JPH08205822A - 牛骨カルシウム材およびその製造方法 - Google Patents

牛骨カルシウム材およびその製造方法

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JPH08205822A
JPH08205822A JP7019570A JP1957095A JPH08205822A JP H08205822 A JPH08205822 A JP H08205822A JP 7019570 A JP7019570 A JP 7019570A JP 1957095 A JP1957095 A JP 1957095A JP H08205822 A JPH08205822 A JP H08205822A
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JP
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bone
bone calcium
calcium
producing
calcium material
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JP7019570A
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Kazuo Yoshioka
和男 吉岡
Hideaki Horiuchi
秀晃 堀内
Yoko Kajiwara
葉子 梶原
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Nitta Gelatin Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カルシウムに加えてカルシウム以外の有用な
成分をも含むカルシウム材を提供する。 【構成】 牛骨を材料にして得られる牛骨カルシウム材
である。牛骨材料由来の蛋白質分の含有量が15〜30
%、油脂分の含有量が1.5%未満である。平均粒径が
100μm以下の粉状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛骨カルシウム材とそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシウムは、人間の健康増進に有用で
あり、家畜や魚類の育成にも有用であることが知られて
いる。そこで、食品あるいは飼料に、天然材料から抽出
されたり合成されたりしたカルシウム材を添加しておく
ことが行われている。従来、カルシウム材の製造方法と
して、特開平4−121166号公報に記載された方法
が知られている。この方法は、牛などの骨を原料とし
て、この骨材料をアルカリ液に浸漬して加熱し、骨材料
に残留する蛋白質および脂肪を溶解除去した後、粉砕す
ることによって骨粉を得る。この骨粉は、リン酸カルシ
ウム以外の成分の含有量が非常に低く、高純度のカルシ
ウム材となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来方法では、骨
材料に含まれるカルシウム以外の成分は出来るだけ除去
するようにしている。そのため、アルカリ液での浸漬工
程では、加熱温度を95℃程度まで上げて、骨材料に含
まれる蛋白質や脂肪などの成分がほとんど全て除去され
るようにしている。
【0004】しかし、カルシウム以外の全ての成分を除
去すると、製造歩留りが低くなってしまうという問題が
生じる。また、浸漬工程の加熱温度を高くするには、処
理設備が大掛かりになり、材料の昇温および処理後の冷
却に時間がかかったりして作業性が悪くなる。作業コス
トも高くつく。一方、カルシウム材を食品や飼料に添加
して使用する場合には、健康や肥育に悪影響がなけれ
ば、カルシウム以外の成分が含まれていても構わないこ
とになる。例えば、蛋白質は動物にとって栄養上好まし
い成分であり、牛骨中の蛋白質はカルシウムの吸収性を
