JPH0820634A - ポリアリレート及びその製造方法 - Google Patents
ポリアリレート及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0820634A JPH0820634A JP18065894A JP18065894A JPH0820634A JP H0820634 A JPH0820634 A JP H0820634A JP 18065894 A JP18065894 A JP 18065894A JP 18065894 A JP18065894 A JP 18065894A JP H0820634 A JPH0820634 A JP H0820634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyarylate
- phase
- aromatic
- interfacial polymerization
- hydroxyphenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 残留塩類が少なく透明性に優れた低分子量の
ポリアリレート及びその製造方法を提供する。 【構成】 芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸ハライ
ドから界面重合法で合成されたポリアリレートであっ
て、インヘレント粘度値が0.35〜0.80であり、
末端のカルボキシル価が20モル/トン以下であり、か
つ残留アルカリ金属量が30mg/kg以下であるポリ
アリレート。このようなポリアリレートは、界面重合時
に特定の第4級アンモニウム塩又はホスホニウム塩を相
間移動触媒として用いて重合することによって製造する
ことができる。
ポリアリレート及びその製造方法を提供する。 【構成】 芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸ハライ
ドから界面重合法で合成されたポリアリレートであっ
て、インヘレント粘度値が0.35〜0.80であり、
末端のカルボキシル価が20モル/トン以下であり、か
つ残留アルカリ金属量が30mg/kg以下であるポリ
アリレート。このようなポリアリレートは、界面重合時
に特定の第4級アンモニウム塩又はホスホニウム塩を相
間移動触媒として用いて重合することによって製造する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、残留塩類が少なく透明
性に優れた低分子量のポリアリレート及びその製造方法
に関するものである。
性に優れた低分子量のポリアリレート及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二価フェノール類、特に2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの残基とテレフタ
ル酸及び/又はイソフタル酸の残基からなるポリアリレ
ートはエンジニアリングプラスチックとして既によく知
られている。かかるポリアリレートを製造する方法とし
ては、界面重合法、溶液重合法、溶融重合法などが公知
であり、この中で界面重合法で製造されたポリアリレー
トは良好な色調と物性を有している。界面重合法は、二
価フェノールのアルカリ水溶液と芳香族ジカルボン酸の
有機溶媒溶液とを攪拌下に混合しポリマーを生成させる
方法であるが、この方法によれば、重合反応終了後に、
多量の塩類を含んだ水相をポリマーの溶解した有機溶媒
相と分離する操作がポリマーの物性を向上させる上で不
可欠である。しかしながら、この方法において低分子量
ポリマーを製造する際にはしばしば、水相と有機相が安
定なエマルジョンを形成し、場合によっては攪拌を止め
ても相分離が起こらないといったような問題が生ずるこ
とがあった。相分離が悪いと単離後のポリマーに塩類が
残存し、この様なポリマーを用いて成形品を作製した場
合には濁り(ヘイズ)となって現れる。
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンの残基とテレフタ
ル酸及び/又はイソフタル酸の残基からなるポリアリレ
ートはエンジニアリングプラスチックとして既によく知
られている。かかるポリアリレートを製造する方法とし
ては、界面重合法、溶液重合法、溶融重合法などが公知
であり、この中で界面重合法で製造されたポリアリレー
トは良好な色調と物性を有している。界面重合法は、二
価フェノールのアルカリ水溶液と芳香族ジカルボン酸の
有機溶媒溶液とを攪拌下に混合しポリマーを生成させる
方法であるが、この方法によれば、重合反応終了後に、
多量の塩類を含んだ水相をポリマーの溶解した有機溶媒
相と分離する操作がポリマーの物性を向上させる上で不
可欠である。しかしながら、この方法において低分子量
ポリマーを製造する際にはしばしば、水相と有機相が安
定なエマルジョンを形成し、場合によっては攪拌を止め
ても相分離が起こらないといったような問題が生ずるこ
とがあった。相分離が悪いと単離後のポリマーに塩類が
残存し、この様なポリマーを用いて成形品を作製した場
合には濁り(ヘイズ)となって現れる。
【0003】この様な問題点を解決するために、例えば
特公昭53−2679号公報には水相のpHをアルカリ
性にしてエマルジョンを破壊する方法、特公昭55−1
