JPH08231269A - 高周波用誘電体磁器組成物 - Google Patents
高周波用誘電体磁器組成物Info
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- JPH08231269A JPH08231269A JP7040727A JP4072795A JPH08231269A JP H08231269 A JPH08231269 A JP H08231269A JP 7040727 A JP7040727 A JP 7040727A JP 4072795 A JP4072795 A JP 4072795A JP H08231269 A JPH08231269 A JP H08231269A
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- dielectric ceramic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低損失で高周波特性に優れた高周波用誘電体
磁器組成物を提供する。 【構成】 本発明は、マイクロ波やミリ波などの高周波
領域で高いQ値を有する高周波用誘電体磁器組成物に関
するものである。ここで、一般式は、((MgO)1-X
(TiO2 )X )1-Y (SnO2 )Y である。また、X
の値は0.1≦X≦0.55の範囲であり、かつ、Yの
値は0.001≦Y≦0.2の範囲である。得られた磁
器組成物は、SnO2 を添加しない従来材料に比較して
高いQ値を有している。
磁器組成物を提供する。 【構成】 本発明は、マイクロ波やミリ波などの高周波
領域で高いQ値を有する高周波用誘電体磁器組成物に関
するものである。ここで、一般式は、((MgO)1-X
(TiO2 )X )1-Y (SnO2 )Y である。また、X
の値は0.1≦X≦0.55の範囲であり、かつ、Yの
値は0.001≦Y≦0.2の範囲である。得られた磁
器組成物は、SnO2 を添加しない従来材料に比較して
高いQ値を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波(マイクロ波)
用誘電体磁器組成物に関し、特にマイクロ波やミリ波な
どの高周波領域で高いQ値を有する高周波用誘電体磁器
組成物に関する。
用誘電体磁器組成物に関し、特にマイクロ波やミリ波な
どの高周波領域で高いQ値を有する高周波用誘電体磁器
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
高周波(マイクロ波)用の誘電体アンテナ、誘電体共振
器などのごとき電子デバイスの高周波化、高性能化にと
もないマイクロ波域で低損失である誘電体磁器組成物が
必要とされている。
高周波(マイクロ波)用の誘電体アンテナ、誘電体共振
器などのごとき電子デバイスの高周波化、高性能化にと
もないマイクロ波域で低損失である誘電体磁器組成物が
必要とされている。
【0003】従来、この種の誘電体磁器組成物として
は、MgO−TiO2 系の誘電体磁器組成物が知られて
いる(エレクトロニクス・セラミクス 1988、Vo
l.19、92号)。例えば、MgO:TiO2 =1:
1(化学式MgTiO3 )の誘電 体磁器組成物では、
周波数f=5GHzにおいて、Q=22000の値が得
られ ている。
は、MgO−TiO2 系の誘電体磁器組成物が知られて
いる(エレクトロニクス・セラミクス 1988、Vo
l.19、92号)。例えば、MgO:TiO2 =1:
1(化学式MgTiO3 )の誘電 体磁器組成物では、
周波数f=5GHzにおいて、Q=22000の値が得
られ ている。
【0004】しかし、最近では、マイクロ波域でさらに
高いQを有する材料が要求されている。
高いQを有する材料が要求されている。
【0005】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、低損失で高周波特性に優れた高周波用誘電
体磁器組成物を提供することを目的とする。
ものであり、低損失で高周波特性に優れた高周波用誘電
体磁器組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波用誘電体
磁器組成物は、一般式((MgO)1-X (Ti
O2 ) X )1-Y (SnO2 )Y について、Xの値が0.
1≦X≦0.55の範囲であり、かつ、Yの値が0.0
01≦Y≦0.2の範囲であるものである。
磁器組成物は、一般式((MgO)1-X (Ti
O2 ) X )1-Y (SnO2 )Y について、Xの値が0.
1≦X≦0.55の範囲であり、かつ、Yの値が0.0
01≦Y≦0.2の範囲であるものである。
【0007】また、本発明の高周波用誘電体磁器組成物
は、一般式((MgO)1-X (TiO2 )X )1-Y (S
iO2 )Y について、Xの値が0.1≦X≦0.55の
範囲であり、かつ、Yの値が0.001≦Y≦0.2の
範囲であるものである。
は、一般式((MgO)1-X (TiO2 )X )1-Y (S
iO2 )Y について、Xの値が0.1≦X≦0.55の
範囲であり、かつ、Yの値が0.001≦Y≦0.2の
範囲であるものである。
【0008】
【作用】本発明の高周波用誘電体磁器組成物によれば、
一般式((MgO)1-X (TiO2 )X )1-Y (SnO
2 )Y について、Xの値を0.1≦X≦0.55の範囲
とし、かつ、Yの値を0.001≦Y≦0.2の範囲と
したので、SnO2 を添加しない従来材料に比較して高
いQ値を得ることができる。
一般式((MgO)1-X (TiO2 )X )1-Y (SnO
2 )Y について、Xの値を0.1≦X≦0.55の範囲
とし、かつ、Yの値を0.001≦Y≦0.2の範囲と
したので、SnO2 を添加しない従来材料に比較して高
いQ値を得ることができる。
【0009】また、本発明の高周波用誘電体磁器組成物
は、一般式((MgO)1-X (TiO2 )X )1-Y (S
iO2 )Y について、Xの値を0.1≦X≦0.55の
範囲とし、かつ、Yの値を0.001≦Y≦0.2の範
囲としたので、上述の場合と同様に、SiO2 を添加し
ない従来材料に比較して高いQ値を得ることができる。
は、一般式((MgO)1-X (TiO2 )X )1-Y (S
iO2 )Y について、Xの値を0.1≦X≦0.55の
範囲とし、かつ、Yの値を0.001≦Y≦0.2の範
囲としたので、上述の場合と同様に、SiO2 を添加し
ない従来材料に比較して高いQ値を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明高周波用誘電体磁器組成物の一
実施例について図1および図2を参照しながら説明す
る。
実施例について図1および図2を参照しながら説明す
る。
【0011】まず、本例の高周波用誘電体磁器組成物の
製造工程を、図2を参照しながら説明する。最初の秤量
工程1では、高純度のTiO2 、MgO、SnO2 を所
望の組成からなる磁器組成物が得られるように秤量す
る。次に、1次混合工程2では、上述で秤量した組成物
をボールミルに入れ、15時間湿式混合する。次に、乾
燥工程3では、上述の湿式混合で得られたスラリーを乾
燥機に入れ、100℃で、20時間乾燥する。次に、粉
砕工程4では、上述の乾燥工程3で得られたスラリーの
乾燥物を粉砕する。次に、仮焼工程5では、上述の粉砕
工程4で得られたスラリー乾燥物の粉末を仮焼する。こ
の仮焼は、焼成炉で1000℃、5時間、酸素雰囲気中
で行う。次に、粉砕工程6では、上述の仮焼工程5で得
られた仮焼後の固体状態のセラミクスを粉砕する。次
に、2次混合工程7では、上述の粉砕工程6で得られた
粉体を、2次混合することにより粉末粒子径を調整す
る。次に、乾燥工程8では、上述の2次混合工程7で得
られた粉末を乾燥する。次に、造粒工程9では、上述の
乾燥工程8で得られた仮焼後の粉末に成形用バインダー
としてPVA10%水溶液を10%添加し、#28のふ
るいで分級し、これを造粒粉とする。次に、成形工程1
0では、上述の造粒工程9で得られた造粒粉を水分調整
して、プレス圧8.2MPa、加圧時間200秒で加圧
成形を行う。最後に、焼成工程11では、上述の成形工
程10で得られた成形体を焼成炉に入れ、1200〜1
300℃の範囲の温度で、5時間、酸素雰囲気中で焼成
して磁器組成物(焼成セラミクス)を得る。
製造工程を、図2を参照しながら説明する。最初の秤量
工程1では、高純度のTiO2 、MgO、SnO2 を所
望の組成からなる磁器組成物が得られるように秤量す
る。次に、1次混合工程2では、上述で秤量した組成物
をボールミルに入れ、15時間湿式混合する。次に、乾
燥工程3では、上述の湿式混合で得られたスラリーを乾
燥機に入れ、100℃で、20時間乾燥する。次に、粉
砕工程4では、上述の乾燥工程3で得られたスラリーの
乾燥物を粉砕する。次に、仮焼工程5では、上述の粉砕
工程4で得られたスラリー乾燥物の粉末を仮焼する。こ
の仮焼は、焼成炉で1000℃、5時間、酸素雰囲気中
で行う。次に、粉砕工程6では、上述の仮焼工程5で得
られた仮焼後の固体状態のセラミクスを粉砕する。次
に、2次混合工程7では、上述の粉砕工程6で得られた
粉体を、2次混合することにより粉末粒子径を調整す
る。次に、乾燥工程8では、上述の2次混合工程7で得
られた粉末を乾燥する。次に、造粒工程9では、上述の
乾燥工程8で得られた仮焼後の粉末に成形用バインダー
としてPVA10%水溶液を10%添加し、#28のふ
るいで分級し、これを造粒粉とする。次に、成形工程1
0では、上述の造粒工程9で得られた造粒粉を水分調整
して、プレス圧8.2MPa、加圧時間200秒で加圧
成形を行う。最後に、焼成工程11では、上述の成形工
程10で得られた成形体を焼成炉に入れ、1200〜1
300℃の範囲の温度で、5時間、酸素雰囲気中で焼成
して磁器組成物(焼成セラミクス)を得る。
【0012】次に、上述の製造工程により得られた磁器
組成物について、Q値と比誘電率εを測定した。以下
に、測定方法とその結果について説明する。まず、磁器
組成物を円柱形状に加工し、両端短絡法によりQ値と共
振周波数fを測定した。ここで、測定周波数は3.5〜
3.8GHzの範囲とした。
組成物について、Q値と比誘電率εを測定した。以下
に、測定方法とその結果について説明する。まず、磁器
組成物を円柱形状に加工し、両端短絡法によりQ値と共
振周波数fを測定した。ここで、測定周波数は3.5〜
3.8GHzの範囲とした。
【0013】上述の方法で測定したQ値の結果は、図1
および表1に示すとおりである。
および表1に示すとおりである。
【0014】
【表1】
【0015】図1および表1に見られるように、磁器組
成物の組成を((MgO)1-X (TiO2 )X )
1-Y (SnO2 )Y で表したとき、Xの範囲を0.1≦
X≦0.6とし、Yの範囲を0.0≦Y≦0.3として
Q値を測定した。その結果、X=0.1の場合、Y=
0.0のときはQ値が17000であるのに対して、Y
=0.001〜0.2のときはQ値が21000〜40
000と非常に高い値が得られた。また、X=0.2の
場合、Y=0.0のときはQ値が21000であるのに
対して、Y=0.001〜0.2のときはQ値が340
00〜45000と非常に高い値が得られた。また、X
=0.3の場合、Y=0.0のときはQ値が27000
であるのに対して、Y=0.001〜0.2のときはQ
値が28000〜50000と非常に高い値が得られ
た。同様の結果は、X=0.4〜0.55の範囲におい
ても確認された。さらに、Xが0.2≦X≦0.55の
範囲で、かつ、Yが0.02≦Y≦0.1の範囲のとき
は、Q値は39000〜58000と特に高い値が得ら
れた。
成物の組成を((MgO)1-X (TiO2 )X )
1-Y (SnO2 )Y で表したとき、Xの範囲を0.1≦
X≦0.6とし、Yの範囲を0.0≦Y≦0.3として
Q値を測定した。その結果、X=0.1の場合、Y=
0.0のときはQ値が17000であるのに対して、Y
=0.001〜0.2のときはQ値が21000〜40
000と非常に高い値が得られた。また、X=0.2の
場合、Y=0.0のときはQ値が21000であるのに
対して、Y=0.001〜0.2のときはQ値が340
00〜45000と非常に高い値が得られた。また、X
=0.3の場合、Y=0.0のときはQ値が27000
であるのに対して、Y=0.001〜0.2のときはQ
値が28000〜50000と非常に高い値が得られ
た。同様の結果は、X=0.4〜0.55の範囲におい
ても確認された。さらに、Xが0.2≦X≦0.55の
範囲で、かつ、Yが0.02≦Y≦0.1の範囲のとき
は、Q値は39000〜58000と特に高い値が得ら
れた。
【0016】以上の結果から、XおよびYの範囲につい
ては、次のことがいえる。まず、Xの値は、0.1≦X
≦0.55の範囲であることが望ましく、またさらに、
0.2≦X≦0.55の範囲であることがさらに望まし
い。ここで、Xの値をX<0.1としなかったのは、こ
の範囲では焼結温度が高くなり好ましくないからであ
る。また、Xの値を0.55<Xとしなかったのは、こ
の範囲ではQ値が低くなりすぎ実用に耐えないからであ
る。一方、Yの値は、0.001≦Y≦0.2の範囲の
であることが望ましく、またさらに、0.02≦Y≦
0.1の範囲であることがさらに望ましい。ここで、Y
の値を Y<0.001としなかったのは、この範囲で
はSnO2添加の効果が小さいためである。また、Yの
値を0.2<Yとしなかったのは、こ の範囲ではQ値
が下がり好ましくないからである。
ては、次のことがいえる。まず、Xの値は、0.1≦X
≦0.55の範囲であることが望ましく、またさらに、
0.2≦X≦0.55の範囲であることがさらに望まし
い。ここで、Xの値をX<0.1としなかったのは、こ
の範囲では焼結温度が高くなり好ましくないからであ
る。また、Xの値を0.55<Xとしなかったのは、こ
の範囲ではQ値が低くなりすぎ実用に耐えないからであ
る。一方、Yの値は、0.001≦Y≦0.2の範囲の
であることが望ましく、またさらに、0.02≦Y≦
0.1の範囲であることがさらに望ましい。ここで、Y
の値を Y<0.001としなかったのは、この範囲で
はSnO2添加の効果が小さいためである。また、Yの
値を0.2<Yとしなかったのは、こ の範囲ではQ値
が下がり好ましくないからである。
【0017】表2は、磁器組成物の比誘電率εを測定し
た結果を示したものである。
た結果を示したものである。
【0018】
【表2】
【0019】表2からわかるように、比誘電率εの値は
10〜18の範囲にあるので、この磁器組成物を電子デ
バイスとして用いた場合も、電子デバイスの小型を図る
のに十分である。
10〜18の範囲にあるので、この磁器組成物を電子デ
バイスとして用いた場合も、電子デバイスの小型を図る
のに十分である。
【0020】以上のことから、本例による磁器組成物
は、SnO2 を添加しない従来材料に比較して高いQ値
を有している。すなわち、本例の磁器組成物は、マイク
ロ波域で 高いQ値を得ることができ、この磁器組成物
を用いれば、低損失で高周波特性に 優れた誘電体素子
を得ることができる。
は、SnO2 を添加しない従来材料に比較して高いQ値
を有している。すなわち、本例の磁器組成物は、マイク
ロ波域で 高いQ値を得ることができ、この磁器組成物
を用いれば、低損失で高周波特性に 優れた誘電体素子
を得ることができる。
【0021】次に、本発明の高周波用誘電体磁器組成物
の他の実施例について図3を参照しながら説明する。
の他の実施例について図3を参照しながら説明する。
【0022】まず、本例の高周波用誘電体磁器組成物の
製造工程を図2を参照しながら説明する。最初の秤量工
程1では、高純度のTiO2 、MgO、SiO2 を所望
の組成からなる磁器組成物が得られるように秤量する。
これ以降の工程、すなわち1次混合工程2〜焼成工程1
1は、上述の実施例で述べた1次工程2〜焼成工程11
と同様である。
製造工程を図2を参照しながら説明する。最初の秤量工
程1では、高純度のTiO2 、MgO、SiO2 を所望
の組成からなる磁器組成物が得られるように秤量する。
これ以降の工程、すなわち1次混合工程2〜焼成工程1
1は、上述の実施例で述べた1次工程2〜焼成工程11
と同様である。
【0023】次に、上述で得られた磁器組成物につい
て、Q値と比誘電率εを測定した。測定方法は、上述の
実施例で述べた測定方法と同様である。
て、Q値と比誘電率εを測定した。測定方法は、上述の
実施例で述べた測定方法と同様である。
【0024】測定したQ値の結果は、図3および表3に
示すとおりである。
示すとおりである。
【0025】
【表3】
【0026】図3および表3に見られるように、磁器組
成物の組成を((MgO)1-X (TiO2 )X )
1-Y (SiO2 )Y で表したとき、Xの範囲を0.1≦
X≦0.6とし、Yの範囲を0.0≦Y≦0.4として
Q値を測定した。その結果、X=0.1の場合、Y=
0.0のときはQ値が17000であるのに対して、Y
=0.001〜0.2のときはQ値が20000〜23
000と非常に高い値が得られた。また、X=0.2の
場合、Y=0.0のときはQ値が21000であるのに
対して、Y=0.001〜0.2のときはQ値が220
00〜32000と非常に高い値が得られた。また、X
=0.3の場合、Y=0.0のときはQ値が27000
であるのに対して、Y=0.001〜0.2のときはQ
値が31000〜42000と非常に高い値が得られ
た。同様の結果は、X=0.4〜0.55の範囲におい
ても確認された。さらに、Xが0.2≦X≦0.55の
範囲で、かつ、Yが0.02≦Y≦0.2の範囲のとき
は、Q値は27000〜57000と特に高い値が得ら
れた。
成物の組成を((MgO)1-X (TiO2 )X )
1-Y (SiO2 )Y で表したとき、Xの範囲を0.1≦
X≦0.6とし、Yの範囲を0.0≦Y≦0.4として
Q値を測定した。その結果、X=0.1の場合、Y=
0.0のときはQ値が17000であるのに対して、Y
=0.001〜0.2のときはQ値が20000〜23
000と非常に高い値が得られた。また、X=0.2の
場合、Y=0.0のときはQ値が21000であるのに
対して、Y=0.001〜0.2のときはQ値が220
00〜32000と非常に高い値が得られた。また、X
=0.3の場合、Y=0.0のときはQ値が27000
であるのに対して、Y=0.001〜0.2のときはQ
値が31000〜42000と非常に高い値が得られ
た。同様の結果は、X=0.4〜0.55の範囲におい
ても確認された。さらに、Xが0.2≦X≦0.55の
範囲で、かつ、Yが0.02≦Y≦0.2の範囲のとき
は、Q値は27000〜57000と特に高い値が得ら
れた。
【0027】以上の結果から、XおよびYの範囲につい
ては、次のことがいえる。まず、Xの値は、0.1≦X
≦0.55の範囲であることが望ましく、またさらに、
0.2≦X≦0.55の範囲であることがさらに望まし
い。ここで、Xの値をX<0.1としなかったのは、こ
の範囲では焼結温度が高くなり好ましくないからであ
る。また、Xの値を0.55<Xとしなかったのは、こ
の範囲ではQ値が低くなりすぎ実用に耐えないからであ
る。一方、Yの値は、0.001≦Y≦0.2の範囲の
であることが望ましく、またさらに0.02≦Y≦0.
2の範囲であることがさらに望ましい。ここで、Yの値
を Y<0.001としなかったのは、この範囲ではS
iO2添加の効果が小さいためである。また、Yの値を
0.2<Yとしなかったのは、こ の範囲ではQ値が下
がり好ましくないからである。
ては、次のことがいえる。まず、Xの値は、0.1≦X
≦0.55の範囲であることが望ましく、またさらに、
0.2≦X≦0.55の範囲であることがさらに望まし
い。ここで、Xの値をX<0.1としなかったのは、こ
の範囲では焼結温度が高くなり好ましくないからであ
る。また、Xの値を0.55<Xとしなかったのは、こ
の範囲ではQ値が低くなりすぎ実用に耐えないからであ
る。一方、Yの値は、0.001≦Y≦0.2の範囲の
であることが望ましく、またさらに0.02≦Y≦0.
2の範囲であることがさらに望ましい。ここで、Yの値
を Y<0.001としなかったのは、この範囲ではS
iO2添加の効果が小さいためである。また、Yの値を
0.2<Yとしなかったのは、こ の範囲ではQ値が下
がり好ましくないからである。
【0028】表4は、磁器組成物の比誘電率εを測定し
た結果を示したものである。
た結果を示したものである。
【0029】
【表4】
【0030】表4からわかるように、比誘電率εの値は
9〜17の範囲にあるので、この磁器組成物を電子デバ
イスとして用いた場合も、電子デバイスの小型化を図る
のに十分な値である。
9〜17の範囲にあるので、この磁器組成物を電子デバ
イスとして用いた場合も、電子デバイスの小型化を図る
のに十分な値である。
【0031】以上のことから、本例による磁器組成物
は、上述の実施例と同様に、SiO2を添加しない従来
材料に比較して高いQ値を有している。すなわち、本例
の磁器組 成物は、マイクロ波域で高いQ値を得ること
ができ、この磁器組成物を用いれば 、低損失で高周波
特性に優れた誘電体素子を得ることができる。
は、上述の実施例と同様に、SiO2を添加しない従来
材料に比較して高いQ値を有している。すなわち、本例
の磁器組 成物は、マイクロ波域で高いQ値を得ること
ができ、この磁器組成物を用いれば 、低損失で高周波
特性に優れた誘電体素子を得ることができる。
【0032】なお、本発明は上述の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得
ることはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SnO2 またはSiO2 を添加しない従来材料に比較し
て、高いQ値を有する磁器組成物を得ることができる。
すなわち、本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、マイ
クロ波域で高いQ値を得ることができ、この磁器組成物
を用いれば、低損失で高周波特性に優れた誘電体素子を
得ることができる。
SnO2 またはSiO2 を添加しない従来材料に比較し
て、高いQ値を有する磁器組成物を得ることができる。
すなわち、本発明の高周波用誘電体磁器組成物は、マイ
クロ波域で高いQ値を得ることができ、この磁器組成物
を用いれば、低損失で高周波特性に優れた誘電体素子を
得ることができる。
【図1】Q値に対するSnO2 の添加の効果を示したグ
ラフである。
ラフである。
【図2】磁器組成物の製造についての工程図である。
【図3】Q値に対するSiO2 の添加の効果を示したグ
ラフである。
ラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式((MgO)1-X (Ti
O2 )X )1-Y (SnO2 )Y について、 Xの値が、0.1≦X≦0.55の範囲であり、 かつ、Yの値が、0.001≦Y≦0.2の範囲である
ことを特徴とする高周波用誘電体磁器組成物。 - 【請求項2】 Xの値が、0.2≦X≦0.55の範囲
であり、 かつ、Yの値が、0.002≦Y≦0.1の範囲である
ことを特徴とする請求項1記載の高周波用誘電体磁器組
成物。 - 【請求項3】 一般式((MgO)1-X (Ti
O2 )X )1-Y (SiO2 )Y について、 Xの値が、0.1≦X≦0.55の範囲であり、 かつ、Yの値が、0.001≦Y≦0.2の範囲である
ことを特徴とする高周波用誘電体磁器組成物。 - 【請求項4】 Xの値が、0.2≦X≦0.55の範囲
であり、 かつ、Yの値が、0.002≦Y≦0.2の範囲である
ことを特徴とする請求項3記載の高周波用誘電体磁器組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7040727A JPH08231269A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 高周波用誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7040727A JPH08231269A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 高周波用誘電体磁器組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231269A true JPH08231269A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12588661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7040727A Pending JPH08231269A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 高周波用誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231269A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6069104A (en) * | 1998-06-12 | 2000-05-30 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Microwave dielectric porcelain composition |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7040727A patent/JPH08231269A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6069104A (en) * | 1998-06-12 | 2000-05-30 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Microwave dielectric porcelain composition |
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