JPH08201876A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ

Info

Publication number
JPH08201876A
JPH08201876A JP828995A JP828995A JPH08201876A JP H08201876 A JPH08201876 A JP H08201876A JP 828995 A JP828995 A JP 828995A JP 828995 A JP828995 A JP 828995A JP H08201876 A JPH08201876 A JP H08201876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
driving member
base plate
shutter
shutter base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP828995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3573510B2 (ja
Inventor
Shigemi Takahashi
繁実 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP00828995A priority Critical patent/JP3573510B2/ja
Publication of JPH08201876A publication Critical patent/JPH08201876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3573510B2 publication Critical patent/JP3573510B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】先羽根群用駆動部材と後羽根群用駆動部材の各
々を、合成樹脂製のシャッタ地板に一体成形された軸
と、それと同心的に支持板に設けられた軸との両方で構
成した支持軸に、回転可能に支持するようにしたカメラ
用フォーカルプレンシャッタを提供すること。 【構成】合成樹脂製のシャッタ地板1に一体成形された
軸1nと、支持板4に設けられた軸4dが同心的に配置
され、それらの先端が嵌合することによって後羽根群用
駆動部材15の回転支持軸を構成している。後羽根群用
駆動部材15は両方の軸1n,4dの両方に嵌合してい
る。これによって、軸1nを有するシャッタ地板1の成
形加工が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタ地板が合成樹
脂製であって、先羽根群と後羽根群とを開閉走行させる
ための各駆動部材が、該シャッタ地板と支持板との間に
おいて、該シャッタ地板と一体成形された支持軸に回転
可能に配置されているカメラ用フォーカルプレンシャッ
タに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような支持軸は、通常、金属製で
あることが多く、シャッタ地板に植設され、シャッタ地
板と略平行に配置されている支持板の近傍にまで延びて
おり、しかも各駆動部材を回転駆動するためにコイルバ
ネが巻回されている。そして、シャッタ地板と支持板と
の間のスペースには各駆動部材の作動開始を制御する電
磁石等が配置されている。また、コイルバネによらず、
各駆動部材をモータで駆動するものも知られているが、
その場合には、モータ又はそれに連動して各駆動部材を
回転させるための部材が、上記のスペースに配置され
る。
【0003】各駆動部材は、羽根群を走行させるに際
し、アパーチャの面に対して略平行な面で、しかも安定
性のある回転を行うことが要求される。そのため、上記
の支持軸はシャッタ地板に対して高精度な垂直性が要求
され、且つ駆動部材は作動の安定化を図るために上記支
持軸との嵌合長(支持軸に嵌合させるために駆動部材に
設けられた孔の軸方向の長さに相当)を大きくする必要
がある。また、このように嵌合長を大きくすると、それ
だけ摩擦面が大きくなる。そのため、この支持軸は、出
来るだけ細くすることが好ましい。支持軸に対するこの
ような垂直性,長さ,太さについての要求に対しては、
支持軸が金属製の場合には特に問題がない。然るに、最
近になって、シャッタ地板を合成樹脂で製作するように
なり、上記の支持軸をシャッタ地板と共に一体成形する
ようにした提案が実公平5−14268号公報等でなさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各駆動
部材の支持軸をシャッタ地板と共に一体成形するのは、
原価低減と軽量化には有利であるが、反面、問題点が無
いわけではない。即ち、上記の支持軸はシャッタ地板に
おける他の部分と比較して相対的に極端に細長い形状部
であるため、成形時に溶融材料が金型内において軸先端
のキャビティーまで十分に流れにくいという問題があ
り、また、成形後のヒケにより軸に傾きが生じ、垂直性
が損なわれるという問題があり、高度の成形加工技術が
