μm程度のテープ被覆を安定して形成することができる
光ファイバテープ心線の製造方法を提供することを目的
とする。 【構成】 光ファイバ素線1がテープ状に一体化された
光ファイバテープ心線を製造する工程と、光ファイバテ
ープ心線を強制的に冷却することにより、硬化した紫外
線硬化型樹脂16の温度を強制的に下げる工程と、冷却
された光ファイバテープ心線を流動状態の紫外線硬化型
樹脂17で満たされたダイ6bの開口部に通すことによ
り、光ファイバテープ心線の外側に紫外線硬化型樹脂1
7を塗布する工程と、紫外線硬化型樹脂17に紫外線を
照射して硬化させ、幅方向における被覆の厚さが厚さ方
向における厚さよりも厚くなっている光ファイバテープ
心線を製造する工程とを備えている。
μm程度のテープ被覆を安定して形成することができる
光ファイバテープ心線の製造方法を提供することを目的
とする。 【構成】 光ファイバ素線1がテープ状に一体化された
光ファイバテープ心線を製造する工程と、光ファイバテ
ープ心線を強制的に冷却することにより、硬化した紫外
線硬化型樹脂16の温度を強制的に下げる工程と、冷却
された光ファイバテープ心線を流動状態の紫外線硬化型
樹脂17で満たされたダイ6bの開口部に通すことによ
り、光ファイバテープ心線の外側に紫外線硬化型樹脂1
7を塗布する工程と、紫外線硬化型樹脂17に紫外線を
照射して硬化させ、幅方向における被覆の厚さが厚さ方
向における厚さよりも厚くなっている光ファイバテープ
心線を製造する工程とを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の光ファイバ素
線を平面状に配列し、テープ状に一体化した光ファイバ
テープ心線の製造方法に関するものである。
線を平面状に配列し、テープ状に一体化した光ファイバ
テープ心線の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多心の光ファイバケーブルを構成
するのに有効な光ファイバユニットとして、複数本の光
ファイバ素線を平面状に配列し、その周囲に一括して被
覆を施して一体化した光ファイバテープ心線が用いられ
ている。ここで施される被覆には、紫外線照射により迅
速に硬化するため生産性に優れている紫外線硬化型樹脂
が用いられる。
するのに有効な光ファイバユニットとして、複数本の光
ファイバ素線を平面状に配列し、その周囲に一括して被
覆を施して一体化した光ファイバテープ心線が用いられ
ている。ここで施される被覆には、紫外線照射により迅
速に硬化するため生産性に優れている紫外線硬化型樹脂
が用いられる。
【0003】光ファイバテープ心線は、複数本の光ファ
イバ素線を平面状に配列させた後、長円形の開口部を有
するダイを用いて粘性の高い紫外線硬化型樹脂を複数本
の光ファイバ素線の外側に塗布し、紫外線を照射して塗
布した紫外線硬化型樹脂を硬化させることにより、製造
されている。
イバ素線を平面状に配列させた後、長円形の開口部を有
するダイを用いて粘性の高い紫外線硬化型樹脂を複数本
の光ファイバ素線の外側に塗布し、紫外線を照射して塗
布した紫外線硬化型樹脂を硬化させることにより、製造
されている。
【0004】従来用いられている光ファイバテープ心線
は、光ファイバ素線の外径が250μmφ、光ファイバ
素線の心数が2〜12心、厚さが400μmのものであ
る。また、光ファイバテープ心線の幅としては、光ファ
イバ素線径×心数+100μmであるのが汎用的であ
り、配列された複数の光ファイバ素線の周囲に数十μm
の厚さの一括被覆を施すのが通例である。
は、光ファイバ素線の外径が250μmφ、光ファイバ
素線の心数が2〜12心、厚さが400μmのものであ
る。また、光ファイバテープ心線の幅としては、光ファ
イバ素線径×心数+100μmであるのが汎用的であ
り、配列された複数の光ファイバ素線の周囲に数十μm
の厚さの一括被覆を施すのが通例である。
【0005】ところで、近年、加入者線路網を全て光フ
ァイバによって構成しようという構想がある。この構想
を実現するためには、従来の光ファイバケーブルと外径
が同等であって、ケーブル中の光ファイバ心数が数千心
という高密度光ファイバケーブルの採用が検討されてい
る。このような高密度光ファイバケーブルを構成するた
めには、光ファイバ素線を例えば外径200μmφ以下
に細径化し、光ファイバテープ心線を多心化して例えば
16心とし、光ファイバテープ心線の厚さを0.25m
m以下程度に薄くする必要があり、検討が進められてい
る。
