JPH08231680A - プラスチゾルの接着性付与剤 - Google Patents

プラスチゾルの接着性付与剤

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JPH08231680A
JPH08231680A JP7038094A JP3809495A JPH08231680A JP H08231680 A JPH08231680 A JP H08231680A JP 7038094 A JP7038094 A JP 7038094A JP 3809495 A JP3809495 A JP 3809495A JP H08231680 A JPH08231680 A JP H08231680A
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JP
Japan
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type
diisocyanate
acid
plastisol
compound
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Withdrawn
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JP7038094A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Asahina
芳幸 朝比奈
Hirotada Sasahara
啓正 笹原
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩化ビニル系プラスチゾルの可塑剤との相溶
性に優れ、低温での接着性、耐黄変性に優れたプラスチ
ゾルの接着性付与剤を提供するものである。 【構成】 遊離アルキルフェノール系化合物及びブロッ
クポリイソシアナートを含有し、かつブロックポリイソ
シアナートに対する該遊離アルキルフェノール系化合物
の重量比が0.1〜20であることを特徴とするプラス
チゾルの接着性付与剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチゾルの接着性付
与剤、更に詳しくは自動車産業等の金属塗装面にプラス
チゾルを強固に接着させるための接着性付与剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチゾル例えば塩化ビニル系プラス
チゾルは金属塗装面への接着性を向上させるために接着
性付与剤を添加する。接着性付与剤としては例えばブロ
ックポリイソシアナートやポリアミドアミン化合物等が
使用されている。例えば特公昭59−52901号公報
ではポリオール類と有機ジイソシアナートからのイソシ
アナート基を有するウレタンプレポリマーのブロック剤
によるブロック化ウレタンプレポリマーとポリアミド系
化合物が、特公昭62−41278号公報では平均分子
量が1000〜10000のジイソシアネート重合体の
長鎖アルキルフェノールブロック体が、特開平1−17
0633号公報ではポリアミンとイソシアヌレート型ポ
リイソシアナートのブロツク化ウレタンプレポリマー
が、特開平3−29257号公報では2種以上のアルキ
ルフェノールブロック剤でランダムブロツクした芳香族
ジイソシアナートの重合体等がある。
【0003】ポリアミドアミン化合物は接着性付与の効
果は優れているが、耐水性、黄変性性等に課題を有して
いる。また、ブロックポリイソシアナートは耐水性等に
優れているものの塩化ビニル系プラスチゾルの可塑剤と
の相溶性が悪く、低温での接着性に劣る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は塩化ビニル系
プラスチゾルの可塑剤との相溶性に優れ、低温での接着
性、耐黄変性に優れたプラスチゾルの接着性付与剤を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、イソシアナー
ト基反応していない遊離のアルキルフェノール系化合物
とブロックポリイソシアナートを併用することにより完
成した。本発明は、遊離アルキルフェノール系化合物及
びブロックポリイソシアナートを含有し、かつブロック
ポリイソシアナートに対する該遊離アルキルフェノール
系化合物の重量比が0.1〜20であることを特徴とす
るプラスチゾルの接着性付与剤に関するものであり、更
にブロックポリイソシアナートが脂肪族及び/または脂
環族ジイソシアナートから誘導されるものが好ましい。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いるポリイソシアナートは、例えばジイソシアナート
から得ることができる。ジイソシアナートとして、トリ
レンジイソシアナート、ジフェニルメタンジソイシアナ
ート、ナフチレンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート等の芳香族ジイソシアナート、炭素数4〜3
0の脂肪族ジイソシアナート、炭素数8〜30の脂環族
ジイソシアナートのものが好ましく、例えば、1,4−
テトラメチレンジイソシアナート、1,5−ペンタメチ
レンジイソシアナート、1,6−ヘキサメチレンジイソ
シアナート、2,2,4(または2,4,4)−トリメ
チル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアナート、リジ
ンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、
1,3−ビス(イソシアナートメチル)−シクロヘキサ
ン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアナー
ト、キシリレンジイソシアナート、テトラメチルキシレ
ンジイソシアナート等を挙げられる。中でも外観、工業
的入手の容易さから、1,6−ヘキサメチレンジイソシ
アナート(以下HMDIと称す)、イソホロンジイソシ
アナート(以下IPDIと称す)が好ましい。これら
は、単独あるいは2種以上混合して使用してもよい。
【0007】これらのジイソシアナートは、活性水素化
合物と反応させて得られるウレタン変性ポリイソシアナ
ート、ビウレット型ポリイソシアナート、イソシアナー
ト基の重合で得られるイソシアヌレート型ポリイソシア
ナート等がある。ウレタン変性ポリイソシアナートはジ
イソシアナートと分子内に2個以上の活性水素を有する
化合物を反応させて得ることができる。この様な活性水
素を有する化合物としては、低分子活性水素量化合物及
び高分子量活性水素化合物がある。低分子量活性水素化
合物としては、エチレングリコール、1,2−または
1,3−ブロピレングリコール、1,3−または1,4
−または2,3−ブチレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、2−メチル−
2,4−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタンジオール、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリトリトール等がある。
【0008】高分子量活性水素化合物としては、脂肪族
炭化水素ポリオール類、ポリエーテルポリオール類、ポ
リエステルポリオール類、エポキシ樹脂類が挙げられ
る。脂肪族炭化水素ポリオール類として、末端水酸基化
ポリブタジエンやその水素添加物等が挙げられる。また
ポリエーテルポリオール類として、グリセリンやプロピ
レングリコール等の多価アルコールの単独または混合物
に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどの
アルキレンオキサイドの単独または混合物を付加して得
られるポリエーテルポリオール類、ポリテトラメチレン
グリコール類、更にアルキレンオキサイドにエチレンジ
アミン、エタノールアミン類などの多官能化合物を反応
させて得られるポリエーテルポリオール類及び、これら
ポリエーテル類を媒体としてアクリルアミド等を重合し
て得られる、いわゆるポリマーポリオール類等が含まれ
る。
【0009】ポリエステルポリオール類として、コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、無水マレイ
ン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の
カルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単独または混合
物と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメ
チロールプロパン、グリセリン等の群から選ばれた多価
アルコールの単独または混合物との縮合反応によって得
られるポリエステルポリオール樹脂類及び例えばε−カ
プロラクトンを多価アルコールを用いて開環重合して得
られるようなポリカプロラクトン類等が挙げられる。
【0010】エポキシ樹脂類として、ノボラック型、β
−メチルエピクロ型、環状オキシラン型、グリシジルエ
ーテル型、グリコールエーテル型、脂肪族不飽和化合物
のエポキシ型、エポキシ化脂肪酸エステル型、多価カル
ボン酸エステル型、アミノグリシジル型、ハロゲン化
型、レゾルシン型等のエポキシ樹脂類が挙げられる。イ
ソシアヌレート型ポリイソシアネートを得るためのイソ
シアヌレート化反応は通常触媒が用いられる。ここで用
いられる触媒は、一般に塩基性を有するものが好まし
く、例えばテトラメチルアンモニウム、テトラエチル
アンモニウム等のテトラアルキルアンモニウムのハイド
ロオキサイド、酢酸、カプリン酸等の有機弱酸塩、例
えばトリメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、トリ
メチルヒドロキシエチルアンモニウム、トリエチルヒド
ロキシプロピルアンモニウム、トリエチルヒドロキシエ
チルアンモニウム等のヒドロキシアルキルアンモニウム
のハイドロオキサイド、酢酸、カプリン酸等の有機弱酸
塩、アルキルカルボン酸の例えば錫、亜鉛、鉛等のア
ルキル金属塩、例えばナトリウム、カリウム等の金属
アルコラート、ヘキサメチルジシラザン等のアミノシ
リル基含有化合物、マンニッヒ塩基類、第二アミン
類とエポキシ化合物との併用、例えばトリブチルホス
フィン等の燐系化合物等がある。
【0011】触媒濃度は、通常、イソシアネート化合物
に対して10ppm〜1.0%の範囲から選択される。
反応は溶媒を用いても、用いなくてもよい。溶媒を用い
る場合は、イソシアネート基に対して不活性な溶剤を用
いるべきである。反応温度は通常20〜160℃、好ま
しくは40〜130℃である。反応終点は用いる多価ア
ルコールにより異なるが、収率が概ね30%以上とな