促進する効果があると言われている。脂肪は、栄養的に
必要とされる場合もあるが、肥満などの原因になること
から好ましくないとされる場合が多い。また、脂肪は酸
化による変質を起こすことがあるので、保存性などの点
では好ましくない。食品などの用途では、脂肪の変質に
よる着色や臭いの発生を嫌う場合が多い。
【0005】本発明の目的は、前記した牛骨から得るカ
ルシウム含有材料であって、カルシウム以外の有用な成
分をも含むものを提供することにある。また、このよう
な牛骨カルシウム材を生産性良く製造できるようにする
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の牛骨カルシウム
材は、牛骨を材料にして得られる。牛骨材料由来の蛋白
質分の含有量が15〜30%、油脂分の含有量が1.5
%未満である。ここで、%は重量%を表す(以下も同様
である)。平均粒径が100μm以下の粉状である。
【0007】本発明の牛骨カルシウム材の製造方法は、
前記牛骨カルシウム材を得る方法であり、以下の工程を
備えている。処理材料となるクラッシュドボーンを準備
する工程。前記処理材料をアルカリ溶液に15〜85℃
で浸漬する工程。前記アルカリ浸漬工程を終えた前記処
理材料を水洗する工程。
【0008】前記水洗工程を終えた前記処理材料をpH
調整する工程。前記pH調整工程を終えた前記処理材料
を乾燥し粉砕する工程。なお、前記アルカリ浸漬工程
が、20〜35℃で1〜14日間浸漬するものであるこ
とができる。前記アルカリ浸漬工程が、40〜85℃で
1〜16時間浸漬するものであることができる。
【0009】前記アルカリ浸漬工程が、前記アルカリ溶
液として、エチルアルコールを1〜80%含むアルカリ
溶液を用いることができる。前記乾燥微粉砕工程が、平
均粒径0.1〜10μmに超微粉砕するものであること
ができる。前記pH調整工程が、pH6.0〜8.0に
調整するものであることができる。
【0010】前記クラッシュドボーンが、屠殺された牛
の骨を粉砕し、熱湯または蒸気で脱脂し、腱と微細な不
要物とを除去して得られたものであることができる。
【0011】
【手段の説明】
〔牛骨カルシウム材〕牛骨カルシウム材は、屠殺された
牛骨を材料として、この牛骨材料に含まれるカルシウム
分および蛋白質分を残し、その他の不要な成分を除去す
ることにより得られる。
【0012】牛骨カルシウム材の含有成分のうち、牛骨
材料由来の蛋白質分の含有量が15〜30%であり、好
ましくは20〜30%である。蛋白質分の含有量が少な
過ぎると、カルシウムと共に蛋白質を含むことによる栄
養・旨味付与や吸収性改善などの目的が十分に達成でき
ない。蛋白質分の含有量が多過ぎることによる特別な悪
影響はないが、蛋白質分と同時に他の不要な成分も残留
し易くなる。
【0013】油脂分の含有量は1.5%未満であり、好
ましくは1.2%未満である。油脂分の含有量が多過ぎ
ると、油脂による悪影響が強く表れ、保存安定性が悪く
なる。蛋白質分と油脂分を除く牛骨カルシウム材の成分
は大部分がリン酸カルシウムである。但し、本願発明の
目的を損なわない範囲で、カルシウム、蛋白質分および
油脂分以外のほかの成分が含まれていてもよい。
【0014】牛骨カルシウム材は粉状である。好ましい
平均粒径は使用する用途によっても異なるが、100μ
mを超えると食品に添加したときの食感が悪くなるなど
問題が多い。牛骨カルシウム材を固形物に添加して使用
する場合には、20〜70μmのものが製造容易で取扱
い易い点で好ましい。牛骨カルシウム材を微妙な食感を
重視する食品に添加する場合や液状物に添加して使用す
る場合には、0.1〜10μmのものが取扱い易く液体
への分散性も良い点で好ましく、0.1〜5μmのもの
がさらに好ましい。
【0015】つぎに、牛骨カルシウム材の製造方法を工
程毎に説明する。 〔クラッシュドボーン準備工程〕クラッシュドボーンと
は、コラーゲンやゼラチンの製造に利用されている牛骨
原料であり、CBと略称されることもある。クラッシュ
ドボーンの基本的な製造工程を説明する。屠殺された牛
