JPH08220356A - 光導波路型チャープトグレーティング - Google Patents
光導波路型チャープトグレーティングInfo
- Publication number
- JPH08220356A JPH08220356A JP2442695A JP2442695A JPH08220356A JP H08220356 A JPH08220356 A JP H08220356A JP 2442695 A JP2442695 A JP 2442695A JP 2442695 A JP2442695 A JP 2442695A JP H08220356 A JPH08220356 A JP H08220356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical waveguide
- core
- grating
- waveguide type
- refractive index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 反射光の反射波長域が1nmから20nm程
度までの広い反射特性を持つ光導波路型チャープトグレ
ーティングを容易に製造できるようにする。 【構成】 光導波路のコア径、コア屈折率などの導波構
造を光導波路の長さ方向に局所的かつ連続的に変化させ
ておき、この部分に従来のグレーティング周期が一定の
グレーティングを干渉法、ホトマスク法などによって形
成する。
度までの広い反射特性を持つ光導波路型チャープトグレ
ーティングを容易に製造できるようにする。 【構成】 光導波路のコア径、コア屈折率などの導波構
造を光導波路の長さ方向に局所的かつ連続的に変化させ
ておき、この部分に従来のグレーティング周期が一定の
グレーティングを干渉法、ホトマスク法などによって形
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、反射光の反射波長域
が広い光導波路型チャープトグレーティングに関し、そ
の製造が容易に行えるようにしたものである。
が広い光導波路型チャープトグレーティングに関し、そ
の製造が容易に行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】光導波路型グレーティングとは、ガラ
ス、シリコンなどの基板上に形成されたクラッドとなる
石英ガラスなどのクラッド層と、このクラッド層に形成
された酸化ゲルマニウムドープ石英ガラスなどの帯状の
コアとからなる平面光導波路の長さ方向に、一定の周期
的な変化、例えばコアの屈折率の周期的変化やコア径の
周期的変化を形成したものである。そして、この周期的
変化の周期(以下、グレーティング周期と言うことがあ
る。)(Λ)とこの光導波路に入射した光の導波路内で
の伝搬光の波長(管内波長λg)との間にλg=2Λの
関係が満たされたときにのみ、その入射光がほぼ100
%反射される特性を有するものであり、図4に示すよう
に半値幅で示される反射波長域(以下、反射波長域は半
値幅での値で示すものとする。)が0.4nm程度非常
に狭く、極めて急峻な反射特性を示すものである。
ス、シリコンなどの基板上に形成されたクラッドとなる
石英ガラスなどのクラッド層と、このクラッド層に形成
された酸化ゲルマニウムドープ石英ガラスなどの帯状の
コアとからなる平面光導波路の長さ方向に、一定の周期
的な変化、例えばコアの屈折率の周期的変化やコア径の
周期的変化を形成したものである。そして、この周期的
変化の周期(以下、グレーティング周期と言うことがあ
る。)(Λ)とこの光導波路に入射した光の導波路内で
の伝搬光の波長(管内波長λg)との間にλg=2Λの
関係が満たされたときにのみ、その入射光がほぼ100
%反射される特性を有するものであり、図4に示すよう
に半値幅で示される反射波長域(以下、反射波長域は半
値幅での値で示すものとする。)が0.4nm程度非常
に狭く、極めて急峻な反射特性を示すものである。
【0003】このような鋭い反射波長選択性を有する光
導波路型グレーティングは、光ファイバ通信網の監視シ
ステムやレーザなどに利用されうる有望な技術である。
この光導波路型グレーティングの製造には、干渉法、ホ
トマスク法などが知られている。干渉法は、図5に示す
ように、光導波路11のコア12に二方向から可干渉性
の強い高照度のレーザビーム13,13を互いに干渉す
るように照射し、コア12の表面に干渉縞14を形成す
る。
導波路型グレーティングは、光ファイバ通信網の監視シ
ステムやレーザなどに利用されうる有望な技術である。
この光導波路型グレーティングの製造には、干渉法、ホ
トマスク法などが知られている。干渉法は、図5に示す
