JPH08235687A - テープテンション制御装置 - Google Patents
テープテンション制御装置Info
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- JPH08235687A JPH08235687A JP7035451A JP3545195A JPH08235687A JP H08235687 A JPH08235687 A JP H08235687A JP 7035451 A JP7035451 A JP 7035451A JP 3545195 A JP3545195 A JP 3545195A JP H08235687 A JPH08235687 A JP H08235687A
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- reel
- tape tension
- tension control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気的な回路構成による、一定のテープテン
ションで磁気テープを走行、特に高速走行又は高速走行
再生させるためのテープテンション制御装置を提供す
る。 【構成】 テープ巻取り側リールモータ3の駆動回路8
から検出されるフィードバック負荷電流Imと、両リー
ル4,5の巻径比演算手段13,14,16から演算される巻
径比Rmの入力に基づいて、テープ送出し側リールモー
タ2に印加する制御電圧VSを制御し、テープ巻取り側
リールモータ3の駆動トルクを制御するテンション制手
段路21を具える。
ションで磁気テープを走行、特に高速走行又は高速走行
再生させるためのテープテンション制御装置を提供す
る。 【構成】 テープ巻取り側リールモータ3の駆動回路8
から検出されるフィードバック負荷電流Imと、両リー
ル4,5の巻径比演算手段13,14,16から演算される巻
径比Rmの入力に基づいて、テープ送出し側リールモー
タ2に印加する制御電圧VSを制御し、テープ巻取り側
リールモータ3の駆動トルクを制御するテンション制手
段路21を具える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下、VTRと云う)やデジタルオーディオテープレコ
ーダ(以下、DATと云う)等の磁気記録再生装置に組み
込まれ、特にテープ高速走行モードでのテープテンショ
ンを制御する装置に関する。
(以下、VTRと云う)やデジタルオーディオテープレコ
ーダ(以下、DATと云う)等の磁気記録再生装置に組み
込まれ、特にテープ高速走行モードでのテープテンショ
ンを制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRやDATにおける磁気テー
プのテンションを制御する装置としては、様々な装置が
開発されている。例えば、特開平2−94153号(G
11B15/43)に開示された装置は、以下のような
構成である。
プのテンションを制御する装置としては、様々な装置が
開発されている。例えば、特開平2−94153号(G
11B15/43)に開示された装置は、以下のような
構成である。
【0003】図5は、上述装置のブロック図及びテープ
走行系の概略構成を示す図である。該構成では、予めR
OM(31)に、供給側リール(32)の巻径と、該巻径に応じ
た供給側リールモータ(33)の回転数又は該回転数で供給
側リールモータ(33)を駆動させるために必要な電圧値を
記憶させておく。そこで、供給側リール(32)に巻回され
た磁気テープ(34)の半径(巻径)を、回転センサー(35)に
よる供給側リールモータ回転数の検出によって算出し、
該巻径に応じた電圧値を供給側リールモータ(33)に供給
し、磁気テープ(34)のテンションが一定になるよう制御
している。
走行系の概略構成を示す図である。該構成では、予めR
OM(31)に、供給側リール(32)の巻径と、該巻径に応じ
た供給側リールモータ(33)の回転数又は該回転数で供給
側リールモータ(33)を駆動させるために必要な電圧値を
記憶させておく。そこで、供給側リール(32)に巻回され
た磁気テープ(34)の半径(巻径)を、回転センサー(35)に
よる供給側リールモータ回転数の検出によって算出し、
該巻径に応じた電圧値を供給側リールモータ(33)に供給
し、磁気テープ(34)のテンションが一定になるよう制御
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置によって行なわれるテープテンション制御は、リー
ルの巻径情報のみによって一意的に決まるオープンルー
プ制御である。従って、磁気テープそのもののトラブ
ル、例えば、傷、汚れ、伸びなどによってテープ走行時
における負荷の変化、テープテンションの増減等が生じ
ても、それを検出できずに、予め想定し得る巻径の値に
応じた駆動トルクしか供給できないため、上述の要因に
よるテープテンションの変動を抑制し得ない。
装置によって行なわれるテープテンション制御は、リー
ルの巻径情報のみによって一意的に決まるオープンルー
プ制御である。従って、磁気テープそのもののトラブ
ル、例えば、傷、汚れ、伸びなどによってテープ走行時
における負荷の変化、テープテンションの増減等が生じ
ても、それを検出できずに、予め想定し得る巻径の値に
応じた駆動トルクしか供給できないため、上述の要因に
よるテープテンションの変動を抑制し得ない。
【0005】又、テープ高速早送り再生モード、テープ
高速巻戻し再生モード、高速頭出しモード等のテープ高
速走行モードに於いて、磁気テープを高速、且つ一定速
度で走行させる場合に、テープ巻取り側リールモータの
駆動トルクは、テープ巻取り側リールの巻径増加による
トルク増加と、テープ送出し側リールで発生する逆起電
力による電磁ブレーキ作用とにより、テープの巻き終わ
り付近で急激に増加すると云う現象が発生する。
高速巻戻し再生モード、高速頭出しモード等のテープ高
速走行モードに於いて、磁気テープを高速、且つ一定速
度で走行させる場合に、テープ巻取り側リールモータの
駆動トルクは、テープ巻取り側リールの巻径増加による
トルク増加と、テープ送出し側リールで発生する逆起電
力による電磁ブレーキ作用とにより、テープの巻き終わ
り付近で急激に増加すると云う現象が発生する。
【0006】この電磁ブレーキ量は、リールモータの回
転数に比例するため、テープ速度が高速になる程、且つ
