JPH08207647A - 重量物運搬車両の走行装置 - Google Patents

重量物運搬車両の走行装置

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JPH08207647A
JPH08207647A JP1792495A JP1792495A JPH08207647A JP H08207647 A JPH08207647 A JP H08207647A JP 1792495 A JP1792495 A JP 1792495A JP 1792495 A JP1792495 A JP 1792495A JP H08207647 A JPH08207647 A JP H08207647A
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壽一郎 橋本
Yasutoshi Kiyota
康稔 清田
Shunkai Nakayama
春海 中山
Hitoshi Kaneko
整 金子
Kazuhiko Kitazawa
和彦 北沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量物運搬車両の空気タイヤのパンクを速や
かに検知する。 【構成】 車軸8aの両端にそれぞれ空気タイヤ11を
備えた車輪9,9を有する軸箱8を、車軸8aの直交方
向の支軸7に揺動可能に軸支し、支軸7に設けた作動子
16と軸箱8側に設けた近接スイッチ15とで構成され
るセンサー14により空気タイヤ11の一方がパンクし
た際の車軸8aの傾動を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重機械等の重量物を運
搬するのに適した重量物運搬車両の走行装置に係り、詳
しくは、軸箱の両側に空気タイヤを有する複輪式走行装
置における空気タイヤのパンクを迅速に検知することの
できる重量物運搬車両の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軌道を走行する新交通車両や、乗
用車及びトラック等では、空気タイヤのパンクを、空気
圧の変化や接地圧の変化によって検知するパンク検知装
置を備えたものがあるが、重量物運搬用のトレーラやキ
ャリヤ等のように、長い車体の下部に複輪式走行装置、
即ち、車軸の両端に空気タイヤを備えた車輪を有する軸
箱を、スイングアームの支軸に前記車軸と直交する方向
に揺動可能に軸支した複輪式走行装置を複数備えた重量
物運搬車両では、空気タイヤの数が多いこと等から有効
なパンク検知装置がなかったため、運転開始時の目視点
検やエアーゲージによる空気圧点検に頼っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、重量物運搬
車両では、運転時における空気タイヤのパンクは運転者
の感触で察知しなくてはならず、パンクした空気タイヤ
を迅速に発見することは困難であった。また、パンクし
た空気タイヤの発見が遅れ、そのまま走行を続けると、
他の空気タイヤに大きな荷重負担がかかり、次々と連続
して空気タイヤがパンクする虞があり、この場合、二次
的にホイールや車軸等の走行装置を損傷する虞もあっ
た。
【0004】そこで本発明は、空気タイヤのパンクを速
やかに検知し、安全に走行することができる重量物運搬
車両の走行装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、第1の発明では、車軸の両端に空気タイヤ
を備えた複輪式走行装置の軸箱を、前記車軸と直交する
方向に設けたスイングアームの支軸に揺動可能に軸支し
た重量物運搬車両の走行装置において、前記軸箱と前記
スイングアームとの間に、前記空気タイヤの一方がパン
クした際の前記車軸の傾動を検知するセンサーを設けた
ことを特徴としている。
【0006】また、第2の発明では、前記センサーは、
前記スイングアームの支軸又は前記軸箱のいずれか一方
に設けた近接スイッチと、前記車軸の傾動によって前記
近接スイッチを作動させる前記軸箱又は前記スイングア
ームの支軸のいずれか他方に設けた作動子であることを
特徴とし、第3の発明では、前記センサーは、前記スイ
ングアーム又は前記軸箱のいずれか一方に設けた磁気近
接スイッチと、前記車軸の傾動によって前記磁気近接ス
イッチを作動させる前記軸箱又は前記スイングアームの
いずれか他方に設けたマグネットであることを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】これにより、複輪式空気タイヤの一方がパンク
すると車軸を保持する軸箱が傾くから、傾いた軸箱と傾
きの生じない支軸又はスイングアームとの間に変位が生