ように、光導波路11のコア12に二方向から可干渉性
の強い高照度のレーザビーム13,13を互いに干渉す
るように照射し、コア12の表面に干渉縞14を形成す
る。
【0004】この干渉縞14に対応する導波路11のコ
ア12の部分には、強いレーザ光が照射される部分と弱
いレーザ光が照射される部分とが交互に周期的に形成さ
れることになる。強いレーザ光が照射された部分は、そ
のガラスにホトリフラクティブ効果による欠陥が生じ、
これにより、その屈折率が増加する。このため、コア1
2には屈折率の周期的変化が形成されることになる。こ
の際に形成される屈折率の周期的変化の周期、すなわち
グレーティング周期(Λ)は、図5のレーザビームの照
射角度(θ)とレーザ光の波長(λ)によって、次式で
定まる。 Λ=λ/sinθ
ア12の部分には、強いレーザ光が照射される部分と弱
いレーザ光が照射される部分とが交互に周期的に形成さ
れることになる。強いレーザ光が照射された部分は、そ
のガラスにホトリフラクティブ効果による欠陥が生じ、
これにより、その屈折率が増加する。このため、コア1
2には屈折率の周期的変化が形成されることになる。こ
の際に形成される屈折率の周期的変化の周期、すなわち
グレーティング周期(Λ)は、図5のレーザビームの照
射角度(θ)とレーザ光の波長(λ)によって、次式で
定まる。 Λ=λ/sinθ
【0005】また、ホトマスク法は、一定のグレーティ
ング周期に相当する間隔で多数の極細スリットを形成し
たホトマスクを光導波路のコアに当て、ホトマスクの上
から強いレーザビームを照射、露光して、一定の周期を
有する周期的な屈折率変化を形成するものである。干渉
法による具体例としては、酸化ゲルマニウムドープ・コ
アを有するシングルモード光導波路を用い、波長244
nmのアルゴンレーザ(発振波長488nmの第2高調
波)を照射して、周期的な大きな屈折率変化が形成され
たことが報告されている。
ング周期に相当する間隔で多数の極細スリットを形成し
たホトマスクを光導波路のコアに当て、ホトマスクの上
から強いレーザビームを照射、露光して、一定の周期を
有する周期的な屈折率変化を形成するものである。干渉
法による具体例としては、酸化ゲルマニウムドープ・コ
アを有するシングルモード光導波路を用い、波長244
nmのアルゴンレーザ(発振波長488nmの第2高調
波)を照射して、周期的な大きな屈折率変化が形成され
たことが報告されている。
【0006】ところで、このような光導波路型グレーテ
ィングの鋭い反射特性は有用ではあるが、用途等によっ
ては反射波長域が広いものが好ましい場合がある。例え
ば、発光ダイオードなどからの発光スペクトルが数10
nmの広い光を一様に反射したい時や、半導体レーザな
どからの光が温度変動等により数nm変化しても反射率
がほぼ一定であることが要求されることがある。
ィングの鋭い反射特性は有用ではあるが、用途等によっ
ては反射波長域が広いものが好ましい場合がある。例え
ば、発光ダイオードなどからの発光スペクトルが数10
nmの広い光を一様に反射したい時や、半導体レーザな
どからの光が温度変動等により数nm変化しても反射率
がほぼ一定であることが要求されることがある。
【0007】このような要求を満たす光導波路型グレー
ティングとして光導波路型チャープトグレーティングが
ある。このものは、導波路の長さ方向の屈折率変化など
の変化の周期、すなわちグレーティング周期を長さ方向
に連続的に変化させたものである。換言すればグレーテ
ィング周期が一定ではなく、徐々に変化しているもので
ある。これにより、反射光の波長を、グレーティング周
期の短いものから長いものまでに対応して連続的に変化
させることができるようになる。
ティングとして光導波路型チャープトグレーティングが
ある。このものは、導波路の長さ方向の屈折率変化など
の変化の周期、すなわちグレーティング周期を長さ方向
に連続的に変化させたものである。換言すればグレーテ
ィング周期が一定ではなく、徐々に変化しているもので
ある。これにより、反射光の波長を、グレーティング周
期の短いものから長いものまでに対応して連続的に変化
させることができるようになる。
【0008】したがって、このような光導波路型チャー
プトグレーティングの反射特性は、例えば図6に示すよ
うに反射波長域が3〜5nmとブロードなものになる。
この光導波路型チャープトグレーティングを製造する方
法として、干渉光をグレーティング周期が連続的に変化
するように光導波路に照射する方法は極めて困難であ
り、このためホトマスクとして極細スリットの間隔を連
続的に変化させたものを用いて露光するなどの方法が考
えられる。しかしながら、この製造方法は、グレーティ
