JPH08217667A - 貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤 - Google Patents

貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤

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JPH08217667A
JPH08217667A JP7052074A JP5207495A JPH08217667A JP H08217667 A JPH08217667 A JP H08217667A JP 7052074 A JP7052074 A JP 7052074A JP 5207495 A JP5207495 A JP 5207495A JP H08217667 A JPH08217667 A JP H08217667A
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JP
Japan
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patch
layer
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elastomer
laminated
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JP7052074A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Fujii
均 藤井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は貼付剤の薬効成分や溶解剤等に対し
て耐性があり、且つ柔軟性を有する貼付薬用基材を提供
し、それによって、患部に貼着したとき違和感がなく、
貼着感のよい貼付剤を得ることを目的とする。 【構成】 伸び50%におけるモジュラスが1〜100
Kg/cm2 のエラストマー層3とポリオレフィン系樹
脂層4をラミネートした積層材を貼付薬用基材2とし
て、該基材2のポリオレフィン系樹脂層4側に消炎鎮痛
剤等の塗工液を塗布して薬剤層5を形成し、更にその上
にライナー6をラミネートして貼付剤1を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貼付薬を塗布する基材
及びその基材を用いた貼付剤に関するものである。ま
た、本基材は、消炎鎮痛剤用フィルム、傷ガードフィル
ム、絆創膏用フィルム、プロテクトフィルム等医療分野
で用いる皮膚貼着用基材として使用するものである。
【0002】
【従来の技術】従来貼付剤は、不織布やプラスチックフ
ィルム等の基材に貼付薬を塗布したものが多く使用され
ている。そして、貼付薬は消炎剤等の薬剤と粘着剤から
なり、粘着剤によって皮膚に粘着されるようになってい
る。
【0003】不織布を貼付薬用基材として使用した場
合、所定の皮膚面に貼付薬を貼着したとき、貼着部分が
皮膚の色と違う点や風合いの点等で違和感が生じる欠点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不織布を貼付薬用基材
として用いた場合の欠点を改善するため、貼付薬用基材
としてプラスチックフィルムが使用されており、それに
よって、違和感はある程度改善されているが、耐薬品性
や柔軟性については未だ十分でないのが現状である。特
に、貼付薬として薬効の高い成分を使用する場合は、こ
れらの成分を不織布等の基材に塗布するための「溶解
剤」や経皮吸収効果を高めるための「副剤」を混合する
必要があり、これら「溶解剤」や「副剤」に対しても耐
性があり、且つ柔軟性のあるフィルムが要求される。そ
のため、貼付薬としての薬効成分、溶解剤、副剤等に対
して耐性があり、且つ柔軟性のあるプラスチックフィル
ムが望まれていた。本発明は、これらの問題を解決し
て、貼付薬に含まれる各成分に対して耐性があり、且つ
柔軟性を有するプラスチックフィルムを提供し、更にそ
のフィルムを用いて、貼着感の良い貼付剤を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】基材が、伸び50%にお
けるモジュラスが1〜100Kg/cm2 のエラストマ
ー層とポリオレフィン系樹脂層からなることを特徴とす
る貼付薬用積層材とした。また、前記伸び50%におけ
るモジュラスが1〜100Kg/cm2 のエラストマー
層が、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン、ポリオ
レフィンであることをを特徴とする貼付薬用積層材とし
た。ここでいうモジュラスとは、基材を50%伸長した
ときの抗張力を表す。更に、上記基材に貼付薬を塗布し
て貼付剤を構成して、従来の問題点の解決を図った。
【0006】即ち、貼付薬用基材として、伸び50%に