必要とされる。また、この支持軸には撮影のたびに駆動
部材を介して衝撃が加わるため、或る程度の剛性と強度
が要求される。そのため、この支持軸を一体成形するが
故に、敢えてそれに適する材料を選定せざるを得なくな
る。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、従
来のように各駆動部材を、シャッタ地板に一体成形され
た軸のみで支持せずに、シャッタ地板に一体成形された
軸と、それと同心的に支持板に設けられた軸との両方で
支持するようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタ
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明においては、合成樹脂製のシャッ
タ地板と、該シャッタ地板と所定の間隔で略平行になる
ように配置された支持板と、該シャッタ地板と該支持板
との間においてそれらと略平行な面で回転可能に配置さ
れた先羽根用駆動部材及び後羽根用駆動部材と、該各駆
動部材を回転させる先羽根用駆動源及び後羽根用駆動源
とを備えているカメラ用フォーカルプレンシャッタにお
いて、前記先羽根用駆動部材及び後羽根用駆動部材の夫
々の回転軸が、前記シャッタ地板に一体成形された第1
軸と、前記第1軸の先端にその先端を対向させ且つ前記
第1軸と同心的に前記支持板に設けられた第2軸とで構
成され、前記先羽根用駆動部材及び後羽根用駆動部材
は、夫々前記第1軸と第2軸の両者に対し回転可能に嵌
合させるようにする。
【0007】また、本発明のカメラ用フォーカルプレン
シャッタは、好ましくは、前記支持板と前記第2軸とを
合成樹脂による一体成形で製作し、前記第1軸と前記第
2軸は、一方の先端が凸状に、他方の先端が凹状に形成
され、それらの先端が相互に嵌合するように構成する。
【0008】更に、本発明のカメラ用フォーカルプレン
シャッタは、好ましくは、前記先羽根用駆動源及び後羽
根用駆動源が、夫々、前記第1軸と前記第2軸との共通
軸心上に巻回され、その一端が前記各駆動部材に掛けら
れ、他端が前記第2軸に回転位置調整可能に配置された
駆動力調整部材に掛けられたねじりコイルバネであっ
て、該ねじりコイルバネは各駆動部材に回転力を与える
と共に、前記駆動力調整部材と前記駆動部材とを相反す
る方向へ常に加圧しているバネ特性が付与されているよ
うにする。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図9を用いて説明
する。図1は露光終了後の状態を示す本実施例の正面図
である。図2は図1におけるシャッタ地板の表面側に配
置されている主要構成部品の一部を示す部品図であり、
図3は図2に示した部品以外の主要構成部品を示す部品
図である。図4及び図5は図1においてシャッタ開閉機
構を透視的に示した拡大図であり、図4と図5とに上下
に分けて示してある。図6は図1の左側面図である。図
7は図6における要部を断面で示した図であり、便宜上
90度回転させて視た図である。図8は従来例における
要部の一例を示す断面図である。図9は本実施例におけ
るねじりコイルバネの説明図である。
【0010】図1は露光終了後の状態を示しており、合
成樹脂製のシャッタ地板1に形成された露光開口1a
は、4枚で構成された後羽根群2によって閉鎖されてい
る。この時、複数枚で構成された先羽根群は露光開口1
aの下方位置に重畳状態にある。これらの羽根群は各々
複数のアームによって平行四辺形のリンク機構を構成す
るように枢支されているが、それらの構成及び開閉作動
は周知であるので詳細な説明は省略する。
【0011】プリント配線板3と支持板4は、シャッタ
地板1の軸1b,1cの先端部に、シャッタ地板1との
間に所定のスペースを空けるようにして、ビス5,6に
よって取り付けられている。プリント配線板3の表面側
にはこのシャッタに必要な各種電気配線が施されている
が、図1,図6等で斜線で示されている箇所は半田付け
が行われた場所を示している。符号3aはフラッシュ装
置との接続部、符号3bはアースとの接続部を示し、3
c,3dは半田付けされたコンデンサを示している。
【0012】プリント配線板3には図3(c),図5に
明示してあるように、フラッシュ撮影用のスイッチ機構
を構成する二つの接点部材7,8が半田付けされてい
る。可動側の接点部材8は、プリント配線板3の裏側に
配置されている。固定側の接点部材7は主にプリント配
線板3の表面側に配置されているが、途中から裏側へ折
り曲げられ、プリント配線板3の裏側において両接点部
材7,8の接点部7a,8aが接触し得るようになされ
ている。これらの接点部材7,8はそれらの一部がプリ
ント配線板3を挟んで重なるように配置されているの
で、同一面に配置されている従来の構成に比べ、プリン
ト配線板3の利用効率を高め、ひいてはプリント配線板
3の小型化,シャッタの小型化に寄与している。
【0013】図6に示すように、シャッタ地板1の裏面
には羽根室を形成するようにして、シャッタ地板1の軸
1d,1e,1f,1gにカバー板9が取り付けられて
いる。また、シャッタ地板1の裏側には合成樹脂で一体
成形された軸1h,1iに、先羽根群用の主アーム10
