JPH08204564A - 半導体装置及びそれを用いた半導体回路と相関演算装置、a/d変換器、d/a変換器、信号処理システム - Google Patents

半導体装置及びそれを用いた半導体回路と相関演算装置、a/d変換器、d/a変換器、信号処理システム

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JPH08204564A
JPH08204564A JP7014096A JP1409695A JPH08204564A JP H08204564 A JPH08204564 A JP H08204564A JP 7014096 A JP7014096 A JP 7014096A JP 1409695 A JP1409695 A JP 1409695A JP H08204564 A JPH08204564 A JP H08204564A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模の縮小、演算速度の向上及び消費電
力の低減を図ることができる構造の半導体装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 多入力端子に容量が接続され、該各容量の一
方の端子が共通接続されてセンスアンプに入力される半
導体装置において、共通接続された容量端子をリセット
する手段を有し、リセット手段がMOSFETで且つ2
つ以上の複数のMOSFETに分割され、かつリセット
手段の駆動パルスと該駆動パルスの逆相の逆相パルスを
入力する構造体を容量端子に接続し、また、多入力端子
と各容量の間にスイッチ手段を有し、リセット手段がM
OSFETでかつ2つ以上の複数のMOSFETに分割
され、かつリセット手段の駆動パルスと逆相パルスを入
力する構造体がスイッチ手段と容量の間の端子に接続さ
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多入力端を有する並列
信号処理を行なう半導体装置、及びそれを用いた半導体
回路、相関演算装置、A/D変換器、D/A変換器、信
号処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、並列演算処理を行なう半導体装置
においては、並列演算する信号数が増大するにつれて、
回路規模が級数的に増大するため、製造コストが増加
し、歩留まりが低下するという問題点があった。また、
回路規模の増大に伴っての配線等の遅延増大や、回路内
の演算数の増加によって、演算速度が低下し、さらに消
費電力が著しく増加するといった問題点があった。
【0003】例えば、図27に示す固体撮像装置の場
合、縦横軸に沿って撮像素子41を配置して、エリアセ
ンサとしてのセンシング部60からの時系列アナログ信
号をA/D変換器40でデジタル信号に変換し、一旦フ
レームメモリ39に格納する。これらの信号を演算回路
38により演算処理し、演算出力回路50から出力す
る。具体的には、異なる時刻の画像データ間の相関演算
により、例えば物体の動き量(ΔX,ΔY)などを出力
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動画像
のリアルタイム処理を行なおうとする場合は、上記演算
処理の処理数が極めて多く、よりリアルな画像を得るた
めには、回路規模が級数的に増大し、そのため処理スピ
ードが遅くなってしまうという問題点があった。例え
ば、動画像の圧縮・伸張の方式として提案されているM
PEG2方式を現実に処理できる装置は未だ開発中であ
る。従って、上述した並列演算処理の問題として、回路
規模の増大に伴う演算速度の低下、消費電力の増加とい
う問題点があった。また、そのために回路規模の増大に
よる製造コストの増加や製造歩留まりの低下という問題
点もあった。
【0005】さらに、上記演算処理回路に有用な多数決
論理回路について、日経エレクトロニクス「経済的な多
数決論理ICがCMOSで実現した」1973.11.
5.132P〜144Pに記載されている。しかし、こ
れは、デジタル信号処理の一つとして多数決論理回路が
開示され、しかもCMOSによって形成されたもので、
この場合も、CMOSによる素子数が増大し、また演算
処理の段数が増加するので、やはり回路規模の増大と消
費電力の増加に加え、演算速度の低下という同様な問題
点を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、回路
規模の縮小、演算速度の向上及び消費電力の低減を図る
ことができる、これまでにない構造の半導体装置、及び
それを用いた半導体回路、相関演算装置、A/D変換
器、D/A変換器、信号処理システムを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による第
1の発明は、多入力端子に容量が接続され、該各容量の
一方の端子が共通接続されて、センスアンプに入力され
る半導体装置において、共通接続された容量端子をリセ
ットする手段を有し、該リセット手段がMOSFETで
かつ2つ以上の複数のMOSFETに分割され、該リセ
ット手段の駆動パルスと該駆動パルスと逆相の逆相パル
スを入力する構造体を同一端子に接続したことを特徴と
する。
【0008】上記構成において、より正確に共通接続さ
れた端子をリセット電位に設定することができ、その結
果共通接続された端子に生じる微小信号変化に対応して
出力できるので、すなわち感度が高くなるため、高速応
答可能で、且つそのため低消費電力化にも寄与するとい
う大きな効果がある。
【0009】本発明による第2の発明は、該構造体は、
半導体基板上に該逆相パルスを印加する電極を挟み形成
される該半導体基板と、また異なる導電型の半導体不純
物層を有し、該半導体不純物層が共に電気的に、該共通
接続された容量端子に接続されていることを特徴とす
る。上記構造において、さらにより正確に共通接続され
た端子をリセット電位に設定することができる。
【0010】本発明による第3の発明は、前記リセット
手段のMOSFETのゲート容量の総和は、該構造体の
ゲート容量のほぼ2倍になっていることを特徴とする。
上記構成において、さらにより正確に共通接続された端
子をリセット電位に設定することができる。
【0011】本発明による第4の発明は、前記リセット
手段のMOSFETのゲート幅Wの総和は、該構造体の
ゲート幅のほぼ2倍になっていることを特徴とする。上
記構成において、さらにより正確に共通接続された端子
をリセット電位に設定することができる。
【0012】本発明による第5の発明は、該リセット手
段のMOSFETが、同型タイプのMOSFETに2分
割され、かつ構造体の半導体不純物層のタイプも該リセ
ット手段に用いられているタイプと等しいことを特徴と
する。
【0013】本発明による第6の発明は、2分割された
リセット手段のMOSFETのゲート幅W、ゲート長L
はほぼ等しく、かつ該構造体のゲート幅、ゲート長とも
ほぼ等しいことを特徴とする。
【0014】本発明による第7の発明は、多入力端子に
容量が接続され、該各容量の一方の端子が共通接続され
てセンスアンプに入力される半導体装置において、多入
力端子と該各容量の間にスイッチ手段を有し、かつ該容
量と該スイッチ手段の間の電圧をリセットするリセット
手段を有し、該リセット手段がMOSFETでかつ2つ
以上の複数のMOSFETに分割され、該リセット手段
の駆動パルスと逆相パルスを入力する構造体が該スイッ
チ手段と該容量の間に接続されていることを特徴とす
る。上記構成において、スイッチと容量の間の電位を、
より正確に高速にリセットすることが可能となる。その
ために該各容量を通して、逆側の共通接続された端子に
容量分割で生じる電圧微小変化の絶対値を、より正確に
設定することが可能で、従って感度が高くなり、そのた
め高速応答可能で低消費電力化にも寄与する大きな効果
がある。
【0015】本発明による第8の発明は、かつ該構造体
は、半導体基板上に該逆相パルスを印加する電極を挟ん
で形成される該半導体基板と異なる導電型の半導体不純
物層を有し、該基板と異なる導電型の半導体不純物層
が、共に電気的に該入力端子側の容量の端子に接続され
ていることを特徴とする。上記構成において、スイッチ
と容量の間の電位を、さらにより正確にリセットするこ
とが可能となる。
【0016】本発明による第9の発明は、該リセット手
段のMOSFETのゲート容量の総和は、該構造体のゲ
ート容量のほぼ2倍になっていることを特徴とする。上
記構成において、スイッチと容量の間の電位を、さらに
より正確にリセットすることが可能となる。
【0017】本発明による第10の発明は、該リセット
手段のMOSFETのゲート幅Wの総和は、該構造体の
ゲート幅のほぼ2倍になっていることを特徴とする。上
記構成において、スイッチと容量の間の電位を、さらに
より正確にリセットすることが可能となる。
【0018】本発明による第11の発明は該リセット手
段のMOSFETが、同型タイプのMOSFETに2分
割され、かつ構造体の半導体不純物層のタイプも該リセ
ット手段に用いられているタイプと等しいことを特徴と
する。
【0019】本発明による第12の発明は2分割された
リセット手段のMOSFETのゲート幅W、ゲート長L
はほぼ等しく、かつ該構造体のゲート幅、ゲート長とも
ほぼ等しいことを特徴とする。
【0020】本発明による第13の発明は、第1及び7
