JPH0821875B2 - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

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JPH0821875B2
JPH0821875B2 JP2087210A JP8721090A JPH0821875B2 JP H0821875 B2 JPH0821875 B2 JP H0821875B2 JP 2087210 A JP2087210 A JP 2087210A JP 8721090 A JP8721090 A JP 8721090A JP H0821875 B2 JPH0821875 B2 JP H0821875B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は無線通信機に係り、とくにCW(電信)とFS
Kを含むビート検波可能な電波形式を受信する無線通信
機に関する。
〔従来の技術〕
CW,FSK,LSB,USBなどのビート検波可能な電波形式を受
信する従来の無線通信機の受信系統の構成を第14図に示
す。
アンテナ10の受波信号はRFアンプ12で高周波増幅さ
れ、RF段のミキサ14に入力される。
例えば14.500MHzで送信された電波を受信するため同
調周波数が14.500MHzとされると、RF段の同調用のロー
カルオシレータ16は上側のヘテロダインの場合、14.955
MHzの局発信号を発生しミキサ14に印加する。ミキサ14
からは455kHzに変換された中間周波信号が出力され、帯
域幅が455kHz(=f0)±1.5kHzのIFフィルタ18で希望信
号が選択されたあとIFアンプ20で増幅される(第15図参
照)。
IFアンプ20の出力はビート検波段の検波器22に入力さ
れる。検波器22はビートオシレータ24で発生された電波
形式別の発振周波数のビート発振信号を入力し、ビート
検波によりオーディオ帯域への復調を行う。
ビート発振信号は、受信電波形式がCWのとき455kHz+
0.8kHz(上側ヘテロダイン)、FSKのとき455kHz−2.210
kHz(下側ヘテロダイン)、LSBのとき455kHz−1.5kHz
(下側ヘテロダイン)、USBのとき455kHz+1.5kHz(上
側ヘテロダイン)に切り換えられる(第15図参照)。
受信電波形式がCW,LSB,USBのとき、復調された音声信
号はAFアンプ26で増幅され、スピーカ28より音響出力さ
れる。
またFSKのとき復調後のFSK信号はFSKターミナル30へ
出力され、タイプアウトなど所定の処理がなされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで14.500MHzで送信されたCWを受信するとき、
同調周波数が14.500MHzであれば800Hzのビートトーン音
となるが、同調ダイヤルを回して例えば同調周波数を上
げると、ローカルオシレータ16の発振周波数が上がるた
め、受信信号の中間周波信号の周波数が上がる。
CWは上側ヘテロダインでビート検波されるので、復調
後のビートトーン音の周波数は800Hzから下がる。
逆に、同調周波数を14.500MHzから下げたときビート
トーン音の周波数は800Hzから上がる。
このように、第14図の構成では同調周波数の増液とビ
ートトーン音の周波数の増減が反対になるので、同調周
波数の増減とビートトーン音の周波数の増減が一致して
いる機器に慣れたユーザの場合、操作感覚の混乱を生じ
る恐れがあった。
またFSKでは復調後マークが2.125kHz、スペースが2.2
95kHzとなるが、送信側の機器構成によっては、受信側
でビート検波後データの0と1が2.295kHzと2.125kHzと
されるべきところ、0が2.125kHz、1が2.295kHzと逆に
定義されて送信される場合がある。
このとき、送信側に定義の反転を要求しないと受信側
のFSKターミナル30で解読不能となってしまう問題があ
った。
この発明は上記した従来の問題に鑑みなされたもの
で、CW受信時の操作性を向上でき、またFSK受信時の解
読不能を回避できる無線通信機を提供することを、その
目的とする。
また、CW受信時の近接妨害の抑制を容易に行える無線
通信機を得ることを、目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の無線通信機は、CW(電信)またはFSKの電
波を受信し、ビート検波段でビート検波して復調信号を
得るようにした無線通信機において、周波数スペクトラ
ムの反転操作を行うスペクトラム反転操作手段と、CW
(電信)またはFSKの電波の受信時に、スペクトラム反
転操作手段での操作に応じて、ビート検波段のビートオ
シレータの発振周波数を、CW(電信)またはFSKに対す
る所定の上側ヘテロダイン用周波数と下側ヘテロダイン
用周波数との間で切り換えさせる周波数切り換え手段と
を備えたことを特徴としている。
またこの発明の他の無線通信機は、CW(電信)または
FSKの電波を受信し、周波数変換段で中間周波数に変換
したのちビート検波段でビート検波して復調信号を得る
ようにした無線通信機において、周波数スペクトラムの
反転操作を行うスペクトラム反転操作手段と、CW(電
信)またはFSKの電波の受信時に、スペクトラム反転操
作手段での操作に応じて、周波数変換段のローカルオシ
レータの発振周波数を、所定の上側ヘテロダイン用周波
数と下側ヘテロダイン用周波数との間で切り換えさせる
周波数切り換え手段とを備えたことを特徴としている。
〔実施例〕
次にこの発明の第1の実施例を第1図を参照して説明
する。
第1図はこの発明に係るPLL周波数シンセサイザ式無
線通信機の受信系統の構成を示すブロック図である。
なお第14図と同一の構成部分には同一の符号が付して
ある。