ァイバによって構成しようという構想がある。この構想
を実現するためには、従来の光ファイバケーブルと外径
が同等であって、ケーブル中の光ファイバ心数が数千心
という高密度光ファイバケーブルの採用が検討されてい
る。このような高密度光ファイバケーブルを構成するた
めには、光ファイバ素線を例えば外径200μmφ以下
に細径化し、光ファイバテープ心線を多心化して例えば
16心とし、光ファイバテープ心線の厚さを0.25m
m以下程度に薄くする必要があり、検討が進められてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平面状に配列
された光ファイバ素線のうち両端に配置されたものの、
光ファイバテープ心線の幅方向における外側には、現在
用いられている光ファイバテープ心線と同様に、数十μ
mの厚さの被覆を施す必要がある。これは、光ファイバ
素線のうち両端に配置されたものは、光ファイバテープ
心線を用いてケーブルを構成したときに作用する外力に
よる応力が過大になりやすいので、伝送特性を悪化させ
ず、かつ強度を保証するにはこの程度の厚さの被覆を施
す必要があるためである。
された光ファイバ素線のうち両端に配置されたものの、
光ファイバテープ心線の幅方向における外側には、現在
用いられている光ファイバテープ心線と同様に、数十μ
mの厚さの被覆を施す必要がある。これは、光ファイバ
素線のうち両端に配置されたものは、光ファイバテープ
心線を用いてケーブルを構成したときに作用する外力に
よる応力が過大になりやすいので、伝送特性を悪化させ
ず、かつ強度を保証するにはこの程度の厚さの被覆を施
す必要があるためである。
【0007】従来の光ファイバテープ心線の製造方法に
おいては、テープ被覆を1層被覆によって形成する方法
と2層被覆によって形成する方法とがある。しかし、い
ずれの方法によっても、上記のような細径の光ファイバ
素線を用いた多心の光ファイバテープ心線では、光ファ
イバテープ心線の幅方向の外側に数十μm程度のテープ
被覆を安定して形成するのが困難であった。
おいては、テープ被覆を1層被覆によって形成する方法
と2層被覆によって形成する方法とがある。しかし、い
ずれの方法によっても、上記のような細径の光ファイバ
素線を用いた多心の光ファイバテープ心線では、光ファ
イバテープ心線の幅方向の外側に数十μm程度のテープ
被覆を安定して形成するのが困難であった。
【0008】テープ被覆を1層被覆によって形成する場
合においては、光ファイバテープ心線の幅方向の両端に
数十μm以上のテープ被覆を形成するにはテープ材を塗
布するのに用いるダイの幅を、(光ファイバ素線外径×
心数)によって算出される長さよりも100μm程度以
上大きくする必要があった。ところが、上記のような細
径の光ファイバ素線を用いた多心の光ファイバテープ心
線の場合には、光ファイバテープ心線の幅方向における
両端のテープ被覆は、せいぜい19μmの厚さしか得る
ことができなかった。
合においては、光ファイバテープ心線の幅方向の両端に
数十μm以上のテープ被覆を形成するにはテープ材を塗
布するのに用いるダイの幅を、(光ファイバ素線外径×
心数)によって算出される長さよりも100μm程度以
上大きくする必要があった。ところが、上記のような細
径の光ファイバ素線を用いた多心の光ファイバテープ心
線の場合には、光ファイバテープ心線の幅方向における
両端のテープ被覆は、せいぜい19μmの厚さしか得る
ことができなかった。
【0009】さらに、この厚さの不足を補う目的でダイ
の幅を(光ファイバ素線外径×心数+400μm)まで
拡大しても、光ファイバテープ心線の幅方向における両
端部のテープ被覆は30μm以下にしかならず、しかも
テープ被覆の厚さのバラツキが大きくなってしまうとい
う問題があった。また、片側のみであれば最大30μm
まで大きくなることもあったが、この場合でも他方の側
は15μm程度にしかならなかった。
の幅を(光ファイバ素線外径×心数+400μm)まで
拡大しても、光ファイバテープ心線の幅方向における両
端部のテープ被覆は30μm以下にしかならず、しかも
テープ被覆の厚さのバラツキが大きくなってしまうとい
う問題があった。また、片側のみであれば最大30μm
まで大きくなることもあったが、この場合でも他方の側
は15μm程度にしかならなかった。
【0010】そこで、本発明の目的は、光ファイバテー
プ心線の幅方向の外側に数十μm程度のテープ被覆を安
定して形成することができる光ファイバテープ心線の製
