JPH08209608A - レジンコンクリートの打設方法 - Google Patents
レジンコンクリートの打設方法Info
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- JPH08209608A JPH08209608A JP1656995A JP1656995A JPH08209608A JP H08209608 A JPH08209608 A JP H08209608A JP 1656995 A JP1656995 A JP 1656995A JP 1656995 A JP1656995 A JP 1656995A JP H08209608 A JPH08209608 A JP H08209608A
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 レジンコンクリートと同材質で予め形成した
型枠を打設箇所外周に配設した後、この型枠内に未硬化
の前記レジンコンクリートを流し込んで前記型枠と一体
化することを特徴とするレジンコンクリートの打設方
法。 【効果】 (a) 打設されるレジンコンクリートと同材質
で予め形成された型枠を用いることにより、すでに硬化
した型枠の接触面が溶け出してレジンコンクリート層と
型枠とが一体化するため、硬化後の型枠の取外しが不要
となり。 (b) 橋梁や道路等のコンクリート床版に用いることによ
り、単に補強部の端部用の型枠としてだけでなく、広い
面積の打ち継ぎ用の型枠としても用いることができ、施
工能率を向上させることができる。 (c) 型枠の高さをレジンコンクリートの打設厚みに一致
させることにより、打設するレジンコンクリートの流し
込み量の管理が容易に行える。
型枠を打設箇所外周に配設した後、この型枠内に未硬化
の前記レジンコンクリートを流し込んで前記型枠と一体
化することを特徴とするレジンコンクリートの打設方
法。 【効果】 (a) 打設されるレジンコンクリートと同材質
で予め形成された型枠を用いることにより、すでに硬化
した型枠の接触面が溶け出してレジンコンクリート層と
型枠とが一体化するため、硬化後の型枠の取外しが不要
となり。 (b) 橋梁や道路等のコンクリート床版に用いることによ
り、単に補強部の端部用の型枠としてだけでなく、広い
面積の打ち継ぎ用の型枠としても用いることができ、施
工能率を向上させることができる。 (c) 型枠の高さをレジンコンクリートの打設厚みに一致
させることにより、打設するレジンコンクリートの流し
込み量の管理が容易に行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレジンコンクリートの打
設方法、より詳しくは、橋梁、道路等のコンクリート床
版の増厚補強や、各種コンクリート構造物の補修に用い
られるレジンコンクリートの打設方法に関する。
設方法、より詳しくは、橋梁、道路等のコンクリート床
版の増厚補強や、各種コンクリート構造物の補修に用い
られるレジンコンクリートの打設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の有機化学の発展に伴い、結合材と
してセメントを全く使用せず、レジンのみを用いたレジ
ンコンクリートが、普通セメントを用いたコンクリート
の代替等として使用されるようになりつつある。このレ
ジンコンクリートは、普通のセメントコンクリートに比
べ、曲げ引っ張り強度と伸び能力が大きい、防水性
が良く凍結融解に対する抵抗性が大きい、硬化収縮が
小さい、耐衝撃性、耐磨耗性が大きい、非常に短時
間で硬化し実用強度に達する。
してセメントを全く使用せず、レジンのみを用いたレジ
ンコンクリートが、普通セメントを用いたコンクリート
の代替等として使用されるようになりつつある。このレ
ジンコンクリートは、普通のセメントコンクリートに比
べ、曲げ引っ張り強度と伸び能力が大きい、防水性
が良く凍結融解に対する抵抗性が大きい、硬化収縮が
小さい、耐衝撃性、耐磨耗性が大きい、非常に短時
間で硬化し実用強度に達する。
【0003】このようなレジンコンクリートを、橋梁や
道路等におけるコンクリート床版の増厚補強に用いる場
合、増厚すべき既設床版の上面に施工範囲を囲む長尺の
型枠を設置し、この枠内に未硬化のレジンコンクリート
を流し込み、既設床版とレジンコンクリート層とを一体
化している。これによって、セメントコンクリート製の
既設床版にレジンコンクリートの厚みが付加されたこと
となり、全体的なやりかえを行うことなく、簡単にコン
クリート床版の荷重強度を向上させることができる。
道路等におけるコンクリート床版の増厚補強に用いる場
合、増厚すべき既設床版の上面に施工範囲を囲む長尺の
型枠を設置し、この枠内に未硬化のレジンコンクリート
