JPH08218426A - 油圧脈動低減装置 - Google Patents
油圧脈動低減装置Info
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- JPH08218426A JPH08218426A JP5171195A JP5171195A JPH08218426A JP H08218426 A JPH08218426 A JP H08218426A JP 5171195 A JP5171195 A JP 5171195A JP 5171195 A JP5171195 A JP 5171195A JP H08218426 A JPH08218426 A JP H08218426A
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Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧ポンプに接続される油圧配管を流れる圧
油の脈動を低減し、圧油の脈動に伴う油圧配管の振動や
この振動に伴う騒音の発生を抑制する。 【構成】 分岐ホース17の先端側を弾性部材24を介
して取付ブラケット18に固定し、かつ、弾性部材24
を互いに弾性定数の異なる硬質ゴム25と軟質ゴム26
とを組合わせて構成する。これにより、圧油の脈動を分
岐ホース17の脈動干渉作用により減衰できるうえに、
分岐ホース17の脈動干渉作用では減衰しきれない周波
数帯域の脈動を弾性部材24を構成する硬質ゴム25,
軟質ゴム26のうち、主として軟質ゴム26により減衰
できるから、分岐ホース17による脈動低減作用と、硬
質ゴム25と軟質ゴム26とによる脈動低減作用とで、
油圧配管を流れる圧油の脈動を広い周波数帯域に亘って
低減できる。
油の脈動を低減し、圧油の脈動に伴う油圧配管の振動や
この振動に伴う騒音の発生を抑制する。 【構成】 分岐ホース17の先端側を弾性部材24を介
して取付ブラケット18に固定し、かつ、弾性部材24
を互いに弾性定数の異なる硬質ゴム25と軟質ゴム26
とを組合わせて構成する。これにより、圧油の脈動を分
岐ホース17の脈動干渉作用により減衰できるうえに、
分岐ホース17の脈動干渉作用では減衰しきれない周波
数帯域の脈動を弾性部材24を構成する硬質ゴム25,
軟質ゴム26のうち、主として軟質ゴム26により減衰
できるから、分岐ホース17による脈動低減作用と、硬
質ゴム25と軟質ゴム26とによる脈動低減作用とで、
油圧配管を流れる圧油の脈動を広い周波数帯域に亘って
低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ポンプに接続され
る油圧配管が、油圧ポンプから吐出される圧油の脈動に
起因して振動や騒音を生じるのを低減する油圧脈動低減
装置に関する。
る油圧配管が、油圧ポンプから吐出される圧油の脈動に
起因して振動や騒音を生じるのを低減する油圧脈動低減
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械で代表される油圧機器
は、油圧ポンプと該油圧ポンプから供給される圧油によ
り作動する油圧アクチュエータとからなり、これら油圧
ポンプと油圧アクチュエータとが油圧配管を介して相互
に接続され、油圧回路を構成している。
は、油圧ポンプと該油圧ポンプから供給される圧油によ
り作動する油圧アクチュエータとからなり、これら油圧
ポンプと油圧アクチュエータとが油圧配管を介して相互
に接続され、油圧回路を構成している。
【0003】ところで、油圧源である油圧ポンプから吐
出される圧油は脈動を生じるから、油圧ポンプと油圧ア
クチュエータとを接続する油圧配管のうち、特に油圧ポ
ンプの吐出ポートに接続された吐出側の油圧配管(以
下、吐出側配管という)内を流通する圧油には脈動が伝
達される。このため、吐出側配管は圧油の脈動に伴って
振動し、この振動は油圧ポンプからの圧油の吐出圧力や
油圧ポンプの回転数の変化に応じて増減する。そして、
吐出側配管が圧油の脈動に伴って振動すると、該吐出側
配管が接続された油圧アクチュエータ等の油圧機器や、
吐出側配管を支持するフレーム等の構造物に振動が伝播
し、これら油圧機器や構造物等が損傷したり、振動に伴
う騒音により油圧ポンプの周囲における作業環境の悪化
を招くという不具合がある。
出される圧油は脈動を生じるから、油圧ポンプと油圧ア
クチュエータとを接続する油圧配管のうち、特に油圧ポ
ンプの吐出ポートに接続された吐出側の油圧配管(以
下、吐出側配管という)内を流通する圧油には脈動が伝
達される。このため、吐出側配管は圧油の脈動に伴って
振動し、この振動は油圧ポンプからの圧油の吐出圧力や
油圧ポンプの回転数の変化に応じて増減する。そして、
吐出側配管が圧油の脈動に伴って振動すると、該吐出側
配管が接続された油圧アクチュエータ等の油圧機器や、
吐出側配管を支持するフレーム等の構造物に振動が伝播
し、これら油圧機器や構造物等が損傷したり、振動に伴
う騒音により油圧ポンプの周囲における作業環境の悪化
を招くという不具合がある。
【0004】このような不具合を改善するために、例え
ば実開平6−18465号公報等に開示されているよう
に、油圧ポンプの吐出ポートに、吐出側配管とは別個に
分岐ホースを接続することにより、吐出側配管内を流通
する圧油の脈動を減衰できることが知られている。
ば実開平6−18465号公報等に開示されているよう
に、油圧ポンプの吐出ポートに、吐出側配管とは別個に
分岐ホースを接続することにより、吐出側配管内を流通
する圧油の脈動を減衰できることが知られている。
【0005】この分岐ホースは先端側が閉塞端となって
おり、油圧ポンプの作動時に、油圧ポンプから吐出側配
管に吐出する圧油の一部が分岐ホース内に導入される。
そして、分岐ホース内に導入された圧油が分岐ホースの
閉塞端で反射して基端側に戻り、吐出側配管に吐出する
圧油と合流することにより、相互の脈動が干渉して相殺
され、その結果、吐出側配管を流通する圧油の脈動を減
衰できるようになっている。
おり、油圧ポンプの作動時に、油圧ポンプから吐出側配
管に吐出する圧油の一部が分岐ホース内に導入される。
そして、分岐ホース内に導入された圧油が分岐ホースの
閉塞端で反射して基端側に戻り、吐出側配管に吐出する
圧油と合流することにより、相互の脈動が干渉して相殺
され、その結果、吐出側配管を流通する圧油の脈動を減
衰できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
油圧ポンプの吐出ポートに吐出側配管とは別個に分岐ホ
ースを接続することにより、吐出側配管を流通する圧油
の脈動を減衰することはできるが、分岐ホースによる干