造方法を提供することにある。
プ心線の幅方向の外側に数十μm程度のテープ被覆を安
定して形成することができる光ファイバテープ心線の製
造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、複数本の光ファイバ素線を
平面状に配列し、一括して紫外線硬化型樹脂を塗布する
工程と、光ファイバ素線に塗布された紫外線硬化型樹脂
に紫外線を照射してこの紫外線硬化型樹脂を硬化させ、
光ファイバ素線がテープ状に一体化された光ファイバテ
ープ心線を製造する工程と、光ファイバテープ心線を強
制的に冷却することにより、硬化した紫外線硬化型樹脂
の温度を強制的に下げる工程と、冷却された光ファイバ
テープ心線を流動状態の紫外線硬化型樹脂で満たされた
ダイの開口部に通すことにより、光ファイバテープ心線
の外側に紫外線硬化型樹脂を塗布する工程であって、光
ファイバテープ心線と開口部との隙間は光ファイバテー
プ心線の幅方向の方が厚さ方向よりも大きくなっている
工程と、光ファイバテープ心線に塗布された紫外線硬化
型樹脂に紫外線を照射してこの紫外線硬化型樹脂を硬化
させ、幅方向における紫外線硬化型樹脂の厚さが厚さ方
向における紫外線硬化型樹脂の厚さよりも厚くなってい
る光ファイバテープ心線を製造する工程とを備えてい
る。
に、請求項1に係る発明は、複数本の光ファイバ素線を
平面状に配列し、一括して紫外線硬化型樹脂を塗布する
工程と、光ファイバ素線に塗布された紫外線硬化型樹脂
に紫外線を照射してこの紫外線硬化型樹脂を硬化させ、
光ファイバ素線がテープ状に一体化された光ファイバテ
ープ心線を製造する工程と、光ファイバテープ心線を強
制的に冷却することにより、硬化した紫外線硬化型樹脂
の温度を強制的に下げる工程と、冷却された光ファイバ
テープ心線を流動状態の紫外線硬化型樹脂で満たされた
ダイの開口部に通すことにより、光ファイバテープ心線
の外側に紫外線硬化型樹脂を塗布する工程であって、光
ファイバテープ心線と開口部との隙間は光ファイバテー
プ心線の幅方向の方が厚さ方向よりも大きくなっている
工程と、光ファイバテープ心線に塗布された紫外線硬化
型樹脂に紫外線を照射してこの紫外線硬化型樹脂を硬化
させ、幅方向における紫外線硬化型樹脂の厚さが厚さ方
向における紫外線硬化型樹脂の厚さよりも厚くなってい
る光ファイバテープ心線を製造する工程とを備えてい
る。
【0012】また、光ファイバテープ心線の強制的な冷
却は、ヘリウムガスを用いて行われるのが好ましい。
却は、ヘリウムガスを用いて行われるのが好ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、紫外線硬化型樹脂による被
覆を2つの層によって形成する。そして、第1層目の紫
外線硬化型樹脂を塗布してこれを硬化させた後、光ファ
イバテープ心線を冷却させ、その後に第2層目の紫外線
硬化型樹脂を塗布する。従って、第2層目の紫外線硬化
型樹脂を安定して塗布することができ、光ファイバテー
プ心線の幅方向の外側に数十μm程度のテープ被覆を安
定して形成することができる。
覆を2つの層によって形成する。そして、第1層目の紫
外線硬化型樹脂を塗布してこれを硬化させた後、光ファ
イバテープ心線を冷却させ、その後に第2層目の紫外線
硬化型樹脂を塗布する。従って、第2層目の紫外線硬化
型樹脂を安定して塗布することができ、光ファイバテー
プ心線の幅方向の外側に数十μm程度のテープ被覆を安
定して形成することができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に沿って本発明の実施例につ
いて説明する。なお、図面において同一又は相当部分に
は同一符号を用いるものとする。
いて説明する。なお、図面において同一又は相当部分に
は同一符号を用いるものとする。
【0015】光ファイバテープ心線は薄肉のものが要求
されているため、光ファイバテープ心線のテープ被覆の
厚さは約20μmに抑えられている。光ファイバテープ
心線の幅方向におけるテープ被覆の厚さも、これと同程
度までであれば形成するのはそれほど困難ではない。と
ころが、光ファイバテープ心線の幅方向のみに20μm
を超える厚さのテープ被覆を施すのは、表面張力によっ
て流動性を有する硬化前の紫外線硬化型樹脂が移動して
しまうため、困難である。そこで、テープ被覆を2層被
覆によって形成し、2層目で幅方向のみに塗布すること
が考えられるが、この場合にも2層目の被覆を安定して
塗布することはできない。
