JPH08214596A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08214596A
JPH08214596A JP1376595A JP1376595A JPH08214596A JP H08214596 A JPH08214596 A JP H08214596A JP 1376595 A JP1376595 A JP 1376595A JP 1376595 A JP1376595 A JP 1376595A JP H08214596 A JPH08214596 A JP H08214596A
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Masashi Kawasaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿の走査速度を急激に加速、減速した場合
でも、モータが脱調せず、機械的振動が生じないファク
シミリ装置をトルクの小さいモータの組み込みにより提
供する。 【構成】 予め設定された段付け速度で、ステップモー
タMを所定のステップ数分駆動させながら、順次加速、
減速させることによって、設定された読取モードに応じ
た所定の速度に制御し副走査させて画像の読取を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿の走査速度の加
速、減速がスムーズかつ確実に行えるファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置では、原稿画像を読取
走査する場合は、モータを駆動させて、原稿を読取ヘッ
ドまで搬送し、読取走査中は、原稿の1ライン分の主走
査が終了する毎に、原稿を副走査方向に紙送りさせる必
要がある。この副走査のためのモータ速度は、ノーマ
ル、ファイン、スーパーファイン等の読取モードに応じ
て決まっており、それぞれ、2400PPS、1200
PPS、600PPSで画像の読取を行っている。
【0003】そこで、従来のファクシミリ装置では、読
取モードをノーマルにした場合に、モータ速度を瞬時に
最高速度(2400PPS)にするためには、トルクの
大きいモータを組み込み、駆動させる必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置では、コストダウン等のために読
み取った原稿の画像データを記憶させるバッファ容量を
小さくした場合は特に、次のような難点が生じていた。
即ち、原稿を読み取り、符号化を行う前の画像データを
記憶するバッファの容量が小さいため、送信処理等のた
めに符号化処理が遅延した場合には、原稿の読取走査を
一旦中止し、モータ速度を減速させ、その後、符号化処
理が終了した時に、中止していた読取走査を再開するた
めにモータ速度を加速するような同期処理を行う必要が
ある。このようにして読取走査のためのモータ速度を加
速、減速するときには、この速度の急激な変化のため
に、モータの脱調が発生する可能性があった。
【0005】また、モータを間歇的に駆動回転させる
と、モータ自体を振動させるだけではなく、その周辺の
ファクシミリ装置各部にも機械的振動を生じさせ、騒音
の要因となり好ましくない。更に、モータ速度を瞬時に
高速にするためには、トルクの大きいモータを組み込む
必要があるため、製造コストが高くなるという問題もあ
った。
【0006】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
であり、原稿の走査速度を急激に加速、減速した場合で
も、モータが脱調せず、機械的振動が生じないファクシ
ミリ装置をトルクの小さいモータの組み込みにより提供
することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明の請求項1に記載のファクシミリ装
置は、予め設定された段付け速度で、ステップモータを
所定のステップ数分駆動させながら、順次加速、減速さ
せることによって、設定された読取モードに応じた速度
に制御する。
【0008】ここに段付け速度とは、ステップモータで
制御可能な速度であり、読取モードがノーマルの場合
は、最高速度(2400PPS)に到達するまで、例え
ば、600PPS、800PPS、1200PPS、1
600PPS、2000PPSの各段階に分けられた速
度である。この速度は加速、減速の場合に脱調を生じさ
せない程度で段付けされている。
【0009】請求項2に記載のファクシミリ装置は、所
定の段付け速度でステップモータを減速させるときに
は、ステップモータを加速するときよりもステップ数を
小さく設定する。請求項3に記載のファクシミリ装置
は、設定された読取モードに応じた速度が小さくなるに