アンテナ10にRF段のRFアンプ12が接続されており、ア
ンテナ受波信号の高周波増幅がなされる。RFアンプ12の
出力側には周波数変換段のミキサ14が接続されている。
このミキサ14にはローカルオシレータとしての第1PLL
回路32で発生された同調用の局発信号が印加される。局
発信号の周波数はここでは上側ヘテロダイン用周波数と
する。
第1PLL回路32は、マイクロコンピュータ36の同調制御
またはIFシフト制御に応じて局発信号の発振周波数の可
変を行う。
第1PLL回路32は、局発信号を発生してミキサ14へ出力
するVCO34と、外部の基準発振器38から入力した基準信
号の分周を行う分周器40と、VCO34から出力された局発
信号の分周を行う分周器42と、分周器40と42の出力の位
相比較を行う位相比較器44と、位相比較器44から出力さ
れた位相差信号を積分するLPF46とから構成されてお
り、LPF46の出力が制御電圧としてVCO34へ出力されるよ
うになっている。
分周器42の分周比は外部制御で可変でき、マイクロコ
ンピュータ36で分周比の設定を行うことで、VCO34の発
振周波数を可変し、もって同調周波数を可変させること
ができるようになっている。
ミキサ14は、RF信号を局発信号と混合することで中間
周波信号に変換する。
ミキサ14の出力側にはIFフィルタ18が接続されてお
り、455kHz±1.5kHzの範囲だけ通過させることで、希望
信号の中間周波信号が取り出される。
IFフィルタ18の出力側にはIFアンプ20が接続されてお
り、IFフィルタ18を通過した中間周波信号の増幅がなさ
れる。
IFアンプ20の出力側にはビート検波段の検波器22が接
続されている。この検波器22にはビートオシレータとし
ての第2PLL回路50で発生されたビート検波用のビート発
振信号が印加される。
第2PLL回路50は、マイクロコンピュータ36の電波形式
切り換え制御または周波数スペクトラル反転制御または
IFシフト制御に応じて、ビート発振信号の周波数の可変
を行う。
第2PLL回路50は、VCO52と、VCO52の出力を所定の固定
分周比で分周し検波切22へビート発振信号として出力す
る分周切54と、外部の基準発振器38から入力した基準信
号の分周を行う分周器56と、VCO52から出力された局発
信号の分周を行う分周器58と、分周器56と58の出力の位
相比較を行う位相比較器60と、位相比較器60から出力さ
れた位相差信号を積分するLPF62とから構成されてお
り、LPF62の出力が制御電圧としてVCO52へ出力されるよ
うになっている。
分周器58の分周比は外部制御で可変でき、マイクロコ
ンピュータ36で分周比の設定を行うことで、VCO52の発
振周波数を可変し、もって分周器54から出力されるビー
ト発振信号の周波数を可変できるようになっている。
ビート発振周波数は具体的には、IFシフト量が零で、
周波数スペクトラムを非反転状態とする場合、受信電波
形式がCWのとき455kHz+0.8kHz(上側ヘテロダイン)、
FSKのとき455kHz−2.21kHz(下側ヘテロダイン)、LSB
のとき455kHz−1.5kHz(下側ヘテロダイン)、USBのと
き455kHz+1.5kHz(上側ヘテロダイン)とされる。IFシ
フトされたとき、上記各周波数からIFシフト量だけ周波
数がシフトされる。
逆に、IFシフト量が零で、周波数スペクトラムを反転
状態とする場合、受信電波形式がCWのとき455kHz−0.8k
Hz(下側ヘテロダイン)、FSKのとき455kHz+2.21kHz
(上側ヘテロダイン)、LSBのとき455kHz+1.5kHz(上
側ヘテロダイン)、USBのとき455kHz+1.5kHz(下側ヘ
テロダイン)とされる。IFシフトされたとき、上記各周
波数からIFシフト量だけ周波数がシフトされる。
検波器22は、中間周波信号をビート発振信号と混合す
ることで復調を行う。
検波器22の出力側にはAFアンプ26が接続されており、
CW,LSB,USBのときに復調された音声信号の増幅がなさ
れ、スピーカ28で音響変換される。
また検波器22の出力側にはFSKターミナル30が接続さ
れており、FSKのときに復調されたFSK信号よりタイプア
ウトなど所定の処理がなされる。
マイクロコンピュータ36には、操作パネル上に設けら
れた同調ダイヤル66のロータリエンコーダ68、IFシフト
ボリューム70、CWキー72、FSKキー74、LSBキー76、USB
キー78が接続されているほか、周波数スペクトル反転操
作手段としてのリバーススイッチ80が接続されている。
IFシフトボリューム70はボリューム位置に応じて±1.
5kHzの範囲で可変するIFシフト量信号を出力する。
マイクロコンピュータ36は、バス接続されたCPU、RO
M、RAMを有しており、ROMに格納された所定のプログラ
ムに基づき、ユーザの操作に応じた同調制御、受信電波
形式切り換え制御、IFシフト制御を実行する機能を有し
ているほか、リバーススイッチ80に対するオン・オフ操
作に操作に応じて、ビート検波段のビート発振信号の発
振周波数を、各電波形式毎に定められた所定の上側ヘテ
ロダイン用周波数と下側ヘテロダイン用周波数との間で
切り換えさせるビート発振周波数切り換え手段としての
機能を有している。
マイクロコンピュータ36のROMには第2図に示すよう
にCW,FSK,LSB,USBに係る周波数スペクトラム非反転用の
ビート発振周波数データB(CW)(=455kHz+0.8kH
z),B(FSK)(=455kHz−2.21kHz),B(LSB)(=
455kHz−1.5kHz),B(USB)(=455kHz−1.5kHz)
と、周波数スペクトラム反転用のB(CW)(=455kHz
−0.8kHz),B(FSK)(=455kHz+2.21kHz),B(LS
B)(=455kHz+1.5kHz),B(USB)(=455kHz−1.