じ、この変位が両者間に配設されたセンサーによって検
知され、空気タイヤがパンクしたことを知らせることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1乃至図8は、本発明の第1実施例を示
すもので、重量物運搬車両1は、図8に示されるよう
に、車体の下部に運転室2と、車体の両側に8組づつ合
計16組の走行装置3とを有し、各走行装置3をコンピ
ュータで連動させることによって、走行及び操舵が可能
となる。
【0010】走行装置3は、車体の下部に旋回可能に設
けられたサスペンションブラケット4と、該サスペンシ
ョンブラケット4のアーム5に上下方向に揺動可能に枢
着されたスイングアーム6と、スイングアーム6の先端
に突設した支軸7と、支軸7に揺動可能に軸支される軸
箱8と、軸箱8内の車軸8aの両端にそれぞれ回転可能
に支承される車輪9,9と、スイングアーム6を支持す
る油圧シリンダ10とで構成され、車輪9,9にはそれ
ぞれ空気タイヤ11が備えられている。
【0011】スイングアーム6は、その中央部に、油圧
シリンダ10のロッド10aが取付けられ、ロッド10
aの伸縮により車体の高さが変更され、また、油圧シリ
ンダ10によって、走行路の凹凸によるスイングアーム
6の上下方向の揺動が吸収される。さらに、スイングア
ーム6先端の前記支軸7は、車軸8aと直交する方向の
車体前後方向に略水平に突設され、この支軸7に前記軸
箱8が揺動可能に軸支されている。
【0012】軸箱8は、支軸取付け部8bとモータ取付
け腕8cとを有し、モータ取付け腕8cに車輪9,9を
駆動する油圧モータ12が取付けられる。支軸取付け腕
8bは、円筒状に形成され、中空部に支軸7を挿通する
ことにより、軸箱8は、支軸7を中心として車軸8aの
両端が上下方向に揺動するように支軸7に軸支され、走
行路面の凹凸や水切勾配に対して軸箱8が傾動して両空
気タイヤ11,11を常に接地させるようになってい
る。
【0013】支軸7は、先端が支軸取付け部8bより外
方に突出する長さに形成されており、支軸取付け部8b
には、前記支軸7の突出部分を覆うカバー体13が取付
けられている。
【0014】このカバー体13と支軸7の先端との間に
は、タイヤのパンクを検知するセンサー14が設けられ
る。センサー14は、カバー体13に固着された近接ス
イッチ15と、支軸取付け部8bより外方に突出した支
軸7の先端に固着された作動子16とで構成されてい
る。
【0015】また、スイングアーム6の先端に設けられ
たフランジ部6aと、軸箱8とに亘って、ローリンクス
トッパ17が形成され、このローリンクストッパ17に
よって、軸箱8の傾動が規制される。ローリングストッ
パ17は、フランジ部6aに形成された断面長方形の開
口部17aと、前記軸箱8に設けられ、開口部17aに
挿通される突部17bとにより形成され、該突部17b
は、下部が上部より幅広となる断面台形に形成される。
これにより、軸箱8の傾動によって、突部17aが傾
き、開口部17aの内壁に当接するので、軸箱8が所定
以上(本実施例では7度以上)傾動することを防止す
る。
【0016】作動子16は、上部中央に溝部16aを形
成しており、近接スイッチ15は、作動子16の上部に
配置され、図3及び図4に示されるように、左右の車輪
9,9の空気タイヤ11,11が正常な状態、即ち車軸
8aが水平な状態では、作動子16の溝部16aの真上
に近接スイッチ15が位置して、近接スイッチ15は作
動しない。
【0017】そして、図5及び図6に示されるように、
一方の空気タイヤ11がパンクしたときには、車軸8a
と共に軸箱8がパンクした空気タイヤ11側に傾動する
ことに伴い、近接スイッチ15もパンクした空気タイヤ
11側に動き、作動子16の溝部16aの真上から回動
することによって、近接スイッチ15が作動する。
【0018】尚、走行路面の凹凸や水勾配によって車軸
8aと共に軸箱8が傾動すると、近接スイッチ15もに
軸箱8と共に動き、作動子16の溝部16aの真上から
回動するが、一般に、走行路面の水切勾配は約3度とな
っているので、この範囲の軸箱8の傾動では、近接スイ
ッチ15が作動しないように作動子16の溝部16aが
形成されている。尚、近接スイッチ15が作動しない不
感帯の角度は、作動子16の溝部16aの幅を変えるこ
とにより任意に設定できる。また、センサー14の故障
或いは断線等、パンク以外の不具合が検出装置に生じた
場合でも、自動的に警報を発するように、作動子16の
溝部16aを突状に形成し、常時近接スイッチ15をO
Nにしておき、近接スイッチ15がOFFとなった状態
で警報を発するようにしてもよい。
【0019】近接スイッチ15の作動による信号は、図
示しない制御シーケンサの処理を経て表示ランプ、或い