されているため、光ファイバテープ心線のテープ被覆の
厚さは約20μmに抑えられている。光ファイバテープ
心線の幅方向におけるテープ被覆の厚さも、これと同程
度までであれば形成するのはそれほど困難ではない。と
ころが、光ファイバテープ心線の幅方向のみに20μm
を超える厚さのテープ被覆を施すのは、表面張力によっ
て流動性を有する硬化前の紫外線硬化型樹脂が移動して
しまうため、困難である。そこで、テープ被覆を2層被
覆によって形成し、2層目で幅方向のみに塗布すること
が考えられるが、この場合にも2層目の被覆を安定して
塗布することはできない。
【0016】このような光ファイバテープ心線において
は、求められる被覆構造は厚さ方向に比較して幅方向が
大きい。従って、1層目の塗布においてテープ材をダイ
で塗布して硬化させる前に、テープ材の樹脂は、自己の
表面張力によってダイを出た直後の厚さ約0.24〜
0.25mm、幅約3.3mmの長円状の形状を維持で
きない。これは、ダイの形状を変えても長手方向の不安
定性が増すだけである。
は、求められる被覆構造は厚さ方向に比較して幅方向が
大きい。従って、1層目の塗布においてテープ材をダイ
で塗布して硬化させる前に、テープ材の樹脂は、自己の
表面張力によってダイを出た直後の厚さ約0.24〜
0.25mm、幅約3.3mmの長円状の形状を維持で
きない。これは、ダイの形状を変えても長手方向の不安
定性が増すだけである。
【0017】例えば、単純に、テープ材の被覆厚さを光
ファイバテープ心線の厚さ方向及び幅方向において比較
しても、約20〜25μmに対して数十μmと約2倍に
なっている。従って、両端に配置された光ファイバにと
っては、断面上で90°をなす2方向において2倍の被
覆比が必要であるが、硬化前はテープ材樹脂の流動性と
表面張力により形状が維持されない。形状の乱れを分類
してみると、両端部に付けることを目的としていたテー
プ材が、両端部ではなくテープ中央付近の光ファイバ素
線の隙間を大きくしたり、テープ中央付近の被覆の厚さ
を部分的にふくらませたりしていることがわかった。そ
こで、光ファイバ素線の配列を維持するために被覆を2
層被覆とし、1層目によって主に光ファイバ素線の配列
を維持し、2層目において被覆厚さを調整することとし
た。このようにすると、2層目を塗布する段階では、す
でに光ファイバ素線は配列を整えられ一括してテープ材
樹脂で硬化されているので、配列が乱れることはない。
また、1層目の硬化後は不完全ながらもすでにテープの
形状をなしているので、テープの中央部付近の被覆の厚
さがふくらんだりすることも起こらない。
ファイバテープ心線の厚さ方向及び幅方向において比較
しても、約20〜25μmに対して数十μmと約2倍に
なっている。従って、両端に配置された光ファイバにと
っては、断面上で90°をなす2方向において2倍の被
覆比が必要であるが、硬化前はテープ材樹脂の流動性と
表面張力により形状が維持されない。形状の乱れを分類
してみると、両端部に付けることを目的としていたテー
プ材が、両端部ではなくテープ中央付近の光ファイバ素
線の隙間を大きくしたり、テープ中央付近の被覆の厚さ
を部分的にふくらませたりしていることがわかった。そ
こで、光ファイバ素線の配列を維持するために被覆を2
層被覆とし、1層目によって主に光ファイバ素線の配列
を維持し、2層目において被覆厚さを調整することとし
た。このようにすると、2層目を塗布する段階では、す
でに光ファイバ素線は配列を整えられ一括してテープ材
樹脂で硬化されているので、配列が乱れることはない。
また、1層目の硬化後は不完全ながらもすでにテープの
形状をなしているので、テープの中央部付近の被覆の厚
さがふくらんだりすることも起こらない。
【0018】このような光ファイバテープ心線のテープ
材の被覆は、厚さ方向に比較して幅方向のみを大きくし
ようとするものであるため、テープ材、被覆が1層構造
からなる場合には、ダイで塗布したテープ材の樹脂が硬
化するまでの間に、表面張力によって流動性のある樹脂
が移動してしまう。このため、テープ材の被覆を1層で
形成することは難しく、1層目を被覆して硬化させた後
に、主に両端部を被覆することが必要である。また、2
層目の被覆において塗布を安定させるため(被覆厚さを
一定させるため)、光ファイバ素線を平面的に配列し一
括して紫外線硬化型樹脂を塗布して硬化させた後、2層
目を塗布する前に、テープ状の光ファイバ心線(テープ
心線の半製品)を強制的に冷却する。これにより、2層
目の被覆が安定する。