2133号公報にはアセトン又は水に可溶な低級脂肪族
を含む水溶液で処理する方法が開示されている。これら
の方法によればある程度相分離性を改良することができ
るが、添加するアルカリやアセトン等が必要であり、場
合によってはポリマー中の不純物量が増加するという問
題があった。特開昭48−55286号公報には遠心分
離機を使用する方法、特公昭55−41249号公報に
は攪拌条件を工夫する方法が開示されている。これらの
方法によれば、相分離性を改良することが可能である
が、製造に当たっては特殊な装置を必要とするという問
題があった。
特公昭53−2679号公報には水相のpHをアルカリ
性にしてエマルジョンを破壊する方法、特公昭55−1
2133号公報にはアセトン又は水に可溶な低級脂肪族
を含む水溶液で処理する方法が開示されている。これら
の方法によればある程度相分離性を改良することができ
るが、添加するアルカリやアセトン等が必要であり、場
合によってはポリマー中の不純物量が増加するという問
題があった。特開昭48−55286号公報には遠心分
離機を使用する方法、特公昭55−41249号公報に
は攪拌条件を工夫する方法が開示されている。これらの
方法によれば、相分離性を改良することが可能である
が、製造に当たっては特殊な装置を必要とするという問
題があった。
【0004】また、エマルジョンの状態によっては遠心
分離機を用いても清澄な有機溶媒相を得ることができな
かったりするという問題があった。特公平1−2285
2号公報には重合終了時にモノ酸ハライドを添加するこ
とによるエマルジョン破壊の方法が記載されている。こ
の方法によれば、相分離性を改良できるが、未反応のモ
ノ酸ハライドが残存し本質的に不純物の混入が避けられ
ないという問題点があった。特公平2−12974号公
報には重合時に油溶性の相間移動触媒を用いることによ
り相分離性が改良されることが開示されている。この方
法によれば、ある程度の相分離性の改良が可能である
が、条件によっては相分離が悪くなるといった問題があ
り、またあまり油溶性が強いと精製後もポリマー中に残
存してしまったり、モノマーとの錯体がアルカリ水溶液
に溶けにくいために沈澱となって析出するという問題が
あった。
分離機を用いても清澄な有機溶媒相を得ることができな
かったりするという問題があった。特公平1−2285
2号公報には重合終了時にモノ酸ハライドを添加するこ
とによるエマルジョン破壊の方法が記載されている。こ
の方法によれば、相分離性を改良できるが、未反応のモ
ノ酸ハライドが残存し本質的に不純物の混入が避けられ
ないという問題点があった。特公平2−12974号公
報には重合時に油溶性の相間移動触媒を用いることによ
り相分離性が改良されることが開示されている。この方
法によれば、ある程度の相分離性の改良が可能である
が、条件によっては相分離が悪くなるといった問題があ
り、またあまり油溶性が強いと精製後もポリマー中に残
存してしまったり、モノマーとの錯体がアルカリ水溶液
に溶けにくいために沈澱となって析出するという問題が
あった。
【0005】さらにこの沈澱を溶解するために過剰な量
のアルカリが必要になり、過剰量のアルカリは酸クロラ
イドの加水分解を促進してポリマーのカルボキシル価が
高くなって相分離性が悪くなったり、重合後のポリマー
の精製を困難にしたりするという問題があった。上述し
たような方法は、エマルジョン化した場合を想定した方
法であって、ある程度相分離性は改良できるが、それぞ
れの方法に利点と欠点があり、また相分離性が悪くなる
原因が不明であるが故に、本質的な解決策にはなりえな
かったのである。
のアルカリが必要になり、過剰量のアルカリは酸クロラ
イドの加水分解を促進してポリマーのカルボキシル価が
高くなって相分離性が悪くなったり、重合後のポリマー
の精製を困難にしたりするという問題があった。上述し
たような方法は、エマルジョン化した場合を想定した方
法であって、ある程度相分離性は改良できるが、それぞ
れの方法に利点と欠点があり、また相分離性が悪くなる
原因が不明であるが故に、本質的な解決策にはなりえな
かったのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に鑑
み、本発明の課題は、残留塩類が少なく透明性に優れた
低分子量のポリアリレート及び界面重合後の相分離性に
優れたその製造方法の提供にある。
み、本発明の課題は、残留塩類が少なく透明性に優れた
低分子量のポリアリレート及び界面重合後の相分離性に
優れたその製造方法の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面重合
時において重合後の相分離性に優れ、より透明性に優れ
た低分子量のポリアリレートを得るために、鋭意検討し
た結果、相分離が悪い場合に生じるエマルションは、ポ
リアリレート自身の界面活性作用に起因するものである
こと、すなわち相分離性の良否は、ポリアリレートの主
鎖と末端の疎水・親水のバランスによって決まることを
見出した。また、ポリアリレートの疎水・親水のバラン
スに関しては、ポリアリレートのカルボキシル価及びア
ルカリ金属量が相分離性の良否の指標となることを見い
だし、カルボキシル価が高いほど、また残留アルカリ金
属量が多いほどポリマーの親水性が増し、結果として相
分離性が悪くなるという知見を得た。さらに、カルボキ
シル価が低く、残留アルカリ金属量の少ないポリアリレ