の発明において、逆相パルスは駆動パルスと同時もしく
はより遅く立ち上がる/立ち下がることを特徴とする。
上記構成において、設計マージンが大きくとれ、より正
確に各端子をリセット電位に設定することが可能とな
る。
【0021】本発明による第14の発明は、前記リセッ
ト手段駆動パルスの入力端子からインバータ回路を含む
回路を介して構造体への入力端子が接続されていること
を特徴とする。上記構成において、設計マージンが大き
くとれ、より正確に各端子をリセット電位に設定するこ
とが可能となる。
【0022】本発明による第15の発明は、前記インバ
ータ回路が遅延回路を構成していることを特徴とする。
上記構成において、設計マージンが大きくとれ、より正
確に各端子をリセット電位に設定することが可能とな
る。
【0023】本発明による第16の発明は、第1の発明
または第7の発明の半導体装置を複数個有し、該複数個
のうち第一の前記半導体装置の出力及び/又は該半導体
装置出力の反転出力を第二の前記半導体装置に入力する
ことを特徴とする。
【0024】本発明による第17の発明は、前記多入力
端子に対応した容量手段のうち、最小の容量をCとした
時、共通接続される容量手段の容量の合計の容量値が前
記最小の容量Cのほぼ奇数倍となっていることを特徴と
する。
【0025】本発明による第18の発明は、第17の発
明の半導体回路を使用して相関演算装置を構成すること
を特徴とする。
【0026】本発明による第19の発明は、第1の発明
または第7の発明の半導体装置を含むA/D変換器であ
って、前記半導体装置にアナログ信号を入力し、前記ア
ナログ信号に応じたデジタル信号を出力することを特徴
とする。
【0027】本発明による第20の発明は、第1の発明
または第7の発明の半導体装置を含むD/A変換器であ
って、前記半導体装置にデジタル信号を入力し、前記デ
ジタル信号に応じたアナログ信号を出力することを特徴
とする。
【0028】本発明による第21の発明は、第18の発
明の相関演算装置又は第19の発明のA/D変換器又は
第20の発明のD/A変換器のいずれか一つを含む信号
処理システムであることを特徴とする。
【0029】本発明による第22の発明は、第21の発
明の信号処理システムにおいて、画像信号を入力する画
像入力装置を含むことを特徴とする。
【0030】本発明による第23の発明は、第21の発
明の信号処理システムにおいて、情報を記憶する記憶装
置を含むことを特徴とし、例えば画像信号の圧縮・伸張
及び演算処理などの多彩な信号処理に供せられ得る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0032】〔実施例1〕図1は実施例1の半導体装置
を示した模式説明図である。同図において、Q1〜Qn
は入力端子で、n個の多入力端子が設けられている。2
21ー1〜221ーnはここではNAND回路であり、
それぞれ入力端子Qiからの入力を所望の電圧値で出力
することが可能である。202−1〜202−nはそれ
ぞれキャパシタで、その値は共通でも各々異なっていて
もよい。205はセンスアンプ、206はセンスアンプ
205内のインバータ、204はセンスアンプ205内
の第2のインバータ、207はインバータ206の入力
部をリセットするためのリセットスイッチ、210はリ
セット電源、211は出力端子、209はキャパシタ2
02の共通接続された第1のインバータ206の入力段
をも含む一端に存在する寄生容量を含めた容量を表わし
たものである。
【0033】本実施例の動作を図2を用いて説明する
と、まずNAND回路221のset端子にローレベル
の信号を入力しておき、各容量202の入力側を例えば
2.5Vとか、5Vのある値に固定しておく。次いで、
リセットパルスφRESによりセンスアンプ205内の
インバータ206の入力端をリセットスイッチ207を
導通させることによってリセット電源210の電圧にリ
セットする。リセットパルスφRESをオフすると、キ
ャパシタ202の共通接続された端子200はリセット
電位に保持される。次に、各々入力信号を入力端子Q1
〜Qnに入力し、次いでNAND回路221のsetに
ハイレベルの信号を入力して、各容量202の入力側に
それぞれのNAND回路221の電源電圧で決る電圧変
化を入力する。この例では、C1,2にはQ1,Q2よ
り信号が入力されるため、容量C1にはV1、容量C2
にはV2の電圧変化が生じており、Cnには電圧変化は
生じない。ここで、キャパシタ202の容量をCi、寄
生容量の容量値をC0とし、キャパシタ202がN個並
列に接続されていると仮定すると、キャパシタ202の
共通接続された一端は一個の入力に対して容量分割によ
りリセット電位から、 Ci×V/(C0+(C1+C2+・・・+Cn)) だけ変化する。Vは容量入力端の電位変化分である。従
って、多入力による電圧変化は、例えば、set端子が
ハイレベルになると共にNAND回路221が導通し、
反転出力されて、Ci×V=C1×V1+C2×V2…
の電位が加えられ、センスアンプ205の入力端子に供
給される。
【0034】インバータ206の入力端電圧がインバー
タ206の論理反転電位以上に変化すると、インバータ
206の出力端電圧はそれに応じて反転する。N個の入
力にそれぞれ信号が入力されると、インバータ206の
入力端には容量分割出力のN個の和(Vp)が入力され
る。結局、それぞれ各容量の入力端側に入力される電位
変化に応じて、センスアンプ205の出力端子211に
はハイレベルかローレベルの信号が出力される。この場
合は、出力端子211にはローレベルが出力される。以
上の様に構成することで、ある多変数信号を多入力端子
に入力すれば、高速に並列演算を行なう回路を構成でき
る。また、この回路においては、通常の論理回路と比べ
て、トランジスタの数が少なく構成でき、高速化と合わ
せて低消費電力化にも適している。更に、ここではNA
ND回路221を用いて入力したが、特にこれに限定さ
れることはなく、NAND回路221を無くして、直接
入力を行なっても本質は変わらないし、他の方法でも問
題はないのはいうまでもない。例えば、直接入力の例に
ついては、ある一定電位から正側に電圧変化を起こした
り、負側に電圧変化を起こしたり、電圧変化を起こさな
かったりという3通りの入力や、又はそれ以上の入力も
可能で、それに応じて出力を出すような多変数の並列演
算を行なうことが可能である。
【0035】次に、共通接続された容量端子200をリ
セットする手段に関連して、図3を用いて詳細に説明す
る。図3は図1の容量C(202)から共通接続された
端子200を通してセンスアンプ205の出力までの詳
細の一例を示した図である。この例では、共通接続され
た端子200を電源210によりリセットする手段(図
1のスイッチ207)として2つのNMOSトランジス
タ400を用いている。リセットするための駆動パルス
φRESは各々のNMOSトランジスタ400のゲート
に入力される。ここでは、NMOSトランジスタ400
を用いているので、例えば制御信号パルスがハイレベル
の間で共通接続された端子200を電源210によりリ
セットし、その後、制御信号パルスをローレベルにして
NMOSトランジスタ400をオフし、共通接続された
端子200をフローティング状態にする。一方、φRE
S信号と逆相パルスのφRES(bar、反転信号)を
容量401を介して共通接続された端子200に入力す
る。
【0036】この構造体を接続することにより、制御信
号パルスφRESがNMOSトランジスタ400をオン
・オフするときに生じる、NMOSトランジスタのゲー
トとドレイン(共通接続された端子側)の重なり容量に
よる電圧変化が、制御信号パルスφRESと逆相のφR
ES(bar)が供給される容量401による電圧変化
で打ち消し合うので、共通接続された端子200の電圧
変化を相互に打ち消すことが可能となり、電源210の
リセット電位に、より正確に且つ高速に共通接続された
端子200をリセットすることができる。例えば、制御
信号パルスφRESが0Vから5Vに変化し、逆相のφ
RES(bar)が5Vから0Vに変化してリセットす
る場合、それぞれNMOSFET400と容量401と
を介して、その変化を互いに逆相として加えられるので
キャンセルすることができる。また、一例として共通接
続された端子200の電圧をインバータ206の論理反
転電圧付近に設定した場合は、その値がインバータ20
6の論理反転電圧に近ければ近いほど、共通接続された
端子200に生じる微小信号変化に対応して出力できる
ようになり、すなわち感度が高くなることは明らかであ
り、高速応答が可能で、そのため低消費電力化にも寄与
することは言うまでもなく、大きな効果を得ることがで
きる。ここで用いた容量401の値は、NMOSトラン
ジスタ400のゲート−ドレイン重なり容量の値に近い
ほど、電源210のリセット電位に近くリセットされる
ためにより好ましいのであるが、これに限定されること
はなく、例えば半分の値等、値が異なっても大きな効果
が生じることは言うまでもない。
【0037】図3では、リセット手段としてのNMOS
トランジスタを2個並列に接続している。1つのNMO
Sトランジスタでリセットする場合と比べて、複数のト
ランジスタに分割すると以下のような利点が生じる。
【0038】図4に同じゲート幅Wを持つNMOSトラ
ンジスタについて、1つのトランジスタで構成する場合
と2つで構成する場合の簡単なレイアウト図を示す。図
