JPH08217832A - 成形物 - Google Patents

成形物

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JPH08217832A
JPH08217832A JP4912895A JP4912895A JPH08217832A JP H08217832 A JPH08217832 A JP H08217832A JP 4912895 A JP4912895 A JP 4912895A JP 4912895 A JP4912895 A JP 4912895A JP H08217832 A JPH08217832 A JP H08217832A
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JP
Japan
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resin
acid monoamide
based resin
modified pva
acid
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Application number
JP4912895A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Miyamoto
佳彦 宮本
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度に優れると共に、他の疎水性樹脂
と併用した場合にも、他の疎水性樹脂の機械的強度を低
下させることなく、成形加工性にも優れたポリビニルア
ルコール系樹脂の成形物を提供すること。 【構成】 特定のN,N−ジ分岐アルキルアミド成分を
含有するエチレン性不飽和ジカルボン酸モノアミドを
0.1〜20モル%共重合成分として含有する共重合体
よりなる新規なポリビニルアルコール系樹脂からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリビニルアルコール
(以下、PVAと略記する)を用いた成形物に関し、更
に詳しくは、新規なPVA系樹脂を用いた機械強度に優
れた成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維、フィルム、シート、パ
イプ、チューブ、防滴膜、暫定皮膜、ケミカルレース用
水溶性繊維等の成形物用途に広く利用されている。そし
て、該成形物の帯電防止性、防曇性、水溶性用途におけ
る水分散性の向上や結露性の低下や成形性の改善を目指
してPVA中にスルホン酸基を導入することが試みられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
スルホン酸基を導入する場合には、(メタ)アリルスル
ホン酸(ナトリウム)と酢酸ビニルを共重合した後ケン
化することが行われるが、かかるスルホン酸類による変
性では得られる成形物の機械強度が低下する傾向にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる欠点を解決すべく
鋭意検討した結果、本発明者は、変性成分として下記の
化1で示されるN,N−ジ分岐アルキルアミド成分を含
有するエチレン性不飽和ジカルボン酸モノアミド(A)
を0.1〜20モル%共重合体成分とする新規なPVA
系樹脂の成形物は機械強度に優れ、更には帯電防止性、
親水性付与等の目的で他の疎水性樹脂に配合されてもそ
の機械強度が低下しないことを見いだし本発明に至っ
た。
【化1】 ここでR0は化2で示される。
【化2】 (但し、nは1〜3、R1〜R3は、水素又はアルキル基
又はアリール(aryl)基をそれぞれ示し、同時に2個以上
は水素でなく、R1〜R3の炭素数の合計が4以上であ
る。)
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
変性PVA(以下、単に変性PVAと称することがあ
る)系樹脂は、上記の如く(A)単位を必須成分として
おり、(A)単位は上記化1で示されるN,N−ジ分岐
アルキルアミド成分を含有するエチレン性不飽和ジカル
ボン酸モノアミド単位でR1〜R3の上記官能基を有する
ものである。該(A)単位を含有する共重合可能な単量
体としては、N,N−ジイソブチルマレイン酸モノアミ
ド、N,N−ジイソアミルマレイン酸モノアミド、N,
N−ジ(2−エチルヘキシル)マレイン酸モノアミド、
N,N−ジイソブチルフマル酸モノアミド、N,N−ジ