を流し込み、既設床版とレジンコンクリート層とを一体
化している。これによって、セメントコンクリート製の
既設床版にレジンコンクリートの厚みが付加されたこと
となり、全体的なやりかえを行うことなく、簡単にコン
クリート床版の荷重強度を向上させることができる。
【0004】また、セメントコンクリート構造物の補修
においても、クラック等の損傷部分を充分にはつり除去
した後、設置された型枠内にレジンコンクリートを流し
込むことによって、未硬化のレジンコンクリートを既設
コンクリート内に深く浸透させ、既設構造物と一体化す
ることができる。
においても、クラック等の損傷部分を充分にはつり除去
した後、設置された型枠内にレジンコンクリートを流し
込むことによって、未硬化のレジンコンクリートを既設
コンクリート内に深く浸透させ、既設構造物と一体化す
ることができる。
【0005】ここで未硬化レジンコンクリートの流れ出
しを防止する型枠としては、加工の容易さなどから、従
来セメントコンクリートの型枠として用いられている木
製の型枠材が最も一般的に使用されている。そして、レ
ジンコンクリートと型枠が接する面には、レジンコンク
リート硬化後の脱型を容易にするため、離型剤を塗布し
たりまた離型テープを貼付することが行われている。
しを防止する型枠としては、加工の容易さなどから、従
来セメントコンクリートの型枠として用いられている木
製の型枠材が最も一般的に使用されている。そして、レ
ジンコンクリートと型枠が接する面には、レジンコンク
リート硬化後の脱型を容易にするため、離型剤を塗布し
たりまた離型テープを貼付することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、樹脂をバイ
ンダとするレジンコンクリートは、通常のセメントコン
クリートに比べ遥かに浸透性が高いため、硬化に伴い木
製の型枠がレジンコンクリートに強力に接着し、これが
レジンコンクリート硬化後の脱型を困難にし、施工能率
向上の阻害要因となっている。この対策として、脱型せ
ずに型枠を埋殺しにすることも考えられるが、型枠の設
置箇所がレジンコンクリートの打継ぎ目である場合、型
枠の材質が物性的にレジンコンクリートと大きく異な
り、特に木製の型枠は強度的にレジンコンクリートより
も劣るため、経時に伴って段差を生じたり、腐ったりし
て凹凸を形成するなどのため設置したままの状態にして
おくことはできない。
ンダとするレジンコンクリートは、通常のセメントコン
クリートに比べ遥かに浸透性が高いため、硬化に伴い木
製の型枠がレジンコンクリートに強力に接着し、これが
レジンコンクリート硬化後の脱型を困難にし、施工能率
向上の阻害要因となっている。この対策として、脱型せ
ずに型枠を埋殺しにすることも考えられるが、型枠の設
置箇所がレジンコンクリートの打継ぎ目である場合、型
枠の材質が物性的にレジンコンクリートと大きく異な
り、特に木製の型枠は強度的にレジンコンクリートより
も劣るため、経時に伴って段差を生じたり、腐ったりし
て凹凸を形成するなどのため設置したままの状態にして
おくことはできない。
【0007】また、角パイプ等の鋼製型枠を使用するこ
とも一部に行われているが、この場合にも、同様に、鋼
材にレジンコンクリートが強力に接着するため、脱型に
時間を要し、甚だしい場合、脱型に伴ってレジンコンク
リートの端面が剥離することもある。このような問題
は、結合材の他に細骨材及び粗骨材を含む本来のレジン
コンクリートの他、粗骨材を含まないモルタル、また細
骨材も粗骨材も含まないペーストにも同様に生じる問題
である。なお、本明細書においてレジンコンクリートと
は、これらモルタルおよびペーストも含むものとする。
とも一部に行われているが、この場合にも、同様に、鋼
材にレジンコンクリートが強力に接着するため、脱型に
時間を要し、甚だしい場合、脱型に伴ってレジンコンク
リートの端面が剥離することもある。このような問題
は、結合材の他に細骨材及び粗骨材を含む本来のレジン
コンクリートの他、粗骨材を含まないモルタル、また細
骨材も粗骨材も含まないペーストにも同様に生じる問題
である。なお、本明細書においてレジンコンクリートと
は、これらモルタルおよびペーストも含むものとする。
【0008】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、レジンコンクリ
ート打設における上記問題点を解消するもので、構造物
の強度に影響を与えず、しかも施工性に優れたレジンコ
ンクリートの打設方法を提供することにある。
ート打設における上記問題点を解消するもので、構造物
の強度に影響を与えず、しかも施工性に優れたレジンコ