4(A)において、1,2はソース又はドレイン領域、
3はゲート、8,9はコンタクト部である。また図の縮
尺は異なるが、図4(B)において、5,6,7はソー
ス又はドレイン領域、4はゲート、10,11,12は
コンタクト部である。複数に分割する場合、ソース領域
1を図4(B)に示すソース領域6のように共通化で
き、チャネル長L=1μm、チャネル幅W=4μmのリ
セットMOSFETのアクティブ領域の面積を20%ほ
ど減少できる。
【0039】図5には構造体としてPMOSトランジス
タを用いた例を示している。図5では、図3に示す容量
401の代わりに、PMOSトランジスタ402を2個
使用している。PMOSトランジスタ402のゲートに
はφRES(反転信号)が入力され、ドレイン側は共通
接続された端子200と接続し、ソース側はリセット電
源210と接続されている。効果は図3で説明した容量
の場合と同様で、制御信号パルスφRESでスイッチオ
ン・オフするNMOS400と、φRES(反転信号)
でスイッチオン・オフするPMOS402とが、オン・
オフする瞬時の共通接続端子200の変化を打ち消すの
で、結果として、感度が高くなり、高速応答が可能で、
そのため低消費電力化にも寄与することとなる。即ち、
共通接続端子200側の容量C0209に対し、リセッ
ト電圧を正確に、高速に設定することができる。
【0040】〔実施例2〕実施例2は更に精密にリセッ
ト電源210の電位に共通接続された端子200をリセ
ットすることができるようにした例である。実施例2の
半導体装置について図6を用いて説明する。図6は図
3、図5と同様に、図1の容量C(202)から共通接
続された端子200を通して、センスアンプ205の出
力211までの詳細図の一例を示している。この例で
は、共通接続された端子200を電源210によりリセ
ットする手段として、NMOSトランジスタ400を2
分割して用いている。リセットするための駆動用制御信
号パルスφRESはNMOSトランジスタ400のゲー
トに各々入力される。ここでは、NMOSトランジスタ
400を用いているので、例えば制御信号パルスφRE
Sがハイレベルの間で共通接続された端子200を電源
210によってリセットし、その後制御信号パルスφR
ESをローレベルにしてNMOSトランジスタ400を
各々オフし、共通接続された端子200をフローティン
グ状態にする。一方、φRES信号と逆相パルスのφR
ES(bar)を入力する構造体として、NMOSトラ
ンジスタ403で示すものを使用している。この構造体
は、半導体基板上に逆相パルスφRES(bar)を印
加するゲート電極を挟んで形成される半導体基板と異な
る導電型の半導体不純物層を有し、半導体不純物層が共
に電気的に、共通接続された容量端子200に接続され
ている。即ち、NMOSトランジスタ403のソースと
ドレインとを共通接続し、逆相パルスφRES(ba
r)が印加されるゲート電極から共通接続端子200側
への容量はゲートードレイン間容量の2倍となって、正
相パルスφRESが印可される2個のNMOSトランジ
スタ400と丁度打ち消すことが可能となる。
【0041】図6では、この構造体はNMOSトランジ
スタのドレインとソースを共通接続として、かつそのゲ
ートードレイン容量が共通接続された端子200に接続
されている。NMOSトランジスタ400の容量は主に
トランジスタのゲートとドレイン(共通接続された端子
200側)の重なり容量であるが、その容量値はソース
/ドレインの不純物量やトランジスタを形成する熱履歴
などにより依存する量であり、正確に設計し作成するに
はなかなか難しい上にゲート電圧依存性がある。このよ
うなNMOSトランジスタ400と、電圧依存性も含め
て、同じ容量を持つものとして考えられる構造体が図6
で示されるような構造体である。このような構造体の容
量は、電圧依存性も含めて、リセットする手段として使
用しているNMOSトランジスタ400とほぼ同じ容量
値とすることができる。従って、図3に示す容量209
との容量分割による共通接続された端子200の電圧変
化を打ち消すことが可能となり、電源210の電位に、
より正確に共通接続された端子200をリセットするこ
とができる。
【0042】例えば、一例として共通接続された端子2
00の電圧をインバータの論理反転電圧付近に設定した
場合は、その値がインバータの論理反転電圧に近ければ
近いほど、共通接続された端子200に生じる微小信号
変化に対応して出力できる。すなわち、感度が高くなる
ことは明らかであり、高速応答が可能で、そのため低消
費電力化にも寄与することは言うまでもなく、非常に大
きな効果が得られる。更に、リセット手段のためのMO
Sトランジスタのゲート容量値の総和をこの構造体のゲ
ート容量のほぼ2倍にすると、構造体はソース/ドレイ
ン共通であるため、トータルとして、ほぼ等しい容量値
となり、また各々ゲート電極には逆相パルスが印加され
るために、電源210の電位に、より正確に共通接続さ
れた端子200をリセットすることができる。さらに好
ましくは、リセット手段のためのMOSトランジスタの
ゲート幅の総和をこの構造体のゲート幅のほぼ2倍にす
ると、構造体はソース/ドレイン共通であるため、トー
タルとして、ゲート重なり容量値がほぼ等しくなり、各
々ゲート電極には逆相パルスが印加されるため、電源2
10の電位に、より正確に共通接続された端子200を
リセットすることができる。
【0043】さらに好ましくは、リセット手段のMOS
FETがP型ならP型、N型ならN型の同型タイプのM
OSFETに2分割され、かつ構造体の半導体不純物層
のタイプも上記リセット手段に用いられているタイプと
等しいことが好ましい。リセット手段であるMOSFE
Tをオフする際の、容量が共通接続された端子200の
電圧のフィードスルーは、前述したようにMOSFET
のゲートとドレイン部の重なり容量に依存する。この重
なり容量について、図7を用いて説明する。図におい
て、1,2はソース又はドレイン、8,9はコンタクト
部、14はゲート電極、15はソース又はドレイン電
極、16は半導体基板を示し、全体でNMOSトランジ
スタを例示している。上記重なり容量の成分としては、
図7に示すように、ゲート電極14直下のドレイン領域
に帰因する成分A、チャネル幅Wに依存するフリンジ効
果成分B、及びチャネル幅W方向に垂直なドレイン端で
あるエッジ端でのフリンジ効果成分Cの和で表わせられ
る。この成分のうち、成分A,Bで表わせる容量は、M
OSFETのタイプとゲートチャネル幅Wの総和につい
て、リセット手段のMOSFETと逆相パルスが印加さ
れる構造体とで合わせておけば、ほぼ等しく設定するこ
とが可能である。一方、エッジ端でのフリンジ効果成分
Cについて容量値を合わせるには、リセット手段のMO
SFETと逆相パルスが印加される構造体について、M
OSFETのタイプとエッジの数を合わせることが必要
である。すなわち、構造体としてMOSFETのドレイ
ンとソースを共通端子としたものについてはドレイン端
は計4つあるため、リセット手段のMOSFETを2分
割して同じようにドレイン端を4つにすることが必要と
なる。分割しない場合、ドレイン端は2つとなり、その
差分の容量が足りないこととなるため、リセット手段の
MOSFETをオフした時には、その容量差分ΔCのフ
ィードスルーが容量が共通接続された端子200に加わ
ることになり、精度の低下につながる。ここで、リセッ
ト手段のMOSFETのゲートからみたドレイン容量を
Cr、構造体のゲートからみた容量をCr′、容量が共
通接続された端子200に寄生する容量をCoとして、
ゲートに入力される制御信号電圧をVDDとすると、上記
フィードスルー量は ΔV=(Cr′−Cr)VDD/(Cr+Cr′+Co) =ΔCVDD/(Cr+Cr′+Co) となる。但し、ΔCはCr′−Crである。
【0044】ドレイン端エッジの容量はチャネル幅Wの
値に依存しないため、チャネル幅Wが小さくなればなる
ほどこの容量の値が相対的に大きなものとなり、特性上
問題となってくる。
【0045】また、2分割したMOSFETの各々のゲ
ートチャネル幅Wは、異なっていても原理的にはなんら
問題ない。例えば、構造体としてのチャネル幅Wが10
μmの場合、リセット手段のMOSFETのチャネル幅
Wが各々15μm、5μmとしても良い。しかしながら
レイアウト上の問題や、その他プロセス上生じてくるパ
ターンの違いによる微妙なバラツキ(エッジ形状や不純
物拡散等)等を考えた場合、全く同型同サイズのMOS
FETがより好ましいことは言うまでもなく、上記チャ
ネル幅Wが10μmの構造体に対しては、W=10μm
の同型、同サイズMOSFETを2つ使用してリセット
手段とすることがより好ましい。
【0046】なお、図6の例では、リセット手段や逆相
パルスが印加される構造体として、全てNMOSトラン
ジスタが接続されている例を示したが、これに限定され
るわけではないことは言うまでもなく、リセット手段や
逆相パルスが印加される構造体がそれぞれPMOSトラ
ンジスタの場合や、複数個接続されている場合、リセッ
ト手段にNMOSトランジスタ、PMOSトランジスタ
の両者を用い、各々に対して逆相パルスが印加される構
造体を持つものでも全く構わない。また、リセット手段
がNMOSトランジスタで、逆相パルスが印加される構
造体がPMOSトランジスタの場合や、その逆の形の場
合でもよい。
【0047】〔実施例3〕本発明の実施例3によるリセ