イソアミルフマル酸モノアミド、N,N−ジ(2−エチ
ルヘキシル)フマル酸モノアミド、N,N−ジイソブチ
ルイタコン酸モノアミド、N,N−ジイソアミルイタコ
ン酸モノアミド、N,N−ジ(2−エチルヘキシル)イ
タコン酸モノアミド、N,N−ジイソブチルシトラコン
酸モノアミド、N,N−ジイソアミルシトラコン酸モノ
アミド、N,N−ジ(2−エチルヘキシル)シトラコン
酸モノアミドなどが挙げられ、好ましくはN,N−ジイ
ソブチルマレイン酸モノアミドが好適に使用される。ま
た、本発明の変性PVA系樹脂の(A)単位中のカルボ
ン酸成分としては、遊離カルボキシル基又はその塩であ
る。
【0006】通常本発明の変性PVA系樹脂を製造する
には(A)とビニルエステル(B)を共重合して得られ
るビニルエステル共重合体をケン化する。(B)として
はギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸
ビニル等が挙げられるが、経済的にみて酢酸ビニルが好
ましい。
【0007】上記変性PVA系樹脂の各単位の割合は、
造膜性、経済性という点から上記化1で示されるN,N
−ジ分岐アルキルアミド成分を含有するエチレン性不飽
和ジカルボン酸モノアミド単位(A)を0.1〜20モ
ル%、好ましくは0.1〜10モル%、ビニルエステル
単位(B)及びビニルアルコール単位(C)が合計で8
0〜99.9モル%の範囲が適当である。更に、ケン化
度(ビニルエステル単位(B)とビニルアルコール単位
(C)との合計量に対するビニルアルコール単位(C)
の割合)は、特に限定されないが、変性PVA系樹脂の
生産性等の点より、60モル%以上であることが好まし
い。
【0008】本発明に用いられる変性PVA系樹脂の重
合度は、特に限定されないが、300〜3000が好ま
しく、重合度が300未満では機械的強度が低下し、逆
に3000を越えると成形性が低下する傾向にある。
【0009】次に本発明の変性PVA系樹脂の製造方法
について説明する。本発明の変性PVA系樹脂は、上記
化1で示されるN,N−ジ分岐アルキルアミド成分を含
有する上述のエチレン性不飽和ジカルボン酸モノアミド
単量体とビニルエステルの共重合体をケン化することに
よって得られる。
【0010】このようなエチレン性不飽和ジカルボン酸
モノアミド(A)は、マレイン酸、無水マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、
無水シトラコン酸等のエチレン性不飽和ジカルボン酸又
はその無水物或いは、これらの酸ハロゲン化物を化3で
示される第2アミンと無触媒又は適当な酸触媒(硫酸、
塩酸、P−トルエンスルホン酸等のプロトン酸)の存在
下に反応させることにより得られる。このようなアミン
としては、ジイソブチルアミン、ジイソアミルアミン、
ジ(2−エチルヘキシル)アミンが挙げられる。
【化3】 ここで、R0は化2で示される。
【化2】 (但し、nは1〜3、R1〜R3は、水素又はアルキル基
又はアリール(aryl)基をそれぞれ示し、同時に2個以上
は水素でなく、R1〜R3の炭素数の合計が4以上であ
る。)
【0011】尚、かかる重合に当たっては、本発明の趣
旨を損なわない限り上記2成分以外にかかる単量体と共
重合可能な他の不飽和単量体、例えばアルキルビニルエ
ーテル、メタアクリルアミド、エチレン、プロピレン、
α−ヘキセン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オク
タドデセン等のオレフィン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル等のニトリル類、アクリル酸アルキルエス
テル、メタクリル酸アルキルエステル、クロトン酸アル
キルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル、イタコ
ン酸ジアルキルエステル、シトラコン酸ジアルキルエス
テル、フマル酸ジアルキルエステル等を少量共重合させ
てもよい。
【0012】該共重合反応は、ラジカル重合における公
知の重合方法、例えば塊状重合、溶液重合、乳化重合、
懸濁重合などのうち任意に選択できるが、工業的にみて
溶液重合が好ましい。又バッチ重合、連続重合等のいず
れの方法も選択することができる。重合時の単量体の仕
込み方法としては特に制限はなく、一括仕込み、分割仕
込み、連続仕込み等任意の方法が採用されるが、分岐ア
ルキルアクリルアミド及びエチレン性不飽和カルボン酸
若しくはその塩をPVA分子中に均一に導入出来る点で