を解体し、肉が除去された骨をカッターミルやプレスで
荒く破砕する。破砕された骨を、湯または蒸気で処理
し、油脂分を除去する脱脂処理を行う。湯または蒸気の
温度は40〜90℃程度が好ましく、処理時間は数10
分でよい。但し、脱脂処理では油脂分は完全には除去さ
れない。脱脂処理された骨を乾燥させ、腱を取り除く。
また、粒度が小さ過ぎる部分も除去する。具体的には粒
度1mm未満のものを除去するのが好ましい。得られたク
ラッシュドボーン製品は、直径1cm程度のチップ状をな
している。
【0016】クラッシュドボーンの製造工程とその後の
工程を連続的に実施してもよいし、予め製造されたクラ
ッシュドボーンを保管あるいは貯蔵しておいて、必要に
応じてその後の工程を順次行ってもよい。 〔アルカリ浸漬工程〕クラッシュドボーンすなわち処理
材料を、アルカリ溶液に15〜85℃で浸漬する。アル
カリ溶液は、処理材料から脂肪分などの不要成分を除去
する作用があり、カルシウムや蛋白質分の流出が少ない
アルカリ成分を含有していればよい。好ましいアルカリ
は1〜5%NaOH溶液である。より好ましくは2〜4
%NaOH溶液を用いる。アルカリ溶液の濃度が低過ぎ
ると、脂肪分の除去効率が悪い。アルカリ溶液の濃度が
高過ぎると、アルカリ剤の無駄が多くコストが高くつ
く。pHが高いと取扱いが危険であり、その後の処理が
行い難い。後述するpH調整工程の手間も増える。浸漬
温度が低過ぎると、脂肪分の除去効率が悪く作業時間が
長くかかる。浸漬温度が高過ぎると、蛋白質分の流出量
が多くなったり骨組織が崩壊してしまい、製造歩留りが
低下する。
【0017】適切な浸漬時間は、アルカリ溶液の濃度や
浸漬温度との関係によって違ってくる。浸漬時間が短過
ぎると、脂肪分の除去が十分に行えない。浸漬時間が長
過ぎると、蛋白質分の流出量が多くなったり骨組織が崩
壊してしまい、製造歩留りが低下する。浸漬温度との関
係で好ましい浸漬時間を具体的に表すと、20〜35℃
で1〜14日、40〜85℃で1〜16時間である。
【0018】浸漬工程で、アルカリ溶液の溶媒としては
通常は水が使用されるが、溶媒となる水の少なくとも一
部をエチルアルコールで代替することができる。アルカ
リ溶液に含まれる水の量の1〜80%をエチルアルコー
ルで代替することができる。より好ましくは20〜60
%を代替することができる。エチルアルコールは蛋白質
分の流出防止に有効であり、エチルアルコールの割合が
少過ぎると、その効果が十分に発揮できない。エチルア
ルコールの割合が多過ぎると、エチルアルコールの材料
コストが高くつき、浸漬工程の終了後にエチルアルコー
ルを回収する手間とコストも高くつく。 〔水洗工程〕アルカリ浸漬工程を終えた処理材料を水洗
して、処理材料に付着している脂肪分、アルカリ、エチ
ルアルコールなどの不要成分を除去する。水洗は冷水あ
るいは温水を用いて行うことができるが、温水のほうが
洗浄効率が良い。 〔pH調整工程〕アルカリ浸漬工程によりpHが高くな
った処理材料に、pH調整剤を加えるなどして、使用す
る用途に適したpH範囲にpH調整を行う。pH調整剤
は、食品や化学製品の製造で使用されている通常のpH
調整剤を用いることができる。pH調整後の処理材料が
pH6.0〜8.0になるのが好ましい。 〔乾燥・粉砕工程〕前工程を終えた処理材料を乾燥させ
た後で粉砕する。乾燥は、加熱乾燥炉や熱風吹き付けな
どの通常の乾燥装置および乾燥方法で行う。粉砕は、衝
撃式粉砕機などの通常の粉砕装置および粉砕方法で行う
ことができる。なお、湿式粉砕機を用いる場合は、粉砕
した後で乾燥することになる。また、乾燥と粉砕とを同
じ装置あるいは同じ工程で行うこともできる。
【0019】粉砕によって得られる粉末の平均粒径は、
使用する用途や要求される機能によって変更することが
できる。具体的な平均粒径は前記したとおりである。粉
砕工程を、粗粉砕と微粉砕との2段階に分けて行うこと
ができる。粗粉砕工程には、通常の粉砕装置やプレス、
チョッパー等を用いる。粗粉砕工程では、平均粒径0.