と後羽根群用の主アーム11が枢着されている。同様に
してシャッタ地板1の裏側に設けられたさた軸1j,1
kには、夫々、先羽根群用の副アーム12,後羽根群用
の副アーム13が枢着されている。また、これらの副ア
ーム12,13にはバネ12a,13aが張られてい
る。
【0014】シャッタ地板1の表面側には、上記の軸1
h,1iと同心的に、シャッタ地板1と一体成形した軸
1m,1nが設けられている。図6においては、それら
の軸位置を、同じ符号を用いて一点鎖線で示している。
このうち、軸1nの形状は図7において明示したが、軸
1mの形状も全く同じであるため、その図示を省略す
る。図7からも分かるように、軸1nの先端はシャッタ
地板1と支持板4との略中間位置にあり、その先端部に
は凹部が形成されている。そして、この凹部は図2
(a)に示すように円形をしている。
【0015】軸1m,1nには、夫々、先羽根群用駆動
部材14,後羽根群用駆動部材15が枢着されている。
そして、その状態においては、軸1m,1nの先端部は
各駆動部材の嵌合孔の内部に位置している。駆動部材1
4,15には、夫々、駆動ピン14a,15aが設けら
れている。これらの駆動ピン14a,15aは、シャッ
タ地板1に形成された円弧状のスロット1o,1pを貫
通し、シャッタ地板1の裏側で、主アーム10,11に
形成された図示していない周知の孔に嵌合している。
【0016】駆動部材14,15の裏面側にはローラ1
4b,15bが設けられている。また、先羽根群用駆動
部材14の表面側には立上げ部14c,14dが設けら
れ、後羽根群用駆動部材15には立上げ部15cが設け
られている。立上げ部14cはその上方縁部で上記した
接点部材8の接点部8aに接触し得るようになされてい
る。立上げ部14d,15cには周知のように軸14
e,15dと一体の鉄片部材14f,15eが取り付け
られ、これらの鉄片部材14f,15eはバネによって
立上げ部14d,15cから離れる方向へ付勢されてい
る。
【0017】前にも述べたように、支持板4がシャッタ
地板1の軸1b,1cに取り付けられている。この支持
板4は合成樹脂製であって、図3(b)で分かるように
シャッタ地板1側に取付部4a,4bが設けられ、そこ
に先羽根群用電磁石16,後羽根群用電磁石17がビス
18,19によって取り付けられている。各電磁石1
6,17の鉄心16a,17aは、鉄片部材14f,1
5eに当接し、電磁力によって保持し得るようになされ
ている。
【0018】更に、支持板4には、軸1m,1nと同心
的に軸4c,4d(図3(b)参照)が設けられてい
る。これらの軸4c,4dの先端には円形状の凸部が形
成され、軸1m,1nの先端に形成された凹部に嵌合し
ている。本実施例においては凸部と凹部の形状を円形と
したが、軸1m,1nと軸4c,4dとの同心性が確保
できるのであれば、特にその形状にはこだわらない。ま
た、軸4c,4dの先端は図7で明らかなように、軸1
m,1nと同様、各駆動部材の嵌合孔の内部に位置して
いる。従って、駆動部材14は軸1m,4cの両方に回
転可能に嵌合し、駆動部材15は軸1n,4dの両方に
嵌合している。即ち、従来における支持軸を、二つの軸
1m,4c及び1n,4dで構成していることになる。
【0019】軸4c,4dにはラチェット歯車20,2
1が回転可能に嵌合されている。また、軸1m,4cの
周りには、ねじりコイルバネ22が、軸1n,4dの周
りには、ねじりコイルバネ23が巻回されている。そし
て、各ねじりコイルバネ22,23の一端はラチェット
歯車20,21に形成されたスリワリ(図7においてラ
チェット歯車21のスリワリを符号21aで示した。ラ
チェット歯車20についても同様なので図示を省略す
る。)に、他端は駆動部材14,15の立上げ部14
d,15cに掛けられている。
【0020】支持板4には、ラチェット爪4e,4fが
形成され、ラチェット歯車20,21の外周部に形成さ
れた歯部と噛合し、ねじりコイルバネ22,23による
ラチェット歯車20,21の回転止めをしている。各駆
動部材14,15の回転駆動力を調整するときには、ラ
チェット爪4e,4fを外してラチェット歯車20,2
1を回転させ、ねじりコイルバネ22,23の強さを調
整した後、再びラチェット歯車20,21に噛合させ
る。
【0021】更に、本実施例におけるねじりコイルバネ
22,23の使用方法を図8及び図9を加えて説明す
る。図8は、従来におけるねじりコイルバネの使用方法
を示した図であり、図7と比較し易いように描かれた図
である。合成樹脂製のシャッタ地板1には支持軸Xが一
体成形によって形成され、その先端にはビスYによって
プリント配線板3,支持板4が取り付けられている。支
持軸Xには段部X1 が形成されており、太い軸部には後
羽根群用の駆動部材15が、また細い軸部にはラチェッ
ト歯車21が回転可能に嵌合している。ねじりコイルバ
ネZの一端は駆動部材15の立上げ部15cに、他端は
ラチェット歯車21のスリワリ21aに掛けられてい
る。
【0022】この図8において、ラチェット歯車21が
段部X1 に載っているように描かれていることからも分
かるように、この従来例におけるねじりコイルバネZ
は、駆動部材15に回転力を与える働きをしているだけ
