JPH08213235A - 軟磁性薄膜及びそれを用いた磁気ヘッド、磁気記録装置 - Google Patents
軟磁性薄膜及びそれを用いた磁気ヘッド、磁気記録装置Info
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- JPH08213235A JPH08213235A JP7015739A JP1573995A JPH08213235A JP H08213235 A JPH08213235 A JP H08213235A JP 7015739 A JP7015739 A JP 7015739A JP 1573995 A JP1573995 A JP 1573995A JP H08213235 A JPH08213235 A JP H08213235A
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- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B5/1274—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with "composite" cores, i.e. cores composed in some parts of magnetic particles and in some other parts of magnetic metal layers
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- H01F10/08—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高飽和磁束密度を有するFe又はCoを主体
とする磁性薄膜において、その磁気特性を維持しつつ耐
食性を向上させることにより、高性能でしかも高信頼性
を有する軟磁性薄膜が得られる磁性膜、及びその軟磁性
薄膜を用いた高性能でしかも高信頼性を有する磁気ヘッ
ド、及び磁気記録装置を提供する。 【構成】 XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれ
る少なくとも1種類の元素、YをCr,Ru,Al,S
i,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元
素、ZをC,Nの群から選ばれる少なくとも1種類の元
素とするとき、Fe100-a-b-cXaYbZc又はCo
100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.5
≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.
7である微結晶析出型の磁性薄膜を用いて磁気ヘッドを
構成する。
とする磁性薄膜において、その磁気特性を維持しつつ耐
食性を向上させることにより、高性能でしかも高信頼性
を有する軟磁性薄膜が得られる磁性膜、及びその軟磁性
薄膜を用いた高性能でしかも高信頼性を有する磁気ヘッ
ド、及び磁気記録装置を提供する。 【構成】 XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれ
る少なくとも1種類の元素、YをCr,Ru,Al,S
i,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元
素、ZをC,Nの群から選ばれる少なくとも1種類の元
素とするとき、Fe100-a-b-cXaYbZc又はCo
100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.5
≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.
7である微結晶析出型の磁性薄膜を用いて磁気ヘッドを
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微結晶析出型の軟磁性
薄膜及びそれを用いて作製した磁気ヘッド並びに磁気記
録装置に関する。
薄膜及びそれを用いて作製した磁気ヘッド並びに磁気記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の高度情報化社会の進展にともな
い、小型でしかも高密度な情報記憶装置へのニーズが高
まっている。この中で、磁気記録装置は高密度記録、ダ
ウンサイジングへの研究が急速に進められている。高密
度磁気記録を実現するためには、記録した微小磁区が安
定に存在するように高保磁力を有する磁気記録媒体と、
その媒体に情報を安定に記録できる起磁力の大きな高性
能の磁気ヘッドが必要となる。高保磁力媒体を十分に磁
化して信号を記録できる磁気ヘッドを得るためには、高
飽和磁束密度を有して強い磁界を発生できる磁気ヘッド
材料が必要となる。
い、小型でしかも高密度な情報記憶装置へのニーズが高
まっている。この中で、磁気記録装置は高密度記録、ダ
ウンサイジングへの研究が急速に進められている。高密
度磁気記録を実現するためには、記録した微小磁区が安
定に存在するように高保磁力を有する磁気記録媒体と、
その媒体に情報を安定に記録できる起磁力の大きな高性
能の磁気ヘッドが必要となる。高保磁力媒体を十分に磁
化して信号を記録できる磁気ヘッドを得るためには、高
飽和磁束密度を有して強い磁界を発生できる磁気ヘッド
材料が必要となる。
【0003】高飽和磁束密度を有する磁性材料として
は、Fe−C系やFe−N系のものが知られている。こ
れらの材料は、軟磁気特性を発現させるために、アルゴ
ンや窒素等の不活性ガス気流中において、必要に応じて
3〜10kOe程度の磁界を印加しながら、一定の温度
で熱処理を行っていた。磁気ヘッドがメタル・イン・ギ
ャップ(MIG)型ヘッドである場合には、ヘッド作製
工程にガラスボンディング工程を含み、熱処理温度はこ
のボンディング温度により決定される(軟磁気特性発現
温度よりボンディング温度の方が高い)ことから、少な
くともこれに耐えるだけの熱安定性の確保が必要とな
る。特に、磁性膜の軟磁気特性は熱処理により析出して
くる微結晶粒子サイズに依存していることから、良好な
軟磁気特性を有する磁性膜を得るためには、この結晶粒
子サイズを制御しなければならない。
は、Fe−C系やFe−N系のものが知られている。こ
れらの材料は、軟磁気特性を発現させるために、アルゴ
ンや窒素等の不活性ガス気流中において、必要に応じて
3〜10kOe程度の磁界を印加しながら、一定の温度
で熱処理を行っていた。磁気ヘッドがメタル・イン・ギ
ャップ(MIG)型ヘッドである場合には、ヘッド作製
工程にガラスボンディング工程を含み、熱処理温度はこ
のボンディング温度により決定される(軟磁気特性発現
温度よりボンディング温度の方が高い)ことから、少な
くともこれに耐えるだけの熱安定性の確保が必要とな
る。特に、磁性膜の軟磁気特性は熱処理により析出して
くる微結晶粒子サイズに依存していることから、良好な
軟磁気特性を有する磁性膜を得るためには、この結晶粒
子サイズを制御しなければならない。
【0004】さらに、これらの材料は、Feを主体とし
ているために、大気中の酸素や水と反応して水酸化物や
酸化物を生成し、磁気特性、特に、保磁力や飽和磁束密
度の変動を生じるために、磁気ヘッドの性能が低下する
場合があった。そこで、この材料を用いた磁気ヘッドの
実用化に当たっては、磁性膜を使用環境中へ放置したと
きの腐食による磁気特性の変動を抑制するとともに、ガ
ラスボンディング工程を経ても磁気特性が変動しないよ
うにする必要があり、その一つの方法として、磁性元素
以外に、耐食性を向上させるための元素を添加すること
が提案されているが、軟磁気特性と耐食性を両立させる
ことは困難であった。これらの点について検討した例と
して、特開平3−20444号公報をあげることができ
る。
ているために、大気中の酸素や水と反応して水酸化物や
酸化物を生成し、磁気特性、特に、保磁力や飽和磁束密
度の変動を生じるために、磁気ヘッドの性能が低下する
場合があった。そこで、この材料を用いた磁気ヘッドの
実用化に当たっては、磁性膜を使用環境中へ放置したと
きの腐食による磁気特性の変動を抑制するとともに、ガ
ラスボンディング工程を経ても磁気特性が変動しないよ
うにする必要があり、その一つの方法として、磁性元素
以外に、耐食性を向上させるための元素を添加すること
が提案されているが、軟磁気特性と耐食性を両立させる
ことは困難であった。これらの点について検討した例と
して、特開平3−20444号公報をあげることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らの実験によ
ると、上記方法では、磁性膜の組成調整を行っても、必
ずしも飽和磁束密度及び軟磁気特性、特に保磁力と耐食
性とがバランスした十分な特性を有する磁性膜が得られ
るとは限らなかった。例えば、耐食性を確保すると磁気
特性、特に飽和磁束密度や保磁力が劣化し、本来のFe
−C系やFe−N系の磁性材料が有する性能が得られ
ず、磁気ヘッドの性能が低下してしまうので、記録を行
なった場合にエラーやノイズの原因となったり、高密度
記録ができない場合があった。逆に、磁気特性を重視す
ると十分な耐食性が確保できず、磁気ヘッドの信頼性が
低下する場合があった。
ると、上記方法では、磁性膜の組成調整を行っても、必
ずしも飽和磁束密度及び軟磁気特性、特に保磁力と耐食
性とがバランスした十分な特性を有する磁性膜が得られ
るとは限らなかった。例えば、耐食性を確保すると磁気
特性、特に飽和磁束密度や保磁力が劣化し、本来のFe
−C系やFe−N系の磁性材料が有する性能が得られ
ず、磁気ヘッドの性能が低下してしまうので、記録を行
なった場合にエラーやノイズの原因となったり、高密度
記録ができない場合があった。逆に、磁気特性を重視す
ると十分な耐食性が確保できず、磁気ヘッドの信頼性が
低下する場合があった。
【0006】また、磁性元素以外の元素添加による飽和
磁束密度の低下や磁歪定数の増大のために、良好に記録
ができなかったり、再生時に出力波形が歪んだりして、
記録再生特性に問題が生じることがあった。本発明の目
的は、高飽和磁束密度を有するFe又はCoを主体とす
る磁性薄膜において、磁気特性を維持しつつ耐食性を向
上させて高性能でしかも高信頼性を有する軟磁性薄膜を
得ること、さらにその軟磁性薄膜を用いた高性能でしか
も高信頼性を有する磁気ヘッド及び磁気記録装置を提供
することにある。
磁束密度の低下や磁歪定数の増大のために、良好に記録
ができなかったり、再生時に出力波形が歪んだりして、
記録再生特性に問題が生じることがあった。本発明の目
的は、高飽和磁束密度を有するFe又はCoを主体とす
る磁性薄膜において、磁気特性を維持しつつ耐食性を向
上させて高性能でしかも高信頼性を有する軟磁性薄膜を
得ること、さらにその軟磁性薄膜を用いた高性能でしか
も高信頼性を有する磁気ヘッド及び磁気記録装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による軟磁性薄膜
は、XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素、Z
をC,Nの群から選ばれる少なくとも1種類の元素とす
るとき、Fe100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦
20、0.5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦
a/c≦0.7であることを特徴とする。
は、XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素、Z
をC,Nの群から選ばれる少なくとも1種類の元素とす
るとき、Fe100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦
20、0.5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦
a/c≦0.7であることを特徴とする。
【0008】本発明による軟磁性薄膜は、また、XをN
b,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの
群から選ばれる1種類又は2種類の元素、ZをC,Nの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素とするとき、C
o100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.
5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦
0.7であることを特徴とする。
b,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの
群から選ばれる1種類又は2種類の元素、ZをC,Nの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素とするとき、C
o100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.
5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦
0.7であることを特徴とする。
【0009】本発明による軟磁性薄膜は、また、XをN
b,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの
群から選ばれる1種類又は2種類の元素、ZをC,Nの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素とするとき、F
e100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.
5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦
0.7であり、元素Xの炭化物又は窒化物の平均結晶粒
子サイズが3nm以下であることを特徴とする。
b,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの
群から選ばれる1種類又は2種類の元素、ZをC,Nの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素とするとき、F
e100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.
5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦
0.7であり、元素Xの炭化物又は窒化物の平均結晶粒
子サイズが3nm以下であることを特徴とする。
【0010】本発明による軟磁性薄膜は、また、XをN
b,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの
群から選ばれる1種類又は2種類の元素、ZをC,Nの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素とするとき、C
o100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.
5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦
0.7であり、元素Xの炭化物又は窒化物の平均結晶粒
子サイズが3nm以下であることを特徴とする。
b,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素、YをCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの
群から選ばれる1種類又は2種類の元素、ZをC,Nの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素とするとき、C
o100-a-b-cXaYbZcで表わされ、5≦a≦20、0.