る。
【0012】反応が目的の収率に達したならば、例え
ば、スルホン酸、燐酸等により触媒を失活させ、反応を
停止する。未反応ジイソシアネートおよび溶剤を除去し
イソシアヌレート構造を有するイソシアヌレート型ポリ
イソシアネートを得ることができる。またイソシアヌレ
ート化反応に先立ちあるいは同時に低分子量活性水素化
合物とジイソシアナートのウレタン化反応を行っても良
い。低分子量活性水素化合物とは前記以外にモノアルコ
ールである例えば炭素数1から13のメタノール、エタ
ノール、ブタノール、ヘプタノール、2−エチルヘキサ
ノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ト
リデカノール等がある。
【0013】この様にして得られたポリイソシアナート
のイソシアナート基をブロック剤と反応させ、ブロック
ポリイソシアナートが得られる。ブロック剤として、ア
ルキルフェノール系、フェノール系、活性メチレン、メ
ルカプタン系、酸アミド系、酸イミド系、イミダゾール
系、尿素系、オキシム系、アミン系、イミド系、ピラゾ
ール系化合物等がある。
【0014】具体的なブロック化剤として、(1)フェ
ノール系;フェノール、クレゾール、エチルフェノー
ル、スチレン化フェノール、ヒドロキシ安息香酸エステ
ル等、(2)活性メチレン系;マロン酸ジメチル、マロ
ン酸ジエチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、
アセチルアセトン等、(3)メルカプタン系;ブチルメ
ルカプタン、ドデシルメルカプタン等、(4)酸アミド
系;アセトアニリド、酢酸アミド、ε−カプロラクタ
ム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム等、
(5)酸イミド系;コハク酸イミド、マレイン酸イミド
等、(6)イミダゾール系;イミダゾール、2−メチル
イミダゾール等、(7)尿素系;尿素、チオ尿素、エチ
レン尿素等、(8)オキシム系;ホルムアルドオキシ
ム、アセトアルドオキシム、アセトオキシム、メチルエ
チルケトオキシム、シクロヘキサノンオキシム等、
(9)アミン系;ジフェニルアミン、アニリン、カルバ
ゾール等、(10)イミン系;エチレンイミン、ポリエ
チレンイミン等、(11)重亜硫酸塩;重亜硫酸ソーダ
等、(12)ピラゾール系;ピラゾール、3−メチルピ
ラゾール、3,5−ジメチルピラゾール等が挙げられ
る。
【0015】フェノール系、オキシム系、酸アミド系、
活性メチレン系が好ましく、特にスチレン化フェノー
ル、アセトオキシム、メチルエチルケトオキシム、ε−
カプロラクタム、アセト酢酸エチル、マロン酸エチルが
好ましく、2種以上混合しても良い。ポリイソシアナー
トとブロック剤との反応は溶剤の存在の有無に関わらず
行うことができる。溶剤を用いる場合、イソシアナート
基に対して不活性な溶剤を用いる必要がある。
【0016】前記ブロック化反応に際して、錫、亜鉛、
鉛等の有機金属塩及び3級アミン等を触媒として用いて
もよい。反応は、一般に−20〜150℃で行うことが
出来るが、好ましくは0〜100℃である。100℃以
上では副反応を起こす可能性があり、他方、あまり低温
になると反応速度が小さくなり不利である。
【0017】この様にして得られたブロックポリイソシ
アナートは、活性水素含有アミノ基を有するモノもしく
はポリアミドアミン化合物、ポリアミン等の化合物、ブ
ロックポリイソシアナート反応促進剤と併用して使用す
ることができる。前記モノもしくはポリアミドアミン化
合物のアミン価は通常30以上、好ましくは100〜4
50である。アミン価が30未満の場合、相溶性が低下
する。分子量は通常200〜5000、好ましくは50
0〜3000である。
【0018】前記ポリアミンとしては、例えば脂肪族、
脂環族ポリアミンであるエチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、イソホロンジアミン、シクロヘキサンジアミン
等、芳香族ポリアミンであるキシリレンジアミン、トリ
レンジアミン、フェニレンジアミン等がある。前記ブロ
ックポリイソシアナート反応促進剤は例えば、アルカリ
金属化合物として、炭素原子数8〜18の脂肪酸、アル
キル硫酸、アルキルスルホン酸またはこれらのポリオキ
シエチレン付加物のカリウム塩、ナトリウム塩等があ
り、更に鉛白、塩基性ケイ酸鉛、三塩基性硫酸鉛、三塩
基性亜リン酸鉛、シリカゲル共沈ケイ酸鉛、亜鉛華等の
無機金属化合物、炭素数2〜18の脂肪酸とカドミウ
ム、バリウム、カルシウム、亜鉛、鉛、錫、マグネシウ
ム等の金属塩等があり、2種以上併用することもでき
る。
【0019】更に可塑剤により希釈され、調整される。
接着性付与剤組成物中の可塑剤濃度は20〜80%であ
ることが好ましい。可塑剤としては、塩化ビニル系重合
体に用いられるものであれば特に制限されるものではな
く、例えば、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−n
−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(以下D
OPと称す)、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジイ
ソデシル、フタル酸ブチルベンジル、イソフタル酸ジ−
2−エチルヘキシル等のフタル酸系、アジピン酸ジ−2
−エチルヘキシル、アジピン酸−n−デシル、アジピン
酸ジイソデシル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘ
キシル等の脂肪酸エステル系、リン酸トリブチル、リン
酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸−2−エチルヘキ
シルジフェニル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステ
ル系、エポキシ化大豆油、エポキシ化トール油脂肪酸−
2−エチルヘキシル等のエポキシ系等が挙げられ、特に
フタル酸系の可塑剤が広く用いられている。これらの1
種または2種以上を混合して使用することができる。
【0020】従来のブロックポリイソシアネートはこれ
らの可塑剤との相溶性が悪く、使用が限定されていた。
しかし、本発明の接着性付与剤中の遊離アルキルフェノ
ール系化合物はブロックポリイソシアナートの可塑剤へ
の相溶化剤として優れているので、塩化ビニル系重合体
の可塑剤すべてに使用できることになった。この様なア
ルキルフェノール系化合物としては、炭素原子数4以上
のアルキル基を置換基として有するモノおよびジアルキ
ルフェノール類であって、例えばn−プロピルフェノー
ル、i−プロピルフェノール、n−ブチルフェノール、
sec−ブチルフェノール、t−ブチルフェノール、n
−ヘキシルフェノール、2−エチルヘキシルフェノー
ル、n−オクチルフェノール、n−ノニルフェノール等
のモノアルキルフェノール類、ジ−n−プロピルフェノ
ール、ジイソプロピルフェノール、イソプロピルクレゾ
ール、ジ−n−ブチルフェノール、ジ−t−ブチルフェ
ノール、ジ−sec−ブチルフェノール、ジ−n−オク
チルフェノール、ジ−2−エチルヘキシルフェノール、
ジ−n−ノニルフェノール等のジアルキルフェノール類
が挙げられる。
【0021】本発明の組成物は遊離アルキルフェノール
系化合物及びブロックポリイソシアナートを必須成分と
し、かつブロックポリイソシアナートに対する該アルキ
ルフェノール系化合物の重量比が0.1〜20である。
0.1未満であるとプラスチゾルに接着性付与剤組成物
が添加された場合、相溶化効果が充分でなく、20を越
えるとアルキルフェノール系化合物の濃度が高くなり、
プラスチゾル物性に悪影響を及ぼす。好ましくは0.5
〜5である。
【0022】本発明の接着性付与剤は可塑剤に分散され
た塩化ビニル系重合体組成物に添加される。塩化ビニル
系重合体は、塩化ビニルまたは塩化ビニルとそれに共重
合可能なコモノマーとの混合物とを乳化剤及び水溶性重
合開始剤の存在下に乳化重合して製造される粒径5μ以
下、好ましくは0.05〜3μ程度のベースレジン、ま
たは分散剤及び油溶性重合開始剤の存在下、塩化ビニル
または塩化ビニルとそれに共重合可能なコモノマーとの
混合物の全量または一部を機械的に微分散した後重合す
る微懸濁重合法によって製造されるペーストレジンまた
はペーストレジン混合用のレジンである。また、通常の
懸濁重合によって製造された粒径の大きな塩化ビニール
樹脂または塩化ビニル共重合樹脂をペーストゾルの粘
度、流動性、加工性等に悪影響を及ぼさない範囲で併用
しても良い。塩化ビニルに共重合可能なコモノマーとし
ては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリ
ン酸ビニル等のビニルエステル類、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート、3−ヒドロキシブチルアクリレート等の
アクリル酸エステル類、メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のメタク
リル酸エステル、ジブチルマレエート、ジエチルマレエ
ート、エチル・2−ヒドロキシエチルマレエート等のマ
レイン酸エステル類、ジブチルフマレート、ジエチルフ
マレート等のフマルート酸エステル類、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルヒドロキシブチ
ルエーテル、ビニルオクチルエーテル類のビニルエーテ
ル類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシア
ン化ビニル類、エチレン、プロピレン、スチレン等のα
−オレフィン類、塩化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化
ビニル以外のハロゲン化ビニリデンまたはハロゲン化ビ
ニル類、n−メチロール−アクリルアミドが挙げられ
る。
【0023】最終的プラスチゾル組成物は上記成分以外
に、希釈剤、充填剤、増粘剤、着色剤等を添加できる。
希釈剤としては脂肪族系溶剤例えば、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタンねノナン、デカン等、ナフテン系炭化水素
溶剤としてはシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
ジメチルシクロヘキサン、ジエチルシクロヘキサン等、
芳香族系溶剤としてはトルエン、キシレン、エチルベン
ゼン、ソレベッソ#100(エッソ化学製)、ソルベッ
ソ#150(エッソ化学製)、充填剤としては、例えば
軽質または重質炭酸カルシウム、タルク、ケイソウ土、
カオリン、硫酸バリウム等の無機充填剤、セルロース