ット手段に関して、図8を用いて詳細に説明する。図8
は図3、図5と同様に、図1の多入力端子に対応する容
量C(202)から共通接続された端子200を通し
て、センスアンプ205の出力211までの詳細図の一
例を示している。ここでセンスアンプ205として実施
例1、2で示した単なるインバータ206でなく、イン
バータ206の入力と出力をリセット手段(スイッチ)
を介して接続したものである。400で示すNMOSト
ランジスタがリセット手段であり、このトランジスタが
オンしているときにはインバータ206の入出力端子2
00は共通で、丁度インバータ206の論理反転電圧に
等しくなっている。この状態で、インバータ206の入
出力端子を切り放せば、実際の入力値Qによって変化す
るという、容量が共通接続された端子200に生じる微
小な電圧変化に対して非常に感度の高いセンスアンプと
なる。
【0048】構造体404は、実施例2で説明したソー
ス/ドレイン共通のNMOSトランジスタであり、ドレ
インーゲート間容量とソースーゲート間容量とが並列に
重なり、等価的にほぼNMOS400と同じ容量を有
し、ゲート電極にはリセット手段へのパルスと逆相の逆
相パルスφRES(bar)が印加される。このような
構造体を用いることにより、正相制御パルスφRESと
これと逆相の制御パルスφRES(bar)がそれぞれ
のNMOSトランジスタに加わるので、各パルスのオン
・オフ時の容量による電圧変化を打ち消すことが可能と
なり、インバータの論理反転電圧により正確な状態でイ
ンバータの入力電圧をフローティング状態にすることが
可能となり、結果として感度が高くなり、高速応答が可
能で、そのため低消費電力化にも寄与することは言うま
でもなく、大きな効果を得ることができる。ここで、本
実施例では、リセット手段としてNMOSトランジスタ
が2個、逆相パルスが印加される構造体としてNMOS
トランジスタが1個接続されている例を示しているが、
これに限定されるわけではないことは言うまでもなく、
実施例1、2で説明した別の構造体でもよいことはもち
ろんである。また、リセット手段やリセット手段駆動パ
ルスと逆相パルスを入力する構造体を同一端子に接続す
る回路構成も、本実施例や実施例1、2で示した構成に
限定されないことは言うまでもない。
【0049】〔実施例4〕本発明による実施例4につい
て、図9〜図13を参照しつつ詳細に説明する。この実
施例では、多入力端子と各容量の間にスイッチ手段を有
し、かつ容量とセンスアンプ205間の電圧をリセット
するリセット手段に関連して詳細に説明する。図9にお
いて、Q1〜Qnは入力端子でn個の多入力端子であ
る。201はリセットスイッチ、202はキャパシタ、
203は信号転送スイッチ、205はセンスアンプ、2
06はセンスアンプ内のインバータ、204はセンスア
ンプ内の第2のインバータ、207はインバータをリセ
ットするための第2のリセットスイッチ、208はリセ
ット電源、210は第2のリセット電源、211は出力
端子、209はキャパシタ202の共通接続された一端
につく寄生容量を模式的に表わした容量であり、この容
量209は、これに限るものではない。
【0050】図10は本実施例の動作を示したタイミン
グ説明図である。同図を用いて本実施例の動作を説明す
ると、まずリセットパルスφRESによりキャパシタ2
02の一端をリセット電源208にリセットする。リセ
ット電圧は、例えば電源電圧が5V系であった場合、そ
のほぼ半分の2.5Vを用いる。リセット電圧はこれに
限るものではなく、他の電圧でも良い。この時、ほぼ同
時にセンスアンプ205内のインバータ206の入力端
200をリセットスイッチ207を導通させることによ
り第2のリセット電源210にリセットするが、このタ
イミングも同時でなければならないという制約がないこ
とは言うまでもない。この時、この例では、リセット電
圧はインバータ206の出力が反転する論理反転電圧近
傍の値が選ばれる。リセットパルスφRESをオフする
と、キャパシタ202の両端はそれぞれのリセット電位
に保持される。次に、転送パルスφTにより転送スイッ
チ203が導通すると、信号がキャパシタ202の一端
に転送され、キャパシタ202の一端の電位は例えば
2.5Vのリセット電圧からローレベルに相当する0
V、もしくはハイレベルに相当する5Vに変化する。そ
れ以後は実施例1で述べた動作と変わらず、多入力端子
への入力信号に応じて、センスアンプ205の出力21
1にハイレベル又はローレベルの出力信号が出力され
る。
【0051】図11は図9に示した多入力端子から容量
C(202)までの詳細な一例を示した図である。図9
において、図7と同一の符号は同等の機能を有するもの
で、詳細な説明は省略する。図において、202は多入
力端子に対応する容量、203は多入力端子に対応して
容量202に入力信号を転送する信号転送スイッチ、2
08は多入力端子に対応して容量202の入力側をリセ
ットするリセット電源、212は容量202の入力側端
子の寄生容量などの容量C0’である。また、信号転送
スイッチ203と容量202の間の端子を電源208に
よりリセットする手段として2つに分割されたNMOS
トランジスタ407及びこのNMOSトランジスタ40
7とシリーズに接続された構造体のNMOSトランジス
タ408を用いている。リセットするための駆動パルス
φRESは2つのNMOSトランジスタ407のゲート
に入力される。
【0052】ここでは、NMOSトランジスタ407を
用いているので、例えば図10に示すタイミングで信号
パルスφRESを入力し、ハイレベルの間でスイッチと
容量の間の端子を電源210によりリセットし、その後
ローレベルとして、スイッチと容量の間の端子をフロー
ティング状態にする。一方、φRES信号と逆相パルス
のφRES(bar)を構造体408に入力する。この
構造体は、半導体基板上に逆相パルスを印加する電極を
挟んで形成される半導体基板と異なる導電型の半導体不
純物層を有し、半導体不純物層が共に電気的に、共通接
続された容量202の入力側に接続されている。
【0053】図11では、この構造体はNMOSトラン
ジスタのドレインとソースを共通端子として、スイッチ
と容量の間の端子に接続されている。この構造体を接続
することにより、φRESがNMOSトランジスタをオ
フするときに生じる、トランジスタのゲートとドレイン
(共通接続された端子200側)の重なり容量と212
に示す容量C0’との容量分割によるスイッチと容量の
間の端子の電圧変化を打ち消すことが可能となり、リセ
ット電源208の電位に、より正確にスイッチと容量の
間の端子をリセットすることができる。そのために容量
202を通して、逆側の共通接続された端子200に容
量分割で生じる電圧微小変化の絶対値を、より正確に設
定することが可能で、従って感度が高くなり、そのため
高速応答が可能で、低消費電力化にも寄与することがで
きるという、大きな効果を得ることができる。
【0054】なお、ここで用いた構造体及びリセット手
段は、本実施例の形に限るものではないことは実施例1
〜3で述べた通りである。また、信号転送スイッチも特
に限定されるべきものでないことは明らかである。
【0055】さらに、図12で示す構成も本発明に包含
している。この図12では、多入力端子と容量の間にス
イッチ手段230を設けているが、これはスイッチ手段
であると共にリセット手段としても兼用することもでき
る。すなわち、入力をリセット電位にしてスイッチを開
くリセット状態の期間と、入力INを情報信号に変えス
イッチを開く期間を時系列的に分け、スイッチ230を
その間にハイ・ローとすればよい(図13にタイミング
図を示す)。この場合も、容量の入力端子側にをリセッ
トするために、リセット手段のパルスと逆相パルスを入
力する構造体231を接続することができる。構造体2
31の構成は図11に示す回路と同様であり、NMOS
トランジスタがシリーズに接続されていて、動作として
は上記に述べた通りであり、このような構成も本発明に
包含していることは言うまでもない。
【0056】〔実施例5〕本発明による実施例5を、図
14〜図15を参照しつつ説明する。
【0057】図14は図9とほぼ同じ図面であるが、2
08のリセット電位を可変としている。リセット電位2
08が固定の場合(V0 とする)、入力値Qと固定値の
差分(Q−V0 )分の信号変化が容量分割され、容量が
共通接続された端子200に伝搬される。一方、入力信
号Q値の逆相信号をリセット電位とするような場合、信
号変化は電源電圧でフル振幅とすることが可能となる。
例えばVDD=5V、V 0 =2.5Vとすると、リセット
電位が固定の場合、信号変化分は5−2.5=2.5V
もしくは0−2.5=−2.5Vと±2.5Vであるの
に対して、リセット電位を入力信号の逆相信号とした場
合は、信号変化分は5−0=5Vもしくは0−5=−5
Vで±5Vとなる。
【0058】このような場合、リセット手段201とし
ては、電源電圧及び0Vの両方を通すスイッチでなけれ
ばならず、このようなスイッチとしては、NMOSFE
TとPMOSFETを合わせ持ったトランスミッション
型MOSFETがよく知られている。
【0059】このトランスミッション型MOSFETの
フィードスルー特性を測定したところ、リセット電位値
による依存性があることがわかった。その実験値を、図
15(a)のリセット電圧対フィードスルー量のグラフ
中、曲線Aに示すとともに、その時の回路図を図15