渉作用で減衰できる脈動は、通常、一定の周波数帯域内
に限られるから、この周波数帯域以外の脈動は減衰され
ずに残存する。このため、分岐ホースの先端側には常時
微小な脈動が生じており、この分岐ホースの先端側に生
じた脈動が油圧機器やフレーム等の構造物に伝播して騒
音を誘発することにより、油圧ポンプの周囲における作
業環境が著しく悪化してしまうという問題がある。
油圧ポンプの吐出ポートに吐出側配管とは別個に分岐ホ
ースを接続することにより、吐出側配管を流通する圧油
の脈動を減衰することはできるが、分岐ホースによる干
渉作用で減衰できる脈動は、通常、一定の周波数帯域内
に限られるから、この周波数帯域以外の脈動は減衰され
ずに残存する。このため、分岐ホースの先端側には常時
微小な脈動が生じており、この分岐ホースの先端側に生
じた脈動が油圧機器やフレーム等の構造物に伝播して騒
音を誘発することにより、油圧ポンプの周囲における作
業環境が著しく悪化してしまうという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、油圧ポンプから吐出する圧油の脈動を減
衰し、圧油の脈動に伴う油圧配管の振動や騒音を低減す
ることができる油圧脈動低減装置を提供することを目的
としている。
されたもので、油圧ポンプから吐出する圧油の脈動を減
衰し、圧油の脈動に伴う油圧配管の振動や騒音を低減す
ることができる油圧脈動低減装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、油圧ポンプと、該油圧ポンプに接続
される油圧配管と、該油圧配管に生じる脈動を低減する
ため、基端側が前記油圧ポンプの吐出側または該油圧配
管の途中に接続されると共に先端側が閉塞され、圧油の
一部が導入される分岐ホースと、該分岐ホースを固定す
る固定手段と、該固定手段に対して前記分岐ホースを弾
性的に支持すべく該固定手段と分岐ホースとの間に設け
られた弾性部材とからなる油圧脈動低減装置に適用され
る。
ために、本発明は、油圧ポンプと、該油圧ポンプに接続
される油圧配管と、該油圧配管に生じる脈動を低減する
ため、基端側が前記油圧ポンプの吐出側または該油圧配
管の途中に接続されると共に先端側が閉塞され、圧油の
一部が導入される分岐ホースと、該分岐ホースを固定す
る固定手段と、該固定手段に対して前記分岐ホースを弾
性的に支持すべく該固定手段と分岐ホースとの間に設け
られた弾性部材とからなる油圧脈動低減装置に適用され
る。
【0009】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記弾性部材は、前記分岐ホースの外周側に当
接する第1の弾性体と、該第1の弾性体の外側に位置す
る第2の弾性体とから構成し、該第1,第2の弾性体は
互いに弾性定数を異ならしめたことにある。
特徴は、前記弾性部材は、前記分岐ホースの外周側に当
接する第1の弾性体と、該第1の弾性体の外側に位置す
る第2の弾性体とから構成し、該第1,第2の弾性体は
互いに弾性定数を異ならしめたことにある。
【0010】この場合、請求項2の発明のように、前記
第1の弾性体の弾性定数を、前記第2の弾性体の弾性定
数よりも大きくするのが望ましい。
第1の弾性体の弾性定数を、前記第2の弾性体の弾性定
数よりも大きくするのが望ましい。
【0011】また、請求項3の発明のように、前記固定
手段は、取付ブラケットとの間で前記第1,第2の弾性
体を介して前記分岐ホースを挟持する押圧板と、該押圧
板と前記取付ブラケットとの間で前記第1,第2の弾性
体を締結する締結部材と、該締結部材による前記第1,
第2の弾性体に対する締結力を調整するため前記取付ブ
ラケットと押圧板との間に設けられたスペーサとから構
成するのがよい。
手段は、取付ブラケットとの間で前記第1,第2の弾性
体を介して前記分岐ホースを挟持する押圧板と、該押圧
板と前記取付ブラケットとの間で前記第1,第2の弾性
体を締結する締結部材と、該締結部材による前記第1,
第2の弾性体に対する締結力を調整するため前記取付ブ
ラケットと押圧板との間に設けられたスペーサとから構
成するのがよい。
【0012】さらに、請求項4の発明のように、前記油
圧ポンプの吐出側に分岐用ブロックを設け、該分岐用ブ
ロックには前記油圧配管を接続すると共に前記分岐ホー
スの基端側を接続することができる。
圧ポンプの吐出側に分岐用ブロックを設け、該分岐用ブ
ロックには前記油圧配管を接続すると共に前記分岐ホー
スの基端側を接続することができる。
【0013】
【作用】請求項1の構成によれば、油圧ポンプの吐出側
に吐出された圧油または配管油圧配管を流れる圧油の一
部が分岐ホースに導入され、この分岐ホースに導入され
た圧油が該分岐ホースの閉塞端で反射して基端側に戻
り、油圧ポンプの吐出側に吐出された圧油または油圧配
管内を流れる圧油に合流することにより、相互の脈動が
干渉して相殺され、油圧配管内に生じる脈動が減衰され
る。このとき、分岐ホースによる脈動干渉作用では減衰
しきれない脈動により分岐ホースの先端側に生じた微小
な脈動は、第1,第2の弾性体からなる弾性部材により
減衰される。この際、第1の弾性体と第2の弾性体とは
相互に弾性定数が異なる構成となっているから、分岐ホ
ースで減衰しきれない脈動は、とりわけ弾性定数が低い
方の弾性体により減衰させることができる。
に吐出された圧油または配管油圧配管を流れる圧油の一
部が分岐ホースに導入され、この分岐ホースに導入され
た圧油が該分岐ホースの閉塞端で反射して基端側に戻
り、油圧ポンプの吐出側に吐出された圧油または油圧配
管内を流れる圧油に合流することにより、相互の脈動が
干渉して相殺され、油圧配管内に生じる脈動が減衰され
る。このとき、分岐ホースによる脈動干渉作用では減衰
しきれない脈動により分岐ホースの先端側に生じた微小
な脈動は、第1,第2の弾性体からなる弾性部材により
減衰される。この際、第1の弾性体と第2の弾性体とは
相互に弾性定数が異なる構成となっているから、分岐ホ
ースで減衰しきれない脈動は、とりわけ弾性定数が低い
方の弾性体により減衰させることができる。
【0014】この場合、請求項2の構成によれば、分岐
ホースは該分岐ホースの外周側に当接する第1の弾性体
により堅固に支持され、この分岐ホースの脈動は第1の
弾性体の外側に位置した弾性定数が小さい第2の弾性体
によって減衰される。
ホースは該分岐ホースの外周側に当接する第1の弾性体
により堅固に支持され、この分岐ホースの脈動は第1の
弾性体の外側に位置した弾性定数が小さい第2の弾性体
によって減衰される。
【0015】また、請求項3の構成によれば、分岐ホー
スは、取付ブラケットと押圧板との間で第1,第2の弾
