JPH08218497A - 柱と横部材との間の結合金物 - Google Patents
柱と横部材との間の結合金物Info
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- JPH08218497A JPH08218497A JP2550695A JP2550695A JPH08218497A JP H08218497 A JPH08218497 A JP H08218497A JP 2550695 A JP2550695 A JP 2550695A JP 2550695 A JP2550695 A JP 2550695A JP H08218497 A JPH08218497 A JP H08218497A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に大断面を有する柱と横部材とを結合する
場合にも、これら柱と梁との間を密に当接させることが
できる結合金物を提供する。 【構成】 垂直当て板部15と水平板部17とガセット
プレート18とを備えた結合金物14であって、水平板
部17と前記垂直当て板部15とのなす角を90°より
小さく45°より大きい範囲に設定したことを特徴とし
ている。
場合にも、これら柱と梁との間を密に当接させることが
できる結合金物を提供する。 【構成】 垂直当て板部15と水平板部17とガセット
プレート18とを備えた結合金物14であって、水平板
部17と前記垂直当て板部15とのなす角を90°より
小さく45°より大きい範囲に設定したことを特徴とし
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は柱と横部材との間の結合
金物に関し、詳しくは、梁等の横部材を柱に密に当接さ
せて結合することのできる柱と横部材との間の結合金物
に関する。
金物に関し、詳しくは、梁等の横部材を柱に密に当接さ
せて結合することのできる柱と横部材との間の結合金物
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では、木造建築に多くの結合金物が
使用されるようになっている。例えば、特開昭53−3
9615号公報には、上下に配置される2本の柱と横方
向に配置される梁とを一体に固定するための結合金物が
開示されており、また実願平2−77204号公報に
は、横部材間同士の結合に用いられる結合金物が開示さ
れている。
使用されるようになっている。例えば、特開昭53−3
9615号公報には、上下に配置される2本の柱と横方
向に配置される梁とを一体に固定するための結合金物が
開示されており、また実願平2−77204号公報に
は、横部材間同士の結合に用いられる結合金物が開示さ
れている。
【0003】図7は、この種の結合金物であり、逆T字
型の結合金物1を使用して柱5と梁6とを結合する例を
示したものである。この結合金物1は、柱5の側面に縦
方向に当接して配置される垂直当て板部2と、この垂直
当て板部2の下方端部から水平方向に延出して配置され
る水平板部3と、この水平板部3の中央部から縦方向に
立設されるガセットプレート4とを有しており、水平板
部3とガセットプレート4との間に逆Tの字が構成され
ている。
型の結合金物1を使用して柱5と梁6とを結合する例を
示したものである。この結合金物1は、柱5の側面に縦
方向に当接して配置される垂直当て板部2と、この垂直
当て板部2の下方端部から水平方向に延出して配置され
る水平板部3と、この水平板部3の中央部から縦方向に
立設されるガセットプレート4とを有しており、水平板
部3とガセットプレート4との間に逆Tの字が構成され
ている。
【0004】そして、この結合金物1の取付けに際して
は、図8および図9に示したように、先ず、柱5の側面
に、結合金物1の垂直当て板部2が当接される。そし
て、適宜な数のボルト7が結合金物1と柱5との間に挿
通される。柱5の裏面側では、座金板8を配置するとと
もに挿通されたボルト7の先端にナット9を螺合し、こ
れにより、結合金物1が柱5に取付けられる。この状態
から、梁6を上方から矢印のように下方に案内し、梁6
の中央に形成されたスリット10内にガセットプレート
4を装着する。その後、梁6とガセットプレート4との
間に水平方向からボルト11、11を挿通し、梁6を柱
5に結合する。
は、図8および図9に示したように、先ず、柱5の側面
に、結合金物1の垂直当て板部2が当接される。そし
て、適宜な数のボルト7が結合金物1と柱5との間に挿
通される。柱5の裏面側では、座金板8を配置するとと
