JPH08232946A - 複合ロ−ラ - Google Patents

複合ロ−ラ

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JPH08232946A
JPH08232946A JP6494795A JP6494795A JPH08232946A JP H08232946 A JPH08232946 A JP H08232946A JP 6494795 A JP6494795 A JP 6494795A JP 6494795 A JP6494795 A JP 6494795A JP H08232946 A JPH08232946 A JP H08232946A
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Tetsuhisa Yamamoto
哲久 山本
Takahiro Nakagawa
敬弘 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外周被覆層の永久歪を軽減し、永久歪により
ズレや段差が生じた場合でも迅速に回復する機能を備え
ることで、特にエレベータ用ガイドローラのような一般
産業機器の騒音や振動の防止に有効な複合ローラを提供
する。 【構成】 車軸または回転軸に支持される芯金としての
ハブ部材12を有し、このハブ部材12の外周に沿って
緩衝、防振および吸音する表面弾性層15が接合されて
一体化されてなる複合ローラ10であって、ハブ部材1
2と表面弾性層15との間に、中間弾性吸収層13およ
び中間補強層14を順に介在させて成形してなってお
り、表面弾性層15に生じた永久歪を中間弾性吸収層1
3で吸収し、剛性を中間補強層14で分担する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般産業機器の回転駆
動部に用いられる複合ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エスカレータ用ステップロー
ラ、エレベータ用ガイドローラ、各種台車や遊戯車両
(コースタ)の車輪ローラ、自動ドア、医療ベッド用キ
ャスタ、そしてOA機器架台用ローラ等の広汎な機器に
あって、それらに内蔵の回転駆動部用の伝動用として、
あるいは機器自体を移動させたり搬送したりするための
車輪用としてソリッドローラとも呼ばれる複合ローラが
使用されている。これらの複合ローラはいずれも厳しい
駆動条件下で使用されるために、消耗も激しく短寿命に
終わることが多い。特に、上記エレベータ用ガイドロー
ラとして使用される複合ローラの場合には、上昇と下降
による運転−停止が頻繁に繰り返され、停止時でも相当
の負荷が作用し続ける。図5は、そうした部分に使用さ
れる複合ローラ1を示している。この複合ローラ1は、
回転シャフト2上にベアリング3を介して回転自在に軸
支されるもので、ベアリング3の外周面には金属もしく
は合成樹脂等の材質のハブ部材4がかしめ嵌合などされ
ている。また、このハブ部材4の外周面に沿って被覆し
てあるゴムまたは樹脂などの表面弾性部材5によって緩
衝、防振および吸音するようにしてなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような形状の複合
ローラ1をエレベータ用ガイドローラとして使用する
と、停止時に作用し続ける負荷によって表面弾性部材5
に永久歪が発生し、それによって生じるハブ部材4との
間のズレや段差で、運転駆動中に回転速度が高まる程騒
音が大きくなる不都合がある。本発明は、外周被覆層の
永久歪を軽減し、永久歪によりズレや段差が生じた場合
でも迅速に回復する機能を備えることで、特にエレベー
タ用ガイドローラのような一般産業機器の騒音や振動の
防止に有効な複合ローラを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の複合ローラは、
車軸または回転軸に支持される芯金としてのハブ部材を
有し、このハブ部材の外周に沿って緩衝、防振および吸
音する表面弾性層が形成されて一体化されてなるもの
で、ハブ部材と表面弾性層との間に、中間弾性吸収層お
よび中間補強層を順に介在させている。中間補強層とし
ては、リング状の金属環部材と樹脂環部材の二層の接合
体とすることもでき、中間弾性吸収層には、永久歪が小
さく歪回復性に優れたゴム、例えば天然ゴム、ニトリル
ゴムまたはエチレンプロピレンゴム等を選定して用いる
ことができる。
【0005】
【作用】特に、運転と停止が頻繁に繰り返されて、停止
中でも重量負荷が作用し続けるような使用条件下では、
表面弾性層にハブ部材側の材質や物理的性質の相違によ
って永久歪が発生し易い。表面弾性層に発生した永久歪
はその下層に形成された中間弾性吸収層で吸収され、速
やかに原形に回復する。また、重量負荷は中間補強層が
分担する。これによって、表面弾性層には永久歪の回復
と負荷軽減の両作用が付与され、ハブ部材側とのズレや
段差発生による騒音や振動を防止する。
【0006】
【実施例】以下、本発明による複合ローラの実施例を図
に基づいて説明する。図1および図2は、本発明による
第1実施例の複合ローラ10の一部破断による斜視図と
側面断面図を示している。複合ローラ10は回転シャフ
ト30上にベアリング等の軸受11を介して機器に軸支
される。軸受11の外周には鉄、鋳鉄およびアルミニウ
ム等の金属または樹脂材等による芯金のハブ部材12が
嵌合されている。ハブ部材12の外周にはゴム、例えば
天然ゴム、ニトリルゴムまたはエチレンプロピレンゴム
等による中間弾性吸収層13が焼成などして形成されて
いる。この中間弾性吸収層13の材質には永久歪の発生
が少なく、また歪が発生した場合でも原形回復性に優れ
たものが選定される。さらに、中間弾性吸収層13の外
周には比較的に薄層で上記ハブ部材12と同質の金属ま
たは樹脂材による中間補強層14が焼き嵌めなどの手段
でもって接合されている。更に、最外層として中間補強
層14の外周には表面弾性層15が形成されていて、こ
の表面弾性層15はウレタンゴムやシリコンゴム等のゴ
ム状弾性材、あるいは熱可塑性樹脂を溶融状態から射出
成形などして、上記中間補強層14の上からこれを完全
に被覆するような形で所定の厚さに形成されている。こ
の表面弾性層15では中間弾性吸収層13と共に、ロー
ラ駆動時に作用する機器からの負荷荷重を緩衝し、防
振、吸音などの機能を満足させる部分となっている。
【0007】以上の各部材、各層からなる複合積層体の
複合ローラ10では、その製造手順例として、軸受11
上にハブ部材12、中間弾性吸収層13、中間補強層1
4を予めそれぞれ所要の厚さでリング状に成形しておい
て、それらを順に焼成して接合して積層複合体とした上
で、最後にその積層複合体に表面弾性層15を焼成して
一体化することができる。
【0008】従って、上記第1実施例の複合ローラ10
では、回転シャフト30を介し機器に取り付けられて駆
動する際、例えば駆動停止中でも相当の荷重がローラ全
体に負荷され続けているような場合、最上層である表面
弾性層15ではその負荷によって中間補強層14との熱
膨張や材質上の違いによって永久歪が発生する。表面弾
性層15にはもともと耐摩耗性や耐熱性に優れた材質が
選定されてはいるが、エレベータ用ガイドローラのよう
に上昇と下降による運転−停止が頻繁に繰り返され、停
止時でも相当の負荷が作用し続けるような厳しい使用条
件下では永久歪の発生を完全に抑えることはできない。
【0009】表面弾性層15に発生した永久歪は中間弾
性吸収層13で吸収される。中間弾性吸収層13は永久
歪の発生が少なく、また歪が発生した場合でも原形回復
性に優れているが、耐摩耗性や耐熱性などの物理的性質
の面では表面弾性層15よりも劣る。それを両層間に介
在させた金属等による剛性の高い中間補強層14で補足
することができる。中間補強層14による負荷の負担に
よって運転停止中の重量負荷を軽減し、表面弾性層15
に発生した永久歪を最小限に抑え、仮に永久歪が発生し
た場合でもそれを速やかに回復させる。
【0010】一方、図3および図4は、本発明による第
2実施例の複合ローラ20を示している。この複合ロー
ラ20では、上記第1実施例で示された複合ローラ10
の中間補強層14を次のように二層の接合体として形成
させたものである。即ち、第1層として鉄、鋳鉄および
アルミニウム等の金属をリング状に成形した金属環部材
16が用いられ、この金属環部材16の外周に好適な樹
脂材をリング状に成形した樹脂環部材17を焼成等の適
宜接合手段でもって一体接合してなっている。この際、
金属環部材および樹脂環部材の組合せの順序を逆にする
こともできる。
【0011】
【発明の効果】本発明による複合ローラは、運転と停止
が頻繁に繰り返されて、停止中でも重量負荷が作用し続
けるような使用条件下で、表面弾性層にハブ部材側の材
質や物理的性質の相違でもって発生した永久歪は、その
下層に形成された中間弾性吸収層で吸収され、速やかに
原形に回復し、また重量負荷は中間補強層が分担するた
め、表面弾性層には永久歪の回復と負荷軽減の両作用が
付与され、ハブ部材側とのズレや段差発生による騒音や
振動を防止することはもとより、ロー全体の劣化等で不
良化するのを最小限に抑え、耐久性が格段に向上して多
種多様な機器の回転駆動部に最好適に利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の複合ローラを示す一
部断面による斜視図である。
【図2】第1実施例の複合ローラの正面断面図である。
【図3】第2実施例の複合ローラの正面断面図である。
【図4】第1実施例の変形例である複合ローラの正面断
面図である。
【図5】従来例の複合ローラの斜視図である。
【符号の説明】
10 複合ローラ 11 軸受 12 ハブ部材 13 中間弾性吸収層 14 中間補強層 15 表面弾性層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】以下、本発明による複合ローラの実施例を図
に基づいて説明する。図1および図2は、本発明による
第1実施例の複合ローラ10の一部破断による斜視図と
側面断面図を示している。複合ローラ10は回転シャフ
ト30上にベアリング等の軸受11を介して機器に軸支
される。軸受11の外周には鉄、鋳鉄およびアルミニウ
ム等の金属または樹脂材等による芯金のハブ部材12が
嵌合されている。ハブ部材12の外周にはゴム、例えば
天然ゴム、ニトリルゴムまたはエチレンプロピレンゴム
等による中間弾性吸収層13が焼成などして形成されて
いる。この中間弾性吸収層13の材質には永久歪の発生
が少なく、また歪が発生した場合でも原形回復性に優れ
たものが選定される。さらに、中間弾性吸収層13の外
周には比較的に薄層で上記ハブ部材12と同質の金属ま
たは樹脂材による中間補強層14が焼付け、接着などの
手段でもって接合されている。更に、最外層として中間
補強層14の外周には表面弾性層15が形成されてい
て、この表面弾性層15はウレタンゴムやシリコンゴム
等のゴム状弾性材、あるいは熱可塑性樹脂を溶融状態か
ら射出成形などして、上記中間補強層14の上からこれ
を完全に被覆するような形で所定の厚さに形成されてい
る。この表面弾性層15では中間弾性吸収層13と共
に、ローラ駆動時に作用する機器からの負荷荷重を緩衝
し、防振、吸音などの機能を満足させる部分となってい
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸または回転軸に支持される芯金とし
    てのハブ部材を有し、このハブ部材の外周に沿って緩
    衝、防振および吸音する表面弾性層が形成されて一体化
    されてなる複合ローラであって、 ハブ部材と表面弾性層との間に、中間弾性吸収層および
    中間補強層を順に介在させていることを特徴とする複合
    ローラ。
  2. 【請求項2】 中間補強層がリング状の金属環部材と樹
    脂環部材の二層の接合体である請求項1記載の複合ロー
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002195249A (ja) * 2000-10-04 2002-07-10 Nexpress Solutions Llc 層構造ローラ
CN107737856A (zh) * 2017-11-13 2018-02-27 江门市蓬江区华俊五金制品有限公司 零震动减噪音拉直机

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