ング周期が一定の通常の光導波路型グレーティングを作
成するものに比較すれば、製造が非常に困難でありコス
トも嵩むことになる。
プトグレーティングの反射特性は、例えば図6に示すよ
うに反射波長域が3〜5nmとブロードなものになる。
この光導波路型チャープトグレーティングを製造する方
法として、干渉光をグレーティング周期が連続的に変化
するように光導波路に照射する方法は極めて困難であ
り、このためホトマスクとして極細スリットの間隔を連
続的に変化させたものを用いて露光するなどの方法が考
えられる。しかしながら、この製造方法は、グレーティ
ング周期が一定の通常の光導波路型グレーティングを作
成するものに比較すれば、製造が非常に困難でありコス
トも嵩むことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、製造が容易な光導波路型チャープトグレー
ティングを得ることにある。
ける課題は、製造が容易な光導波路型チャープトグレー
ティングを得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、予め光導
波路のコア径、屈折率、屈折率分布などの導波構造をそ
の長さ方向に連続的に変化させておき、この光導波路の
コアに従来方法による一定周期のグレーティングを形成
することで解決される。
波路のコア径、屈折率、屈折率分布などの導波構造をそ
の長さ方向に連続的に変化させておき、この光導波路の
コアに従来方法による一定周期のグレーティングを形成
することで解決される。
【0011】
【作用】光導波路の導波構造を変化させると、そこに伝
搬される光の波長(λg)がこの変化に対応して変化す
る。したがって、周期一定のグレーティングを形成して
おくことで、光導波路内の伝搬する光の波長が変化する
ので、結果的にグレーティング周期を連続的に変化させ
たチャープトグレーティングと同様の反射特性が得られ
る。
搬される光の波長(λg)がこの変化に対応して変化す
る。したがって、周期一定のグレーティングを形成して
おくことで、光導波路内の伝搬する光の波長が変化する
ので、結果的にグレーティング周期を連続的に変化させ
たチャープトグレーティングと同様の反射特性が得られ
る。
【0012】以下、この発明を詳しく説明する。本発明
における光導波路の導波構造の具体的なものとしては、
コア径、コア屈折率、屈折率差などが挙げられる。好ま
しいものとしては、コア径、コア屈折率があり、容易に
変化させることができるとともに、反射波長域の拡大に
も大きな効果がある。
における光導波路の導波構造の具体的なものとしては、
コア径、コア屈折率、屈折率差などが挙げられる。好ま
しいものとしては、コア径、コア屈折率があり、容易に
変化させることができるとともに、反射波長域の拡大に
も大きな効果がある。
【0013】以下、具体例として光導波路として、断面
形状が矩形であるコアの幅を局所的に変化させた例につ
いて説明する。図1は、本具体例の光導波路を示すもの
で、図中符号1は石英ガラス、シリコンなどからなる平
板状の基板である。この基板1上には、クラッド層2が
形成されている。このクラッド層2は石英ガラスなどか
らなり、その厚みは通常5〜20μm程度となってい
る。クラッド層2内にはほぼ帯状のコア3が形成されて
いる。
形状が矩形であるコアの幅を局所的に変化させた例につ
いて説明する。図1は、本具体例の光導波路を示すもの
で、図中符号1は石英ガラス、シリコンなどからなる平
板状の基板である。この基板1上には、クラッド層2が
形成されている。このクラッド層2は石英ガラスなどか
らなり、その厚みは通常5〜20μm程度となってい
る。クラッド層2内にはほぼ帯状のコア3が形成されて
いる。
【0014】このコア3は、例えば酸化ゲルマニウムド
ープ石英ガラスなどからなり、その屈折率がクラッド層
2の屈折率よりも大きいものであって、コア3の1つの
表面が露出した埋め込み形のものである。そして、この
コア3の厚みはその長さ方向に一定となっているととも
にその幅は図中位置A点からB点にかけて約5〜10m
mの長さで徐々に拡大し、B点からC点にかけて急激に
元の幅に縮小している。位置A点での幅に対し、B点で
の幅はその1.5〜5倍程度となっている。また、位置
A点でのコア3の厚みは7〜8μm程度であり、幅も7
〜8μm程度となっている。
ープ石英ガラスなどからなり、その屈折率がクラッド層
2の屈折率よりも大きいものであって、コア3の1つの
表面が露出した埋め込み形のものである。そして、この
コア3の厚みはその長さ方向に一定となっているととも
にその幅は図中位置A点からB点にかけて約5〜10m