テープ巻き終わりに近付く程大きくなる(図4参照)。従
って、テープ高速走行モードの場合、テープテンション
制御を行わなければ、テープ巻き終わりに近付く程、テ
ープテンションが急激に増加してしまう不具合がある。
この電磁ブレーキ作用は、テープ送出し側リールモータ
の駆動電圧をゼロにしても発生する。従って、従来のテ
ープテンション制御装置のように、テープ送出し側リー
ルモータのバックトルクを制御する構成では、テープ送
出し側リールの駆動電圧がゼロのところまでしか制御で
きず、それ以降はテープテンションが増加してしまう。
又、この電磁ブレーキの影響を除くために、テープ送出
し側リールモータを電気的にオープンにすると、該リー
ルモータ自体の制御ができなくなる。
転数に比例するため、テープ速度が高速になる程、且つ
テープ巻き終わりに近付く程大きくなる(図4参照)。従
って、テープ高速走行モードの場合、テープテンション
制御を行わなければ、テープ巻き終わりに近付く程、テ
ープテンションが急激に増加してしまう不具合がある。
この電磁ブレーキ作用は、テープ送出し側リールモータ
の駆動電圧をゼロにしても発生する。従って、従来のテ
ープテンション制御装置のように、テープ送出し側リー
ルモータのバックトルクを制御する構成では、テープ送
出し側リールの駆動電圧がゼロのところまでしか制御で
きず、それ以降はテープテンションが増加してしまう。
又、この電磁ブレーキの影響を除くために、テープ送出
し側リールモータを電気的にオープンにすると、該リー
ルモータ自体の制御ができなくなる。
【0007】本発明の目的は、磁気テープの高速走行
(テープ高速走行モード)時に、テープ巻取り側の負荷電
流の変化を検出し、テープテンション変動を換算して、
その結果をテープ供給側リールモータの制御系にフィー
ドバックすることにより、テープテンションを一定に保
持させるテープテンション制御装置を提供することであ
る。
(テープ高速走行モード)時に、テープ巻取り側の負荷電
流の変化を検出し、テープテンション変動を換算して、
その結果をテープ供給側リールモータの制御系にフィー
ドバックすることにより、テープテンションを一定に保
持させるテープテンション制御装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のテープテンション制御装置の構成は、テー
プ巻取り側リールモータの駆動回路より検出した負荷電
流を、予め測定しておいた制御目標値と比較してエラー
量を算出し、該エラー量をテープ送出し側リールの駆動
系にフィードバックして、テープ送出し側リールモータ
の駆動トルクを制御するテープテンション制御手段を具
える構成とする。
に、本発明のテープテンション制御装置の構成は、テー
プ巻取り側リールモータの駆動回路より検出した負荷電
流を、予め測定しておいた制御目標値と比較してエラー
量を算出し、該エラー量をテープ送出し側リールの駆動
系にフィードバックして、テープ送出し側リールモータ
の駆動トルクを制御するテープテンション制御手段を具
える構成とする。
【0009】又、テープテンション制御手段には、両リ
ールのFG信号の周期を検出して巻径比を算出し、その
巻径比により、テープテンション制御目標値を切り換え
る目標値算出手段を具える。又、巻取り側リールモータ
の負荷電流が所定値を越えた場合、供給側リールモータ
へのトルク印加方向を正転又は逆転させる手段を具え
る。
ールのFG信号の周期を検出して巻径比を算出し、その
巻径比により、テープテンション制御目標値を切り換え
る目標値算出手段を具える。又、巻取り側リールモータ
の負荷電流が所定値を越えた場合、供給側リールモータ
へのトルク印加方向を正転又は逆転させる手段を具え
る。
【0010】
【作用】磁気テープを高速、且つ一定速度で走行させた
場合、テープ巻取り側リールでは、理想的には、テープ
巻取り側リールの巻径の増加分だけトルクが増加する
が、実際には、テープ送出し側リールモータに発生する
電磁ブレーキ作用や、テープそのものの傷、伸び、汚れ
等の要因により、テープ巻取り側リールの巻取り負荷が
時々刻々変化する。それが負荷電流の増減の要因とな
り、結果的にテープテンションが変動する。
場合、テープ巻取り側リールでは、理想的には、テープ
巻取り側リールの巻径の増加分だけトルクが増加する
が、実際には、テープ送出し側リールモータに発生する
電磁ブレーキ作用や、テープそのものの傷、伸び、汚れ
等の要因により、テープ巻取り側リールの巻取り負荷が
時々刻々変化する。それが負荷電流の増減の要因とな
り、結果的にテープテンションが変動する。
【0011】そこで、本発明の構成により、この負荷電
流の変化をテープテンションの変動として検出して、テ
ープ送出し側リールの制御系にフィードバックすること
により、テープテンションを一定に保つ。又、テープテ
ンション検出値(負荷電流値)が所定値を越えた場合、テ
ープ送出し側リールモータのトルク印加方向を逆転させ
ることにより、電磁ブレーキ作用の影響をも相殺する。
流の変化をテープテンションの変動として検出して、テ
ープ送出し側リールの制御系にフィードバックすること
により、テープテンションを一定に保つ。又、テープテ
ンション検出値(負荷電流値)が所定値を越えた場合、テ
ープ送出し側リールモータのトルク印加方向を逆転させ
ることにより、電磁ブレーキ作用の影響をも相殺する。
【0012】
【発明の効果】上述の構成により、テープ送出し側リー
ルモータは、テープ巻取り側リールモータの負荷電流を
フィードバック信号として制御され、その結果、磁気テ
ープ上の傷、伸び、汚れ等の要因によるテープテンショ
ンの変動が生じても、それを負荷電流の変化として検出
し、テープ送出し側リールモータの制御に反映させるの
で、テープテンションを一定に保持することができる。
従って、テープテンションの変動が抑制され、常に最適
なテープテンションで磁気テープを再生することができ
る。
ルモータは、テープ巻取り側リールモータの負荷電流を
フィードバック信号として制御され、その結果、磁気テ
ープ上の傷、伸び、汚れ等の要因によるテープテンショ
ンの変動が生じても、それを負荷電流の変化として検出
し、テープ送出し側リールモータの制御に反映させるの
で、テープテンションを一定に保持することができる。
従って、テープテンションの変動が抑制され、常に最適
なテープテンションで磁気テープを再生することができ
る。
【0013】尚、本発明の構成によれば、機械的なテー
