JPH08209427A - プレス機におけるパーツ加圧装置 - Google Patents

プレス機におけるパーツ加圧装置

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JPH08209427A
JPH08209427A JP1470495A JP1470495A JPH08209427A JP H08209427 A JPH08209427 A JP H08209427A JP 1470495 A JP1470495 A JP 1470495A JP 1470495 A JP1470495 A JP 1470495A JP H08209427 A JPH08209427 A JP H08209427A
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pressing
pressurizing
press
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Kiyohiko Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 サブ加圧部Sとメイン加圧部Mとの間で上下
両平ベルト11,12の挟持走行部13,14が上側回
転プレスローラ6の円形外周面9に沿って接触しながら
移動する。従って、この上下両挟持走行部13,14間
に挟まれたパーツも、両加圧部M,S間で上側回転プレ
スローラ6の円形外周面9に沿って安定した状態で、メ
イン加圧部Mにより加圧されて搬出される。また、加圧
力Fの接線分力Ft は両加圧部M,S間で上側回転プレ
スローラ6の円形外周面9に沿う上下両挟持走行部1
3,14及びパーツをパーツ搬送方向Dに対し逆向きに
引張る力として働く。従って、上下両挟持走行部13,
14及びパーツは、パーツ搬送方向Dの搬送力とそれに
対し逆向きの接線分力Ft とにより引張られながら円形
外周面9に沿って圧接され、この両方向へパーツが引き
伸ばされる。 【効果】 パーツにしわが生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種パーツのプレス
機に係り、特に、生地に対し接着剤(多数の接着粒体や
接着フィルムシート)を介して芯地を重ねたパーツを加
熱してこの接着剤を溶融した後に加圧して接着する衣料
用連続芯地接着機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−286900号公報に示す従
来の衣料用連続芯地接着機においては、パーツ搬入口側
からパーツ搬出口側に渡り上下両平ベルト間でパーツを
挟持して搬送し得るようにこの上下両平ベルトが互いに
近接されて配設され、このパーツ搬入口側とパーツ搬出
口側との間には上下両平ベルトを介してパーツを加熱す
るヒータが設けられ、前記パーツ搬出口側には上下両平
ベルト間で挟持されたパーツを上下両平ベルトを介して
最終加圧する上下両回転プレスローラが設けられてい
る。
【0003】特に、図4に示すように、前記パーツ搬出
口4側には上下両回転プレスローラ6,8間のメイン加
圧部Mよりもパーツ搬送方向Dの上流側で、回転押圧ロ
ーラ36が下側回転プレスローラ8に隣接して上下の無
端状平ベルト11,12に対しその下方から圧接されて
いる。この回転押圧ローラ36により、上下両平ベルト
11,12間で挟持されたパーツを上下両平ベルト1
1,12を介して予備加圧する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上下両回転
プレスローラ6,8間のメイン加圧部Mと回転押圧ロー
ラ36との間では、上下両平ベルト11,12を支える
ものがなく、上下両平ベルト11,12が上下方向へ自
由に撓み、それらの間では上下両平ベルト11,12が
不安定な状態となる。しかも、加圧前では、前記接着剤
が溶融前であるため、生地と芯地とはまだ互いにずれ易
い状態にある。従って、上下両平ベルト11,12間に
挟持されたパーツにしわが生じ易くなる。
【0005】また、ある程度柔軟な上下両平ベルト1
1,12が上下両回転プレスローラ6,8間のメイン加
圧部Mに挟入されると、その加圧力により上下両平ベル
ト11,12の肉厚が通常の肉厚よりも少し薄くなり、
その肉厚変化によりメイン加圧部Mの直前で上下両平ベ
ルト11,12が上下へ僅かに膨らむ。ところが、上下
両平ベルト11,12にこのような膨出部が生じると、
その膨出部が搬送抵抗となり、メイン加圧部Mと回転押
圧ローラ36との間で上下両平ベルト11,12が上下
方向へ波打つように撓み易くなる。従って、波形状の上
下両平ベルト11,12間に挟持されたパーツにしわが
生じ易くなり、商品価値の低下を来す。
【0006】本発明は前記両回転プレスローラと回転押
圧ローラと両ベルトとの間の位置関係を改良してパーツ
にしわが発生するのを極力防止することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】後記実施例の図面(図1
〜3)の符号を援用して本発明を説明する。第一発明に
かかるプレス機の加圧装置は下記のように構成されてい
る。
【0008】パーツ搬入口(3)側からパーツ搬出口
(4)側に渡り両ベルト(11,12)が互いに近接さ
れて挟持走行部(13,14)が延設されている。この
両ベルト(11,12)の挟持走行部(13,14)間
で挟持されたパーツ(P)をこの両挟持走行部(13,
14)を介して加圧する両プレスローラ(6,8)が設
けられている。
【0009】前記パーツ搬出口(4)側には両プレスロ
ーラ(6,8)間のメイン加圧部(M)よりもパーツ搬
送方向(D)の上流側で、この両プレスローラ(6,
8)のうち一方の第一プレスローラ(6)に対し前記両
挟持走行部(13,14)を押圧してサブ加圧部(S)
とする押圧ローラ(36)が設けられている。
【0010】このメイン加圧部(M)とサブ加圧部
(S)との間で両挟持走行部(13,14)を第一プレ
スローラ(6)に沿わせて接触させている。第二発明に
かかるプレス機の加圧装置は下記のように構成されてい
る。
【0011】パーツ搬入口(3)側からパーツ搬出口
(4)側に渡り両ベルト(11,12)が互いに近接さ
れて挟持走行部(13,14)が延設されている。この
両ベルト(11,12)の挟持走行部(13,14)間
で挟持されたパーツ(P)をこの両挟持走行部(13,
14)を介して加圧する両プレスローラ(6,8)が設
けられている。前記パーツ搬出口(4)側には両プレス
ローラ(6,8)間のメイン加圧部(M)よりもパーツ
搬送方向(D)の上流側で、この両プレスローラ(6,
8)のうち一方の第一プレスローラ(6)に対し前記両
挟持走行部(13,14)を押圧してサブ加圧部(S)
とする押圧ローラ(36)が設けられている。この点は
前記第一発明と同様である。
【0012】第一プレスローラ(6)の軸心(5a)と
押圧ローラ(36)の軸心(35a)とを結ぶ法線上に
あるサブ加圧部(S)で第一プレスローラ(6)と押圧
ローラ(36)との間に働く加圧力(F)の方向は、第
一プレスローラ(6)の軸心(5a)よりもパーツ搬送
方向(D)の上流側の偏心位置を通るようになってい
る。
【0013】第三発明にかかるプレス機の加圧装置は前
記第一発明または第二発明に下記の構成を加えている。
パーツ搬入口(3)とパーツ搬出口(4)との間には両
挟持走行部(13,14)間のパーツ(P)を加熱する
加熱手段(27,28)が設けられている。
【0014】
【作用】第一発明では、両加圧部(M,S)間で両ベル
ト(11,12)の挟持走行部(13,14)が第一プ
レスローラ(6)に沿って接触しながら移動する。従っ
て、この両挟持走行部(13,14)間に挟まれたパー
ツ(P)も、両加圧部(M,S)で第一プレスローラ
(6)に沿って安定した状態で、メイン加圧部(M)に
より加圧されて搬出される。
【0015】第二発明では、加圧力(F)がサブ加圧部
(S)に働くと、法線分力(Fn )は両ベルト(11,
12)の挟持走行部(13,14)及びそれらの間のパ
ーツ(P)を押圧ローラ(36)により第一プレスロー
ラ(6)に対し圧接する予備加圧力として働き、メイン
加圧部(M)で最終加圧される両挟持走行部(13,1
4)及びパーツ(P)がこの両加圧部(M,S)間で支
えられる。一方、接線分力(Ft )は両加圧部(M,
S)間で両挟持走行部(13,14)及びパーツ(P)
をパーツ搬送方向(D)対し逆向きに引張る力として働
く。従って、両挟持走行部(13,14)及びパーツ
(P)は、パーツ搬送方向(D)の搬送力とそれに対し
逆向きの接線分力(Ft )とにより引張られる。
【0016】第三発明では、第一発明または第二発明の
作用のほか、例えばパーツ(P)としての生地と芯地と
の間に溶融前の接着剤を重ねて加圧前に加熱手段(2
7,28)によりこの接着剤を溶融する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るプレス機(連
続芯地接着機)を図1から図3を参照して説明する。
【0018】図3に概略的に示す連続芯地接着機におい
ては、テーブル1上にパーツ搬送ケース2が載設され、
同ケース2にはパーツ搬入口3とパーツ搬出口4とが設
けられている。図1及び図2に概略的に示すパーツ加圧
装置はこのパーツ搬送ケース2内に設けられている。次
に、このパーツ加圧装置を詳述する。
【0019】前記パーツ搬出口4側において、上側駆動
軸5上の上側回転プレスローラ6と下側駆動軸7上の下
側回転プレスローラ8とが相対向して配設されている。
上側駆動軸5とともに回転する上側回転プレスローラ6
には回転軸心5aを中心とする円形外周面9が形成され
ている。下側駆動軸7とともに回転する下側回転プレス
ローラ8には回転軸線7aを中心とする円形外周面10
が形成されている。この上側回転プレスローラ6の円形
外周面9には無端状の上側平ベルト11が巻き掛けられ
ている。この下側回転プレスローラ8の円形外周面10
には無端状の下側平ベルト12が巻き掛けられている。
この上下両平ベルト11,12は上下両回転プレスロー
ラ6,8間で加圧されている。
【0020】このパーツ搬出口4側のメイン加圧部Mか
ら前記パーツ搬入口3側に渡り、上側平ベルト11の挟
持走行部13と下側平ベルト12の挟持走行部14とが
互いに近接されて延設されている。
【0021】この上下両挟持走行部13,14の延設方
向がパーツ搬送方向Dになっている。下側駆動軸7の回
転軸線7aが上側駆動軸5の回転軸心5aよりもパーツ
搬送方向Dの下流側に位置し、下側回転プレスローラ8
の円形外周面10が上側回転プレスローラ6の円形外周
面9よりもパーツ搬送方向Dの下流側へ突出して上下両
円形外周面9,10間が段差状になっている。前記メイ
ン加圧部Mはこの両回転軸心5a,7aを結ぶ法線上に
ある。上下両回転プレスローラ6,8よりもパーツ搬送
方向Dの下流側で上下両回転剥離ローラ15,16がそ
れらの円形外周面9,10上の上下両平ベルト11,1
2に接触している。
【0022】前記上側平ベルト11は上側回転プレスロ
ーラ6から支持ローラ17と支持ローラ18とテンショ
ンローラ19と蛇行修正ローラ20とに掛け渡され、さ
らに前記パーツ搬入口3側で上側従動ローラ21に掛け
渡されて、上側挟持走行部13としてパーツ搬送方向D
に沿う。前記下側平ベルト12は下側回転プレスローラ
8から支持ローラ22と支持ローラ23とテンションロ
ーラ24と蛇行修正ローラ25とに掛け渡され、さらに
前記パーツ搬入口3側で下側従動ローラ26に掛け渡さ
れて、下側挟持走行部14としてパーツ搬送方向Dに沿
う。下側従動ローラ26は上側従動ローラ21よりもパ
ーツ搬送方向Dの上流側に位置し、この上下両従動ロー
ラ21,26間で下側挟持走行部14上がパーツ供給載
置面14aになっている。
【0023】前記パーツ搬入口3側の上側従動ローラ2
1とパーツ搬出口4側の上側回転プレスローラ6との間
で上側平ベルト11の挟持走行部13の上に複数の上側
ヒータ27(加熱手段)がパーツ搬送方向Dに沿って並
設されている。パーツ搬入口3側の下側従動ローラ26
とパーツ搬出口4側の下側回転プレスローラ8との間で
下側平ベルト12の挟持走行部14の下に複数の下側ヒ
ータ28(加熱手段)がパーツ搬送方向Dに沿って並設
され、各上側ヒータ27間に位置している。
【0024】特に本実施例においては、前記パーツ搬出
口4側にあるパーツ加圧手段が改良されている。次に、
このパーツ加圧手段を図2を主に参照して詳述する。前
記下側回転プレスローラ8よりもパーツ搬送方向Dの上
流側で上側回転プレスローラ6の下方に回動支軸29が
上下両駆動軸5,7の回転軸心5a,7aに沿って架設
され、この支軸29の軸心29a方向両側に大レバー3
0が垂立面上で一体回動可能に支持され、この支軸29
からパーツ搬送方向Dの上流側へ大レバー30の駆動腕
部30aが延設されているとともに、この支軸29から
パーツ搬送方向Dの下流側へ大レバー30の従動腕部3
0bが延設されている。この両レバー30の従動腕部3
0b間に前記下側駆動軸7が回転可能に支持されてい
る。この両レバー30の駆動腕部30aのうち一方の駆
動腕部30aには駆動エアシリンダ31のピストンロッ
ト31aがリンク32を介して連結されている。そし
て、このピストンロット31aが下動すると、リンク3
2を介して大レバー30が回動し、下側駆動軸7上の下
側回転プレスローラ8が上下両平ベルト11,12を介
して上側回転プレスローラ6に圧接される。
【0025】前記下側回転プレスローラ8よりもパーツ
搬送方向Dの上流側で上側回転プレスローラ6と回動支
軸29との間に回動支軸33がこの回動支軸29に沿っ
て架設され、この回動支軸33の軸心33a方向の両側
に小レバー34が垂立面上で一体回動可能に支持されて
いる。この両レバー34の先端部間で上下両駆動軸5,
7に沿う従動軸35が回転可能に支持され、この従動軸
35上に回転押圧ローラ36が支持されている。この回
転押圧ローラ36には従動軸35の軸心35aを中心と
する円形外周面37が形成され、この円形外周面37の
直径は上下両回転プレスローラ6,8と円形外周面9,
10の直径よりも小さくなっている。
【0026】前記大レバー30付近でそれぞれ押圧シリ
ンダ38が回動可能に取り付けられ、そのピストンロッ
ト38aの先端部が従動軸35の軸心35a上で小レバ
ー34に連結されている。このピストンロット38aの
伸縮方向Eは前記従動軸35の軸心35aを通る。この
回転押圧ローラ36よりもパーツ搬送方向Dの上流側で
上側平ベルト11上にガイドローラ39が支持されてい
る。そして、このピストンロット38aが上方へ伸長す
ると、小レバー34が回動し、このガイドローラ39と
上側回転プレスローラ6との間で上下両平ベルト11,
12の挟持走行部13,14が上方へ押圧されて回転押
圧ローラ36に巻き掛けられる。この押圧状態では、回
転押圧ローラ36の円形外周面37が上側回転プレスロ
ーラ6の円形外周面9対し上下両平ベルト11,12を
介して加圧され、このサブ加圧部Sが上側駆動軸5の回
転軸心5aと従動軸35の軸心35aとを結ぶ法線上に
位置する。ピストンロット38aの伸縮に関係なくその
伸縮方向Eは上側駆動軸5の回転軸心5aよりもパーツ
搬送方向Dの上流側である偏心位置を常に通る。
【0027】次に、このように構成されたパーツ加圧手
段を中心にして連続芯地接着機の作用を述べる。パーツ
Pは生地に芯地を接着剤(多数の接着粒体や接着フィル
ムシート)を介して重ねたものである。パーツ搬入口3
側で下側平ベルト12の挟持走行部14上のパーツ供給
載置面14aにこのパーツPを載せると、このパーツP
は上下両平ベルト11,12の挟持走行部13,14間
に挟持されてパーツ搬送方向Dへ搬送される。パーツP
は上下両挟持走行部13,14間で挟持されながら上下
両ヒータ27,28間を通り、その搬送中にパーツP内
の接着剤が溶融される。
【0028】その後、パーツPはガイドローラ39の下
側を通って回転押圧ローラ36の円形外周面37上に至
り、上下両挟持走行部13,14間で挟持されたまま上
側回転プレスローラ6の円形外周面9と回転押圧ローラ
36の円形外周面37との間のサブ加圧部Sに挟入され
る。そのサブ加圧部SでパーツPは軽く予備加圧され
る。
【0029】さらに、パーツPはサブ加圧部Sから上側
回転プレスローラ6の円形外周面9に沿って搬送され
る。そして、上側回転プレスローラ6の円形外周面9と
下側回転プレスローラ8の円形外周面10との間のメイ
ン加圧部Mに対しパーツPが上下両挟持走行部13,1
4間で挟持されながら挟入される。そのメイン加圧部M
でパーツPは最終加圧される。
【0030】次に、上下両挟持走行部13,14が上下
方向へ分かれるため、パーツPが上下両挟持走行部1
3,14から分離されて搬出される。この場合、上下両
回転剥離ローラ15,16は上下両回転プレスローラ
6,8へのパーツPの巻込みを防止する。
【0031】駆動エアシリンダ31のピストンロット3
1aが伸長すると、大レバー30が回動して下側回転プ
レスローラ8が上側回転プレスローラ6から離れる。ま
た、押圧エアシリンダ38のピストンロット38aが収
縮すると、小レバー34が回動し、回転押圧ローラ36
が上側回転プレスローラ6から離れる。従って、各ロー
ラ6,8,36が互いに離間し、メンテナンスを行い易
くなる。
【0032】本実施例は下記(イ)〜(ハ)の特徴を有
する。 (イ) 上下両回転プレスローラ6,8間のメイン加圧
部Mの他に、上側回転プレスローラ6と回転押圧ローラ
36との間にサブ加圧部Sを設けたので、この両加圧部
M,S間で上下両平ベルト11,12の挟持走行部1
3,14が上側回転プレスローラ6の円形外周面9に沿
って接触しながら移動する。従って、接着剤が溶融前で
あるために生地と芯地とがまだ互いにずれ易い加圧前状
態にあっても、この上下両挟持走行部13,14間に挟
まれたパーツPは、両加圧部M,S間で上側回転プレス
ローラ6の円形外周面9に沿って安定した状態で、メイ
ン加圧部Mにより加圧されて搬出され、パーツPにしわ
が生じにくくなる。
【0033】(ロ) 回転押圧ローラ36の軸心35a
を通る押圧シリンダ38のピストンロット38aの伸縮
方向Eに対し平行になっているサブ加圧部S上の加圧力
Fは、上側回転プレスローラ6の回転軸心5aよりもパ
ーツ搬送方向Dの上流側を通る。そのため、この加圧力
Fは、サブ加圧部Sに働いた場合、次の二種類の分力と
して働く。第一に、上側回転プレスローラ6の回転軸心
5aと回転押圧ローラ36の軸心5aとを結ぶ法線に沿
って働く法線分力Fn である。この法線分力F n は、上
下両平ベルト11,12の挟持走行部13,14及びそ
れらの間のパーツPを回転押圧ローラ36により上側回
転プレスローラ6に対し圧接する予備加圧力として働
き、メイン加圧部Mで最終加圧される上下両挟持走行部
13,14及びパーツPが上側回転プレスローラ6の円
形外周面9に沿うようにこの両加圧部M,S間で支えら
れる。第二に、この法線に対し直交する接線方向の分力
tである。この接線分力Ft は両加圧部M,S間で上
側回転プレスローラ6の円形外周面9に沿う上下両挟持
走行部13,14及びパーツPをパーツ搬送方向Dに対
し逆向きに引張る力として働く。従って、上下両挟持走
行部13,14及びパーツPは、パーツ搬送方向Dの搬
送力とそれに対し逆向きの接線分力Ft とにより引張ら
れながら円形外周面9に沿って圧接され、この両方向へ
パーツPが引き伸ばされてパーツPにしわが生じにくく
なる。
【0034】(ハ) 生地と芯地との間に溶融前の接着
フィルムシートを重ねて前記加圧前にヒータ27,28
によりこの接着フィルムシートを溶融しているので、生
地と芯地との接着が行い易くなる。
【0035】前記実施例以外に下記(イ)〜(ハ)のよ
うに構成してもよい。 (イ) 前記実施例で上下両ヒータ27,28を省略す
る。この場合には、下側回転プレスローラ8の挟持走行
部14のパーツ供給載置面14aに載せるパーツPにお
いて、生地と芯地との間に溶融接着剤を塗布する。
【0036】(ロ) 前記実施例で、上側回転プレスロ
ーラ6の回転軸心5aと回転押圧ローラ36の軸心35
aとを結ぶ法線方向と、押圧シリンダ38のピストンロ
ット32aの伸縮方向Eとを一致させ、この伸縮方向E
の加圧力Fをすべて法線方向に働かせる。この場合に
は、前述した接線分力Ft は働かないが、両加圧部M,
S間で上側回転プレスローラ6の円形外周面9に上下両
挟持走行部13,14及びパーツPを沿わせることがで
きるため、それらの搬送状態が安定し、パーツPにしわ
が生じにくくなる。
【0037】(ハ) 前述した実施例では、上側回転プ
レスローラ6の回転軸心5aと下側回転プレスローラ8
の回転軸心7aとを結ぶ法線方向へ、下側回転プレスロ
ーラ8が上側回転プレスローラ6に対し加圧されてい
る。この下側回転プレスローラ8の加圧方向は、上側回
転プレスローラ6の回転軸心5aよりもパーツ搬送方向
Dの下流側の偏心位置を通るようにしてもよい。この場
合には、メイン加圧部Mで加圧力の接線分力が搬送力に
加えてパーツ搬送方向Dに働き、前述した回転押圧ロー
ラ36の場合と同様に両加圧部M,S間でパーツPを上
側回転プレスローラ6の円形外周面9に沿って引張る。
従って、メイン加圧部Mにおける搬送力及び引張り力と
サブ加圧部Sにおける引張り力とにより、パーツPが円
形外周面9に沿って引き伸ばされ、パーツPにしわが生
じにくくなる。
【0038】
【発明の効果】第一発明にかかるプレス機のパーツ加圧
装置によれば、両プレスローラ(6,8)のメイン加圧
部(M)の他に、第一プレスローラ(6)と押圧ローラ
(36)との間にサブ加圧部(S)を設けたので、両挟
持走行部(13,14)に挟まれたパーツ(P)が安定