mの長さで徐々に拡大し、B点からC点にかけて急激に
元の幅に縮小している。位置A点での幅に対し、B点で
の幅はその1.5〜5倍程度となっている。また、位置
A点でのコア3の厚みは7〜8μm程度であり、幅も7
〜8μm程度となっている。
【0015】このような光導波路は、基板1上に熱CV
D法、スパッタリング法などによって石英ガラスなどか
らなるクラッド層2を形成し、ついでこのクラッド層2
に対してホトリソグラフィにより図示の平面形状の深さ
が一定の溝を形成し、この溝の内部に酸化ゲルマニウム
ドープ石英ガラスを熱CVD法などにより堆積する方法
等によって作成することができる。
D法、スパッタリング法などによって石英ガラスなどか
らなるクラッド層2を形成し、ついでこのクラッド層2
に対してホトリソグラフィにより図示の平面形状の深さ
が一定の溝を形成し、この溝の内部に酸化ゲルマニウム
ドープ石英ガラスを熱CVD法などにより堆積する方法
等によって作成することができる。
【0016】このような光導波路のコア3の幅が局所的
に変化した部分(位置AからBまでの範囲)に対して、
グレーティング周期(Λ)が一定のグレーティングを形
成する。このグレーティングの形成は、従来の干渉法、
ホトマスク法などがそのまま適用できる。このグレーテ
ィングの周期(Λ)は、得られる光導波路型チャープト
グレーティングの反射中心波長に対応して、計算ならび
に予備実験により定められる。例えば、反射中心波長を
1300nmとすると、周期(Λ)はおよそ1300n
mを伝搬モードの実効屈折率(約1.45)で割った値
のさらに1/2の値とされる。
に変化した部分(位置AからBまでの範囲)に対して、
グレーティング周期(Λ)が一定のグレーティングを形
成する。このグレーティングの形成は、従来の干渉法、
ホトマスク法などがそのまま適用できる。このグレーテ
ィングの周期(Λ)は、得られる光導波路型チャープト
グレーティングの反射中心波長に対応して、計算ならび
に予備実験により定められる。例えば、反射中心波長を
1300nmとすると、周期(Λ)はおよそ1300n
mを伝搬モードの実効屈折率(約1.45)で割った値
のさらに1/2の値とされる。
【0017】また、得られる光導波路型チャープトグレ
ーティングの反射波長帯域は、コア3の幅の変化度合に
対応して変化し、その幅の変化の度合が大きくなれば反
射波長帯域が拡がるので、コア3の幅の変化量を調整す
ることで反射波長帯域を制御することができる。このよ
うにして本発明の光導波路型チャープトグレーティング
が得られることになる。
ーティングの反射波長帯域は、コア3の幅の変化度合に
対応して変化し、その幅の変化の度合が大きくなれば反
射波長帯域が拡がるので、コア3の幅の変化量を調整す
ることで反射波長帯域を制御することができる。このよ
うにして本発明の光導波路型チャープトグレーティング
が得られることになる。
【0018】このような光導波路型チャープトグレーテ
ィングにあっては、コア3に形成されたグレーティング
の周期(Λ)は一定ではあるが、コア3に入射された光
のコア3内での伝搬時の波長(λg)がコア3の幅の変
化によってその長さ方向に徐々に変化する。このため、
グレーティング周期(Λ)とコア3内の伝搬光の波長と
の相対的関係は、従来のグレーティング周期が変化する
チャープトグレーティングの場合と同様になり、反射光
の波長域は広いものとなる。
ィングにあっては、コア3に形成されたグレーティング
の周期(Λ)は一定ではあるが、コア3に入射された光
のコア3内での伝搬時の波長(λg)がコア3の幅の変
化によってその長さ方向に徐々に変化する。このため、
グレーティング周期(Λ)とコア3内の伝搬光の波長と
の相対的関係は、従来のグレーティング周期が変化する
チャープトグレーティングの場合と同様になり、反射光
の波長域は広いものとなる。
【0019】また、光導波路の導波構造として、コアの
屈折率を採用し、これをコアの長さ方向に局所的に変化
させ、この屈折率の局所的な変化部分に一定のグレーテ
ィング周期のグレーティングを形成することによっても
本発明の光導波路型チャープトグレーティングを得るこ
とができる。このものでは、基板上のクラッド層に幅お
よび厚さが一定であるコアを形成する。コアとクラッド
層との比屈折率差は大きいことが好ましく、少なくとも
1%以上、望ましくは2%以上とすることがよい。
屈折率を採用し、これをコアの長さ方向に局所的に変化
させ、この屈折率の局所的な変化部分に一定のグレーテ
ィング周期のグレーティングを形成することによっても
本発明の光導波路型チャープトグレーティングを得るこ
とができる。このものでは、基板上のクラッド層に幅お
よび厚さが一定であるコアを形成する。コアとクラッド