(b)の回路図Aに示す。リセット電位が正側に大きい
ほどPMOSFETによるフィードスルーが顕著となる
正側のフィードスルーが生じ、リセット電位が0に近い
ほどNMOSFET410によるフィードスルーが顕著
となる負側のフィードスルーが生じる。PMOSFET
409によるフィードスルーはリセット電圧が5Vに近
いほど顕著になる。
【0060】すなわち、トランスミッション型のMOS
FETでフィードスルーを抑制するには、リセット電位
が固定の場合は効果的であるが、本実施例のようにリセ
ット電位が可変の場合は、PMOSFET、NMOSF
ET各々に逆相パルスが印加される構造体を合わせるこ
とが効果的である。図15(a)の直線Bにその結果
を、図15(b)の回路図Bに具体的なその回路図を示
す。ここで、回路図Bでは容量202の入力側に2個の
NMOSFET413と構造体1個のNMOSFET4
14、及び2個のPMOSFET411と1個の構造体
PMOSFET412が接続されて、リセット電圧20
8を供給している。
【0061】このような構成をとることにより、φRE
SがNMOSトランジスタをオフするときに生じる、ト
ランジスタのゲートとドレイン(共通接続された端子
側)の重なり容量と容量202の入力側の寄生容量など
の容量212との容量分割によるスイッチと容量の間の
端子の電圧変化を打ち消すことが可能となり、電源20
8の電位に、より正確にスイッチと容量の間の端子をリ
セットすることができる。そのために容量202を通し
て、逆側の共通接続された端子200に容量分割で生じ
る電圧微小変化の絶対値を、より正確に設定することが
可能で、従って感度が高くなり、そのため高速応答が可
能で、低消費電力化にも寄与することができるという、
大きな効果を得ることができる。
【0062】なお、ここで用いた構造体及びリセット手
段は、本実施例の形に限るものではないことは実施例1
〜3で述べた通りである。また、信号転送スイッチも特
に限定されるべきものでないことは明らかである。さら
に、実施例1〜3で示した、容量が共通接続された端子
200をリセットする場合に上記トランスミッション型
MOSFETを使用する場合も同様なことがいえること
はいうまでもない。
【0063】一方、リセット手段のMOSFETの分割
については、トランスミッション型MOSFETについ
ても全く同様なことはいうまでもない。
【0064】〔実施例6〕本発明による実施例6を、図
16、図17を参照しつつ説明する。図16、図17
は、共に図7の入力端子から容量C(202)までの詳
細図の一例を示している。図16、図17の例では、4
07で示されるリセット手段であるNMOSトランジス
タと408で示す構造体各々に入力されるパルスについ
て、リセット手段へのパルスφRESが逆相パルスφR
ES(bar)より遅い場合は、その遅れの間はリセッ
ト手段であるNMOSトランジスタ407はオン状態で
あるから、逆相パルスφRES(bar)が変化して
も、スイッチと容量の間の端子はリセット電源208の
電位である。従って408で示される構造体の効果が少
なくなる。
【0065】図16では、φRES(bar)はφRE
Sの入力からインバータ409を通して、インバータ4
09での信号伝達の遅れ分である若干の時間を遅らせて
入力している。こうすることにより、408の構造体の
効果を無駄なく引き出すことが可能となる。
【0066】図17では複数のインバータ410を介し
てほぼ同タイミングになるようにして逆相パルスφRE
S(bar)とパルスφRESを入力している。この時
は、φRES(bar)やφRESが変化している間も
電圧変化は少なく抑えられる。このような例は本実施例
の説明箇所に限定されるわけでなく、実施例1〜3で示
した共通接続された端子200への実施例でも同様であ
る。また、実施例1〜5で説明した他の構造体も含めて
本実施例の構造体のみに限定されないことは言うまでも
ない。
【0067】〔実施例7〕つぎに、上記半導体装置を用
いて、相関演算回路に適用した例を第7の実施例とし
て、図18を参照しつつ説明する。図18において、7
つの入力端子を有する21−A、21ーB、21ーCは
多数決演算回路ブロック、22はインバータ、23は比
較器である。24、25は入力端子群であり、多数決演
算回路ブロック21−Aに入力される7つの入力信号と
同様な信号が入力される。26、27、28は前段の多
数決演算回路ブロックからの出力信号を入力する入力端
子、29、30、31は通常の入力端子に接続された容
量をCとするとき、入力端子26、27、28に対応し
て接続される容量値4C、2C、4Cを示す。
【0068】図18において、入力信号はそれぞれまず
比較器23にそれぞれの相関係数33とともに入力され
る。比較器23はそれぞれの入力信号と相関係数33が
一致すればHIGH LEVELを、不一致であればLOW LEVEL を
出力する。比較器23の出力は多数決演算回路ブロック
21−A〜Cに入力される。たとえば7入力の多数決演
算回路ブロック21−Aに比較器23の出力が入力され
ると、HIGH LEVELの数が過半数の場合、つまり7入力中
4入力以上がHIGH LEVELであった場合、多数決演算回路
ブロック21−AからHIGH LEVELが出力される。この出
力状態を図19の図表のS3に示す。
【0069】同様に、たとえば7入力と入力端子26の
4入力と等価な4Cによる、11入力の多数決演算回路
ブロック21−Bでは、6入力以上がHIGH LEVELであっ
た場合にHIGH LEVELが出力される。この出力状態を図1
9の図表のS2に示す。また、7入力と入力端子28の
4入力と等価な4C、入力端子27の2入力と等価な2
Cによる、計13入力の多数決演算回路ブロック21−
Cでは、7入力以上がHIGH LEVELであった場合にHIGH L
EVELが出力される。この出力状態を図19の図表のS1
に示す。
【0070】より具体的に説明すれば、7入力の多数決
演算回路ブロックの出力値を入力のHIGH LEVELの数ごと
に示すと、図19のS3のようになる。次に、図18に
示すように、7入力の多数決演算回路ブロック21−A
の出力をインバータ22で極性反転して、多数決演算回
路ブロック21−Bの重みづけ入力端子26に印加す
る。
【0071】多数決演算回路ブロック21−Bの回路構
成を図20に示す。これは、重み付け有りの場合の回路
である。図20において、29は他の入力端子経路に接
続するキャパシタCのおよそ4倍の容量値を持ったキャ
パシタである。図20の回路は、入力端子経路に接続す
るキャパシタ値を仮にCとすると、11個のCが共通接
続され、そのうち4つのCに重み付け入力端子からの信
号が印加され、他の7つの端子には多数決演算回路ブロ
ック21−Aに入力されたものと同じ信号が印加される
構成の11入力多数決演算回路である。例えば7入力中
4入力以上がHIGH LEVELであった場合、先に述べたよう
に重み付け入力端子にはLOW LEVEL が印加される。さら
に重み付け入力端子以外の入力端子に加えられる信号の
うち7入力中6入力以上がHIGH LEVELであった場合、ト
ータルとして11入力多数決演算回路は過半数であると
の判定を下しHIGH LEVELを出力する。7入力中4入力以
上5入力以下の場合は過半数に至らずLOW LEVEL を出力
する。一方、7入力中3入力以下がHIGH LEVELであった
場合には重み付け入力端子にはHIGH LEVELが印加され
る。7入力中2入力以上3入力以下がHIGH LEVELであっ
た場合は4+2または4+3は6以上で過半数と判定さ
れHIGH LEVELが出力される。また、1入力以下がHIGH L
EVELであった場合、4+0または4+1は6以下でLOW
LEVEL が出力される。多数決演算回路ブロック21ーB
の出力値を入力のHIGH LEVELの数ごとに示すと図20の
図表1のS2のようになる。
【0072】本発明によれば、図20中、制御パルスφ
RESにより動作するスイッチ部に、実施例1〜実施例
6で説明したNMOS又はPMOSと各構造体を用いる
ことで、データの正確性と高速性及び全体的な回路規模
の縮小が達せられる。
【0073】また、多数決演算回路ブロック21ーCに
ついても、入力端子28の4倍の容量値4C、入力端子
27の2倍の容量値2Cを有する二つの重み付け端子
に、多数決演算回路21−A、多数決演算回路21ーB
の出力の反転信号を印加して動作させることにより、図
20の図表1のS1に示したような出力が得られる。本
回路構成により、図20に示したように、複数入力のう
ち信号と相関係数が一致している入力の数を3桁の2進
数に変換して出力することができる。
【0074】また、図21に多数決演算回路ブロックの
模式回路図を示す。これは、重み付けなしの回路であ
る。図21において、41はリセットスイッチ、42は
キャパシタ、43は信号転送スイッチ、205はセンス
アンプ、46はセンスアンプ205内の第1のインバー
タ、44はセンスアンプ205内の第二のインバータ、
47はインバータ46の入力端をリセットするための第
二のリセットスイッチ、48はリセット電源、50は第
二のリセット電源、51は出力端子、49はキャパシタ
42の共通接続された一端につく寄生容量を模式的に表
わしたものであるがこれに限るものではない。
【0075】図22は本実施例の多数決演算回路の動作
タイミング説明図である。同図を用いてその動作を説明