もに挿通されたボルト7の先端にナット9を螺合し、こ
れにより、結合金物1が柱5に取付けられる。この状態
から、梁6を上方から矢印のように下方に案内し、梁6
の中央に形成されたスリット10内にガセットプレート
4を装着する。その後、梁6とガセットプレート4との
間に水平方向からボルト11、11を挿通し、梁6を柱
5に結合する。
【0005】これにより、結合金物1を用いた梁6と柱
4との取付けが完了する。
4との取付けが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日では、
天然の木材に代えて、集成材が盛んに使用されるように
なっている。このような集成材を用いると、天然材では
加工することが困難となってきた大断面を有する梁ある
いは柱等を提供することができる。
天然の木材に代えて、集成材が盛んに使用されるように
なっている。このような集成材を用いると、天然材では
加工することが困難となってきた大断面を有する梁ある
いは柱等を提供することができる。
【0007】しかしながら、特に大断面を有する梁6等
を結合金物1を用いて結合する場合には、図9に示した
ように矢印Aの方向に力が加わるため、同図におけるB
で示す部分を密着させることが困難で、この部分に間隙
が生じてしまうこととなり、見た目にも好ましいもので
はなかった。しかも、梁6の端部と柱5の側端面との間
の接触面積が小さく、一部分に応力集中が生じてしまう
という問題があった。
を結合金物1を用いて結合する場合には、図9に示した
ように矢印Aの方向に力が加わるため、同図におけるB
で示す部分を密着させることが困難で、この部分に間隙
が生じてしまうこととなり、見た目にも好ましいもので
はなかった。しかも、梁6の端部と柱5の側端面との間
の接触面積が小さく、一部分に応力集中が生じてしまう
という問題があった。
【0008】本発明は上記実情に鑑み、特に大断面を有
する柱と横部材とを結合する場合にも、これら柱と梁と
の間を密に当接させることができ、見た目にも好まし
く、しかも応力の分散化を図ることに寄与する柱と横部
材との間の結合金物を提供することを目的としている。
する柱と横部材とを結合する場合にも、これら柱と梁と
の間を密に当接させることができ、見た目にも好まし
く、しかも応力の分散化を図ることに寄与する柱と横部
材との間の結合金物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る柱と横部材との間の結合金物は、柱の側
面に縦方向に当接して配置されボルトを介して前記柱に
固定される垂直当て板部と、この垂直当て板部の下方端
部から略水平方向に延出して配置される水平板部と、該
水平板部の中央部から縦方向に立設され、その一側端部
が前記垂直当て板部に固着されるガセットプレートとを
備え、前記柱に結合される横部材に予め形成された中央
のスリットを、前記ガセットプレートに上方から嵌合さ
せて、前記横部材を前記柱の側面に結合させるようにし
た柱と横部材との間の結合金物であって、前記横部材を
前記ガセットプレートに装着したときに、前記横部材の
端部が下方に向かうに従って前記垂直当て板部側に接近
するように前記水平板部と前記垂直当て板部とのなす角
を90°より小さく45°より大きい範囲に設定したこ
とを特徴としている。
の本発明に係る柱と横部材との間の結合金物は、柱の側
面に縦方向に当接して配置されボルトを介して前記柱に
固定される垂直当て板部と、この垂直当て板部の下方端
部から略水平方向に延出して配置される水平板部と、該
水平板部の中央部から縦方向に立設され、その一側端部
が前記垂直当て板部に固着されるガセットプレートとを
備え、前記柱に結合される横部材に予め形成された中央
のスリットを、前記ガセットプレートに上方から嵌合さ
せて、前記横部材を前記柱の側面に結合させるようにし
た柱と横部材との間の結合金物であって、前記横部材を
前記ガセットプレートに装着したときに、前記横部材の
端部が下方に向かうに従って前記垂直当て板部側に接近
するように前記水平板部と前記垂直当て板部とのなす角
を90°より小さく45°より大きい範囲に設定したこ
とを特徴としている。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明に
係る柱と横部材との間の結合金物は、柱の側面に縦方向
に当接して配置されボルトを介して前記柱に固定される
垂直当て板部と、この垂直当て板部の下方端部から略水
平方向に延出して配置される水平板部と、該水平板部の
中央部から縦方向に立設され、その一側端部が前記垂直
当て板部に固着されるガセットプレートとを備え、前記