層との比屈折率差は大きいことが好ましく、少なくとも
1%以上、望ましくは2%以上とすることがよい。
【0020】この光導波路のコアを炭酸ガスレーザ、Y
AGレーザなどのレーザで局所的に加熱するとともにコ
アの長さ方向に単位面積当りの加熱時間を増加または減
少させ、コア中にドープされている酸化ゲルマニウムな
どのドーパントをクラッド層に熱拡散させて、コアの屈
折率を長さ方向に沿って局所的に変化させる。ついで、
この屈折率が局所的に変化しているコアの部分にグレー
ティング周期が一定のグレーティングを干渉法、ホトマ
スク法によって形成する方法により、上述の光導波路型
チャープトグレーティングを得ることができる。
AGレーザなどのレーザで局所的に加熱するとともにコ
アの長さ方向に単位面積当りの加熱時間を増加または減
少させ、コア中にドープされている酸化ゲルマニウムな
どのドーパントをクラッド層に熱拡散させて、コアの屈
折率を長さ方向に沿って局所的に変化させる。ついで、
この屈折率が局所的に変化しているコアの部分にグレー
ティング周期が一定のグレーティングを干渉法、ホトマ
スク法によって形成する方法により、上述の光導波路型
チャープトグレーティングを得ることができる。
【0021】そして、この場合にはコア中の酸化ゲルマ
ニウムなどのドーパントの熱拡散により、コアの屈折率
が減少した部分はその実質的な幅および厚みが増大する
ことにもなり、2種の導波構造、コアの屈折率およびコ
ア径に局所的変化が生じることになり、反射波長域拡大
の効果が大きいものとなる。
ニウムなどのドーパントの熱拡散により、コアの屈折率
が減少した部分はその実質的な幅および厚みが増大する
ことにもなり、2種の導波構造、コアの屈折率およびコ
ア径に局所的変化が生じることになり、反射波長域拡大
の効果が大きいものとなる。
【0022】以下、実施例を示し、その作用効果を明確
にするが、本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1)図1に示すような光導波路を作成した。基
板1はシリコン、クラッド層2は純粋石英ガラス、コア
3は酸化ゲルマニウムドープ石英ガラスであり、比屈折
率差は0.7%である。コア3の幅は端部で6μmであ
り、これが10mmの長さにわたって徐々にその2倍の
16μmに拡幅されている。コア3の厚みは6μmで一
定である。
にするが、本発明はこれに限定されるものではない。 (実施例1)図1に示すような光導波路を作成した。基
板1はシリコン、クラッド層2は純粋石英ガラス、コア
3は酸化ゲルマニウムドープ石英ガラスであり、比屈折
率差は0.7%である。コア3の幅は端部で6μmであ
り、これが10mmの長さにわたって徐々にその2倍の
16μmに拡幅されている。コア3の厚みは6μmで一
定である。
【0023】この光導波路のコア3の拡幅部分に対し
て、干渉法によりグレーティング周期(Λ)が約488
nmと一定のグレーティングを形成して、本発明の光導
波路型チャープトグレーティングを作成した。この光導
波路型チャープトグレーティングの特性は図2に示すよ
うに、その反射中心波長は1300nmで、半値幅での
反射波長帯域は3.5nmであり、ピーク反射率は97
%であった。この結果から、この例ではコア3の幅を2
倍に変化することにより得られる反射波長帯域は中心波
長に対して約2.7%の変化量に相当することがわか
る。これによりコア3の幅の変化量を調整することで、
反射波長帯域を制御しうることがわかる。
て、干渉法によりグレーティング周期(Λ)が約488
nmと一定のグレーティングを形成して、本発明の光導
波路型チャープトグレーティングを作成した。この光導
波路型チャープトグレーティングの特性は図2に示すよ
うに、その反射中心波長は1300nmで、半値幅での
反射波長帯域は3.5nmであり、ピーク反射率は97
%であった。この結果から、この例ではコア3の幅を2
倍に変化することにより得られる反射波長帯域は中心波
長に対して約2.7%の変化量に相当することがわか
る。これによりコア3の幅の変化量を調整することで、
反射波長帯域を制御しうることがわかる。
【0024】(実施例2)シリコンからなる基板上に純
粋石英ガラスからなるクラッド層を形成し、このクラッ
ド層に酸化ゲルマニウムドープ石英ガラスからなるコア
を形成した。コアの幅は4.5μmで一定とし、厚みも
4.5μmと一定とし、コアとクラッド層との比屈折率
差を2.5%とした。このコアの長さ約9mmにわたる
部分に、ビームスポット径が500μmの炭酸ガスレー
ザ(出力10W)を照射して加熱した。この時、単位長
さ当りの照射時間を照射始端側から終端側にかけて徐々