材の被覆は、厚さ方向に比較して幅方向のみを大きくし
ようとするものであるため、テープ材、被覆が1層構造
からなる場合には、ダイで塗布したテープ材の樹脂が硬
化するまでの間に、表面張力によって流動性のある樹脂
が移動してしまう。このため、テープ材の被覆を1層で
形成することは難しく、1層目を被覆して硬化させた後
に、主に両端部を被覆することが必要である。また、2
層目の被覆において塗布を安定させるため(被覆厚さを
一定させるため)、光ファイバ素線を平面的に配列し一
括して紫外線硬化型樹脂を塗布して硬化させた後、2層
目を塗布する前に、テープ状の光ファイバ心線(テープ
心線の半製品)を強制的に冷却する。これにより、2層
目の被覆が安定する。
【0019】2層目の被覆において塗布が安定しないの
は、1層目のテープ材の硬化が原因である。すなわち、
硬化させるためには紫外線照射を行うが、実際には照射
されるものの中には紫外線よりも長波長側の熱輻射成分
の光も照射されており、また硬化に伴う重合反応熱が発
生する。従って、1層目のテープ材の硬化後はテープ材
の樹脂が高温になり、樹脂の濡れあるいは粘度を不安定
とする要因となり、ときには2層目のテープ材の塗布が
不安定になる。そこで、1層目のテープ材が硬化した
後、2層目のテープ材がダイの間に通される前に、強制
的に(自然冷却以上に)冷却することで不安定要因を取
り除くのが好ましい。図1は、本発明に従って構成され
た光ファイバテープ心線の製造装置を示す図であるが、
この図1において符号9で示すものが強制冷却のための
円筒である。
は、1層目のテープ材の硬化が原因である。すなわち、
硬化させるためには紫外線照射を行うが、実際には照射
されるものの中には紫外線よりも長波長側の熱輻射成分
の光も照射されており、また硬化に伴う重合反応熱が発
生する。従って、1層目のテープ材の硬化後はテープ材
の樹脂が高温になり、樹脂の濡れあるいは粘度を不安定
とする要因となり、ときには2層目のテープ材の塗布が
不安定になる。そこで、1層目のテープ材が硬化した
後、2層目のテープ材がダイの間に通される前に、強制
的に(自然冷却以上に)冷却することで不安定要因を取
り除くのが好ましい。図1は、本発明に従って構成され
た光ファイバテープ心線の製造装置を示す図であるが、
この図1において符号9で示すものが強制冷却のための
円筒である。
【0020】さらに、冷却効率を高めるために、冷却用
ガスとして熱伝導度の大きいHeガスを用いると、テー
プ樹脂の温度がさらに下げられ、あるいは強制冷却用円
筒9を小型化することが可能なのでさらに好ましい。図
1においては、強制冷却用円筒9にHeガスボンベ10
が接続されており、強制冷却用円筒9にHeガスが導入
されるようになっている。
ガスとして熱伝導度の大きいHeガスを用いると、テー
プ樹脂の温度がさらに下げられ、あるいは強制冷却用円
筒9を小型化することが可能なのでさらに好ましい。図
1においては、強制冷却用円筒9にHeガスボンベ10
が接続されており、強制冷却用円筒9にHeガスが導入
されるようになっている。
【0021】[実施例1]図1は、本発明に従って構成
された光ファイバテープ心線の製造方法を実施する装置
の構成を示す図である。
された光ファイバテープ心線の製造方法を実施する装置
の構成を示す図である。
【0022】ここで使用される光ファイバ素線1は、外
径125μmφのシングルモード光ファイバガラスにウ
レタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂を2層被覆し
て形成されており、その外径は200μmφである。こ
のような光ファイバ素線1を巻き付けたサプライリール
2を16個を装着したサプライ4から、16本の光ファ
イバ素線1がサプライダンサーローラー3を介して張力
約50gで繰り出される。繰り出された16本の光ファ
イバ素線1は、光ファイバ素線用ガイドローラー5を用
いて1列に配列され、加圧式樹脂供給装置7aから供給
されたウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹脂が加圧
式塗布ダイ6aによって一括塗布される。加圧式塗布ダ
イ6aは長円形の開口部を有している。この開口部の大
きさは、光ファイバテープ心線の幅方向が3.30m
m、同じく厚さ方向が0.28mmとなっている。16
本の光ファイバ素線1は、この開口部を通るときにウレ
タンアクリレート系紫外線硬化型樹脂を一括塗布され
る。
径125μmφのシングルモード光ファイバガラスにウ
