JPH08209548A - 高分子系床材およびその製造法 - Google Patents

高分子系床材およびその製造法

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JPH08209548A
JPH08209548A JP4242695A JP4242695A JPH08209548A JP H08209548 A JPH08209548 A JP H08209548A JP 4242695 A JP4242695 A JP 4242695A JP 4242695 A JP4242695 A JP 4242695A JP H08209548 A JPH08209548 A JP H08209548A
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JP
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silicone rubber
lower layer
polymer
layer
flooring material
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JP4242695A
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Shuichi Sunasawa
周一 砂澤
Naoyuki Nitta
直行 新田
Eiichi Tajima
栄一 田島
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Tajima Inc
Original Assignee
Tajima Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表層に耐熱性、防汚性等に優れるシリコーン
ゴム層を使用し、下層を接着剤で床面に接着することの
できる材料で構成した高分子系床材の提供。 【構成】 表層がシリコーンゴムであり、下層(基体)
が接着剤で床面に接着することのできる高分子材料で構
成されたものであることを特徴とする高分子系床材及び
該高分子系床材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、耐熱性(例えばシガレット耐熱
性)や防汚性(メンテナンスフリー防汚性)に優れた高
分子系床材とその製造法に関する。
【0002】
【従来技術】高分子系床材、特にPVC系床材は生産
性、意匠性、施工性等が優れていることから、現在広く
採用されている。また、近年さらに耐熱性、防汚性等の
機能を付与する為に、該床材を構成する材料を架橋した
りフッ素やシリカ系添加剤を表層に添加したり、あるい
はUV硬化塗料を表面にコートする方法などが採用され
ているが、その要求を十分に満足できるシガレット耐熱
性やメンテナンスフリー防汚性を有した高分子系床材は
無いのが現状である。
【0003】
【目的】本発明は、前記従来技術の問題点を解決し、表
層に耐熱性、防汚性等に優れるシリコーンゴムを使用
し、下層を接着剤で床面に接着することのできる材料で
構成した高分子系床材の提供を目的とする。
【0004】
【構成】本発明は、表層に耐熱性、防汚性等に優れるシ
リコーンゴム層を有し、下層(基体)が接着剤により床
面に接着することのできる材料で構成された高分子系床
材に関する。以下、本発明の高分子床材の構成を具体的
に説明する。本発明において下層(基体)上にシリコー
ンゴム層を形成するために使用するシリコーンゴム組成
物としては、重合度5,000〜10,000程度で平
均分子量40〜80万、粘度数百万〜千数百万センチス
トークスの線状ポリマーであるオルガノポリシロキサン
(シリコーン生ゴム)を主成分とし、充填剤例えばシリ
カ系充填剤および各種添加剤を配合したもので、架橋剤
(加硫剤)を使用時添加することにより加熱硬化するタ
イプのもの/あるいは重合度100〜2,000程度の
線状ポリマーであるオルガノポリシロキサンを主成分と
し、前記シリコーン生ゴムと同様に、充填剤および各種