ートを製造するためには、界面重合時に特定の相間移動
触媒を用いればよいという知見を得た。そして、これら
の知見に基づいて本発明に到達した。
時において重合後の相分離性に優れ、より透明性に優れ
た低分子量のポリアリレートを得るために、鋭意検討し
た結果、相分離が悪い場合に生じるエマルションは、ポ
リアリレート自身の界面活性作用に起因するものである
こと、すなわち相分離性の良否は、ポリアリレートの主
鎖と末端の疎水・親水のバランスによって決まることを
見出した。また、ポリアリレートの疎水・親水のバラン
スに関しては、ポリアリレートのカルボキシル価及びア
ルカリ金属量が相分離性の良否の指標となることを見い
だし、カルボキシル価が高いほど、また残留アルカリ金
属量が多いほどポリマーの親水性が増し、結果として相
分離性が悪くなるという知見を得た。さらに、カルボキ
シル価が低く、残留アルカリ金属量の少ないポリアリレ
ートを製造するためには、界面重合時に特定の相間移動
触媒を用いればよいという知見を得た。そして、これら
の知見に基づいて本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明の要旨は、芳香族ジオー
ルと芳香族ジカルボン酸ハライドから界面重合法で合成
されたポリアリレートであって、インヘレント粘度値が
0.35〜0.80であり、末端のカルボキシル価が2
0モル/トン以下であり、かつ残留アルカリ金属量が3
0mg/kg以下であることを特徴とするポリアリレー
トであり、また、このポリアリレートは、芳香族ジオー
ルのアルカリ水溶液と芳香族ジカルボン酸ハライドの有
機溶媒溶液から界面重合を行うに際して、式(1)の第
4級アンモニウム塩又は式(2)のホスホニウム塩を相
間移動触媒として用いて重合することによって製造する
ことができる。
ルと芳香族ジカルボン酸ハライドから界面重合法で合成
されたポリアリレートであって、インヘレント粘度値が
0.35〜0.80であり、末端のカルボキシル価が2
0モル/トン以下であり、かつ残留アルカリ金属量が3
0mg/kg以下であることを特徴とするポリアリレー
トであり、また、このポリアリレートは、芳香族ジオー
ルのアルカリ水溶液と芳香族ジカルボン酸ハライドの有
機溶媒溶液から界面重合を行うに際して、式(1)の第
4級アンモニウム塩又は式(2)のホスホニウム塩を相
間移動触媒として用いて重合することによって製造する
ことができる。
【0009】
【化2】
【0010】〔(1)式及び(2)式中R1 〜R3 はn
−ブチル基、R4 はメチル基、エチル基等のアルキル基
又はベンジル基等の芳香族置換アルキル基、XはCl,
Br,I,HSO4 を表す。〕
−ブチル基、R4 はメチル基、エチル基等のアルキル基
又はベンジル基等の芳香族置換アルキル基、XはCl,
Br,I,HSO4 を表す。〕
【0011】以下本発明を詳細に説明する。本発明のポ
リアリレートを製造するのに使用できる芳香族ジオール
としては、ハイドロキノン、レゾルシノール、1,3−
ジヒドロキシナフタレン、1,4−ジヒドロキシナフタ
レン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレ
ン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒド
ロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、1−
(2−ヒドロキシフェニル)−1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシルフェニル)エ
ーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビ
ス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、4,4' −ジヒドロキシルビフェニル、3,3',
5, 5' −テトラメチル−4,4' −ジヒドロキシビフ
ェニル、4,4' −ジヒドロキシベンゾフェノンなどを
挙げることができ、これらの1種もしくは2種以上を混
合して用いてもよい。もちろんここに例示されたものに
限定されるわけではなく、芳香族ジオールであれば本発
明のポリアリレートの製造に用いることができる。
リアリレートを製造するのに使用できる芳香族ジオール
としては、ハイドロキノン、レゾルシノール、1,3−
ジヒドロキシナフタレン、1,4−ジヒドロキシナフタ
レン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレ
ン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒド
ロキシナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、1−
(2−ヒドロキシフェニル)−1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシルフェニル)エ
ーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビ
ス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、4,4' −ジヒドロキシルビフェニル、3,3',
5, 5' −テトラメチル−4,4' −ジヒドロキシビフ