柱に結合される横部材に予め形成された中央のスリット
を、前記ガセットプレートに上方から嵌合させて、前記
横部材を前記柱の側面に結合させるようにした柱と横部
材との間の結合金物であって、前記横部材を前記ガセッ
トプレートに装着したときに、前記横部材の端部が下方
に向かうに従って前記垂直当て板部側に接近させる滑り
ホゾを、前記水平板部に突設させたことを特徴としてい
る。
係る柱と横部材との間の結合金物は、柱の側面に縦方向
に当接して配置されボルトを介して前記柱に固定される
垂直当て板部と、この垂直当て板部の下方端部から略水
平方向に延出して配置される水平板部と、該水平板部の
中央部から縦方向に立設され、その一側端部が前記垂直
当て板部に固着されるガセットプレートとを備え、前記
柱に結合される横部材に予め形成された中央のスリット
を、前記ガセットプレートに上方から嵌合させて、前記
横部材を前記柱の側面に結合させるようにした柱と横部
材との間の結合金物であって、前記横部材を前記ガセッ
トプレートに装着したときに、前記横部材の端部が下方
に向かうに従って前記垂直当て板部側に接近させる滑り
ホゾを、前記水平板部に突設させたことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】上記第1の構成による本発明によれば、梁等の
横部材の中央に形成されたスリットをガセットプレート
内に案内すれば、横部材がガセットプレートを収納しな
がら押し下げられる。横部材が所定距離押し下げられる
と、横部材の下端面に予め形成されている凹陥部と結合
金物の傾斜した水平板部とが合致し、これにより、横部
材の凹陥部は結合金物の傾斜した水平板部に案内されな
がら斜め下方に移動する。この状態から、さらにハンマ
ー等で横部材の上部を打ち叩くと、横部材の端面と結合
金物の垂直当て板部とが密に合致される。これにより、
立設されている柱が内側、すなわち柱が梁の端部側に立
て起こされることになり、柱と横部材との間の隙間が消
失される。
横部材の中央に形成されたスリットをガセットプレート
内に案内すれば、横部材がガセットプレートを収納しな
がら押し下げられる。横部材が所定距離押し下げられる
と、横部材の下端面に予め形成されている凹陥部と結合
金物の傾斜した水平板部とが合致し、これにより、横部
材の凹陥部は結合金物の傾斜した水平板部に案内されな
がら斜め下方に移動する。この状態から、さらにハンマ
ー等で横部材の上部を打ち叩くと、横部材の端面と結合
金物の垂直当て板部とが密に合致される。これにより、
立設されている柱が内側、すなわち柱が梁の端部側に立
て起こされることになり、柱と横部材との間の隙間が消
失される。
【0012】また、上記第2の構成による本発明によれ
ば、この水平板部に滑りホゾが突設されているので、横
部材が所定距離押し下げられると、横部材はこの滑りホ
ゾに案内されて斜め下方に案内される。これにより、上
記と同様にして、横部材の端面を柱の側面に密に当接さ
せることができる。
ば、この水平板部に滑りホゾが突設されているので、横
部材が所定距離押し下げられると、横部材はこの滑りホ
ゾに案内されて斜め下方に案内される。これにより、上
記と同様にして、横部材の端面を柱の側面に密に当接さ
せることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は、第1の発明の一実施例による結合金
物によって固定される柱と梁との結合部の構造を示した
のである。ここで、これら梁22と柱12は、共に集成
材から形成され、大断面を有している。また、梁22の
長さは8m程の長さであり、重い重量を有している。
説明する。図1は、第1の発明の一実施例による結合金
物によって固定される柱と梁との結合部の構造を示した
のである。ここで、これら梁22と柱12は、共に集成
材から形成され、大断面を有している。また、梁22の
長さは8m程の長さであり、重い重量を有している。
【0014】土台等に垂直に配置される柱12の一側面
には、縦方向に略矩形の凹所13が形成されており、こ
の矩形の凹所13は、後述する結合金物14の垂直当て
板部15が嵌合できる大きさに形成されている。また、
この凹所13の内部には、適宜な数のボルト挿通孔16
が貫通して形成されている。
には、縦方向に略矩形の凹所13が形成されており、こ
の矩形の凹所13は、後述する結合金物14の垂直当て
板部15が嵌合できる大きさに形成されている。また、
この凹所13の内部には、適宜な数のボルト挿通孔16
が貫通して形成されている。
【0015】適宜な強度を有する軟鋼等からなる結合金
物14は、溶接等により一体に形成されているが、前記