である。そのため、場合によっては、振動によって上記
したラチェット爪4fとラチェット歯車21との噛合が
外れたり、駆動部材15の作動が不安定になることがあ
る。従って、そのようなことを防止するためにはラチェ
ット歯車21と駆動部材15の軸方向における寸法を高
精度に管理しなければならない。
【0023】このような従来例の構成に対する本実施例
の相違点を図7及び図9によって説明する。本実施例に
用いられているねじりコイルバネ22,23は、部品単
体としては図9(b)に示されているように、巻軸方向
に所定の間隔寸法Aが得られるように作られている。こ
れを組み込んだ状態が図9(a)に示されている。即
ち、組み込まれているときには、寸法Bだけ圧縮された
状態にある。本実施例においては、ねじりコイルバネ2
2,23が、この圧縮に反発して駆動部材14,15と
ラチェット歯車20,21とを相反する方向へ押してい
ることになる。
【0024】そのため、ラチェット歯車20,21を組
付けるに際し、従来ほどその軸方向の寸法管理を厳しく
する必要がなく、また同時に、ねじりコイルバネ22,
23は駆動部材14,15をラチェット歯車20,21
に接触させず且つ駆動部材14,15の姿勢を規制して
いるので、駆動部材14,15はシャッタ地板1に対し
て略平行に、且つ所定の平面上で安定した回転が行える
という効果がある。また、図7においてラチェット歯車
21の下側に凹部が形成され、駆動部材15の上端に形
成された凸部に嵌まっているが、この構成は、ねじりコ
イルバネ23を組み付けた後にラチェット歯車21を組
み付け易いようにするためである。
【0025】尚、本実施例においては、ねじりコイルバ
ネ22,23による回転駆動力を調整するためにラチェ
ット歯車20,21を設け、ねじりコイルバネ22,2
3の一端をそれに掛けているが、特にこのようなラチェ
ット歯車20,21を設けることなく、該一端を固定部
材、例えば支持板4に掛けることも考えられる。そのよ
うな場合には、ねじりコイルバネ22,23の軸方向へ
の力は駆動部材14,15にのみ有効に作用することに
なる。
【0026】次に、駆動部材14,15を、シャッタチ
ャージ位置にセットする機構を説明する。図1に示した
セット部材24は図2(b)に示した形状をしており、
シャッタ地板1の軸1cに枢着されて、バネ25によっ
て反時計方向への回転習性が与えられている。このセッ
ト部材24は押圧部24a,24bを有しており、押圧
部24aは駆動部材14のローラ14bに、また押圧部
24bは駆動部材15のローラ15bに接し得るように
なされている。
【0027】上記のような構成をしている本実施例の作
動を簡単に説明する。先ず、シャッタのチャージ作動を
説明する。フイルムの巻き上げに連動し、図5において
セット部材24が時計方向へ回転されると、先ず押圧部
24aがローラ14bを押して駆動部材14を反時計方
向へ回転させる。駆動部材14はこの回転の過程におい
て、ねじりコイルバネ22をチャージして行くと共に駆
動ピン14aにより主アーム10を動かし図示していな
い先羽根群をチャージ位置(図1における露光開口1a
を覆う位置)へ動かして行く。
【0028】駆動部材15も、そのローラ15bがセッ
ト部材24の押圧部24bに押され、駆動部材14より
も僅かに遅れて反時計方向へ回転を始める。駆動部材1
5はこの回転の過程において、ねじりコイルバネ23を
チャージして行くと共に駆動ピン15aにより主アーム
11を動かし、後羽根群2をチャージ位置(図1におけ
る露光開口1aの上方位置)へ動かして行く。
【0029】接点部材8の接点部8aは、先羽根群用の
駆動部材14が反時計方向へ回転する過程において、自
己の弾性力によって立上げ部14cに追従して上方へ動
き、接点部材7の接点部7aも自己の弾性力によって追
従する。やがて、接点部材7はその一部がプリント配線
板3の端面に当接することによって上方への動きを停止
するが、接点部材8は尚も上方へ動くため、接点部7a
と8aの接触が解かれる。その後、接点部材8も、その
一部がプリント配線板3の端面に当接することによって
上方への動きを停止する。
【0030】その後、駆動部材14,15は尚も反時計
方向へ回転され、鉄片部材14f,15eが電磁石1
6,17の鉄心16a,17aに接触する位置までくる
と、セット部材24の時計方向の回転が停止し、図示し
ていないカメラ側の部材によりセット部材24と共にそ
の位置に保持される。このチャージ過程において、ねじ
りコイルバネ22,23は巻数が変化するが全体として
は微々たるものであるため、上記した駆動部材14,1
5及びラチェット歯車20,21に対する力は実質的に
影響を受けない。
【0031】次に、レリーズ作動を説明する。カメラの
レリーズボタンを押すと、先ず電磁石16,17に通電
され、鉄片部材14f,15eを磁気的に保持した後、
上記したカメラ側の部材による保持力が解除され、セッ
ト部材24先ず復帰する。その後、電子回路からの制御
信号によって電磁石16への通電が断たれると、先羽根
群用の駆動部材14はねじりコイルバネ22の力によっ
て時計方向へ回転する。それによって、露光開口1aを
覆っていた先羽根群は、露光開口1aを開放しつつ下方