に長くし、終端側にかけての加熱量が徐々に増大するよ
うにした。
粋石英ガラスからなるクラッド層を形成し、このクラッ
ド層に酸化ゲルマニウムドープ石英ガラスからなるコア
を形成した。コアの幅は4.5μmで一定とし、厚みも
4.5μmと一定とし、コアとクラッド層との比屈折率
差を2.5%とした。このコアの長さ約9mmにわたる
部分に、ビームスポット径が500μmの炭酸ガスレー
ザ(出力10W)を照射して加熱した。この時、単位長
さ当りの照射時間を照射始端側から終端側にかけて徐々
に長くし、終端側にかけての加熱量が徐々に増大するよ
うにした。
【0025】この加熱により、コアにドープされていた
酸化ゲルマニウムが熱拡散し、終端側にかけてその屈折
率が徐々に低下し、終端側において比屈折率差は0.2
%となった。また、この熱拡散により、コアの幅および
厚さは、終端側で始端側のそれの約4倍になった。この
コアに対して干渉法によりグレーティング周期が約48
8nmと一定のグレーティングを形成して、本発明の光
導波路型チャープトグレーティングを得た。このものの
反射特性は、図3に示すように反射中心波長は1300
nmで、反射波長帯域は半値幅で約18nmであった。
酸化ゲルマニウムが熱拡散し、終端側にかけてその屈折
率が徐々に低下し、終端側において比屈折率差は0.2
%となった。また、この熱拡散により、コアの幅および
厚さは、終端側で始端側のそれの約4倍になった。この
コアに対して干渉法によりグレーティング周期が約48
8nmと一定のグレーティングを形成して、本発明の光
導波路型チャープトグレーティングを得た。このものの
反射特性は、図3に示すように反射中心波長は1300
nmで、反射波長帯域は半値幅で約18nmであった。
【0026】以上の実施例から明らかなように、光導波
路の導波構造を局所的に連続的に変化させることで、反
射波長域を広げることができ、かつ導波構造の変化量に
対応して反射波長域の帯域を定めることが可能となる。
このため、反射波長域の異なるものを従来の干渉法やホ
トマスク法で簡単に製造することができる。
路の導波構造を局所的に連続的に変化させることで、反
射波長域を広げることができ、かつ導波構造の変化量に
対応して反射波長域の帯域を定めることが可能となる。
このため、反射波長域の異なるものを従来の干渉法やホ
トマスク法で簡単に製造することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光導波
路型チャープトグレーティングは、光導波路の導波構造
をその長手方向に連続的にかつ局所的に変化せしめ、こ
の部分にグレーティング周期が一定のグレーティングを
形成したものであるので、従来の光導波路型チャープト
グレーティングの製造に用いられている干渉法やホトマ
スク法などによって簡単に製造することができる。ま
た、導波構造の変化量を調節することによって、反射波
長域を容易に変化、制御することもできる。
路型チャープトグレーティングは、光導波路の導波構造
をその長手方向に連続的にかつ局所的に変化せしめ、こ
の部分にグレーティング周期が一定のグレーティングを
形成したものであるので、従来の光導波路型チャープト
グレーティングの製造に用いられている干渉法やホトマ
スク法などによって簡単に製造することができる。ま
た、導波構造の変化量を調節することによって、反射波
長域を容易に変化、制御することもできる。
【図1】 本発明の光導波路型チャープトグレーティン
グを得るための光導波路の例を示す斜視図である。
グを得るための光導波路の例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施例1で得られた光導波路型チャ
ープトグレーティングの反射特性を示すグラフである。
ープトグレーティングの反射特性を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施例2で得られた光導波路型チャ
ープトグレーティングの反射特性を示すグラフである。
ープトグレーティングの反射特性を示すグラフである。
【図4】 一般の光導波路型グレーティングの反射特性
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図5】 一般の光導波路型グレーティングを製造する
干渉法の例を模式的に示した図である。
干渉法の例を模式的に示した図である。
【図6】 従来の光導波路型チャープトグレーティング
の反射特性を示すグラフである。
の反射特性を示すグラフである。