ェニル、4,4' −ジヒドロキシベンゾフェノンなどを
挙げることができ、これらの1種もしくは2種以上を混
合して用いてもよい。もちろんここに例示されたものに
限定されるわけではなく、芳香族ジオールであれば本発
明のポリアリレートの製造に用いることができる。
【0012】また、本発明のポリアリレートの製造に用
いることができる芳香族ジカルボン酸ハライドとして
は、テレフタル酸ハライド、イソフタル酸ハライド、オ
ルソフタル酸ハライド、ジフェン酸ハライド、1,4−
ナフタレンジカルボン酸ハライド、2,3−ナフタレン
ジカルボン酸ハライド、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ハライド、2,7−ナフタレンジカルボン酸ハライ
ド、1,8−ナフタレンジカルボン酸ハライド、1,5
−ナフタレンジカルボン酸ハライドなどや、芳香核にア
ルキル基やハロゲン基が置換した芳香族ジカルボン酸の
ハライド等、又はこれらを25〜75%の範囲で適宜に
混合した混合物をあげることができる。また、ハライド
としては塩素、臭素、ヨウ素を挙げることができ、この
中でも塩素が好ましい。
いることができる芳香族ジカルボン酸ハライドとして
は、テレフタル酸ハライド、イソフタル酸ハライド、オ
ルソフタル酸ハライド、ジフェン酸ハライド、1,4−
ナフタレンジカルボン酸ハライド、2,3−ナフタレン
ジカルボン酸ハライド、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ハライド、2,7−ナフタレンジカルボン酸ハライ
ド、1,8−ナフタレンジカルボン酸ハライド、1,5
−ナフタレンジカルボン酸ハライドなどや、芳香核にア
ルキル基やハロゲン基が置換した芳香族ジカルボン酸の
ハライド等、又はこれらを25〜75%の範囲で適宜に
混合した混合物をあげることができる。また、ハライド
としては塩素、臭素、ヨウ素を挙げることができ、この
中でも塩素が好ましい。
【0013】本発明のポリアリレートを製造する際に
は、分子量と末端基バランスを調整するために1価の芳
香族ヒドロキシ化合物や芳香族酸ハライド、芳香族ハロ
ホルメート等を使用することができる。具体的な化合物
を例示すれば、1価の芳香族ヒドロキシ化合物として
は、フェノール、o,m,p−クレゾール、o,m,p
−エチルフェノール、o,m,p−プロピルフェノー
ル、o,m,p−tert−ブチルフェノール、ペンチ
ルフェノール、ヘキシルフェノール、オクチルフェノー
ル、ノニルフェノール等のアルキルフェノール類やo,
m,p−フェニルフェノール、o,m,p−クロロフェ
ノール等のハロゲン化フェノール類等を例示することが
出来、一価カルボン酸ハライドの具体的な例としては、
安息香酸、o,m,p−メチル安息香酸、o,m,p−
t−ブチル安息香酸、o,m,p−クロロ安息香酸等の
芳香族カルボン酸類等、芳香族ハロホルメートとして
は、フェニルハロホルメート、o,m,p−メチルフェ
ニルハロホルメート、o,m,p−t−ブチルフェニル
ハロホルメート、o,m,p−クロロフェニルハロホル
メート等を例示することができる。
は、分子量と末端基バランスを調整するために1価の芳
香族ヒドロキシ化合物や芳香族酸ハライド、芳香族ハロ
ホルメート等を使用することができる。具体的な化合物
を例示すれば、1価の芳香族ヒドロキシ化合物として
は、フェノール、o,m,p−クレゾール、o,m,p
−エチルフェノール、o,m,p−プロピルフェノー
ル、o,m,p−tert−ブチルフェノール、ペンチ
ルフェノール、ヘキシルフェノール、オクチルフェノー
ル、ノニルフェノール等のアルキルフェノール類やo,
m,p−フェニルフェノール、o,m,p−クロロフェ
ノール等のハロゲン化フェノール類等を例示することが
出来、一価カルボン酸ハライドの具体的な例としては、
安息香酸、o,m,p−メチル安息香酸、o,m,p−
t−ブチル安息香酸、o,m,p−クロロ安息香酸等の
芳香族カルボン酸類等、芳香族ハロホルメートとして
は、フェニルハロホルメート、o,m,p−メチルフェ
ニルハロホルメート、o,m,p−t−ブチルフェニル
ハロホルメート、o,m,p−クロロフェニルハロホル
メート等を例示することができる。
【0014】また、本発明のポリアリレートは25℃、
1,1,2,2−テトラクロロエタン中1g/dlの濃
度で測定したインヘレント粘度値が0.35〜0.80
であり、好ましくは0.4〜0.70の範囲にある。イ
ンヘレント粘度値が0.4未満であると十分な機械的特
性が得られない。インヘレント0.7を超えると、溶融
粘度が高くなるので、成形が困難になる。
1,1,2,2−テトラクロロエタン中1g/dlの濃
度で測定したインヘレント粘度値が0.35〜0.80
であり、好ましくは0.4〜0.70の範囲にある。イ
ンヘレント粘度値が0.4未満であると十分な機械的特
性が得られない。インヘレント0.7を超えると、溶融
粘度が高くなるので、成形が困難になる。
【0015】さらに、本発明のポリアリレートは、20
モル/トン以下のカルボキシル価を有している。好まし
くは15モル/トン以下である。カルボキシル価が20
モル/トンを超えると攪拌条件等によっては、界面重合
後の相分離性が悪くなり、より透明性に優れたポリアリ
レートが得られない。
モル/トン以下のカルボキシル価を有している。好まし
くは15モル/トン以下である。カルボキシル価が20