5kHz)が格納されている。
またマイクロコンピュータ36のRAMには第3図に示す
ように、現在の受信周波数を示す受信周波数データFD、
現在の受信電波形式を示す電波形式データWD、現在のIF
シフト量を示すIFシフトデータSD、現在,周波数スペク
トラム非反転モードか反転モードかを示すモードデータ
A(1:非反転、2:反転)を格納するエリアが設けられて
いる。
FDとSDはkHz単位である。
次にこの実施例の動作を第4図のフローチャートと第
5図〜第7図の動作説明図を参照して説明する。
なお、予めFDは14500kHz、SD=0kHz、WD=CW、A=1
になっているものとする。
セットの電源がオンされると、マイクロコンピュータ
36はFD+SD+455kHz=14955kHzの局発周波数に対応する
分周比データを計算し、第1PLL回路32の分周器42へ出力
してVCO34から出力される局発信号の発振周波数fLOを、
14955kHzとさせる(ステップ100)。
また、WDがCWであり、A=1なのでB(WD)+SD=
B(CW)+SD=455.8kHzに対応する分周比データを計
算し、第2PLL回路50の分周器58へ出力して分周器54から
出力されるビート発振周波数fBOを455.8kHzさせる(ス
テップ102)。
fIN=14.500MHzでのCWの送信信号があると、アンテナ
10で受波され、RFアンプ12で高周波増幅されたあと、ミ
キサ14で14955kHzの局発信号によりfIN O=455kHzの中
間周波数信号に変換される。
455kHzの中間周波数信号はIFフィルタ18を通過し、IF
アンプ20で増幅されたあと検波器22で455.8kHzのビート
発振信号によりビート検波されてfA=800Hzのビートト
ーン信号が復調される。
ビートトーン信号はAFアンプ26で増幅されたあとスピ
ーカ28で音響出力される。
これによりユーザは800Hzのシングルトーンを聴取で
きる。
ユーザが同調ダイヤル66を時計方向へ回し、同調周波
数の増大を図ると、一定回転毎にロータリエンコーダ68
から正回転パルスが出力される。
マイクロコンピュータ36は正回転パルスを1つ入力す
ると、同調周波数変更操作有りと判断し(ステップ10
4)、FDを所定の1ステップ分だけ増大する(ステップ1
06)。ここで1ステップが0.05kHzとするとFD=14500.0
5kHzとなる。
そしてFD+SD+455kHz=14955.05kHzの局発周波数に
対応する分周比データを計算し、第1PLL回路32の分周器
42へ出力してVCO34から出力される局発信号の発振周波
数を14955.05kHzとさせる(ステップ108)。
このときミキサ14の出力は455.05kHzとなり0.05kHzだ
け増大するので、検波器22では455.8kHzのビート発振信
号により上側ヘテロダインされているため、検波器22か
ら出力されるビートトーン信号の周波数は750Hzとな
り、50Hzだけ低下する(第5図(1)のP参照)。
ロータリエンコーダ68から更に正回転パルスが1つ入
力されると、マイクロコンピュータ36は全く同様にして
同調制御を行い、第1PLL回路32から出力される局発信号
の周波数を14955.10kHzとさせるので(ステップ104〜10
8)、ミキサ14の出力が455.10kHzとなり、検波器22の出
力が700Hzとなり、更に50Hzだけ周波数が低下する(FD
=14500.1kHz、fIN O=455.10kHz)。
逆に、ユーザが同調ダイヤル66を反時計方向へ回し、
同調周波数の減少を図ると、一定回転毎にロータリエン
コーダ68から逆回転パルスが出力される。マイクロコン
ピュータ36は逆回転パルスが1つ入力されと、FDを1ス
テップ分だけ減少させて14500.05kHzとし、FD+SDの同
調周波数となるように第1PLL回路32に対する同調制御を
行う(ステップ104〜108)。
この結果、ビートトーン信号の周数は750Hzに上がる
(fIN O=455.05kHz)。
逆回転パルスが更に1つ入力されるとマイクロコンピ
ュータ36は同様の同調制御を行い、ビートトーン信号の
周波数を800Hzとさせる(第5図(1)のQ参照、FD=1
4500kHz、fIN O=455kHz)。
このように、A=1の周波数スペクトラム非反転モー
ド下では同調ダイヤル68の操作方向に対しビートトーン
信号の周波数が反対方向に増減する(第5図(1)参
照)。
この操作感覚に違和感を持つとき、リバーススイッチ
80をオンして周波数スペクトラム反転操作をすればよ
い。
リバーススイッチ80がオンされると、マイクロコンピ
ュータ36はリバーススイッチオン操作有りと判断し(ス
テップ110)、A=2の周波数スペクトラム反転モード
とし(ステップ114)、ステップ102へ進んでB(CW)
+SD=454.2kHzのビート発振周波数に対応する分周比デ
ータを計算し、分周器58へ出力する。
この結果、検波器22では下側ヘテロダインでビート検
波がなされる。但し、中間周波信号の周波数が455kHzな
ので、ビートトーン信号は800Hzのままである。
この状態で、ユーザが同調ダイヤル66を時計方向へ回
し同調周波数の増大を図ってロータリエンコーダ68から
例えば2つの正転パルスが出力されると、マイクロコン
ピュータ36は正回転パルスを1つ入力する毎に局発信号
の発振周波数を14955.05kHz、14955.10kHzとさせる(ス
テップ104〜108)。
このときミキサ14の出力は周波数が455.05kHz、455.1
0kHzとなり、検波器22では454.2kHzのビート発振信号に
より下側ヘテロダインされているため、シングルトーン
の周波数は850Hz、900Hzという具合に50Hzずつ増大する
(第5図(2)のP参照)。
逆に、ユーザが同調ダイヤル66を反時計方向へ回し同
調周波数の減少を図ってロータリエンコーダ68から例え
ば2つの逆転パルスが出力されると、マイクロコンピュ
ータ36は逆回転パルスを1つ入力する毎に局発信号の発
振周波数を14955.05kHz、14955kHzとさせる(ステップ1
04〜108)。
このときミキサ14の出力は周波数が455.05kHz、455kH
zとなり、シングルトーンの周波数は850Hz、800Hzとい
う具合に50Hzずつ減少する(第5図(2)のQ参照)。
このように、A=2の周波数スペクトラム反転モード
下では同調ダイヤル66の操作方向に対しビートトーン信
号の周波数が同方向に増減するので、このような機器に
慣れたユーザに取って、操作性が向上することになる。
なおリバーススイッチ80をオフして周波数スペクトラ
ムの非反転化操作を行えば、A=1の周波数スペクトラ
ム非反転モードとなり(ステップ112、116)、元の455.