粉、粉末ゴム、再生ゴム等の有機系充填剤を挙げること
ができる。増粘剤としては、無水シリカ、有機ベントナ
イト、金属石鹸等が挙げられる。
【0024】この様に調整されたプラスチゾル組成物の
塗布量は通常150〜3000g/m2であり、塗布膜
厚は通常0.15〜3mmである。塗布後焼付が行われ
るが、その場合の温度は110〜150℃、焼付時間は
20〜40分である。塗装方法は例えば、スプレー塗
布、ハケ塗り、浸漬、注入、流し込み、エアスプレー等
の方法を用いることができる。
【0025】本発明の接着性付与剤組成物はプラスチゾ
ル組成物に添加され、シーリング剤、アンダーコート
剤、耐チッピング剤として各種工業用途に応用される。
特に自動車工業においてカチオン電着塗装が施された自
動車車体の上に、防錆、飛び小石等の接触の際の緩衝を
目的として、さらにはピンホール、隙間等の目止めを目
的として、例えばポリエステル樹脂塗料、エポキシ樹脂
塗料、アクリル樹脂塗料等の下地塗料として利用され
る。
【0026】
【実施例】実施例及び比較例中の「部」は重量基準であ
る。プラスチゾルを下記のように調整し、接着性を評価
した。プラスチゾルの組成を「塩化ビニルストレートレ
ジン(鐘淵化学工業の商品名「カネビニルPSL−1
0」)70部、塩化ビニル共重合体(鐘淵化学工業の商
品名「カネビニルPCH−12」)30部、ジオクチル
フタレート110部、炭酸カルシウム150部、2塩基
性亜燐酸鉛3部、ポリアミドアミン(ヘンケル社の商品
名バーサミド140)3部、接着性付与剤3部」とし、
カチオン電着塗装板を被着体として、ゾル厚さ0.5m
m、120℃×30分で焼付後、せん断接着強度を引張
速度5mm/分で測定した。
【0027】15kg/cm2以上を○、未満を×とし
て評価した。
【0028】
【実施例1】撹拌機、温度計、還流冷却管を取り付けた
4ツ口フラスコにイソシアヌレート型ポリイソシアネー
トである旭化成工業(株)の商品名「デュラネートTP
A」(ソイシアナート濃度23.2%)100部をDO
P73部に溶解した後、メチルエチルケトオキシム50
部(過剰量 2部)を40〜50℃の範囲で、1時間か
け添加した。赤外スペクトルによるイソシアナート基の
吸収が消失した事を確認し、ノニルフェノール73部を
添加、混合しブロックポリイソシアナートを得た。この
溶液を20℃、24時間放置後も均一溶液であった。こ
の場合のブロックポリイソシアナートに対するイソシア
ナートと反応していないノニルフェノールの重量比は
0.49であった。
【0029】
【実施例2〜4、比較例1〜2】DOPとノニルフェノ
ールの添加量を表1とした以外は実施例4と同様に行っ
た。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】それまで限定されたブロックポリイソシ
アナートしか使用できなかったが、本発明はプラスチゾ
ルの可塑剤へのブロックポリイソシアナートの溶解性が
改善されたことにより、プラスチゾル組成物の設計が多
様になり、用途に応じ例えば低温焼付での接着性が向
上、黄変の低下等ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊離アルキルフェノール系化合物及びブ
    ロックポリイソシアナートを含有し、かつブロックポリ
    イソシアナートに対する該遊離アルキルフェノール系化
    合物の重量比が0.1〜20であることを特徴とするプ
    ラスチゾルの接着性付与剤。
  2. 【請求項2】 ブロックポリイソシアナートが脂肪族及
    び/または脂環族ジイソシアナートから誘導されること
    を特徴とする請求項1記載のプラスチゾルの接着性付与
    剤。
JP7038094A 1995-02-27 1995-02-27 プラスチゾルの接着性付与剤 Withdrawn JPH08231680A (ja)

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JP7038094A JPH08231680A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 プラスチゾルの接着性付与剤

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JP7038094A JPH08231680A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 プラスチゾルの接着性付与剤

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JP7038094A Withdrawn JPH08231680A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 プラスチゾルの接着性付与剤

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JP (1) JPH08231680A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076563A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Hiraoka & Co Ltd 透明不燃シート

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