モル/トンを超えると攪拌条件等によっては、界面重合
後の相分離性が悪くなり、より透明性に優れたポリアリ
レートが得られない。
【0016】本発明において、末端のカルボキシル価
は、末端のカルボキシル基の量を表すものであって、そ
の測定方法は、公知の方法を採用することができる。具
体的には、ポリアリレートをベンジルアルコールとクロ
ロフォルムの混合溶媒に溶解し、KOHのベンジルアル
コール水溶液で中和滴定することにより測定することが
できる。
は、末端のカルボキシル基の量を表すものであって、そ
の測定方法は、公知の方法を採用することができる。具
体的には、ポリアリレートをベンジルアルコールとクロ
ロフォルムの混合溶媒に溶解し、KOHのベンジルアル
コール水溶液で中和滴定することにより測定することが
できる。
【0017】また、本発明のポリアリレートは、残留ア
ルカリ金属量が30mg/kg以下である。残留アルカ
リ金属量が30mg/kgを超えて残留すると、界面重
合後の相分離性が悪くなり、より透明性に優れたポリア
リレートが得られない。本発明のポリアリレートは、芳
香族ジオール及び相間移動触媒を溶解したアルカリの水
溶液中に、芳香族ジカルボン酸ハライドを溶解したハロ
ゲン化炭化水素のような有機溶媒を攪拌し混合すること
によって製造することができる。重合温度は、0〜40
℃、重合時間は0.5〜24時間の範囲で行われる。重
合終了後、攪拌を停止し水相と有機相を分離する。さら
に有機相中に溶解したポリマーを公知の方法で精製、回
収することによってポリアリレートを得る。
ルカリ金属量が30mg/kg以下である。残留アルカ
リ金属量が30mg/kgを超えて残留すると、界面重
合後の相分離性が悪くなり、より透明性に優れたポリア
リレートが得られない。本発明のポリアリレートは、芳
香族ジオール及び相間移動触媒を溶解したアルカリの水
溶液中に、芳香族ジカルボン酸ハライドを溶解したハロ
ゲン化炭化水素のような有機溶媒を攪拌し混合すること
によって製造することができる。重合温度は、0〜40
℃、重合時間は0.5〜24時間の範囲で行われる。重
合終了後、攪拌を停止し水相と有機相を分離する。さら
に有機相中に溶解したポリマーを公知の方法で精製、回
収することによってポリアリレートを得る。
【0018】さらに、本発明のポリアリレートを製造す
る際に用いられるアルカリとしては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムを挙げることができる。アルカリの
使用量としては、芳香族ジオール及び1価の芳香族ヒド
ロキシ化合物であるフェノール性水酸基のモル数の1.
01〜2.5倍の範囲にあることが好ましい。1.01
未満では、芳香族ジオールを完全に溶かすことができ
ず、2.5を超えると、相分離性が良くても塩類の除去
が困難になる傾向があり、ポリマー中の残留アルカリ金
属量を30mg/kg以下にすることが困難になるとと
もに重合時の酸ハライドの加水分解が起こり易くなり、
カルボキシル価が高くなって相分離性が悪くなる傾向が
あるので好ましくない。
る際に用いられるアルカリとしては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムを挙げることができる。アルカリの
使用量としては、芳香族ジオール及び1価の芳香族ヒド
ロキシ化合物であるフェノール性水酸基のモル数の1.
01〜2.5倍の範囲にあることが好ましい。1.01
未満では、芳香族ジオールを完全に溶かすことができ
ず、2.5を超えると、相分離性が良くても塩類の除去
が困難になる傾向があり、ポリマー中の残留アルカリ金
属量を30mg/kg以下にすることが困難になるとと
もに重合時の酸ハライドの加水分解が起こり易くなり、
カルボキシル価が高くなって相分離性が悪くなる傾向が
あるので好ましくない。
【0019】さらにまた、本発明のポリアリレートの製
造に用いることのできるハロゲン化炭化水素としては、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジ
クロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素を例示することができる。
造に用いることのできるハロゲン化炭化水素としては、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジ
クロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素を例示することができる。
【0020】本発明のポリアリレートの製造に用いるこ
とのできる相間移動触媒は式(1)及び式(2)で表さ
れるものが挙げられる。〔(1)式及び(2)式中R1
〜R3 はn−ブチル基、R4 はメチル基、エチル基等の
アルキル基又はベンジル基等の芳香族置換アルキル基、
XはCl,Br,I,HSO4 を表す。〕 R1 〜R3 がn−ブチル基よりも炭素鎖数が少ないと反
応活性が低く、結果的に高いカルボキシル価を有したポ
リアリレートしか製造できない。また、炭素鎖数が多す
ぎると芳香族ジオールのアルカリ水溶液に添加した場合
に沈澱を生じ、これを溶解するために過剰のアルカリが
必要となる。前述したように、過剰量のアルカリは酸ハ
ライドの加水分解を促進する。具体的な化合物を例示す