プテンション検出機構を採用することなく、テープ巻取
り側のリールモータの負荷電流を検出するだけで、テー
プテンションを一定に保つことができ、更にテープ送出
し側のリールモータの回転方向を変えるだけで、テープ
高速走行モード時のテープテンションをも制御できるの
で有効である。
プテンション検出機構を採用することなく、テープ巻取
り側のリールモータの負荷電流を検出するだけで、テー
プテンションを一定に保つことができ、更にテープ送出
し側のリールモータの回転方向を変えるだけで、テープ
高速走行モード時のテープテンションをも制御できるの
で有効である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に沿
って詳述する。図1はテープテンション制御装置の回路
ブロック図、図2はリール巻径比Rmとリールモータの
負荷電流との関係を示すグラフ、図3はマイコンの動作
フローチャート図である。図1において、(1)はマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンと云う)、(2)は供給リ
ール駆動モータ(以下、Sリールモータと云う)、(3)は
巻取りリール駆動モータ(以下、Tリールモータと云
う)、(4)は供給リール(以下、Sリールと云う)、(5)
は巻取りリール(以下、Tリールと云う)、Tは磁気テー
プ(以下、テープと云う)、(7)、(8)はモータ駆動回
路、(9)、(10)はアンプである。
って詳述する。図1はテープテンション制御装置の回路
ブロック図、図2はリール巻径比Rmとリールモータの
負荷電流との関係を示すグラフ、図3はマイコンの動作
フローチャート図である。図1において、(1)はマイク
ロコンピュータ(以下、マイコンと云う)、(2)は供給リ
ール駆動モータ(以下、Sリールモータと云う)、(3)は
巻取りリール駆動モータ(以下、Tリールモータと云
う)、(4)は供給リール(以下、Sリールと云う)、(5)
は巻取りリール(以下、Tリールと云う)、Tは磁気テー
プ(以下、テープと云う)、(7)、(8)はモータ駆動回
路、(9)、(10)はアンプである。
【0015】ここで、マイコン(1)の構成は、、リール
モータ(2)(3)の回転周波数(以下、リールFGと云う)
から該回転周波数の周期を検出する周期検出回路(13)(1
4)と、該周期検出回路(13)(14)に接続されるテープ速度
制御回路(15)、及び周期検出回路(13)(14)に接続される
テープ巻径比演算回路(16)と、モータ駆動回路(7)(又
は、モータ駆動回路(8))の検出負荷電流を変換するA
/D(アナログ/デジタル)変換器(18)と、テープ巻径比
演算回路(16)及びA/D変換器(18)に接続されるテープ
テンション制御回路(21)と、該テープテンション制御回
路(21)に接続されるPWM回路(19)、及びテープ速度制
御回路(15)に接続されるPWM回路(20)とで構成されて
いる。
モータ(2)(3)の回転周波数(以下、リールFGと云う)
から該回転周波数の周期を検出する周期検出回路(13)(1
4)と、該周期検出回路(13)(14)に接続されるテープ速度
制御回路(15)、及び周期検出回路(13)(14)に接続される
テープ巻径比演算回路(16)と、モータ駆動回路(7)(又
は、モータ駆動回路(8))の検出負荷電流を変換するA
/D(アナログ/デジタル)変換器(18)と、テープ巻径比
演算回路(16)及びA/D変換器(18)に接続されるテープ
テンション制御回路(21)と、該テープテンション制御回
路(21)に接続されるPWM回路(19)、及びテープ速度制
御回路(15)に接続されるPWM回路(20)とで構成されて
いる。
【0016】更に、テープテンション制御回路(21)は、
テープ巻径比演算回路(16)に接続される制御目標値決定
回路(22)と、予め実験的に決められた制御目標値を貯え
るメモリ(23)と、A/D変換器(18)及び制御目標値決定
回路(22)に接続される制御量演算回路(24)と、該制御量
演算回路(24)に接続されてSリールモータ(2)の回転方
向を反転させる正・逆転判定回路(25)とで構成されてい
る。(26)(27)(28)(29)は切換えスイッチ、(30)は動作モ
ード切換え信号SOが入力される端子であり、該信号SO
によって切換えスイッチ(26)〜(29)が、図示(26a)(27
a)(28a)(29a)から(26b)(27b)(28b)(29b)へ切り
換えられる。尚、各切換えスイッチ(26)〜(29)の固定接
点には、添字a、bを付け、可動接点には添字cを付け
ている。(1a)(1b)(1c)(1d)(1e)(1f)はマイ
コン(1)の入出力ポート、(21a)、(21b)はマイコン
(1)内のテープテンション制御回路(21)の入力端子であ
り、説明のために便宜上付けたものであり、実際には存
在しない。
テープ巻径比演算回路(16)に接続される制御目標値決定
回路(22)と、予め実験的に決められた制御目標値を貯え
るメモリ(23)と、A/D変換器(18)及び制御目標値決定
回路(22)に接続される制御量演算回路(24)と、該制御量
演算回路(24)に接続されてSリールモータ(2)の回転方
向を反転させる正・逆転判定回路(25)とで構成されてい
る。(26)(27)(28)(29)は切換えスイッチ、(30)は動作モ
ード切換え信号SOが入力される端子であり、該信号SO
によって切換えスイッチ(26)〜(29)が、図示(26a)(27
a)(28a)(29a)から(26b)(27b)(28b)(29b)へ切り
換えられる。尚、各切換えスイッチ(26)〜(29)の固定接
点には、添字a、bを付け、可動接点には添字cを付け
ている。(1a)(1b)(1c)(1d)(1e)(1f)はマイ
コン(1)の入出力ポート、(21a)、(21b)はマイコン
(1)内のテープテンション制御回路(21)の入力端子であ
り、説明のために便宜上付けたものであり、実際には存
在しない。
【0017】本発明では、特にテープ高速早送り再生モ
ード(通常のテープ再生速度の数十倍のテープ速度。以
下、「キューモード」と云う)、テープ高速巻戻し再生
モード(通常のテープ再生速度の数十倍のテープ速度。
以下、「レビューモード」と云う)、高速頭出しモード
(通常のテープ再生速度の約100倍程度のテープ速度。以
下、「高速サーチ」)のように、磁気テープを高速、且
つ一定速度で走行させる、所謂テープ高速走行モードに