性体を介して締結部材によって締結される。このとき、
締結部材による第1,第2の弾性体に対する締結力をス
ペーサによって調整することにより、第1,第2の弾性
体に過大な締結力が作用することによって変形を生じる
のが防止できる。
スは、取付ブラケットと押圧板との間で第1,第2の弾
性体を介して締結部材によって締結される。このとき、
締結部材による第1,第2の弾性体に対する締結力をス
ペーサによって調整することにより、第1,第2の弾性
体に過大な締結力が作用することによって変形を生じる
のが防止できる。
【0016】さらに、請求項4の構成によれば、油圧ポ
ンプの吐出側に設けられた分岐用ブロックを介して油圧
配管に圧油が流れるとき、該分岐用ブロックにその基端
側が接続された分岐ホースには圧油の一部が導入され、
この分岐ホースに導入された圧油が分岐ホースの閉塞端
で反射して基端側に戻ることにより、油圧ポンプの吐出
口近傍にて油圧配管内に生じる圧油の脈動が減衰され
る。
ンプの吐出側に設けられた分岐用ブロックを介して油圧
配管に圧油が流れるとき、該分岐用ブロックにその基端
側が接続された分岐ホースには圧油の一部が導入され、
この分岐ホースに導入された圧油が分岐ホースの閉塞端
で反射して基端側に戻ることにより、油圧ポンプの吐出
口近傍にて油圧配管内に生じる圧油の脈動が減衰され
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7に基
づき説明する。
づき説明する。
【0018】まず、図1ないし図5は本発明による第1
の実施例を、油圧ショベルの機械室内に配設された油圧
ポンプに適用した状態で示している。
の実施例を、油圧ショベルの機械室内に配設された油圧
ポンプに適用した状態で示している。
【0019】図1中、1は下部走行体、2は該下部走行
体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、該上
部旋回体2は旋回装置(図示せず)を介して下部走行体
1に旋回可能に設けられた旋回フレーム3と、該旋回フ
レーム3上の前側に設けられた運転室4と、該運転室4
の後側に位置して旋回フレーム3上に設けられた機械室
5と、該機械室5の後側に設けられたカウンタウエイト
6とから大略構成されている。7は運転室4の側方に位
置して旋回フレーム3の前側に俯仰動可能に設けられた
作業装置で、該作業装置7は複数の油圧シリンダ8,
8,…を備え、該各油圧シリンダ8に後述する油圧ポン
プ11から圧油が供給されることにより、俯仰動作を行
うようになっている。
体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、該上
部旋回体2は旋回装置(図示せず)を介して下部走行体
1に旋回可能に設けられた旋回フレーム3と、該旋回フ
レーム3上の前側に設けられた運転室4と、該運転室4
の後側に位置して旋回フレーム3上に設けられた機械室
5と、該機械室5の後側に設けられたカウンタウエイト
6とから大略構成されている。7は運転室4の側方に位
置して旋回フレーム3の前側に俯仰動可能に設けられた
作業装置で、該作業装置7は複数の油圧シリンダ8,
8,…を備え、該各油圧シリンダ8に後述する油圧ポン
プ11から圧油が供給されることにより、俯仰動作を行
うようになっている。
【0020】11は油圧ショベルの機械室5内に配設さ
れた油圧ポンプを示し、該油圧ポンプ11は、機械室5
内に位置して旋回フレーム3上に設けられたエンジン
(図示せず)のハウジング等に固定され、該エンジンの
作動時に圧油を吐出するようになっている。
れた油圧ポンプを示し、該油圧ポンプ11は、機械室5
内に位置して旋回フレーム3上に設けられたエンジン
(図示せず)のハウジング等に固定され、該エンジンの
作動時に圧油を吐出するようになっている。
【0021】12はその基端側が油圧ポンプ11の吸込
ポート側に接続された吸込側配管で、該吸込側配管12
の先端側は、旋回フレーム3から上方に伸長するサブフ
レーム3Aを介して作動油タンク(図示せず)内に伸長
している。
ポート側に接続された吸込側配管で、該吸込側配管12
の先端側は、旋回フレーム3から上方に伸長するサブフ
レーム3Aを介して作動油タンク(図示せず)内に伸長
している。
【0022】13は油圧ポンプ11の吐出ポート側に接
続された分岐用ブロックを示し、該分岐用ブロック13
は、後述の吐出側配管14が接続されるメインポート
と、分岐ホース17が接続される分岐ポートとを有して
いる。
続された分岐用ブロックを示し、該分岐用ブロック13
は、後述の吐出側配管14が接続されるメインポート
と、分岐ホース17が接続される分岐ポートとを有して
いる。
【0023】14は分岐用ブロック13を介して油圧ポ
ンプ11の吐出ポートに接続された吐出側配管を示し、
該吐出側配管14は、その基端側が分岐用ブロック13
のメインポートに、先端側が多連弁15のマニホルドに
それぞれ接続されている。ここで、多連弁15は、油圧
ショベルに搭載された各種油圧アクチュエータに対する
圧油の供給を制御する制御弁の集合体で、吐出側配管1
4を介して多連弁15のマニホルドに供給された油圧ポ
ンプ11からの圧油は、多連弁15を構成する個々の制
御弁の吐出ポートに接続された油圧配管(図示せず)を
介して、所定の油圧アクチュエータに選択的に供給され
るようになっている。16は基端側が多連弁15のマニ
ホルドに接続され先端側がタンク内に伸長する戻り油配
管で、該戻り油配管16は、油圧アクチュエータから多
連弁15に戻された作動油をタンクに戻すためのもので
ある。
ンプ11の吐出ポートに接続された吐出側配管を示し、
該吐出側配管14は、その基端側が分岐用ブロック13
のメインポートに、先端側が多連弁15のマニホルドに
それぞれ接続されている。ここで、多連弁15は、油圧
ショベルに搭載された各種油圧アクチュエータに対する
圧油の供給を制御する制御弁の集合体で、吐出側配管1
4を介して多連弁15のマニホルドに供給された油圧ポ
ンプ11からの圧油は、多連弁15を構成する個々の制
御弁の吐出ポートに接続された油圧配管(図示せず)を
介して、所定の油圧アクチュエータに選択的に供給され
るようになっている。16は基端側が多連弁15のマニ
ホルドに接続され先端側がタンク内に伸長する戻り油配
管で、該戻り油配管16は、油圧アクチュエータから多
連弁15に戻された作動油をタンクに戻すためのもので
ある。
【0024】17は基端側が分岐用ブロック13の分岐
ポートに接続され、該分岐用ブロック13を介して油圧
ポンプ11の吐出ポート側に接続された分岐ホースを示
し、該分岐ホース17の先端側は閉塞端17Aとなって
いる。そして、分岐ホース17は、油圧ポンプ11から
吐出側配管14に吐出する圧油の一部を導入し、導入さ
れた圧油を閉塞端17Aで反射させて基端側に戻し、吐
出側配管14に吐出する圧油と合流させることにより、
相互の脈動を干渉させて相殺し、吐出側配管14を流通
する圧油の脈動を減衰するようになっている。
ポートに接続され、該分岐用ブロック13を介して油圧
ポンプ11の吐出ポート側に接続された分岐ホースを示
し、該分岐ホース17の先端側は閉塞端17Aとなって
いる。そして、分岐ホース17は、油圧ポンプ11から
吐出側配管14に吐出する圧油の一部を導入し、導入さ
れた圧油を閉塞端17Aで反射させて基端側に戻し、吐
出側配管14に吐出する圧油と合流させることにより、
相互の脈動を干渉させて相殺し、吐出側配管14を流通
する圧油の脈動を減衰するようになっている。
【0025】18は分岐ホース17の先端側を旋回フレ
ーム3に対して固定する取付ブラケットで、該取付ブラ
ケット18は図3に示す如くの屈曲形状を有し、その下
端側が複数のボルト19,19,…を介して旋回フレー
ム3のサブフレーム3Aに固定されている。また、取付
ブラケット18の上端側には、図4に示すように2個の
ボルト挿通穴18A,18Aが穿設されている。
ーム3に対して固定する取付ブラケットで、該取付ブラ
ケット18は図3に示す如くの屈曲形状を有し、その下
端側が複数のボルト19,19,…を介して旋回フレー
ム3のサブフレーム3Aに固定されている。また、取付
ブラケット18の上端側には、図4に示すように2個の
ボルト挿通穴18A,18Aが穿設されている。
【0026】20は分岐ホース17の先端側を取付ブラ
ケット18に対して固定する固定手段を示し、該固定手
段20は後述する押圧板21,締結部材22,円筒スペ
ーサ23等とから大略構成されている。
ケット18に対して固定する固定手段を示し、該固定手
段20は後述する押圧板21,締結部材22,円筒スペ
ーサ23等とから大略構成されている。
【0027】21は取付ブラケット18との間で分岐ホ
ース17の先端側を後述の弾性部材24を介して挟持す
る押圧板を示し、該押圧板21は鋼板材等から矩形の板
状に形成され、取付ブラケット18の各ボルト挿通穴1
8Aに対応する2か所にボルト挿通穴21A,21Aが
穿設されている。
ース17の先端側を後述の弾性部材24を介して挟持す
る押圧板を示し、該押圧板21は鋼板材等から矩形の板
状に形成され、取付ブラケット18の各ボルト挿通穴1
8Aに対応する2か所にボルト挿通穴21A,21Aが
穿設されている。
【0028】22は取付ブラケット18と押圧板21と
の間で弾性部材24を締結する締結部材で、該締結部材
22は押圧板21の各ボルト挿通穴21Aと取付ブラケ
ット18の各ボルト挿通穴18Aとに挿通されるボルト
22A,22Aと、取付ブラケット18側から各ボルト
22Aを締付けるナット22B,22Bとから構成され
ている。
の間で弾性部材24を締結する締結部材で、該締結部材
22は押圧板21の各ボルト挿通穴21Aと取付ブラケ
ット18の各ボルト挿通穴18Aとに挿通されるボルト
22A,22Aと、取付ブラケット18側から各ボルト
22Aを締付けるナット22B,22Bとから構成され
ている。
【0029】23,23は取付ブラケット18と押圧板
21との間に配設され、中空部に各ボルト22Aが挿通
された一対の円筒スペーサを示し、該各円筒スペーサ2
3は、取付ブラケット18と押圧板21との間隔を設定
することにより、該取付ブラケット18と押圧板21と
の間で締結部材22によって弾性部材24が締結される
とき、該弾性部材24に作用する締結力を調整するもの
である。これにより、弾性部材24に過大な締結力が作
用して変形を生じ、該弾性部材24の脈動減衰作用が損
なわれてしまうのを防止している。
21との間に配設され、中空部に各ボルト22Aが挿通
された一対の円筒スペーサを示し、該各円筒スペーサ2
3は、取付ブラケット18と押圧板21との間隔を設定
することにより、該取付ブラケット18と押圧板21と
の間で締結部材22によって弾性部材24が締結される
とき、該弾性部材24に作用する締結力を調整するもの
である。これにより、弾性部材24に過大な締結力が作
用して変形を生じ、該弾性部材24の脈動減衰作用が損
なわれてしまうのを防止している。
【0030】24は分岐ホース17の外周側に位置して
取付ブラケット18と押圧板21との間に設けられた弾
性部材を示し、該弾性部材24は、中央部に分岐ホース
17の口金部17Bに嵌合する半円弧状の係合凹部25
Aが形成されると共に該係合凹部25Aを挟む2箇所に
スペーサ挿通穴25B,25Bが穿設された第1の弾性
体としての一対の硬質ゴム25,25と、該各硬質ゴム
25の外側に当接し長手方向の2箇所にスペーサ挿通穴
26A,26Aが穿設された第2の弾性体としての一対
の軟質ゴム26,26とから構成され、該各硬質ゴム2
5はブロック状に、各軟質ゴム26は板状に形成されて
いる。
取付ブラケット18と押圧板21との間に設けられた弾
性部材を示し、該弾性部材24は、中央部に分岐ホース
17の口金部17Bに嵌合する半円弧状の係合凹部25
Aが形成されると共に該係合凹部25Aを挟む2箇所に
スペーサ挿通穴25B,25Bが穿設された第1の弾性
体としての一対の硬質ゴム25,25と、該各硬質ゴム
25の外側に当接し長手方向の2箇所にスペーサ挿通穴
26A,26Aが穿設された第2の弾性体としての一対
の軟質ゴム26,26とから構成され、該各硬質ゴム2
5はブロック状に、各軟質ゴム26は板状に形成されて
いる。
【0031】ここで、硬質ゴム25と軟質ゴム26とは
互いに異なる弾性定数をもって形成され、第1の弾性体
としての硬質ゴム25は、分岐ホース17の口金部17
Bとの当接部分の摩耗を防止するため耐摩耗性に優れた
硬い(弾性定数が大きい)ゴム材料から形成されてい
る。一方、第2の弾性体としての軟質ゴム26は、直接
的に分岐ホース17に当接せず、かつ、比較的大きな面
積をもって各硬質ゴム25に当接するから、専ら脈動に
対する減衰力を高めるべく軟らかい(弾性定数が小さ
い)ゴム材料から形成されている。
互いに異なる弾性定数をもって形成され、第1の弾性体
としての硬質ゴム25は、分岐ホース17の口金部17
Bとの当接部分の摩耗を防止するため耐摩耗性に優れた
硬い(弾性定数が大きい)ゴム材料から形成されてい
る。一方、第2の弾性体としての軟質ゴム26は、直接
的に分岐ホース17に当接せず、かつ、比較的大きな面
積をもって各硬質ゴム25に当接するから、専ら脈動に
対する減衰力を高めるべく軟らかい(弾性定数が小さ
い)ゴム材料から形成されている。
【0032】そして、弾性部材24を介して分岐ホース
17の先端側を取付ブラケット18に固定するにあたっ
ては、硬質ゴム25の係合凹部25Aにより分岐ホース
17の口金部17Bを挟み込むと共に、該硬質ゴム25
の外側に軟質ゴム26を当接させた状態で、硬質ゴム2
5のスペーサ挿通穴25Bと軟質ゴム26のスペーサ挿
通穴26Aに円筒スペーサ23を挿通した後、これら分
岐ホース17,弾性部材24,円筒スペーサ23を取付
ブラケット18と押圧板21とで挟み、ボルト22Aを
押圧板21のボルト挿通穴21A,円筒スペーサ23の
中空部,取付ブラケット18のボルト挿通穴18Aに順
次挿通させ、取付ブラケット18側からナット22Bを
締付ける。これにより、円筒スペーサ23を介して押圧
板21が取付ブラケット18にボルト締めされ、該取付
ブラケット18と押圧板21との間で、弾性部材24を
介して分岐ホース17の先端側が弾性的に支持される。
17の先端側を取付ブラケット18に固定するにあたっ
ては、硬質ゴム25の係合凹部25Aにより分岐ホース
17の口金部17Bを挟み込むと共に、該硬質ゴム25
の外側に軟質ゴム26を当接させた状態で、硬質ゴム2
5のスペーサ挿通穴25Bと軟質ゴム26のスペーサ挿
通穴26Aに円筒スペーサ23を挿通した後、これら分
岐ホース17,弾性部材24,円筒スペーサ23を取付
ブラケット18と押圧板21とで挟み、ボルト22Aを
押圧板21のボルト挿通穴21A,円筒スペーサ23の
中空部,取付ブラケット18のボルト挿通穴18Aに順
次挿通させ、取付ブラケット18側からナット22Bを
締付ける。これにより、円筒スペーサ23を介して押圧
板21が取付ブラケット18にボルト締めされ、該取付
ブラケット18と押圧板21との間で、弾性部材24を
介して分岐ホース17の先端側が弾性的に支持される。
【0033】本実施例による油圧脈動低減装置は上述の
如き構成を有するもので、その作用について以下に述べ
る。
如き構成を有するもので、その作用について以下に述べ
る。
【0034】まず、エンジンが作動して油圧ポンプ11
を駆動することにより、タンク内の作動油が吸込側配管
12を介して油圧ポンプ11に吸込まれ、油圧ポンプ1
1の吐出ポートからは脈動を伴う圧油が吐出する。そし
て、この圧油の大部分は分岐用ブロック13を介して吐
出側配管14に導入され、多連弁15等を介して所定の
油圧アクチュエータに供給されることにより当該油圧ア
クチュエータを作動させる。
を駆動することにより、タンク内の作動油が吸込側配管
12を介して油圧ポンプ11に吸込まれ、油圧ポンプ1
1の吐出ポートからは脈動を伴う圧油が吐出する。そし
て、この圧油の大部分は分岐用ブロック13を介して吐
出側配管14に導入され、多連弁15等を介して所定の
油圧アクチュエータに供給されることにより当該油圧ア
クチュエータを作動させる。
【0035】一方、油圧ポンプ11の吐出ポートから吐
出した圧油の一部は、分岐用ブロック13を介して分岐
ホース17に導入され、該分岐ホース17の閉塞端17
Aで反射して分岐用ブロック13に戻り、吐出側配管1
4に導入される圧油と合流する。これにより、分岐ホー
ス17の閉塞端17Aから戻った圧油の脈動と、吐出側
配管14に吐出される圧油の脈動とが干渉して相殺さ
れ、その結果、吐出側配管14を流れる圧油の脈動が減
衰される。
出した圧油の一部は、分岐用ブロック13を介して分岐
ホース17に導入され、該分岐ホース17の閉塞端17
Aで反射して分岐用ブロック13に戻り、吐出側配管1
4に導入される圧油と合流する。これにより、分岐ホー
ス17の閉塞端17Aから戻った圧油の脈動と、吐出側
配管14に吐出される圧油の脈動とが干渉して相殺さ
れ、その結果、吐出側配管14を流れる圧油の脈動が減
衰される。
【0036】このとき、分岐ホース17の先端側には、
上述の如き分岐ホース17による脈動干渉作用では減衰
しきれない微小な脈動が生じるが、分岐ホース17の先
端側は、硬質ゴム25と該硬質ゴム25よりも弾性定数
が小さい軟質ゴム26とからなる弾性部材24を介し
て、取付ブラケット18と押圧板21との間で挟持され
ているから、分岐ホース17の先端側に生じた微小な脈
動は、主として軟質ゴム26によって効果的に減衰でき
る。従って、分岐ホース17の先端側に生じた微小な脈
動に伴う振動や騒音が取付ブラケット18,サブフレー
ム3A等を介して旋回フレーム3に伝播するのを抑制で
き、油圧ポンプ11の周囲、即ち、油圧ショベルの運転
室4内の作業環境を快適な状態に保つことができる。
上述の如き分岐ホース17による脈動干渉作用では減衰
しきれない微小な脈動が生じるが、分岐ホース17の先
端側は、硬質ゴム25と該硬質ゴム25よりも弾性定数
が小さい軟質ゴム26とからなる弾性部材24を介し
て、取付ブラケット18と押圧板21との間で挟持され
ているから、分岐ホース17の先端側に生じた微小な脈
動は、主として軟質ゴム26によって効果的に減衰でき
る。従って、分岐ホース17の先端側に生じた微小な脈
動に伴う振動や騒音が取付ブラケット18,サブフレー
ム3A等を介して旋回フレーム3に伝播するのを抑制で
き、油圧ポンプ11の周囲、即ち、油圧ショベルの運転
室4内の作業環境を快適な状態に保つことができる。
【0037】また、分岐ホース17の先端側を取付ブラ
ケット18と押圧板21との間で弾性部材24を介して
支持するに際して、弾性部材24を構成する硬質ゴム2
5,軟質ゴム26のうち弾性定数の大きい硬質ゴム25
を分岐ホース17の口金部17Bに当接させ、該硬質ゴ
ム25の外側に軟質ゴム26を配設することにより、分
岐ホース17の先端側を取付ブラケット18と押圧板2
1との間で弾性的かつ堅固に支持することができる。し
かも、硬質ゴム25は耐摩耗性に優れているから分岐ホ
ース17との当接部分の摩耗を低減でき、硬質ゴム2
5,軟質ゴム26からなる弾性部材24による脈動減衰
作用を、長期に亘って適正に維持することができる。
ケット18と押圧板21との間で弾性部材24を介して
支持するに際して、弾性部材24を構成する硬質ゴム2
5,軟質ゴム26のうち弾性定数の大きい硬質ゴム25
を分岐ホース17の口金部17Bに当接させ、該硬質ゴ
ム25の外側に軟質ゴム26を配設することにより、分
岐ホース17の先端側を取付ブラケット18と押圧板2
1との間で弾性的かつ堅固に支持することができる。し
かも、硬質ゴム25は耐摩耗性に優れているから分岐ホ
ース17との当接部分の摩耗を低減でき、硬質ゴム2
5,軟質ゴム26からなる弾性部材24による脈動減衰
作用を、長期に亘って適正に維持することができる。
【0038】このように、本実施例によれば、油圧ポン
プ11の作動時に発生する圧油の脈動の大部分は分岐ホ
ース17の脈動干渉作用により減衰でき、かつ、分岐ホ
ース17の脈動干渉作用では減衰しきれない周波数帯域
の脈動は、弾性部材24を構成する硬質ゴム25,軟質
ゴム26のうち、主として弾性定数が小さい軟質ゴム2
6により減衰できる。従って、分岐ホース17による脈
動低減作用と硬質ゴム25,各軟質ゴム26からなる弾
性部材24による脈動低減作用とによって、油圧ポンプ
11の作動時における圧油の脈動を広い周波数帯域に亘
って低減でき、油圧ショベルの運転室4内の作業環境を
常時快適な状態に保つことができる。しかも、弾性定数
の大きな硬質ゴム25を分岐ホース17の外周に当接さ
せることにより、弾性部材24の摩耗を低減できるか
ら、弾性部材24による脈動減衰作用を長期に亘って適
正に維持することができる。
プ11の作動時に発生する圧油の脈動の大部分は分岐ホ
ース17の脈動干渉作用により減衰でき、かつ、分岐ホ
ース17の脈動干渉作用では減衰しきれない周波数帯域
の脈動は、弾性部材24を構成する硬質ゴム25,軟質
ゴム26のうち、主として弾性定数が小さい軟質ゴム2
6により減衰できる。従って、分岐ホース17による脈
動低減作用と硬質ゴム25,各軟質ゴム26からなる弾
性部材24による脈動低減作用とによって、油圧ポンプ
11の作動時における圧油の脈動を広い周波数帯域に亘
って低減でき、油圧ショベルの運転室4内の作業環境を
常時快適な状態に保つことができる。しかも、弾性定数
の大きな硬質ゴム25を分岐ホース17の外周に当接さ
せることにより、弾性部材24の摩耗を低減できるか
ら、弾性部材24による脈動減衰作用を長期に亘って適
正に維持することができる。
【0039】また、硬質ゴム25と軟質ゴム26の弾性
定数を種々に変化させることにより、脈動の周波数帯域
に応じて最適な脈動減衰作用が得られる弾性部材24の
組合せを作成できる。このため、油圧ポンプ11からの
圧油の吐出圧力や油圧ポンプ11の回転数に応じて脈動
の周波数が変化し、分岐ホース17の脈動干渉作用では
減衰しきれない特定の周波数帯域の脈動が増大した場合
にも、この特定の周波数帯域の脈動に対して最適な脈動
減衰作用が得られる弾性部材24を用いることにより、
当該脈動を効果的に減衰することができる。
定数を種々に変化させることにより、脈動の周波数帯域
に応じて最適な脈動減衰作用が得られる弾性部材24の
組合せを作成できる。このため、油圧ポンプ11からの
圧油の吐出圧力や油圧ポンプ11の回転数に応じて脈動
の周波数が変化し、分岐ホース17の脈動干渉作用では
減衰しきれない特定の周波数帯域の脈動が増大した場合
にも、この特定の周波数帯域の脈動に対して最適な脈動
減衰作用が得られる弾性部材24を用いることにより、
当該脈動を効果的に減衰することができる。
【0040】さらに、低温時においてはゴム材料は硬化
し脈動に対する減衰作用も低下するが、低温時における
脈動減衰特性を改良した硬質ゴム25,軟質ゴム26を
組合わせることにより、低温時においても油圧ポンプ1
1の作動時における圧油の脈動を減衰でき、この脈動に
伴う振動や騒音を抑制することができる。
し脈動に対する減衰作用も低下するが、低温時における
脈動減衰特性を改良した硬質ゴム25,軟質ゴム26を
組合わせることにより、低温時においても油圧ポンプ1
1の作動時における圧油の脈動を減衰でき、この脈動に
伴う振動や騒音を抑制することができる。
【0041】次に、図6および図7は本発明による第2
の実施例を示している。なお、本実施例において上述し
た第1の実施例と同一の構成要素には同一の符号を付
し、その説明を省略する。
の実施例を示している。なお、本実施例において上述し
た第1の実施例と同一の構成要素には同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0042】図中、31は吸込側配管12に固着された
取付ブラケットを示し、該取付ブラケット31は、吸込
側配管12の軸方向に離間して対向する一対の脚部31
A,31Aと、該各脚部31A間を連結する支持部31
Bとを有し、各脚部31Aが吐出側配管14の外周に溶
接されることにより、吸込側配管12に対して堅固に固
着されている。そして、取付ブラケット31の支持部3
1Bには、弾性部材24を介して分岐ホース17の先端
側が取付けられている。
取付ブラケットを示し、該取付ブラケット31は、吸込
側配管12の軸方向に離間して対向する一対の脚部31
A,31Aと、該各脚部31A間を連結する支持部31
Bとを有し、各脚部31Aが吐出側配管14の外周に溶
接されることにより、吸込側配管12に対して堅固に固
着されている。そして、取付ブラケット31の支持部3
1Bには、弾性部材24を介して分岐ホース17の先端
側が取付けられている。
【0043】本実施例は上述の如き構成を有するもの
で、他の構成およびその作用については第1の実施例と
同様である。
で、他の構成およびその作用については第1の実施例と
同様である。
【0044】然るに、本実施例によれば、分岐ホース1
7の先端側を取付ブラケット31および弾性部材24等
を介して吸込側配管12に固定する構成とすることによ
り、分岐ホース17を吸込側配管12に沿って配設する
ことができるから、分岐ホース17を収容するに必要な
スペースを削減することができる。
7の先端側を取付ブラケット31および弾性部材24等
を介して吸込側配管12に固定する構成とすることによ
り、分岐ホース17を吸込側配管12に沿って配設する
ことができるから、分岐ホース17を収容するに必要な
スペースを削減することができる。
【0045】なお、前記各実施例では、弾性部材24を
構成する第1の弾性体として硬質ゴム25を用い、第2
の弾性体として軟質ゴム26を用いた場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限ることはなく、例えば第
1の弾性体として互いに弾性定数の異なる2種類以上の
ゴムを組合せたものを用いてもよく、第2の弾性体とし
て互いに弾性定数の異なる2種類以上のゴムを組合せた
ものを用いてもよい。
構成する第1の弾性体として硬質ゴム25を用い、第2
の弾性体として軟質ゴム26を用いた場合を例に挙げて
説明したが、本発明はこれに限ることはなく、例えば第
1の弾性体として互いに弾性定数の異なる2種類以上の
ゴムを組合せたものを用いてもよく、第2の弾性体とし
て互いに弾性定数の異なる2種類以上のゴムを組合せた
ものを用いてもよい。
【0046】また、前記各実施例では、油圧ポンプ11
の吐出ポート側に分岐用ブロック13を設け、この分岐
用ブロック13に分岐ホース17の基端側を接続した場
合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、例えば吐出側配管14の途中や多連弁15の位
置等に分岐ホース17の基端側を接続する構成としても
よい。
の吐出ポート側に分岐用ブロック13を設け、この分岐
用ブロック13に分岐ホース17の基端側を接続した場
合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、例えば吐出側配管14の途中や多連弁15の位
置等に分岐ホース17の基端側を接続する構成としても
よい。
【0047】さらに、前記各実施例では、油圧ショベル
の機械室5内に配設された油圧ポンプに適用した場合を
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ることはな
く、例えば油圧クレーン,ブルドーザ,ホイールローダ
等の他の建設機械、さらには種々の産業機械に設けられ
た油圧ポンプ等にも広く適用することができる。
の機械室5内に配設された油圧ポンプに適用した場合を
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ることはな
く、例えば油圧クレーン,ブルドーザ,ホイールローダ
等の他の建設機械、さらには種々の産業機械に設けられ
た油圧ポンプ等にも広く適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、固定手段によって分岐ホースを固定するに際して、
該固定手段と分岐ホースとの間に設けられる弾性部材
を、分岐ホースの外周側に当接する第1の弾性体と、該
第1の弾性体の外側に位置する第2の弾性体とから構成
し、該第1,第2の弾性体の弾性定数を互いに異ならし
める構成としたから、油圧配管内に生じる脈動を分岐ホ
ースの脈動干渉作用により減衰できるうえに、分岐ホー
スの脈動干渉作用では減衰しきれない周波数帯域の脈動
を、第1,第2の弾性体のうちのとりわけ弾性定数が低
い方の弾性体により減衰させることができる。従って、
分岐ホースの脈動減衰作用と第1,第2の弾性体からな
る弾性部材の脈動減衰作用とによって、油圧ポンプの作
動時における圧油の脈動を広い周波数帯域に亘って低減
でき、この脈動に伴う振動や騒音を抑制することによ
り、油圧ポンプの周囲における作業環境を常時快適な状
態に保つことができる。
ば、固定手段によって分岐ホースを固定するに際して、
該固定手段と分岐ホースとの間に設けられる弾性部材
を、分岐ホースの外周側に当接する第1の弾性体と、該
第1の弾性体の外側に位置する第2の弾性体とから構成
し、該第1,第2の弾性体の弾性定数を互いに異ならし
める構成としたから、油圧配管内に生じる脈動を分岐ホ
ースの脈動干渉作用により減衰できるうえに、分岐ホー
スの脈動干渉作用では減衰しきれない周波数帯域の脈動
を、第1,第2の弾性体のうちのとりわけ弾性定数が低
い方の弾性体により減衰させることができる。従って、
分岐ホースの脈動減衰作用と第1,第2の弾性体からな
る弾性部材の脈動減衰作用とによって、油圧ポンプの作
動時における圧油の脈動を広い周波数帯域に亘って低減
でき、この脈動に伴う振動や騒音を抑制することによ
り、油圧ポンプの周囲における作業環境を常時快適な状
態に保つことができる。
【0049】そして、請求項2の発明によれば、分岐ホ
ースの外周側に当接する第1の弾性体の弾性定数を大き
くすることにより、弾性部材における分岐ホースとの当
接部分の摩耗を低減できる。従って、第1,第2の弾性
体からなる弾性部材の脈動減衰作用を長期に亘って適正
に維持することができる。また、第1,第2の弾性体の
弾性定数を種々に変化させることにより、脈動の周波数
帯域に応じて最適な脈動減衰作用が得られる弾性部材の
組合せを作成できる。このため、油圧ポンプからの圧油
の吐出圧力や油圧ポンプの回転数に応じて脈動の周波数
が変化し、分岐ホースの脈動干渉作用では減衰しきれな
い特定の周波数帯域の脈動が増大した場合にも、この特
定の周波数帯域の脈動に対して最適な脈動減衰作用が得
られる弾性部材を用いることにより、当該脈動を効果的
に減衰することができる。さらに、弾性部材を構成する
第1,第2の弾性体の低温時における脈動減衰特性を改
良することにより、低温時においても油圧配管内に生じ
る圧油の脈動を効果的に減衰することができる。
ースの外周側に当接する第1の弾性体の弾性定数を大き
くすることにより、弾性部材における分岐ホースとの当
接部分の摩耗を低減できる。従って、第1,第2の弾性
体からなる弾性部材の脈動減衰作用を長期に亘って適正
に維持することができる。また、第1,第2の弾性体の
弾性定数を種々に変化させることにより、脈動の周波数
帯域に応じて最適な脈動減衰作用が得られる弾性部材の
組合せを作成できる。このため、油圧ポンプからの圧油
の吐出圧力や油圧ポンプの回転数に応じて脈動の周波数
が変化し、分岐ホースの脈動干渉作用では減衰しきれな
い特定の周波数帯域の脈動が増大した場合にも、この特
定の周波数帯域の脈動に対して最適な脈動減衰作用が得
られる弾性部材を用いることにより、当該脈動を効果的
に減衰することができる。さらに、弾性部材を構成する
第1,第2の弾性体の低温時における脈動減衰特性を改
良することにより、低温時においても油圧配管内に生じ
る圧油の脈動を効果的に減衰することができる。
【0050】また、請求項3の発明によれば、分岐ホー
スは、取付ブラケットと押圧板との間で第1,第2の弾
性体を介して締結部材によって締結され、このとき、締
結部材による第1,第2の弾性体に対する締結力をスペ
ーサによって調整できるから、第1,第2の弾性体に過
大な締結力が作用することにより該第1,第2の弾性体
が変形等を生じて脈動減衰作用が損なわれるのが防止で
きる。
スは、取付ブラケットと押圧板との間で第1,第2の弾
性体を介して締結部材によって締結され、このとき、締
結部材による第1,第2の弾性体に対する締結力をスペ
ーサによって調整できるから、第1,第2の弾性体に過
大な締結力が作用することにより該第1,第2の弾性体
が変形等を生じて脈動減衰作用が損なわれるのが防止で
きる。
【0051】さらに、請求項4の発明によれば、油圧ポ
ンプの吐出側に設けられた分岐用ブロックに分岐ホース
を接続することにより、油圧ポンプの作動時において油
圧ポンプの吐出口近傍にて油圧配管内を流れる圧油の脈
動を減衰させることができるから、油圧ポンプの吐出側
に接続された油圧配管に生じる脈動をその略全域に亘っ
て減衰することができる。
ンプの吐出側に設けられた分岐用ブロックに分岐ホース
を接続することにより、油圧ポンプの作動時において油
圧ポンプの吐出口近傍にて油圧配管内を流れる圧油の脈
動を減衰させることができるから、油圧ポンプの吐出側
に接続された油圧配管に生じる脈動をその略全域に亘っ
て減衰することができる。