すると、まずリセットパルスφRES によりキャパシタ4
2の一端をリセットする。リセット電圧は例えば電源電
圧が5V系であった場合、そのほぼ半分の2.5Vを用
いる。リセット電圧はこれに限るものではなく他の電圧
でも良い。この時、ほぼ同時にセンスアンプ205内の
インバータ46の入力端をリセットスイッチ47を導通
させることによりリセットする。この時リセット電圧は
インバータ46の出力が反転する論理反転電圧近傍の値
が選ばれる。
【0076】つぎに、リセットパルスφRES をOFF する
とキャパシタ42の両端はそれぞれのリセット電位に保
持される。次に転送パルスφT により転送スイッチ43
が導通すると、入力信号がキャパシタ42の一端に転送
され、キャパシタ42の一端の電位は例えば2.5Vの
リセット電圧からLOW LEVEL に相当する0V、もしくは
HIGH LEVELに相当する5Vに変化する。ここでキャパシ
タ42の容量をCi、寄生容量の容量値をCOとし、キ
ャパシタ42がN個並列に接続されていると仮定する
と、キャパシタ42の共通接続された一端は、一個の入
力に対して容量分割によりインバータ46の論理反転電
圧近傍から (Ci×V)/(Co+N×Ci) [V] (Ci×2.5)/(Co+N×Ci) [V] だけ変化する。
【0077】インバータ46の入力端電圧が論理反転電
圧から変化すると、インバータ46の出力端電圧はそれ
に応じて反転する。N個の入力にそれぞれ信号が入力さ
れると、インバータ46の入力端には容量分割出力のN
個の和が入力される。結局、N個の入力のうちHIGH LEV
ELの信号数が過半数であればインバータ46の入力端は
論理反転電圧より高電位にシフトして、センスアンプ2
05の出力端51にはHIGH LEVELが、LOW LEVEL の信号
数が過半数であればLOW LEVEL が出力される。以上のよ
うに構成することで、図21の回路は複数入力のうち過
半数を占める論理値を出力する多数決演算回路として機
能する。すなわち、本実施例も、多数決演算回路として
機能する。尚、上述のように、本発明による、図21
中、制御パルスφRESにより動作するスイッチ41,
47などに、実施例1〜実施例6で説明したNMOS又
はPMOSと各構造体を用いることで、多数決演算回路
のデータの正確性と高速性及び全体的な回路規模の縮小
が達せられる。
【0078】[第8の実施例]第8の実施例について、
図23、図24を参照しつつ説明する。本実施例は本発
明を用いた3ビット精度アナログ・デジタル変換器(以
下、AD変換器と称する。)である。特に各演算ブロッ
クの他入力端子部分及びセンスアンプの入力部にリセッ
ト手段が用いられる場合には、上述のリセット手段を適
用することが好ましい。図23において、121−A、
−B、−Cはそれぞれ1入力、2入力、3入力の演算回
路ブロック、122はインバータである。123、12
4、125は前段の演算回路ブロックからの出力信号を
入力する入力端子、126、127、128は通常の入
力端子に接続された容量をCとするとき、123、12
4、125に対応して接続される容量値C/2、C/
2、C/4を示す。129はアナログ入力端子であり、
130はセット入力端子であり、131、132はそれ
ぞれに対応して接続される容量値C/4、C/8を示
す。また、S1、S2、S3はデジタル出力信号端子で
ある。
【0079】ここで、本実施例において、5V系電源を
用いた場合について説明する。図23において、まず演
算回路ブロック121−A〜C内のセンスアンプ入力を
演算回路ブロック121−Aは0Vに、演算回路ブロッ
ク121−B、Cはおよそ2.5Vにリセットする。ま
た、信号入力端子123、124、125及びセット入
力端子130の入力演算用コンデンサ202の入力側は
5Vにリセットする。この時、信号入力端子129は0
Vである。次に、セット入力端子130を0Vにセット
し、入力端子129の入力電圧を0Vからアナログ信号
電圧まで変化させると、演算回路ブロック121−Aに
おいてはアナログ入力信号がおよそ2.5V以上になる
と、演算回路ブロック121−A内のセンスアンプ入力
電圧が論理反転電圧(ここでは2.5Vを仮定)を越
え、HIGH LEVELが出力される。その結果を図24の図表
のS3に示す。
【0080】アナログ入力信号が2.5V以上のとき入
力端子123はリセット電位の5Vから0Vに変化す
る。このとき演算回路ブロック121ーB内のセンスア
ンプ入力端子での電位変化は、アナログ入力信号電圧を
VAとすると、下の式のようになる。 {C×VAー(C/2)×5ー(C/4)×5}/(C+C/2+C/4) [V] この式から、演算回路ブロック121ーBは、アナログ
信号電圧VAが3.75V以上のときHIGH LEVELを出力
し、2.5V以上3.75V未満のときLOW LEVELを出
力することがわかる。その結果を図24のS2に示す。
【0081】同様に、演算回路ブロック121ーCの出
力は、図24のS1のようになる。
【0082】本実施例により、図24の図表に示したよ
うに、アナログ信号電圧を3ビットのデジタル信号に変
換して出力するAD変換器を極めて小規模な構成で、演
算速度も高速で消費電圧も低減して実現することができ
る。
【0083】本実施例では、3ビットのAD変換器につ
いて説明したが、もちろんこれに限るものではなく、さ
らに多ビットに容易に拡張できるものである。
【0084】本実施例では、容量を用いたフラッシュ型
AD変換器の例について述べたが、本発明はこの方式に
限るものではなく、たとえば抵抗列に入力した信号と基
準信号とをコンパレータで比較し、その結果をエンコー
ダでエンコードすることでAD変換器のエンコーダ回路
部などに本発明を応用しても、先に説明したのと同様な
効果が得られることはいうまでもない。
【0085】以上説明したように、多入力端子の各々に
対応した容量手段の一方の端子を共通接続し、センスア
ンプへ入力する回路ブロックでは、上記多入力端子に接
続した容量の内、最小の容量をCとしたとき、上記容量
手段の合計はほぼCの奇数倍となっている。
【0086】尚、相関回路の場合、制御入力端子を有し
ない場合は、全て最小値から構成されており、また制御
入力端子を有する場合も、例えば図18に示した第7の
実施例で説明したように、制御入力端子に接続する容量
は2C、4Cと偶数であり、奇数の入力信号端子との合
計はCのほぼ奇数倍となっている。このような構成によ
り、所望の基準値からの大小の区別が明確となり、演算
精度が向上する効果を有する。
【0087】上記説明は、相関回路について述べたが、
2進数DA変換器は最小ビットLSB信号入力容量をC
とすると、次のビットが2C、さらに次のビットが4C
と、倍々となり、多入力端子の容量の合計はCのほぼ奇
数倍となり、高精度のDA変換を実現できる。
【0088】また、AD変換器についても、図23に示
した第8の実施例で説明したように、アナログ信号レベ
ルを、フルレンジの1/2を越えるか、1/2未満かを
明確に判断する分割数は、121−Aでは1Cの1つ、
121−Bでは1/4と、2/4、3/4かの分割数は
3の奇数となりその合計はC/4を最小値として1+2
+4=7倍の奇数倍となり、121−CではC/8を最
小値として倍々のC/4、C/2、Cで、1+2+4+
8=15倍の奇数倍に設定してある。
【0089】これらの構成により、特に各高精度の演算
ができるため、不要に大きな容量を設けることなく演算
が実行できることにより、低消費電力、高速演算が実現
した。
【0090】また、上記では相関演算器、AD変換器を
例にとって説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、デジタル・アナログ変換回路、加算回路、減算回路
などよう々な論理回路に応用しても、同ような効果が得
られることはいうまでもない。
【0091】特に、DA変換器を構成する場合、LSB
データが入力される容量をCとしたとき、次の上位ビッ
トになるにつれて2C、4C、8Cと倍々にしていけ
ば、2進のデジタルーアナログ変換が実現できる。この
場合、共通接続された容量の端子をMOS型ソースフォ
ロアアンプで受ける構成にすればよい。
【0092】[第9の実施例]本発明による第9の実施
例を図25に示す。第9の実施例は、本発明の技術を従
来回路技術と融合し、動画像等の動き検出チップを実現
したものである。図25において、61、62はそれぞ
れ基準データ、参照データを格納している記憶装置であ
るメモリ部、63は相関演算部、64はチップ全体を制
御するコントロール部、65は相関演算部63の相関結
果の加算演算部、66は加算演算部65の加算結果の最
小値を格納しているレジスタ部、67は比較器とおよび
最小値とのアドレスの格納を行なう比較記憶部、68は
出力バッファー及び出力結果格納部である。入力バス6
9には基準データ列が入力され、一方、入力バス70に
は基準データ列と比較すべき参照データ列が入力され
る。メモリ部61、62は、SRAMからなり、通常の
CMOS回路で構成される。
【0093】参照データメモリ部62と基準データメモ
リ部61から入力された相関演算部63の相関演算に送
られたデータは、本発明による相関演算回路により相関
演算されるため、高速並列処理であり、極めて高速化が
達成されるばかりでなく、少ない素子数で構成され、チ
ップサイズが小さくなり、低コスト化が実現できた。相
関演算結果は加算演算部65で相関演算のスコア(評