5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦
0.7であり、元素Xの炭化物又は窒化物の平均結晶粒
子サイズが3nm以下であることを特徴とする。
【0011】前記いずれの軟磁性薄膜においても、元素
Yは、好適にはAl−Si,Al,Cr−Ru,Cr−
Rh又はTi−Crである。aとcの比は、0.53≦
a/c≦0.70であるのが更に好適である。微結晶の
析出は、成膜中あるいは成膜後に薄膜に熱エネルギーを
与えることにより行うことができる。例えば成膜後の熱
処理条件は、550℃〜600℃で20分〜1時間とす
ることができる。
Yは、好適にはAl−Si,Al,Cr−Ru,Cr−
Rh又はTi−Crである。aとcの比は、0.53≦
a/c≦0.70であるのが更に好適である。微結晶の
析出は、成膜中あるいは成膜後に薄膜に熱エネルギーを
与えることにより行うことができる。例えば成膜後の熱
処理条件は、550℃〜600℃で20分〜1時間とす
ることができる。
【0012】ここで、元素Xを5〜20at%の範囲と
したのは、5at%未満であるとα−Fe又はα−Co
が急激に成長し、保磁力が1Oeを超えて増大し、ヘッ
ド特性として不適であり、20at%を超えると逆に非
磁性になり、磁気ヘッド材料には適さないからである。
なお、5〜15at%の範囲とすると、保磁力が1Oe
以下となり透磁率μ≧1000となるので、より好まし
い。本発明による磁性膜において、Nb,Ta,Hf,
Zrは、磁気特性の面でも耐食性の面でも同等の効果を
有する。
したのは、5at%未満であるとα−Fe又はα−Co
が急激に成長し、保磁力が1Oeを超えて増大し、ヘッ
ド特性として不適であり、20at%を超えると逆に非
磁性になり、磁気ヘッド材料には適さないからである。
なお、5〜15at%の範囲とすると、保磁力が1Oe
以下となり透磁率μ≧1000となるので、より好まし
い。本発明による磁性膜において、Nb,Ta,Hf,
Zrは、磁気特性の面でも耐食性の面でも同等の効果を
有する。
【0013】元素Yを0.5〜15at%の範囲とした
のは、元素Yを含まないと耐食性及び耐熱性を確保する
ことができず、また15at%を超えて添加すると元素
YがFe中へ固溶するため飽和磁束密度の劣化を招き、
さらには非磁性になってしまうからである。また、元素
Zを1〜20at%の範囲としたのは、1at%未満で
はα−Fe又はα−Coが急激に成長し、保磁力が1O
eを超えてしまうからであり、20at%を超えると逆
に非磁性になり、磁気ヘッド材料として不適であるから
である。なお、5〜15at%の範囲とすると、保磁力
が1Oe以下となりμ≧1000となるので、より好ま
しい。本発明による磁性膜において、CとNは磁気特性
の面でも耐食性の面でも同等の効果を有する。
のは、元素Yを含まないと耐食性及び耐熱性を確保する
ことができず、また15at%を超えて添加すると元素
YがFe中へ固溶するため飽和磁束密度の劣化を招き、
さらには非磁性になってしまうからである。また、元素
Zを1〜20at%の範囲としたのは、1at%未満で
はα−Fe又はα−Coが急激に成長し、保磁力が1O
eを超えてしまうからであり、20at%を超えると逆
に非磁性になり、磁気ヘッド材料として不適であるから
である。なお、5〜15at%の範囲とすると、保磁力
が1Oe以下となりμ≧1000となるので、より好ま
しい。本発明による磁性膜において、CとNは磁気特性
の面でも耐食性の面でも同等の効果を有する。
【0014】本発明による軟磁性薄膜は、磁気ヘッドコ
アの少なくとも一部に用いて磁気ヘッドを構成すること
ができる。磁気ヘッドとしては、メタル・イン・ギャッ
プ(MIG)型磁気ヘッドが特に好適である。この磁気
ヘッドを用いると、移動する情報記録媒体に磁気的性質
を用いて情報を記録する磁気記録装置を構成することが
できる。記録する情報は、画像情報及び/又は音声情報
とすることができ、移動する情報記録媒体としては、磁
気テープもしくは円板上に磁気記録媒体層が形成された
磁気ディスクを用いることができる。
アの少なくとも一部に用いて磁気ヘッドを構成すること
ができる。磁気ヘッドとしては、メタル・イン・ギャッ
プ(MIG)型磁気ヘッドが特に好適である。この磁気
ヘッドを用いると、移動する情報記録媒体に磁気的性質
を用いて情報を記録する磁気記録装置を構成することが
できる。記録する情報は、画像情報及び/又は音声情報
とすることができ、移動する情報記録媒体としては、磁
気テープもしくは円板上に磁気記録媒体層が形成された
磁気ディスクを用いることができる。
【0015】
【作用】微結晶析出型の磁性薄膜の耐食性を高めるため
には、主元素であるFe又はCoの結晶粒子サイズと炭
化物或いは窒化物の結晶粒子サイズを制御することが重
要である。Fe又はCoの結晶粒子サイズは、Cr,R
u,Al,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類或
いは2種類の元素をFe又はCo中へ固溶させることに
より制御することでき、Nb,Ta,Hf,Zrの炭化
物或いは窒化物の結晶粒子サイズは、Nb,Ta,H
f,Zrの濃度とC,Nの濃度との比を制御することに
より実現できる。
には、主元素であるFe又はCoの結晶粒子サイズと炭
化物或いは窒化物の結晶粒子サイズを制御することが重
要である。Fe又はCoの結晶粒子サイズは、Cr,R
u,Al,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類或
いは2種類の元素をFe又はCo中へ固溶させることに
より制御することでき、Nb,Ta,Hf,Zrの炭化
物或いは窒化物の結晶粒子サイズは、Nb,Ta,H
f,Zrの濃度とC,Nの濃度との比を制御することに
より実現できる。
【0016】元素Xと元素Zとの比を制御することによ
り、磁性膜成膜中の熱処理或いは成膜後の熱処理によっ
て析出する元素Xの炭化物或いは窒化物の結晶粒子サイ
ズの平均を3nm以下とすることができ、磁性膜の耐食
性を十分なものとすることができる。これと同時に、主
元素のFe又はCoはα−Fe又はα−Coとして存在
し、結晶面は(110)面が優先的に配向する。その結
果、ヘッドを作製した場合に、記録した情報を一定の消
去比で消去するのに要する電流が小さくなって消去特性
が良好になり、また記録時に形成される磁区形状の境界
領域が明確になる。
り、磁性膜成膜中の熱処理或いは成膜後の熱処理によっ
て析出する元素Xの炭化物或いは窒化物の結晶粒子サイ
ズの平均を3nm以下とすることができ、磁性膜の耐食
性を十分なものとすることができる。これと同時に、主
元素のFe又はCoはα−Fe又はα−Coとして存在
し、結晶面は(110)面が優先的に配向する。その結
果、ヘッドを作製した場合に、記録した情報を一定の消
去比で消去するのに要する電流が小さくなって消去特性
が良好になり、また記録時に形成される磁区形状の境界
領域が明確になる。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。 〔実施例1〕磁性薄膜としてFe−Ta−C−Cr−R
u合金膜を用いて磁気記録媒体を作製した。
る。 〔実施例1〕磁性薄膜としてFe−Ta−C−Cr−R
u合金膜を用いて磁気記録媒体を作製した。
【0018】磁性膜の成膜は、Arを放電ガスとするス
パッタ法によって行った。スパッタのターゲットには、
Fe,Ta,C,Cr,Ruの各元素の粉体を熱間静圧
プレス法(HIP法)により成型したものを用いた。タ
ーゲットの組成は、〔Fe85(TaxCy)15〕0.9Cr8
Ru2とし、x+y=1の条件のもとで、比x/yを
0.48,0.53,0.68,0.70,0.74,
0.87と変化させた。このHIP法により形成したタ
ーゲットを用いると、薄膜化しても得られた膜の組成
は、ターゲット組成とほぼ同じである。磁気特性を測定
するための試料には、表面を光学研磨した結晶化ガラス
基板上に磁性膜を作製したものを用いた。スパッタの条
件はスパッタ装置等に依存して変化するが、本実施例で
は放電ガス圧力5mTorr、投入RF電力400W/
150mmφとした。形成した磁性膜の膜厚は5μmで
ある。成膜後、Ar雰囲気中において590℃で30分
間熱処理した。なお、熱処理雰囲気はArに限られず、
用いる材料に対して化学的に不活性であれば他の雰囲気
でもかまわない。
パッタ法によって行った。スパッタのターゲットには、
Fe,Ta,C,Cr,Ruの各元素の粉体を熱間静圧
プレス法(HIP法)により成型したものを用いた。タ
ーゲットの組成は、〔Fe85(TaxCy)15〕0.9Cr8
Ru2とし、x+y=1の条件のもとで、比x/yを
0.48,0.53,0.68,0.70,0.74,
0.87と変化させた。このHIP法により形成したタ
ーゲットを用いると、薄膜化しても得られた膜の組成
は、ターゲット組成とほぼ同じである。磁気特性を測定
するための試料には、表面を光学研磨した結晶化ガラス
基板上に磁性膜を作製したものを用いた。スパッタの条
件はスパッタ装置等に依存して変化するが、本実施例で
は放電ガス圧力5mTorr、投入RF電力400W/
150mmφとした。形成した磁性膜の膜厚は5μmで
ある。成膜後、Ar雰囲気中において590℃で30分
間熱処理した。なお、熱処理雰囲気はArに限られず、
用いる材料に対して化学的に不活性であれば他の雰囲気
でもかまわない。
【0019】まず、x/y=0.48,0.53,0.
68,0.70,0.74,0.87と変化させたとき
の磁性膜の磁気特性を調べた。その結果を、図1にまと
めて示す。飽和磁束密度Bsは、x/y値の増加ととも
に増大し、x/y=0.68付近で極大となった。さら
にx/y値が増加すると、Bsは逆に減少した。このよ
うに、Bsはx/y値に依存して変化し、大きなBsを
得るためにはx/y値を0.50以上とするするのが好
ましい。また、磁気ヘッドに使用したときの100MH
z以上の高周波領域でのスイッチング特性を考慮して保
磁力を0.5Oe以下とするためには、x/y値を0.
50以上とする必要がある。透磁率μの値は、x/y値
の増大とともに増加したが、最も小さな値でもx/y=
0.48で2500(1MHz)であり、軟磁気特性と
してはどのx/y値であっても特に問題はない。磁歪定
数λsは、x/y値に依存せず、ほぼ一定の値(2×1
0-6)であった。比抵抗ρの値は、x/y値の増大とと
もに緩やかに減少し、98×10-8Ω・mから80×1
0-8Ω・mへと変化した。
68,0.70,0.74,0.87と変化させたとき
の磁性膜の磁気特性を調べた。その結果を、図1にまと
めて示す。飽和磁束密度Bsは、x/y値の増加ととも
に増大し、x/y=0.68付近で極大となった。さら
にx/y値が増加すると、Bsは逆に減少した。このよ
うに、Bsはx/y値に依存して変化し、大きなBsを
得るためにはx/y値を0.50以上とするするのが好
ましい。また、磁気ヘッドに使用したときの100MH
z以上の高周波領域でのスイッチング特性を考慮して保
磁力を0.5Oe以下とするためには、x/y値を0.