つれて、ステップモータの励磁電流を段階的に減少させ
る。
【0010】
【作用】上記構成を特徴とする本発明の請求項1に記載
のファクシミリ装置では、原稿画像の読取走査のタイミ
ングを調整するため等で、副走査のためのモータ速度を
加速、減速する場合には、段付け速度によって行う。各
段階の速度では、ステップモータを所定のステップ数分
駆動させながら、順次加速、減速し、設定された読取モ
ードに応じた速度にしたり、停止させたりする。このよ
うに、段付けによって慣性力を利用しながらモータ速度
を制御するので、脱調することなくスムーズで確実な原
稿の搬送を行うことが出来る。
【0011】請求項2に記載のファクシミリ装置では、
所定の段付け速度でステップモータを減速させるときに
は、ステップモータを加速するときよりもステップ数を
小さく設定する。つまり、減速時は加速時のようにトル
クアップの必要がなく、脱調を生じさせない最小限のス
テップ数でよいため、迅速に減速することが出来る。請
求項3に記載のファクシミリ装置では、設定された読取
モードに応じた速度が小さくなるにつれて、ステップモ
ータの励磁電流を段階的に減少させる。これは、モータ
速度を遅くする程、励磁電流が小さくてもモータの制御
をすることが可能だからである。こうすることによっ
て、モータ速度が低速の場合でも、ファクシミリ装置の
搬送機構の固有振動数と共振し、騒音がおこることがな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係るファクシミリ装置
Fの構成の一例を示すブロック図である。このファクシ
ミリ装置Fには、原稿の搬送に適用されるステップモー
タMを駆動制御するためのモータ制御部1、ステップモ
ータMによって搬送される原稿の画像を読取走査するた
めの画像読取部2、所望の画像を記録紙へ印字出力させ
るための印字出力部3、テンキーその他の操作キーを備
え、読取モードの変更設定操作等を行う操作部4、液晶
表示器等で構成された表示部5、画像データを送受信す
るためのモデム等を備え、通信回線Lに対する回線接続
の切替え制御等を実行する回線制御部6、ROM7a及
びRAM7bで構成された記憶部7、上記各部を制御す
るCPU等で構成された制御部8を備えている。
【0013】原稿の画像を画像読取部2で読取走査する
際には、操作部4で設定された読取モード(ノーマル、
ファイン、スーパーファイン等)に応じた所定の速度で
原稿を副走査させて行う。この速度は、ノーマルでは2
400PPS、ファインでは1200PPS、スーパー
ファインでは600PPSである。モータ制御部1は、
制御部8から駆動ステップ数、駆動速度、読取モード、
励磁電流値等のデータを受けて、ステップモータMを制
御する。
【0014】本発明は、読取モードの変更による走査速
度の変更や、読取走査と符号化処理の同期をはかるため
の走査速度の変更の場合には、モータ制御部1によりス
テップモータMを段付け速度で駆動することに特徴があ
る。この動作の一例を図2を用いて説明する。図の縦軸
にはモータ速度(PPS)、横軸には原稿移動距離(ス
テップ数)を示している。
【0015】モータ速度は予め設定された段付け速度
で、設定された読取モードに応じた速度に制御される。
図では、モータ速度を600、800、1200、16
00、2000、2400PPSの6段階に段付けして
おり、それぞれの速度に対応した所定のステップ数分駆
動させながら、加速あるいは減速させる(請求項1)。
読取モードがノーマルのときは2400PPSに、ファ
インのときは1200PPSに、スーパーファイン(ハ
イパーファイン)のときは600PPSにモータ速度を
制御するので、例えば、ノーマルで原稿を読み取る場
合、図中の記号a,b,c・・・j,k,lの順でモー
タ速度を変更することになる。また、読取途中でモータ
速度を変更する場合でも、同じ方法が用いられる。例え
ば、ファインでの読取中に減速するような場合は、a,
b,c,kの経路でモータ速度が変化し、また、元の速
度に戻す(kからc)ことも可能である。
【0016】上記所定のステップ数は、速度特性に応じ
て予めRAM7b等に制御テーブルとして格納されてお
り、モータ制御部1では、このテーブルを参照して、該
当するステップ数分ステップモータMを駆動させ、原稿
を移動させた後に、次段階のモータ速度に変化させる。
図3には、その制御テーブルの構成の一例を示してい
る。
【0017】この制御テーブルには、各段階のモータ速
度に対応して、加速ステップ数と減速ステップ数の2種
類の駆動ステップ数が記憶されているので、原稿の走査
速度を加速する場合には、現時点のモータ速度に対応し
た加速ステップ数分、原稿を移動させた後に、次の高い
段階の速度に変更する。逆に、原稿の走査速度を減速す
る場合には、現時点のモータ速度に対応した減速ステッ
プ数分、原稿を移動させた後に、次の低い段階の速度に
変更する。
【0018】この図では、モータ速度に対応した減速ス
テップ数は加速ステップ数より小さい値になっている。
つまり、所定の段付け速度でステップモータMを減速さ
せるときには、ステップモータMを加速するときよりも
ステップ数を小さく設定している(請求項2)。これ
は、減速時は加速時のようにトルクアップの必要がな
く、脱調を生じさせない最小限のステップ数でよいため
であり、これによって、ステップモータMの減速を迅速
に行うことが出来る。このテーブルの内容は、モータの
種類別、ファクシミリ装置Fの機種別等に設定しておけ
ばよい。
【0019】次に、段付け速度でステップモータMを加
速、減速するときの励磁電流について説明する。設定さ
れた読取モードに応じた速度が小さくなるにつれて、ス
テップモータMの励磁電流を段階的に減少させる(請求
項3)。モータ速度を遅くする程、励磁電流が小さくて
もモータの制御をすることが可能だからである。
【0020】この動作の一例を説明すると、モータ速度
を予め規定した速度以下(例えば800PPS以下)に
するときには、ステップモータMに供給する励磁電流を
小さくする(例えば、800PPSより速いモータ速度
のときの電流の60%の電流値にする)。このことによ
って、モータ速度が低速の場合に、励磁電流が大きく
て、ファクシミリ装置Fの搬送機構の固有振動数と共振
し、騒音がおこることがなくなる。特に、ステップモー
タMを間歇的に駆動回転させたときに、ファクシミリ装
置Fの各部を共振させる等して、より振幅の大きな振動
に発展していく可能性がなくなる。
【0021】本発明に係るファクシミリ装置Fのモータ
速度の制御方法の使用用途は限定されない。ファクシミ
リ装置F以外に、脱調やモータ駆動に原因する機械的振
動を抑制する必要のある他の機器類、例えばスキャナー
やプリンター機器等にも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の請求項1に係るファクシミリ装置によれば、小型で
トルクの小さいモータによって、モータ速度を段階的に
変化させることができるので、モータが脱調することな
く、スムーズかつ確実な原稿の搬送を行うことが出来
る。また、大きいトルクのモータを要しないので、励磁
電流も小さくて済み、騒音も発生せず、製造コストも安
くなる。
【0023】請求項2に係るファクシミリ装置によれ
ば、モータの機構の性質に適合したモータ速度の加速、
減速が、必要最小限のステップ数(搬送距離)で行え
る。請求項3に係るファクシミリ装置によれば、モータ
速度が低速の場合に、ファクシミリ装置の搬送機構の固
有振動数と共振し、騒音がおこることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の構成の一例を
示すブロック図である。
【図2】モータ速度の制御を説明するための図である。
【図3】ステップモータの駆動ステップ数を格納した制
御テーブルの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
F・・・ファクシミリ装置 M・・・ステップモータ 1・・・モータ制御部 2・・・画像読取部 4・・・操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/12 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読取モードに応じた所定の速度で副
    走査させて画像の読取を行うファクシミリ装置におい
    て、 予め設定された段付け速度で、ステップモータを所定の
    ステップ数分駆動させながら、順次加速、減速させるこ
    とによって、設定された読取モードに応じた速度に制御
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のファクシミリ装置におい
    て、 所定の段付け速度でステップモータを減速させるときに
    は、ステップモータを加速するときよりもステップ数を
    小さく設定したことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のファクシミリ装置におい
    て、 設定された読取モードに応じた速度が小さくなるにつれ
    て、ステップモータの励磁電流を段階的に減少させるこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
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