へ走行する。先羽根群が露光開口1aを略完全に開放す
る位置の近傍に達した時、駆動部材14の立上げ部14
cが接点部材8を押し、その接点部8aが接点部材7の
接点部7aに接触し、フラッシュが発光される。
【0032】先羽根群用の駆動部材14が電磁石16か
ら釈放されたあと、続いて後羽根群用の駆動部材15が
電子回路からの制御信号によって電磁石17から釈放さ
れる。そのため、駆動部材15は、ねじりコイルバネ2
3の力によって時計方向へ回転して後羽根群2を走行さ
せる。そして、後羽根群2が図1に示すように露光開口
1aを完全に覆うことにより撮影が終了する。尚、フラ
ッシュ撮影を行わず通常の撮影を行う場合には、先羽根
群が露光開口1aを完全に開放する前に後羽根群2を走
行させる場合があることは言うまでもない。
【0033】次に、図10,図11,図12を用い、上
記の実施例の変形例について説明する。図10に示した
例は、合成樹脂製の支持板4に、軸4dの反対側に同心
的に軸4gを一体成形により形成したものである。勿
論、軸4cの反対側にも同様の軸を形成する。そして、
それらの二つの軸にプリント配線板3に設けられた孔を
嵌合させるようにする。このように、最初にプリント配
線板3を支持板4上に位置決めし、それからビス5,6
によってシャッタ地板1の軸1b,1cに取り付けるよ
うにすることにより、先羽根群用駆動部材14と接点部
材7,8との位置関係の精度が極めてよくなる。従っ
て、接点部材7,8の接触タイミングにバラツキがなく
なり、接点部材7,8の組立調整工数が削減できる。
【0034】図11に示したものは、図10に示した軸
1nと軸4dとを、軸1nに形成された先端凹部の先端
面1n1と、軸4dに形成された先端凸部の段面4d1とが
接触するようにして嵌合させたものである。勿論、軸1
mと軸4cとの関係も同様な構成にする。このような構
成とすることによって、軸1mと軸4c、及び軸1nと
軸4dによって構成される各支持軸の長さが確実に維持
され、安定した各駆動部材14,15の作動を得ること
ができる。従って、この例においては軸4gの存在は必
須ではない。また、この構成によってシャッタ地板1と
支持板4との間隔を所定の間隔に維持させる役目もする
ことになり、支持板4やプリント配線板3の薄型化にも
寄与することができる。
【0035】図12に示したものは、図2(a)に示し
たシャッタ地板1の変形例であり、図(a)は正面図で
あり、図(b)は図(a)の右側面図である。この例に
よれば、シャッタ地板1の表面側に配置されたシャッタ
開閉機構は、シャッタ地板1に、セット部材24の作動
に影響のない部分の全てにわたって一体成形により壁1
qが形成されている。そして、支持板4やプリント配線
板3を取り付けるに際しては、支持板4を壁1qの頂面
に当てるようにしてビス5,6によって締めつける。従
って、このような構成によれば、シャッタ開閉機構、特
に電磁石に対する防塵効果は極めて大きいし、またビス
5,6によってネジ止めされる軸1b,1cが強度不足
とならないように、空きスペースを補強し、ネジ止めの
安定化を図っている。
【0036】尚、上記の説明は、何れも各駆動部材1
4,15をコイルバネによって駆動するものについて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各
駆動部材をモータで駆動するものにも適用が可能である
ことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、カメラ
用フォーカルプレンシャッタにおいて、従来のように各
駆動部材を、シャッタ地板に一体成形された軸のみで支
持せずに、シャッタ地板に一体成形された軸と、それと
同心的に支持板に設けられた軸との両方で支持するよう
にしたから、シャッタ地板の成形時に溶融材料を該軸の
キャビティーに流すことが容易となり、また、成形後の
ヒケの影響を少なくし、垂直性が損なわれるという問題
を解消することができる。そのため、材料の選定も含め
高度の成形加工技術を要さず、コストの低減に寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光終了後の状態を示す本発明の実施例の正面
図である。
【図2】図1におけるシャッタ地板の表面側に配置され
ている主要構成部品の一部を示す部品図であり、図
(a)はシャッタ地板を、図(b)はセット部材を、図
(c)は先羽根群用及び後羽根群用の各駆動部材を示し
ている。
【図3】図2に示したもの以外の主要構成部品を示す部
品図であり、図(a)は先羽根群用及び後羽根群用の各
ラチェット歯車を、図(b)は主に支持板を、図(c)
は主にプリント配線板を、図(d)は支持板及びプリン
ト配線板の取り付けビスを示している。
【図4】図1においてシャッタ開閉機構を透視的に示し
た拡大図であり、図1において上下に二分した上側の部
分を示してある。
【図5】図1においてシャッタ開閉機構を透視的に示し
た拡大図であり、図1において上下に二分した下側の部
分を示してある。
【図6】図1の左側面図である。
【図7】図6における要部を断面で示した図であり、便
宜上90度回転させて視た図である。