ンクリートの打設方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決するため、鋭意研究の結果、レジンコンクリート
の高い接着力を逆に利用することにより、脱型の必要な
い打設が可能であることを知見し、本発明を完成するに
至ったものである。すなわち、本発明によれば、施工基
体上面に未硬化のレジンコンクリートを流し込んで硬化
させるレジンコンクリートの打設方法であって、前記レ
ジンコンクリートと同材質で予め形成した型枠を打設箇
所外周に配設した後、この型枠内に前記未硬化のレジン
コンクリートを流し込んで前記型枠と一体化することを
特徴とするレジンコンクリートの打設方法を提供するこ
とにある。
を解決するため、鋭意研究の結果、レジンコンクリート
の高い接着力を逆に利用することにより、脱型の必要な
い打設が可能であることを知見し、本発明を完成するに
至ったものである。すなわち、本発明によれば、施工基
体上面に未硬化のレジンコンクリートを流し込んで硬化
させるレジンコンクリートの打設方法であって、前記レ
ジンコンクリートと同材質で予め形成した型枠を打設箇
所外周に配設した後、この型枠内に前記未硬化のレジン
コンクリートを流し込んで前記型枠と一体化することを
特徴とするレジンコンクリートの打設方法を提供するこ
とにある。
【0010】ここで同材質とは、レジンコンクリートの
ポリマーの種類の同一性を言うものであり、必ずしも配
合材料を物理的に完全に一致させる必要はないが、完全
一致させることにより、型枠部とレジンコンクリート部
とを物性的により均一なものとすることができる。この
工法は、特に、広い面積に打設が必要である橋梁や道路
等のセメントコンクリート床版の増厚補強やクラック箇
所の補修に好適に実施でき、単に補強部の端部用の型枠
としてだけでなく、打ち継ぎ用の型枠としても用いるこ
とができる。この場合においても、型枠の両側にレジン
コンクリート層を形成することにより、両側のレジンコ
ンクリート層と型枠とが物性的に均一な継ぎ目の無い構
造物とすることができる。なお、この型枠には、通常レ
ジンコンクリート打設時に使用するプライマーを塗布し
ておくことが望ましい。
ポリマーの種類の同一性を言うものであり、必ずしも配
合材料を物理的に完全に一致させる必要はないが、完全
一致させることにより、型枠部とレジンコンクリート部
とを物性的により均一なものとすることができる。この
工法は、特に、広い面積に打設が必要である橋梁や道路
等のセメントコンクリート床版の増厚補強やクラック箇
所の補修に好適に実施でき、単に補強部の端部用の型枠
としてだけでなく、打ち継ぎ用の型枠としても用いるこ
とができる。この場合においても、型枠の両側にレジン
コンクリート層を形成することにより、両側のレジンコ
ンクリート層と型枠とが物性的に均一な継ぎ目の無い構
造物とすることができる。なお、この型枠には、通常レ
ジンコンクリート打設時に使用するプライマーを塗布し
ておくことが望ましい。
【0011】また、使用するレジンコンクリートとして
は、オルトフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂、イソフ
タル酸系不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フラ
ン(フルフラール・アセトンなど)樹脂、ビニルエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、タールエ
ポキシ樹脂、タールウレタン、メタクル酸メチル(以下
MMAという)、グリセリンメタクリル酸メチル・スチ
レン、およびこれらの混合物が挙げられるが、特に補修
工事等における工事時間に制約を受ける場合や低温下
(冬場)における工事の場合は、速硬性や低温硬化性に
優れた、MMA系のポリマーを主体とするレジンコンク
リートが望ましい。
は、オルトフタル酸系不飽和ポリエステル樹脂、イソフ
タル酸系不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フラ
ン(フルフラール・アセトンなど)樹脂、ビニルエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、タールエ
ポキシ樹脂、タールウレタン、メタクル酸メチル(以下
MMAという)、グリセリンメタクリル酸メチル・スチ
レン、およびこれらの混合物が挙げられるが、特に補修
工事等における工事時間に制約を受ける場合や低温下
(冬場)における工事の場合は、速硬性や低温硬化性に
優れた、MMA系のポリマーを主体とするレジンコンク
リートが望ましい。
【0012】また型枠の断面形状としては、通常のコン
クリート同様、矩形状のものを使用することができる
が、特に、施工基体面上に安定良く設置することがで