2〜5mm程度に粉砕できればよい。粗粉砕工程を、アル
カリ浸漬工程またはpH調整工程の前に行っておくと、
アルカリ処理やpH調整が効率的に行える。 〔牛骨カルシウム材の用途〕本発明で得られる牛骨カル
シウム材は、従来カルシウム材が使用されていた各種用
途に用いることができる。具体的には、食品分野におい
ては、小麦粉、てんぷら粉等の粉体食品に混入させてお
き、パン、クッキー、ケーキ、ふりかけ、調味料などと
して利用することができる。ハンバーグやミートボール
などの加工食品に添加しておくことができる。カマボコ
やソーセージ、マーガリン、チーズその他の練製品や乳
製品に添加しておくことができる。豆腐などの豆製品に
添加しておくことができる。ドリンク剤やスープ、各種
飲料に分散させて栄養補給を果たすことができる。各種
健康食品や調味料に添加しておくことができる。畜産あ
るいは水産分野で養殖用飼料の添加剤に利用できる。医
薬品に添加して、カルシウムおよび蛋白質分を供給する
ことができ、例えば、骨粗鬆症予防薬に用いられる。蛋
白質分の主要成分であるコラーゲン又はその分解物は保
湿性に優れているので、化粧品に添加する粉体材料に利
用することもできる。
【0020】
【作用】本発明の牛骨カルシウム材は、牛骨を材料にし
ているので、良質のカルシウムおよび蛋白質分を高い割
合で含有し、製造コストも安価となる。牛骨材料由来の
蛋白質分は栄養的に優れた機能を有する。蛋白質分の含
有量が15〜30%であり、従来のカルシウム材に比べ
て多量の蛋白質分を含有するので、前記した機能が良好
に発揮できる。油脂分の含有量が1.5%未満であるの
で、保存安定性の低下や栄養上の問題など油脂分による
悪影響が生じ難い。平均粒径が100μm以下の粉状で
あるので、食品などへの添加、保存や輸送などの取扱い
が容易である。
【0021】本発明の牛骨カルシウム材の製造方法は、
前記した各工程を備えており、特に、アルカリ浸漬工程
の処理条件によって、蛋白質分の流出を阻止しながら脂
肪分を効率的に除去することができる。また、処理材料
として用いるクラッシュドボーンは、牛骨材料に比較的
短時間の熱湯または蒸気処理を行って、脂肪分や水溶性
の不要成分などを除去したものであり、ある程度の大き
さに粉砕されているので、アルカリ浸漬工程での取扱い
が行い易く脂肪分の除去効率も高まる。なお、クラッシ
ュドボーンの製造工程では、牛骨に強固に結合している
蛋白質分はあまり除去されることはない。
【0022】さらに、アルカリ浸漬工程の後で水洗・荒
粉砕された処理材料をpH調整することで、牛骨カルシ
ウム材の利用目的に合わせて適切なpH範囲の製品を得
ることできる。特に食品や医薬品、化粧品などに利用す
る場合には、安全性の点からもpH調整が必要になる。
荒粉砕した処理材料をpH調整するので、pH調整が能
率的に行われる。
【0023】pH調整工程を終えた処理材料を乾燥し微
粉砕して得られた牛骨カルシウム材は、その後の保存や
輸送などの取扱いが容易であり、固形物および液状物へ
の混合や分散が良好に行える。
【0024】
【実施例】以下の工程を経て牛骨カルシウム材を製造し
た。 〔クラッシュドボーン〕米国産のクラッシュドボーン1
/8〜1/4インチを2kg用意した。 〔前水洗工程〕クラッシュドボーンを、水に漬け、水に
濁りがほぼ無くなるまで洗浄した。 〔アルカリ浸漬工程〕NaOH剤を水に溶解してNaO
H溶液を調製し、このNaOH溶液にクラッシュドボー
ンを浸漬した。処理条件は、表1、2に記載したとおり
である。エチルアルコールを用いる場合は、予めエチル
アルコールと水の混合溶液を作製し、ここにNaOH剤
を溶解した。処理温度が室温の場合は放置しておき、室
温よりも高い場合は、所定の温度に加熱されたた水浴中
に漬けた。 〔後水洗工程〕処理材料の表面に付着したアルカリ分が
十分に洗い流されるまで洗浄した。 〔水切り・乾燥工程〕洗浄した処理材料を十分に水切り
した後、60℃の熱風循環式乾燥室で一晩保存した。 〔粗粉砕工程〕ロータリーカッターミル(奈良機械製作
所社製)を用いて、粉砕後の粒径が3mm以下になるよう
に粉砕した。 〔pH調整工程〕pH調整剤の溶液が満たされた処理槽