【図8】従来例における要部の一例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の実施例におけるねじりコイルバネの説
明図であり、図(a)はシャッタに組み込んだ状態、図
(b)は部品単体での状態を示している。
【図10】本発明の実施例における要部の変形例を示す
断面図である。
【図11】本発明の実施例における要部の他の変形例を
示す断面図である。
【図12】本発明の実施例におけるシャッタ地板の変形
例を示しており、図(a)は正面図であり、図(b)は
右側面図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板 1a 露光開口 1b,1c,1m,1n,4c,4d 軸 1q 壁 2 後羽根群 3 プリント配線板 4 支持板 4e,4f ラチェット爪 5,6 ビス 7,8 接点部材 7a,8a 接点部 14 先羽根群用駆動部材 15 後羽根群用駆動部材 14a,15a 駆動ピン 14b,15b ローラ 14c,14d,15c 立上げ部 14f,15e 鉄片部材 16 先羽根用電磁石 16a,17a 鉄心 17 先羽根用電磁石 20,21 ラチェット歯車 21a スリワリ 22,23 ねじりコイルバネ 24 セット部材 24a,24b 押圧部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のシャッタ地板と、該シャッ
    タ地板と所定の間隔で略平行になるように配置された支
    持板と、該シャッタ地板と該支持板との間においてそれ
    らと略平行な面で回転可能に配置された先羽根用駆動部
    材及び後羽根用駆動部材と、該各駆動部材を回転させる
    先羽根用駆動源及び後羽根用駆動源とを備えているカメ
    ラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、前記先羽根用
    駆動部材及び後羽根用駆動部材の夫々の回転軸が、前記
    シャッタ地板に一体成形された第1軸と、前記第1軸の
    先端にその先端を対向させ且つ前記第1軸と同心的に前
    記支持板に設けられた第2軸とで構成され、前記先羽根
    用駆動部材及び後羽根用駆動部材は、夫々前記第1軸と
    第2軸の両者に対し回転可能に嵌合していることを特徴
    とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 【請求項2】 前記支持板と前記第2軸とは合成樹脂に
    よる一体成形で製作されていることを特徴とする請求項
    1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 【請求項3】 前記第1軸と前記第2軸は、一方の先端
    が凸状に、他方の先端が凹状に形成され、それらの先端
    が相互に嵌合していることを特徴とする請求項1又は2
    に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  4. 【請求項4】 前記第1軸と前記第2軸は軸方向に接触
    し、両軸によって前記シャッタ地板と前記支持板との間
    隔を規制していることを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  5. 【請求項5】 前記先羽根用駆動源及び後羽根用駆動源
    は、夫々、前記第1軸と前記第2軸との共通軸心上に巻
    回されたねじりコイルバネであって、該ねじりコイルバ
    ネは各駆動部材に回転力を与えると共に、各駆動部材を
    その回転軸の軸方向へ常に加圧するバネ特性を付与され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載
    のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  6. 【請求項6】 前記各ねじりコイルバネは、その一端が
    前記各駆動部材に掛けられ、他端が前記第2軸に回転位
    置調整可能に配置された駆動力調整部材に掛けられてお
    り、前記ねじりコイルバネは、前記駆動力調整部材を前
    記駆動部材とは相反する方向へ常に加圧しているバネ特
    性が付与されていることを特徴とする請求項5に記載の
    カメラ用フォーカルプレンシャッタ。
JP00828995A 1995-01-23 1995-01-23 カメラ用フォーカルプレンシャッタ Expired - Fee Related JP3573510B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00828995A JP3573510B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 カメラ用フォーカルプレンシャッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00828995A JP3573510B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 カメラ用フォーカルプレンシャッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08201876A true JPH08201876A (ja) 1996-08-09