き、また、後打ちレジンコンクリートとの接着面の増大
や締固めの効率向上のためには、台形状のものが望まし
い。さらに、打設するレジンコンクリートの流し込み量
の管理を容易にするために、型枠の高さをレジンコンク
リートの打設厚みに一致させることができる。
クリート同様、矩形状のものを使用することができる
が、特に、施工基体面上に安定良く設置することがで
き、また、後打ちレジンコンクリートとの接着面の増大
や締固めの効率向上のためには、台形状のものが望まし
い。さらに、打設するレジンコンクリートの流し込み量
の管理を容易にするために、型枠の高さをレジンコンク
リートの打設厚みに一致させることができる。
【0013】
【作用】すでに硬化したレジンコンクリートに接して未
硬化のレジンコンクリートを打設すると、すでに硬化し
たレジンコンクリートの接触面が溶け出して、後に打設
されたレジンコンクリートと境目なく一体化されるた
め、型枠として、レジンコンクリートと同材質で予め形
成したものを使用することにより、硬化したレジンコン
クリート層と物性が同じである型枠とが一体化し、型枠
がレジンコンクリート構造物の一部となる。
硬化のレジンコンクリートを打設すると、すでに硬化し
たレジンコンクリートの接触面が溶け出して、後に打設
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め、型枠として、レジンコンクリートと同材質で予め形
成したものを使用することにより、硬化したレジンコン
クリート層と物性が同じである型枠とが一体化し、型枠
がレジンコンクリート構造物の一部となる。
【0014】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。図1はレジンコンクリートの打設手順
を示す説明図で、図1(a)において、10は施工基体
であるセメントコンクリート床版、20はこのセメント
コンクリート床版の上面に間隔をおいて配置された型枠
で、セメントコンクリート床版10と型枠20の接合面
には固定用としてレジンモルタル21が塗布されてい
る。またこのレジンモルタル21はセメントコンクリー
ト床版10表面に不陸がある場合の調整の役目も果た
す。30は型枠20,20に亙ってその上面に置かれた
平面形成ならびに締め固め用のビーム型バイブレータ
で、型枠20の長さ3.5m当たり2ないし3基設置す
る。また、このビーム型バイブレータ30は道路床版な
ど連続施工が可能なように自走式とし、たたきと押さえ
とを交互に配置している。これによって、均一に締め固
めを行い仕上がり面のムラを防止する。
体的に説明する。図1はレジンコンクリートの打設手順
を示す説明図で、図1(a)において、10は施工基体
であるセメントコンクリート床版、20はこのセメント
コンクリート床版の上面に間隔をおいて配置された型枠
で、セメントコンクリート床版10と型枠20の接合面
には固定用としてレジンモルタル21が塗布されてい
る。またこのレジンモルタル21はセメントコンクリー
ト床版10表面に不陸がある場合の調整の役目も果た
す。30は型枠20,20に亙ってその上面に置かれた
平面形成ならびに締め固め用のビーム型バイブレータ
で、型枠20の長さ3.5m当たり2ないし3基設置す
る。また、このビーム型バイブレータ30は道路床版な
ど連続施工が可能なように自走式とし、たたきと押さえ
とを交互に配置している。これによって、均一に締め固
めを行い仕上がり面のムラを防止する。
【0015】型枠20は、後述するレジンコンクリート
と、同じ材料、同じ配合によって予め形成されたもの
で、その形状はとくに限定されるものではないが、この
例では台形状に形成されている。この型枠20は、図2
に示すような、上方に広がるフレーム40にレジンコン
クリートを注型して硬化させることによって容易に得る
ことができるものであり、この際、型枠20を断面台形
状とすることにより、硬化した型枠20を、フレーム4
0から破損することなく容易に取り出すことができる。
また型枠の形状を台形状に形成することにより、セメン
トコンクリート床版10の上に安定良く設置することが
できる。なお、型枠の断面形状を従来のように矩形や正
方形等の任意の形状に形成できることはもちろんであ
る。また、この型枠には、通常レジンコンクリート打設
時に用いるプライマーを塗布しておくことが望ましい。
と、同じ材料、同じ配合によって予め形成されたもの
で、その形状はとくに限定されるものではないが、この
例では台形状に形成されている。この型枠20は、図2
に示すような、上方に広がるフレーム40にレジンコン
クリートを注型して硬化させることによって容易に得る
ことができるものであり、この際、型枠20を断面台形