1…基板、2…クラッド層、3…コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 家中 拓也 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 島 研介 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 光導波路の長さ方向に導波構造の連続的
変化を形成し、この変化部分にグレーティングを形成し
たことを特徴とする光導波路型チャープトグレーティン
グ。 - 【請求項2】 上記導波構造の連続的変化が、光導波路
の局所的なコア径の変化であることを特徴とする請求項
1記載の光導波路型チャープトグレーティング。 - 【請求項3】 上記導波構造の連続的変化が、光導波路
の局所的な加熱によるドーパントの拡散によって形成さ
れるコアの屈折率変化であることを特徴とする請求項1
記載の光導波路型チャープトグレーティング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2442695A JPH08220356A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 光導波路型チャープトグレーティング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2442695A JPH08220356A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 光導波路型チャープトグレーティング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08220356A true JPH08220356A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12137832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2442695A Pending JPH08220356A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 光導波路型チャープトグレーティング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08220356A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100358133B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2002-10-25 | 한국전자통신연구원 | 스트레인 분산 패드를 이용한 측면-테이퍼 도파로 제조방법과 이를 응용한 모드변환기 제조방법 및 그에 따른광소자 |
| WO2004010180A3 (en) * | 2002-07-24 | 2004-04-29 | Intel Corp | Method for writing a planar waveguide having gratings of different center wavelengths |
| WO2004059356A3 (fr) * | 2002-12-16 | 2004-09-02 | Teem Photonics | Reseau a gaine artificielle en optique integree presentant une variation de couplage ainsi que son procede de realisation |
| JP2012198274A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fujitsu Ltd | 光デバイス及び光変調器 |
| CN115248473A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-10-28 | 聊城大学 | 基于飞秒激光刻写技术的可调谐光纤布拉格光栅的制备方法 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2442695A patent/JPH08220356A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100358133B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2002-10-25 | 한국전자통신연구원 | 스트레인 분산 패드를 이용한 측면-테이퍼 도파로 제조방법과 이를 응용한 모드변환기 제조방법 및 그에 따른광소자 |