価)を行ない、上記相関演算以前までの最大相関結果
(加算値が最小値となる)が格納されているレジスタ部
66との比較を比較記憶部67で行なう。仮に今回の演
算結果が前回までの最小値よりもさらに小さい場合は、
その結果が、新たにレジスタ部66に格納され、前回ま
での結果が小さい場合は、その結果が維持される。この
ような動作を行なうことにより、最大相関結果が常にレ
ジスタ部66に格納され、すべてのデータ列の演算終了
後、その結果が出力バス71より、例えば16ビット信
号として出力される。
【0094】なお、コントロール部64、加算演算部6
5、レジスタ部66、比較記憶部67、出力結果格納部
68は、今回通常のCMOS回路により構成したが、特
に加算演算部65等は、本発明のリセット手段を含む回
路構成を用いることにより、センスアンプの正確な高利
得の動作を実現し、高速処理が実現される。以上述べた
ように、高速性、低コスト性のみならず、リセット手段
を正確に且つ高速に達成し、容量をベースに演算を実行
するため、消費電流が少なく低パワー化が実現でき、8
mmVTRカメラ等の携帯機器等にも好適である。
【0095】[第10の実施例]本発明による第10の
実施例について図26を参照しつつ説明する。第10の
実施例は、本発明の技術を光センサ(固体撮像素子)と
融合し、画像データを読出す前に高速画像処理を行なう
チップ構成を示したものである。
【0096】図26(a)は本発明を適用したチップの
全体構成を示すブロック図であり、図26(b)は本発
明のチップの画素部の構成を示す回路図であり、図26
(c)は本発明を適用したチップの演算内容を説明する
概念図である。
【0097】図において、141は光電変換素子を含む
受光部、143、145、147、149はラインメモ
リ部、144、148は相関演算部、150は演算出力
部である。また、図26(b)に示す受光部141の
内、151、152は、光信号出力端子142、146
に示す出力バスラインとを接続する結合容量手段、15
3はバイポーラトランジスタ、154はバイポーラトラ
ンジスタ153のベース領域に接続された容量手段、1
55はスイッチMOSトランジスタである。画像データ
センシング部60に入射した画像データは、バイポーラ
トランジスタ153のベース領域で光電変換される。
【0098】光電変換された光キャリアに応じた出力
が、バイポーラトランジスタ153のエミッタに読み出
され、結合容量手段151、152を介して、出力バス
ライン142、146の電位を入力蓄積電荷信号に応じ
て押し上げる。以上の動作により、縦方向の画素の加算
結果はラインメモリ147に読み出され、一方、横方向
の画素の加算結果はラインメモリ143に読出される。
これは画素部の容量154を介して、バイポーラトラン
ジスタ153のベース電位を上昇させる領域をデコーダ
(図26には示していない)等により選択すれば、セン
シング部160の任意の領域のX方向、Y方向の加算結
果が出力可能となる。
【0099】例えば、図26(c)に示す如く、t1
刻に156に示す如き画像が、t2時刻に157に示す
如く画像が入力されるとすると、それぞれY方向に加算
した出力結果は、158、159に示す如く、図示の車
の移動状態の画像信号となり、このデータがそれぞれ図
26(a)のラインメモリ147、149に格納され
る。また、横方向の場合も同様にラインメモリ143、
145に格納される。
【0100】図26(c)の画像信号のデータ列出力1
58、159からわかるように両者のデータは、画像の
動きに対応してシフトしており、相関演算部148でそ
のシフト量を算出し、同様に相関演算部144で横方向
のデータを演算すれば、2次元平面での物体の動きを非
常に簡単な手法により検出できる。
【0101】本発明による相関演算回路は図26の相関
演算部144、148に適用することができ、素子数が
従来回路より少なく特にセンサ画素ピッチに配置でき
た。本構成は、センサのアナログ信号ベースの演算であ
ったが、ラインメモリ部と出力バスラインとの間に本発
明によるAD変換器を設けることにより、デジタル相関
演算にも対応できることは言うまでもない。
【0102】又、本発明のセンサ素子として、バイポー
ラ型を用いて説明したが、MOS型でも、又増幅用トラ
ンジスタを設けずフォトダイオードのみの構成でも有効
であることはいうまでもない。
【0103】さらに、本実施例では、異なる時刻のデー
タ列間の相関演算を行ったが、一方のメモリ部に認識し
たい複数のパターンデータのX、Y射影結果を格納して
おけば、パターン認識も実現できる。
【0104】以上説明したように、画素入力部と本発明
による相関演算回路等とを融合することにより、以下の
効果を奏せられる。 (1)従来のセンサからシリアルに読出した後処理する
のではなく、並列にかつ一括読み出したデータを並列処
理するため、高速に動き検出、パターン認識処理が実現
できる。 (2)センサを含む1チップの半導体装置を構成でき、
周辺回路を増大させることなく、画像処理が実現できる
ため、回路規模の小さい、低コストで、以下の高機能製
品を実現できる。即ち、(a)TV画面をユーザー方向
に向ける制御機器、(b)エアコンの風向きをユーザー
方向に向ける制御機器、(c)8mmVTRカメラの追
尾制御機器、(d)工場でのラベル認識機器、(e)人
物自動認識受け付けロボット、(f)車の車間距離制御
装置、などに適用することが可能である。
【0105】以上、画像入力部との融合について説明し
たが、画像データだけでなく、音声認識等の処理に有効
であることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
変数信号に対して並列演算を行なう回路が、通常の論理
回路と比べてトランジスタの数が少なく構成でき、微小
信号に対する高感度化が図れるため、演算速度を高速化
でき、低消費電力化を図ることができるという効果があ
る。
【0107】特に、多入力端子と該多入力端子に対応し
た容量と該容量の他方を共通接続してセンスアンプに入
力した本半導体装置に、センスアンプの入力部分に、及
び該容量の入力部分に、リセットパルスによるオン・オ
フ時の影響を極力小さくしたことで、リセット時間の縮
小とともに、ノイズ混入がなく信号に影響を与えず、高
感度で正確な高速のデータ出力を得ることができ、結果
として回路規模の小さい、高速演算可能な、低消費電力
化を可能とすることができる。
【0108】さらに、本半導体装置により並列演算を行
なう回路が、通常のCM0Sタイプの論理回路と比べ
て、トランジスタの数が少なく構成でき、微小信号に対
する高感度化がはかれる。
【0109】また、本半導体装置を用いた半導体回路や
相関演算回路、A/D変換器、D/A変換器、及びこれ
らを使用した信号処理システムに適用することにより、
回路規模の縮小と演算速度の向上さらに消費電力の減
少、加えて製造コストの削減や製造歩留まりの向上を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示した回路図である。
【図2】図1の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
【図3】図1の容量Cからセンスアンプ出力までを詳細
に示した回路図である。
【図4】図1のリセットMOSFETのレイアウト図で
ある。
【図5】図1においてPMOSトランジスタを用いた場
合の容量Cからセンスアンプ出力までを詳細に示した回
路図である。
【図6】本発明による一実施例を示した回路図である。
【図7】ゲートとドレインの重なり容量を表わした図で
ある。
【図8】本発明による一実施例を示した回路図である。
【図9】本発明による一実施例を示した回路図である。
【図10】図9の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図11】図9の入力端子から容量Cまでを詳細に示し
た回路図である。
【図12】図9の変形例を示した回路図である。
【図13】図12の動作タイミングを示した図である。
【図14】本発明による一実施例を示した回路図であ
る。
【図15】本発明による一実施例を説明するためのグラ
フと回路図である。
【図16】本発明による一実施例を示した回路図であ
る。
【図17】本発明による一実施例を示した回路図であ
る。
【図18】本発明による一実施例を示した回路図であ
る。
【図19】図18における相関器の入力と出力の関係を
示した図である。
【図20】図18の多数決演算回路ブロック21−Bを
示した回路図である。
【図21】図18の多数決演算回路ブロック21−Aを
示した回路図である。
【図22】図21の動作タイミングを示した図である。
【図23】本発明による一実施例を示した回路図であ
る。
【図24】図23におけるA/D変換器のアナログ入力
信号とデジタル出力信号の関係を示した図である。
【図25】本発明による一実施例を示したブロック図で
ある。
【図26】本発明による一実施例を示したブロック図と
概念図である。