添加剤を配合した液状タイプのものが挙げられる。前記
オルガノポリシロキサンとしては、ジメチル系(ジメチ
ルシリコーンゴム)、メチルビニル系(メチルビニルシ
リコーンゴム)、メチルフェニルビニル系(メチルフェ
ニルビニルシリコーンゴム)、メチルフロロアルキルビ
ニル系ポリシロキサン(フロロシリコーンゴム)が挙げ
られる。本発明において使用する前記シリコーンゴムと
しては、特に市販の汎用および耐熱性グレードのシリコ
ーンゴムが入手し易さ等の点から好ましい。また、防汚
性、耐シガレット性等の特性を損わない範囲において、
前記シリコーンゴムに他の高分子化合物、例えば天然ゴ
ムおよび/またはシリコーンゴム以外の合成ゴムをブレ
ンドしたもの、あるいは変性手段、例えばグラフト手段
によって変性したグラフト化シリコーン等の変性シリコ
ーンゴムも本発明のシリコーンゴムとして使用すること
ができる。
【0005】本発明において、シリコーンゴムに添加す
る充填剤としては、補強を目的とする補強性充填剤と増
量を主目的とする非補強性充填剤があるが、いずれの場
合にも耐熱性にすぐれ、化学的に安定なものであればそ
の種類は制限されるものではなく、例えばシリカ系無機
充填剤が挙げられるが、特にマイカ系無機充填剤を使用
することにより、耐シガレット性を著しく向上させるこ
とができる。前記充填剤の使用量は、該充填剤の添加目
的、シリコーンゴムの種類等によっても相違するが、ゴ
ム成分100重量部当り、5〜150重量部、好ましく
は10〜30重量部程度が使用される。例えば、前記マ
イカ系無機充填剤は、ゴム成分100重量部に対し、1
5〜20重量部配合することが好ましい。また、これら
充填剤のシリコーンゴム中への分散を向上させる目的
で、シリコーンレジン類、アルコキシシランおよびシロ
キサン類、ヒドロキシシランおよびシロキサン類、シラ
ザン類、有機酸エステル類、多価アルコール類等の湿潤
剤を添加剤の1つとして用いてもよい。また、シリコー
ンゴム自体の耐熱性はすぐれており、また前記のように
マイカ系無機充填剤を添加することにより耐シガレット
性は著しく向上するが、さらに耐熱性を要求される場合
にあっては、ベンガラ、酸化チタン、酸化セリウム、バ
リウムジルコネート等の耐熱向上剤を、ゴム成分100
重量部当り0.5〜5重量部程度を別途添加してもよ
い。
【0006】本発明において、前記のようなシリコーン
ゴム層を表層として有する下層(基体)を構成する合成
樹脂材料としては、接着剤で床面に接着することのでき
る高分子材料で構成されたものであれば特にその種類は
限定されるものではないが、耐薬品性、耐オゾン性、耐
油性、耐燃性等の点ですぐれ、かつ非常に安価であると
いう等の理由から、ポリ塩化ビニル樹脂が好ましいが、
その他、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸
ビニル共重合樹脂(略称PP、PE、EVA)等の合成
樹脂も使用することができる。本発明のシリコーンゴム
層を表層に有する高分子床材は、充填剤および必要に応
じて湿潤剤等の各種添加剤を配合した前記シリコーン生
ゴムに、その使用時に下記のような架橋剤を添加したシ
リコーンゴム配合物を混練ペースト状物とし、該ペース
ト状物をシート状に成形し、このペースト状成形体と下
層を構成する接着剤で床面に接着することのできる高分
子材料で形成されたシート状成形体とを積層し、架橋反
応を行うことにより製造することができる。シリコーン
ゴム配合物に添加する架橋剤としては、有機過酸化物、
脂肪酸アゾ化合物、硫黄等を挙げることができる。また
前記シリコーンゴム配合物は、放射線等のエネルギー線
によって架橋することができる。前記有機過酸化物とし
ては、ベンゾイルパーオキサイド、ビス−2,4−ジク
ロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、ジターシャリーブチルパーオキサイド、p−モノク
ロロベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン、タ
ーシャリーブチルクミルパーオキサイド等が挙げられ、
その添加量はシリコーンゴム100重量部に対し、0.
5〜2.0重量部である。また、本発明の高分子系床材
のシリコーンゴム層は、前記オルガノポリシロキサンを
主成分とする液状シリコーンゴムを前記のような基材
(下層)にコーティングし、該コーティング層を硬化し
て形成することもできる。
【0007】前記液状シリコーンゴムとして、室温硬化
型(RTV、Room Temperature Vu
lcanizing)シリコーンゴムを使用することに
より、加熱、加圧などの特別の操作を行うことなく硬化
させることができ、また、接着性にすぐれ、ほとんどの
基材とよく接着し、必要に応じてプライマーを使用する
ことにより、より接着性を向上させることができる。前
記液状シリコーンゴムの硬化剤としては、酢酸型、アル
コール型、オキシム型、アミン型、アミド型、アミノキ
シ型、アセトン型、脱水素型、脱水型等を挙げることが
できる。また、紫外線硬化特性を有する液状シリコーン
ゴムを使用する場合には、紫外線照射によって硬化させ
ることもできる。前記のような方法で高分子床材の表層
に形成されたシリコーンゴム層は、耐熱、耐寒性にすぐ
れ、広い温度範囲で良好な圧縮復元性を示し、耐候性、
耐オゾン性、電気特性、耐薬品性、耐熱水性等にすぐれ
た性状を示すが、さらに本発明の高分子床材が、高荷重
性が負荷されるような場合にあっては、シリコーンゴム
層と下層(基体)間の界面層を共架橋反応させ、両層を
複合化させたものが好ましい。前記共架橋反応を生じさ
せるために、シリコーンゴムおよび/または下層(基
体)を構成する材料中に、界面の異種分子間で共架橋反
応を生じさせることのできる架橋剤を配合させるのが好
ましい。このような架橋剤としては、シリコーンゴムと
下層(基体)を構成する材料の組合せによって、適宜、
好適な架橋剤が選択されるが、例えばシリコーンゴムと
下層(基体)がポリ塩化ビニルの組合せで構成された床
材にあっては、トリアジンジチオール、ジアリルフタレ
ート、エチレンジアミンメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、トリアリルイソシアヌ
レート等の架橋剤が使用される。以下、本発明を実施例
に基づいて、さらに具体的に説明する。
【0008】実施例1 表層配合物 重量部(PHR) 汎用グレードシリコーンゴム 100 (KE−675V、信越シリコーン社製商品名) ビス−2,4−ジクロロベンゾイル パーオキサイド(加硫剤) 1.5 マイカ系無機充填剤 100 架橋剤(トリアジンジチオール) 1.5 下層配合物 PVC(TK−800、中央ビニル社製商品名) 100 可塑剤(DOP) 80 充填剤(炭酸カルシウム) 150 安定剤(Zn−Ca系) 1.5 前記表層配合物を混練し、0.5mm厚にカンレンダー
成形しシート1を得た。前記下層配合物を混練しシート
2を得、両者を積層、120℃〜140℃で加熱して加
硫し、目的床材を製造した。この床材についてシガレッ
トプルーフ試験、および荷重性試験を行い、その結果を
表1に示す。
【0009】実施例2 表層配合物(実施例1の共架橋剤なし) 重量部(PHR) 耐熱グレードシリコーンゴム 100 (KE−552V、信越シリコーン社製商品名) ビス−2,4−ジクロロベンゾイル パーオキサイド(加硫剤) 1.5 マイカ系無機充填剤 100 下層配合物 PVC(TK−800、中央ビニル社製商品名) 100 可塑剤(DOP) 80 充填剤(炭酸カルシウム) 150 安定剤(Zn−Ca系) 1.5 実施例1と同様にして目的床材を製造し、かつシガレッ
トプルーフ試験および荷重性試験を行い、その結果を表
1に示す。
【表1】 なお、前表1において、実施例1および実施例2と比較
のために、比較例として採用したビニル床材は、表層
0.5mm、下層1.5mm、最下層に寒冷紗を積層し
てなる構成の塩化ビニル系床材である。なお、前表1に
示す、実施例1および2で採用したシガレットプルーフ
試験結果で採用した“もみ消し”および“放置”の項目
の試験は以下のようにして行った。 もみ消し:火の付いたタバコをサンプル表面に押しつけ
損傷を観察し、目視評価する。 放 置:火の付いたタバコをサンプル面に放置し、そ
の時の損傷を目視評価する。 また、荷重性の項目の試験は以下のようにして行った。 荷 重 性:スカンジナビア式荷重評価試験法(荷重;1
00kg/輪、100回)で評価する。 前表1の試験結果から、実施例1の場合には耐シガレッ
ト性、耐汚染性および荷重特性という点で効果を奏して