50以上とする必要がある。透磁率μの値は、x/y値
の増大とともに増加したが、最も小さな値でもx/y=
0.48で2500(1MHz)であり、軟磁気特性と
してはどのx/y値であっても特に問題はない。磁歪定
数λsは、x/y値に依存せず、ほぼ一定の値(2×1
0-6)であった。比抵抗ρの値は、x/y値の増大とと
もに緩やかに減少し、98×10-8Ω・mから80×1
0-8Ω・mへと変化した。
【0020】磁性膜の結晶構造をX線回折法により調べ
た。その結果を図2に示す。x/y=0.48〜0.7
4の磁性膜では、得られたピークはFeの(110)
面、Feの(211)面及びTaCの(111)面であ
り、Feの(110)面が優先的に配向していた。これ
に対して、x/y=0.87の磁性膜では、前述の磁性
膜と異なり、Feの(110)面、Feの(211)
面、Feの(220)面、TaCの(111)面、Ta
Cの(200)面及びTaCの(220)面等多くの面
が観測され、しかもピーク強度が増大し、かつピークが
シャープになっていることから、磁性膜の結晶粒子が成
長していることがわかる。
た。その結果を図2に示す。x/y=0.48〜0.7
4の磁性膜では、得られたピークはFeの(110)
面、Feの(211)面及びTaCの(111)面であ
り、Feの(110)面が優先的に配向していた。これ
に対して、x/y=0.87の磁性膜では、前述の磁性
膜と異なり、Feの(110)面、Feの(211)
面、Feの(220)面、TaCの(111)面、Ta
Cの(200)面及びTaCの(220)面等多くの面
が観測され、しかもピーク強度が増大し、かつピークが
シャープになっていることから、磁性膜の結晶粒子が成
長していることがわかる。
【0021】透過型電子顕微鏡によりこれらの磁性膜の
結晶粒子サイズを測定したところ、x/y=0.48〜
0.70の間では、Feの(110)面の結晶粒子サイ
ズが4nm〜10nmで、その平均が8nmであり、T
aCの(111)面について見ると、結晶粒子サイズが
2nm〜5nmで、その平均が3nmであった。x/y
=0.87の磁性膜では、前述の磁性膜と異なり、Fe
の(110)面の結晶粒子サイズが5nm〜11nm
で、その平均が8.5nmであり、TaCの(111)
面について見ると、結晶粒子サイズが4nm〜7nm
で、その平均が5.5nmであり、この結果は先のX線
回折の測定結果とも一致している。
結晶粒子サイズを測定したところ、x/y=0.48〜
0.70の間では、Feの(110)面の結晶粒子サイ
ズが4nm〜10nmで、その平均が8nmであり、T
aCの(111)面について見ると、結晶粒子サイズが
2nm〜5nmで、その平均が3nmであった。x/y
=0.87の磁性膜では、前述の磁性膜と異なり、Fe
の(110)面の結晶粒子サイズが5nm〜11nm
で、その平均が8.5nmであり、TaCの(111)
面について見ると、結晶粒子サイズが4nm〜7nm
で、その平均が5.5nmであり、この結果は先のX線
回折の測定結果とも一致している。
【0022】上述のx/y比の異なる磁性膜を0.5規
定塩化ナトリウム水溶液中(26℃)に浸漬し、飽和磁
束密度Bsの経時変化を測定することにより、各磁性膜
の耐食性を評価した。その結果を図3に示す。図3から
分かるように、x/y=0.48の場合、Bsは時間の
経過とともに僅かに減少した。x/y=0.53,0.
68,0.70では、2000時間以上この環境中に放
置してもBsの変化は見られなかった。さらにx/yの
比が大きいx/y=0.74,0.87では、Bsの劣
化が大きくなった。また、x/y=0.53,0.6
8,0.70の磁性膜を60℃−95%RH及び80℃
−95%RH等の高温高湿度環境中へ放置しても、磁気
特性の変化や孔食の発生は見られなかった。
定塩化ナトリウム水溶液中(26℃)に浸漬し、飽和磁
束密度Bsの経時変化を測定することにより、各磁性膜
の耐食性を評価した。その結果を図3に示す。図3から
分かるように、x/y=0.48の場合、Bsは時間の
経過とともに僅かに減少した。x/y=0.53,0.
68,0.70では、2000時間以上この環境中に放
置してもBsの変化は見られなかった。さらにx/yの
比が大きいx/y=0.74,0.87では、Bsの劣
化が大きくなった。また、x/y=0.53,0.6
8,0.70の磁性膜を60℃−95%RH及び80℃
−95%RH等の高温高湿度環境中へ放置しても、磁気
特性の変化や孔食の発生は見られなかった。
【0023】以上の検討から、良好な磁気特性が得ら
れ、しかも高耐食性を有する膜が得られる組成として、
x/y=0.50〜0.70が適当であり、中でもx/
y=0.68がBsの観点から最も適していた。次に、
上述の磁性膜を用いて、概略構造を図4に示すMIG型
ヘッドを作製した。磁気ヘッドの作製に当たっては、ま
ず表面を凹凸に溝加工した単結晶フェライト基板2上に
Arを放電ガスとするスパッタによって軟磁性薄膜1を
5μmの厚さに形成した。用いた磁性膜の組成は、(F
e78Ta8C14)0.9(Cr60Ru 40)0.1である。磁性
膜の形成に先立ち、Cr,SiO2,Al,Cr2O3 等
の下地膜を5〜20nm程度設けても良い。下地膜は、
これより薄いと効果がなく、逆に厚いと磁気的ギャップ
となってしまう。ギャップ部3は、フェライト基板2上
の軟磁性薄膜1上にSiO2 を200nmの膜厚に形成
し、その上にCrを10nmの膜厚に形成することで設
けた。これを窒素気流中にて600℃で30分間熱処理
し、同一形状のヘッド基板を低融点ガラス4によりボン
ディングして磁気ヘッドとした。熱処理温度は、このガ
ラスボンディング工程における温度に支配される。基板
と磁性膜の間に設ける下地膜は、両者の接着性向上とと
もに、形成される磁性膜の結晶配向性の制御に利用され
る。これにより、ヘッドを形成した時の記録再生特性は
もとより、消去を行う場合に、一定の消去比を得るのに
必要な消去電流低減にも有効である。
れ、しかも高耐食性を有する膜が得られる組成として、
x/y=0.50〜0.70が適当であり、中でもx/
y=0.68がBsの観点から最も適していた。次に、
上述の磁性膜を用いて、概略構造を図4に示すMIG型
ヘッドを作製した。磁気ヘッドの作製に当たっては、ま
ず表面を凹凸に溝加工した単結晶フェライト基板2上に
Arを放電ガスとするスパッタによって軟磁性薄膜1を
5μmの厚さに形成した。用いた磁性膜の組成は、(F
e78Ta8C14)0.9(Cr60Ru 40)0.1である。磁性
膜の形成に先立ち、Cr,SiO2,Al,Cr2O3 等
の下地膜を5〜20nm程度設けても良い。下地膜は、
これより薄いと効果がなく、逆に厚いと磁気的ギャップ
となってしまう。ギャップ部3は、フェライト基板2上
の軟磁性薄膜1上にSiO2 を200nmの膜厚に形成
し、その上にCrを10nmの膜厚に形成することで設
けた。これを窒素気流中にて600℃で30分間熱処理
し、同一形状のヘッド基板を低融点ガラス4によりボン
ディングして磁気ヘッドとした。熱処理温度は、このガ
ラスボンディング工程における温度に支配される。基板
と磁性膜の間に設ける下地膜は、両者の接着性向上とと
もに、形成される磁性膜の結晶配向性の制御に利用され
る。これにより、ヘッドを形成した時の記録再生特性は
もとより、消去を行う場合に、一定の消去比を得るのに
必要な消去電流低減にも有効である。
【0024】この磁気ヘッドを用いて、VTR装置を作
製し、テープを走行させて画像情報を記録した。ハイビ
ジョンのディジタル情報を記録したところ、S/Nは4
0dB以上が得られた。ここで、相対速度は36m/
s、データ転送レートは46.1Mbps、トラック幅
は40μmである。このヘッドの耐食性を0.5規定塩
化ナトリウム水溶液中への浸漬試験法、及び高温高湿度
環境(60℃、相対湿度95%)中での結露試験法によ
り評価した。まず、MIG型ヘッドチップを0.5規定
塩化ナトリウム水溶液中へ500時間浸漬した。その
後、このヘッドを再び装置にセットして記録再生特性を
測定した。その結果、浸漬前と記録再生特性になんら違
いは見られなかった。高温高湿度環境中での結露試験法
による評価は、MIGヘッドをペルチェ素子上に固定し
て10℃に保ち、全体を温度60℃、相対湿度95%の
環境中へ放置した。その結果、ヘッド全体に結露が生じ
た。この状態で2000時間以上この環境中へ放置した
が、腐食の発生、あるいは記録特性や再生信号の劣化は
見られなかった。
製し、テープを走行させて画像情報を記録した。ハイビ
ジョンのディジタル情報を記録したところ、S/Nは4
0dB以上が得られた。ここで、相対速度は36m/
s、データ転送レートは46.1Mbps、トラック幅
は40μmである。このヘッドの耐食性を0.5規定塩
化ナトリウム水溶液中への浸漬試験法、及び高温高湿度
環境(60℃、相対湿度95%)中での結露試験法によ
り評価した。まず、MIG型ヘッドチップを0.5規定
塩化ナトリウム水溶液中へ500時間浸漬した。その
後、このヘッドを再び装置にセットして記録再生特性を
測定した。その結果、浸漬前と記録再生特性になんら違
いは見られなかった。高温高湿度環境中での結露試験法
による評価は、MIGヘッドをペルチェ素子上に固定し
て10℃に保ち、全体を温度60℃、相対湿度95%の
環境中へ放置した。その結果、ヘッド全体に結露が生じ
た。この状態で2000時間以上この環境中へ放置した
が、腐食の発生、あるいは記録特性や再生信号の劣化は
見られなかった。
【0025】これまでVTR用の磁気ヘッドを例に説明
してきたが、本発明は磁気ディスクやヘリカルスキャン
方式を用いた磁気テープ装置等に対しても適用でき、同
様の効果を期待することができる。以上は、Fe−Ta
−C−Cr−Ru合金膜を磁性膜に用いた場合である
が、TaをNb,Hf,Zrに変えても、Cr−Ruを
Al−Si,Al,Cr−Rh,Ti−Cr等に変えて
も同様の効果が得られた。
してきたが、本発明は磁気ディスクやヘリカルスキャン
方式を用いた磁気テープ装置等に対しても適用でき、同
様の効果を期待することができる。以上は、Fe−Ta
−C−Cr−Ru合金膜を磁性膜に用いた場合である
が、TaをNb,Hf,Zrに変えても、Cr−Ruを
Al−Si,Al,Cr−Rh,Ti−Cr等に変えて
も同様の効果が得られた。
【0026】HIP法により成形したターゲットを用
い、スパッタガスにArを用いて5μmの膜厚に成膜し
た組成の異なる磁性薄膜の代表的なものについて、前記
方法と同様の方法で磁気特性及び耐食性を評価した。測
定結果を表1に示す。表中の飽和磁束密度Bsの単位は
T、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1MHzにお
ける値、磁歪定数λsの単位は10-6、比抵抗ρの単位
は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成膜後の磁性
膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定
塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬した後の飽和
磁束密度の値である。従って、Bs(t)/Bs(0)欄の
数値(%)は磁性膜の耐食性を表し、数値が大きいほど
耐食性が高いことを意味する。
い、スパッタガスにArを用いて5μmの膜厚に成膜し
た組成の異なる磁性薄膜の代表的なものについて、前記
方法と同様の方法で磁気特性及び耐食性を評価した。測
定結果を表1に示す。表中の飽和磁束密度Bsの単位は
T、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1MHzにお
ける値、磁歪定数λsの単位は10-6、比抵抗ρの単位
は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成膜後の磁性
膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定
塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬した後の飽和
磁束密度の値である。従って、Bs(t)/Bs(0)欄の
数値(%)は磁性膜の耐食性を表し、数値が大きいほど
耐食性が高いことを意味する。
【0027】 表 1 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Fe78Nb9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 2500 1 98 100 (Fe78Hf9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.49 <0.1 3000 0.9 85 100 (Fe78Zr9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 3000 2 93 100 (Fe78Ta8C14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.40 <0.1 2000 2 88 100 (Fe78Nb8C14)0.91(Cr70Rh30)0.09 1.42 <0.1 2000 1 89 100 (Fe79Hf7C14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.52 <0.1 3000 0.9 98 100 (Fe78Zr8C14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.43 <0.1 2500 1 93 100 (Fe78Ta8C14)0.9Al10 1.43 <0.1 3500 0.8 98 100 (Fe78Nb8C14)0.9Al10 1.40 <0.1 3000 0.9 95 100 (Fe79Hf7C14)0.9Al10 1.50 <0.1 3000 1 95 100 (Fe78Zr9C13)0.9Al10 1.40 <0.1 2300 1 89 100 (Fe78Ta9C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.51 <0.1 3800 0.6 103 100 (Fe78Nb9C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.43 <0.1 2900 0.7 98 100 (Fe80Hf7C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.50 <0.1 3000 0.5 108 100 (Fe78Zr9C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.40 <0.1 3000 0.8 95 100 (Fe78Ta9C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 2000 1 95 100 (Fe78Nb9C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.36 <0.1 2100 1 96 100 (Fe80Hf7C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.45 <0.1 2800 0.9 97 100 (Fe78Zr9C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.40 <0.1 3000 1 95 100 (Fe78Ta4Nb5C13)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.40 <0.1 2300 1 95 100 (Fe80Ta2Hf5C13)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.50 <0.1 2800 0.8 95 100 (Fe78Ta5Zr4C13)0.9Al10 1.45 <0.1 2800 1 98 100 (Fe80Nb2Hf5C13)0.9(Al70Si30)0.1 1.51 <0.1 3000 0.7 98 100 (Fe80Hf5Zr2C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.50 <0.1 2300 2 93 100
【0028】これらの磁性薄膜の保磁力は、組成に依存
せず、いずれも0.1Oeより小さな値を示した。添加
元素は、Feに固溶して金属間化合物などの合金を形成
している。そのために、熱処理時にFeの結晶成長が抑
制され、その結果、磁気特性を低下させずに耐食性を向
上させる以外に、さらに、耐熱性の向上も図れるものと
考えられる。
せず、いずれも0.1Oeより小さな値を示した。添加
元素は、Feに固溶して金属間化合物などの合金を形成
している。そのために、熱処理時にFeの結晶成長が抑
制され、その結果、磁気特性を低下させずに耐食性を向
上させる以外に、さらに、耐熱性の向上も図れるものと
考えられる。
【0029】しかし、Fe100-a-b-cXaYbCc(ただ
し、XはNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YはCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素)で
表される磁性薄膜の組成が、5≦a≦20、0.5≦b
≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7の
範囲を外れると、例えば以下の表2に示すように、所望
の軟磁気特性と耐食性を同時に満たすことはできなかっ
た。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10 -6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
し、XはNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YはCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素)で
表される磁性薄膜の組成が、5≦a≦20、0.5≦b
≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7の
範囲を外れると、例えば以下の表2に示すように、所望
の軟磁気特性と耐食性を同時に満たすことはできなかっ
た。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10 -6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
【0030】 表 2 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Fe72Ta14C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 3000 1 95 60 (Fe72Nb14C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 2800 2 93 60 (Fe74Hf12C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.33 0.25 2900 1 97 60 (Fe72Zr14C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 2500 2 90 60 (Fe72Ta14C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 3100 2 95 60 (Fe72Nb14C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 3000 2.5 93 60 (Fe74Hf12C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.32 0.25 3000 1 97 60 (Fe72Zr14C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 2900 2 91 60 (Fe72Ta14C14)0.9Al10 1.35 0.2 3000 1 99 80 (Fe72Nb14C14)0.9Al10 1.30 0.2 3000 2 95 70 (Fe74Hf12C14)0.9Al10 1.38 0.2 3500 1 98 80 (Fe72Zr14C14)0.9Al10 1.29 0.2 3000 1 97 70 (Fe78Ta11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.45 <0.1 3500 0.7 95 85 (Fe78Nb11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.43 <0.1 3500 0.8 95 78 (Fe78Hf11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.50 <0.1 3800 0.7 98 85 (Fe78Zr11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.45 <0.1 3300 0.8 95 78 (Fe78Ta11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 3000 1 90 55 (Fe78Nb11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 3500 2 89 55 (Fe78Hf11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.33 <0.1 3000 1 92 55 (Fe78Zr11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 3200 2 92 55 (Fe78Ta6Nb5C11)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.32 <0.1 2800 1 90 60 (Fe78Ta6Hf5C11)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.35 <0.1 2700 2 89 60 (Fe78Ta6Zr5C11)0.9Al10 1.30 <0.1 2600 2 92 55 (Fe78Nb6Hf5C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 2700 1 91 60 (Fe78Hf5Zr6C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 2800 1 90 60
【0031】また、FeをCoに変えても、以下に示す
ように、飽和磁束密度BsがFeの場合より0.1T程
度小さくなるだけで他の点では同様な特性を示す軟磁性
薄膜が得られた。前記と同様にHIP法により成形した
ターゲットを用い、スパッタガスにArを用いて5μm
の膜厚に成膜した組成の異なる磁性薄膜の代表的なもの
について、前記と同様にして磁気特性及び耐食性を評価
した。測定結果を表3に示す。表中の飽和磁束密度Bs
の単位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1M
Hzにおける値、磁歪定数λsの単位は10-6、比抵抗
ρの単位は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成膜
後の磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を
0.5規定塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬し
た後の飽和磁束密度の値である。
ように、飽和磁束密度BsがFeの場合より0.1T程
度小さくなるだけで他の点では同様な特性を示す軟磁性
薄膜が得られた。前記と同様にHIP法により成形した
ターゲットを用い、スパッタガスにArを用いて5μm
の膜厚に成膜した組成の異なる磁性薄膜の代表的なもの
について、前記と同様にして磁気特性及び耐食性を評価
した。測定結果を表3に示す。表中の飽和磁束密度Bs
の単位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1M
Hzにおける値、磁歪定数λsの単位は10-6、比抵抗
ρの単位は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成膜
後の磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を
0.5規定塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬し
た後の飽和磁束密度の値である。
【0032】 表 3 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Co78Ta9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 90 100 (Co78Nb9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 90 100 (Co78Hf9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.39 <0.1 2300 0.9 93 100 (Co78Zr9C13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2100 1 83 100 (Co78Ta8C14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.30 <0.1 2000 1 88 100 (Co78Nb8C14)0.91(Cr70Rh30)0.09 1.32 <0.1 2000 1 83 100 (Co79Hf7C14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.40 <0.1 2300 0.9 85 100 (Co78Zr8C14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.33 <0.1 2000 1 80 100 (Co78Ta8C14)0.9Al10 1.33 <0.1 2100 1 98 100 (Co78Nb8C14)0.9Al10 1.30 <0.1 2000 1 99 100 (Co79Hf7C14)0.9Al10 1.40 <0.1 2400 1 103 100 (Co78Zr9C13)0.9Al10 1.30 <0.1 2000 2 97 100 (Co78Ta9C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.41 <0.1 2800 0.6 98 100 (Co78Nb9C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.33 <0.1 2600 0.8 93 100 (Co80Hf7C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.40 <0.1 3000 0.4 105 100 (Co78Zr9C13)0.9(Al65Si35)0.1 1.30 <0.1 2700 0.8 97 100 (Co78Ta9C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.25 <0.1 2100 1 90 100 (Co78Nb9C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.26 <0.1 2300 1 88 100 (Co80Hf7C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 2800 1 85 100 (Co78Zr9C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.30 <0.1 1900 1 88 100 (Co78Ta4Nb5C13)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.30 <0.1 1900 1 90 100 (Co80Ta2Hf5C13)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.40 <0.1 1800 1 88 100 (Co78Ta5Zr4C13)0.9Al10 1.35 <0.1 1800 1 85 100 (Co80Nb2Hf5C13)0.9(Al70Si30)0.1 1.41 <0.1 2000 0.8 83 100 (Co80Hf5Zr2C13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.40 <0.1 1900 1 90 100
【0033】これらの磁性薄膜の保磁力Hcは、組成に
依存せず、いずれも0.1Oeより小さな値を示した。
添加元素は、Coに固溶して金属間化合物などの合金を
形成している。そのために、熱処理時にCoの結晶成長
が抑制され、その結果、磁気特性を低下させずに耐食性
を向上させる以外に、さらに、耐熱性の向上も図れるも
のと考えられる。
依存せず、いずれも0.1Oeより小さな値を示した。
添加元素は、Coに固溶して金属間化合物などの合金を
形成している。そのために、熱処理時にCoの結晶成長
が抑制され、その結果、磁気特性を低下させずに耐食性
を向上させる以外に、さらに、耐熱性の向上も図れるも
のと考えられる。
【0034】しかし、Co100-a-b-cXaYbCc(ただ
し、XはNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YはCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素)で
表される磁性薄膜の組成が、5≦a≦20、0.5≦b
≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7の
範囲を外れると、例えば下記の表4に示すように、所望
の軟磁気特性と耐食性を同時に満たすことはできなかっ
た。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10 -6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
し、XはNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YはCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素)で
表される磁性薄膜の組成が、5≦a≦20、0.5≦b
≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7の
範囲を外れると、例えば下記の表4に示すように、所望
の軟磁気特性と耐食性を同時に満たすことはできなかっ
た。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10 -6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
【0035】 表 4 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Co72Ta14C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.18 0.4 2000 1 78 65 (Co72Nb14C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.18 0.4 2500 1 88 65 (Co74Hf12C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.23 0.2 2600 1 80 65 (Co72Zr14C14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.38 0.4 2800 1 83 65 (Co72Ta14C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 2500 1 90 65 (Co72Nb14C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 2000 1 93 65 (Co74Hf12C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.22 0.4 2500 1 97 65 (Co72Zr14C14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 1800 1 91 65 (Co72Ta14C14)0.9Al10 1.25 0.2 3300 1 98 85 (Co72Nb14C14)0.9Al10 1.20 0.2 3200 1 96 75 (Co74Hf12C14)0.9Al10 1.28 0.2 3200 1 99 85 (Co72Zr14C14)0.9Al10 1.19 0.2 3100 1 95 80 (Co78Ta11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 3100 0.7 95 85 (Co78Nb11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.33 <0.1 2900 0.9 90 85 (Co78Hf11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.40 <0.1 2800 0.5 98 85 (Co78Zr11C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 2500 0.9 90 85 (Co78Ta11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.25 <0.1 3000 1 93 65 (Co78Nb11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2800 1 90 65 (Co78Hf11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.23 <0.1 3100 1 98 65 (Co78Zr11C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2800 1 90 65 (Co78Ta6Nb5C11)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.22 <0.1 2000 1 90 70 (Co78Ta6Hf5C11)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.25 <0.1 2100 1 92 70 (Co78Ta6Zr5C11)0.9Al10 1.20 <0.1 2000 1 89 60 (Co78Nb6Hf5C11)0.9(Al60Si40)0.1 1.25 <0.1 2300 0.6 95 65 (Co78Hf5Zr6C11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2200 0.6 95 65