に処理材料を漬けてpH調整を行った。 (濃塩酸により3倍容量に水で懸濁した状態で、pH
6.0〜8.0になるようにpH調整を行った。) 〔微粉砕工程〕マキノ産業社製粉砕機100UPZを用
いて、145メッシュパスの粉末が得られるまで微粉砕
を行った。得られた微粉末をさらに超音速ジェットミル
IDS−2UR(日本ニューマチック工業社製)で処理
し、平均粒径約5μmの超微粉を得ることもできた。
【0025】上記各工程を経て製造された牛骨カルシウ
ム材の成分分析を行い、蛋白質分および脂肪分の含有量
を測定した。また、製品歩留りを算出した。その結果を
表1〜3に示している。 油脂分含有量の測定:試料を塩酸(濃度18%)で分解
した後、n−ヘキサンで油脂分を抽出した。油脂分が抽
出されたn−ヘキサン層を分取し、n−ヘキサンを加熱
・蒸発させて除去し、残渣として残った油脂分の重量を
測定した。
【0026】蛋白質含有量の測定:セミミクロケルダー
ル法を適用し、ゼラチン換算量で示した。 製品歩留りの測定: (処理後重量/処理前重量)×100で算出した。処理
後重量は、処理前と同じ含水率に補正した値である。
【0027】
【表1】 NaOH 浸漬温度 浸漬時間 蛋白質分 油脂分 歩留り (%) ℃ 日/hr (%) (%) (%) ──────────────────────────────── 処理前 − − − 28.8 1.85 100 実施例 1 2 27 2 日 26.9 1.49 95.4 実施例 2 2 27 7 日 25.8 1.15 86.8 実施例 3 2 27 14 日 23.4 0.97 84.0 実施例 4 2 20 7 日 26.3 1.31 91.0 実施例 5 2 35 7 日 19.8 1.08 73.3 実施例 6 4 27 2 日 26.1 1.41 89.1 実施例 7 4 27 7 日 24.2 1.03 83.2 実施例 8 4 27 14 日 20.2 0.98 78.8 実施例 9 4 20 7 日 25.7 1.27 88.4 実施例10 4 35 7 日 18.4 1.05 69.5 実施例11 4 50 2 hr 26.1 1.47 96.3 実施例12 4 50 5 hr 24.2 0.88 93.5 実施例13 4 50 8 hr 20.0 0.91 88.0 実施例14 4 40 5 hr 25.8 1.15 95.1 実施例15 4 60 5 hr 19.9 1.22 81.9 実施例16 10 27 7 日 16.7 0.88 68.5 実施例17 4 70 2 hr 15.4 1.17 78.9 実施例18 4 27 21 日 15.7 0.93 67.2 実施例19 4 50 12 hr 16.3 1.22 65.6 ────────────────────────────────
【0028】
【表2】 NaOH 浸漬温度 浸漬時間 蛋白質分 油脂分 歩留り (%) ℃ 日/hr (%) (%) (%) ──────────────────────────────── 比較例 1 0 27 14 日 28.6 1.84 99.4 比較例 2 0.5 27 14 日 27.2 1.62 97.7 比較例 3 4 15 7 日 27.6 1.66 98.1 比較例 4 4 27 12 hr 27.0 1.59 97.2 比較例 5 4 50 0.5 hr 28.7 1.83 99.4 比較例 6 市販の未焼成牛骨粉 14.7 2.55 − ────────────────────────────────
【0029】
【表3】 EtOH 浸漬温度 浸漬時間 蛋白質分 油脂分 歩留り (%) ℃ 日/hr (%) (%) (%) ──────────────────────────────── 実施例20 10 27 7 日 26.9 0.98 86.2 実施例21 30 27 7 日 26.8 0.87 85.4 実施例22 50 27 7 日 26.2 0.81 83.2 実施例23 10 50 5 hr 26.6 1.35 91.9 実施例24 30 50 5 hr 25.7 1.25 91.3 実施例25 50 50 5 hr 22.0 0.97 88.8 ──────────────────────────────── ※ NaOH濃度は全て4%である。EtOHは、NaOH溶液に対するエチ ルアルコールの割合(%)を表す。 〔使用例〕上記実施例および比較例の牛骨カルシウム材