8kHzのビート発振周波数による上側ヘテロダインに戻る
(ステップ102)。
この状態で、fIN=14.500MHzのCWの送信信号に近接し
た例えば14.5007MHzに妨害局が現れると、妨害信号はミ
キサ14で454.3kHzに変換され、IFフィルタ18を通過して
検波器22における上側ヘテロダインにより1.5kHzの妨害
信号となり、1.5kHzの高音の妨害音がスピーカ28から出
力される(第5図(3)参照)。
このときリバーススイッチ80をオンして周波数スペク
トラムの反転操作を行うと、マイクロコンピュータ36の
周波数スペクトラム反転制御により、検波器22における
ビート検波が454.2kHzのビート発振信号による下側ヘテ
ロダインとなるので(ステップ110、114、102)、CWの
ビートトーン音の周波数は800Hzのまま妨害音の周波数
だけ100Hzの低温となる(第5図(4)参照)。
ユーザの聴感上、高音の方が耳障りであり、低温の方
が妨害を感じ難い場合、妨害が抑制されたことになる。
そして更にIFシフトボリューム70を−側の反時計方向
に回してIFシフトを行うことで、妨害信号の混信を回避
することができる。
即ち、マイクロコンピュータ36はステップ118で定期
的にIFシフトボリューム70からIFシフト量信号を入力し
(マイクロコンピュータ36はA/D変換して入力するもの
とする)、SDと比較して変化があったか否か監視してい
る(ステップ120)。
SD=0の状態で、IFシフトボリューム70が0の位置か
ら時計方向に少し回されたことにより、或る時点でステ
ップ118の処理を行った際、IFシフト量信号が例えば−
0.05kHzを示していたとき、続くステップ120でマイクロ
コンピュータ36はNOと判断し、SDを−0.05kHzに変更す
る(ステップ122)。
そしてステップ100へ戻り、FD+SD+455kHz=14954.9
5kHzの局発周波数に対応する分周比データを計算し、第
1PLL回路32の分周器42へ出力してVCO34から出力される
局発信号の発振周波数を14954.95kHzとさせる。
続いてB(CW)+SD=454.15kHzに対応する分周比
データを計算し、第2PLL回路50の分周器58へ出力して分
周器54から出力されるビート発振周波数を454.15kHzと
させる(ステップ102)。
局発信号の周波数が50Hz減少することで同調周波数が
50Hzだけ下降し、ミキサ14から出力されるCWに係る中間
周波数信号の周波数は454.95kHz、妨害信号に係る中間
周波信号の周波数は454.25kHzに移動する。
但し、ビート発振周波数も50Hz減少するので、検波器
22から出力されるCWに係るビートトーン信号の周波数は
800Hzのままとなる(妨害音の周波数も100Hzのままであ
る)。
ユーザがまだIFシフト操作を継続しており、次にステ
ップ118でIFシフト量信号を入力したとき、シフト量が
−0.1kHzを示していたとき、続くステップ120でマイク
ロコンピュータ36はNOと判断し、SDを−0.1kHzに変更す
る(ステップ122)。
そしてステップ100へ戻り、FD+SD+455kHz=14954.9
kHzの局発周波数に対応する分周比データを計算し、第1
PLL回路32の分周器42へ出力してVCO34から出力される局
発信号の発振周波数を14954.9kHzとさせる。
続いてB(CW)+SD=454.1kHzに対応する分周比デ
ータを計算し、第2PLL回路50の分周器58へ出力して分周
器54から出力されるビート発振周波数を454.1kHzとさせ
る(ステップ102)。
この結果、ミキサ14から出力されるCWに係る中間周波
信号の周波数は454.9kHz、妨害信号に係る中間周波信号
の周波数は454.2kHzに移動する。
但し、ビート発振周波数も50Hz減少するので、検波器
22から出力されるCWに係るビートトーン信号の周波数は
800Hzのままである。
以下、同様にしてIFシフトボリューム70を−方向に回
しIFシフト量を−0.9kHzにしたとき、ミキサ14から出力
される妨害信号に係る中間周波数信号の周波数が454.3
−0.9=455−1.6(kHz)となり、IFフィルタ18の通過帯
域を越えるため、妨害音が聞こえなくなる。
このとき、ミキサ14から出力されるCWに係る中間周波
信号の周波数は455−0.9(kHz)なのでIFフィルタ18の
通過帯域内に有り、800Hzのビートトーンは聞こえたま
まである(第6図(1)参照)。
このように、IFシフトボリューム70を時計方向に回し
て−X(0<X≦1.5kHz)のIFシフト量に設定したと
き、マイクロコンピュータ36が第1PLL回路32と第2PLL回
路50に対しIFシフト制御を行って、CW信号と妨害信号に
対し、相対的にIFフィルタ18の通過帯域を+X(kHz)
だけシフトさせるので、CW信号を受信したまま妨害信号
だけ抑圧させることができる。
なお、IFシフトボリューム70を時計方向に回して+X
(kHz)のIFシフト量に設定したとき、マイクロコンピ
ュータ36のIFシフト制御により、CW信号と妨害信号に対
し、相対的にIFフィルタ18の通過帯域が−X(kHz)だ
けシフトされる。
IFシフト量が0の位置に戻されると、第1PLL回路32か
ら出力される局発信号の周波数は14955kHzに戻って同調
周波数が14.500MHzに戻り、第2PLL回路32から出力され
るビート発振信号の周波数も454.2kHzに戻る。
なお、A=1の状態でIFシフトボリューム70を回した
ときも全く同様にして、IFフィルタ18の通過帯域を相対
的にシフトさせることができる。
次に、同調周波数を変えないままA=1、SD=0の状
態でFSKを受信するためFSKキー74をオンすると、マイク
ロコンピュータ36は、受信電波形式の変更操作有りと判
断し(ステップ124)、WDをFSKに変更したあと(ステッ
プ126)、ステップ102へ進みB(WD)+SD=B(FS
K)+SD=452.79kHzのビート発振周波数に対応する分
周比データを計算し、分周器58へ出力する。
これにより、第2PLL回路50からは周波数452.79kHzのI
Fシフト量が零でのFSK下側ヘテロダイン用のビート発振
信号が出力される。
スペースをfIN S=14.499915MHz、マークをfIN M=1
4.500085MHzで送信しているFSK発信局があるとき、ミキ
サ14に印加される局発信号の周波数fLOが14955kHzなの
で、中間周波信号はスペースがfIN SO=455.085kHz、マ
ークがfIN MO=454.915kHzとなる。
検波器22に印加されるビート発信信号の周波数がfBO
=452.79kHzの下側ヘテロダイン用なので、ビート検波