【0036】〔実施例2〕磁性薄膜としてFe−Ta−
N−Cr−Ru合金膜を用いて磁気記録媒体を作製し
た。磁性膜の成膜は、スパッタガスにAr/N2 混合ガ
スを用い、スパッタ法によって行った。スパッタのター
ゲットには、Fe,Ta,Cr,Ruの各元素及びその
窒化物の粉体を熱間静圧プレス法(HIP法)により成
型したものを用いた。N2 ガスの分圧を調整して、Ta
とNの濃度比x/y=0.48,0.55,0.68,
0.70,0.75,0.88と磁性薄膜の組成を変化
させた。磁気特性を測定するための試料には、表面を光
学研磨した結晶化ガラス基板上に磁性膜を作製したもの
を用いた。スパッタの条件はスパッタ装置等に依存して
変化するが、本実施例では放電ガス圧力5mTorr、
投入RF電力400W/150mmφとした。形成した
磁性膜の膜厚は5μmである。成膜後、Ar雰囲気中に
おいて590℃で30分間熱処理した。
N−Cr−Ru合金膜を用いて磁気記録媒体を作製し
た。磁性膜の成膜は、スパッタガスにAr/N2 混合ガ
スを用い、スパッタ法によって行った。スパッタのター
ゲットには、Fe,Ta,Cr,Ruの各元素及びその
窒化物の粉体を熱間静圧プレス法(HIP法)により成
型したものを用いた。N2 ガスの分圧を調整して、Ta
とNの濃度比x/y=0.48,0.55,0.68,
0.70,0.75,0.88と磁性薄膜の組成を変化
させた。磁気特性を測定するための試料には、表面を光
学研磨した結晶化ガラス基板上に磁性膜を作製したもの
を用いた。スパッタの条件はスパッタ装置等に依存して
変化するが、本実施例では放電ガス圧力5mTorr、
投入RF電力400W/150mmφとした。形成した
磁性膜の膜厚は5μmである。成膜後、Ar雰囲気中に
おいて590℃で30分間熱処理した。
【0037】(Fe100-x-yTaxNy)0.9Cr8Ru2な
る組成を有し、x+y=20〜30で、かつ、x/y=
0.48,0.55,0.68,0.70,0.75,
0.88である磁性膜の飽和磁束密度Bsの変化を調べ
た。その結果を図5に示す。飽和磁束密度Bsはx/y
値の増加とともに増大し、x/y=0.68で極大とな
り、その時のBsは1.5Tであった。さらにx/y値
が増加するとBsは逆に減少した。このように、Bsは
x/y値に依存して変化することがわかる。図5から、
大きなBsを得るためには、x/yを0.50〜0.9
0の範囲とするのが効果的であることが分かる。x/y
=0.68における保磁力Hcは0.15Oe、透磁率
μは2300(1MHz)、磁歪定数λsは1.5×1
0-6、比抵抗ρは95×10-8Ω・mであった。
る組成を有し、x+y=20〜30で、かつ、x/y=
0.48,0.55,0.68,0.70,0.75,
0.88である磁性膜の飽和磁束密度Bsの変化を調べ
た。その結果を図5に示す。飽和磁束密度Bsはx/y
値の増加とともに増大し、x/y=0.68で極大とな
り、その時のBsは1.5Tであった。さらにx/y値
が増加するとBsは逆に減少した。このように、Bsは
x/y値に依存して変化することがわかる。図5から、
大きなBsを得るためには、x/yを0.50〜0.9
0の範囲とするのが効果的であることが分かる。x/y
=0.68における保磁力Hcは0.15Oe、透磁率
μは2300(1MHz)、磁歪定数λsは1.5×1
0-6、比抵抗ρは95×10-8Ω・mであった。
【0038】磁性膜の結晶粒子サイズを透過型電子顕微
鏡により調べた。x/y=0.48〜0.70の間で
は、Feの(110)面の結晶粒子サイズが4nm〜1
0nmで、その平均が8nmであり、TaNの(11
1)面について見ると、結晶粒子サイズが2nm〜5n
mであり、その平均が3nmであった。x/y=0.8
8の磁性膜では、前述の磁性膜と異なり、Feの(11
0)面の結晶粒子サイズが5nm〜11nmで、その平
均が8.5nmであり、TaNの(111)面について
見ると、結晶粒子サイズが4nm〜7nmであり、その
平均が5.5nmであった。
鏡により調べた。x/y=0.48〜0.70の間で
は、Feの(110)面の結晶粒子サイズが4nm〜1
0nmで、その平均が8nmであり、TaNの(11
1)面について見ると、結晶粒子サイズが2nm〜5n
mであり、その平均が3nmであった。x/y=0.8
8の磁性膜では、前述の磁性膜と異なり、Feの(11
0)面の結晶粒子サイズが5nm〜11nmで、その平
均が8.5nmであり、TaNの(111)面について
見ると、結晶粒子サイズが4nm〜7nmであり、その
平均が5.5nmであった。
【0039】上述のx/y比の異なる磁性膜を0.5規
定塩化ナトリウム水溶液中に浸漬させ、飽和磁束密度B
sの経時変化を測定することにより、磁性膜の耐食性を
評価した。その結果、x/y=0.48の場合、Bsは
時間の経過とともに、200時間で初期値の5%が減少
した。x/y=0.55〜0.70では2000時間以
上この環境中に放置してもBsの変化は見られなかっ
た。さらに、x/yの比が大きいx/y=0.75,
0.88では、Bsの劣化が大きくなり、x/yの比が
大きくなると、劣化の割合は大きくなった。また、x/
y=0.55,0.68,0.70の磁性膜を60℃−
95%RH及び80℃−95%RH等の高温高湿度環境
中へ上述の磁性膜を放置しても、磁気特性の変化や孔食
の発生は見られなかった。以上の検討から、良好な軟磁
気特性が得られ、しかも高耐食性を有する膜が得られる
組成範囲はx/y=0.50〜0.70であることが分
かり、中でもx/y=0.68付近がBsの観点から最
も適していることが分かる。
定塩化ナトリウム水溶液中に浸漬させ、飽和磁束密度B
sの経時変化を測定することにより、磁性膜の耐食性を
評価した。その結果、x/y=0.48の場合、Bsは
時間の経過とともに、200時間で初期値の5%が減少
した。x/y=0.55〜0.70では2000時間以
上この環境中に放置してもBsの変化は見られなかっ
た。さらに、x/yの比が大きいx/y=0.75,
0.88では、Bsの劣化が大きくなり、x/yの比が
大きくなると、劣化の割合は大きくなった。また、x/
y=0.55,0.68,0.70の磁性膜を60℃−
95%RH及び80℃−95%RH等の高温高湿度環境
中へ上述の磁性膜を放置しても、磁気特性の変化や孔食
の発生は見られなかった。以上の検討から、良好な軟磁
気特性が得られ、しかも高耐食性を有する膜が得られる
組成範囲はx/y=0.50〜0.70であることが分
かり、中でもx/y=0.68付近がBsの観点から最
も適していることが分かる。
【0040】次に、上述の磁性膜を用いて、概略構造を
図4に示すMIG型ヘッドを作製した。磁気ヘッドの作
製に当たっては、まず表面を凹凸に溝加工した単結晶フ
ェライト基板2上にAr/N2 混合ガスを放電ガスとす
るスパッタによって軟磁性薄膜1を形成した。用いた磁
性膜の組成は、(Fe78Ta9N13)0.9Cr8Ru2で、
前記x/y=0.69に相当する。ギャップ部3は、フ
ェライト基板2上の軟磁性薄膜1上にSiO2 を200
nmの膜厚に形成し、その上にCrを100nmの膜厚
に形成することで設けた。これを窒素気流中にて600
℃で1時間熱処理し、同一形状のヘッド基板を低融点ガ
ラス4によりボンディングして磁気ヘッドとした。熱処
理温度は、このガラスボンディング工程における温度に
支配される。基板と磁性膜の間に両者の接着性の向上の
ための接合層、例えば5nm〜20nm程度のCrやA
l等の金属層あるいはSiO2やCr2O3等の無機化合
物層を設けてもよい。
図4に示すMIG型ヘッドを作製した。磁気ヘッドの作
製に当たっては、まず表面を凹凸に溝加工した単結晶フ
ェライト基板2上にAr/N2 混合ガスを放電ガスとす
るスパッタによって軟磁性薄膜1を形成した。用いた磁
性膜の組成は、(Fe78Ta9N13)0.9Cr8Ru2で、
前記x/y=0.69に相当する。ギャップ部3は、フ
ェライト基板2上の軟磁性薄膜1上にSiO2 を200
nmの膜厚に形成し、その上にCrを100nmの膜厚
に形成することで設けた。これを窒素気流中にて600
℃で1時間熱処理し、同一形状のヘッド基板を低融点ガ
ラス4によりボンディングして磁気ヘッドとした。熱処
理温度は、このガラスボンディング工程における温度に
支配される。基板と磁性膜の間に両者の接着性の向上の
ための接合層、例えば5nm〜20nm程度のCrやA
l等の金属層あるいはSiO2やCr2O3等の無機化合
物層を設けてもよい。
【0041】この磁気ヘッドを用いて、VTR装置を作
製し、テープを走行させて画像情報を記録した。ハイビ
ジョンのディジタル情報を記録したところ、S/Nは4
0dB以上が得られた。ここで、相対速度は36m/
s、データレートは46.1Mbps、トラック幅は4
0μmである。このヘッドの耐食性を0.5規定塩化ナ
トリウム水溶液中への浸漬試験法、及び、高温高湿度環
境(60℃、相対湿度95%)中での結露試験法により
評価した。まず、MIG型ヘッドチップを0.5規定塩
化ナトリウム水溶液中へ500時間浸漬させた。その
後、このヘッドを再び装置にセットして記録再生特性を
測定した。その結果、浸漬前と記録再生特性になんら違
いは見られなかった。また、高温高湿度環境中での結露
試験法による評価は、MIGヘッドをペルチェ素子上に
固定して10℃に保ち、全体を60℃、相対湿度95%
環境中へ放置した。その結果、ヘッド全体に結露が生じ
た。この状態で2000時間以上この環境中へ放置した
が、腐食の発生や記録や再生信号の劣化は見られなかっ
た。
製し、テープを走行させて画像情報を記録した。ハイビ
ジョンのディジタル情報を記録したところ、S/Nは4
0dB以上が得られた。ここで、相対速度は36m/
s、データレートは46.1Mbps、トラック幅は4
0μmである。このヘッドの耐食性を0.5規定塩化ナ
トリウム水溶液中への浸漬試験法、及び、高温高湿度環
境(60℃、相対湿度95%)中での結露試験法により
評価した。まず、MIG型ヘッドチップを0.5規定塩
化ナトリウム水溶液中へ500時間浸漬させた。その
後、このヘッドを再び装置にセットして記録再生特性を
測定した。その結果、浸漬前と記録再生特性になんら違
いは見られなかった。また、高温高湿度環境中での結露
試験法による評価は、MIGヘッドをペルチェ素子上に
固定して10℃に保ち、全体を60℃、相対湿度95%
環境中へ放置した。その結果、ヘッド全体に結露が生じ
た。この状態で2000時間以上この環境中へ放置した
が、腐食の発生や記録や再生信号の劣化は見られなかっ
た。
【0042】以上は、Fe−Ta−N−Cr−Ru合金
膜を磁性膜に用いた場合であるが、以下に示すように、
TaをNb,Hf,Zrに変えても、Cr−RuをAl
−Si,Al,Cr−Rh,Ti−Cr等に変えても同
様の効果が得られた。前記と同様にHIP法により成形
したターゲットを用い、スパッタガスにAr/N2 混合
ガスを用いて5μmの膜厚に成膜した組成の異なる磁性
薄膜の代表的なものについて、前記方法と同様の方法で
磁気特性及び耐食性を評価した。測定結果を表5に示
す。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10-6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
膜を磁性膜に用いた場合であるが、以下に示すように、
TaをNb,Hf,Zrに変えても、Cr−RuをAl
−Si,Al,Cr−Rh,Ti−Cr等に変えても同
様の効果が得られた。前記と同様にHIP法により成形
したターゲットを用い、スパッタガスにAr/N2 混合
ガスを用いて5μmの膜厚に成膜した組成の異なる磁性
薄膜の代表的なものについて、前記方法と同様の方法で
磁気特性及び耐食性を評価した。測定結果を表5に示
す。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10-6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
【0043】 表 5 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Fe78Nb9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 2500 1 98 100 (Fe78Hf9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.49 <0.1 3000 0.9 85 100 (Fe78Zr9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 3000 2 93 100 (Fe78Ta8N14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.40 <0.1 2000 2 88 100 (Fe78Nb8N14)0.91(Cr70Rh30)0.09 1.42 <0.1 2000 1 89 100 (Fe79Hf7N14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.52 <0.1 3000 0.9 98 100 (Fe78Zr8N14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.43 <0.1 2500 1 93 100 (Fe78Ta8N14)0.9Al10 1.43 <0.1 3500 0.8 98 100 (Fe78Nb8N14)0.9Al10 1.40 <0.1 3000 0.9 95 100 (Fe79Hf7N14)0.9Al10 1.50 <0.1 3000 1 95 100 (Fe78Zr9N13)0.9Al10 1.40 <0.1 2300 1 89 100 (Fe78Ta9N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.51 <0.1 3800 0.6 103 100 (Fe78Nb9N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.43 <0.1 2900 0.7 98 100 (Fe80Hf7N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.50 <0.1 3000 0.5 108 100 (Fe78Zr9N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.40 <0.1 3000 0.8 95 100 (Fe78Ta9N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 2000 1 95 100 (Fe78Nb9N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.36 <0.1 2100 1 96 100 (Fe80Hf7N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.45 <0.1 2800 0.9 97 100 (Fe78Zr9N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.40 <0.1 3000 1 95 100 (Fe78Ta4Nb5N13)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.40 <0.1 2300 1 95 100 (Fe80Ta2Hf5N13)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.50 <0.1 2800 0.8 95 100 (Fe78Ta5Zr4N13)0.9Al10 1.45 <0.1 2800 1 98 100 (Fe80Nb2Hf5N13)0.9(Al70Si30)0.1 1.51 <0.1 3000 0.7 98 100 (Fe80Hf5Zr2N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.50 <0.1 2300 2 93 100
【0044】表5から分かるように、CをNに変えても
磁性膜の磁気的特性にはほとんど変化が見られなかっ
た。これらの磁性膜においても、添加元素はFeに固溶
して金属間化合物などの合金を形成している。そのため
に、熱処理時にFeの結晶成長が抑制され、その結果、