ついて考察する。テープ高速走行モードに於いて、テー
プ送出し側のリールモータに発生する逆起電力による電
磁ブレーキ作用が問題となる。先にも述べたように、こ
の電磁ブレーキは、リールモータを電気的にオープン状
態にすれば、その影響を相殺できる。尚、先にも述べた
ように逆起電力は、図4に示すように、テープ巻き終わ
りに近付くに従って漸次増加した曲線となっている。
ード(通常のテープ再生速度の数十倍のテープ速度。以
下、「キューモード」と云う)、テープ高速巻戻し再生
モード(通常のテープ再生速度の数十倍のテープ速度。
以下、「レビューモード」と云う)、高速頭出しモード
(通常のテープ再生速度の約100倍程度のテープ速度。以
下、「高速サーチ」)のように、磁気テープを高速、且
つ一定速度で走行させる、所謂テープ高速走行モードに
ついて考察する。テープ高速走行モードに於いて、テー
プ送出し側のリールモータに発生する逆起電力による電
磁ブレーキ作用が問題となる。先にも述べたように、こ
の電磁ブレーキは、リールモータを電気的にオープン状
態にすれば、その影響を相殺できる。尚、先にも述べた
ように逆起電力は、図4に示すように、テープ巻き終わ
りに近付くに従って漸次増加した曲線となっている。
【0018】この場合のテープ巻取り側リールモータの
負荷電流の変化を図2に示す。図2は、横軸に巻径比R
m(テープ送出し側リールの巻径÷テープ巻取り側リール
の巻径)、縦軸にテープ巻取り側リールモータの負荷電
流(実験的に測定して得た制御目標値)をプロットして描
いたものである。尚、制御目標値は、予め、バージンテ
ープ(キズ等がない新しい磁気テープ)をリールモータの
電磁ブレーキをオープン状態で走行させ、その時のテー
プ巻取り側リールの駆動力(負荷電流)の変化を測定して
得る。その値をテープテンション一定の条件として使用
する。又、この条件は、リールの巻径により変化するた
め、制御目標値もテープ巻径により変化させる必要があ
る。
負荷電流の変化を図2に示す。図2は、横軸に巻径比R
m(テープ送出し側リールの巻径÷テープ巻取り側リール
の巻径)、縦軸にテープ巻取り側リールモータの負荷電
流(実験的に測定して得た制御目標値)をプロットして描
いたものである。尚、制御目標値は、予め、バージンテ
ープ(キズ等がない新しい磁気テープ)をリールモータの
電磁ブレーキをオープン状態で走行させ、その時のテー
プ巻取り側リールの駆動力(負荷電流)の変化を測定して
得る。その値をテープテンション一定の条件として使用
する。又、この条件は、リールの巻径により変化するた
め、制御目標値もテープ巻径により変化させる必要があ
る。
【0019】図2において、リールモータに電磁ブレー
キがある場合は、曲線41に示すように、テープ巻き終
わりに近付くに従って負荷電流ILが指数関数的に増加
している。これに対して、上述のように電磁ブレーキを
オープン状態にすると、曲線42で示すように、テープ
巻き終わり付近での負荷電流ILは、曲線41に比べる
とテープ巻き終わり付近での負荷電流の増加は小さい
が、若干増加傾向を示している。これは、テープ高速走
行モード時においては、テープ速度が一定であることに
より、テープ巻き終わり付近で純粋にテープ巻取り側リ
ールの巻径が大きくなることのみに依存した現象であ
り、テープ送出し側リールでの負荷が増加したためでは
ない。
キがある場合は、曲線41に示すように、テープ巻き終
わりに近付くに従って負荷電流ILが指数関数的に増加
している。これに対して、上述のように電磁ブレーキを
オープン状態にすると、曲線42で示すように、テープ
巻き終わり付近での負荷電流ILは、曲線41に比べる
とテープ巻き終わり付近での負荷電流の増加は小さい
が、若干増加傾向を示している。これは、テープ高速走
行モード時においては、テープ速度が一定であることに
より、テープ巻き終わり付近で純粋にテープ巻取り側リ
ールの巻径が大きくなることのみに依存した現象であ
り、テープ送出し側リールでの負荷が増加したためでは
ない。
【0020】即ち、この場合のテープ巻取り側リールモ
ータの巻取り負荷(即ち、テープテンション)は、テープ
走行系とテープ間の摩擦による負荷のみであり、テープ
速度が一定であれば、負荷(テープテンション)も一定に
保たれる。従って、テープ巻取り側リールモータの負荷
電流ILの変化を曲線42の形状になるように、テープ
送出し側リールモータの駆動トルク(即ち、負荷電流)を
制御すれば、テープテンションを一定に制御し得る。
尚、一点鎖線43は、テープ巻き始めにおけるリールモ
ータの負荷電流値(初期値)である。
ータの巻取り負荷(即ち、テープテンション)は、テープ
走行系とテープ間の摩擦による負荷のみであり、テープ
速度が一定であれば、負荷(テープテンション)も一定に
保たれる。従って、テープ巻取り側リールモータの負荷
電流ILの変化を曲線42の形状になるように、テープ
送出し側リールモータの駆動トルク(即ち、負荷電流)を
制御すれば、テープテンションを一定に制御し得る。
尚、一点鎖線43は、テープ巻き始めにおけるリールモ
ータの負荷電流値(初期値)である。
【0021】次に、本発明の動作について、図1の回路
ブロック図に従って説明する。尚、本案では、キューモ
ード時の動作について説明する。キューモード又は早送
り方向の高速サーチにおいては、Sリール(4)がテープ
送出し側となり、Tリール(5)がテープ巻取り側とな
る。ここでは、Sリールモータ(2)の制御装置について
説明する。尚、レビューモード、又は巻戻し方向の高速
サーチにおいては、モード切換え操作により、モード切
換え信号SOが図1の端子(30)から入力され、切換えス
イッチ(26)〜(29)を固定接点(26a)〜(29a)から固定接
点(26b)〜(29b)に切り換える。それにより、上述と逆
に、Tリール(5)がテープ送出し側となり、Sリール
(4)がテープ巻取り側となって、Tリールモータ(3)の
負荷電流を制御することになるが、その説明は省略す
る。
ブロック図に従って説明する。尚、本案では、キューモ
ード時の動作について説明する。キューモード又は早送
り方向の高速サーチにおいては、Sリール(4)がテープ
送出し側となり、Tリール(5)がテープ巻取り側とな
る。ここでは、Sリールモータ(2)の制御装置について
説明する。尚、レビューモード、又は巻戻し方向の高速
サーチにおいては、モード切換え操作により、モード切
換え信号SOが図1の端子(30)から入力され、切換えス
イッチ(26)〜(29)を固定接点(26a)〜(29a)から固定接
点(26b)〜(29b)に切り換える。それにより、上述と逆
に、Tリール(5)がテープ送出し側となり、Sリール
(4)がテープ巻取り側となって、Tリールモータ(3)の
負荷電流を制御することになるが、その説明は省略す
る。
【0022】本発明のテープテンション制御装置は、基
本的には、両リールモータ(2)(3)、駆動回路(7)
(8)、マイコン(1)により構成されている。テープテン
ション検出手段として、駆動回路(8)からTリールモー
タ(3)の負荷電流Imが検出され、切換えスイッチ(27)
の接点(27a)(27c)を介してマイコン(1)の入力ポート
(1c)に入力される。この電流Imは、A/D変換器(1
8)で数値データ化され、テンション制御回路(21)の入力
端子(21b)を介して制御量演算回路(24)に入力される。
本的には、両リールモータ(2)(3)、駆動回路(7)
(8)、マイコン(1)により構成されている。テープテン
ション検出手段として、駆動回路(8)からTリールモー
タ(3)の負荷電流Imが検出され、切換えスイッチ(27)
の接点(27a)(27c)を介してマイコン(1)の入力ポート
(1c)に入力される。この電流Imは、A/D変換器(1
8)で数値データ化され、テンション制御回路(21)の入力
端子(21b)を介して制御量演算回路(24)に入力される。
【0023】一方、両リールモータ(2)(3)のリールF
Gは、アンプ(9)(10)で整形され、マイコン1の入力ポ
ート(1a)(1b)を介してそれぞれ周期検出回路(13)(1
4)に入力され、両リールモータ(2)(3)の回転周期が検
出される。該回転周期検出信号は、テープ速度制御回路
(15)に入力され、該テープ速度制御回路(15)でテープ速
度を一定に制御するための制御信号ITが出力される。
該信号ITはパルス幅変調(以下、PWMと云う)回路(2
0)で変調され、マイコン(1)の出力ポート(1e)から出
力される。該変調信号ITが切換えスイッチ(29)の接点
(29a)(29c)を介して駆動回路(8)に負荷電流を供給さ
れ、Tリールモータ(3)を駆動する。
Gは、アンプ(9)(10)で整形され、マイコン1の入力ポ
ート(1a)(1b)を介してそれぞれ周期検出回路(13)(1
4)に入力され、両リールモータ(2)(3)の回転周期が検
出される。該回転周期検出信号は、テープ速度制御回路
(15)に入力され、該テープ速度制御回路(15)でテープ速
度を一定に制御するための制御信号ITが出力される。
該信号ITはパルス幅変調(以下、PWMと云う)回路(2
0)で変調され、マイコン(1)の出力ポート(1e)から出
力される。該変調信号ITが切換えスイッチ(29)の接点
(29a)(29c)を介して駆動回路(8)に負荷電流を供給さ
れ、Tリールモータ(3)を駆動する。
【0024】上述の回転周期検出信号は、テープ巻径比
演算回路(16)にも入力され、テープ巻径比Rmが算出さ
れる。該巻径比Rmは、テンション制御回路(21)の入力
端子(21a)を介して制御目標値決定回路(22)に入力され
る。該制御目標値決定回路(22)では、巻径比Rmに対応
するテンション制御目標値Iref(曲線42)を、メモリ
(23)のテーブル(後述する)から選定し、制御量演算回路
(24)に入力する。制御量演算回路(24)では、制御目標値
Irefと上述のA/D変換器(18)のデータ値とを比較し
て、テンションエラー量Eiを算出し、ゲイン倍、及び
バイアス加算した後、PWM回路(19)にて変調され、マ
イコン(1)の出力ポート(1d)から、Sリールモータ
(2)を駆動するための制御信号ISが出力される。該制
御信号ISは、切換えスイッチ(28)の接点(28a)(28c)
を介して駆動回路(7)に入力される。
演算回路(16)にも入力され、テープ巻径比Rmが算出さ
れる。該巻径比Rmは、テンション制御回路(21)の入力
端子(21a)を介して制御目標値決定回路(22)に入力され
る。該制御目標値決定回路(22)では、巻径比Rmに対応
するテンション制御目標値Iref(曲線42)を、メモリ
(23)のテーブル(後述する)から選定し、制御量演算回路
(24)に入力する。制御量演算回路(24)では、制御目標値
Irefと上述のA/D変換器(18)のデータ値とを比較し
て、テンションエラー量Eiを算出し、ゲイン倍、及び
バイアス加算した後、PWM回路(19)にて変調され、マ
イコン(1)の出力ポート(1d)から、Sリールモータ
(2)を駆動するための制御信号ISが出力される。該制
御信号ISは、切換えスイッチ(28)の接点(28a)(28c)
を介して駆動回路(7)に入力される。
【0025】この時、制御量演算回路(24)に接続されて
いる正・逆転判定回路(25)にて、駆動回路(7)の制御電
圧VSとテンションエラー量Eiとの比較を行い、制御電
圧がゼロにもかかわらずテンションエラー量Eiが増加
する場合は、Sリールモータ(2)の回転方向を反転させ
る反転信号をマイコン(1)の出力ポート(1f)から出力
する。該反転信号は、切換えスイッチ(26)の接点(26c)
(26a)を介して駆動回路(7)に印加され、Sリールモー
タ(2)の回転を反転させる。これにより、電磁ブレーキ
の作用する方向と反対の方向にSリールモータ(2)が回
転する。その結果、Tリールモータ(3)の負荷電流が、
制御目標値Irefに一致するように駆動トルクが制御さ
れ、テープテンションが一定に保たれる。又、テープテ
ンションの絶対値そのものは、制御目標決定の元になる
“巻径比と負荷電流の関係”を示す曲線を、そのまま上
下にオフセットすることで設定可能である。
いる正・逆転判定回路(25)にて、駆動回路(7)の制御電
圧VSとテンションエラー量Eiとの比較を行い、制御電
圧がゼロにもかかわらずテンションエラー量Eiが増加
する場合は、Sリールモータ(2)の回転方向を反転させ
る反転信号をマイコン(1)の出力ポート(1f)から出力
する。該反転信号は、切換えスイッチ(26)の接点(26c)
(26a)を介して駆動回路(7)に印加され、Sリールモー
タ(2)の回転を反転させる。これにより、電磁ブレーキ
の作用する方向と反対の方向にSリールモータ(2)が回
転する。その結果、Tリールモータ(3)の負荷電流が、
制御目標値Irefに一致するように駆動トルクが制御さ
れ、テープテンションが一定に保たれる。又、テープテ
ンションの絶対値そのものは、制御目標決定の元になる
“巻径比と負荷電流の関係”を示す曲線を、そのまま上
下にオフセットすることで設定可能である。
【0026】次に、テンション制御回路(21)内のメモリ
(23)の構成について、もう少し説明する。該メモリ(23)
は、RAMテーブル、及びROMを主体に構成される。
テープテンションを制御するために、図2に示すような
“巻径比Rm対リールモータの負荷電流”の関係を実験
によって求め、例えば、巻径比Rmの巻き始めR1と巻き
終わりR256の間を256等分し、それぞれの区間に対応し
たテープテンションの目標値Irefを図2から逆に求め
る。この結果を、表1に示すように巻径比Rmをアドレ
スとして、RAMテーブルに記憶させている。
(23)の構成について、もう少し説明する。該メモリ(23)
は、RAMテーブル、及びROMを主体に構成される。
テープテンションを制御するために、図2に示すような
“巻径比Rm対リールモータの負荷電流”の関係を実験
によって求め、例えば、巻径比Rmの巻き始めR1と巻き
終わりR256の間を256等分し、それぞれの区間に対応し
たテープテンションの目標値Irefを図2から逆に求め
る。この結果を、表1に示すように巻径比Rmをアドレ
スとして、RAMテーブルに記憶させている。
【0027】
【表1】
【0028】さて、本発明のテープテンション制御装置
の構成は、冒頭でも述べているように、回路構成の大半
を1チップマイコン(1)内に集積している。従って、も
う少しマイコン(1)内のテープテンション制御回路(21)
の動作について、図3のフローチャートを参照しながら
説明する。両リールモータ(2)(3)から検出されるそれ
ぞれのリールFGから、巻径比演算回路(16)で巻径比R
mが算出される(ステップS1)。該巻径比Rmが制御目標
値決定回路(22)に入力され、該巻径比Rmに対応するテ
ープテンション制御目標値Irefをメモリ(23)のRAM
テーブルから検索する(ステップS2)。
の構成は、冒頭でも述べているように、回路構成の大半
を1チップマイコン(1)内に集積している。従って、も
う少しマイコン(1)内のテープテンション制御回路(21)
の動作について、図3のフローチャートを参照しながら
説明する。両リールモータ(2)(3)から検出されるそれ
ぞれのリールFGから、巻径比演算回路(16)で巻径比R
mが算出される(ステップS1)。該巻径比Rmが制御目標
値決定回路(22)に入力され、該巻径比Rmに対応するテ
ープテンション制御目標値Irefをメモリ(23)のRAM
テーブルから検索する(ステップS2)。
【0029】駆動回路(8)から検出された電流Imはデ
ータ化され(ステップS3)、該データImと制御目標値
Irefが制御量演算回路(24)に入力される。そこで両者
の差(Iref−Im)が演算され、その差をもとにテープテ
ンションエラー量Eiが算出される(ステップS4)。正
・逆転判定回路(25)では、エラー量Eiの正負の判定を
行い(ステップS5)、判定結果に基づいて以下の制御を
行う。
ータ化され(ステップS3)、該データImと制御目標値
Irefが制御量演算回路(24)に入力される。そこで両者
の差(Iref−Im)が演算され、その差をもとにテープテ
ンションエラー量Eiが算出される(ステップS4)。正
・逆転判定回路(25)では、エラー量Eiの正負の判定を
行い(ステップS5)、判定結果に基づいて以下の制御を
行う。
【0030】エラー量Eiが0より大である場合、即ち
制御目標値Irefが負荷電流Imより大きい場合、テープ
Tにかかるテープテンションを増加させる。即ち、テン
ションエラー量Eiをゲイン(Gr)倍した値に、Sリール
モータ(2)のバイアス電圧を加算して制御電圧値VSを
算出する(ステップS6)。該制御電圧値VSは、PWM
回路(19)でPWM化された後、スイッチ(28)を介して駆
動回路(7)に印加される。ここで、テンションエラー量
Eiは0より大きい値であるため、Sリールモータ(2)
は、駆動トルクを増加させる方向に、即ちテープTを巻
戻す方向に回転する力が発生し、テープTのテープテン
ションが増加する。これにより、Tリールモータ(3)の
テープ巻取りに要する駆動トルクが不足することにな
り、その結果、テープ巻取り速度が低下する。
制御目標値Irefが負荷電流Imより大きい場合、テープ
Tにかかるテープテンションを増加させる。即ち、テン
ションエラー量Eiをゲイン(Gr)倍した値に、Sリール
モータ(2)のバイアス電圧を加算して制御電圧値VSを
算出する(ステップS6)。該制御電圧値VSは、PWM
回路(19)でPWM化された後、スイッチ(28)を介して駆
動回路(7)に印加される。ここで、テンションエラー量
Eiは0より大きい値であるため、Sリールモータ(2)
は、駆動トルクを増加させる方向に、即ちテープTを巻
戻す方向に回転する力が発生し、テープTのテープテン
ションが増加する。これにより、Tリールモータ(3)の
テープ巻取りに要する駆動トルクが不足することにな
り、その結果、テープ巻取り速度が低下する。
【0031】しかしながら、テープTの走行速度は、テ
ープ速度制御回路(15)にて制御されているので、テープ
Tの走行速度が低下すれば、直ちに駆動回路(8)を介し
てTリールモータ(3)に供給される負荷電流を増加させ
る。それに伴って、Tリールモータ(3)の負荷電流Im
も増加し、Tリールモータ(3)の負荷電流Imの値が制
御目標値Irefに近付く。それによりテープテンション
は、図2の曲線42に沿うように制御される。
ープ速度制御回路(15)にて制御されているので、テープ
Tの走行速度が低下すれば、直ちに駆動回路(8)を介し
てTリールモータ(3)に供給される負荷電流を増加させ
る。それに伴って、Tリールモータ(3)の負荷電流Im
も増加し、Tリールモータ(3)の負荷電流Imの値が制
御目標値Irefに近付く。それによりテープテンション
は、図2の曲線42に沿うように制御される。
【0032】エラー量Eiが0か、または0以下(負の
値)の場合(ステップS5)、即ち駆動回路(8)の負荷電
流Imが制御目標値Irefよりも大きい場合、テープTに
加わるテープテンションを減少させる。そのために、S
リールモータ(2)のバイアス電圧から、エラー量Eiの
ゲイン倍(Ei×Gr)を差し引いた制御電圧値VSを算出
する(ステップS8)。ここで、制御電圧値VSが0より
大(正の値)である場合(ステップS9)、Sリールモータ