分割仕込み、或いは連続仕込み方法が有利である。
【0013】共重合に当たって触媒としてはアゾビスイ
ソブチルニトリル、アセチルパーオキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド等の公知の
ラジカル重合触媒及びアゾビスジメチルバレロニトリ
ル、アゾビスメトキシジメチルバレロニトリル等の低温
活性ラジカル触媒等が用いられる。又、反応温度は当業
者周知の温度範囲より好適に選択することができる。
【0014】かかる重合に当たっては、本発明の趣旨を
損なわない限り上記2成分以外にかかる単量体と共重合
可能な他の不飽和単量体、例えばアルキルビニルエーテ
ル、メタアクリルアミド、エチレン、プロピレン、α−
ヘキセン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタド
デセン等のオレフィン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等のニトリル類、アクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステル、クロトン酸アルキ
ルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル、イタコン
酸ジアルキルエステル、シトラコン酸ジアルキルエステ
ル、フマル酸ジアルキルエステル等を少量共重合させて
もよい。
【0015】かかる方法により得られた共重合体は、次
にケン化される。ケン化方法としては、ニーダーケン
化、連続ケン化、パールケン化等のいずれの方法も採用
することができ、該ケン化工程においては、必要に応じ
て残存モノマーを追い出してから、常法に従ってケン化
される。ケン化に使用される触媒としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、ナト
リウムエチラート、カリウムメチラート等のアルカリ金
属の水酸化物やアルコラートの如きアルカリ触媒、或い
は硫酸、塩酸等の酸触媒が用いられる。又、ケン化反応
温度は特に制限はなく、通常10〜60℃、好ましくは
20〜50℃の範囲から選ばれ、ケン化反応は5〜24
0分にわたって行われる。ケン化反応終了後、中和し、
必要に応じてアルコール等で洗浄し乾燥することにより
目的とする変性PVA系樹脂が得られる。次に得られた
変性PVA系樹脂を用いた成形物の成形法について説明
する。
【0016】該変性PVA系樹脂は、単独で用いること
も他の樹脂と併用して用いることもできる。該変性PV
A系樹脂単独で成形する方法としては、公知のPVA系
樹脂の成形方法を採用することができる。例えば、流延
法、キャスト法等の方法が採用でき、これらの成形方法
を行うとき該PVA系樹脂は1〜50重量%の水溶液と
して成形に供され、フィルムやシート等の成形物が得ら
れるのである。又、本発明の変性PVA系樹脂は、他の
樹脂と併用して用いることも大変有用で、他の樹脂とし
ては、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等の疎水性樹脂
が挙げられる。
【0017】該PVA系樹脂と該疎水性樹脂の配合割合
は、該疎水性樹脂の種類により一概に言えないが、通常
は該PVA系樹脂100重量部に対して該疎水性樹脂が
50〜100000重量部の範囲から選択される。上記
のPVA系樹脂と疎水性樹脂とのブレンドに当たって
は、それぞれの所定量をドライブレンドする方法や溶融
ブレンドする方法が可能である。上記の如き疎水(熱可
塑)性樹脂を併用するときは、溶融成形が可能で、溶融
成形法としては、射出成形法、押出成形法、トランスフ
ァー成形法等が挙げられる。尚、上記の押出成形法には
ブロー成形、インフレーション成形、共押出成形、押出
コーティング等も含まれる。
【0018】射出条件としては、例えばシリンダー温度
150〜250℃、金型温度10〜100℃、射出圧力
500〜2000kg/cm2程度の範囲から好適に条
件設定され、又押出条件としては、例えばダイ温度を1
50〜250℃程度に設定して、スクリュー圧縮部温度
を吐出部温度より5〜30℃程度高い温度に設定して行
うことが好ましい。かかる方法で得られた本発明の成形
物は、変性PVA系樹脂単体においては、他の(変性)
PVA系樹脂に比して機械的強度に優れ、又他の疎水性
樹脂との併用においては、他の疎水性樹脂の機械的強度
を低下させることなく、成形加工性にも優れており、繊
維、フィルム、シート、パイプ、チューブ、防滴膜、暫