おり、また実施例2の場合には特に耐シガレット性とい
う効果を奏している。これに対して、比較例としてビニ
ル床材を使用した場合には、耐シガレット性、耐汚染性
に乏しく、かつ荷重特性の点でも優れたものではない。
【0010】次に本発明の具体的実施態様を示す。 1.表層がシリコーンゴムであり、下層(基体)が接着
剤で床面に接着することのできる高分子材料で構成され
たものであることを特徴とする高分子系床材。 2.前記第1の高分子系床材において、シリコーンゴム
表層および/または下層(基体)が架橋剤を含有し、か
つシリコーンゴム表層と下層(基体)が架橋結合してい
る高分子系床材。 3.前記第1または2の高分子系床材において、シリコ
ーンゴム表層が架橋剤を含有するシリコーンゴムを架橋
(硬化)したものであり、下層(基体)がポリ塩化ビニ
ル系樹脂で構成された高分子系床材。 4.前記第1、2または3の高分子系床材において、シ
リコーンゴム表層が耐熱性無機充填剤を含有するもので
ある高分子系床材。
【0011】5.液状シリコーンゴムを接着剤で床面に
接着することのできる高分子材料で形成された下層(基
体)を構成するシート状成形体にコーティングし、該コ
ーティング層を硬化することを特徴とする前記第1の高
分子系床材の製造方法。 6.シリコーンゴムペースト状物をシート状に成形し、
該シート状成形体と接着剤で床面に接着することのでき
る高分子材料で形成された下層(基体)を構成するシー
ト状成形体とを積層し、該積層物を架橋処理することを
特徴とする前記第1の高分子系床材の製造方法。 7.前記第5または6の高分子床材の製造方法におい
て、シリコーンゴムおよび/または下層(基体)を構成
する高分子材料が、それらの間に架橋結合を形成する共
架橋剤を含有するものであり、かつシリコーンゴム層と
下層(基体)との間に共架橋結合を形成させる処理を行
う前記第2、3または4記載の高分子系床材の製造方
法。 8.前記第5、6または7の高分子系床材の製造方法に
おいて、シリコーンゴムが耐熱性無機系充填剤を含有す
るものである高分子系床材の製造方法。
【0012】
【効果】本発明によると耐熱性(例えばシガレット耐熱
性)や防汚性(メンテナンスフリー防汚性)に優れた高
分子系床材が提供される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層がシリコーンゴムであり、下層(基
    体)が接着剤で床面に接着することのできる高分子材料
    で構成されたものであることを特徴とする高分子系床
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高分子系床材において、
    シリコーンゴム表層および/または下層(基体)が架橋
    剤を含有し、かつシリコーンゴム表層と下層(基体)が
    架橋結合している高分子系床材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の高分子系床材に
    おいて、シリコーンゴム表層が架橋剤を含有するシリコ
    ーンゴムを架橋(硬化)したものであり、下層(基体)
    がポリ塩化ビニル系樹脂で構成された高分子系床材。
  4. 【請求項4】 液状シリコーンゴムを、接着剤で床面に
    接着することのできる高分子材料で形成された下層(基
    体)を構成するシート状成形体にコーティングすること
    を特徴とする請求項1記載の高分子系床材の製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコーンゴムペースト状物をシート状
    に成形し、該シート状成形体と接着剤で床面に接着する
    ことのできる高分子材料で形成された下層(基体)を構
    成するシート状成形体とを積層することを特徴とする請
    求項1記載の高分子系床材の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の高分子系床材の
    製造方法において、シリコーンゴムおよび/または下層
    (基体)を構成する高分子材料が、架橋剤を含有するも
    のであり、かつシリコーンゴム層と下層(基体)との間
    に架橋結合を形成させる処理を行う請求項2または3記
    載の高分子系床材の製造方法。
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