は警報ブザーによってオペレータに伝達される。この制
御システムAは、空気タイヤ11がパンクしたとき以
外、例えば、走行路の凹凸や傾斜、障害物等によっても
軸箱8が傾動するので、センサー14の作動による信号
が、走行路の状況によるものか、或いは空気タイヤのパ
ンクによるものかを判別し、パンクと判断された情報の
みをオペレータに通報する構造となっている。
【0020】即ち、制御システムAは、図7に示される
ように、軸箱8が傾動して近接スイッチ15が作動して
も、積車状態か走行状態でなければ、パンクの判定を行
わず、積車状態、或いは走行状態であっても、例えば、
タイヤが走行路の凹部を通過する場合のごとき短時間の
傾動ではパンクと判定しないようにし、軸箱8の傾動が
5秒以上継続して初めてパンクと判断して表示ランプを
点滅させて、オペレータにパンクであることを知らせ
る。さらに、オペレータがパンク表示ランプの点滅に気
付かずに走行を続けた場合には、近接スイッチ15が作
動してから10秒経過したら、パンク検出を知らせる警
報ブザーを鳴すようにしている。尚、パンクを検知する
軸箱の傾斜角や、センサー14が作動してから表示ラン
プを点灯させるまでの時間及び警報ブザーを鳴すまでの
時間は、車両の走行速度や走行する道路の条件等によっ
て適宜設定することができる。
【0021】また、この制御システムAは、各走行装置
3にそれぞれ設けてもよく、或いは、16組の走行装置
3を例えば4グループに分け、各グループ毎に1つづつ
設けてもよい。また、走行装置3の、いずれかのタイヤ
11がパンクしたことだけを取り敢えず検知して、素早
く重量物運搬車両1を停車させるだけなら、全部の走行
装置3に対して制御システムAを1つだけ設けるもので
もよい。
【0022】上述のように形成されることによって、一
方の空気タイヤ11がパンクしたときには、近接スイッ
チ15が作動し、オペレータにパンクを速やかに知らせ
ることができるので、即座にタイヤ交換作業に着手で
き、重量物を安全に搬送することができる。また、制御
システムAによって、空気タイヤ11がパンクしたとき
のみランプを点灯させ、パンク以外の理由で、軸箱8が
短い時間傾いた際には、ランプが点灯することがないの
で、パンクのみを効率よくオペレータに知らせることが
できる。
【0023】また、オペレータがランプの点灯に気付か
ない場合でも、ランプ点灯の数秒後に、制御システムA
によってブザーが鳴るので、オペレータがパンクに気付
かずに、走行を続ける虞がない。
【0024】尚、上記実施例では、軸箱8側に近接スイ
ッチ15を、支軸7に作動子16を設けたもので説明し
たが、逆の配置でもよく、また、本発明のセンサーは、
上述の実施例のように近接スイッチと作動子の組合わせ
に限らず、リミットスイッチを用いることもできる。
【0025】図9及び図10は、センサー20を前記ロ
ーリングストッパ17の部分に設けた本発明の第2実施
例を示すもので、センサー20は、スイングアーム6側
の開口部17aの上部に配設される磁気近接スイッチ2
1と、軸箱8と一体に傾動する突部17bの先端に取付
けられたマグネット22,22とによって形成される。
このマグネット22,22は、突部17bの先端に取付
けられたブラケットを介して、前後に重なる位置で、且
つ長孔によって左右の位置の調節が可能に配設される。
【0026】車輪9,9の空気タイヤ11,11が正常
で軸箱8が水平な状態では、マグネット22,22の中
心上に磁気近接スイッチ21が配設される。マグネット
22,22は、軸箱8の傾動検知範囲の設定が可能なよ
うに、前後にラップしてそれぞれ長孔によって左右に若
干の位置の調節ができるように配設され、空気タイヤ1
1のパンクによって、突部17bが約4度以上傾斜した
時点で検出できるように調整される。
【0027】上述のように形成することによって、走行
装置3の一方の空気タイヤ11がパンクしたときには、
軸箱8がパンクした空気タイヤ11側に大きく傾くこと
に伴い、マグネット22,22も同時に回動して、磁気
近接スイッチ21の検出範囲から外れる。
【0028】これにより磁気近接スイッチ21が作動
し、第1実施例と同様に、制御システムAを介してオペ
レータにパンクを知らせることができる。また、センサ
ー20は、突部17bが±4度傾斜した時点でパンクを
検出するように設定されているので、標準的な3度の水
切勾配のついた道路傾斜面で、しかも若干の不整地があ
ってもパンク検出器が誤作動しないようにしている。
【0029】尚、センサーは上述のように、ローリング
ストッパの外部に設けるものに限らず、ローリングスト
ッパの内側に配設しても良く、検出器を近接スイッチと
してもよい。ローリングストッパの内側にセンサーを設
けた場合は、雨水,埃,泥等の付着を防止することがで