定皮膜、ケミカルレース用水溶性繊維等の用途に大変有
用である。
【0019】
【作用】本発明の成形物は、特定の変性PVA系樹脂を
用いているため、変性PVA系樹脂単体においては、他
の(変性)PVA系樹脂に比して機械的強度に優れ、又
他の疎水性樹脂との併用においては、他の疎水性樹脂の
機械的強度を低下させることなく、成形加工性にも優れ
ており、繊維、フィルム、シート、パイプ、チューブ、
防滴膜、暫定皮膜、ケミカルレース用水溶性繊維等の用
途に大変有用である。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお,実施例中「%」、「部」とあるのは、断り
のない限り重量基準を意味する。 (変性PVA系樹脂の製造)無水マレイン酸500部、
ジイソブチルアミン65.9部をフラスコに仕込み、撹
拌下に60℃で2時間反応を行った。反応終了後、反応
物を再結晶することにより化4で示される化合物が得ら
れた。
【化4】 0は、化5で示される。
【化5】 収率は、95%であった。
【0021】還流冷却器、滴下漏斗、攪拌機を備えた重
合缶に酢酸ビニル1000部、メタノール150部を仕
込み攪拌しながら窒素気流下で温度を上昇させ62℃に
おいてアゾビスイソブチロニトリル0.6部をメタノー
ル19.4部に溶解した溶液を投入し重合を開始した。
重合開始点より上記で得た化合物N,N−ジイソブチル
マレイン酸モノアミド27.2部を溶解したメタノール
溶液272部を5時間にわたって連続的に滴下しながら
重合を行い、酢酸ビニルエステルの重合率が50%にな
った時点で重合を終了した。続いてメタノール蒸気を吹
き込む方法により未反応の酢酸ビニルモノマーを系外に
除去し共重合体のメタノール溶液を得た。次いで、該溶
液をメタノールで希釈して濃度を30%に調製してニー
ダーに仕込み、溶液温度を35℃に保ちながら水酸化ナ
トリウムを加えて中和した。
【0022】これに更に水酸化ナトリウムをポリマー中
の酢酸ビニル単位に対して30ミリモル加えて混練りし
た。ケン化反応進行と共にケン化物が析出し、遂には粒
子状となった。生成した変性PVA系樹脂を濾過し、メ
タノールでよく洗浄して熱風乾燥器中で乾燥し、目的物
を得た。得られた変性PVA系樹脂をソックスレー抽出
器を用いてメタノールで抽出洗浄しジイソブチルマレイ
ン酸モノアミドによる変成度を1H−NMRで分析した
結果、変性度は2.0モル%であった。又、変性PVA
系樹脂のケン化度は、残存酢酸ビニル単位の加水分解に
要するアルカリ消費量の定量により分析を行ったところ
90モル%であった。尚、この変性PVA系樹脂のB型
粘度計による4%水溶液の粘度は、30cps/20℃
であった。
【0023】更に、得られた変性PVA系樹脂のIRス
ペクトル及び1H−NMR(D2O)スペクトルの帰属を
以下に示す。 IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −CH 1650cm-1 −C=O 1585cm-1 COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH(CH32のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン 実施例1 上記の変性PVA系樹脂の10%水溶液を調製後、該水
溶液をガラス板上に流して乾燥厚みが100μmのフィ
ルムを作製した。次に該フィルムを3号ダンベルに打ち
抜いて20℃,65%RH下で(株)島津製作所製オー
トグラフIM−1100型(ロードセル5kg,引張速
度100mm/min)にて、機械的強度(引張り強
度、伸び)を測定した。
【0024】実施例2〜7、比較例1〜6 表1に示した成分及び条件でエチレン性不飽和ジカルボ
ン酸モノアミドの合成を行い、得られた各種エチレン性
不飽和ジカルボン酸モノアミドと酢酸ビニルとの共重合
を表2に示した成分及び仕込み量で上記の(変性PVA
系樹脂の製造)と同様の手順により酢酸ビニルとの共重
合(比較例6では、変性用の単量体を添加せず)及びケ
ン化を行い表3に示す種々の変性PVA系樹脂を製造
し、該PVA系樹脂を用いて実施例1と同様にフィルム
を作製し、実施例1と同様に機械的強度の測定を行っ
た。実施例及び比較例の評価結果を表4に示す。
【0025】