【図27】従来の固体撮像装置を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,6 ソース領域 2,5,7 ドレイン領域 3,4 ゲート電極 8,9,10,11,12 コンタクト部 13 絶縁膜 14 ゲート電極 15 金属 16 Si基板 21 多数決演算回路ブロック 22 インバータ 23 比較器 61,62 メモリ部 63 相関演算部 64 コントロール部 65 加算演算部 66 レジスタ部 121 演算回路ブロック 122 インバータ 200 共通接続された端子 201,207 スイッチ 202,209,212,401 容量 203 信号転送スイッチ 204,206,409 インバータ 205 センスアンプ 208,210 リセット電源 211 出力端子 221 NAND回路 230 信号転送スイッチかつリセットスイッチ 231 構造体 400,405,407 NMOSトランジスタ 402,406 PMOSトランジスタ 403,404,408 ソース・ドレイン共通のNM
OSトランジスタ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多入力端子に容量が接続され、該各容量
    の一方の端子が共通接続されてセンスアンプに入力され
    る半導体装置において、 前記共通接続された容量端子をリセットする手段を有
    し、前記リセット手段がMOSFETで且つ2つ以上の
    複数のMOSFETに分割され、かつ前記リセット手段
    の前記MOSFETに入力される駆動パルスと逆相のパ
    ルスを入力する構造体を前記容量端子に接続したことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記構造体は、半導体基板上に前記逆相パルスを印加す
    る電極を挟んで形成される前記半導体基板と異なる導電
    型の半導体不純物層を有し、前記半導体不純物層が共に
    電気的に、前記共通接続された容量端子に接続されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記リセット手段のMOSFETのゲート容量の総和
    は、前記構造体のゲート容量のほぼ2倍になっているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記リセット手段のMOSFETのゲート幅Wの総和
    は、前記構造体のゲート幅のほぼ2倍になっていること
    を特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記リセット手段のMOSFETが、同型タイプのMO
    SFETに2分割され、かつ前記構造体の半導体不純物
    層のタイプも前記リセット手段に用いられているタイプ
    と等しいことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置において、
    2分割されたリセット手段のMOSFETのゲート幅
    W、ゲート長Lはほぼ等しく、かつ前記構造体のゲート
    幅、ゲート長ともほぼ等しいことを特徴とする半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 多入力端子にそれぞれ容量が接続され、
    前記各容量の一方の端子が共通接続されてセンスアンプ
    に入力される半導体装置において、 前記多入力端子と前記各容量の間にスイッチ手段を有
    し、かつ前記スイッチ手段と前記容量との間の電圧をリ
    セットするリセット手段を有し、前記リセット手段がM
    OSFETでかつ2つ以上の複数のMOSFETに分割
    され、かつ前記リセット手段の駆動パルスと逆相のパル
    スを入力する構造体が前記スイッチ手段と前記容量の間
    の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記構造体は、半導体基板上に前記逆相パルスを印加す
    る電極を挟んで形成される前記半導体基板と異なる導電
    型の半導体不純物層を有し、前記基板と異なる導電型の
    半導体不純物層が、共に電気的に前記入力端子側の容量
    の端子に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体装置において、
    前記リセット手段のMOSFETのゲート容量の総和
    は、前記構造体のゲート容量のほぼ2倍になっているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の半導体装置におい
    て、前記リセット手段のMOSFETのゲート幅Wの総
    和は、前記構造体のゲート幅のほぼ2倍になっているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体装置におい
    て、前記リセット手段のMOSFETが、同型タイプの
    MOSFETに2分割され、かつ構造体の半導体不純物
    層のタイプも前記リセット手段に用いられているタイプ
    と等しいことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体装置におい
    て、2分割されたリセット手段のMOSFETのゲート
    幅W、ゲート長Lはほぼ等しく、かつ前記構造体のゲー
    ト幅、ゲート長ともほぼ等しいことを特徴とする半導体
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項1又は7に記載の半導体装置に
    おいて、前記逆相パルスは前記駆動パルスと同時もしく
    はより遅く立ち上がる/立ち下がることを特徴とする半
    導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項1又は7に記載の半導体装置に
    おいて、前記リセット手段の駆動パルスの入力端子から
    インバータ回路を含む回路を介して前記構造体への逆相
    パルスの入力端子が接続されていることを特徴とする半
    導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の半導体装置におい
    て、前記インバータ回路が遅延回路を構成していること
    を特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項1または請求項7に記載の半導
    体装置を複数個有し、前記複数個のうち第一の前記半導
    体装置の出力及び/又は前記半導体装置出力の反転出力
    を第二の前記半導体装置に入力することを特徴とする半
    導体回路。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載の半導体装置を用いた
    半導体回路において、前記多入力端子に対応した容量手
    段のうち、最小の容量をCとした時、共通接続される容
    量手段の容量の合計の容量値が前記最小の容量Cのほぼ
    奇数倍となっていることを特徴とする半導体回路。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の半導体回路を使用
    して相関演算することを特徴とする相関演算装置。
  19. 【請求項19】 請求項1または請求項7に記載の半導
    体装置を含むA/D変換器であって、前記半導体装置に
    アナログ信号を入力し、前記アナログ信号に応じたデジ
    タル信号を出力することを特徴とするA/D変換器。
  20. 【請求項20】 請求項1または請求項7に記載の半導
    体装置を含むD/A変換器であって、前記半導体装置に
    デジタル信号を入力し、前記デジタル信号に応じたアナ
    ログ信号を出力することを特徴とするD/A変換器。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の相関演算装置又は
    請求項19に記載のA/D変換器又は請求項20に記載
    のD/A変換器のいずれか一つを含むことを特徴とする
    信号処理システム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の信号処理システム
    において、画像信号を入力する画像入力装置を含むこと
    を特徴とする信号処理システム。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の信号処理システム
    において、情報を記憶する記憶装置を含むことを特徴と
    する信号処理システム。
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JP2012514406A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 エスティー‐エリクソン、ソシエテ、アノニム デジタルアナログコンバータ
WO2014038197A1 (ja) * 2012-09-05 2014-03-13 パナソニック株式会社 容量型デジタルアナログ変換器とそれを用いたアナログデジタル変換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012514406A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 エスティー‐エリクソン、ソシエテ、アノニム デジタルアナログコンバータ
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