磁気特性を低下させずに耐食性を向上させる以外に、さ
らに、耐熱性の向上も図れるものと考えられる。
磁性膜の磁気的特性にはほとんど変化が見られなかっ
た。これらの磁性膜においても、添加元素はFeに固溶
して金属間化合物などの合金を形成している。そのため
に、熱処理時にFeの結晶成長が抑制され、その結果、
磁気特性を低下させずに耐食性を向上させる以外に、さ
らに、耐熱性の向上も図れるものと考えられる。
【0045】しかし、このFe−N系の磁性膜において
も、Fe100-a-b-cXaYbNc(ただし、XはNb,T
a,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種類の元
素、YはCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの群から
選ばれる1種類又は2種類の元素)で表される磁性薄膜
の組成が、5≦a≦20、0.5≦b≦15、1≦c≦
20、かつ0.5≦a/c≦0.7の範囲を外れると、
例えば下記の表6に示すように、所望の軟磁気特性と耐
食性を同時に満たすことはできなかった。表中の飽和磁
束密度Bsの単位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁
率μは1MHzにおける値、磁歪定数λsの単位は10
-6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mである。また、Bs
(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は
磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水溶液中に200時
間浸漬した後の飽和磁束密度の値である。
も、Fe100-a-b-cXaYbNc(ただし、XはNb,T
a,Hf,Zrの群から選ばれる少なくとも1種類の元
素、YはCr,Ru,Al,Si,Ti,Rhの群から
選ばれる1種類又は2種類の元素)で表される磁性薄膜
の組成が、5≦a≦20、0.5≦b≦15、1≦c≦
20、かつ0.5≦a/c≦0.7の範囲を外れると、
例えば下記の表6に示すように、所望の軟磁気特性と耐
食性を同時に満たすことはできなかった。表中の飽和磁
束密度Bsの単位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁
率μは1MHzにおける値、磁歪定数λsの単位は10
-6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mである。また、Bs
(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は
磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水溶液中に200時
間浸漬した後の飽和磁束密度の値である。
【0046】 表 6 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Fe72Ta14N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 3000 1 95 60 (Fe72Nb14N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 2800 2 93 60 (Fe74Hf12N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.33 0.25 2900 1 97 60 (Fe72Zr14N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 2500 2 90 60 (Fe72Ta14N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 3100 2 95 60 (Fe72Nb14N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 3000 2.5 93 60 (Fe74Hf12N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.32 0.25 3000 1 97 60 (Fe72Zr14N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 2900 2 91 60 (Fe72Ta14N14)0.9Al10 1.35 0.2 3000 1 99 80 (Fe72Nb14N14)0.9Al10 1.30 0.2 3000 2 95 70 (Fe74Hf12N14)0.9Al10 1.38 0.2 3500 1 98 80 (Fe72Zr14N14)0.9Al10 1.29 0.2 3000 1 97 70 (Fe78Ta11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.45 <0.1 3500 0.7 95 85 (Fe78Nb11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.43 <0.1 3500 0.8 95 78 (Fe78Hf11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.50 <0.1 3800 0.7 98 85 (Fe78Zr11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.45 <0.1 3300 0.8 95 78 (Fe78Ta11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 3000 1 90 55 (Fe78Nb11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 3500 2 89 55 (Fe78Hf11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.33 <0.1 3000 1 92 55 (Fe78Zr11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 3200 2 92 55 (Fe78Ta6Nb5N11)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.32 <0.1 2800 1 90 60 (Fe78Ta6Hf5N11)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.35 <0.1 2700 2 89 60 (Fe78Ta6Zr5N11)0.9Al10 1.30 <0.1 2600 2 92 55 (Fe78Nb6Hf5N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 2700 1 91 60 (Fe78Hf5Zr6N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 2800 1 90 60
【0047】また、FeをCoに変えたCo−N系の磁
性膜においても、以下に示すように、飽和磁束密度Bs
がFeの場合より0.1T程度小さくなるだけで他の点
ではFe−N系と同様な特性を示す軟磁性薄膜が得られ
た。前記と同様にHIP法により成形したターゲットを
用い、スパッタガスにAr/N2 混合ガスを用いて5μ
mの膜厚に成膜した組成の異なる磁性薄膜の代表的なも
のについて、前記と同様にして磁気特性及び耐食性を評
価した。測定結果を表7に示す。表中の飽和磁束密度B
sの単位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1
MHzにおける値、磁歪定数λsの単位は10-6、比抵
抗ρの単位は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成
膜後の磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を
0.5規定塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬し
た後の飽和磁束密度の値である。
性膜においても、以下に示すように、飽和磁束密度Bs
がFeの場合より0.1T程度小さくなるだけで他の点
ではFe−N系と同様な特性を示す軟磁性薄膜が得られ
た。前記と同様にHIP法により成形したターゲットを
用い、スパッタガスにAr/N2 混合ガスを用いて5μ
mの膜厚に成膜した組成の異なる磁性薄膜の代表的なも
のについて、前記と同様にして磁気特性及び耐食性を評
価した。測定結果を表7に示す。表中の飽和磁束密度B
sの単位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1
MHzにおける値、磁歪定数λsの単位は10-6、比抵
抗ρの単位は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成
膜後の磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を
0.5規定塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬し
た後の飽和磁束密度の値である。
【0048】 表 7 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Co78Ta9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 90 100 (Co78Nb9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 90 100 (Co78Hf9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.39 <0.1 2300 0.9 93 100 (Co78Zr9N13)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2100 1 83 100 (Co78Ta8N14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.30 <0.1 2000 1 88 100 (Co78Nb8N14)0.91(Cr70Rh30)0.09 1.32 <0.1 2000 1 83 100 (Co79Hf7N14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.40 <0.1 2300 0.9 85 100 (Co78Zr8N14)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 80 100 (Co78Ta8N14)0.9Al10 1.33 <0.1 2100 1 98 100 (Co78Nb8N14)0.9Al10 1.30 <0.1 2000 1 99 100 (Co79Hf7N14)0.9Al10 1.40 <0.1 2400 1 103 100 (Co78Zr9N13)0.9Al10 1.30 <0.1 2000 2 97 100 (Co78Ta9N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.41 <0.1 2800 0.6 98 100 (Co78Nb9N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.33 <0.1 2600 0.8 93 100 (Co80Hf7N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.40 <0.1 3000 0.4 105 100 (Co78Zr9N13)0.9(Al65Si35)0.1 1.30 <0.1 2700 0.8 97 100 (Co78Ta9N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.25 <0.1 2100 1 90 100 (Co78Nb9N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.26 <0.1 2300 1 88 100 (Co80Hf7N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 2800 1 85 100 (Co78Zr9N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.30 <0.1 1900 1 88 100 (Co78Ta4Nb5N13)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.30 <0.1 1900 1 90 100 (Co80Ta2Hf5N13)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.40 <0.1 1800 1 88 100 (Co78Ta5Zr4N13)0.9Al10 1.35 <0.1 1800 1 85 100 (Co80Nb2Hf5N13)0.9(Al70Si30)0.1 1.41 <0.1 2000 0.8 83 100 (Co80Hf5Zr2N13)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.40 <0.1 1900 1 90 100
【0049】これらの磁性薄膜の保磁力Hcは、組成に
依存せず、いずれも0.1Oeより小さな値を示した。
添加元素は、Coに固溶して金属間化合物などの合金を
形成している。そのために、熱処理時にCoの結晶成長
が抑制され、その結果、磁気特性を低下させずに耐食性
を向上させる以外に、さらに、耐熱性の向上も図れるも
のと考えられる。
依存せず、いずれも0.1Oeより小さな値を示した。
添加元素は、Coに固溶して金属間化合物などの合金を
形成している。そのために、熱処理時にCoの結晶成長
が抑制され、その結果、磁気特性を低下させずに耐食性
を向上させる以外に、さらに、耐熱性の向上も図れるも
のと考えられる。
【0050】しかし、Co100-a-b-cXaYbNc(ただ
し、XはNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YはCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素)で
表される磁性薄膜の組成が、5≦a≦20、0.5≦b
≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7の
範囲を外れると、例えば下記の表8に示すように、所望
の軟磁気特性と耐食性を同時に満たすことはできなかっ
た。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10 -6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
し、XはNb,Ta,Hf,Zrの群から選ばれる少な
くとも1種類の元素、YはCr,Ru,Al,Si,T
i,Rhの群から選ばれる1種類又は2種類の元素)で
表される磁性薄膜の組成が、5≦a≦20、0.5≦b
≦15、1≦c≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7の
範囲を外れると、例えば下記の表8に示すように、所望
の軟磁気特性と耐食性を同時に満たすことはできなかっ
た。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力Hcの
単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪定数
λsの単位は10 -6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・mで
ある。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束密度
の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム水
溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値であ
る。