後のFSK信号のスペースはfAS=2.295kHz、マークはfAM
=2.125kHzとなってFSKターミナル30へ出力される(第
6図(2)参照)。
FSKターミナル30は、FSK信号のマークとスペースに従
いデータの復号とタイプアウトなどの所定の処理を行
う。
ところで、送信側の機器構成によっては、受信側での
ビート検波後、データの0と1が2.295kHzと2.125kHzと
されるべきところ、0が2.125kHz、1が2.295kHzと逆に
定義されて送信される場合がある。
このとき、従来は送信側に定義の反転を要求しないと
受信側のFSKターミナル30で解読不能となってしまう
が、この実施例ではリバーススイッチ80をオンして周波
数スペクトラムを反転させることで簡単に対応できる。
即ちリバーススイッチ80がオンされると、マイクロコ
ンピュータ36はステップ110でYESと判断し、A=2の周
波数スペクトラム反転モードとし(ステップ114)、ス
テップ102へ進んでB(FSK)+SD=457.21kHzのビー
ト発振周波数に対応する分周比データを計算し、分周器
58へ出力する。
この結果、検波器22では上側ヘテロダインでビート検
波がなされ、ビート検波後のFSK信号のスペースはfAS
2.125kHz、マークはfAM=2.295kHzとなって周波数スペ
クトラムが反転された状態でFSKターミナル30へ出力さ
れる(第6図(3)参照)。
よってFSKターミナル30はFSK信号の解読可能となり、
タイプアウトなど所定の処理を行えるようになる。
発信局が規定通りのFSK送信に切り換えたとき、リバ
ーススイッチ80をオフ操作すれば、下側ヘテロダインに
よるビート検波に戻り、FSK信号の解読を継続できる。
次に、同調周波数を変えないままA=1、SD=0の状
態でLSBを受信するためLSBキー76をオンすると、マイク
ロコンピュータ36は、受信電波形式の変更操作有りと判
断し(ステップ124)、WDをLSBに変更したあと(ステッ
プ126)、ステップ102へ進みB(WD)+SD=B(LS
B)+SD=453.5kHzのビート発振周波数に対応する分
周比データを計算し、分周器58へ出力する。
これにより、第2PLL回路50からはfBO=453.5kHzのIF
シフト量が零でのLSB下側ヘテロダイン用のビート発振
信号が出力される。
14.500MHzで送信しているLSB発信局があるとき、検波
器22から3kHz以下の音声信号が出力され、スピーカ28よ
り音声出力される(第7図(1)参照)。
若し発信局がUSBのときは、検波器22から出力される
音声信号の周波数スペクトラムが反対なので音声となら
ないが(第7図(2)参照)、リバーススイッチ80をオ
ンして周波数スペクトラムを反転させることで音声を聴
くことができる。
リバーススイッチ80がオンされると、マイクロコンピ
ュータ36はステップ110でYESと判断し、A=2の周波数
スペクトラム反転モードとし(ステップ114)、ステッ
プ102へ進んでB(LSB)+SD=456.5kHzのビート発振
周波数に対応する分周比データを計算し、分周器58へ出
力する。
この結果、検波器22では上側ヘテロダインでビート検
波がなされ、ビート検波後の音声信号は周波数スペクト
ラムが反転されるため、スピーカ28からUSに係る音声が
正常に出力される(第7図(3)参照)。
なお、リバーススイッチ80をオンして周波数スペクト
ラム反転状態とする代わりに、USBキー78をオンしても
よい。このとき、マイクロコンピュータ36は第2PLL回路
50から出力されるビート発振信号の周波数を456.5kHzと
させるので(ステップ124、126、102)、14.5000MHzで
送信されているUSB発信局の音声を正常に聴取できる。
またLSB、USBの電波形式で周波数スペクトラム非反転
状態または周波数スペクトラム反転状態のいずれにおい
ても、近接妨害信号が存在するとき、IFシフトボリュー
ム70を回してIFシフトを行うことで、前述と同様に妨害
信号の抑圧を行うことができる。
この実施例によれば、操作パネルに周波数スペクトラ
ムの反転操作を行うリバーススイッチ80を設け、リバー
ススイッチ80がオン操作またはオフ操作されるとマイク
ロコンピュータ36がCW,FSK,LSB,USBの全ての電波形式に
関し、第2PLL回路50でのビート発振信号の発振周波数
を、所定の上側ヘテロダイン用周波数と下側ヘテロダイ
ン用周波数との間で切り換えさせ、ビー検波後の復調信
号の周波数スペクトラムが反転または非反転状態となる
ようにしたことにより、簡単な操作でCWでの受信時に、
同調ダイヤル66の操作方向とビートトーンの周波数の増
減方向をユーザの好みに合わせて同一方向と反対方向の
いずれにも設定できるので操作感覚に違和感が生じず、
操作性が向上する。
また低音の妨害信号があるとき、聴感上高音の方が妨
害音を小さく感じるとき、高音側に移動させて妨害を抑
制することもできる。
なお、低音の方が小さく感じるとき、高音域に在る妨
害を低音域に移して妨害の抑制を行うこともできる。
またFSKモードの受信時には、復調後のマークとスペ
ースの周波数を反転できるので、送信側がマークとスペ
ースの周波数関係を規定に対し反転した状態で送信して
も、FSKターミナル30での解読不能という事態を簡単に
回避できる。
更にLSBまたはUSBモードの受信時には、リバーススイ
ッチ80のオン操作またはオフ操作でUSBとLSBモードのい
ずれにも簡単に切り換えられる。
また、IFシフト操作を行うIFシフトボリューム70を設
け、IFシフト操作がなされたとき、周波数スペクトラム
が非反転状態と反転状態のいずれでも、マイクロコンピ
ュータ36がIFシフト量に応じて第1PLL回路32の局発周波
数と第2PLL回路50のビート発振周波数をシフトさせてIF
シフト制御を行い、受信信号と妨害信号に対しIFフィル
タ18の通過帯域を相対的にシフトさせるようにしたこと
により、CW,LSB,USBの受信時に近接妨害の排除を容易に
行える。
また、周波数スペクトラム非反転時と反転時のいずれ
のビート発振信号も基準発振器38で発生させた基準信号
に基づき第2PLL回路50で発生させるため、ビート発振信
号の周波数誤差を非常に小さくできる。
また、どの電波形式でも1つのリバーススイッチ80だ
けで周波数スペクトラムの反転化と非反転化の操作がで
きるので、電波形式毎にリバーススイッチを設ける場合
に較べ、操作パネル上のスペースを節約できる。
次にこの発明の第2の実施例を第8図に基づいて説明
する。
第8図はこの発明に係るPLL周波数シンセサイザ式無
線通信機の受信系統を示すブロック図である。
なお第1図と同一の構成部分には同一の符号が付して
ある。