を、下記の食品に添加してその性能を評価した。 −食パン− 以下の配合で食パン1.5斤を製造した。
【0030】 強力粉 400g バター 25g 白砂糖 24g スキムミルク 8g 食塩 6g 水 290ml 牛骨カルシウム材 10g (平均粒径約30μm) ドライイースト 4.4g 得られた食パンは、6枚切2枚でCa600mg相当を含
有する。 −クッキー− 以下の配合でクッキーを製造した。
【0031】 薄力粉 130g バター 70g 白砂糖 50g 鶏卵 1/2個 レモン汁 1/2個分 牛骨カルシウム材 20g (平均粒径約30μm) 得られたクッキーは、40gでCa640mg相当を含有
する。 −かまぼこ− 以下の配合で、かまぼこ4本を製造した。
【0032】 魚肉すり身 1000g 卵白 10g 食塩 30g 白砂糖 30g 澱粉 75g 水 200g 牛骨カルシウム材 40g (平均粒径約30μm) 得られたかまぼこは、1/4本でCa675mg相当を含
有する。 −インスタントスープ− 以下の配合で、インスタントスープを製造した。
【0033】 粉末インスタント ポタージュスープの素 1袋 牛骨カルシウム材 2.5g (平均粒径約5μm) 熱湯 150ml 得られたインスタントスープ1杯分にはCa675mg相
当を含有する。
【0034】製造された各食品をモニター10人が食し
て、その品質を評価し、結果を表4に示している。 評価基準 ◎: 10人/10人が良いと評価した。 ○:8〜9人/10人が良いと評価した。
【0035】△:3〜7人/10人が良いと評価した。 ×:0〜2人/10人が良いと評価した。
【0036】
【表4】 品 質 評 価 食 品 牛骨カルシウム ザラツキ感 臭気・風味 ──────────────────────────────── 使用例1 食パン 実施例 7 ○ ○ 使用例2 食パン 比較例 5 ○ △ 使用例3 食パン 比較例 6 ○ × ──────────────────────────────── 使用例4 クッキー 実施例 7 ◎ ◎ 使用例5 クッキー 比較例 5 ◎ △ 使用例6 クッキー 比較例 6 ◎ △ ──────────────────────────────── 使用例7 かまぼこ 実施例 7 ○ ○ 使用例8 かまぼこ 比較例 5 ○ × 使用例9 かまぼこ 比較例 6 ○ × ──────────────────────────────── 使用例10 スープ 実施例 7 ◎ ◎ 使用例11 スープ 比較例 5 △ ○ 使用例12 スープ 比較例 6 △ △ ──────────────────────────────── 〔性能評価〕比較例1は腐敗臭がした。処理前のクラッ
シュドボーンおよび比較例6の市販の未焼成牛骨粉も臭
気があった。
【0037】使用例1〜3の食パンを試食したところ、
比較例5、6の牛骨カルシウム材を用いたものでは、脂
肪分の含有量が多過ぎるため、好ましくない臭いや食感
があった。何れの使用例でも、実施例の牛骨カルシウム
材を用いたものでは比較例に比べて優れた品質性能が発
揮できた。なお、各実施例の中で、実施例16〜19は
アルカリ浸漬工程での処理条件がきびしいものになって
いるため、蛋白質分の含有量が他の実施例に比べてやや
少なく歩留りもやや低くなっている。実施例16ではア
ルカリ濃度が高いので他の実施例に比べてアルカリ剤の
使用量が多く、処理操作に手間がかかった。実施例17
では浸漬温度が高いので他の実施例に比べて処理時間が
短縮できた反面、加熱の手間がかかった。実施例18で
は他の実施例に比べて浸漬期間が長くかかり生産性の点
では劣っていた。実施例19では、アルカリ浸漬工程を
加熱状態で行う他の実施例に比べて長い浸漬時間がかか
るので、加熱コストが高くつき、歩留りも低かった。
【0038】
【発明の効果】本発明の牛骨カルシウム材は、カルシウ