【表1】 エチレン性不飽和ジカルボン酸モノアミドの合成条件 合成モノアミド 酸 アミン 温度 時間 収率 (部) (部) (℃) (hr) (%) D-i-BMMAm 無水マレイン酸 ジイソブチルアミン 60 2 95 D-i-BIMAm 無水イタコン酸 ジイソブチルアミン 60 2 95 D-i-AMMAm 無水マレイン酸 ジイソアミルアミン 60 2 97 D-EHMMAm 無水マレイン酸 ジ(2エチルヘキシル)アミン 60 2 92 D-n-DMMAm 無水マレイン酸 ジ-n-プロピルアミン 60 2 95N-n-OMMAm 無水マレイン酸 n-オクチルアミン 60 2 90 注)略号は以下の通り。 D−i−BMMAm;N,N−ジイソブチルマレイン酸モノアミド D−i−BIMAm;N,N−ジイソブチルイタコン酸モノアミド D−i−AMMAm;N,N−ジイソアミルマレイン酸モノアミド D−EHMMAm;N,N−ジ(2エチルヘキシル)マレイン酸モノアミド D−n−DMMAm;N,N−ジ−n−プロピルマレイン酸モノアミド N−n−OMMAm;N−n−オクチルマレイン酸モノアミド
【0026】
【表2】 酢酸ビニルと共重合した単量体の種類、仕込み量及び重合率 (A) 単 量 体 重合率 種 類 仕込み量(モル%) (%) 実施例1 D−i−BMMAm 2.0 50 〃 2 D−i−BMMAm 0.5 60 〃 3 D−i−BMMAm 8.0 47 〃 4 D−i−BIMAm 2.0 50 〃 5 D−i−AMMAm 2.0 55 〃 6 D−EHMMAm 2.0 45 〃 7 D−BMMAm 2.0 50 比較例1 D−n−DMMAm 2.4 53 〃 2 N−n−OMMAm 2.5 52 〃 3 MRM 3.0 55 〃 4 AMPS 2.0 55 〃 5 3M 2.0 60 〃 6 −− − 87
【0027】 注)仕込み量は、モノマーの総仕込み量に対するを単量体(A)の仕込みモル分 率(モル%)を表す。 略語は以下の通り。 D−i−BMMAm;N,N−ジイソブチルマレイン酸モノアミド D−i−BIMAm;N,N−ジイソブチルイタコン酸モノアミド D−i−AMMAm;N,N−ジイソアミルマレイン酸モノアミド D−EHMMAm;N,N−ジ(2エチルヘキシル)マレイン酸モノアミド D−n−DMMAm;N,N−ジ−n−プロピルマレイン酸モノアミド N−n−OMMAm;N−n−オクチルマレイン酸モノアミド 3M;マレイン酸モノメチル MRM;モノ(ジイソプロピルメチル)マレート AMPS;N−スルホイソブチレンアクリルアミドナトリウム
【0028】
【表3】
【0029】上記実施例2〜7で得られた変性PVA系
樹脂のIRスペクトル及び1H−NMRスペクトルの帰
属を以下に示す。 (実施例2の変性PVA系樹脂) IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −CH 1650cm-1 −C=O 1585cm-1 COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH(CH32のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン
【0030】 (実施例3の変性PVA系樹脂) IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −CH 1650cm-1 −C=O 1585cm-1 COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH(CH32のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン
【0031】 (実施例4の変性PVA系樹脂) IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −CH 1650cm-1 −C=O 1585cm-1 COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH(CH32のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン
【0032】 (実施例5の変性PVA系樹脂) IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −CH 1650cm-1 −C=O 1585cm-1 COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH2−CH3のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン
【0033】 (実施例6の変性PVA系樹脂) IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −C−H 1650cm-1 −C=O(アミドI吸収帯) 1585cm-1 −COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH2−CH3のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン
【0034】 (実施例7の変性PVA系樹脂) IR : 3350cm-1、1100cm-1 −OH 2950cm-1、1420cm-1 −C−H 1650cm-1 −C=O(アミドI吸収帯) 1585cm-1 −COONa1 H−NMR: 0.9ppm −CH(CH32のメチルプロトン 2.1ppm −O−CO−CH3のメチルプロトン
【0035】
【表4】
【0036】実施例8〜11 実施例1で用いた変性PVA系樹脂を用いて、硬質ポリ
塩化ビニル及びナイロン12に表5に示す如くそれぞれ
ブレンドし、溶融成形により厚さ100μmのフィルム
を作製して、該フィルムの機械的強度(引張り強度、伸
び)及び成形性を調べた。評価結果を表5に併せて示
す。また、硬質ポリ塩化ビニル及びナイロン12それぞ
れを単独で用いた場合の機械的強度(引張り強度、伸
び)及び成形性を参考例1及び2として表5に併せて示
す。尚、機械的強度の測定方法は実施例1の方法に準
じ、成形性については、200〜210℃でTダイでの
溶融押出において、厚さ30μmのフィルム成形が可能
かどうかを調べた。
【0037】
【表5】 ブレンド組成物 フィルムの機械的強度 成形性 疎水性樹脂 ブレンド比 引張り強度 伸び (重量比) (kg/cm2) (%) 参考例1 PVC 100/ 0 480 14 成形可能 実施例8 PVC 100/10 465 13 成形可能 〃 9 PVC 100/20 455 13 成形可能 参考例2 NY12 100/ 0 451 233 成形可能 実施例10 NY12 100/10 440 215 成形可能 〃 11 NY12 100/20 425 200 成形可能 注)PVCは硬質ポリ塩化ビニルを、NY12はナイロン12をそれぞれ表し、 ブレンド比は疎水性樹脂/変性PVA系樹脂を示す。
【0038】
【発明の効果】本発明の成形物は、特定の変性PVA系
樹脂を用いているため、変性PVA系樹脂単体において
は、他の(変性)PVA系樹脂に比して機械的強度に優
れ、又他の疎水性樹脂との併用においては、他の疎水性
樹脂の機械的強度を低下させることなく、成形加工性に
も優れており、繊維、フィルム、シート、パイプ、チュ
ーブ、防滴膜、暫定皮膜、ケミカルレース用水溶性繊維
等の用途に大変有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 ここでR0は化2で示される。
【化2】 (但し、nは1〜3、R1〜R3は水素又はアルキル基又
はアリール(aryl)基をそれぞれ示し、同時に2個以上は
水素でなく、R1〜R3の炭素数の合計が4以上であ
る。)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 27/06 LET C08L 27/06 LET 67/00 LPB 67/00 LPB 77/00 LQS 77/00 LQS

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン性不飽和ジカルボン酸モノアミ
    ド(A)を0.1〜20モル%共重合成分として含有す
    るポリビニルアルコール系ポリマーであって、エチレン
    性不飽和ジカルボン酸モノアミド(A)のアミド成分
    が、下記化1で示されるポリビニルアルコール系樹脂を
    含有することを特徴とする成形物。 【化1】 ここでR0は化2で示される。 【化2】 (但し、nは1〜3、R1〜R3は水素又はアルキル基又
    はアリール(aryl)基をそれぞれ示し、同時に2個以上は
    水素でなく、R1〜R3の炭素数の合計が4以上であ
    る。)
  2. 【請求項2】 疎水性樹脂がポリアミド系樹脂、ポリオ
    レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル
    系樹脂から選ばれる少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項1記載の成形物。
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