き、センサーの制度を確保することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の重量物運搬車両の走行装置は以
上のように、車軸の両端に空気タイヤを備えた複輪式走
行装置の軸箱を、前記車軸と直交する方向に設けたスイ
ングアームの支軸にて揺動可能に軸支し、軸箱とスイン
グアームとの間に、空気タイヤの一方がパンクした際の
車軸の傾動を検知するセンサーを設けたので、一方の空
気タイヤのパンクによる車軸の傾動で空気タイヤのパン
クを速やかに検知できるから、パンク発生時に、重量物
運搬車両を安全に停止させ、即座にタイヤ交換作業に着
手でき、他の空気タイヤの連続的なパンクや、ホイール
や車軸等の走行装置の二次的な損傷を未然に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す重量物運搬車両の
走行装置の要部断面側面図である。
【図2】 本発明の第1実施例を示す重量物運搬車両の
走行装置の側面図である。
【図3】 図2のIII −III 矢視図である。
【図4】 正常な状態で走行中のセンサーの要部説明図
である。
【図5】 空気タイヤがパンクしたときの重量物運搬車
両の走行装置を示す一部断面正面図である。
【図6】 パンクしたときのセンサーを示すの要部説明
図である。
【図7】 制御システムの説明図である。
【図8】 重量物運搬車両の車体を示す側面図である。
【図9】 本発明の第2実施例を示す要部断面図であ
る。
【図10】 本発明の第2実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…重量物運搬車両、2…運転室、3…走行装置、6…
スイングアーム、7…支軸、8…軸箱、8a…車軸、9
…車輪、11…空気タイヤ、12…油圧モータ、14,
20…センサー、15…近接スイッチ、16,22…作
動子、17…ローリンクストッパ、21…検出器、A…
制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清田 康稔 東京都千代田区大手町2丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内 (72)発明者 中山 春海 福岡県宗像市大字田久376−2 (72)発明者 金子 整 福岡県中間市通谷5丁目1−13 (72)発明者 北沢 和彦 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸の両端に空気タイヤを備えた複輪式
    走行装置の軸箱を、前記車軸と直交する方向に設けたス
    イングアームの支軸に揺動可能に軸支した重量物運搬車
    両の走行装置において、前記軸箱と前記スイングアーム
    との間に、前記空気タイヤの一方がパンクした際の前記
    車軸の傾動を検知するセンサーを設けたことを特徴とす
    る重量物運搬車両の走行装置。
  2. 【請求項2】 前記センサーは、前記スイングアームの
    支軸又は前記軸箱のいずれか一方に設けた近接スイッチ
    と、前記車軸の傾動によって前記近接スイッチを作動さ
    せる前記軸箱又は前記スイングアームの支軸のいずれか
    他方に設けた作動子であることを特徴とする請求項1記
    載の重量物運搬車両の走行装置。
  3. 【請求項3】 前記センサーは、前記スイングアーム又
    は前記軸箱のいずれか一方に設けた磁気近接スイッチ
    と、前記車軸の傾動によって前記磁気近接スイッチを作
    動させる前記軸箱又は前記スイングアームのいずれか他
    方に設けたマグネットであることを特徴とする請求項1
    記載の重量物運搬車両の走行装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148385A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Nichijo Manufacturing Co Ltd 複輪式走行装置のためのタイヤパンク検知装置
JP2014097703A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 大型搬送車両
JP2020163930A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 日立建機株式会社 ホイール式作業車両
CN114261243A (zh) * 2022-01-10 2022-04-01 中国第一汽车股份有限公司 车辆驾驶控制方法、系统及车辆

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