JPH08213452A - 誘電体分離基板およびその製造方法 - Google Patents
誘電体分離基板およびその製造方法Info
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- JPH08213452A JPH08213452A JP4139495A JP4139495A JPH08213452A JP H08213452 A JPH08213452 A JP H08213452A JP 4139495 A JP4139495 A JP 4139495A JP 4139495 A JP4139495 A JP 4139495A JP H08213452 A JPH08213452 A JP H08213452A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スートガラスに含まれる不純物のオートドー
プおよび外部への拡散防止構造、並びにスートガラスの
吸湿防止構造を有する誘電体分離基板およびその製造方
法を提供すること。 【構成】 支持基板7上の周辺部を除いた部分に形成さ
れたスートガラス層8表面に、酸化膜4を介して単結晶
シリコンである素子領域11を島状に埋め込み、誘電体
分離領域10、および端面13を含む側面を多結晶シリ
コン膜16で覆い、スートガラス層8の露出部分が無い
構成とする。
プおよび外部への拡散防止構造、並びにスートガラスの
吸湿防止構造を有する誘電体分離基板およびその製造方
法を提供すること。 【構成】 支持基板7上の周辺部を除いた部分に形成さ
れたスートガラス層8表面に、酸化膜4を介して単結晶
シリコンである素子領域11を島状に埋め込み、誘電体
分離領域10、および端面13を含む側面を多結晶シリ
コン膜16で覆い、スートガラス層8の露出部分が無い
構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速、高周波動作を
要求される半導体デバイスを作り込むのに適した誘電体
分離基板およびその製造方法に関する。
要求される半導体デバイスを作り込むのに適した誘電体
分離基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘電体分離基板の製造方法におけ
る、素子基板と支持基板との接合方法の典型的なものと
しては、単結晶シリコン基板である素子基板に、多結晶
シリコンを厚く堆積させ(単結晶シリコン基板の厚さで
ある300〜500μm程度堆積させる)、この多結晶
シリコン層を支持基板とするEPIC(Epitaxial Pass
ivated Circuit)法があるが、多結晶シリコンの堆積レ
ートは早いもので約2μm/min程度であるため、多
結晶シリコンを厚く堆積させるために非常に時間がかか
り、また湾曲や反りが生じるため、ウェハーの大口径化
への対応や、製造コスト等に問題があり、現在種々の方
法が検討されている。
る、素子基板と支持基板との接合方法の典型的なものと
しては、単結晶シリコン基板である素子基板に、多結晶
シリコンを厚く堆積させ(単結晶シリコン基板の厚さで
ある300〜500μm程度堆積させる)、この多結晶
シリコン層を支持基板とするEPIC(Epitaxial Pass
ivated Circuit)法があるが、多結晶シリコンの堆積レ
ートは早いもので約2μm/min程度であるため、多
結晶シリコンを厚く堆積させるために非常に時間がかか
り、また湾曲や反りが生じるため、ウェハーの大口径化
への対応や、製造コスト等に問題があり、現在種々の方
法が検討されている。
【0003】そのうち最も実用化が期待されている方法
として、特開昭61−242033号公報に記載され
た、支持基板として単結晶シリコン基板を用い、素子基
板と支持基板をガラス質超微粒子を使用して接合するS
ODIC(Soot Deposited Integrated Circuit )法が
挙げられる。
として、特開昭61−242033号公報に記載され
た、支持基板として単結晶シリコン基板を用い、素子基
板と支持基板をガラス質超微粒子を使用して接合するS
ODIC(Soot Deposited Integrated Circuit )法が
挙げられる。
【0004】SODIC法は四塩化ケイ素(SiC
l4 )などのケイ素化合物を主成分とし、例えば三塩化
硼素(BCl3 )などの硼素化合物を添加した原料を酸
水素炎(酸素および水素による燃焼炎)で燃焼して得ら
れるガラス質超微粒子(SiO2とB2 O3 とからな
り、スートと称する)を素子基板上に堆積させ、このス
ート上に支持基板を重ね合わせ、酸素ガスとヘリウムガ
スの混合ガス雰囲気中で加熱処理してスートを焼結させ
ることによって素子基板と支持基板を接合する方法であ
る。焼結したスートはガラス質バルクとなり、これをス
ートガラスと称する。
l4 )などのケイ素化合物を主成分とし、例えば三塩化
硼素(BCl3 )などの硼素化合物を添加した原料を酸
水素炎(酸素および水素による燃焼炎)で燃焼して得ら
れるガラス質超微粒子(SiO2とB2 O3 とからな
り、スートと称する)を素子基板上に堆積させ、このス
ート上に支持基板を重ね合わせ、酸素ガスとヘリウムガ
スの混合ガス雰囲気中で加熱処理してスートを焼結させ
ることによって素子基板と支持基板を接合する方法であ
る。焼結したスートはガラス質バルクとなり、これをス
ートガラスと称する。
【0005】上記のSODIC法において、硼素化合物
はスートの焼結温度およびスートガラスの融点を制御す
る制御材料として添加されるものである。硼素化合物の
添加量を変えることによって、スート中の硼素酸化物
(B2 O3 )含有率が変わり、この硼素酸化物含有率が
大きいほどスートの焼結温度を低くすることができる
(ただし、スートガラスの融点も低くなる)。また制御
材料として硼素化合物の他に燐化合物やゲルマニウム化
合物を用いてもよい。
はスートの焼結温度およびスートガラスの融点を制御す
る制御材料として添加されるものである。硼素化合物の
添加量を変えることによって、スート中の硼素酸化物
(B2 O3 )含有率が変わり、この硼素酸化物含有率が
大きいほどスートの焼結温度を低くすることができる
(ただし、スートガラスの融点も低くなる)。また制御
材料として硼素化合物の他に燐化合物やゲルマニウム化
合物を用いてもよい。
【0006】図4はSODIC法による誘電体分離基板
の製造工程を示すものである。
の製造工程を示すものである。
【0007】工程[1]において、単結晶シリコン基板
にV字状の溝を形成した素子基板51を熱酸化すること
にによって、素子基板51表面に絶縁分離膜となる酸化
膜(SiO2 )52を形成する。
にV字状の溝を形成した素子基板51を熱酸化すること
にによって、素子基板51表面に絶縁分離膜となる酸化
膜(SiO2 )52を形成する。
【0008】次に工程[2]において、スート53を堆
積させる。
積させる。
【0009】次に工程[3]において、スート53上に
支持基板54を重ね合わせ、工程[4]において、スー
ト53を加熱処理してスートガラス層55を形成するこ
とによって、素子基板51と支持基板54を貼り合わせ
る。
支持基板54を重ね合わせ、工程[4]において、スー
ト53を加熱処理してスートガラス層55を形成するこ
とによって、素子基板51と支持基板54を貼り合わせ
る。
【0010】最後に工程[5]において、素子基板51
を素子形成面56まで研削、研磨することによって、互
いに絶縁分離された複数の素子領域57を有する誘電体
分離基板が得られる。
を素子形成面56まで研削、研磨することによって、互
いに絶縁分離された複数の素子領域57を有する誘電体
分離基板が得られる。
【0011】図5は図4に示す工程によって製造された
誘電体分離基板の構造図である。同図において、58は
シリコン酸化膜52とスートガラス層55からなる誘電
体分離領域である。
誘電体分離基板の構造図である。同図において、58は
シリコン酸化膜52とスートガラス層55からなる誘電
体分離領域である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図5に示
す構造の誘電体分離基板においては、素子領域にデバイ
スを形成する工程において、スートガラスの露出してい
る端面部分および素子分離領域から硼素(B)などの不
純物が周囲に拡散して、炉を汚染したり、素子部表面か
ら不純物が素子部内部に拡散してデバイス特性を劣化さ
せるオートドープが起こるという問題点があった。
す構造の誘電体分離基板においては、素子領域にデバイ
スを形成する工程において、スートガラスの露出してい
る端面部分および素子分離領域から硼素(B)などの不
純物が周囲に拡散して、炉を汚染したり、素子部表面か
ら不純物が素子部内部に拡散してデバイス特性を劣化さ
せるオートドープが起こるという問題点があった。
【0013】また硼素などの不純物を含有したスートガ
ラスを用いた場合に、高温高湿度の環境下に長時間放置
するとスートガラス層にクラックを生ずる場合があっ
た。
ラスを用いた場合に、高温高湿度の環境下に長時間放置
するとスートガラス層にクラックを生ずる場合があっ
た。
【0014】そしてこれらの問題点はスートガラス中の
不純物の含有率が大きいほど顕著に現れる。
不純物の含有率が大きいほど顕著に現れる。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、硼素などの不純物のオートドープおよび外部へ
の拡散防止構造、並びにスートガラスの吸湿防止構造を
有する誘電体分離基板およびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
であり、硼素などの不純物のオートドープおよび外部へ
の拡散防止構造、並びにスートガラスの吸湿防止構造を
有する誘電体分離基板およびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の誘電体分離基板
の製造方法は、溝を有する素子基板の表面に絶縁分離膜
を形成し、この絶縁分離膜上にスートを堆積させ、この
スート上に支持基板を重ね、このスートを焼結させてス
ートガラス層を形成することによって素子基板と支持基
板を接着させる工程と、前記素子基板を裏面から溝部分
に充填された前記スートガラスが露出するまで研磨し
て、互いに絶縁分離された複数の素子領域を形成すると
ともに、前記素子基板およびスートガラス層の、端面を
研削する工程と、少なくとも研磨された表面および研削
された端面に露出したスートガラス層をパッシベーショ
ン膜で覆う工程とによって上記目的を達成するものであ
る。
の製造方法は、溝を有する素子基板の表面に絶縁分離膜
を形成し、この絶縁分離膜上にスートを堆積させ、この
スート上に支持基板を重ね、このスートを焼結させてス
ートガラス層を形成することによって素子基板と支持基
板を接着させる工程と、前記素子基板を裏面から溝部分
に充填された前記スートガラスが露出するまで研磨し
て、互いに絶縁分離された複数の素子領域を形成すると
ともに、前記素子基板およびスートガラス層の、端面を
研削する工程と、少なくとも研磨された表面および研削
された端面に露出したスートガラス層をパッシベーショ
ン膜で覆う工程とによって上記目的を達成するものであ
る。
【0017】また上記目的を達成するために本発明の誘
電体分離基板は、支持基板上の周辺部を除いた部分に形
成されたスートガラス層と、前記スートガラス層表面に
絶縁分離膜を介して島状に埋め込まれた複数の素子領域
と、少なくとも前記素子領域間および端面に露出したガ
ラス層を覆うように形成されたパッシベーション膜とを
具備するものである。
電体分離基板は、支持基板上の周辺部を除いた部分に形
成されたスートガラス層と、前記スートガラス層表面に
絶縁分離膜を介して島状に埋め込まれた複数の素子領域
と、少なくとも前記素子領域間および端面に露出したガ
ラス層を覆うように形成されたパッシベーション膜とを
具備するものである。
【0018】
【作用】従って本発明によれば、素子領域間の絶縁分離
領域表面、および端面に露出したスートガラス層をパッ
シベーション膜で覆うことによって、スートガラス層の
露出部分が無い構造とすることによって、その後のデバ
イス形成工程においてスートガラス層の不純物によるオ
ートドープが起こらず、また高温高湿度の環境下に長期
放置してもスートガラス層にクラックを生じることが無
い。
領域表面、および端面に露出したスートガラス層をパッ
シベーション膜で覆うことによって、スートガラス層の
露出部分が無い構造とすることによって、その後のデバ
イス形成工程においてスートガラス層の不純物によるオ
ートドープが起こらず、また高温高湿度の環境下に長期
放置してもスートガラス層にクラックを生じることが無
い。
【0019】
【実施例】図1および図2は本発明の誘電体分離基板の
製造方法の一例を示すものである。
製造方法の一例を示すものである。
【0020】図1の工程[1]において、面方位(00
1)面を有する単結晶シリコン基板である素子基板1に
熱酸化を施すことによって酸化膜(SiO2 )2を形成
する。
1)面を有する単結晶シリコン基板である素子基板1に
熱酸化を施すことによって酸化膜(SiO2 )2を形成
する。
【0021】次に工程[2]において、この酸化膜2表
面にフォトレジスト3を塗布し、工程[3]において、
フォトリソグラフィーによってパターニングすることに
よって、V溝を形成しようとする素子基板1の領域上の
フォトレジスト3を除去する。
面にフォトレジスト3を塗布し、工程[3]において、
フォトリソグラフィーによってパターニングすることに
よって、V溝を形成しようとする素子基板1の領域上の
フォトレジスト3を除去する。
【0022】次に工程[4]において、フォトレジスト
3をマスクとして酸化膜エッチングを行うことによっ
て、V字溝を形成しようとする領域上の酸化膜2を除去
し、さらに工程[5]において、残っているレジスト3
を全て除去することによって、素子基板1表面に、酸化
膜2をマスクとしたV字溝形成領域のパターンが形成さ
れる。
3をマスクとして酸化膜エッチングを行うことによっ
て、V字溝を形成しようとする領域上の酸化膜2を除去
し、さらに工程[5]において、残っているレジスト3
を全て除去することによって、素子基板1表面に、酸化
膜2をマスクとしたV字溝形成領域のパターンが形成さ
れる。
【0023】次に工程[6]において、異方性エッチン
グによって素子基板1にV字溝を形成する。この異方性
エッチングは硝酸(KOH)の20パーセント水溶液9
0重量部にイソプロピルアルコール5重量部およびn−
ブチルアルコール5重量部を加えた温度80℃の異方性
エッチング液でエッチングすることによって行う。
グによって素子基板1にV字溝を形成する。この異方性
エッチングは硝酸(KOH)の20パーセント水溶液9
0重量部にイソプロピルアルコール5重量部およびn−
ブチルアルコール5重量部を加えた温度80℃の異方性
エッチング液でエッチングすることによって行う。
【0024】尚、素子基板1には異方性イオンエッチン
グ等によって、U字溝を形成したものを用いても良く、
この場合は素子基板1の方位面は(001)面である必
要はない。
グ等によって、U字溝を形成したものを用いても良く、
この場合は素子基板1の方位面は(001)面である必
要はない。
【0025】次に工程[7]において、酸化膜2を除去
し、工程[8]において、熱酸化によって新たに絶縁分
離膜となる酸化膜4をV字溝が形成された素子基板1全
体に形成する。
し、工程[8]において、熱酸化によって新たに絶縁分
離膜となる酸化膜4をV字溝が形成された素子基板1全
体に形成する。
【0026】次に工程[9]において、素子基板1上に
スート6を堆積させる。このスート6は二酸化ケイ素
(SiO2 )を主成分とし、硼素(B)がドープされた
ガラス質超微粒子であり、ケイ素(Si)と硼素(B)
の組成比Si/Bは、好ましくは1.5〜2.5であ
り、さらに好ましくは1.8〜2.2である。これらの
組成比を有するスート6は、例えば供給量210ml/
minのガス状の四塩化ケイ素(SiCl4 )、および
供給量105ml/minのガス状の三塩化硼素(BC
l3 )を、供給量850ml/minの水素と供給量5
000ml/minの酸素からなる燃焼炎(酸水素炎)
中に供給して火炎加水分解することによって得られる。
スート6を堆積させる。このスート6は二酸化ケイ素
(SiO2 )を主成分とし、硼素(B)がドープされた
ガラス質超微粒子であり、ケイ素(Si)と硼素(B)
の組成比Si/Bは、好ましくは1.5〜2.5であ
り、さらに好ましくは1.8〜2.2である。これらの
組成比を有するスート6は、例えば供給量210ml/
minのガス状の四塩化ケイ素(SiCl4 )、および
供給量105ml/minのガス状の三塩化硼素(BC
l3 )を、供給量850ml/minの水素と供給量5
000ml/minの酸素からなる燃焼炎(酸水素炎)
中に供給して火炎加水分解することによって得られる。
【0027】次に工程[10]において、スート6上に
シリコン基板等の支持基板7を載せ、工程[11]にお
いて、実質的に酸素ガスからなる雰囲気中で熱アニール
してスート6を焼結させることによって、スート6はス
ートガラス層8を形成し、素子基板1と支持基板7を接
着させる。スートガラス層8は平坦化された層である。
スートガラス層8の厚さは10〜30μmのであり、好
ましくは10〜20μmである。またアニール温度は1
000〜1400℃であり、例えば1280℃である。
シリコン基板等の支持基板7を載せ、工程[11]にお
いて、実質的に酸素ガスからなる雰囲気中で熱アニール
してスート6を焼結させることによって、スート6はス
ートガラス層8を形成し、素子基板1と支持基板7を接
着させる。スートガラス層8は平坦化された層である。
スートガラス層8の厚さは10〜30μmのであり、好
ましくは10〜20μmである。またアニール温度は1
000〜1400℃であり、例えば1280℃である。
【0028】次に工程[12]において、素子基板1を
素子形成面9まで研削、研磨することによって、酸化膜
4およびスートガラス層8からなる誘電体分離領域10
によって島状に分離された単結晶シリコンの素子領域1
1を有する誘電体分離基板12が形成される。
素子形成面9まで研削、研磨することによって、酸化膜
4およびスートガラス層8からなる誘電体分離領域10
によって島状に分離された単結晶シリコンの素子領域1
1を有する誘電体分離基板12が形成される。
【0029】次に工程[13]において、素子領域11
およびスートガラス層8の端面13をL字状に研削加工
する(Lカットと称する)。尚、Lカットの角度は直角
より大きいことが好ましい。またLカットされた端面1
3の平坦部14の幅は0.5〜4mm程度である。
およびスートガラス層8の端面13をL字状に研削加工
する(Lカットと称する)。尚、Lカットの角度は直角
より大きいことが好ましい。またLカットされた端面1
3の平坦部14の幅は0.5〜4mm程度である。
【0030】次に工程[14]において、この誘電体分
離基板12をアルカリ洗浄液で洗浄することによって、
スートガラス層8のウエットエッチングを行う。アルカ
リ洗浄液としては、例えばRCA洗浄液(アンモニア:
過酸化水素:水=1:1:5)や希沸酸(HF[50
%]:H2 0=1:10)、あるいは緩衝沸酸(HF
[50%]:NH4 F[40%]=1:10)などを用
いる。またエッチングはスートガラス8の凹部15の深
さが5〜10μmになるまで行う。この深さは、シリコ
ン(Si)と硼素(B)の組成比Si/Bが1.6であ
るスートガラスの場合、希沸酸で50〜70分間エッチ
ングすれば得られる。
離基板12をアルカリ洗浄液で洗浄することによって、
スートガラス層8のウエットエッチングを行う。アルカ
リ洗浄液としては、例えばRCA洗浄液(アンモニア:
過酸化水素:水=1:1:5)や希沸酸(HF[50
%]:H2 0=1:10)、あるいは緩衝沸酸(HF
[50%]:NH4 F[40%]=1:10)などを用
いる。またエッチングはスートガラス8の凹部15の深
さが5〜10μmになるまで行う。この深さは、シリコ
ン(Si)と硼素(B)の組成比Si/Bが1.6であ
るスートガラスの場合、希沸酸で50〜70分間エッチ
ングすれば得られる。
【0031】次に工程[15]において、CVDなどに
より多結晶シリコン膜16を凹部15が埋まるまで堆積
させる。尚、多結晶シリコン膜16はシリコン窒化膜
(Si3 N4 )、シリコン酸化膜(SiO2 )を用いて
もよい。
より多結晶シリコン膜16を凹部15が埋まるまで堆積
させる。尚、多結晶シリコン膜16はシリコン窒化膜
(Si3 N4 )、シリコン酸化膜(SiO2 )を用いて
もよい。
【0032】次に工程[16]において、素子形成面9
上の多結晶シリコン膜16を素子領域11表面に単結晶
シリコンが露出するまで研磨する。
上の多結晶シリコン膜16を素子領域11表面に単結晶
シリコンが露出するまで研磨する。
【0033】尚、素子領域11上の多結晶シリコン膜1
6を取り除く方法として、工程[16]に替えて、図2
に示す工程[a]〜工程[d]を用いてもよい。
6を取り除く方法として、工程[16]に替えて、図2
に示す工程[a]〜工程[d]を用いてもよい。
【0034】工程[a]において、Lカットされた素子
形成面9およびLカットされた端面13にフォトレジス
ト17を塗布し、工程[b]において、フォトリソグラ
フィーによって、素子領域11上のフォトレジスト17
を除去する。
形成面9およびLカットされた端面13にフォトレジス
ト17を塗布し、工程[b]において、フォトリソグラ
フィーによって、素子領域11上のフォトレジスト17
を除去する。
【0035】次に工程[c]において、フォトレジスト
17をマスクとしてCF4 などのガスを用いたアクティ
ブ・イオンエッチング等によって、素子領域11上の多
結晶シリコン膜16を除去して単結晶シリコンを露出さ
せ、最後に工程[d]において、残ったフォトレジスト
17をO2 ガスを用いたプラズマ・アッシャ等で除去す
る。
17をマスクとしてCF4 などのガスを用いたアクティ
ブ・イオンエッチング等によって、素子領域11上の多
結晶シリコン膜16を除去して単結晶シリコンを露出さ
せ、最後に工程[d]において、残ったフォトレジスト
17をO2 ガスを用いたプラズマ・アッシャ等で除去す
る。
【0036】図3は、図1に示す工程によって製造され
た誘電体分離基板の構造図である。
た誘電体分離基板の構造図である。
【0037】図3に示す誘電体分離基板においては、誘
電体分離領域10およびLカットされた端面13に露出
したスートガラス層8を多結晶シリコン膜16で覆った
構造にすることによって、素子領域11にデバイスを形
成する工程において、スートガラス8層に含まれる硼素
の素子領域11へのオートドープおよび外部への拡散を
防止することができ、また高温高湿度の環境下に長時間
放置しても、スートガラス層8の吸湿によるクラック発
生を防止することができる。
電体分離領域10およびLカットされた端面13に露出
したスートガラス層8を多結晶シリコン膜16で覆った
構造にすることによって、素子領域11にデバイスを形
成する工程において、スートガラス8層に含まれる硼素
の素子領域11へのオートドープおよび外部への拡散を
防止することができ、また高温高湿度の環境下に長時間
放置しても、スートガラス層8の吸湿によるクラック発
生を防止することができる。
【0038】尚、スートガラス層8の厚さAは10〜3
0μmのであり、好ましくは10〜20μmである。ま
た素子領域11の厚さBは10〜100μmである。
0μmのであり、好ましくは10〜20μmである。ま
た素子領域11の厚さBは10〜100μmである。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、素子分離領域および端面に露出したスートガラスを
パッシベーション膜で覆った構造にすることにより、デ
バイス形成工程において、スートガラスに含まれる不純
物の素子領域へのオートドープおよび外部への拡散を防
止することができ、また高温高湿度の環境下に長時間放
置しても、スートガラスの吸湿によるクラック発生を防
止することができるという効果を有する。
に、素子分離領域および端面に露出したスートガラスを
パッシベーション膜で覆った構造にすることにより、デ
バイス形成工程において、スートガラスに含まれる不純
物の素子領域へのオートドープおよび外部への拡散を防
止することができ、また高温高湿度の環境下に長時間放
置しても、スートガラスの吸湿によるクラック発生を防
止することができるという効果を有する。
【図1】本発明の誘電体分離基板の製造方法を示す工程
図である。
図である。
【図2】本発明の誘電体分離基板の製造方法を示す工程
図である(図1のつづき)。
図である(図1のつづき)。
【図3】本発明の誘電体分離基板の構造図である。
【図4】従来のSODIC法による誘電体分離基板の製
造方法を示す工程図である。
造方法を示す工程図である。
【図5】従来のSODIC法による誘電体分離基板の構
造図である。
造図である。
1 素子基板 2 酸化膜 3、17 フォトレジスト 4 酸化膜(絶縁分離膜) 6 スート 7 支持基板 8 スートガラス層 9 素子形成面 10 誘電体分離領域 11 素子領域 12 誘電体分離基板 13 端面 14 端面平坦部 15 スートガラス凹部 16 多結晶シリコン膜
Claims (2)
- 【請求項1】 溝を有する素子基板の表面に絶縁分離膜
を形成し、この絶縁分離膜上にスートを堆積させ、この
スート上に支持基板を重ね、このスートを焼結させてス
ートガラス層を形成することによって素子基板と支持基
板を接着させる工程と、 前記素子基板を裏面から溝部分に充填された前記スート
ガラスが露出するまで研磨して、互いに絶縁分離された
複数の素子領域を形成するとともに、前記素子基板およ
びスートガラス層の、端面を研削する工程と、 少なくとも研磨された表面および研削された端面に露出
したスートガラス層をパッシベーション膜で覆う工程と
からなることを特徴とする誘電分離基板の製造方法。 - 【請求項2】 支持基板上の周辺部を除いた部分に形成
されたスートガラス層と、 前記スートガラス層表面に絶縁分離膜を介して島状に埋
め込まれた複数の素子領域と、 少なくとも前記素子領域間および端面に露出したガラス
層を覆うように形成されたパッシベーション膜とを具備
することを特徴とする誘電体分離基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4139495A JPH08213452A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 誘電体分離基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4139495A JPH08213452A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 誘電体分離基板およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08213452A true JPH08213452A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12607167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4139495A Pending JPH08213452A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 誘電体分離基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08213452A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014154687A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Kyocera Corp | 複合基板 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP4139495A patent/JPH08213452A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014154687A (ja) * | 2013-02-07 | 2014-08-25 | Kyocera Corp | 複合基板 |
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