【図1】本発明の実施例が適用される油圧ショベルを示
す外観図である。
す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例による油圧脈動低減装置
を油圧ショベルの機械室内に配設された状態で示す外観
図である。
を油圧ショベルの機械室内に配設された状態で示す外観
図である。
【図3】図2中に示す固定手段,弾性部材等を示す一部
破断の要部拡大図である。
破断の要部拡大図である。
【図4】図3中に示す固定手段,弾性部材等の分解斜視
図である。
図である。
【図5】図3中の矢視V−V方向からみた拡大断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の第2の実施例による油圧脈動低減装置
を示す図2と同様位置の外観図である。
を示す図2と同様位置の外観図である。
【図7】図6中の矢視VII −VII 方向からみた拡大断面
図である。
図である。
11 油圧ポンプ 12 吸込側配管(油圧配管) 13 分岐用ブロック 14 吐出側配管(油圧配管) 17 分岐ホース 18,31 取付ブラケット 20 固定手段 21 押圧板 22 締結部材(固定手段) 22A ボルト(締結部材) 22B ナット(締結部材) 23 円筒スペーサ(固定手段) 24 弾性部材 25 硬質ゴム(第1の弾性体) 26 軟質ゴム(第2の弾性体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内桶 修 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 油圧ポンプと、該油圧ポンプに接続され
る油圧配管と、該油圧配管に生じる脈動を低減するた
め、基端側が前記油圧ポンプの吐出側または該油圧配管
の途中に接続されると共に先端側が閉塞され、圧油の一
部が導入される分岐ホースと、該分岐ホースを固定する
固定手段と、該固定手段に対して前記分岐ホースを弾性
的に支持すべく該固定手段と分岐ホースとの間に設けら
れた弾性部材とからなる油圧脈動低減装置において、 前記弾性部材は、前記分岐ホースの外周側に当接する第
1の弾性体と、該第1の弾性体の外側に位置する第2の
弾性体とから構成し、該第1,第2の弾性体は互いに弾
性定数を異ならしめる構成としたことを特徴とする油圧
脈動低減装置。 - 【請求項2】 前記第1の弾性体の弾性定数を前記第2
の弾性体の弾性定数よりも大きくしてなる請求項1に記
載の油圧脈動低減装置。 - 【請求項3】 前記固定手段は、取付ブラケットとの間
で前記第1,第2の弾性体を介して前記分岐ホースを挟
持する押圧板と、該押圧板と前記取付ブラケットとの間
で前記第1,第2の弾性体を締結する締結部材と、該締
結部材による前記第1,第2の弾性体に対する締結力を
調整するため前記取付ブラケットと押圧板との間に設け
られたスペーサとから構成してなる請求項1または2に
記載の油圧脈動低減装置。 - 【請求項4】 前記油圧ポンプの吐出側に分岐用ブロッ
クを設け、該分岐用ブロックには前記油圧配管を接続す
ると共に前記分岐ホースの基端側を接続してなる請求項
1,2または3に記載の油圧脈動低減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171195A JPH08218426A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 油圧脈動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5171195A JPH08218426A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 油圧脈動低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218426A true JPH08218426A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12894488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5171195A Pending JPH08218426A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 油圧脈動低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218426A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005248472A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
| JP2013044099A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Kobe Steel Ltd | 油圧配管の振動防止装置及び振動防止方法 |
| JP2013104249A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械の油圧脈動低減装置 |
| CN114809178A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-29 | 三一重机有限公司 | 臂架、臂架上液压管的固定方法及作业机械 |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP5171195A patent/JPH08218426A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005248472A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
| JP2013044099A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Kobe Steel Ltd | 油圧配管の振動防止装置及び振動防止方法 |
| JP2013104249A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械の油圧脈動低減装置 |
| CN114809178A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-29 | 三一重机有限公司 | 臂架、臂架上液压管的固定方法及作业机械 |
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