柱12に形成された凹所13内に収納される垂直当て板
部15と、この垂直当て板部15の下方端部から傾斜角
αの角度をもたせて横方向に延出して配置される水平板
部17と、この水平板部17の中央部から縦方向に立設
され、一側端部が垂直当て板部15に固着されるガセッ
トプレート18とを具備している。また、上記垂直板当
て板部15とガセットプレート18とには、ボルト挿通
孔19、20がそれぞれ形成されている。
物14は、溶接等により一体に形成されているが、前記
柱12に形成された凹所13内に収納される垂直当て板
部15と、この垂直当て板部15の下方端部から傾斜角
αの角度をもたせて横方向に延出して配置される水平板
部17と、この水平板部17の中央部から縦方向に立設
され、一側端部が垂直当て板部15に固着されるガセッ
トプレート18とを具備している。また、上記垂直板当
て板部15とガセットプレート18とには、ボルト挿通
孔19、20がそれぞれ形成されている。
【0016】上記水平板部17と垂直当て板部15との
間のなす角αは、90°より小さく45°より大きい範
囲であり、好ましくは梁部の断面欠損が小さく、また梁
を落とし込んでいく時に滑りに不自由しない角度であ
り、実験的には85〜80°の範囲で十分である。な
お、これらの角度は、柱12と梁22の長さ、大きさ、
重量等により適宜、設定される。
間のなす角αは、90°より小さく45°より大きい範
囲であり、好ましくは梁部の断面欠損が小さく、また梁
を落とし込んでいく時に滑りに不自由しない角度であ
り、実験的には85〜80°の範囲で十分である。な
お、これらの角度は、柱12と梁22の長さ、大きさ、
重量等により適宜、設定される。
【0017】他方、横部材としての梁22の端部には、
スリット23が中央に形成されている。このスリット2
3は、前記ガセットプレート18を内部に案内するため
のもので、三方向に開口して形成されている。また、こ
のスリット23を挟んで両側には、縦方向に連続した凹
溝24、24が形成されている。一方、梁22の下端面
には、この梁22を結合金物14に差し込んだ時に隙間
なく合致するように、略同じ傾斜角を備えた凹陥部25
が形成されている。さらに、梁22の主面側には、ボル
ト挿通用の孔27、27が貫通して形成されている。
スリット23が中央に形成されている。このスリット2
3は、前記ガセットプレート18を内部に案内するため
のもので、三方向に開口して形成されている。また、こ
のスリット23を挟んで両側には、縦方向に連続した凹
溝24、24が形成されている。一方、梁22の下端面
には、この梁22を結合金物14に差し込んだ時に隙間
なく合致するように、略同じ傾斜角を備えた凹陥部25
が形成されている。さらに、梁22の主面側には、ボル
ト挿通用の孔27、27が貫通して形成されている。
【0018】また、本実施例では、柱12の裏側に上記
結合金物14を固定するための略矩形の座金板28が配
置される。この座金板28も軟鋼等から形成され、適宜
な位置に複数のボルト挿通孔29が形成されている。
結合金物14を固定するための略矩形の座金板28が配
置される。この座金板28も軟鋼等から形成され、適宜
な位置に複数のボルト挿通孔29が形成されている。
【0019】以下、本実施例による結合金物14を使用
して柱12と梁22とを互いに結合する場合の作業につ
いて説明する。先ず、結合金物14の垂直当て板15を
柱12の一側面に形成された凹所13内に収納する。そ
して、柱12の外面と垂直当て板部15の外面とを面一
に合わせ、さらに垂直当て板部15に形成されたボルト
挿通孔19内に横方向からボルト30をそれぞれ挿通
し、さらに柱12の裏面に座金板28を当てがい、この
座金板28のボルト挿通孔29内に上記ボルト30の先
端を挿通し、その先端にナット31を螺合させる。これ
により、結合金物14が柱12に固定される。
して柱12と梁22とを互いに結合する場合の作業につ
いて説明する。先ず、結合金物14の垂直当て板15を
柱12の一側面に形成された凹所13内に収納する。そ
して、柱12の外面と垂直当て板部15の外面とを面一
に合わせ、さらに垂直当て板部15に形成されたボルト
挿通孔19内に横方向からボルト30をそれぞれ挿通
し、さらに柱12の裏面に座金板28を当てがい、この
座金板28のボルト挿通孔29内に上記ボルト30の先
端を挿通し、その先端にナット31を螺合させる。これ
により、結合金物14が柱12に固定される。
【0020】このように結合金物14を柱12に取付け
たら、図2(a)に示したように、梁22の端部をガセ
ットプレート18の斜め上方に配置し、該ガセットプレ