れば、トリブチルベンジルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウム、テトラブチルホスホニウム等のアイオダ
イド、ブロマイド、クロライド及びハイドロジェンスル
フェート4級アンモニウム塩類及びこれらの混合物を挙
げることができる。もちろん、ここに列記した化合物は
一例であって(1)式又は(2)式を満足するものであ
れば本発明のポリアリレートの製造に用いることができ
る。
とのできる相間移動触媒は式(1)及び式(2)で表さ
れるものが挙げられる。〔(1)式及び(2)式中R1
〜R3 はn−ブチル基、R4 はメチル基、エチル基等の
アルキル基又はベンジル基等の芳香族置換アルキル基、
XはCl,Br,I,HSO4 を表す。〕 R1 〜R3 がn−ブチル基よりも炭素鎖数が少ないと反
応活性が低く、結果的に高いカルボキシル価を有したポ
リアリレートしか製造できない。また、炭素鎖数が多す
ぎると芳香族ジオールのアルカリ水溶液に添加した場合
に沈澱を生じ、これを溶解するために過剰のアルカリが
必要となる。前述したように、過剰量のアルカリは酸ハ
ライドの加水分解を促進する。具体的な化合物を例示す
れば、トリブチルベンジルアンモニウム、テトラブチル
アンモニウム、テトラブチルホスホニウム等のアイオダ
イド、ブロマイド、クロライド及びハイドロジェンスル
フェート4級アンモニウム塩類及びこれらの混合物を挙
げることができる。もちろん、ここに列記した化合物は
一例であって(1)式又は(2)式を満足するものであ
れば本発明のポリアリレートの製造に用いることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに具体的に説
明する。なお、本発明における特性を評価するために以
下の方法を用いた。
明する。なお、本発明における特性を評価するために以
下の方法を用いた。
【0022】1)水相移行率(相分離性の評価) ポリアリレートの界面重合を行った後、攪拌を止めて1
0分間放置し水相と有機相を自然分離させた。清澄にな
った水相の体積を測定した。有機相への水相の移行率は
次式により定義した。
0分間放置し水相と有機相を自然分離させた。清澄にな
った水相の体積を測定した。有機相への水相の移行率は
次式により定義した。
【0023】
【数1】
【0024】2)カルボキシル価 試験管にポリアリレート0.15gを精秤し、ベンジル
アルコール5mlに加熱溶解する。クロロフォルム10
mlとポリマーのベンジルアルコール溶液とを混合した
後フェノールレッドを指示薬として加え、攪拌しながら
0.1NKOHベンジルアルコール溶液で中和滴定して
カルボキシル価を求めた。
アルコール5mlに加熱溶解する。クロロフォルム10
mlとポリマーのベンジルアルコール溶液とを混合した
後フェノールレッドを指示薬として加え、攪拌しながら
0.1NKOHベンジルアルコール溶液で中和滴定して
カルボキシル価を求めた。
【0025】3)溶液粘度 溶媒としてテトラクロルエタンを用い、温度25℃、濃
度1g/dlの条件で測定した。
度1g/dlの条件で測定した。
【0026】4)残ナトリウム量 精製したポリアリレート中に残存しているナトリウム量
を、原子吸光分析法により測定した。
を、原子吸光分析法により測定した。
【0027】5)ヘイズ 得られたポリアリレートを120℃で16時間真空乾燥
した後、シリンダー温度380℃、金型温度130℃で
射出成形を行い、一辺が5cmで厚さが3mmの試験片
を成形した。成形機は三菱重工業(株)製125/75
MST型成形機を用いた。この試験片を用いてAST
M D1003に基づいて全光線透過率及び平行光線透
過率を測定しヘイズ(濁度)を計算した。測定は日本電
色(株)製SZ−Σ80型測色器を用いて行った。
した後、シリンダー温度380℃、金型温度130℃で
射出成形を行い、一辺が5cmで厚さが3mmの試験片
を成形した。成形機は三菱重工業(株)製125/75
MST型成形機を用いた。この試験片を用いてAST
M D1003に基づいて全光線透過率及び平行光線透
過率を測定しヘイズ(濁度)を計算した。測定は日本電
色(株)製SZ−Σ80型測色器を用いて行った。
【0028】実施例1 攪拌装置を備えた反応容器中において2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)
6.0モル、p−ターシャリーブチルフェノール0.3
6モル、水酸化ナトリウム643g(全OH末端の1.
3倍モル)を水20Lに溶解した後、相間移動触媒であ
るトリ−n−ブチルベンジルアンモニウムクロライド
0.042モルを添加し溶解させた(水相)。別にテレ
フタル酸クロライドとイソフタル酸クロライドの1:1
混合物6.36モルを10Lの塩化メチレンに溶解した
(有機相)。反応容器を20℃に保ち、水相を500rp
m で攪拌しながら有機相を添加した。この状態で4時間
反応を行った後攪拌を停止して10分間静置し、水相と
有機相を分離させた。水相を分離して体積の測定を行っ
た後、有機相に20Lの水と酢酸を添加して中和した。
さらに有機相を20Lの水で5回洗浄した後、有機相を
大量のメタノール中に投下してポリマーを沈澱させた。
沈澱したポリマーを単離乾燥した。
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)
6.0モル、p−ターシャリーブチルフェノール0.3
6モル、水酸化ナトリウム643g(全OH末端の1.