JP3573510B2 JP3573510B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=11689022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00828995A Expired - Fee Related JP3573510B2 (ja) 1995-01-23 1995-01-23 カメラ用フォーカルプレンシャッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3573510B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066508A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2006201440A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2017032788A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本電産コパル株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び撮像装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066508A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2006201440A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2017032788A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本電産コパル株式会社 フォーカルプレーンシャッタ及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3573510B2 (ja) 2004-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107430314B (zh) 快门装置和具有快门装置的摄像设备
JPH08201876A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP3913873B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JPH0371329U (ja)
CN107615161B (zh) 快门装置和具有快门装置的摄像设备
JPH0843882A (ja) ベルト駆動方式のシャッタ装置
JP3662986B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP4383256B2 (ja) カメラ用シャッタ
JPH0933983A (ja) カメラのシャッタ装置
JPH09127574A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP3995472B2 (ja) 一眼レフカメラ
JP3737577B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP3777244B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP3561337B2 (ja) カメラ用駆動装置
JP2000081649A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2005102354A (ja) アクチュエータ、光量調整装置、アクチュエータの製造方法
JPH09179164A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JPH1195282A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2589180Y2 (ja) カメラのスプール内モータ支持構造
JPH02140728A (ja) 絞りユニット
JP4382918B2 (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JPH09138439A (ja) カメラ用フォーカルプレンシャッタ
JP2714493B2 (ja) 連写カメラのシャッタユニット
JPH0470635A (ja) カメラ用シャッター
JP2001021946A (ja) 二重遮光方式のカメラ用フォーカルプレンシャッタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040629

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees