JPH08230670A - 車両検知装置 - Google Patents
車両検知装置Info
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- JPH08230670A JPH08230670A JP4090995A JP4090995A JPH08230670A JP H08230670 A JPH08230670 A JP H08230670A JP 4090995 A JP4090995 A JP 4090995A JP 4090995 A JP4090995 A JP 4090995A JP H08230670 A JPH08230670 A JP H08230670A
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Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 気象条件及び車両速度に影響されず、車両検
知精度の高い車両検知装置を提供する。 【構成】 閉塞区間2Tは、車両検知位置となる測定点
Bを有する。送信回路2は、閉塞区間2Tの一端側に接
続され、一対のレール11、12に送信信号S1を送信
する。受信回路3は、測定点Bにおいて送信信号S1を
受信し、受信信号S2を出力する。処理回路4は、車両
の有無を判定する基準レベルIkを有し、受信信号S2
のレベルIrが上昇傾向にある場合に、上昇量に応じて
基準レベルIkを上昇させ、検出信号S2のレベルIr
が上昇傾向から下降傾向に転じた後は、基準レベルIk
を保持し、検出信号S2のレベルIrが基準レベルIk
よりも低くなった場合に、車両「有」の車両検知信号S
3を出力する。
知精度の高い車両検知装置を提供する。 【構成】 閉塞区間2Tは、車両検知位置となる測定点
Bを有する。送信回路2は、閉塞区間2Tの一端側に接
続され、一対のレール11、12に送信信号S1を送信
する。受信回路3は、測定点Bにおいて送信信号S1を
受信し、受信信号S2を出力する。処理回路4は、車両
の有無を判定する基準レベルIkを有し、受信信号S2
のレベルIrが上昇傾向にある場合に、上昇量に応じて
基準レベルIkを上昇させ、検出信号S2のレベルIr
が上昇傾向から下降傾向に転じた後は、基準レベルIk
を保持し、検出信号S2のレベルIrが基準レベルIk
よりも低くなった場合に、車両「有」の車両検知信号S
3を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両検知装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両検知装置は、一対のレールを
軌道回路として用い、軌道回路の一端側から送信された
送信信号を他端側で受信できるか否かにより、当該閉塞
区間内に車両「有」か「無」かを判定する。軌道回路の
送信点と受信点との間に車両が在線する場合は、送信点
から送信された送信信号の大部分が車軸の軌間短絡によ
り送信点に帰還され、送信信号が他端側まで到達できな
くなり、当該閉塞区間内に車両「有」と判定する。車両
が在線しない場合は、送信点から送信された送信信号が
受信点まで到達し、当該閉塞区間内に車両「無」と判定
する。基準レベルは、両者の受信電圧レベルの中間に設
定される。例えば、基準レベルは、軌道リレーを励磁で
きるか否かのレベルに設定される。従って、軌道リレー
を励磁できない場合は、軌道リレーが落下(接点開放)
し、当該閉塞区間内に車両「有」との車両検知信号を出
力し、軌道リレーを励磁できる場合は、軌道リレーが扛
上(接点導通)し、当該閉塞区間内に車両「無」との車
両検知信号を出力する。かかる車両検知装置は、「鉄道
技術者のための電気概論、信号シリーズNo.9、軌道
回路」(日本鉄道電気技術協会発行)の第3頁〜第5頁
に詳述されている。
軌道回路として用い、軌道回路の一端側から送信された
送信信号を他端側で受信できるか否かにより、当該閉塞
区間内に車両「有」か「無」かを判定する。軌道回路の
送信点と受信点との間に車両が在線する場合は、送信点
から送信された送信信号の大部分が車軸の軌間短絡によ
り送信点に帰還され、送信信号が他端側まで到達できな
くなり、当該閉塞区間内に車両「有」と判定する。車両
が在線しない場合は、送信点から送信された送信信号が
受信点まで到達し、当該閉塞区間内に車両「無」と判定
する。基準レベルは、両者の受信電圧レベルの中間に設
定される。例えば、基準レベルは、軌道リレーを励磁で
きるか否かのレベルに設定される。従って、軌道リレー
を励磁できない場合は、軌道リレーが落下(接点開放)
し、当該閉塞区間内に車両「有」との車両検知信号を出
力し、軌道リレーを励磁できる場合は、軌道リレーが扛
上(接点導通)し、当該閉塞区間内に車両「無」との車
両検知信号を出力する。かかる車両検知装置は、「鉄道
技術者のための電気概論、信号シリーズNo.9、軌道
回路」(日本鉄道電気技術協会発行)の第3頁〜第5頁
に詳述されている。
【0003】従来の車両検知装置は閉塞区間毎の車両検
知を行うものであるが、最近の車両制御の高度化に伴な
い、閉塞区間内の測定位置(以下「測定点」と称す
る。)において車両検出を行なう車両検知装置が必要と
なった。かかる車両検知装置を構成する場合は、一般
に、測定点における受信電流レベルにより車両を検知す
る電流受電方式が採用される。電流受電方式の車両検知
装置では、車両が当該閉塞区間内に進入すると、車軸の
軌間短絡により軌道回路のインピーダンスが低下するた
め、受信電流レベルは、当該閉塞区間に車両が在線しな
い平常時の受信電流レベルよりも上昇する。車両が当該
閉塞区間を進行し、測定点に接近すると、軌道回路のイ
ンピーダンスが更に小さくなり、受信電流レベルが更に
上昇する。車両が測定点を通過すると、車軸の軌間短絡
により後方に流れにくくなるため、受信電流レベルが低
下する。従って、車両検知装置は、基準レベルを平常時
の受信電流レベルよりも低く、かつ、車両が測定点を通
過した後の最低の受信電流レベルよりも高く設定し、受
信電流レベルが基準レベル以下に低下した場合に車両検
知を行なう。
知を行うものであるが、最近の車両制御の高度化に伴な
い、閉塞区間内の測定位置(以下「測定点」と称す
る。)において車両検出を行なう車両検知装置が必要と
なった。かかる車両検知装置を構成する場合は、一般
に、測定点における受信電流レベルにより車両を検知す
る電流受電方式が採用される。電流受電方式の車両検知
装置では、車両が当該閉塞区間内に進入すると、車軸の
軌間短絡により軌道回路のインピーダンスが低下するた
め、受信電流レベルは、当該閉塞区間に車両が在線しな
い平常時の受信電流レベルよりも上昇する。車両が当該
閉塞区間を進行し、測定点に接近すると、軌道回路のイ
ンピーダンスが更に小さくなり、受信電流レベルが更に
上昇する。車両が測定点を通過すると、車軸の軌間短絡
により後方に流れにくくなるため、受信電流レベルが低
下する。従って、車両検知装置は、基準レベルを平常時
の受信電流レベルよりも低く、かつ、車両が測定点を通
過した後の最低の受信電流レベルよりも高く設定し、受
信電流レベルが基準レベル以下に低下した場合に車両検
知を行なう。
【0004】平常時の受信電流レベル及び車両が在線す
る場合の受信電流レベルは、気象条件が雨や雪の場合に
は、晴れの場合に比較して、送信点から測定点までの軌
間の漏れ電流の増加により低下する。また、車両が高速
走行した場合の受信電流レベルは、低速走行の場合に比
較して、車軸短絡の抵抗が大きくなり、軌間電流の減少
により上昇する。このため、基準レベルは、最悪状態を
考慮し、雨等による平常時の最小受信電流レベルよりも
少し下側の一定のレベルに固定して設定される。
る場合の受信電流レベルは、気象条件が雨や雪の場合に
は、晴れの場合に比較して、送信点から測定点までの軌
間の漏れ電流の増加により低下する。また、車両が高速
走行した場合の受信電流レベルは、低速走行の場合に比
較して、車軸短絡の抵抗が大きくなり、軌間電流の減少
により上昇する。このため、基準レベルは、最悪状態を
考慮し、雨等による平常時の最小受信電流レベルよりも
少し下側の一定のレベルに固定して設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両検知装置は、以下の問題点を有している。 (A)基準レベルは、雨等による洩れ電流を考慮し、平
常時の最小受信電流レベルよりも少し下側の一定のレベ
ルに固定されるので、測定点を数車軸が通過しなければ
車両検知を行なうことができない。このため、実質的な
測定点(車両「有」という車両検知信号を出力する車両
検知位置)は、設定した測定点よりも進路前方に移動す
る。 (B)晴れで受信電流レベルが上昇した場合は、車両検
知位置が更に進路前方側に移動する。 (C)車両が高速走行した場合も、受信電流レベルが上
昇するので、車両検知点が更に進路前方側に移動する。 (D)しかも、基準レベルの近傍では、車両の走行距離
に対する受信電流レベルのレベル変化が小さくなるの
で、晴れまたは車両の高速走行により受信電流レベルが
上昇した場合には、車両検知点が進路前方側に大きく移
動する。このため、車両検知精度が低くなる。
車両検知装置は、以下の問題点を有している。 (A)基準レベルは、雨等による洩れ電流を考慮し、平
常時の最小受信電流レベルよりも少し下側の一定のレベ
ルに固定されるので、測定点を数車軸が通過しなければ
車両検知を行なうことができない。このため、実質的な
測定点(車両「有」という車両検知信号を出力する車両
検知位置)は、設定した測定点よりも進路前方に移動す
る。 (B)晴れで受信電流レベルが上昇した場合は、車両検
知位置が更に進路前方側に移動する。 (C)車両が高速走行した場合も、受信電流レベルが上
昇するので、車両検知点が更に進路前方側に移動する。 (D)しかも、基準レベルの近傍では、車両の走行距離
に対する受信電流レベルのレベル変化が小さくなるの
で、晴れまたは車両の高速走行により受信電流レベルが
上昇した場合には、車両検知点が進路前方側に大きく移
動する。このため、車両検知精度が低くなる。
【0006】そこで、本発明の課題は、気象条件及び車
両速度の影響を受けにくい車両検知装置を提供すること
である。
両速度の影響を受けにくい車両検知装置を提供すること
である。
【0007】そこで、本発明のもう一つの課題は、車両
検知精度の高い車両検知装置を提供することである。
検知精度の高い車両検知装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る車両検知装置は、閉塞区間と、送信回
路と、受信回路と、処理回路とを含む。前記閉塞区間
は、一対のレールを含み、内部に車両検知位置となる測
定点を有する。前記送信回路は、車両の進路前方に当た
る前記閉塞区間の一端側に接続され、前記一対のレール
に送信信号を送信する。前記受信回路は、前記測定点に
おいて前記送信信号を受信し、受信信号を出力する。前
記処理回路は、車両の有無を判定する基準レベルを有
し、前記受信信号が入力され、前記受信信号のレベルが
上昇傾向にある場合には、上昇量に応じて前記基準レベ
ルを上昇させ、前記受信信号のレベルが上昇傾向から下
降傾向に転じた後は、前記基準レベルを保持し、前記受
信信号のレベルが前記基準レベルよりも低くなった場合
に、車両「有」の車両検知信号を出力する。
め、本発明に係る車両検知装置は、閉塞区間と、送信回
路と、受信回路と、処理回路とを含む。前記閉塞区間
は、一対のレールを含み、内部に車両検知位置となる測
定点を有する。前記送信回路は、車両の進路前方に当た
る前記閉塞区間の一端側に接続され、前記一対のレール
に送信信号を送信する。前記受信回路は、前記測定点に
おいて前記送信信号を受信し、受信信号を出力する。前
記処理回路は、車両の有無を判定する基準レベルを有
し、前記受信信号が入力され、前記受信信号のレベルが
上昇傾向にある場合には、上昇量に応じて前記基準レベ
ルを上昇させ、前記受信信号のレベルが上昇傾向から下
降傾向に転じた後は、前記基準レベルを保持し、前記受
信信号のレベルが前記基準レベルよりも低くなった場合
に、車両「有」の車両検知信号を出力する。
【0009】前記処理回路は、好ましくは、前記受信信
号が上昇傾向から下降傾向に転じた後、前記受信信号の
レベルが最初の前記基準レベルよりも低くなった場合
に、上昇させた前記基準レベルを最初の前記基準レベル
に調整し、その後、前記受信信号のレベルが最初の前記
基準レベルよりも高くなった場合に、車両「無」の車両
検知信号を出力する。
号が上昇傾向から下降傾向に転じた後、前記受信信号の
レベルが最初の前記基準レベルよりも低くなった場合
に、上昇させた前記基準レベルを最初の前記基準レベル
に調整し、その後、前記受信信号のレベルが最初の前記
基準レベルよりも高くなった場合に、車両「無」の車両
検知信号を出力する。
【0010】前記処理回路は、更に好ましくは、前記閉
塞区間内に車両が進入したことを示す車両進入信号が入
力され、かつ、前記受信信号が上昇傾向にある場合に、
前記基準レベルを上昇させる。
塞区間内に車両が進入したことを示す車両進入信号が入
力され、かつ、前記受信信号が上昇傾向にある場合に、
前記基準レベルを上昇させる。
【0011】
【作用】閉塞区間は、一対のレールを含み、内部に車両
検知位置となる測定点を有する。送信回路は、車両の進
路前方に当たる閉塞区間の一端側に接続され、一対のレ
ールに送信信号を送信する。受信回路は、測定点におい
て送信信号を受信し、受信信号を出力する。このため、
車両が測定点に接近すると、受信信号のレベルが車両の
接近に応じて上昇する。車両が測定点を通過すると、受
信信号のレベルが通過した車軸数に応じて段階的に減少
する。
検知位置となる測定点を有する。送信回路は、車両の進
路前方に当たる閉塞区間の一端側に接続され、一対のレ
ールに送信信号を送信する。受信回路は、測定点におい
て送信信号を受信し、受信信号を出力する。このため、
車両が測定点に接近すると、受信信号のレベルが車両の
接近に応じて上昇する。車両が測定点を通過すると、受
信信号のレベルが通過した車軸数に応じて段階的に減少
する。
【0012】処理回路は、車両の有無を判定する基準レ
ベルを有し、受信信号が入力され、受信信号のレベルが
上昇傾向にある場合に、上昇量に応じて基準レベルを上
昇させる。このため、雨等による洩れ電流を考慮し、基
準レベルを平常時の最小受信信号レベルよりも少し下側
のレベルに設定した場合において、晴れまたは車両の高
速走行により受信信号のレベルが上昇した場合には、そ
の上昇量に応じて基準レベルを適切なレベルに上昇させ
ることができる。これにより、気象条件や車両速度の影
響を受けにくい車両検知装置が得られる。また、車両が
測定点に接近している間は、受信信号のレベルが基準レ
ベルを下回ることがなく、車両「有」の車両検知信号は
出力されない。
ベルを有し、受信信号が入力され、受信信号のレベルが
上昇傾向にある場合に、上昇量に応じて基準レベルを上
昇させる。このため、雨等による洩れ電流を考慮し、基
準レベルを平常時の最小受信信号レベルよりも少し下側
のレベルに設定した場合において、晴れまたは車両の高
速走行により受信信号のレベルが上昇した場合には、そ
の上昇量に応じて基準レベルを適切なレベルに上昇させ
ることができる。これにより、気象条件や車両速度の影
響を受けにくい車両検知装置が得られる。また、車両が
測定点に接近している間は、受信信号のレベルが基準レ
ベルを下回ることがなく、車両「有」の車両検知信号は
出力されない。
【0013】処理回路は、受信信号のレベルが上昇傾向
から下降傾向に転じた後には、基準レベルを保持し、受
信信号のレベルが基準レベルよりも低くなった場合に、
車両「有」の車両検知信号を出力する。例えば、受信信
号のレベルが上昇傾向にある場合に、基準レベルを、受
信信号のレベルから先頭の車軸(第1車軸)が測定点を
通過した時の受信信号のレベル変化分を差し引いたレベ
ルよりも若干高くなるようなレベルに設定すると、第1
車軸が測定点を通過した時に、受信信号のレベルが基準
レベルよりも低くなり、車両「有」の車両検知信号が得
られる。このため、第1車軸が測定点を通過した時に車
両検知信号が得られ、車両検知精度の高い車両検知装置
が得られる。
から下降傾向に転じた後には、基準レベルを保持し、受
信信号のレベルが基準レベルよりも低くなった場合に、
車両「有」の車両検知信号を出力する。例えば、受信信
号のレベルが上昇傾向にある場合に、基準レベルを、受
信信号のレベルから先頭の車軸(第1車軸)が測定点を
通過した時の受信信号のレベル変化分を差し引いたレベ
ルよりも若干高くなるようなレベルに設定すると、第1
車軸が測定点を通過した時に、受信信号のレベルが基準
レベルよりも低くなり、車両「有」の車両検知信号が得
られる。このため、第1車軸が測定点を通過した時に車
両検知信号が得られ、車両検知精度の高い車両検知装置
が得られる。
【0014】更に、測定点よりも進路前方では、軌間短
絡による受信信号のレベル変化は大きく、しかも第1車
軸と第2車軸との間隔は狭いので、第2車軸が通過した
時に車両検知を行なうように基準レベルを調整した場合
でも、車両検知精度の高い車両検知装置が得られる。
絡による受信信号のレベル変化は大きく、しかも第1車
軸と第2車軸との間隔は狭いので、第2車軸が通過した
時に車両検知を行なうように基準レベルを調整した場合
でも、車両検知精度の高い車両検知装置が得られる。
【0015】処理回路は、受信信号のレベルが上昇傾向
から下降傾向に転じた後、受信信号のレベルが最初の基
準レベルよりも低くなった場合に、上昇させた基準レベ
ルを最初の基準レベルに調整し、その後、受信信号のレ
ベルが最初の基準レベルよりも高くなった場合に、車両
「無」とする車両検知信号を出力する。この好ましい例
では、最後部の車軸が当該閉塞区間の閉塞境界を通過す
るまでは、受信信号のレベルが基準レベルよりも高くな
ることがなく、最後部の車軸が当該閉塞区間の閉塞境界
を通過した時点で、受信信号のレベルが基準レベルより
も高くなり、車両「無」とする車両検知信号が得られ
る。これにより、車両検知精度の高い車両検知装置が得
られる。
から下降傾向に転じた後、受信信号のレベルが最初の基
準レベルよりも低くなった場合に、上昇させた基準レベ
ルを最初の基準レベルに調整し、その後、受信信号のレ
ベルが最初の基準レベルよりも高くなった場合に、車両
「無」とする車両検知信号を出力する。この好ましい例
では、最後部の車軸が当該閉塞区間の閉塞境界を通過す
るまでは、受信信号のレベルが基準レベルよりも高くな
ることがなく、最後部の車軸が当該閉塞区間の閉塞境界
を通過した時点で、受信信号のレベルが基準レベルより
も高くなり、車両「無」とする車両検知信号が得られ
る。これにより、車両検知精度の高い車両検知装置が得
られる。
【0016】処理回路は、閉塞区間内に車両が進入した
ことを示す車両進入信号が入力され、かつ、受信信号の
レベルが上昇傾向にある場合に、基準レベルを上昇させ
る。この好ましい例では、当該閉塞区間内における車両
の存在が保証され、かつ、受信信号のレベルが上昇傾向
にある場合にのみ基準レベルを上昇させるので、ノイズ
等により受信信号のレベルが上昇傾向にあった場合で
も、基準レベルを変化させることがなく、ノイズ等の影
響を受けにくい車両検知装置が得られる。
ことを示す車両進入信号が入力され、かつ、受信信号の
レベルが上昇傾向にある場合に、基準レベルを上昇させ
る。この好ましい例では、当該閉塞区間内における車両
の存在が保証され、かつ、受信信号のレベルが上昇傾向
にある場合にのみ基準レベルを上昇させるので、ノイズ
等により受信信号のレベルが上昇傾向にあった場合で
も、基準レベルを変化させることがなく、ノイズ等の影
響を受けにくい車両検知装置が得られる。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係る車両検知装置の構成を示
すブロック図、図2は図1のB2ーB2線上における断
面図である。本発明に係る車両検知装置は、閉塞区間2
Tと、送信回路2と、受信回路3と、処理回路4とを含
む。参照符号1は軌道、5は車両、62は軌道リレー回
路である。軌道1は閉塞区間1T〜3Tを含んでいる。
閉塞区間1T〜3Tのそれぞれの閉塞境界は、絶縁され
ていてもよいし、絶縁されていなくてもよい。実施例
は、絶縁されている場合を示してある。軌道リレー回路
62は、従来と同様に構成される。
すブロック図、図2は図1のB2ーB2線上における断
面図である。本発明に係る車両検知装置は、閉塞区間2
Tと、送信回路2と、受信回路3と、処理回路4とを含
む。参照符号1は軌道、5は車両、62は軌道リレー回
路である。軌道1は閉塞区間1T〜3Tを含んでいる。
閉塞区間1T〜3Tのそれぞれの閉塞境界は、絶縁され
ていてもよいし、絶縁されていなくてもよい。実施例
は、絶縁されている場合を示してある。軌道リレー回路
62は、従来と同様に構成される。
【0018】閉塞区間2Tは、一対のレール11、12
を含み、内部に車両検知位置となる測定点Bを有する。
参照符号A、Cは、閉塞区間2Tの閉塞境界を示してい
る。
を含み、内部に車両検知位置となる測定点Bを有する。
参照符号A、Cは、閉塞区間2Tの閉塞境界を示してい
る。
【0019】送信回路2は、車両5の進路前方に当たる
閉塞区間2Tの一端側に接続され、一対のレール11、
12に送信信号S1を送信する。実施例の送信回路2
は、信号発生回路21を有する。参照符号22はインピ
ーダンスボンドである。信号発生回路21は、搬送周波
数fmの搬送波を閉塞区間2Tに対応した信号周波数f
2の信号波で振幅変調し、変調信号を送信信号S1とし
て出力する。インピーダンスボンド22は、二次巻線に
送信信号S1が入力され、一次巻線を介して一対のレー
ル11、12に送信信号S1を送信する。参照符号Is
1、Is2は、送信信号S1に基づいて測定点Bを流れ
る軌道電流である。軌道電流Is1、Is2は、互いに
逆向きとなり、電流値が等しくなる。
閉塞区間2Tの一端側に接続され、一対のレール11、
12に送信信号S1を送信する。実施例の送信回路2
は、信号発生回路21を有する。参照符号22はインピ
ーダンスボンドである。信号発生回路21は、搬送周波
数fmの搬送波を閉塞区間2Tに対応した信号周波数f
2の信号波で振幅変調し、変調信号を送信信号S1とし
て出力する。インピーダンスボンド22は、二次巻線に
送信信号S1が入力され、一次巻線を介して一対のレー
ル11、12に送信信号S1を送信する。参照符号Is
1、Is2は、送信信号S1に基づいて測定点Bを流れ
る軌道電流である。軌道電流Is1、Is2は、互いに
逆向きとなり、電流値が等しくなる。
【0020】受信回路3は、測定点Bにおいて送信信号
S1を受信し、受信信号S2を出力する。実施例の受信
回路3は、受信コイル31と、受信コイル32とを有し
ている。受信コイル31は、軌道電流Is1による磁束
φ1と電磁結合し、軌道電流Is1(受信電流)に応じ
た受信信号S21を出力する。受信コイル32は、軌道
電流Is2による磁束φ2と電磁結合し、軌道電流Is
2(受信電流)に応じた受信信号S22を出力する。受
信信号S21と受信信号S22は、加算され、受信信号
S2となる。
S1を受信し、受信信号S2を出力する。実施例の受信
回路3は、受信コイル31と、受信コイル32とを有し
ている。受信コイル31は、軌道電流Is1による磁束
φ1と電磁結合し、軌道電流Is1(受信電流)に応じ
た受信信号S21を出力する。受信コイル32は、軌道
電流Is2による磁束φ2と電磁結合し、軌道電流Is
2(受信電流)に応じた受信信号S22を出力する。受
信信号S21と受信信号S22は、加算され、受信信号
S2となる。
【0021】処理回路4は、車両5の有無を判定する基
準レベルIkを有し、受信信号S2が入力され、受信信
号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合には、上昇量
に応じて基準レベルIkを上昇させ、受信信号S2のレ
ベルIrが上昇傾向から下降傾向に転じた後は、基準レ
ベルIkを保持し、受信信号S2のレベルIrが基準レ
ベルIkよりも低くなった場合に、車両「有」の車両検
知信号S3を出力する。基準レベルIkは、例えば、受
信信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合に、基準
レベルIkを、受信信号S2のレベルIrから先頭の車
軸(第1車軸)51が測定点Bを通過した時の受信信号
S2のレベル変化分ΔIr21を差し引いたレベルより
も若干高くなるようなレベルに設定する。更に、基準レ
ベルIkは、受信信号S2のレベルIrと基準レベルI
kとの偏差が上昇量に伴なって小さくなるように設定し
てもよいし、先行車両に対する受信信号S2のレベルI
rの変化量から、学習機能により当該車両に対する変化
量を予測し、その変化量に応じて設定してもよい。ま
た、閉塞境界Aと測定点Bとの距離が長い場合は、基準
レベルIkの調整開始を遅らせてもよい。ここで、上昇
傾向とは、微視的に見たときに、受信信号S2のレベル
Irが下降する場合があっても、全体的に見たときに、
受信信号S2のレベルIrが増加することをいう。
準レベルIkを有し、受信信号S2が入力され、受信信
号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合には、上昇量
に応じて基準レベルIkを上昇させ、受信信号S2のレ
ベルIrが上昇傾向から下降傾向に転じた後は、基準レ
ベルIkを保持し、受信信号S2のレベルIrが基準レ
ベルIkよりも低くなった場合に、車両「有」の車両検
知信号S3を出力する。基準レベルIkは、例えば、受
信信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合に、基準
レベルIkを、受信信号S2のレベルIrから先頭の車
軸(第1車軸)51が測定点Bを通過した時の受信信号
S2のレベル変化分ΔIr21を差し引いたレベルより
も若干高くなるようなレベルに設定する。更に、基準レ
ベルIkは、受信信号S2のレベルIrと基準レベルI
kとの偏差が上昇量に伴なって小さくなるように設定し
てもよいし、先行車両に対する受信信号S2のレベルI
rの変化量から、学習機能により当該車両に対する変化
量を予測し、その変化量に応じて設定してもよい。ま
た、閉塞境界Aと測定点Bとの距離が長い場合は、基準
レベルIkの調整開始を遅らせてもよい。ここで、上昇
傾向とは、微視的に見たときに、受信信号S2のレベル
Irが下降する場合があっても、全体的に見たときに、
受信信号S2のレベルIrが増加することをいう。
【0022】処理回路4は、受信信号S2のレベルIr
が上昇傾向から下降傾向に転じた後、受信信号S2のレ
ベルIrが最初の基準レベルIk0よりも低くなった場
合に、上昇させた基準レベルIkを最初の基準レベルI
k0に調整し、その後、受信信号S2のレベルIrが最
初の基準レベルIk0よりも高くなった場合に、車両
「無」の車両検知信号S3を出力する。
が上昇傾向から下降傾向に転じた後、受信信号S2のレ
ベルIrが最初の基準レベルIk0よりも低くなった場
合に、上昇させた基準レベルIkを最初の基準レベルI
k0に調整し、その後、受信信号S2のレベルIrが最
初の基準レベルIk0よりも高くなった場合に、車両
「無」の車両検知信号S3を出力する。
【0023】処理回路4は、閉塞区間2T内に車両5が
進入したことを示す車両進入信号S4が入力され、か
つ、受信信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合
に、基準レベルIkを上昇させる。車両進入信号S4
は、軌道リレーTRの接点TR1で与えられる。接点T
R1は、閉塞区間2Tに車両5が在線する場合に落下
(開放)し、閉塞区間2Tに車両5が在線しない場合に
扛上(導通)する。従って、処理回路4は、接点TR1
が落下しており、かつ、受信信号S2のレベルIrが上
昇傾向にある場合に、基準レベルIkを上昇させる。
進入したことを示す車両進入信号S4が入力され、か
つ、受信信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合
に、基準レベルIkを上昇させる。車両進入信号S4
は、軌道リレーTRの接点TR1で与えられる。接点T
R1は、閉塞区間2Tに車両5が在線する場合に落下
(開放)し、閉塞区間2Tに車両5が在線しない場合に
扛上(導通)する。従って、処理回路4は、接点TR1
が落下しており、かつ、受信信号S2のレベルIrが上
昇傾向にある場合に、基準レベルIkを上昇させる。
【0024】図3は処理回路の具体的な回路図である。
図において、図1と同一参照符号は同一性ある構成部分
を示している。参照符号41はバンドパスフィルタ、4
2は検波回路、43は選択増幅回路、44はレベル判定
回路、45は増幅回路、46は整流回路、BRは車両検
知リレーである。バンドパスフィルタ41は、搬送周波
数fmの周波数帯域に含まれる受信信号S2(変調信
号)を通過させる。検波回路42は、受信信号S2を検
波する。選択増幅回路43は、検波して得られる周波数
信号f2の信号波(以下周波数信号f2と称する)を選
択的に増幅する。
図において、図1と同一参照符号は同一性ある構成部分
を示している。参照符号41はバンドパスフィルタ、4
2は検波回路、43は選択増幅回路、44はレベル判定
回路、45は増幅回路、46は整流回路、BRは車両検
知リレーである。バンドパスフィルタ41は、搬送周波
数fmの周波数帯域に含まれる受信信号S2(変調信
号)を通過させる。検波回路42は、受信信号S2を検
波する。選択増幅回路43は、検波して得られる周波数
信号f2の信号波(以下周波数信号f2と称する)を選
択的に増幅する。
【0025】レベル判定回路44は、車両進入信号S4
が入力され、かつ、増幅された周波数信号f2のレベル
Irが上昇傾向にある場合には、上昇量に応じて基準レ
ベルIkを上昇させ、増幅された周波数信号f2のレベ
ルIrが上昇傾向から下降傾向に転じた後には、基準レ
ベルIkを維持し、周波数信号f2のレベルIrが基準
レベルIkよりも低くなった場合に、車両5が測定点B
に「進入」したと判定する。車両5が測定点Bに「進
入」したと判定した場合は、周波数信号f2を遮断す
る。増幅された周波数信号f2のレベルIrが上昇傾向
から下降傾向に転じた後、周波数信号f2のレベルIr
が最初の基準レベルIk0よりも低くなった場合に、上
昇させた基準レベルIkを最初の基準レベルIk0に調
整し、その後、周波数信号f2のレベルIrが最初の基
準レベルIk0よりも高くなった場合に、車両5が閉塞
区間2Tを「進出」したと判定する。車両5が閉塞区間
2Tを「進出」したと判定した場合は、周波数信号f2
を出力する。レベル判定回路44は、通常、マイクロコ
ンピュータで構成される。
が入力され、かつ、増幅された周波数信号f2のレベル
Irが上昇傾向にある場合には、上昇量に応じて基準レ
ベルIkを上昇させ、増幅された周波数信号f2のレベ
ルIrが上昇傾向から下降傾向に転じた後には、基準レ
ベルIkを維持し、周波数信号f2のレベルIrが基準
レベルIkよりも低くなった場合に、車両5が測定点B
に「進入」したと判定する。車両5が測定点Bに「進
入」したと判定した場合は、周波数信号f2を遮断す
る。増幅された周波数信号f2のレベルIrが上昇傾向
から下降傾向に転じた後、周波数信号f2のレベルIr
が最初の基準レベルIk0よりも低くなった場合に、上
昇させた基準レベルIkを最初の基準レベルIk0に調
整し、その後、周波数信号f2のレベルIrが最初の基
準レベルIk0よりも高くなった場合に、車両5が閉塞
区間2Tを「進出」したと判定する。車両5が閉塞区間
2Tを「進出」したと判定した場合は、周波数信号f2
を出力する。レベル判定回路44は、通常、マイクロコ
ンピュータで構成される。
【0026】この後、周波数信号f2は、増幅回路45
で増幅され、整流回路46で整流され、車両検知リレー
BRを励磁する。接点BR1は、車両「有」の場合に落
下(開放)し、車両「無」の場合に扛上(導通)し、車
両検知信号S3を構成する。
で増幅され、整流回路46で整流され、車両検知リレー
BRを励磁する。接点BR1は、車両「有」の場合に落
下(開放)し、車両「無」の場合に扛上(導通)し、車
両検知信号S3を構成する。
【0027】図4は車両位置と受信信号の受信レベル及
び基準レベルとの関係をを示す図である。図は晴れの場
合を示してある。図において、図1〜図3と同一参照符
号は同一性ある構成部分を示している。図1〜図3を参
照して図4を説明する。
び基準レベルとの関係をを示す図である。図は晴れの場
合を示してある。図において、図1〜図3と同一参照符
号は同一性ある構成部分を示している。図1〜図3を参
照して図4を説明する。
【0028】上述したように、閉塞区間2Tは、一対の
レール11、12を含み、内部に車両検知位置となる測
定点Bを有する。送信回路2は、車両5の進路前方に当
たる閉塞区間2Tの一端側に接続され、一対のレール1
1、12に送信信号S1を送信する。受信回路3は、測
定点Bにおいて送信信号S1を受信し、受信信号S2を
出力する。このため、車両5が閉塞境界Aに進入する
と、一対のレール11、12が第1車軸51により軌間
短絡され、受信信号S2のレベルIrがレベルIr0か
らレベルIr1まで上昇する。レベルIr0は、閉塞区
間2Tにおける漏れ電流によって変化するものであり、
晴れの場合に高く、雨等の場合に低くなる。車両5が測
定点Bに接近する場合は、軌間短絡により軌道回路のイ
ンピーダンスが更に低下し、受信信号S2のレベルIr
が車両5の接近に応じてIr1からレベルIr2まで上
昇する。車両5が測定点Bを通過すると、受信信号S2
のレベルIrが通過した車軸数に応じて段階的に減少す
る。レベルIr21は、第1車軸51が通過した時の受
信信号S2のレベルを示し、レベルIr22は、第2車
軸52が通過した時の受信信号S2のレベルを示す。車
両5が閉塞境界Cを進出すると、軌間短絡がなくなり、
受信信号S2のレベルIrがレベルIr0まで上昇す
る。
レール11、12を含み、内部に車両検知位置となる測
定点Bを有する。送信回路2は、車両5の進路前方に当
たる閉塞区間2Tの一端側に接続され、一対のレール1
1、12に送信信号S1を送信する。受信回路3は、測
定点Bにおいて送信信号S1を受信し、受信信号S2を
出力する。このため、車両5が閉塞境界Aに進入する
と、一対のレール11、12が第1車軸51により軌間
短絡され、受信信号S2のレベルIrがレベルIr0か
らレベルIr1まで上昇する。レベルIr0は、閉塞区
間2Tにおける漏れ電流によって変化するものであり、
晴れの場合に高く、雨等の場合に低くなる。車両5が測
定点Bに接近する場合は、軌間短絡により軌道回路のイ
ンピーダンスが更に低下し、受信信号S2のレベルIr
が車両5の接近に応じてIr1からレベルIr2まで上
昇する。車両5が測定点Bを通過すると、受信信号S2
のレベルIrが通過した車軸数に応じて段階的に減少す
る。レベルIr21は、第1車軸51が通過した時の受
信信号S2のレベルを示し、レベルIr22は、第2車
軸52が通過した時の受信信号S2のレベルを示す。車
両5が閉塞境界Cを進出すると、軌間短絡がなくなり、
受信信号S2のレベルIrがレベルIr0まで上昇す
る。
【0029】図示はしないが、車両5が高速走行する場
合は、低速走行の場合と比較して、測定点Bに接近する
ときに、受信信号S2のレベルIrが若干低下し、測定
点Bを通過した後に、受信信号S2のレベルIrが若干
上昇する。雨等の場合と比較して、測定点Bに接近する
ときも、測定点Bを通過した後も、受信信号S2のレベ
ルIrが高くなる。
合は、低速走行の場合と比較して、測定点Bに接近する
ときに、受信信号S2のレベルIrが若干低下し、測定
点Bを通過した後に、受信信号S2のレベルIrが若干
上昇する。雨等の場合と比較して、測定点Bに接近する
ときも、測定点Bを通過した後も、受信信号S2のレベ
ルIrが高くなる。
【0030】処理回路4は、車両5の有無を判定する基
準レベルIkを有し、受信信号S2が入力され、受信信
号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合に、上昇量に
応じて基準レベルIkを上昇させる。このため、雨等に
よる洩れ電流を考慮し、基準レベルIk0を平常時の最
小受信信号レベルIr0よりも少し下側のレベルに設定
した場合において、晴れまたは車両の高速走行により受
信信号S2のレベルIrが上昇した場合には、その上昇
量に応じて基準レベルIkを適切なレベルに上昇させる
ことができる。これにより、気象条件や車両速度の影響
の少ない車両検知装置が得られる。また、車両5が測定
点Bに接近している間は、受信信号S2のレベルIrが
基準レベルIkを下回ることがなく、車両「有」の車両
検知信号S3は出力されない。
準レベルIkを有し、受信信号S2が入力され、受信信
号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合に、上昇量に
応じて基準レベルIkを上昇させる。このため、雨等に
よる洩れ電流を考慮し、基準レベルIk0を平常時の最
小受信信号レベルIr0よりも少し下側のレベルに設定
した場合において、晴れまたは車両の高速走行により受
信信号S2のレベルIrが上昇した場合には、その上昇
量に応じて基準レベルIkを適切なレベルに上昇させる
ことができる。これにより、気象条件や車両速度の影響
の少ない車両検知装置が得られる。また、車両5が測定
点Bに接近している間は、受信信号S2のレベルIrが
基準レベルIkを下回ることがなく、車両「有」の車両
検知信号S3は出力されない。
【0031】処理回路4は、受信信号S2のレベルIr
が上昇傾向から下降傾向に転じた後には、基準レベルI
kを保持し、受信信号S2のレベルIrが基準レベルI
kよりも低くなった場合に、車両「有」の車両検知信号
S3を出力する。例えば、受信信号S2のレベルIrが
上昇傾向にある場合に、基準レベルIkを、受信信号S
2のレベルIrから先頭の車軸(第1車軸)51が測定
点Bを通過した時の受信信号S2のレベル変化分Δr2
1を差し引いたレベルよりも若干高くなるようなレベル
に設定すると、第1車軸51が測定点Bを通過した時
に、受信信号S2のレベルIr21が基準レベルIkよ
りも低くなり、車両「有」の車両検知信号S3が得られ
る。このため、第1車軸51が測定点Bを通過した時に
車両検知信号S3が得られ、車両検知精度の高い車両検
知装置が得られる。
が上昇傾向から下降傾向に転じた後には、基準レベルI
kを保持し、受信信号S2のレベルIrが基準レベルI
kよりも低くなった場合に、車両「有」の車両検知信号
S3を出力する。例えば、受信信号S2のレベルIrが
上昇傾向にある場合に、基準レベルIkを、受信信号S
2のレベルIrから先頭の車軸(第1車軸)51が測定
点Bを通過した時の受信信号S2のレベル変化分Δr2
1を差し引いたレベルよりも若干高くなるようなレベル
に設定すると、第1車軸51が測定点Bを通過した時
に、受信信号S2のレベルIr21が基準レベルIkよ
りも低くなり、車両「有」の車両検知信号S3が得られ
る。このため、第1車軸51が測定点Bを通過した時に
車両検知信号S3が得られ、車両検知精度の高い車両検
知装置が得られる。
【0032】受信信号S2のレベル変化分Δr21は、
定数として記憶される。また、その定数は、先行車両の
場合の変化分Δr21に基づき、学習機能により変更し
てもよい。
定数として記憶される。また、その定数は、先行車両の
場合の変化分Δr21に基づき、学習機能により変更し
てもよい。
【0033】更に、測定点Bよりも進路前方では、軌間
短絡による受信信号S2のレベル変化が大きく、しかも
第1車軸51と第2車軸52との間隔L1が狭いので、
第2車軸52が通過した時に車両検知を行なうように基
準レベルIkを調整した場合でも、車両検知精度の高い
車両検知装置が得られる。
短絡による受信信号S2のレベル変化が大きく、しかも
第1車軸51と第2車軸52との間隔L1が狭いので、
第2車軸52が通過した時に車両検知を行なうように基
準レベルIkを調整した場合でも、車両検知精度の高い
車両検知装置が得られる。
【0034】処理回路4は、受信信号S2のレベルIr
が上昇傾向から下降傾向に転じた後、受信信号S2のレ
ベルIrが最初の基準レベルIk0よりも低くなった場
合に、上昇させた基準レベルIkを最初の基準レベルI
k0に調整し、その後、受信信号S2のレベルIrが最
初の基準レベルIk0よりも高くなった場合に、車両
「無」とする車両検知信号S2を出力する。このため、
最後部の車軸が閉塞区間2Tの閉塞境界Cを通過するま
では、受信信号S2のレベルIrが基準レベルIkより
も高くなることがなく、最後部の車軸が閉塞区間2Tの
閉塞境界Cを通過した時点で、受信信号S2のレベルI
rが基準レベルIkよりも高くなり、車両「無」とする
車両検知信号S3が得られる。これにより、車両検知精
度の高い車両検知装置が得られる。
が上昇傾向から下降傾向に転じた後、受信信号S2のレ
ベルIrが最初の基準レベルIk0よりも低くなった場
合に、上昇させた基準レベルIkを最初の基準レベルI
k0に調整し、その後、受信信号S2のレベルIrが最
初の基準レベルIk0よりも高くなった場合に、車両
「無」とする車両検知信号S2を出力する。このため、
最後部の車軸が閉塞区間2Tの閉塞境界Cを通過するま
では、受信信号S2のレベルIrが基準レベルIkより
も高くなることがなく、最後部の車軸が閉塞区間2Tの
閉塞境界Cを通過した時点で、受信信号S2のレベルI
rが基準レベルIkよりも高くなり、車両「無」とする
車両検知信号S3が得られる。これにより、車両検知精
度の高い車両検知装置が得られる。
【0035】処理回路4は、閉塞区間2T内における車
両5の有無を示す車両進入信号S4が入力され、かつ、
受信信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合に、基
準レベルIKを上昇させる。この構成によれば、閉塞区
間2T内における車両5の存在が保証され、かつ、受信
信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合にのみ基準
レベルIkを上昇させるので、ノイズ等により受信信号
S2のレベルIrが上昇傾向にあった場合でも、ノイズ
等により基準レベルIkを変化させることがなく、ノイ
ズ等の影響を受けにくい車両検知装置が得られる。
両5の有無を示す車両進入信号S4が入力され、かつ、
受信信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合に、基
準レベルIKを上昇させる。この構成によれば、閉塞区
間2T内における車両5の存在が保証され、かつ、受信
信号S2のレベルIrが上昇傾向にある場合にのみ基準
レベルIkを上昇させるので、ノイズ等により受信信号
S2のレベルIrが上昇傾向にあった場合でも、ノイズ
等により基準レベルIkを変化させることがなく、ノイ
ズ等の影響を受けにくい車両検知装置が得られる。
【0036】図5は別の受信回路の断面図である。図に
おいて、図1及び図2と同一参照符号は同一性ある構成
部分を示している。受信回路3はループコイル33含
む。ループコイル33は、軌道電流Is1、Is2によ
る磁束φ1、φ2と電磁結合し、受信電流に応じた受信
信号S2を出力する。
おいて、図1及び図2と同一参照符号は同一性ある構成
部分を示している。受信回路3はループコイル33含
む。ループコイル33は、軌道電流Is1、Is2によ
る磁束φ1、φ2と電磁結合し、受信電流に応じた受信
信号S2を出力する。
【0037】図6は更に別の受信回路の回路図である。
図において、図1と同一参照符号は同一性ある構成部分
を示している。受信回路3は、コンデンサ34、電圧検
出コイル35及び電流検出コイル36を含む。コンデン
サ34及び電圧検出コイル35は、直列接続され、測定
点Bの軌間電圧Vbを受信する。電流検出コイル36
は、軌間電圧Vbに基づいて電圧検出コイル35に流れ
る電流Ibによる磁束、及びレール11、12に流れる
軌道電流Is1、Is2による磁束と電磁結合し、電流
Ib及び軌道電流Is1、Is2の和の受信信号S2を
出力する。即ち、受信回路3は、測定点Bの受信電圧
(軌間電圧Vb)及び受信電流(軌道電流Is1、Is
2)に応じた受信信号S2を出力する。受信信号S2
は、車両5が閉塞区間2Tに在線しない場合には、軌間
短絡がないので、軌道電流Is1、Is2が小さく、電
圧検出コイル35に流れる電流Ibよるものが主とな
る。車両5が閉塞区間2Tに在線する場合は、軌間短絡
され、軌道電流Is1、Is2が大きくなり、電流Ib
及び軌道電流Is1、Is2の和となる。このため、車
両5が測定点Bに接近する場合は、車両5の接近に伴っ
て軌道電流Is1、Is2が増大し、受信信号S2のレ
ベルが上昇傾向を示すようになる。
図において、図1と同一参照符号は同一性ある構成部分
を示している。受信回路3は、コンデンサ34、電圧検
出コイル35及び電流検出コイル36を含む。コンデン
サ34及び電圧検出コイル35は、直列接続され、測定
点Bの軌間電圧Vbを受信する。電流検出コイル36
は、軌間電圧Vbに基づいて電圧検出コイル35に流れ
る電流Ibによる磁束、及びレール11、12に流れる
軌道電流Is1、Is2による磁束と電磁結合し、電流
Ib及び軌道電流Is1、Is2の和の受信信号S2を
出力する。即ち、受信回路3は、測定点Bの受信電圧
(軌間電圧Vb)及び受信電流(軌道電流Is1、Is
2)に応じた受信信号S2を出力する。受信信号S2
は、車両5が閉塞区間2Tに在線しない場合には、軌間
短絡がないので、軌道電流Is1、Is2が小さく、電
圧検出コイル35に流れる電流Ibよるものが主とな
る。車両5が閉塞区間2Tに在線する場合は、軌間短絡
され、軌道電流Is1、Is2が大きくなり、電流Ib
及び軌道電流Is1、Is2の和となる。このため、車
両5が測定点Bに接近する場合は、車両5の接近に伴っ
て軌道電流Is1、Is2が増大し、受信信号S2のレ
ベルが上昇傾向を示すようになる。
【0038】閉塞境界A及びCが絶縁されない場合は、
車両5が閉塞境界Aに進入した時に、受信信号S2のレ
ベルIrがレベルIr0からレベルIr1に変化しない
点が相違するだけで、他は同様である。このため、閉塞
境界A及びCが絶縁されない場合も、上述したような、
本発明の特徴及び利点を得ることができる。
車両5が閉塞境界Aに進入した時に、受信信号S2のレ
ベルIrがレベルIr0からレベルIr1に変化しない
点が相違するだけで、他は同様である。このため、閉塞
境界A及びCが絶縁されない場合も、上述したような、
本発明の特徴及び利点を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)気象条件及び車両速度の影響の少ない車両検知装
置を提供できる。 (b)車両検知精度の高い車両検知装置を提供できる。
下のような効果が得られる。 (a)気象条件及び車両速度の影響の少ない車両検知装
置を提供できる。 (b)車両検知精度の高い車両検知装置を提供できる。
【図1】本発明に係る車両検知装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図1のB2ーB2線上における断面図である。
【図3】本発明に係る車両検知装置を構成する処理回路
の具体的な回路図である。
の具体的な回路図である。
【図4】車両位置と受信信号の受信レベル及び基準レベ
ルとの関係を示す図である。
ルとの関係を示す図である。
【図5】本発明に係る車両検知装置を構成する別の受信
回路の断面図である。
回路の断面図である。
【図6】本発明に係る車両検知装置を構成する更に別の
受信回路の回路図である。
受信回路の回路図である。
1 軌道 11、12 レール 1T〜3T 閉塞区間 2 送信回路 3 受信回路 4 処理回路 5 車両 S1 送信信号 S2 受信信号 S3 車両検知信号 S4、S5 車両進入信号 A、C 閉塞境界 B 測定点
Claims (3)
- 【請求項1】 閉塞区間と、送信回路と、受信回路と、
処理回路とを含む車両検知装置であって、 前記閉塞区間は、一対のレールを含み、内部に車両検知
位置となる測定点を有しており、 前記送信回路は、車両の進路前方に当たる前記閉塞区間
の一端側に接続され、前記一対のレールに送信信号を送
信するものであり、 前記受信回路は、前記測定点において前記送信信号を受
信し、受信信号を出力するものであり、 前記処理回路は、前記車両の有無を判定する基準レベル
を有し、前記受信信号が入力され、前記受信信号のレベ
ルが上昇傾向にある場合には、上昇量に応じて前記基準
レベルを上昇させ、前記受信信号のレベルが上昇傾向か
ら下降傾向に転じた後は、前記基準レベルを保持し、前
記受信信号のレベルが前記基準レベルよりも低くなった
場合に、車両「有」の車両検知信号を出力する車両検知
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両検知装置であっ
て、 前記処理回路は、前記受信信号のレベルが上昇傾向から
下降傾向に転じた後、前記受信信号のレベルが最初の前
記基準レベルよりも低くなった場合に、上昇させた前記
基準レベルを最初の前記基準レベルに調整し、その後、
前記受信信号のレベルが最初の前記基準レベルよりも高
くなった場合に、車両「無」の車両検知信号を出力する
車両検知装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両検知装置
であって、 前記処理回路は、前記閉塞区間内に車両が進入したこと
を示す車両進入信号が入力され、かつ、前記受信信号の
レベルが上昇傾向にある場合に、前記基準レベルを上昇
させる車両検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04090995A JP3152381B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 車両検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04090995A JP3152381B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 車両検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230670A true JPH08230670A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3152381B2 JP3152381B2 (ja) | 2001-04-03 |
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1995
- 1995-02-28 JP JP04090995A patent/JP3152381B2/ja not_active Expired - Fee Related
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