3倍モル)を水20Lに溶解した後、相間移動触媒であ
るトリ−n−ブチルベンジルアンモニウムクロライド
0.042モルを添加し溶解させた(水相)。別にテレ
フタル酸クロライドとイソフタル酸クロライドの1:1
混合物6.36モルを10Lの塩化メチレンに溶解した
(有機相)。反応容器を20℃に保ち、水相を500rp
m で攪拌しながら有機相を添加した。この状態で4時間
反応を行った後攪拌を停止して10分間静置し、水相と
有機相を分離させた。水相を分離して体積の測定を行っ
た後、有機相に20Lの水と酢酸を添加して中和した。
さらに有機相を20Lの水で5回洗浄した後、有機相を
大量のメタノール中に投下してポリマーを沈澱させた。
沈澱したポリマーを単離乾燥した。
【0029】実施例2〜8 テレフタル酸クロライドとイソフタル酸クロライドの
1:1混合物量、水酸化ナトリウム量及び相間移動触媒
の種類を表1の様に変更した以外は全て実施例1と同様
に行った。
1:1混合物量、水酸化ナトリウム量及び相間移動触媒
の種類を表1の様に変更した以外は全て実施例1と同様
に行った。
【0030】比較例1 相間移動触媒として、トリメチルベンジルアンモニウム
クロライド(TMBAC)をもちいた以外は全て実施例
1と同様に行った。
クロライド(TMBAC)をもちいた以外は全て実施例
1と同様に行った。
【0031】比較例2 相間移動触媒として、トリエチルベンジルアンモニウム
クロライド(TEBAC)をもちいた以外は全て実施例
1と同様に行った。
クロライド(TEBAC)をもちいた以外は全て実施例
1と同様に行った。
【0032】比較例3 相間移動触媒として、トリプロピルベンジルアンモニウ
ムクロライド(TPBAC)をもちいた以外は全て実施
例1と同様に行った。
ムクロライド(TPBAC)をもちいた以外は全て実施
例1と同様に行った。
【0033】比較例4 相間移動触媒として、特公平2−12974号公報の実
施例1に記載のトリ−n−オクチルメチルアンモニウム
クロライド(TOMAC)をもちいた以外は全て実施例
1と同様に行おうとしたところ、触媒の添加と同時に水
相は白濁し沈澱が生じた。この沈澱をNMRで分析した
ところ、ビスフェノールAと相間移動触媒の錯体である
ことが判った。
施例1に記載のトリ−n−オクチルメチルアンモニウム
クロライド(TOMAC)をもちいた以外は全て実施例
1と同様に行おうとしたところ、触媒の添加と同時に水
相は白濁し沈澱が生じた。この沈澱をNMRで分析した
ところ、ビスフェノールAと相間移動触媒の錯体である
ことが判った。
【0034】比較例5 相間移動触媒として、特公平2−12974号公報実施
例1に記載のトリ−n−オクチルメチルアンモニウムク
ロライドを用い、水酸化ナトリウム1483gに増加し
たところ触媒を添加しても白濁は生じなかった。後の操
作は全て実施例1と同様に行った。
例1に記載のトリ−n−オクチルメチルアンモニウムク
ロライドを用い、水酸化ナトリウム1483gに増加し
たところ触媒を添加しても白濁は生じなかった。後の操
作は全て実施例1と同様に行った。
【0035】実施例1〜8、比較例1〜3及び5の結果
を表1に示す。また、カルボキシル価と移行率の関係を
図1に示す。
を表1に示す。また、カルボキシル価と移行率の関係を
図1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1から本発明のポリアリレートは、カル
ボキシル価が低く、残留ナトリウム量が少なく、相分離
性に優れているので、成形品の光学特性も優れているこ
とがわかる。また、図1から本発明のポリアリレートは
カルボキシル価が低いので相分離性に優れていることが
わかる。
ボキシル価が低く、残留ナトリウム量が少なく、相分離
性に優れているので、成形品の光学特性も優れているこ
とがわかる。また、図1から本発明のポリアリレートは
カルボキシル価が低いので相分離性に優れていることが
わかる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のポリアリレート
は、カルボキシル価が低く、残留塩類が少なく、光学特
性、とりわけ透明性に優れている。したがって、各種光
学部品はもとより、電子材料などの分野へ好適に用いる
ことができる。また、本発明の方法によれば、界面重合
後における水相と有機溶媒相との相分離性に優れている
ので、このようなポリアリレートを容易に製造すること
ができる。
は、カルボキシル価が低く、残留塩類が少なく、光学特
性、とりわけ透明性に優れている。したがって、各種光
学部品はもとより、電子材料などの分野へ好適に用いる
ことができる。また、本発明の方法によれば、界面重合
後における水相と有機溶媒相との相分離性に優れている
ので、このようなポリアリレートを容易に製造すること
ができる。
【図1】カルボキシル価と移行率の関係を示す図であ
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 芳香族ジオールと芳香族ジカルボン酸ハ
ライドから界面重合法で合成されたポリアリレートであ
って、インヘレント粘度値が0.35〜0.80であ
り、末端のカルボキシル価が20モル/トン以下であ
り、かつ残留アルカリ金属量が30mg/kg以下であ
ることを特徴とするポリアリレート。 - 【請求項2】 芳香族ジオールのアルカリ水溶液と芳香
族ジカルボン酸ハライドの有機溶媒溶液から界面重合を
行うに際して、式(1)の第4級アンモニウム塩又は式
(2)のホスホニウム塩を相間移動触媒として用いて重
合することを特徴とする請求項1記載のポリアリレート
の製造方法。 【化1】 〔(1)式及び(2)式中R1 〜R3 はn−ブチル基、
R4 はメチル基、エチル基等のアルキル基又はベンジル
基等の芳香族置換アルキル基、XはCl,Br,I,H
SO4 を表す。〕
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18065894A JPH0820634A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | ポリアリレート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18065894A JPH0820634A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | ポリアリレート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0820634A true JPH0820634A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16087057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18065894A Pending JPH0820634A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | ポリアリレート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0820634A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0884342A1 (en) * | 1997-05-29 | 1998-12-16 | Unitika Ltd. | Resin for coating formation and method for producing the same |