ート18と梁22のスリット23とを直線上に配置し、
この状態から梁22をガセットプレート18内に案内さ
せる。梁22がガセットプレート18に案内され、所定
位置まで挿入させると、図2(b)に示したように、梁
22の下端面に形成された凹陥部25の傾斜した壁面が
結合金物14の水平板部17に衝突する。すると、梁2
2は、この水平板部17に案内されながら矢印D方向、
すなわち柱12の側面に向かって滑り落ちる。この状態
からさらに梁22の上方をハンマー等で叩くと、梁22
は図3に示したように、結合金物14の水平板部17に
密に当接されることになる。これにより、図3に示した
ように梁22と柱12とで形成される位置Cに、間隙が
形成されることはない。
たら、図2(a)に示したように、梁22の端部をガセ
ットプレート18の斜め上方に配置し、該ガセットプレ
ート18と梁22のスリット23とを直線上に配置し、
この状態から梁22をガセットプレート18内に案内さ
せる。梁22がガセットプレート18に案内され、所定
位置まで挿入させると、図2(b)に示したように、梁
22の下端面に形成された凹陥部25の傾斜した壁面が
結合金物14の水平板部17に衝突する。すると、梁2
2は、この水平板部17に案内されながら矢印D方向、
すなわち柱12の側面に向かって滑り落ちる。この状態
からさらに梁22の上方をハンマー等で叩くと、梁22
は図3に示したように、結合金物14の水平板部17に
密に当接されることになる。これにより、図3に示した
ように梁22と柱12とで形成される位置Cに、間隙が
形成されることはない。
【0021】このように、本実施例によれば、集成材な
どを用いて梁22のように大断面を有する横部材を同じ
く大断面を有する柱12に結合する場合であっても、付
き合わせ部を密に当接させることができるので、見た目
にも良好である。また、柱12の側面と梁22の端面と
の接触面積が大であることから、一部分に応力が集中し
てしまうことはなく、全体を平均して支持することがで
きる。
どを用いて梁22のように大断面を有する横部材を同じ
く大断面を有する柱12に結合する場合であっても、付
き合わせ部を密に当接させることができるので、見た目
にも良好である。また、柱12の側面と梁22の端面と
の接触面積が大であることから、一部分に応力が集中し
てしまうことはなく、全体を平均して支持することがで
きる。
【0022】このため、特に長尺物の横部材を柱に結合
する場合であっても、結合金物14を用いることによ
り、堅牢にまた隙間なく結合することができ、上方にさ
らに荷重がかかっても、位置Cに隙間が発生することは
ない。
する場合であっても、結合金物14を用いることによ
り、堅牢にまた隙間なく結合することができ、上方にさ
らに荷重がかかっても、位置Cに隙間が発生することは
ない。
【0023】図4は、第2の発明による結合金物33を
示したものであり、前記発明と同一要素は同一符号で示
している。この実施例では、結合金物33は、垂直当て
板部34と水平板部35とガセットプレート36とから
なり、水平板部35は垂直当て板部34に対し略直交す
る位置に配置されている。
示したものであり、前記発明と同一要素は同一符号で示
している。この実施例では、結合金物33は、垂直当て
板部34と水平板部35とガセットプレート36とから
なり、水平板部35は垂直当て板部34に対し略直交す
る位置に配置されている。
【0024】また、水平板部35には、垂直当て板部3
4に向かって直線状に2本の滑りホゾ37、37が形成
されている。この滑りホゾ37は、例えば三角錐を2つ
割りにし、その分割体を横に倒したような形状であり、
垂直当て板部34に近い側を低くするように配置してい
る。この滑りホゾ37は、プレスにより形成しても良
く、あるいは別体で形成したものを、溶接で一体化させ
ても良い。しかしながら、滑りホゾ37の形状は、実施
例に限定されず、図示したように傾斜角αを有する形状
であれば、いかなる形状であっても良い。
4に向かって直線状に2本の滑りホゾ37、37が形成
されている。この滑りホゾ37は、例えば三角錐を2つ
割りにし、その分割体を横に倒したような形状であり、
垂直当て板部34に近い側を低くするように配置してい
る。この滑りホゾ37は、プレスにより形成しても良
く、あるいは別体で形成したものを、溶接で一体化させ
ても良い。しかしながら、滑りホゾ37の形状は、実施
例に限定されず、図示したように傾斜角αを有する形状
であれば、いかなる形状であっても良い。
【0025】このように、水平板部35に2本の滑りホ
ゾ37、37を配置したものでは、この滑りホゾ37、