第1の実施例では、第2PLL回路50から出力されるビー
ト発振信号の周波数を変えて周波数スペクトラムの反転
を行うようにしたが、第2の実施例では中間周波信号へ
の変換を2段階で行うようにし、2段目の変換に用いる
局発信号の周波数を変えて周波数スペクトラムの反転を
行うようにしている。
第1PLL回路32Aは、マイクロコンピュータ36Aの同調制
御に基づきRFアンプ12から出力される高周波信号を第1
周波数変換段のミキサ14で3455kHzの第1中間周波信号
に変換するための局発信号を発生する。
第1PLL回路32Aは、局発信号を発生してミキサ14へ出
力するVCO34Aと、外部の基準発振器38から入力した基準
信号の分周を行う分周器40Aと、VCO34Aから出力された
局発信号の分周を行う分周器42Aと、分周器40Aと42Aの
出力の位相比較を行う位相比較器44Aと、位相比較器44A
から出力された位相差信号を積分するLPF46Aとから構成
されており、LPF46Aの出力が制御電圧としてVCO34Aへ出
力されるようになっている。
分周器42Aの分周比は外部制御で可変でき、マイクロ
コンピュータ36Aで分周比の設定を行うことで、VCO34A
の発振周波数を可変し、もって同調周波数を可変させる
ことができるようになっている。
ミキサ14の出力側には第2周波数変換段のミキサ82が
設けられており、第3PLL回路84から入力した局発信号に
従い、第1中間周波信号を455kHzの第2中間周波信号に
変換する。
第3PLL回路84は周波数スペクトラムの非反転時は3000
kHzの下側ヘテロダイン用の局発信号を発生し、周波数
スペクトラムの反転時は3910kHzの上側ヘテロダイン用
の局発信号を発生する。
ミキサ82の出力側はIFフィルタ18と接続されている。
第3PLL回路82は、局発信号を発生してミキサ82へ出力
するVCO86と、外部の基準発振器38から入力した基準信
号の分周を行う分周器88と、VCO86から出力された局発
信号の分周を行う分周器90と、分周器88と90の出力の位
相比較を行う位相比較器92と、位相比較器92から出力さ
れた位相差信号を積分するLPF94とから構成されてお
り、LPF94の出力が制御電圧としてVCO86へ出力されるよ
うになっている。
分周器90の分周比は外部制御で可変でき、マイクロコ
ンピュータ36Aで分周比の設定を行うことで、VCO86の発
振周波数を可変し、もって局発信号の周波数を切り換え
ることができるようになっている。
マイクロコンピュータ36Aは、バス接続されたCPU、RO
M、RAMを有しており、ROMに格納された所定のプログラ
ムに基づき、ユーザの操作に応じた同調制御、電信電波
形式切り換え制御、IFシフト制御を実行する機能を有し
ているほか、リバーススイッチ80の操作に応じて、第2
周波数変換段での局発信号の発振周波数を、所定の下側
ヘテロダイン用周波数と上側ヘテロダイン用周波数との
間で切り換えさせる局発周波数切り換え手段としての機
能を有している。
マイクロコンピュータ36AのROMには第9図に示すよう
に、第2周波数変換段での下側ヘテロダイン用の局発周
波数データLF1(=3000kHz)と上側ヘテロダイン用の局
発周波数データLF2(=3910kHz)、CW,FSK,LSB,USBに係
るビート発振周波数データB(CW)(=455kHz+0.8kH
z),B(FSK)(=455kHz−2.21kHz),B(LSB)(=455k
Hz−1.5kHz),B(USB)(=455kHz+1.5kHz)が格納さ
れている。
その他の構成部分は第1図と全く同様に構成されてい
る。
次にこの実施例の動作を第10図のフローチャートと第
11図〜第13図の動作説明図を参照して説明する。
なお、予めFDは14500kHz、SD=0kHz、WD=CW、A=1
になっているものとする。
セットの電源がオンされるとマイクロコンピュータ36
AはA=1なのでLFA=LF1=3000kHzの局発周波数に対応
する分周比データを計算し、第3PLL回路84の分周器90へ
出力してVCO86から出力される局発信号の発振周波数f
LO2を3000kHzとさせる(ステップ200)。
またFD+SD+3455kHz=17955kHzの局発周波数に対応
する分周比データを計算し、第1PLL回路32Aの分周器42A
へ出力してVCO34Aから出力される局発信号の発振周波数
fLO1を17955kHzとさせる(ステップ202)。
更にWDがCWなのでB(WD)+SD=B(CW)+SD=455.
8kHzに対応する分周比データを計算し、第2PLL回路50の
分周器58へ出力して分周器54から出力されるビート発振
周波数fBOを455.8kHzとさせる(ステップ204)。
fIN=14.500MHzでのCW発信局があると、アンテナ10で
受波され、RFアンプ12で高周波増幅されたあと、ミキサ
14で17955kHzの局発信号によりfIN O1=3455kHzの第1
中間周波信号に変換される。
第1中間周波数信号は、ミキサ82で3000kHzの局発信
号による下側ヘテロダインにより周波数スペクトラムが
反転されることなくfIN O2=455kHzの第2中間周波信号
に変換される。
455kHzの第2中間周波信号はIFフィルタ18を通過し、
IFアンプ20で増幅されたあと検波器22で455.8kHzのビー
ト発振信号によりビート検波されてfA=800Hzのビート
トーン信号が復調される。
ビートトーン信号はAFアンプ26で増幅されたあとスピ
ーカ28で音響出力される。
この状態でユーザが同調ダイヤル66を時計方向へ回す
と、マイクロコンピュータ36Aの同調制御で第1PLL回路3
2Aの局発周波数が50Hzずづ増大し、第1中間周波信号と
第2中間周波信号の周波数も50Hzずつ増大する。
よって、検波器22から出力されるビートトーン信号の
周波数は50Hzずつ低下する(第11図(1)のP参照)。
逆に、ユーザが同調ダイヤル66を反時計方向へ回す
と、マイクロコンピュータ36Aの同調制御で第1PLL回路3
2Aの局発周波数が50Hzずつ減少し、第1中間周波信号と
第2中間周波信号の周波数も50Hzずつ減少する。
よって、検波器22から出力されるビートトーン信号の
周波数は50Hzずつ増大する(第11図(1)Q参照)。
このように、A=1の周波数スペクトラム非反転モー
ド下では同調ダイヤル66の操作方向に対しビートトーン
信号の周波数が反対方向に増減する。
リバーススイッチ80をオンして周波数スペクトラム反
転操作をしたとき、マイクロコンピュータ36Aはリバー
ススイッチオン操作有りと判断し(ステップ212)、A
=2の周波数スペクトラム反転モードとし(ステップ21
6)、LF2=3910kHzの局発周波数に対応する分周比デー