| JP2000136234A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-16 | Unitika Ltd | 被膜形成用樹脂 |
| JP2000143787A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Unitika Ltd | 被膜形成用樹脂 |
| JP2000159870A (ja) * | 1998-11-25 | 2000-06-13 | Unitika Ltd | 被膜形成用樹脂 |
| JP2006176651A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Unitika Ltd | ポリアリレートおよびその製造方法 |
| JP2007169617A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-07-05 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリアリレート樹脂とその製造方法及びこれを用いた電子写真感光体 |
| JP2008019311A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Unitika Ltd | ポリアリレートおよびその製造方法 |
| JP2012251167A (ja) * | 2005-11-24 | 2012-12-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリアリレート樹脂とその製造方法 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP18065894A patent/JPH0820634A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0884342A1 (en) * | 1997-05-29 | 1998-12-16 | Unitika Ltd. | Resin for coating formation and method for producing the same |
| JP2000136234A (ja) * | 1998-11-02 | 2000-05-16 | Unitika Ltd | 被膜形成用樹脂 |
| JP2000143787A (ja) * | 1998-11-05 | 2000-05-26 | Unitika Ltd | 被膜形成用樹脂 |
| JP2000159870A (ja) * | 1998-11-25 | 2000-06-13 | Unitika Ltd | 被膜形成用樹脂 |
| JP2006176651A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Unitika Ltd | ポリアリレートおよびその製造方法 |
| JP2007169617A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-07-05 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリアリレート樹脂とその製造方法及びこれを用いた電子写真感光体 |
| JP2012251167A (ja) * | 2005-11-24 | 2012-12-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリアリレート樹脂とその製造方法 |
| JP2014231613A (ja) * | 2005-11-24 | 2014-12-11 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体の感光層用ポリアリレート樹脂 |
| JP2008019311A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Unitika Ltd | ポリアリレートおよびその製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6340211B2 (ja) | ||
| CN104837890B (zh) | 经高分子量化的芳香族聚碳酸酯树脂的制造方法 | |
| KR20060079797A (ko) | 코폴리에스터카보네이트의 제조방법 | |
| JP4520156B2 (ja) | コポリエステルカーボネートの合成法 | |
| JPH0820634A (ja) | ポリアリレート及びその製造方法 | |
| JP6442352B2 (ja) | モノマーの製造方法 | |
| JPH09124781A (ja) | 耐熱性ポリアリレート | |
| CN111187403B (zh) | 一种硅氧烷共聚碳酸酯及其制备方法 | |
| CN1226569A (zh) | 使用含六烷基鈲盐和叔胺的催化剂以界面共聚法制备酯-碳酸酯的方法 | |
| JPH0543670A (ja) | ポリアリレートおよびその製造方法 | |
| JP4908525B2 (ja) | ポリアリレートの製造方法 | |
| JPH07268084A (ja) | ポリアリレートの製造方法 | |
| US6855794B2 (en) | Polycarbonate substrates | |
| US7402650B2 (en) | Process for preparing polyarylate having high thermo-resistance and high transparency | |
| US6835798B1 (en) | Method of producing polycarbonates | |
| JP2001059019A (ja) | ポリアリレート及びその製造方法 | |
| US6815524B1 (en) | Polycarbonate substrates | |
| US6797837B2 (en) | Process for the preparation of stabilized polycarbonate | |
| JPH04282333A (ja) | 特殊なジヒドロキシジフエニルビシクロアルカン、その生成及び高分子量ポリカーボネート生成のためのその利用 | |
| JP2001261812A (ja) | ポリカーボネート樹脂の精製方法 | |
| JP2000302853A (ja) | ポリアリレート樹脂の製造方法 | |
| JP5495317B2 (ja) | カーボネート型難燃剤の製造法 | |
| JPH05287070A (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂の製造方法 | |
| JP2003231742A (ja) | 全芳香族ポリエステルカーボネート | |
| JPS6050822B2 (ja) | 芳香族ポリエステルの失透防止法 |