状とすることにより、硬化した型枠20を、フレーム4
0から破損することなく容易に取り出すことができる。
また型枠の形状を台形状に形成することにより、セメン
トコンクリート床版10の上に安定良く設置することが
できる。なお、型枠の断面形状を従来のように矩形や正
方形等の任意の形状に形成できることはもちろんであ
る。また、この型枠には、通常レジンコンクリート打設
時に用いるプライマーを塗布しておくことが望ましい。
【0016】次いで、図1(b)に示すように、型枠2
0で区画された空間に未硬化のレジンコンクリート25
を流し込む。この際、未硬化のレジンコンクリートは、
型枠の厚みよりもやや多めの量を流し込み、余分のレジ
ンコンクリートは、ビーム型バイブレータ30の作動に
よって除去され、かつ、硬化表面を、むらの無い締め固
めができ、容易に、平滑面を有し、かつ必要な厚みを確
保することができる。したがって、敷設するレジンコン
クリートの厚みは、型枠の高さを変えることにより、任
意に変更することができる。
0で区画された空間に未硬化のレジンコンクリート25
を流し込む。この際、未硬化のレジンコンクリートは、
型枠の厚みよりもやや多めの量を流し込み、余分のレジ
ンコンクリートは、ビーム型バイブレータ30の作動に
よって除去され、かつ、硬化表面を、むらの無い締め固
めができ、容易に、平滑面を有し、かつ必要な厚みを確
保することができる。したがって、敷設するレジンコン
クリートの厚みは、型枠の高さを変えることにより、任
意に変更することができる。
【0017】ここで、レジンコンクリートの特徴である
溶着性により、図1(b)の部分拡大図に示すように、
すでに硬化したレジンコンクリート製の型枠20に接し
て未硬化のレジンコンクリート25を打設することによ
り、すでに硬化した型枠20の接触面と一体化して溶出
部22を形成し、型枠20と後に打設されたレジンコン
クリート25とが境目なく一体化されることとなる。こ
れによって、図1(c)に示すように、レジンコンクリ
ート25と型枠20とが完全に一体化し、しかも、セメ
ントコンクリート床版10とも一体化したレジンコンク
リート層26が形成される。
溶着性により、図1(b)の部分拡大図に示すように、
すでに硬化したレジンコンクリート製の型枠20に接し
て未硬化のレジンコンクリート25を打設することによ
り、すでに硬化した型枠20の接触面と一体化して溶出
部22を形成し、型枠20と後に打設されたレジンコン
クリート25とが境目なく一体化されることとなる。こ
れによって、図1(c)に示すように、レジンコンクリ
ート25と型枠20とが完全に一体化し、しかも、セメ
ントコンクリート床版10とも一体化したレジンコンク
リート層26が形成される。
【0018】このように、本実施例のレジンコンクリー
トの打設方法によれば、型枠自体がレジンコンクリート
と同材質であるため、従来のようにレジンコンクリート
層と密着した異質の型枠を取り外すことなく施工するこ
とができ、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、型枠とレジンコンクリート層とは完全に一体化す
るため、強度的にも優れたものとなる。
トの打設方法によれば、型枠自体がレジンコンクリート
と同材質であるため、従来のようにレジンコンクリート
層と密着した異質の型枠を取り外すことなく施工するこ
とができ、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、型枠とレジンコンクリート層とは完全に一体化す
るため、強度的にも優れたものとなる。
【0019】<実験例1>打設するMMA系レジンコン
クリートとして、三井石化産資株式会社製のシリカルR
17工法を用いた。配合は、R17(液状レジン)=
5.5kg、R7/17(プリミックス骨剤)=45k
g、粗骨材として、AG10(砂利)=10kg、AG
20(砂利)=35kgと、硬化剤としてBPO(過酸
化ベンゾイル50%純度品)=360gを用いた。手順
は、まず細骨材であるR7/17と粗骨材であるAG1
0、AG20をパン型ミキサーにて空練りした後、別の
容器でR17にBPOを溶解させたものを加え均一に混
合した。また打設する上記レジンコンクリートと同じ配
合で予め作成しMMA系プライマー(三井石化産資
(株) 製 シリカルR51)を塗布した型枠を、同じM
MA系レジンペーストを接着剤として用い、セメントコ
ンクリート床版上に貼着した。
クリートとして、三井石化産資株式会社製のシリカルR
17工法を用いた。配合は、R17(液状レジン)=
5.5kg、R7/17(プリミックス骨剤)=45k
g、粗骨材として、AG10(砂利)=10kg、AG
20(砂利)=35kgと、硬化剤としてBPO(過酸