おけるモジュラスが1〜100Kg/cm2 のエラスト
マー層とオレフィン系樹脂層をラミネートした積層材を
使用することにより、基材フィルムの柔軟性はエラスト
マー層によって得られ、薬剤に対する耐性はポリオレフ
ィン系樹脂層によって付与されることになるので、従来
の問題を解消することができた。従って、本発明の基材
のポリオレフィン樹脂層に薬剤を塗布すれば、薬効成
分、溶解剤、副剤等による膨潤、カール等の製造上の問
題もなく貼付剤を製造することができる。また、この貼
付剤を患部に貼着したとき、違和感も少なく、従来の貼
付剤の問題点を大幅に改善することができた。
【0007】
【作用】本発明によれば、貼付薬用基材として、伸び5
0%におけるモジュラスが1〜100Kg/cm2 のエ
ラストマー層とポリオレフィン系樹脂層をラミネートし
た積層材を使用することにより、基材フィルムに柔軟性
と薬剤成分に対する耐性を付与することができる。その
ため、貼付剤を皮膚に貼着したときも、ゴワゴワした違
和感がなくなり、すっきりした貼着感が得られる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にしな
がら本発明を詳細に説明する。図1は本発明の貼付剤の
一例を示す断面図であり、図2は本発明の貼付薬用基材
の一例を示す断面図である。図3は本発明の貼付剤の他
の例を示す断面図であり、図4は本発明の貼付薬用基材
として接着剤層を用いたときの断面図である。
【0009】本発明の積層材は、図2に示すように、基
本的にはエラストマー層3とポリオレフィン樹脂層4か
ら構成される。また、図4に示すように、エラストマー
層3とポリオレフィン樹脂層4を接着剤層7介して積層
する場合がある。そして、該エラストマー層3は、伸び
50%におけるモジュラスが1〜100Kg/cm2
エラストマーを使用したことに特徴がある。伸び50%
におけるモジュラスが1Kg/cm2 以下では、皮膚に
貼着して屈曲した際に、変形したままの状態となり、
皺、弛みが発生して皮膚から剥離していまう。また、伸
び50%におけるモジュラスが100Kg/cm2 以上
では、屈曲する際の抵抗力が大きく、又屈曲の障害とな
る。従って、伸び50%におけるモジュラスが1〜10
0Kg/cm2 のエラストマーはこれにポリオレフィン
フィルムを積層しても積層フィルムは柔軟性があり、貼
付剤の基材として最適な基材となる。
【0010】伸び50%におけるモジュラスが1〜10
0Kg/cm2 のエラストマーとしては、次のような樹
脂が挙げられる。ポリエステル系エラストマーとして
は、ポリブチレンテレフタレートと脂肪族ポリエーテル
とのブロック共重合体等のポリエーテル系ポリエステ
ル、及びポリブチレンテレフタレートと脂肪族ポリエス
テルとのブロック共重合体等のポリエステル系ポリエス
テルがある。ポリウレタンエラストマーとしては、ポリ
カーボネート系ポリウレタン、脂肪族エステル系ポリウ
レタン、アジペート系ポリウレタン、ポリエーテル系ポ
リウレタンがある。ナイロン系エラストマーとしては、
ポリアミドーポリエーテルブロック共重合体、ポリアミ
ドーポリエステルブロック共重合体がある。ポリオレフ
ィン系エラストマーとして、ポリプロピレンーポリエチ
レンブロック共重合体があり、スチレン系エラストマー
としては、ポリスチレンーポリブタジエンブロック共重
合体、ポリスチレンーポリイソプレンブロック共重合
体、ポリスチレンーポリオレフィンブロック共重合体等
がある。
【0011】ポリオレフィン系樹脂層としては、低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、
エチレンーマレイン酸共重合体、等の単体又はこれらの
ブレンド品を用いることができる。
【0012】上記オレフィン樹脂とエラストマーを積層
する方法としては、従来より公知のドライラミネーショ
ン法、ウェットラミネーション法、共押出し法等が利用
できる。例えば、ポリエーテルーポリエステルエラスト
マーとポリプロピレンを別々にフィルム化し、この二枚
のフィルムをウレタン系接着剤を用いてドライラミネー
ション法でラミネートして積層材とする。また、共押出
し法にて、ポリプロピレンとエチレンープロピレンラバ
ーのブレンド品、及びポリプロピレンを押し出し、積層
フィルムを作製する場合がある。
【0013】前記ラミネーションに使用する接着剤とし
ては、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル
系樹脂等が挙げられる。
【0014】貼付剤の製造方法としては、従来と同様な
方法が使用できる。即ち、消炎鎮痛剤等の薬効成分及び
副剤等を溶解剤に溶解して塗工液を作り、これを前記積
層材のポリオレフィン面にコンマコート法にて塗布し、
乾燥後に薬剤面に、剥離処理を施したポリオレフィンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、又は剥離紙等のライナ
ー(保護層)をラミネートして貼付剤を作製する。使用