【0051】 表 8 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Co72Ta14N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.18 0.4 2000 1 78 65 (Co72Nb14N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.18 0.4 2500 1 88 65 (Co74Hf12N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.23 0.2 2600 1 80 65 (Co72Zr14N14)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.38 0.4 2800 1 83 65 (Co72Ta14N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 2500 1 90 65 (Co72Nb14N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 2000 1 93 65 (Co74Hf12N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.22 0.4 2500 1 97 65 (Co72Zr14N14)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 1800 1 91 65 (Co72Ta14N14)0.9Al10 1.25 0.2 3300 1 98 85 (Co72Nb14N14)0.9Al10 1.20 0.2 3200 1 96 75 (Co74Hf12N14)0.9Al10 1.28 0.2 3200 1 99 85 (Co72Zr14N14)0.9Al10 1.19 0.2 3100 1 95 80 (Co78Ta11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 3100 0.7 95 85 (Co78Nb11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.33 <0.1 2900 0.9 90 85 (Co78Hf11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.40 <0.1 2800 0.5 98 85 (Co78Zr11N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 2500 0.9 90 85 (Co78Ta11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.25 <0.1 3000 1 93 65 (Co78Nb11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2800 1 90 65 (Co78Hf11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.23 <0.1 3100 1 98 65 (Co78Zr11N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2800 1 90 65 (Co78Ta6Nb5N11)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.22 <0.1 2000 1 90 70 (Co78Ta6Hf5N11)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.25 <0.1 2100 1 92 70 (Co78Ta6Zr5N11)0.9Al10 1.20 <0.1 2000 1 89 60 (Co78Nb6Hf5N11)0.9(Al60Si40)0.1 1.25 <0.1 2300 0.6 95 65 (Co78Hf5Zr6N11)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2200 0.6 95 65
【0052】さらに、CとNを同時に含有させたFe−
C−N系あるいはCo−C−N系の磁性膜においても同
様な特性が得られた。磁性膜の成膜は、スパッタガスに
Ar/N2 混合ガスを用いるスパッタ法によって行っ
た。スパッタのターゲットには、所望の磁性膜の組成と
同じ元素及びその窒化物の粉体を熱間静圧プレス法によ
り成型したものを用いた。各磁性膜について前記方法と
同様の方法で磁気特性及び耐食性を評価した結果を表9
に示す。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力H
cの単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪
定数λsの単位は10-6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・
mである。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束
密度の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウ
ム水溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値
である。
C−N系あるいはCo−C−N系の磁性膜においても同
様な特性が得られた。磁性膜の成膜は、スパッタガスに
Ar/N2 混合ガスを用いるスパッタ法によって行っ
た。スパッタのターゲットには、所望の磁性膜の組成と
同じ元素及びその窒化物の粉体を熱間静圧プレス法によ
り成型したものを用いた。各磁性膜について前記方法と
同様の方法で磁気特性及び耐食性を評価した結果を表9
に示す。表中の飽和磁束密度Bsの単位はT、保持力H
cの単位はOe、透磁率μは1MHzにおける値、磁歪
定数λsの単位は10-6、比抵抗ρの単位は10-8Ω・
mである。また、Bs(0)は成膜後の磁性膜の飽和磁束
密度の値、Bs(t)は磁性膜を0.5規定塩化ナトリウ
ム水溶液中に200時間浸漬した後の飽和磁束密度の値
である。
【0053】 表 9 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Fe78Ta9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 2500 1 98 100 (Fe78Nb9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 2500 1 98 100 (Fe78Hf9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.49 <0.1 3000 0.9 85 100 (Fe78Zr9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.45 <0.1 3000 2 93 100 (Fe78Ta8C8N6)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.40 <0.1 2000 2 88 100 (Fe78Nb8C8N6)0.91(Cr70Rh30)0.09 1.42 <0.1 2000 1 89 100 (Fe79Hf7C8N6)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.52 <0.1 3000 0.9 98 100 (Fe78Zr8C8N6)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.43 <0.1 2500 1 93 100 (Fe78Ta8C8N6)0.9Al10 1.43 <0.1 3500 0.8 98 100 (Fe78Nb8C8N6)0.9Al10 1.40 <0.1 3000 0.9 95 100 (Fe79Hf7C8N6)0.9Al10 1.50 <0.1 3000 1 95 100 (Fe78Zr9C8N5)0.9Al10 1.40 <0.1 2300 1 89 100 (Fe78Ta9C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.51 <0.1 3800 0.6 103 100 (Fe78Nb9C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.43 <0.1 2900 0.7 98 100 (Fe80Hf7C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.50 <0.1 3000 0.5 108 100 (Fe78Zr9C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.40 <0.1 3000 0.8 95 100 (Fe78Ta9C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 2000 1 95 100 (Fe78Nb9C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.36 <0.1 2100 1 96 100 (Fe80Hf7C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.45 <0.1 2800 0.9 97 100 (Fe78Zr9C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.40 <0.1 3000 1 95 100 (Fe78Ta4Nb5C8N5)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.40 <0.1 2300 1 95 100 (Fe80Ta2Hf5C8N5)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.50 <0.1 2800 0.8 95 100 (Fe78Ta5Zr4C8N5)0.9Al10 1.45 <0.1 2800 1 98 100 (Fe80Nb2Hf5C8N5)0.9(Al70Si30)0.1 1.51 <0.1 3000 0.7 98 100 (Fe80Hf5Zr2C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.50 <0.1 2300 2 93 100 (Co78Ta9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 90 100 (Co78Nb9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 90 100 (Co78Hf9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.39 <0.1 2300 0.9 93 100 (Co78Zr9C8N5)0.9(Cr70Ru30)0.1 1.35 <0.1 2100 1 83 100 (Co78Ta8C8N6)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.30 <0.1 2000 1 88 100 (Co78Nb8C8N6)0.91(Cr70Rh30)0.09 1.32 <0.1 2000 1 83 100 (Co79Hf7C8N6)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.40 <0.1 2300 0.9 85 100 (Co78Zr8C8N6)0.9(Cr70Rh30)0.1 1.35 <0.1 2000 1 80 100 (Co78Ta8C8N6)0.9Al10 1.33 <0.1 2100 1 98 100 (Co78Nb8C8N6)0.9Al10 1.30 <0.1 2000 1 99 100 (Co79Hf7C8N6)0.9Al10 1.40 <0.1 2400 1 103 100 (Co78Zr9C8N5)0.9Al10 1.30 <0.1 2000 2 97 100 (Co78Ta9C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.41 <0.1 2800 0.6 98 100 (Co78Nb9C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.33 <0.1 2600 0.8 93 100 (Co80Hf7C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.40 <0.1 3000 0.4 105 100 (Co78Zr9C8N5)0.9(Al65Si35)0.1 1.30 <0.1 2700 0.8 97 100 (Co78Ta9C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.25 <0.1 2100 1 90 100 (Co78Nb9C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.26 <0.1 2300 1 88 100 (Co80Hf7C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 2800 1 85 100 (Co78Zr9C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.30 <0.1 1900 1 88 100 (Co78Ta4Nb5C8N5)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.30 <0.1 1900 1 90 100 (Co80Ta2Hf5C8N5)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.40 <0.1 1800 1 88 100 (Co78Ta5Zr4C8N5)0.9Al10 1.35 <0.1 1800 1 85 100 (Co80Nb2Hf5C8N5)0.9(Al70Si30)0.1 1.41 <0.1 2000 0.8 83 100 (Co80Hf5Zr2C8N5)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.40 <0.1 1900 1 90 100
【0054】しかし、これらの磁性膜においても、Fe
100-a-b-cXaYb(C−N)c、又はCo100-a-b-cXaY
b(C−N)c(ただし、XはNb,Ta,Hf,Zrの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素、YはCr,R
u,Al,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又
は2種類の元素)で表される磁性薄膜の組成が、5≦a
≦20、0.5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5
≦a/c≦0.7の範囲を外れると、例えば下記の表1
0に示すように、所望の軟磁気特性と耐食性を同時に満
たすことはできなかった。表中の飽和磁束密度Bsの単
位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1MHz
における値、磁歪定数λsの単位は10 -6、比抵抗ρの
単位は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成膜後の
磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を0.5
規定塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬した後の
飽和磁束密度の値である。
100-a-b-cXaYb(C−N)c、又はCo100-a-b-cXaY
b(C−N)c(ただし、XはNb,Ta,Hf,Zrの
群から選ばれる少なくとも1種類の元素、YはCr,R
u,Al,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又
は2種類の元素)で表される磁性薄膜の組成が、5≦a
≦20、0.5≦b≦15、1≦c≦20、かつ0.5
≦a/c≦0.7の範囲を外れると、例えば下記の表1
0に示すように、所望の軟磁気特性と耐食性を同時に満
たすことはできなかった。表中の飽和磁束密度Bsの単
位はT、保持力Hcの単位はOe、透磁率μは1MHz
における値、磁歪定数λsの単位は10 -6、比抵抗ρの
単位は10-8Ω・mである。また、Bs(0)は成膜後の
磁性膜の飽和磁束密度の値、Bs(t)は磁性膜を0.5
規定塩化ナトリウム水溶液中に200時間浸漬した後の
飽和磁束密度の値である。