した状態で搬出され、パーツ(P)にしわが生じにくく
なる。
【0039】第二発明にかかるプレス機のパーツ加圧装
置によれば、両挟持走行部(13,14)及びパーツ
(P)が接線分力(Ft )により引き伸ばされ、パーツ
(P)にしわが生じにくくなる。
【0040】第三発明によれば、第一発明または第二発
明の効果に加え、例えばパーツ(P)としての生地と芯
地との接着が行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 連続芯地接着機のパーツ加圧装置を示す概略
断面図である。
【図2】 (a)は図1に示す本実施例のパーツ加圧手
段の部分拡大断面図であり、(b)は(a)に示すサブ
加圧部における加圧力のベクトル図である。
【図3】 本実施例の連続芯地接着機を示す概略斜視図
である。
【図4】 従来の連続芯地接着機のパーツ加圧手段を示
す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
3…パーツ搬入口、4…パーツ搬出口、5a…回転軸
心、6…上側回転プレスローラ、7a…回転軸心、8…
下側回転プレスローラ、9…円形外周面、10…円形外
周面、11…上側平ベルト、12…下側平ベルト、13
…挟持走行部、14…挟持走行部、27,28…加熱手
段としてのヒータ、35a…軸心、36…回転押圧ロー
ラ、37…円形外周面、P…パーツ、M…メイン加圧
部、S…サブ加圧部、D…パーツ搬送方向、F…加圧
力、Ft …接線分力。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーツ搬入口(3)側からパーツ搬出口
    (4)側に渡り両ベルト(11,12)を互いに近接さ
    せて挟持走行部(13,14)を延設し、この両ベルト
    (11,12)の挟持走行部(13,14)間で挟持さ
    れたパーツ(P)をこの両挟持走行部(13,14)を
    介して加圧する両プレスローラ(6,8)を設けたプレ
    ス機おいて、 前記パーツ搬出口(4)側には両プレスローラ(6,
    8)間のメイン加圧部(M)よりもパーツ搬送方向
    (D)の上流側で、この両プレスローラ(6,8)のう
    ち一方の第一プレスローラ(6)に対し前記両挟持走行
    部(13,14)を押圧してサブ加圧部(S)とする押
    圧ローラ(36)を設け、 このメイン加圧部(M)とサブ加圧部(S)との間で両
    挟持走行部(13,14)を第一プレスローラ(6)に
    沿わせて接触させたことを特徴とするプレス機における
    加圧装置。
  2. 【請求項2】 パーツ搬入口(3)側からパーツ搬出口
    (4)側に渡り両ベルト(11,12)を互いに近接さ
    せて挟持走行部(13,14)を延設し、この両ベルト
    (11,12)の挟持走行部(13,14)間で挟持さ
    れたパーツ(P)をこの両挟持走行部(13,14)を
    介して加圧する両プレスローラ(6,8)を設けたプレ
    ス機おいて、 前記パーツ搬出口(4)側には両プレスローラ(6,
    8)間のメイン加圧部(M)よりもパーツ搬送方向
    (D)の上流側で、この両プレスローラ(6,8)のう
    ち一方の第一プレスローラ(6)に対し前記両挟持走行
    部(13,14)を押圧してサブ加圧部(S)とする押
    圧ローラ(36)を設け、 前記第一プレスローラ(6)の軸心(5a)と押圧ロー
    ラ(36)の軸心(35a)とを結ぶ法線上にあるサブ
    加圧部(S)で第一プレスローラ(6)と押圧ローラ
    (36)との間に働く加圧力(F)の方向は、第一プレ
    スローラ(6)の軸心(5a)よりもパーツ搬送方向
    (D)の上流側の偏心位置を通るようにしたことを特徴
    とするプレス機におけるパーツ加圧装置。
  3. 【請求項3】 パーツ搬入口(3)とパーツ搬出口
    (4)との間には両挟持走行部(13,14)間のパー
    ツ(P)を加熱する加熱手段(27,28)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプレス
    機におけるパーツ加圧装置。
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