に際しては、貼付剤のライナーを剥離して皮膚の患部に
貼着する。
【0015】次に、具体的な実施例によって詳細に説明
する。 (実施例1)伸び50%におけるモジュラスが45Kg
/cm2 であるポリオレフィン系エラストマー(ポリプ
ロピレンとエチレンーポリプロピレンラバーの溶融混練
品)とポリプロピレンを共押出し法にて押し出し、図2
に示すような積層フィルム(貼付薬用基材)を作製し
た。各層の厚さはオレフィン系エラストマー40μmと
ポリプロピレン10μmとした。
【0016】次に、図1に示すように、前記積層フィル
ム2のポリプロピレン4側に下記組成の消炎鎮痛剤を適
当量の溶剤と混合してコンマコート法にて塗布し、乾燥
後の消炎鎮痛剤の塗布量として50g/m2 の薬剤層5
を形成した。 ☆ 消炎鎮痛剤の組成 ・サリチル酸グリコール 5重量部 ・lーメントール 7重量部 ・ノニル酸ワニリル 0.01重量部 ・アクリル系粘着剤 40重量部 この薬剤層5の上に、図1に示すように、ライナー6と
して剥離処理を施した厚さ25μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルムをラミネートして貼付剤1を作製し
た。
【0017】以上のように作製した貼付剤は、基材が薬
剤に対して耐性があるので、製造時及び保存時に、基材
に従来のような薬剤の膨潤によって生じる皺、弛み等の
発生がなく、安定した製品となった。更に、ポリオレフ
ィン系エラストマーにより柔軟性が保持されるため、皮
膚患部に貼着したときも、装着感は良好であった。
【0018】(実施例2)伸び50%におけるモジュラ
スが55Kg/cm2 であるポリエステル系エラストマ
ー(ポリエーテルーポリエステルエラストマー)の厚さ
50μmのフィルムに、接着層とポリプロピレン層の2
層を共押出しコートによりラミネートして、図4に示す
ような3層の積層材を作製した。接着層にはポリエステ
ル系樹脂を使用し、接着層とポリプロピレン層の厚さは
共に10μmとした。上記積層フィルムを貼付薬用基材
2として、図3に示すように、前記積層フィルム2のポ
リプロピレン4側に実施例1と同様にして消炎鎮痛剤塗
工液を塗布し、乾燥後の塗布量50g/m2 の薬剤層5
を形成した。更に実施例1と同様にライナー6をラミネ
ートして貼付剤1を作製した。
【0019】その結果、消炎鎮痛剤に基材が侵されるこ
とがないため、製造時及び保管中も基材に膨潤などによ
る皺、弛み等の発生がなく安定な製品が得られた。更
に、オレフィン系エラストマーにより柔軟性が保持され
るため、皮膚患部に貼着したときも、装着感は良好であ
った。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、貼付薬用基材として、
伸び50%におけるモジュラスが1〜100Kg/cm
2 のエラストマー層とポリオレフィン系樹脂層をラミネ
ートした積層材を使用することにより、基材フィルムに
柔軟性と貼付剤に使用する薬剤成分に対する耐性を付与
することができる。そのため、製造時及び保管中に、基
材に膨潤等による皺、弛み等の発生がなくなり、安定な
製品が得られる。更に、貼付剤を皮膚に貼着したとき
も、ゴワゴワした違和感がなくなり、すっきりした貼着
感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼付剤の一例を示す断面図。
【図2】本発明の貼付薬用基材の一例を示す断面図。
【図3】本発明の貼付剤の他の例を示す断面図。
【図4】本発明の貼付薬用基材として接着剤層を用いた
ときの断面図。
【符号の説明】
1 貼付剤 2 貼付薬用基材(積層フィルム) 3 エラストマー層 4 ポリオレフィン樹脂層 5 薬剤層 6 ライナー 7 接着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材が、伸び50%におけるモジュラス
    が1〜100Kg/cm2 のエラストマー層とポリオレ
    フィン系樹脂層からなることを特徴とする貼付薬用積層
    材。
  2. 【請求項2】 前記の伸び50%におけるモジュラスが
    1〜100Kg/cm2 のエラストマー層が、ポリエス
    テル、ナイロン、ポリウレタン、ポリオレフィン系のエ
    ラストマーであることを特徴とする請求項1に記載の貼
    付薬用積層材。
  3. 【請求項3】 基材に貼付薬を塗布した貼付剤であっ
    て、該基材が、請求項1及び請求項2に記載した積層材
    であることを特徴とする貼付剤。
JP7052074A 1995-02-17 1995-02-17 貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤 Withdrawn JPH08217667A (ja)

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Effective date: 20020507