タを計算し、分周器90へ出力する(ステップ218)。
この結果、ミキサ82では上側ヘテロダインで周波数変
換がなされ、第2中間周波信号の周波数スペクトラムが
反転する。
但し、同調周波数が14500kHzのとき、第2中間周波信
号の周波数が455kHzなので、ビートトーン信号は800Hz
のままである。
この状態で、ユーザが同調ダイヤル66を時計方向へ回
し同調周波数の増大を図ったとき、マイクロコンピュー
タ36Aの同調制御で第1PLL回路32Aの局発周波数が50Hzず
つ増大し、第1中間周波信号も50Hzずつ増大するが、第
2中間周波信号の周波数は50Hzずつ減少する。
よって、検波器22から出力されるビートトーン信号の
周波数は50Hzずつ増大する(第11図(2)P参照)。
逆に、ユーザが同調ダイヤル66を反時計方向へ回す
と、マイクロコンピュータ36Aの同調制御で第1PLL回路3
2Aの局発周波数が50Hzずつ減少し、第1中間周波信号も
50Hzず減少するが、第2中間周波信号の周波数は50Hzず
つ増大する。
よって、検波器22から出力されるビートトーン信号の
周波数は50Hzずつ減少する(第11図(2)のQ参照)。
このように、A=2の周波数スペクトラム反転モード
下では同調ダイヤル66の操作方向に対しビートトーン信
号の周波数が同方向に増減する。
同調周波数が14.500MHz、A=2の状態で、14.500MHz
のCW発信局に近接した例えば14.4993MHzに妨害局が現れ
ると、妨害信号はミキサ14で3455.7kHzに変換され、更
にミキサ82で454.3kHzに変換されてIFフィルタ18を通過
し、検波器22における上側ヘテロダインにより1.5kHzの
妨害信号となり、1.5kHzの高音の妨害音がスピーカ28か
ら出力される(第11図(3)参照)。
このときリバーススイッチ80をオフして周波数スペク
トラムの非反転化操作を行うと、マイクロコンピュータ
36Aの周波数スペクトラム反転制御により、ミキサ82に
おける第2周波数変換が3000kHzの局発信号による下側
ヘテロダインとなるので(ステップ214、220、218)、
ミキサ82から出力される妨害信号の周波数は455.7kHzと
なり、CWのビートトーン音の周波数は800Hzのまま妨害
音の周波数だけ100Hzの低音となり、ユーザの聴感上、
低音の方が妨害を感じ難い場合、妨害が少なくなる(第
11図(4)参照)。
次に、同調周波数を変えないままA=1、SD=0の状
態でFSKを受信するためFSKキー74をオンすると、マイク
ロコンピュータ36Aは、受信電波形式の変更操作有りと
判断し(ステップ222)、WDをFSKに変更したあと(ステ
ップ224)、ステップ204へ進みB(WD)+SD=B(FS
K)+SD=452.79kHzのビート発振周波数に対応する分周
比データを計算し、分周器58へ出力する。
これにより、第2PLL回路50からは周波数452.79kHzのI
Fシフト量が零でのFSK下側ヘテロダイン用のビート発振
信号が出力される。
スペースをfIN S=14.499915MHz、マークをfIN M=1
4.500085MHzで送信しているFSK発信局があるとき、ミキ
サ14から出力される第1中間周波信号はスペースがfIN
SO1=3455.085kHz、マークがfIN MO1=3 454.915kHzと
なり、ミキサ82から出力される第2中間周波信号はスペ
ースがfIN SO2=455.085kHz、マークがfIN MO2=454.91
5kHzとなる。
検波器22に印加されるビート発振信号の周波数がfBO
=452.79kHzの下側ヘテロダイン用なので、ビート検波
後のFSK信号のスペースはfAS=2.295kHz、マークはfAM
=2.125kHzとなってFSKターミナル30へ出力される。
送信側でマークとスペースが規定の逆となっており、
FSKターミナル30で解読不能のとき、リバーススイッチ8
0をオンする。すると、マイクロコンピュータ36Aはステ
ップ212でYESと判断し、A=2の周波数スペクトラム反
転モードとし(ステップ216)、ステップ218へ進んでLF
2=3910kHzのビート発振周波数に対応する分周比データ
を計算し、分周器90へ出力する。
この結果、ミキサ82では上側ヘテロダインで周波数変
換がなされ、第2中間周波信号のスペースはfIN SO2=4
54.915kHz、マークはfIN MO2=455.085kHzとなって周波
数スペクトラムが反転された状態でビート検波段へ出力
されるので、検波器22からはスペースはfAS=2.125kH
z、マークはfMS=2.295kHzとなってFSKターミナル30へ
出力される。
よってFSKターミナル30はFSK信号の解読可能となり、
文字のタイプアウトなど所定の処理を行えるようにな
る。
次に、同調周波数を変えないままA=1、SD=0の状
態でLSBを受信するためLSBキー76をオンすると、マイク
ロコンピュータ36Aは、受信電波形式の変更操作有りと
判断し(ステップ222)、WDをLSBに変更したあと(ステ
ップ224)、ステップ204へ進みB(WD)+SD=B(LS
B)+SD=453.5kHzのビート発振周波数に対応する分周
比データを計算し、分周器58へ出力する。
これにより、第2PLL回路50からは周波数453.5kHzのIF
シフト量が零でのLSB下側ヘテロダイン用のビート発振
信号が出力される。
fIN=14.500MHzで送信しているLSB発信局があると
き、検波器22から3kHz以下の音声信号が出力され、スピ
ーカ28より音声出力される(第13図(1)参照)。
若し発信局がUSBのときは、検波器22から出力される
音声信号の周波数スペクトラムが反対なので音声となら
ないが(第13図(2)参照)、リバーススイッチ80をオ
ンして周波数スペクトラムを反転させることで音声を聴
くことができる。
リバーススイッチ80がオンされると、マイクロコンピ
ュータ36Aはリバーススイッチオン操作有りと判断し
(ステップ212)、A=2の周波数スペクトラム反転モ
ードとし(ステップ216)、ステップ218へ進んでLF2=3
910kHzの局発周波数に対応する分周比データを計算し、
分周器90へ出力する。
この結果、ミキサ82では上側ヘテロダインで周波数変
換がなされ、第2中間周波信号は周波数スペクトラムが
反転されるため、検波器22の出力の周波数スペクトラム
も反転され、スピーカ28からUSBに係る音声が正常に出
力される(第13図(3)参照)。
なお、リバーススイッチ80をオンして周波数スペクト
ラム反転状態とする代わりに、USBキー78をオンしても
よい。このとき、マイクロコンピュータ36Aは第2PLL回
路50から出力されるビート発振信号の周波数を456.5kHz