| WO2004010180A3 (en) * | 2002-07-24 | 2004-04-29 | Intel Corp | Method for writing a planar waveguide having gratings of different center wavelengths |
| US6983091B2 (en) | 2002-07-24 | 2006-01-03 | Intel Corporation | Method for writing a planar waveguide having gratings of different center wavelengths |
| US7189497B2 (en) | 2002-07-24 | 2007-03-13 | Intel Corporation | Method for writing a planar waveguide having gratings of different center wavelengths |
| WO2004059356A3 (fr) * | 2002-12-16 | 2004-09-02 | Teem Photonics | Reseau a gaine artificielle en optique integree presentant une variation de couplage ainsi que son procede de realisation |
| JP2012198274A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-10-18 | Fujitsu Ltd | 光デバイス及び光変調器 |
| CN115248473A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-10-28 | 聊城大学 | 基于飞秒激光刻写技术的可调谐光纤布拉格光栅的制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3856609B2 (ja) | 光導波路素子の製造方法 | |
| US5930437A (en) | Optical filter with planar optical waveguide having periodically varied distribution of refractive index and production process thereof | |
| JPH09508713A (ja) | 光格子 | |
| JP3815271B2 (ja) | 光結合器 | |
| JPH1195033A (ja) | 回折格子型帯域透過フィルタ及びその製造方法 | |
| JPH08220356A (ja) | 光導波路型チャープトグレーティング | |
| JPH1184152A (ja) | 位相マスクを用いた短周期反射ブラッグ回析格子の書き込み法 | |
| JPH08201609A (ja) | チャープトファイバグレーティング | |
| JPH1184117A (ja) | 反射型光導波路グレーティング | |
| JP2830819B2 (ja) | 低反射グレーティングが形成された光デバイス及び低反射グレーティングの製造方法 | |
| JPH06313818A (ja) | 光反射器 | |
| JPH11326669A (ja) | 光フィルタの製造方法及び光フィルタ | |
| JP3899996B2 (ja) | 光導波路、多波長光源、及び波長可変光源 | |
| JP2985820B2 (ja) | 低反射グレーティングが形成された光導波路及びその製造方法 | |
| JP3380111B2 (ja) | 光導波路グレーティング | |
| JPH09243848A (ja) | 光ファイバおよびファイバ型回折格子 | |
| JPH04298702A (ja) | 光回路及びその特性調節方法 | |
| JP2000292629A (ja) | 光ファイバグレーティングおよび光通信システム | |
| JPH1090535A (ja) | 平面導波路 | |
| JP3431046B2 (ja) | 光導波路、その導波路部材、及びその製造方法 | |
| JP2000275442A (ja) | 光バンドパスフィルタ | |
| JP3358184B2 (ja) | 光伝送線路 | |
| JP2001255425A (ja) | 光導波路 | |
| JPH11183718A (ja) | 光導波路型回折格子 | |
| JP3431048B2 (ja) | 光導波路、その導波路部材、及びその製造方法 |