37の傾斜角αが上記実施例における水平板部17と垂
直当て板部15とのなす角αに対応し、前記発明と略同
様の作用が発揮される。
ゾ37、37を配置したものでは、この滑りホゾ37、
37の傾斜角αが上記実施例における水平板部17と垂
直当て板部15とのなす角αに対応し、前記発明と略同
様の作用が発揮される。
【0026】一方、この結合金物33を介して柱12に
取付けられる梁22には、上記実施例と同様に中央にス
リット23が形成され、このスリット23を挟んで両側
に凹溝24、24が縦方向に連続して形成されている。
また、梁22の下面には、結合金物33の水平板部35
の板厚と略等しい深さの凹陥部38が形成され、この凹
陥部38内には、前記滑りホゾ37、37を収容するた
めの凹所39、39が形成されている。
取付けられる梁22には、上記実施例と同様に中央にス
リット23が形成され、このスリット23を挟んで両側
に凹溝24、24が縦方向に連続して形成されている。
また、梁22の下面には、結合金物33の水平板部35
の板厚と略等しい深さの凹陥部38が形成され、この凹
陥部38内には、前記滑りホゾ37、37を収容するた
めの凹所39、39が形成されている。
【0027】このように形成された梁22を結合金物3
3を介して柱12に固定する場合には、前記実施例と略
同じ要領で取付ければ良い。すなわち、先ず、結合金物
33を柱12の側面にボルト30を介して取り付ける。
その後、図5(a)、(b)に示したように、梁22を
結合金物33のガセットプレート36内に挿入すれば良
い。梁22がガセットプレート36内に収納されていく
と、その途中で梁22に形成された凹陥部38の壁面と
滑りホゾ37の傾斜した上端面とが当接する。
3を介して柱12に固定する場合には、前記実施例と略
同じ要領で取付ければ良い。すなわち、先ず、結合金物
33を柱12の側面にボルト30を介して取り付ける。
その後、図5(a)、(b)に示したように、梁22を
結合金物33のガセットプレート36内に挿入すれば良
い。梁22がガセットプレート36内に収納されていく
と、その途中で梁22に形成された凹陥部38の壁面と
滑りホゾ37の傾斜した上端面とが当接する。
【0028】このとき、滑りホゾ37の傾斜角αと凹所
39内の傾斜角とが対応した角度で形成されているの
で、ハンマー等で上部を打ちたたくことにより梁22は
滑りホゾ37に案内されて緩やかに矢印D方向に案内さ
れる。その結果、梁22の端面が柱12の側面に密に当
接することになる。なお、梁22に通されたボルト30
の頭部は、凹溝24内に収容されるので、その部分が突
出することはない。
39内の傾斜角とが対応した角度で形成されているの
で、ハンマー等で上部を打ちたたくことにより梁22は
滑りホゾ37に案内されて緩やかに矢印D方向に案内さ
れる。その結果、梁22の端面が柱12の側面に密に当
接することになる。なお、梁22に通されたボルト30
の頭部は、凹溝24内に収容されるので、その部分が突
出することはない。
【0029】このように結合金物33を採用した場合で
あっても、柱12と梁22とを突き合わせたときの位置
Cに間隙が生じることはない。したがって、柱と横部材
とを突き付けたときの姿勢は見た目にも良く、また応力
が一部分に集中してしまうことはない。また、この状態
から柱12と梁22との間に横方向からボルト39を挿
通してナットで固定すれば緊密に固定することができ
る。
あっても、柱12と梁22とを突き合わせたときの位置
Cに間隙が生じることはない。したがって、柱と横部材
とを突き付けたときの姿勢は見た目にも良く、また応力
が一部分に集中してしまうことはない。また、この状態
から柱12と梁22との間に横方向からボルト39を挿
通してナットで固定すれば緊密に固定することができ
る。
【0030】また、図6に示した結合金物40のよう
に、滑りホゾ41を水平板部42の中央部に形成しても
良い。この場合には、ガセットプレート43の下面が滑
りホゾ43の傾斜に沿った形状に形成される。
に、滑りホゾ41を水平板部42の中央部に形成しても
良い。この場合には、ガセットプレート43の下面が滑
りホゾ43の傾斜に沿った形状に形成される。
【0031】このような結合金物40であっても、前記
実施例と同様の作用効果を奏することができる。なお、
上記各実施例では、横部材として梁22を例にして説明
したが、横部材は梁22に限定されず、胴差し等の他の
部材にも適用できることは勿論である。
実施例と同様の作用効果を奏することができる。なお、
上記各実施例では、横部材として梁22を例にして説明
したが、横部材は梁22に限定されず、胴差し等の他の