化ベンゾイル50%純度品)=360gを用いた。手順
は、まず細骨材であるR7/17と粗骨材であるAG1
0、AG20をパン型ミキサーにて空練りした後、別の
容器でR17にBPOを溶解させたものを加え均一に混
合した。また打設する上記レジンコンクリートと同じ配
合で予め作成しMMA系プライマー(三井石化産資
(株) 製 シリカルR51)を塗布した型枠を、同じM
MA系レジンペーストを接着剤として用い、セメントコ
ンクリート床版上に貼着した。
【0020】その後、パン型ミキサーで混練した上記配
合のレジンコンクリートを、型枠内に打設し、ビーム型
バイブレータを連続的にかけて転圧・表面仕上げを行っ
た。結果は、型枠とレジンコンクリート層は完全に一体
化し、またコンクリート床版にも強力に接着したことが
確認された。レジンコンクリート層部分、および型枠と
レジンコンクリート層の境界を含む部分のテストピース
を採取して、強度試験を行ったところ、ともに圧縮強度
600Kgf/cm2 であり、型枠とレジンコンクリー
ト層との境界が無くなり完全に一体化されたことが確認
された。
合のレジンコンクリートを、型枠内に打設し、ビーム型
バイブレータを連続的にかけて転圧・表面仕上げを行っ
た。結果は、型枠とレジンコンクリート層は完全に一体
化し、またコンクリート床版にも強力に接着したことが
確認された。レジンコンクリート層部分、および型枠と
レジンコンクリート層の境界を含む部分のテストピース
を採取して、強度試験を行ったところ、ともに圧縮強度
600Kgf/cm2 であり、型枠とレジンコンクリー
ト層との境界が無くなり完全に一体化されたことが確認
された。
【0021】<比較例1>型枠として木材を用い、実施
例1と同様の材料を用いて作業を実施した。木材には予
め離型剤を塗布し、施工場所への取付けはコンクリート
釘を用いて固定した。レジンコンクリート打設後の転圧
作業時に、下地不陸と型枠木材の隙間から、液状のレジ
ン成分の流出が見られ、転圧時の材料上部への液浮きが
少なかった。また、型枠とレジンコンクリート層が強力
に接着しているため型枠の撤去にも5分/mを要し、下
地と型枠の隙間に流れ込んで固まったMMA系樹脂の撤
去にも5ないし10分/mを費やした。
例1と同様の材料を用いて作業を実施した。木材には予
め離型剤を塗布し、施工場所への取付けはコンクリート
釘を用いて固定した。レジンコンクリート打設後の転圧
作業時に、下地不陸と型枠木材の隙間から、液状のレジ
ン成分の流出が見られ、転圧時の材料上部への液浮きが
少なかった。また、型枠とレジンコンクリート層が強力
に接着しているため型枠の撤去にも5分/mを要し、下
地と型枠の隙間に流れ込んで固まったMMA系樹脂の撤
去にも5ないし10分/mを費やした。
【0022】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。 (a)打設されるレジンコンクリートと同材質で予め形
成された型枠を用いることにより、すでに硬化した型枠
の接触面が溶け出してレジンコンクリート層と型枠とが
一体化するため、従来のようなレジンコンクリート硬化
後の型枠の取外しが不要となり、しかも必要な強度を容
易に確保することができる。 (b)橋梁や道路等のセメントコンクリート床版に用い
ることにより、単に補強部の端部用の型枠としてだけで
なく、広い面積の打ち継ぎ目用の型枠としても用いるこ
とができ、施工能率を向上させることができる。 (c)メチルメタクリレート系のレジンコンクリートを
使用することにより、特に型枠作成時の大幅な時間短縮
(速硬化性)という効果がある。 (d)型枠の断面形状として台形状のものを使用するこ
とにより、施工基体面上に安定良く設置することができ
る。 (e)型枠の高さをレジンコンクリートの打設厚みに一
致させることにより、打設するレジンコンクリートの流
し込み量の管理が容易に行える。
ができる。 (a)打設されるレジンコンクリートと同材質で予め形
成された型枠を用いることにより、すでに硬化した型枠
の接触面が溶け出してレジンコンクリート層と型枠とが
一体化するため、従来のようなレジンコンクリート硬化
後の型枠の取外しが不要となり、しかも必要な強度を容
易に確保することができる。 (b)橋梁や道路等のセメントコンクリート床版に用い
ることにより、単に補強部の端部用の型枠としてだけで
なく、広い面積の打ち継ぎ目用の型枠としても用いるこ
とができ、施工能率を向上させることができる。 (c)メチルメタクリレート系のレジンコンクリートを
使用することにより、特に型枠作成時の大幅な時間短縮
(速硬化性)という効果がある。 (d)型枠の断面形状として台形状のものを使用するこ
とにより、施工基体面上に安定良く設置することができ
る。 (e)型枠の高さをレジンコンクリートの打設厚みに一