レタンアクリレート系の紫外線硬化型樹脂を2層被覆し
て形成されており、その外径は200μmφである。こ
のような光ファイバ素線1を巻き付けたサプライリール
2を16個を装着したサプライ4から、16本の光ファ
イバ素線1がサプライダンサーローラー3を介して張力
約50gで繰り出される。繰り出された16本の光ファ
イバ素線1は、光ファイバ素線用ガイドローラー5を用
いて1列に配列され、加圧式樹脂供給装置7aから供給
されたウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹脂が加圧
式塗布ダイ6aによって一括塗布される。加圧式塗布ダ
イ6aは長円形の開口部を有している。この開口部の大
きさは、光ファイバテープ心線の幅方向が3.30m
m、同じく厚さ方向が0.28mmとなっている。16
本の光ファイバ素線1は、この開口部を通るときにウレ
タンアクリレート系紫外線硬化型樹脂を一括塗布され
る。
【0023】ウレタンアクリレート系紫外線硬化型樹脂
を一括塗布された16本の光ファイバ素線1は、紫外線
照射炉8aに通され、塗布されたウレタンアクリレート
系紫外線硬化型樹脂が硬化させられる。この光ファイバ
素線1は、さらに、23℃のHeガスが5リットル/分
の流量で流れる1m長の強制冷却用円筒9の中を通さ
れ、強制的に冷却される。さらに、上記のように被覆が
形成されて冷却された光ファイバ素線1の外周に、加圧
式樹脂供給装置7bから供給されたウレタンアクリレー
ト系紫外線硬化型樹脂が長円形の開口部を有する加圧式
塗布ダイ6bによって塗布される。この長円形の開口部
の大きさは、光ファイバテープ心線の幅方向が3.50
mm、同じく厚さ方向が0.28mmになっている。す
なわち、加圧式塗布ダイ6bの幅方向は、加圧式塗布ダ
イ6aに比べて0.20mm大きくなっており、また、
光ファイバテープ心線とこの開口部との隙間は、光ファ
イバテープ心線の幅方向の方が厚さ方向よりも大きくな
っている。このように形成された2層目の被覆は、紫外
線照射炉8bから照射される紫外線によって硬化させら
れる。
を一括塗布された16本の光ファイバ素線1は、紫外線
照射炉8aに通され、塗布されたウレタンアクリレート
系紫外線硬化型樹脂が硬化させられる。この光ファイバ
素線1は、さらに、23℃のHeガスが5リットル/分
の流量で流れる1m長の強制冷却用円筒9の中を通さ
れ、強制的に冷却される。さらに、上記のように被覆が
形成されて冷却された光ファイバ素線1の外周に、加圧
式樹脂供給装置7bから供給されたウレタンアクリレー
ト系紫外線硬化型樹脂が長円形の開口部を有する加圧式
塗布ダイ6bによって塗布される。この長円形の開口部
の大きさは、光ファイバテープ心線の幅方向が3.50
mm、同じく厚さ方向が0.28mmになっている。す
なわち、加圧式塗布ダイ6bの幅方向は、加圧式塗布ダ
イ6aに比べて0.20mm大きくなっており、また、
光ファイバテープ心線とこの開口部との隙間は、光ファ
イバテープ心線の幅方向の方が厚さ方向よりも大きくな
っている。このように形成された2層目の被覆は、紫外
線照射炉8bから照射される紫外線によって硬化させら
れる。
【0024】以上のように製造された光ファイバテープ
心線は、光ファイバテープ心線用ガイドローラー11、
キャプスタン12、巻き取りダンサーローラー13及び
巻き取り装置14を介して、巻き取りリール15に巻き
取られる。なお、このように製造される16心光ファイ
バテープ心線の製造速度は、線速50m/分である。
心線は、光ファイバテープ心線用ガイドローラー11、
キャプスタン12、巻き取りダンサーローラー13及び
巻き取り装置14を介して、巻き取りリール15に巻き
取られる。なお、このように製造される16心光ファイ
バテープ心線の製造速度は、線速50m/分である。
【0025】製造された16心光ファイバテープ心線の
断面は図2のようになっている。すなわち、光ファイバ
テープ心線を構成する一括被覆は内層被覆16と外層被
覆17の2層から構成されており、光ファイバテープ心
線の厚さ(図2のt)は0.25mm、幅(図2のw)
は3.30mmになっている。この16心光ファイバテ
ープ心線の両端の光ファイバ素線1に被覆された、光フ
ァイバテープ心線の幅方向における厚さ(図2のd)は
50μmであった。
断面は図2のようになっている。すなわち、光ファイバ
テープ心線を構成する一括被覆は内層被覆16と外層被
覆17の2層から構成されており、光ファイバテープ心
線の厚さ(図2のt)は0.25mm、幅(図2のw)
は3.30mmになっている。この16心光ファイバテ
ープ心線の両端の光ファイバ素線1に被覆された、光フ
ァイバテープ心線の幅方向における厚さ(図2のd)は
50μmであった。
【0026】[比較例1]実施例1で行った23℃のH
eガスの流れる冷却用円筒9の中を通す処理を行わず
に、内層被覆16と外層被覆17の2層の一括被覆を有
する16心光ファイバテープ心線を製造したところ、光
ファイバテープ心線の厚さは0.24mm、幅は3.2
4mmであった。実施例1に比べて、光ファイバテープ
心線の厚さ、幅とも小さく、光ファイバテープ心線の両
端の光ファイバ素線1の、光ファイバテープ心線の幅方
向における被覆の厚さは20μmと薄肉であった。その
うえ、2層目の被覆17の樹脂切れ、すなわち塗布が行
われない状態が生じ、また気泡の混入が全長の半分で認
められた。
eガスの流れる冷却用円筒9の中を通す処理を行わず
に、内層被覆16と外層被覆17の2層の一括被覆を有
する16心光ファイバテープ心線を製造したところ、光
ファイバテープ心線の厚さは0.24mm、幅は3.2
4mmであった。実施例1に比べて、光ファイバテープ
心線の厚さ、幅とも小さく、光ファイバテープ心線の両
端の光ファイバ素線1の、光ファイバテープ心線の幅方
向における被覆の厚さは20μmと薄肉であった。その
うえ、2層目の被覆17の樹脂切れ、すなわち塗布が行
われない状態が生じ、また気泡の混入が全長の半分で認
められた。
【0027】[比較例2]実施例1で行ったHeガスに
よる強制冷却、及びテープ材の2層目の被覆を行わず、
1層被覆のみを長円の開口部を有するダイ(長円の開口
部の幅3.60mm、厚さ0.28mm)を用いて、1
6心光ファイバテープ心線を製造したところ、製造され
た光ファイバテープ心線の厚さは平均0.24mm、部
分的な盛り上がり部の厚さは0.30mm、幅は3.2
0〜3.45mmであった。すなわち、図3のような構
造の場合には、厚さ0.24mm、幅3.45mmであ
り、図4のような構造の場合には厚さの最大0.30m
m、幅3.20mmであった。また、ときには、図5の
ように、片方のみ端部の被覆が30μmあるが他方には
15μmしかないような偏った例も見られた。
よる強制冷却、及びテープ材の2層目の被覆を行わず、
1層被覆のみを長円の開口部を有するダイ(長円の開口
部の幅3.60mm、厚さ0.28mm)を用いて、1
6心光ファイバテープ心線を製造したところ、製造され
た光ファイバテープ心線の厚さは平均0.24mm、部
分的な盛り上がり部の厚さは0.30mm、幅は3.2
0〜3.45mmであった。すなわち、図3のような構
造の場合には、厚さ0.24mm、幅3.45mmであ
り、図4のような構造の場合には厚さの最大0.30m
m、幅3.20mmであった。また、ときには、図5の
ように、片方のみ端部の被覆が30μmあるが他方には
15μmしかないような偏った例も見られた。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光ファ
イバテープ心線の被覆を2層によって構成し、しかも1
層目の被覆を強制的に冷却した後に2層目の被覆を形成
するので、光ファイバテープ心線の幅方向の外側に数十
μm程度のテープ被覆を安定して形成することができる
光ファイバテープ心線の製造方法を得ることができる。
イバテープ心線の被覆を2層によって構成し、しかも1
層目の被覆を強制的に冷却した後に2層目の被覆を形成
するので、光ファイバテープ心線の幅方向の外側に数十
μm程度のテープ被覆を安定して形成することができる
光ファイバテープ心線の製造方法を得ることができる。
【図1】本発明に従って構成された光ファイバテープ心
線の製造方法を実施するための製造装置の構成を示す図
である。
線の製造方法を実施するための製造装置の構成を示す図
である。
【図2】本発明によって製造された光ファイバテープ心
線の状態を示す断面図である。
線の状態を示す断面図である。
【図3】本発明の効果を示すための比較例2によって製
造された光ファイバテープ心線の状態を示す断面図であ
る。
造された光ファイバテープ心線の状態を示す断面図であ
る。
【図4】同じく比較例2によって製造された光ファイバ
テープ心線の状態を示す断面図である。
テープ心線の状態を示す断面図である。
【図5】同じく比較例2によって製造された光ファイバ
テープ心線の状態を示す断面図である。
テープ心線の状態を示す断面図である。
1…光ファイバ素線、6a、6b…加圧式塗布ダイ(ダ
イ)、9…強制冷却用円筒、10…Heガスボンベ、1
6…1層目の被覆(硬化した紫外線硬化型樹脂)、17
…2層目の被覆(硬化した紫外線硬化型樹脂)。
イ)、9…強制冷却用円筒、10…Heガスボンベ、1
6…1層目の被覆(硬化した紫外線硬化型樹脂)、17
…2層目の被覆(硬化した紫外線硬化型樹脂)。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数本の光ファイバ素線を平面状に配列
し、一括して紫外線硬化型樹脂を塗布する工程と、 前記光ファイバ素線に塗布された紫外線硬化型樹脂に紫
外線を照射してこの紫外線硬化型樹脂を硬化させ、前記
光ファイバ素線がテープ状に一体化された光ファイバテ
ープ心線を製造する工程と、 前記光ファイバテープ心線を強制的に冷却することによ
り、硬化した紫外線硬化型樹脂の温度を強制的に下げる
工程と、 冷却された前記光ファイバテープ心線を流動状態の紫外
線硬化型樹脂で満たされたダイの開口部に通すことによ
り、前記光ファイバテープ心線の外側に紫外線硬化型樹
脂を塗布する工程であって、前記光ファイバテープ心線
と前記開口部との隙間は前記光ファイバテープ心線の幅
方向の方が厚さ方向よりも大きくなっている工程と、 前記光ファイバテープ心線に塗布された紫外線硬化型樹
脂に紫外線を照射してこの紫外線硬化型樹脂を硬化さ
せ、幅方向における紫外線硬化型樹脂の厚さが厚さ方向
における紫外線硬化型樹脂の厚さよりも厚くなっている
光ファイバテープ心線を製造する工程と、を備えた光フ
ァイバテープ心線の製造方法。 - 【請求項2】 前記光ファイバテープ心線の強制的な冷
却が、ヘリウムガスを用いて行われることを特徴とする
請求項1に記載の光ファイバテープ心線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7009636A JPH08201670A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 光ファイバテープ心線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7009636A JPH08201670A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 光ファイバテープ心線の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201670A true JPH08201670A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11725726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7009636A Pending JPH08201670A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | 光ファイバテープ心線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08201670A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007058206A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバテープ心線及び光ファイバテープユニット |
| JP2014211512A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバコード |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP7009636A patent/JPH08201670A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007058206A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光ファイバテープ心線及び光ファイバテープユニット |
| JP2014211512A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバコード |
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