ムに加えて良質の蛋白質分を十分な量で含有しており、
しかも、脂肪分の含有量は少ないので、脂肪の酸化によ
る経時的な色調や臭いの変化も少なく、食品や飼料など
に前記カルシウムおよび蛋白質分を効率的かつ安価に供
給することができる。特に、カルシウムと蛋白質分が共
存することで、生体に対するカルシウムの吸収性の改善
が期待される。
【0039】また、粉末の牛骨カルシウム材なので、食
品、飼料、化粧品等に簡単に混合して使用することがで
きる。食品に添加しておけば、不足しがちなカルシウム
の補給が容易にできる。通常、人体にとって1日に必要
なカルシウム量は最低600mgと言われているが、本発
明の牛骨カルシウム材が添加された食品を摂取すれば、
無意識のうちに必要なカルシウムを補給することができ
る。
【0040】本発明の牛骨カルシウム材の製造方法は、
蛋白質分の流出を抑えながら脂肪分を効率的に除去する
ことができる。その結果、蛋白質分の含有量が高く脂肪
分の含有量の低い牛骨カルシウム材を能率的に製造する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/40 A61K 7/00 K 31/06 35/32 38/00 ADD

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】牛骨を材料にして得られ、 牛骨材料由来の蛋白質分の含有量が15〜30%、油脂
    分の含有量が1.5%未満であり、 平均粒径が100μm以下の粉状である牛骨カルシウム
    材。
  2. 【請求項2】請求項1の牛骨カルシウム材を得る方法で
    あって、 処理材料となるクラッシュドボーンを準備する工程と、 前記処理材料をアルカリ溶液に15〜85℃で浸漬する
    工程と、 前記アルカリ浸漬工程を終えた前記処理材料を水洗する
    工程と、 前記水洗工程を終えた前記処理材料をpH調整する工程
    と、 前記pH調整工程を終えた前記処理材料を乾燥し粉砕す
    る工程とを備える牛骨カルシウム材の製造方法。
  3. 【請求項3】前記アルカリ溶液が、1〜5%NaOH溶
    液である前記請求項2に記載の牛骨カルシウム材の製造
    方法。
  4. 【請求項4】前記アルカリ浸漬工程が、20〜35℃で
    1〜14日間浸漬する請求項2または3に記載の牛骨カ
    ルシウム材の製造方法。
  5. 【請求項5】前記アルカリ浸漬工程が、40〜85℃で
    1〜16時間浸漬する請求項2または3に記載の牛骨カ
    ルシウム材の製造方法。
  6. 【請求項6】前記アルカリ浸漬工程が、前記アルカリ溶
    液として、エチルアルコールを1〜80%含むアルカリ
    溶液を用いる請求項2〜5のいずれかに記載の牛骨カル
    シウム材の製造方法。
  7. 【請求項7】前記乾燥粉砕工程が、平均粒径0.1〜1
    0μmに超微粉砕する請求項2〜6のいずれかに記載の
    牛骨カルシウム材の製造方法。
  8. 【請求項8】前記pH調整工程が、pH6.0〜8.0
    に調整する請求項2〜7のいずれかに記載の牛骨カルシ
    ウム材の製造方法。
  9. 【請求項9】前記クラッシュドボーンが、屠殺された牛
    の骨を粉砕し、熱湯または蒸気で脱脂し、腱および微細
    な不要物を除去して得られたものである請求項2〜8の
    いずれかに記載の牛骨カルシウム材の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103145209A (zh) * 2013-03-05 2013-06-12 中国科学院新疆生态与地理研究所 一种利用氢氧化钠改性猪骨处理含钴废水的方法
CN110679858A (zh) * 2019-09-30 2020-01-14 南宁学院 一种牛骨中钙营养剂的提取方法
CN115381040A (zh) * 2022-08-31 2022-11-25 广州郅臻堂生物科技有限公司 一种骨营养粉的制备方法

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