部材にも適用できることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る柱と
横部材との間の結合金物では、梁等の横部材がガセット
プレートに案内されて下方にある程度、押し下げられる
と、それ以後は、横部材は先端が若干上向いて配置され
ている水平板部に案内されて柱に近づくように案内され
る。これにより、柱と横部材との突き合わせ部は密に当
接し、この位置に間隙が生じることはない。
横部材との間の結合金物では、梁等の横部材がガセット
プレートに案内されて下方にある程度、押し下げられる
と、それ以後は、横部材は先端が若干上向いて配置され
ている水平板部に案内されて柱に近づくように案内され
る。これにより、柱と横部材との突き合わせ部は密に当
接し、この位置に間隙が生じることはない。
【0033】したがって、本発明による結合金物を用い
ることにより、横部材を結合する場合にも、隙間が生じ
ないので、見た目にも好ましく、また柱と梁との接触面
積が充分にあるので、一部分に応力集中が生じることも
ない。
ることにより、横部材を結合する場合にも、隙間が生じ
ないので、見た目にも好ましく、また柱と梁との接触面
積が充分にあるので、一部分に応力集中が生じることも
ない。
【0034】また、本発明の第2の構成による柱と横部
材との間の結合金物では、横部材がある程度、押し下げ
られると、横部材が滑りホゾに案内されて柱に接近する
ように案内されるので、柱と横部材との突き合わせ部は
密に当接し、この位置に間隙が生じることはない。
材との間の結合金物では、横部材がある程度、押し下げ
られると、横部材が滑りホゾに案内されて柱に接近する
ように案内されるので、柱と横部材との突き合わせ部は
密に当接し、この位置に間隙が生じることはない。
【0035】したがって、第2の発明による結合金物を
用いて、横部材を結合する場合にも、隙間が生じないの
で、見た目にも好ましく、また柱と梁との接触面積が充
分にあるので、一部分に応力集中が生じることもない。
用いて、横部材を結合する場合にも、隙間が生じないの
で、見た目にも好ましく、また柱と梁との接触面積が充
分にあるので、一部分に応力集中が生じることもない。
【図1】図1は本発明の第1の発明による結合金物を用
いた場合の柱と横部材との間の結合構造を示す分解斜視
図である。
いた場合の柱と横部材との間の結合構造を示す分解斜視
図である。
【図2】図2(a)は同第1の発明で採用された結合金
物を用いて柱と横部材とを結合させる場合の作用を示す
断面図で、図2(b)は同発明で採用された結合金物に
横部材が一部収納されたときの作用を示す断面図であ
る。
物を用いて柱と横部材とを結合させる場合の作用を示す
断面図で、図2(b)は同発明で採用された結合金物に
横部材が一部収納されたときの作用を示す断面図であ
る。
【図3】図3は同第1の発明による結合金物で柱と横部
材を固定したときの概略断面図である。
材を固定したときの概略断面図である。
【図4】図4は本発明の第2の発明による結合金物を使
用した場合の柱と横部材との間の結合構造を示す分解斜
視図である。
用した場合の柱と横部材との間の結合構造を示す分解斜
視図である。
【図5】図5(a)は同第2の発明で採用された結合金
物を用いて柱と横部材とを結合させる場合の作用を示す
断面図で、図5(b)は同第2の発明で採用された結合
金物で柱と横部材を固定したときの概略断面図である。
物を用いて柱と横部材とを結合させる場合の作用を示す
断面図で、図5(b)は同第2の発明で採用された結合
金物で柱と横部材を固定したときの概略断面図である。
【図6】図6は本発明の第2の発明による結合金物の他
の実施例を示した斜視図である。
の実施例を示した斜視図である。
【図7】図7は従来の結合金物を用いて柱と横部材とを
結合させた場合の分解斜視図である。
結合させた場合の分解斜視図である。
【図8】図8は同従来の結合金物を用いて柱と横部材と
を結合させる場合の作用を示す断面図である。
を結合させる場合の作用を示す断面図である。
【図9】図9は同従来の結合金物で柱と横部材とを固定
したときの断面図である。
したときの断面図である。
12 柱 14、33、40 結合金物 15、34 垂直当て板部 17、35、42 水平板部 18、36、43 ガセットプレート 22 梁(横部材) 23 スリット 30 ボルト 37、41 滑りホゾ
Claims (2)
- 【請求項1】柱の側面に縦方向に当接して配置されボル
トを介して前記柱に固定される垂直当て板部と、この垂
直当て板部の下方端部から略水平方向に延出して配置さ