(2)のテープTを巻戻す方向のトルクを減少させること
によて、テープテンション(バックテンショントルク)を
減少させ得る。従って、制御電圧値VSを出力し(ステッ
プS10)、PWM回路(19)、スイッチ(28)、駆動回路
(7)を介してSリールモータ(2)に印加する。
値)の場合(ステップS5)、即ち駆動回路(8)の負荷電
流Imが制御目標値Irefよりも大きい場合、テープTに
加わるテープテンションを減少させる。そのために、S
リールモータ(2)のバイアス電圧から、エラー量Eiの
ゲイン倍(Ei×Gr)を差し引いた制御電圧値VSを算出
する(ステップS8)。ここで、制御電圧値VSが0より
大(正の値)である場合(ステップS9)、Sリールモータ
(2)のテープTを巻戻す方向のトルクを減少させること
によて、テープテンション(バックテンショントルク)を
減少させ得る。従って、制御電圧値VSを出力し(ステッ
プS10)、PWM回路(19)、スイッチ(28)、駆動回路
(7)を介してSリールモータ(2)に印加する。
【0033】しかしながら、ステップS9で制御電圧値
VSが0、又は0以下の場合、Sリールモータ(2)のテ
ープTを巻戻す方向のトルク(バックテンション)を減少
させるだけでは、テープテンションは減少しない。そこ
で、テンションエラー量Eiと、直前に測定されたテン
ションエラー量Ei-1とを比較する(ステップS11)。
このとき、Ei<Ei-1であれば、制御電圧値VS=0に
設定しても、テープテンションが改善される方向に作用
するため、VS=0を出力する(ステップS12)。
VSが0、又は0以下の場合、Sリールモータ(2)のテ
ープTを巻戻す方向のトルク(バックテンション)を減少
させるだけでは、テープテンションは減少しない。そこ
で、テンションエラー量Eiと、直前に測定されたテン
ションエラー量Ei-1とを比較する(ステップS11)。
このとき、Ei<Ei-1であれば、制御電圧値VS=0に
設定しても、テープテンションが改善される方向に作用
するため、VS=0を出力する(ステップS12)。
【0034】Ei≧Ei-1の場合は、制御電圧値VSが0
のままでは、更にテンションエラー量が増加する傾向に
あるため、Sリールモータ(2)の回転駆動方向を、テー
プTを更に送り出し方向、即ちバックテンショントルク
を軽減させるように、その回転方向を逆転させ(ステッ
プS13)、制御電圧値VSを−1倍してSリールモータ
(2)に印加する(ステップS14)。Sリールモータ(2)
の回転駆動方向をテープ送出し方向とすることにより、
Sリールモータ2に生じる逆起電力による電磁ブレーキ
作用を低減させ得る。
のままでは、更にテンションエラー量が増加する傾向に
あるため、Sリールモータ(2)の回転駆動方向を、テー
プTを更に送り出し方向、即ちバックテンショントルク
を軽減させるように、その回転方向を逆転させ(ステッ
プS13)、制御電圧値VSを−1倍してSリールモータ
(2)に印加する(ステップS14)。Sリールモータ(2)
の回転駆動方向をテープ送出し方向とすることにより、
Sリールモータ2に生じる逆起電力による電磁ブレーキ
作用を低減させ得る。
【0035】上述のテープテンション制御装置の動作
は、Sリールモータ(2)に制御電圧値VSを出力した
後、再びステップS1に戻るか、停止等の操作により終
了となる(ステップS15)。
は、Sリールモータ(2)に制御電圧値VSを出力した
後、再びステップS1に戻るか、停止等の操作により終
了となる(ステップS15)。
【0036】上述のテープテンション制御装置により、
該装置のテープテンションは、駆動回路(8)を介して検
出されるTリールモータ(3)の負荷電流Imに応じて一
定に保たれる。従って、テープTに皴、伸び、傷等の要
因により、テープテンションが増減した場合、駆動回路
(8)から検出される負荷電流Imの変化を検知し、該変
化に応じてテープテンションの変位を軽減する方向にS
リールモータ(2)のトルクを制御するので、高速走行時
テープTが切れたり、走行経路内のガイド等に絡まった
り、巻きつく不具合は生じない。
該装置のテープテンションは、駆動回路(8)を介して検
出されるTリールモータ(3)の負荷電流Imに応じて一
定に保たれる。従って、テープTに皴、伸び、傷等の要
因により、テープテンションが増減した場合、駆動回路
(8)から検出される負荷電流Imの変化を検知し、該変
化に応じてテープテンションの変位を軽減する方向にS
リールモータ(2)のトルクを制御するので、高速走行時
テープTが切れたり、走行経路内のガイド等に絡まった
り、巻きつく不具合は生じない。
【0037】上述の実施例の説明は、本発明の構成を説
明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発
明を限定したり、或るいは、その範囲を減縮するように
解すべきではない。又、本発明の各部の構成は、上述の
実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内
で種々に変形が可能であることは勿論である。
明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発
明を限定したり、或るいは、その範囲を減縮するように
解すべきではない。又、本発明の各部の構成は、上述の
実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内
で種々に変形が可能であることは勿論である。
【0038】例えば、上記実施例では、テープテンショ
ン制御装置をVTRに適用した例について述べたが、本
発明は、DAT等の磁気テープをカセットから引き出し
て、回転シリンダに巻き付け、回転磁気ヘッドにて記録
及び/又は再生する磁気記録再生装置にも適用できる。
ン制御装置をVTRに適用した例について述べたが、本
発明は、DAT等の磁気テープをカセットから引き出し
て、回転シリンダに巻き付け、回転磁気ヘッドにて記録
及び/又は再生する磁気記録再生装置にも適用できる。
【0039】又、上記実施例に於いては、1チップマイ
コン(1)の内部には、スイッチ(26)〜(29)を含んでいな
いが、前記スイッチ(26)〜(29)は、一部又は全部を1チ
ップマイコン(1)に含んだ構成として、システムコント
ロール回路(図示せず)等からのモード切換え信号によっ
て、切換える構成とすることも出来る。更に、上記実施
例で使用した回路は、全てを1チップマイコン(1)内に
構成せずに、複数の独立した回路から構成すること等も
出来る。又、テープ高速走行モード時のテープ速度は、
上記実施例に限定されない。
コン(1)の内部には、スイッチ(26)〜(29)を含んでいな
いが、前記スイッチ(26)〜(29)は、一部又は全部を1チ
ップマイコン(1)に含んだ構成として、システムコント
ロール回路(図示せず)等からのモード切換え信号によっ
て、切換える構成とすることも出来る。更に、上記実施
例で使用した回路は、全てを1チップマイコン(1)内に
構成せずに、複数の独立した回路から構成すること等も
出来る。又、テープ高速走行モード時のテープ速度は、
上記実施例に限定されない。
【図1】テープテンション制御装置を示す回路ブロック
図である。
図である。
【図2】両リールの巻径比対巻取り側リールモータの負
荷電流の関係を示す図である。
荷電流の関係を示す図である。
【図3】テープテンション制御マイコンの動作フローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図4】両リールの巻径比とテープ送出し側リールモー
タの逆起電力の関係を示す図である。
タの逆起電力の関係を示す図である。
【図5】従来例のテープテンション制御装置の回路ブロ
ック図である。
ック図である。
(1) マイコン (2) テープ送出し側(S)リールモータ(第1のモータ) (3) テープ巻取り側(T)リールモータ(第2のモータ) (4) 供給(S)リール(第1のリール) (5) 巻取り(T)リール(第2のリール) (13)(14) 周期検出回路 (15) テープ速度制御回路 (16) 巻径比演算回路 (21) テープテンション制御回路 (22) 制御目標値決定回路 (24) 制御量演算回路 (25) 正・逆転判定回路
Claims (8)
- 【請求項1】 第1及び第2のリールを駆動する第1及
び第2のモータと、前記第1及び第2のモータのFG信
号を検出する手段と、前記第1及び第2のFG信号から
前記第2のモータを制御するテープ速度制御手段と、前
記第1及び第2のFG信号からの前記両リールの巻径比
に応じて制御目標値と比較演算して前記第1のモータを
制御するテープテンション制御手段とを具え、テープ高
速走行モードにおいて、前記テープテンション制御手段
に前記第2のモータ駆動検出信号を印加することを特徴
とするテープテンション制御装置。 - 【請求項2】 前記テープテンション制御手段に正・逆
転判定手段を具え、前記第2のモータの駆動検出信号が
所定値を越えると、前記第1のモータの回転を反転させ
ることを特徴とする請求項1記載のテープテンション制
御装置。 - 【請求項3】 前記制御目標値は、前記第2のモータを
電気的にオープンにして、テープ速度一定で走行させた
場合の、該第2のモータの駆動検出信号から得ることを
特徴とする請求項1記載のテープテンション制御装置。 - 【請求項4】 前記第1のリールはテープ送出し側のリ
ールであり、前記第2のリールはテープ巻取り側のリー
ルであり、前記第1のモータはテープ送出し側のリール
モータであり、前記第2のモータはテープ巻取り側のリ
ールモータであることを特徴とする請求項1乃至請求項
3記載のテープテンション制御装置。 - 【請求項5】 前記テープテンション制御手段は、前記
両リールの巻径比に応じて制御目標値を決定する制御目
標値決定手段と、該制御目標値と前記第2のモータの駆
動検出信号から第1のモータを制御する制御量演算手段
と、該制御量演算手段の演算結果に応じて選択的に前記
第1のモータを反転させる正・逆転判定手段から成るこ
とを特徴とする請求項1記載のテープテンション制御装
置。 - 【請求項6】 前記第1及び第2のモータのFG信号を
検出する手段と、前記第1及び第2のFG信号から前記
第2のモータを制御するテープ速度制御手段と、前記第
1及び第2のFG信号からの前記両リールの巻径比に応
じて制御目標値と比較演算して前記第1のモータを制御
するテープテンション制御手段とを1チップマイコンで
構成することを特徴とする請求項1記載のテープテンシ
ョン制御装置。 - 【請求項7】 前記テープテンション制御手段に更に正
・逆転判定手段を一体に構成することを特徴とする請求
項6記載のテープテンション制御装置。 - 【請求項8】 前記テープ高速走行モードは、テープ高
速早送り再生モード、テープ高速巻戻し再生モード、又
は高速頭出しモードであることを特徴とする請求項1記
載のテープテンション制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7035451A JPH08235687A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | テープテンション制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7035451A JPH08235687A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | テープテンション制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08235687A true JPH08235687A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12442181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7035451A Pending JPH08235687A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | テープテンション制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08235687A (ja) |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP7035451A patent/JPH08235687A/ja active Pending
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| JPH0831054A (ja) | テープ張力制御機構 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021112 |