【0055】 表 10 Bs Hc μ λ ρ Bs(t)/Bs(0) (Fe72Ta14C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 3000 1 95 60 (Fe72Nb14C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 2800 2 93 60 (Fe74Hf12C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.33 0.25 2900 1 97 60 (Fe72Zr14C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.28 0.3 2500 2 90 60 (Fe72Ta14C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 3100 2 95 60 (Fe72Nb14C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 3000 2.5 93 60 (Fe74Hf12C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.32 0.25 3000 1 97 60 (Fe72Zr14C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.28 0.3 2900 2 91 60 (Fe72Ta14C8N6)0.9Al10 1.35 0.2 3000 1 99 80 (Fe72Nb14C8N6)0.9Al10 1.30 0.2 3000 2 95 70 (Fe74Hf12C8N6)0.9Al10 1.38 0.2 3500 1 98 80 (Fe72Zr14C8N6)0.9Al10 1.29 0.2 3000 1 97 70 (Fe78Ta11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.45 <0.1 3500 0.7 95 85 (Fe78Nb11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.43 <0.1 3500 0.8 95 78 (Fe78Hf11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.50 <0.1 3800 0.7 98 85 (Fe78Zr11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.45 <0.1 3300 0.8 95 78 (Fe78Ta11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.35 <0.1 3000 1 90 55 (Fe78Nb11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 3500 2 89 55 (Fe78Hf11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.33 <0.1 3000 1 92 55 (Fe78Zr11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 3200 2 92 55 (Fe78Ta6Nb5C7N4)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.32 <0.1 2800 1 90 60 (Fe78Ta6Hf5C7N4)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.35 <0.1 2700 2 89 60 (Fe78Ta6Zr5C7N4)0.9Al10 1.30 <0.1 2600 2 92 55 (Fe78Nb6Hf5C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 2700 1 91 60 (Fe98Hf5Zr6C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.32 <0.1 2800 1 90 60 (Co72Ta14C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.18 0.4 2000 1 78 65 (Co72Nb14C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.18 0.4 2500 1 88 65 (Co74Hf12C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.23 0.2 2600 1 80 65 (Co72Zr14C8N6)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.38 0.4 2800 1 83 65 (Co72Ta14C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 2500 1 90 65 (Co72Nb14C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 2000 1 93 65 (Co74Hf12C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.22 0.4 2500 1 97 65 (Co72Zr14C8N6)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.18 0.4 1800 1 91 65 (Co72Ta14C8N6)0.9Al10 1.25 0.2 3300 1 98 85 (Co72Nb14C8N6)0.9Al10 1.20 0.2 3200 1 96 75 (Co74Hf12C8N6)0.9Al10 1.28 0.2 3200 1 99 85 (Co72Zr14C8N6)0.9Al10 1.19 0.2 3100 1 95 80 (Co78Ta11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 3100 0.7 95 85 (Co78Nb11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.33 <0.1 2900 0.9 90 85 (Co78Hf11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.40 <0.1 2800 0.5 98 85 (Co78Zr11C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.35 <0.1 2500 0.9 90 85 (Co78Ta11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.25 <0.1 3000 1 93 65 (Co78Nb11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2800 1 90 65 (Co78Hf11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.23 <0.1 3100 1 98 65 (Co78Zr11C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2800 1 90 65 (Co78Ta6Nb5C7N4)0.9(Cr80Ru20)0.1 1.22 <0.1 2000 1 90 70 (Co78Ta6Hf5C7N4)0.9(Cr80Rh20)0.1 1.25 <0.1 2100 1 92 70 (Co78Ta6Zr5C7N4)0.9Al10 1.20 <0.1 2000 1 89 60 (Co78Nb6Hf5C7N4)0.9(Al60Si40)0.1 1.25 <0.1 2300 0.6 95 65 (Co98Hf5Zr6C7N4)0.9(Ti30Cr70)0.1 1.22 <0.1 2200 0.6 95 65
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、Fe又はCoを主体と
する微結晶析出型の磁性膜において、Fe,Co及び炭
化物或いは窒化物の結晶粒子サイズを制御することによ
り、磁気特性を確保しつつ軟磁性薄膜の耐食性を向上さ
せることができる。この効果は、Fe又はCo層中へ元
素を固溶させることによりFe又はCoの結晶粒子サイ
ズを制御でき、また、元素Nb,Ta,Hf,Zrと元
素C,Nの比を制御することにより炭化物或いは窒化物
の結晶粒子サイズを制御できることによると考えられ
る。
する微結晶析出型の磁性膜において、Fe,Co及び炭
化物或いは窒化物の結晶粒子サイズを制御することによ
り、磁気特性を確保しつつ軟磁性薄膜の耐食性を向上さ
せることができる。この効果は、Fe又はCo層中へ元
素を固溶させることによりFe又はCoの結晶粒子サイ
ズを制御でき、また、元素Nb,Ta,Hf,Zrと元
素C,Nの比を制御することにより炭化物或いは窒化物
の結晶粒子サイズを制御できることによると考えられ
る。
【図1】軟磁性薄膜の磁気特性のTa/C比依存性を示
す図。
す図。
【図2】各種組成の磁性膜のX線回折スペクトルを示す
図。
図。
【図3】各種組成の磁性膜を0.5規定塩化ナトリウム
水溶液中に浸漬させたときの飽和磁束密度の経時変化を
示す図。
水溶液中に浸漬させたときの飽和磁束密度の経時変化を
示す図。
【図4】MIG型磁気ヘッドの構造を示す図。
【図5】軟磁性薄膜の飽和磁束密度のTa/N比依存性
を示す図。
を示す図。
1…軟磁性薄膜、2…フェライト基板、3…ギャップ
部、4…低融点ガラス
部、4…低融点ガラス
Claims (18)
- 【請求項1】 XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選
ばれる少なくとも1種類の元素、YをCr,Ru,A
l,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又は2種
類の元素、ZをC,Nの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素とするとき、 Fe100-a-b-cXaYbZc で表わされ、5≦a≦20、0.5≦b≦15、1≦c
≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7であることを特徴
とする軟磁性薄膜。 - 【請求項2】 YはAl−Si,Al,Cr−Ru,C
r−Rh又はTi−Crであることを特徴とする請求項
1記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項3】 0.53≦a/c≦0.70であること
を特徴とする請求項2記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項4】 XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選
ばれる少なくとも1種類の元素、YをCr,Ru,A
l,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又は2種
類の元素、ZをC,Nの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素とするとき、 Co100-a-b-cXaYbZc で表わされ、5≦a≦20、0.5≦b≦15、1≦c
≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7であることを特徴
とする軟磁性薄膜。 - 【請求項5】 YはAl−Si,Al,Cr−Ru,C
r−Rh又はTi−Crであることを特徴とする請求項
4記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項6】 0.53≦a/c≦0.70であること
を特徴とする請求項5記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項7】 XをNb,Ta,Hf,Zrの群から選
ばれる少なくとも1種類の元素、YをCr,Ru,A
l,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又は2種
類の元素、ZをC,Nの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素とするとき、 Fe100-a-b-cXaYbZc で表わされ、5≦a≦20、0.5≦b≦15、1≦c
≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7であり、元素Xの
炭化物又は窒化物の平均結晶粒子サイズが3nm以下で
あることを特徴とする軟磁性薄膜。 - 【請求項8】 YはAl−Si,Al,Cr−Ru,C
r−Rh又はTi−Crであることを特徴とする請求項
7記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項9】 0.53≦a/c≦0.70であること
を特徴とする請求項8記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項10】 XをNb,Ta,Hf,Zrの群から
選ばれる少なくとも1種類の元素、YをCr,Ru,A
l,Si,Ti,Rhの群から選ばれる1種類又は2種
類の元素、ZをC,Nの群から選ばれる少なくとも1種
類の元素とするとき、 Co100-a-b-cXaYbZc で表わされ、5≦a≦20、0.5≦b≦15、1≦c
≦20、かつ0.5≦a/c≦0.7であり、元素Xの
炭化物又は窒化物の平均結晶粒子サイズが3nm以下で
あることを特徴とする軟磁性薄膜。 - 【請求項11】 YはAl−Si,Al,Cr−Ru,
Cr−Rh又はTi−Crであることを特徴とする請求
項10記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項12】 0.53≦a/c≦0.70であるこ
とを特徴とする請求項11記載の軟磁性薄膜。 - 【請求項13】 成膜中あるいは成膜後に薄膜に熱エネ
ルギーを与えることにより、微結晶を析出させたことを
特徴とする請求項1、4、7又は10のいずれか1項記
載の軟磁性薄膜。 - 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項記載の
軟磁性薄膜を磁気ヘッドコアの少なくとも一部に用いた
ことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項15】 メタル・イン・ギャップ型であること
を特徴とする請求項14記載の磁気ヘッド。 - 【請求項16】 請求項14又は15記載の磁気ヘッド
を用いて、移動する磁気記録媒体に情報を記録すること
を特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項17】 画像情報及び/又は音声情報を記録す
ることを特徴とする請求項16記載の磁気記録装置。 - 【請求項18】 情報記録媒体として磁気テープ又は円
板上に磁気記録媒体層が形成されたものを用いることを
特徴とする請求項16又は17記載の磁気記録装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01573995A JP3386270B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 磁気ヘッド及び磁気記録装置 |
| KR1019960001987A KR960032314A (ko) | 1995-02-02 | 1996-01-30 | 연자성박막과 이것을 사용한 자기헤드 및 자기기록장치 |
| US08/595,080 US5873955A (en) | 1994-08-12 | 1996-02-01 | Soft magnetic thin film, and magnetic head and magnetic recording device using the same |
| DE19603618A DE19603618A1 (de) | 1995-02-02 | 1996-02-01 | Weichmagnetischer Dünnfilm sowie Magnetkopf und magnetisches Aufzeichnungsgerät, die diesen verwenden |
| US09/174,445 US6033792A (en) | 1995-02-02 | 1998-10-19 | Soft magnetic thin film, and magnetic head and magnetic recording device using the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01573995A JP3386270B2 (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 磁気ヘッド及び磁気記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08213235A true JPH08213235A (ja) | 1996-08-20 |
| JP3386270B2 JP3386270B2 (ja) | 2003-03-17 |
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ID=11897138
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01573995A Expired - Fee Related JP3386270B2 (ja) | 1994-08-12 | 1995-02-02 | 磁気ヘッド及び磁気記録装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3386270B2 (ja) |
| KR (1) | KR960032314A (ja) |
| DE (1) | DE19603618A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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