れる水平板部と、該水平板部の中央部から縦方向に立設
され、その一側端部が前記垂直当て板部に固着されるガ
セットプレートとを備え、前記柱に結合される横部材に
予め形成された中央のスリットを、前記ガセットプレー
トに上方から嵌合させて、前記横部材を前記柱の側面に
結合させるようにした柱と横部材との間の結合金物であ
って、前記横部材を前記ガセットプレートに装着したと
きに、前記横部材の端部が下方に向かうに従って前記垂
直当て板部側に接近するように前記水平板部と前記垂直
当て板部とのなす角を90°より小さく45°より大き
い範囲に設定したことを特徴とする柱と横部材との間の
結合金物。 - 【請求項2】柱の側面に縦方向に当接して配置されボル
トを介して前記柱に固定される垂直当て板部と、この垂
直当て板部の下方端部から略水平方向に延出して配置さ
れる水平板部と、該水平板部の中央部から縦方向に立設
され、その一側端部が前記垂直当て板部に固着されるガ
セットプレートとを備え、前記柱に結合される横部材に
予め形成された中央のスリットを、前記ガセットプレー
トに上方から嵌合させて、前記横部材を前記柱の側面に
結合させるようにした柱と横部材との間の結合金物であ
って、前記横部材を前記ガセットプレートに装着したと
きに、前記横部材の端部が下方に向かうに従って前記垂
直当て板部側に接近させる滑りホゾを、前記水平板部に
突設させたことを特徴とする柱と横部材との間の結合金
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2550695A JPH08218497A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 柱と横部材との間の結合金物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2550695A JPH08218497A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 柱と横部材との間の結合金物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218497A true JPH08218497A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12167961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2550695A Pending JPH08218497A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 柱と横部材との間の結合金物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218497A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0941487A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Sekisui House Ltd | 木造住宅の軸組部材の接合金物 |
| CN102392540A (zh) * | 2011-10-24 | 2012-03-28 | 上海市第二市政工程有限公司 | 高精度预制梁定位方法及定位结构 |
| JP2018154963A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 帝人株式会社 | 接合構造体 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP2550695A patent/JPH08218497A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0941487A (ja) * | 1995-07-28 | 1997-02-10 | Sekisui House Ltd | 木造住宅の軸組部材の接合金物 |
| CN102392540A (zh) * | 2011-10-24 | 2012-03-28 | 上海市第二市政工程有限公司 | 高精度预制梁定位方法及定位结构 |
| JP2018154963A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-10-04 | 帝人株式会社 | 接合構造体 |
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