致させることにより、打設するレジンコンクリートの流
し込み量の管理が容易に行える。
【図1】本発明のレジンコンクリートの打設手順を示す
説明図である。
説明図である。
【図2】本発明の型枠を製造するためのフレームの斜視
図である。
図である。
10 セメントコンクリート床版(施工基体) 20 型枠 21 レジンモルタル 22 溶出部 25 未硬化のレジンコンクリート 26 レジンコンクリート層 30 ビーム型バイブレータ 40 フレーム
Claims (5)
- 【請求項1】 施工基体上面に未硬化のレジンコンクリ
ートを流し込んで硬化させるレジンコンクリートの打設
方法であって、 前記レジンコンクリートと同材質で予め形成した型枠を
打設箇所外周に配設した後、この型枠内に未硬化の前記
レジンコンクリートを流し込んで前記型枠と一体化する
ことを特徴とするレジンコンクリートの打設方法。 - 【請求項2】 前記施工基体がコンクリート床版である
請求項1記載のレジンコンクリートの打設方法。 - 【請求項3】 前記レジンコンクリートがメチルメタク
リレート系ポリマーを主体とするものである請求項1記
載のレジンコンクリートの打設方法。 - 【請求項4】 前記型枠の縦断面形状が台形である請求
項1ないし3のいずれか1項に記載のレジンコンクリー
トの打設方法。 - 【請求項5】 前記型枠の高さをレジンコンクリートの
打設厚みに一致させた請求項1ないし4のいずれか1項
に記載のレジンコンクリートの打設方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1656995A JPH08209608A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | レジンコンクリートの打設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1656995A JPH08209608A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | レジンコンクリートの打設方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08209608A true JPH08209608A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11919929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1656995A Withdrawn JPH08209608A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | レジンコンクリートの打設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08209608A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100472955B1 (ko) * | 2002-09-25 | 2005-03-10 | (주) 선엔지니어링종합건축사사무소 | 폴리머 콘크리트와 시멘트 콘크리트의 동시 타설에 의한부착방법 |
| JP2018040116A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | 株式会社大林組 | コンクリート構造物の補修方法 |
| CN115573540A (zh) * | 2022-10-20 | 2023-01-06 | 云南建投第五建设有限公司 | 一种大面积地坪施工用玻璃条冲筋方法 |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP1656995A patent/JPH08209608A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100472955B1 (ko) * | 2002-09-25 | 2005-03-10 | (주) 선엔지니어링종합건축사사무소 | 폴리머 콘크리트와 시멘트 콘크리트의 동시 타설에 의한부착방법 |
| JP2018040116A (ja) * | 2016-09-06 | 2018-03-15 | 株式会社大林組 | コンクリート構造物の補修方法 |
| CN115573540A (zh) * | 2022-10-20 | 2023-01-06 | 云南建投第五建设有限公司 | 一种大面积地坪施工用玻璃条冲筋方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |