JPH0964168A - 複合半導体基板 - Google Patents

複合半導体基板

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JPH0964168A
JPH0964168A JP21777095A JP21777095A JPH0964168A JP H0964168 A JPH0964168 A JP H0964168A JP 21777095 A JP21777095 A JP 21777095A JP 21777095 A JP21777095 A JP 21777095A JP H0964168 A JPH0964168 A JP H0964168A
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semiconductor
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single crystal
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silicon
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JP21777095A
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Toshihiko Abu
俊彦 阿武
Michimasa Shimizu
道正 清水
Kazuhiro Fujii
一宏 藤井
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大ウェハ径の場合にも反りが小さい複合半導
体基板を提供するものである。 【解決手段】 1または相互に分離された複数個の半導
体単結晶領域11と、これを支持する支持基板とが、半
導体多結晶またはアモルファス半導体からなる層17を
介して直接接合された複合半導体基板において、前記半
導体単結晶領域11の底面および側面は絶縁膜12によ
って覆われ、前記支持基板はガラス物質15により貼り
合わされた2枚の基板14,16から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板に関する
ものであり、特に高機能あるいは高性能な半導体デバイ
スを作り込むのに適した半導体装置用誘電体分離基板を
含む複合半導体基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体単結晶領域を相互に分離する方法
として知られている誘電体分離技術は、標準的な接合分
離基板に比べてデバイス間の分離技術が極めて良好であ
り、適用回路の制限が少ないことから、高耐圧や大電流
のパワーICに適している。典型的な誘電体分離方式と
しては、EPIC(Epitaxial Passivated IntegratedC
ircuit )方式が知られているが、大ウェハ径への対応
や、製造コスト等の問題から他の方法についても種々検
討されている。
【0003】これら基板の貼り合わせ方法として、Inte
rnational Symposium on Power Semiconductor Devices
and IC's , 1992, p316 には、半導体単結晶領域と、
これを支持する支持基板とが半導体多結晶またはアモル
ファス半導体からなる層を介して加熱処理により直接接
合された複合半導体基板の製法について開示されてい
る。この複合半導体基板の製造方法について図1を用い
て説明する。まず、単結晶シリコン基板にV字溝を形成
した後、所望によりN+ 埋め込み層を形成し、次いで絶
縁膜12として二酸化シリコン膜を形成し、その表面に
多結晶シリコン層17またはアモルファス半導体層17
を形成した後、所定の厚さに研削、研磨し、その研磨面
に単結晶シリコンからなる支持基板14を重ね合わせ、
加熱処理により貼り合わせている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
さらに大きなウェハ径を有する半導体基板が求められる
ようになり、従来の上記の方法によって接合された半導
体基板の中には、絶縁層、多結晶シリコン層やアモルフ
ァス半導体層、支持基板およびそれらの界面に内部応力
が残っており、大型ウェハ化に伴う反り(外周部と中央
部との高低の差)が大きくなり、その結果、半導体基板
に各種デバイスを作り込む生産ラインにおいて搬送が困
難になったり、微細なフォトリソグラフィ精度を高める
ことが難しいという問題点が生じている。
【0005】この反りを低減するために、種々の方法が
考えられる。例えば、支持基板側の露出面に逆の反りを
与える膜を被着させる方法などは、最も効果的と考えら
れる。しかしながら、多くの場合、前記逆の反りを与え
る膜は、デバイスプロセス工程中に除去され、その結果
結局基板の反りが大きくなってしまい、生産ライン途中
でストップするなど、トラブルの原因となることがあ
る。
【0006】本発明の目的は、上記の従来の複合半導体
基板における課題を解決し、反りが小さい大ウェハ径の
複合半導体基板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1または相互
に分離された複数個の半導体単結晶領域と、これを支持
する支持基板とが、半導体多結晶またはアモルファス半
導体からなる層を介して直接接合された複合半導体基板
において、前記半導体単結晶領域の底面および側面は絶
縁膜によって覆われ、前記支持基板はガラス物質により
貼り合わされた2枚の基板からなることを特徴とする複
合半導体基板に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の複合半導体基板の構成に
ついて図2を参照しながら説明する。複数個の半導体単
結晶領域11は相互に分離されており、互いに電気的に
絶縁されている。図中に示されているように、半導体単
結晶領域11の周囲は絶縁膜12によって覆われてい
る。また、半導体多結晶またはアモルファス半導体から
なる層17が絶縁膜12に接して複数の半導体単結晶領
域11を相互に連結するように設けられており、この層
17を設けることにより、ガラス層からの不純物が半導
体単結晶島に拡散するのを防ぐ効果や、デバイスプロセ
ス中の半導体単結晶領域11のずれを小さくする効果を
もたらしている。半導体単結晶領域11およびこれらを
連結した上記の各層は、支持体としての基板14に直接
貼り合わされている。本発明における支持基板は、基板
14と基板16とをガラス物質層15により接合した構
成となっている。本発明によると、従来の技術において
課題となっていた反りをガラス物質層15と基板16と
により根本的に解消するように自在に設計することがで
きる。さらに基板16はガラス物質層15の表面を被覆
し、デバイスプロセス途中に除去されることを防止する
効果も併せ持っている。
【0009】半導体単結晶領域11の材質としてはシリ
コンが代表的であるが、GaAs、GaAlAs、In
P、SiC等の各種化合物半導体やGe等の単元素半導
体であっても良い。
【0010】絶縁膜12としては特に制限されないが、
SiO2 膜が好適に使用される。絶縁膜の厚さとして
は、通常0.5〜2.0μmである。
【0011】前記絶縁膜12に接して設けられる半導体
多結晶層17としては、シリコン、Ge等の単元素半導
体の多結晶層、あるいはGaAs、GaAlAs、In
P、SiC等の各種化合物半導体の多結晶層が挙げら
れ、また、アモルファス半導体層17としては、アモル
ファスシリコン、シリコンゲルマニウム等からなるアモ
ルファス半導体層が挙げられる。当該半導体多結晶層ま
たはアモルファス半導体層の厚さは、半導体単結晶領域
の底部から支持基板14までの距離とした場合、通常
0.1〜100μm、好ましくは1〜30μmである。
【0012】ガラス物質層15はシリコン、ホウ素およ
び酸素を主成分とするものが好ましい。ガラス物質層の
厚さは薄すぎると完全に接合されない場合があり、ま
た、厚すぎると接合強度が低下するので0.5〜500
μm、好ましくは0.5〜100μmである。なお、ガ
ラス物質層の焼結温度を低くするためにリン化合物やゲ
ルマニウム化合物を添加することもできる。
【0013】支持基板を構成する基板14および基板1
6としては、半導体単結晶領域11と同じ材質が好まし
いが、必ずしも同じ材質である必要はなく、ガラス物質
との接合性がよく、接合プロセス中に変質や変形が発生
せず、接合後の接合面に歪みが生じにくい材料を選択す
ることもできる。
【0014】本発明においては、特に支持基板14,1
6として、従来技術において熱膨張係数の差によって基
板に大きな反りを与える材料やデバイスプロセス中に変
質しやすい材料も利用できることも大きな特長である。
利用できる材料としては例えば、支持基板14としては
石英ガラス、サファイア、アルミナ、炭化珪素焼結体、
マグネシア、窒化珪素、耐熱性ガラスなどが挙げられ、
また、支持基板16としてはサファイア、アルミナ、炭
化珪素焼結体、窒化珪素などが挙げられる。
【0015】以上の説明における半導体単結晶領域11
の大きさ又は層の厚さは、半導体単結晶領域相互間で互
いに異なっていてもよい。また、一部の半導体単結晶領
域11が支持基板14と直接接合されていたり、支持基
板14の一部分がデバイス表面に現れた構造であっても
よい。
【0016】なお、図2において半導体単結晶領域11
は相互に分離されているが、該半導体単結晶領域11が
1個であって、絶縁層12および半導体多結晶またはア
モルファス半導体からなる層17を介して支持基板14
と接合されていても良い。
【0017】次に本発明の複合半導体基板の製造方法の
一例を図3に従って説明する。まず、半導体単結晶領域
11となる半導体基板10の表面に分離溝を形成する。
図3ではV字溝となっているが、トレンチ等の形状でも
よく、目的とするデバイスや製造コストを考慮して選ぶ
ことができる。V字溝は、KOHを用いた湿式の異方性
エッチングやSF6 ガスを用いたドライエッチング等の
通常普通に用いられている方法により製造することがで
きる。溝の深さは、半導体単結晶領域11の厚さよりも
少し深い程度にするのが良く、通常0.1〜300μm
程度である。ここで半導体基板10は最終的に半導体単
結晶領域11となるので、材料としては半導体単結晶領
域と同一の半導体である。
【0018】次に半導体基板10の表面に絶縁膜12を
形成する。絶縁膜としてはSiO2膜が好適に使用され
る。SiO2 膜はCVD法等によって形成されるが、半
導体基板10がシリコンである場合は表面を熱酸化して
得られるSiO2 が好適に使用される。
【0019】次いで絶縁膜12の上に半導体多結晶また
はアモルファス半導体層17を形成する。半導体多結晶
またはアモルファス半導体層17を形成する方法は特に
限定されないが、例えば多結晶シリコンの場合はCVD
(chemical vapour deposition)法等により製造するこ
とができ、またアモルファス半導体の場合は、プラズマ
CVD法等により製造することができる。
【0020】次に、半導体多結晶またはアモルファス半
導体層17を所定の厚みとなるように研磨面18まで研
削、研磨する。層17の厚みは、半導体単結晶領域11
に形成される溝を埋め、研削、研磨して平坦化するのに
十分な厚さが必要である。したがって、形成される半導
体多結晶層17、あるいはアモルファスシリコン層17
の厚さは、通常溝深さの2倍から3倍である。また、研
磨仕上げ後の層17の厚さは、薄すぎると剥離する恐れ
があり、厚すぎると基板の歪みが大きくなるなどの問題
が生じるので、通常0.1〜100μm、好ましくは1
〜30μm程度である。
【0021】続いて、支持基板14を研磨面18に重ね
合わせ、加熱処理することにより、研磨面18と支持基
板14とを貼り合わせる。
【0022】次に支持基板14上にすす状物質層3を形
成した後、支持基板16をさらに重ね合わせた後、加熱
処理することによりすす状物質層3は焼結してガラス物
質層15となり、支持基板14と支持基板16とが貼り
合わされる。ガラス物質層15はシリコン、ホウ素およ
び酸素を主成分とし、これに所望によりリン化合物やゲ
ルマニウム化合物を含有させることができる。ガラス物
質層15は上記スート堆積法やCVD、スピンコート法
等によって製造することができる。中でもスート堆積法
は溝のすみずみまでガラス物質で充填されるので特に好
ましい。
【0023】スート堆積法は、例えばSiCl4 の如き
ケイ素化合物およびBCl3 の如きホウ素化合物を主成
分とする原料を酸水素炎中で燃焼させることで得られる
SiO2 およびB2 3 を主成分とするすす状物質3
を、支持基板14の表面に堆積させ、支持基板16と重
ね合わせた後、加熱処理し焼結することによって半導体
支持基板14と16とを貼り合わせる方法である。
【0024】スート堆積法による複合半導体基板を製造
する際に使用されるケイ素化合物としては、酸水素炎中
で燃焼させることによりSiO2 を生成する化合物であ
ればよく、一般式SiR1 2 3 4 で表される化合
物(置換基R1 、R2 、R3およびR4 は互いに同一で
も異なっていてもよく、ハロゲン、水素、アルキル基、
アルキルオキシ基から選ばれる置換基である。);ジシ
ロキサン、ポリシロキサン等のケイ素原子を2個以上含
有するシロキサン類;ジシラン、ポリシラン等のケイ素
原子を2個以上含有するシラン類等を挙げることができ
る。この中でも、得られるSiO2 の質および粒度等の
観点から好ましいのは、一般式SiR12 3 4
表される化合物であって、置換基R1 、R2 、R3 およ
びR4 (R1 〜R4 は互いに同一でも異なっていてもよ
い。)が、塩素、水素、炭素数1〜3のアルキル基、炭
素数1〜3のアルキルオキシ基から選ばれる置換基の場
合である。この中でも特に好ましいのは、上記の置換基
1 、R2 、R3 およびR 4 (R1 〜R4 は互いに同一
でも異なっていてもよい。)が、塩素または水素の場合
である。これらケイ素化合物の具体例として、SiCl
4 、SiH4 、Si 2 6 、SiHCl3 、Si(OE
t)4 およびSi(OMe)4 等を挙げることができ
る。
【0025】ホウ素化合物としては、三塩化ホウ素、ボ
ラン類(BH3 、B2 6 )、BHCl2 、B(OE
t)3 およびB(OMe)3 等を挙げることができ、こ
の中でも供給が容易であることから三塩化ホウ素が好ま
しい。
【0026】なお、すす状物質の焼結温度を低くするた
めに所望により添加されるリン化合物およびゲルマニウ
ム化合物としては、酸水素炎中で燃焼させることにより
リンおよびゲルマニウムの酸化物を生成するような化合
物であれば良く、リン化合物としては、五塩化リン、オ
キシ塩化リン(POCl3 )、ホスフィン(PH3 )等
を挙げることができ、また、ゲルマニウム化合物として
は、四塩化ゲルマニウム、ゲルマン(GeH4 )等を挙
げることができる。これらの中でも、供給が容易である
ことから好ましいのは五塩化リン、オキシ塩化リン(P
OCl3 )および四塩化ゲルマニウムである。
【0027】上記原料の酸水素炎中への供給は、上記原
料が気体であればバルブ等で流量を調整しながら、直接
酸水素炎中に、または水素若しくは酸素に混合して酸水
素炎中に供給して行う。上記原料が液体であれば、噴霧
装置によって供給するか、あるいは水素ガス、酸素ガス
またはアルゴンガス若しくは窒素ガス等の不活性ガスを
キャリアとして、原料の蒸気を同伴させることにより、
あるいは原料を加熱することにより原料そのものの蒸気
圧により圧送するなどの方法により供給することができ
る。
【0028】酸水素炎中に供給された上記原料は火炎加
水分解され、SiO2 およびB2 3 を主成分とするす
す状物質を生成する。このすす状物質はガラスの超微粒
子であって、粒径は0.05〜0.2μm程度である。
なお、酸水素炎とは、酸素と水素を同時に供給すること
によって得られる燃焼炎である。
【0029】生成するすす状物質は、貼り合わせを行う
支持基板14の表面に直ちに堆積させられる。堆積は、
酸水素炎を支持基板14に直接吹き付けることによって
行うことが好ましい。
【0030】次いで、前記すす状物質を加熱処理するこ
とによって焼結させる。焼結は、半導体基板10と支持
基板14との間に空孔が出来るだけ生じないないように
するために、実質的に酸素ガス中において行うのが良
い。即ち、酸素ガスが90%以上且つヘリウムガスが2
%以下が好ましく、その他のガスとしては半導体基板等
に対し反応性がないものが使用される。特に酸素ガスが
95%以上、さらに好ましくは99%以上である。焼結
時の熱処理温度は800〜1400℃である。すす状物
質は焼結されるとガラス化し、支持基板14と16とが
貼り合わされる。すす状物質の焼結は、同時に行う必要
はなく、あらかじめ支持基板14と16とをすす状物質
3を焼結することで貼り合わせた後、半導体基板10と
支持基板14とを貼り合わせることができ、また、あら
かじめ半導体基板10と支持基板14とを貼り合わせた
後、支持基板14の露出面にすす状物質3を堆積し、支
持基板16を載置して焼結することで貼り合わせること
もできる。
【0031】この後、支持基板16および半導体基板1
0を、貼り合わせ面の反対側から図3におけるAおよび
Bのラインまで研削しさらに研磨することにより、複合
半導体基板が製造される。貼り合わせに用いる半導体基
板がV字状の溝、トレンチ溝等の溝付き基板であれば、
研削・研磨工程を経て、島状に分離された半導体単結晶
領域11が得られる。
【0032】
【実施例】本発明について、さらに具体的に以下に示す
が、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図2に示す複合半導体基板を以下のようにして作製し
た。V字状に加工した凹部を有する基板を次のようにし
て製作した。まず、図3に示すように、面方位(10
0)面を有する6インチ径、厚さ625μmのシリコン
基板10の表面に、フォトリソグラフィおよび異方性エ
ッチングにより50μmの深さにV溝を形成した。V溝
の形成は、フォトエッチングによりSiO2 のマスクを
作製し、Siが露出した領域をKOHの20%水溶液9
0重量部、イソプロピルアルコール5重量部およびn−
ブチルアルコール5重量部からなる、いわゆる異方性エ
ッチング液を用いて温度80℃でエッチングすることに
より作製した。
【0033】引き続き熱酸化によってV溝の表面に絶縁
膜12としてSiO2 を1.5μmの厚さに形成した。
次いでV溝が形成してある面にCVDにより多結晶シリ
コン17を120μmの厚さに形成した。
【0034】その後、多結晶シリコン17を研削、研
磨、平坦化して20μmの厚さに仕上げ、面方位(10
0)面を有する6インチ径、厚さ500μmの単結晶シ
リコンを支持基板14として研磨面上に載置した後、1
100℃で2時間熱処理し貼り合わせる。
【0035】次いで、ガラス物質のシリコンとホウ素の
原子比(Si/B)aが2.5となるようにガス状のS
iCl4 (供給量250ml/min)およびガス状の
BCl3 (供給量100ml/min)を水素(供給量
850ml/min)と酸素(供給量5000ml/m
in)からなる燃焼炎中に供給し、分解して得られるす
す状物質3を支持基板14の表面に堆積させた。すす状
物質3の堆積量はこれを焼結させた時に20μmとなる
ように調節した。別に用意した面方位(100)面を有
する6インチ径、厚さ625μmのシリコン基板16を
すす状物質3の堆積の上に重ね合わせ、加熱炉内におい
て酸素雰囲気中で1280℃に昇温し48時間加熱した
ところ、すす状物質3は厚さ20μmまで体積収縮する
と同時にガラス化し、支持基板14と16とが均一に貼
り合わされた。
【0036】次に、支持基板16を仕上がりの厚さを考
慮し、50μmの厚さとなるように、研削、研磨を行っ
た。続いて、シリコン基板10の貼り合わせの反対面か
ら研磨加工を施し、所定の厚みに加工後、さらにメカノ
ケミカル研磨法を用いて研磨加工し、多結晶シリコン層
が表面に現れるまで不要部分を除去し、互いに絶縁分離
された島状の半導体領域11を形成した。このときの反
りは、半導体単結晶領域を上にして平面上に載置したと
きに、周囲より中央部が45μmだけ上に対して凸状で
ある程度であった。このため、搬送時のトラブルもな
く、フォトリソグラフィ工程における歩留りもよかっ
た。
【0037】実施例2 支持基板14を厚さ460μmの石英ガラスとした以外
は、実施例1と同様の方法で、基板を作製した。このと
きの反りは、半導体単結晶領域を上にして平面上に載置
したときに、周囲より中央部が54μmだけ上に対して
凸状である程度であった。このため、搬送時のトラブル
もなく、フォトリソグラフィ工程における歩留りもよか
った。
【0038】実施例3 支持基板14を厚さ460μmの耐熱性ガラスとした以
外は、実施例1と同様の方法で、基板を作製した。この
ときの反りは、半導体単結晶領域を上にして平面上に載
置したときに、周囲より中央部が48μmだけ上に対し
て凸状である程度であった。このため、搬送時のトラブ
ルもなく、フォトリソグラフィ工程における歩留りもよ
かった。
【0039】実施例4 シリコン基板10と支持基板14とを貼り合わせる際
に、両者の間に介在する層17として多結晶シリコン層
17の代わりにアモルファスシリコン層17をジシラン
を原料として、圧力3Torr、周波数13.56MH
zのプラズマCVD法により120μmの厚さに形成し
た以外は、実施例1と同様にして、誘電体分離基板を作
製した。このときの反りは、半導体単結晶領域を上にし
て平面上に載置したときに、周囲より中央部が53μm
だけ上に対して凸状である程度であった。このため、搬
送時のトラブルもなく、また反りの変化も小さく、フォ
トリソグラフィ工程における歩留りもよかった。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の複
合半導体基板は大型ウェハ径を有する場合にも反りが小
さく、厳格な規格が要求されるデバイス製造ラインに投
入可能であり、また、フォトリソグラフィの精度を上
げ、歩留りを向上させることができ、実用上有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の誘電体分離技術によって製造された複合
半導体基板を示す縦断面図である。
【図2】本発明の複合半導体基板の1つの実施態様を示
す縦断面図である。
【図3】本発明の複合半導体基板の製造工程を示す図で
ある。
【符号の説明】
3 すす状物質層 10 半導体基板 11 半導体単結晶領域 12 絶縁膜 14 支持基板 15 ガラス物質層 16 支持基板 17 半導体多結晶またはアモルファス半導体層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または相互に分離された複数個の半導
    体単結晶領域と、これを支持する支持基板とが、半導体
    多結晶またはアモルファス半導体からなる層を介して直
    接接合された複合半導体基板において、前記半導体単結
    晶領域の底面および側面は絶縁膜によって覆われ、前記
    支持基板はガラス物質により貼り合わされた2枚の基板
    からなることを特徴とする複合半導体基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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