とさせるので(ステップ222、224、204)、14.500MHzで
送信されているUSB発信局の音声を正常に聴取できる。
またCW,FSK,LSB,USBの電波形式で周波数スペクトラム
非反転状態または反転状態のいずれにおいても、近接妨
害信号が存在するとき、IFシフトボリューム70を回して
IFシフトを行うことで、第1の実施例と全く同様に妨害
信号の抑圧を行うことができる(ステップ226〜230、20
2、204)。
この実施例によれば、操作パネルに周波数スペクトラ
ムの反転操作を行うリバーススイッチ80を設け、リバー
スキー80がオンまたはオフ操作されるとマイクロコンピ
ュータ36AがCW,FSK,LSB,USBの全ての電波形式に関し、
第3PLL回路84の局発信号の発振周波数を、所定の上側ヘ
テロダイン用周波数と下側ヘテロダイン用周波数との間
で切り換えさせ、ビート検波後の復調信号の周波数スペ
クトラムが反転または非反転状態となるようにしたこと
により、第1の実施例と同様の効果が得られるほか、周
波数スペクトラムの反転後、非反転化は、マイクロコン
ピュータ36Aが単に第3PLL回路84から出力される局発信
号の周波数を2種類の間で切り換えるだけでよいため、
マイクロコンピュータ36Aのソフト上の負担を減らすこ
とができる。
なお、第8図の例では第2周波数変換段の局発周波数
を下側ヘテロダイン用に切り換えるようにしたが、第1
周波数変換手段の局発周波数を上側ヘテロダイン用と上
側ヘテロダイン用と下側ヘテロダイン用に切り換えるよ
うにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明の無線通信機によれば、周波数スペクトラム
の反転操作を行うスペクトラム反転操作手段と、CW(電
信)またはFSKの受信時に、スペクトラム反転操作手段
ての操作に応じて、ビート検波段のビートオシレータの
発振周波数を、CW(電信)またはFSKに対する所定の上
側ヘテロダイン用周波数と下側ヘテロダイン用周波数と
の間で切り換えさせる周波数切り換え手段と、を備えた
ことにより、簡単な操作でCWモードでの受信時に、同調
ダイヤルの操作方向とビートトーンの周波数の増減方向
をユーザの好みに合わせて同一方向と反対方向のいずれ
にも設定できるので操作性の向上を図ることができ、ま
た近接妨害信号があるときは高音側または低音側に移動
させて妨害の抑制を行うこともできる。
またFSKモードの受信時には、復調後のマークとスペ
ースの周波数を簡単に反転できるので、送信側がマーク
とスペースの周波数関係を規定に対し反転した状態で送
信しても、FSK信号の解読不能という事態を容易に回避
できる。
またこの発明の他の無線通信機によれば、周波数切り
換え手段は、ビート検波段のビートオシレータの発振周
波数を切り換える代わりに、周波数変換段のローカルオ
シレータの発振周波数を、所定の上側ヘテロダイン用周
波数と下側ヘテロダイン用周波数との間で切り換えさせ
るようにしたことにより、前述と同様の効果を得ること
ができるほか、受信電波形式によらず2種類の周波数の
切り換えを行うだけでよいので、周波数切り換え手段に
よる切り換えが簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例に係るPLL周波数シン
セサイザ式無線通信機の受信系統の構成を示すブロック
図、第2図は第1図中のマイクロコンピュータのROMに
格納されたデータの説明図、第3図は第1図中のマイク
ロコンピュータのRAMに格納されたデータの説明図、第
4図は第1図中のマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャート、第5図乃至第7図は第1図の動作を示す
説明図、第8図はこの発明の第2の実施例に係るPLL周
波数シンセサイザ式無線通信機の構成を示すブロック
図、第9図は第8図中のマイクロコンピュータのROMに
格納されたデータの説明図、第10図は第8図中のマイク
ロコンピュータの動作を示すフローチャート、第11図乃
至第13図は第8図の動作を示す説明図である。 第14図は従来の無線通信機の受信系統の構成を示すブロ
ック図、第15図は第14図中のビート検波段のビート発振
周波数の説明図である。 主な符号の説明 14,82:ミキサ、18:IFフィルタ、 22:検波器、30:FSKターミナル、 32,32A:第1PLL回路、 36,36A:マイクロコンピュータ、 50:第2PLL回路、66:同調ダイヤル、 70:IFシフトボリューム、 72:CWキー、74:FSKキー、 76:LSBキー、78:USBキー、 80:リバーススイッチ、 84:第3PLL回路、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CW(電信)またはFSKの電波を受信し、ビ
    ート検波段でビート検波して復調信号を得るようにした
    無線通信機において、 周波数スペクトラムの反転操作を行うスペクトラム反転
    操作手段と、 CW(電信)またはFSKの電波の受信時に、スペクトラム
    反転操作手段での操作に応じて、ビート検波段のビート
    オシレータの発振周波数を、CW(電信)またはFSKに対
    する所定の上側ヘテロダイン用周波数と下側ヘテロダイ
    ン用周波数との間で切り換えさせる周波数切り換え手段
    と、 を備えたことを特徴とする無線通信機。
  2. 【請求項2】CW(電信)またはFSKの電波を受信し、周
    波数変換段で中間周波数に変換したのちビート検波段で
    ビート検波して復調信号を得るようにした無線通信機に
    おいて、 周波数スペクトラムの反転操作を行うスペクトラム反転
    操作手段と、 CW(電信)またはFSKの電波の受信時に、スペクトラム
    反転操作手段での操作に応じて、周波数変換段のローカ
    ルオシレータの発振周波数を、所定の上側ヘテロダイン
    用周波数と下側ヘテロダイン用周波数との間で切り換え
    させる周波数切り換え手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信機。
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JPS58169749U (ja) * 1982-05-06 1983-11-12 八重洲無線株式会社 無線通信機におけるcw用狭帯域フイルタ
JPH0646106Y2 (ja) * 1988-04-25 1994-11-24 アルパイン株式会社 Fm/amラジオ受信機

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