JPH0823881A - 澱粉−卵−油脂組成物及びその用途 - Google Patents

澱粉−卵−油脂組成物及びその用途

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JPH0823881A
JPH0823881A JP6146896A JP14689694A JPH0823881A JP H0823881 A JPH0823881 A JP H0823881A JP 6146896 A JP6146896 A JP 6146896A JP 14689694 A JP14689694 A JP 14689694A JP H0823881 A JPH0823881 A JP H0823881A
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oil
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JP6146896A
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Toshio Sato
利夫 佐藤
Hitoshi Matsumoto
仁 松本
Tokutaro Miki
徳太郎 三木
Yasunori Niino
靖規 新納
Shigeru Koda
繁 香田
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NIPPON HIGH POTSUKUSU KK
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NIPPON HIGH POTSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多価不飽和脂肪酸類を含有する油脂を安定な
乳化液を提供し、心筋梗塞、動脈硬化、高脂血症、高コ
レステロール血症、アレルギー性疾患などに対する予防
医学的な生理活性が得られる量の多価不飽和脂肪酸類を
含有する油脂の摂取を可能にする方法又は摂取可能な形
態を提供する。 【構成】 (a)澱粉及び/又はその分解物2.9〜5
0.0重量%、(b)卵(乾燥されていない通常の自然卵
の水分含有状態において)8.3〜81.7重量%及び
(c)2以上の不飽和結合を有する炭素数12乃至24の
多価不飽和脂肪酸を含有する油脂15.4〜88.8重
量%を含む澱粉−卵−油脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は澱粉−卵−油脂を含む組
成物に関し、さらに詳しくは油脂を澱粉及び/又はその
分解物及び卵を用いて均質に乳化して得られる澱粉−卵
−油脂を含む組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】イワシ油、サバ油、ニシン油、マグロ
油、カツオ油、タラ油、ヤツメウナギ油等の魚油は、不
飽和度の高いドコサヘキサエン酸(以下、DHAとい
う)、エイコサペンタエン酸(以下、EPAという)及
びアラキドン酸を多く含んでいる。これら多価不飽和脂
肪酸は、心筋梗塞、動脈硬化、高脂血症、高コレステロ
ール血症、アレルギー性疾患などに予防効果を示すこと
が明らかにされている。また、EPAには抗炎症作用も
知られている。
【0003】一方、植物油では、例えば紫蘇油、菜種
油、月見草油、ボラージ油等はα−リノレン酸及び/又
はγ−リノレン酸等の多価不飽和脂肪酸を多く含み、前
記魚油と同様な予防効果が知られている。
【0004】したがって、上記のような多価不飽和脂肪
酸が多く含まれる油脂を積極的に摂取することは、予防
医学的に好ましいが、これら多価不飽和脂肪酸類は水不
溶性であり、生理活性を期待するためにはかなり多量の
摂取を必要とする。しかしながら、油脂類の口当たりの
悪さや、悪臭、悪味のため、これを多量に摂取すること
は難しい。さらに、不飽和度の高い脂肪酸は空気酸化を
受けやすく化学的に不安定であり、酸化された油脂類
(過酸化物)は生体に対し毒性を示すこともよく知られ
ている。従って、このような油脂類には酸化に対する安
定性の問題もある。
【0005】そこで、多量の油脂類の摂取を容易とし、
さらに酸化に対する安定性を改善することを目的する種
々の方法が提案されている(例えば、本願出願人による
特開昭63−44844号公報など)。
【0006】また、これら多価不飽和脂肪酸類は水不溶
性であることから、他の成分(栄養素等)との配合範囲
に制約がある。多価不飽和脂肪酸類の水溶性を改善する
目的で、これらを懸濁液とする方法(特開昭60−10
2168号公報)や、乳化する方法(特開平5−786
92号公報)が提案されている。
【0007】また、現在では前記魚油や植物油を含む栄
養食品、健康食品のカプセル剤や粉末製品などが種々市
販されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭63−44
844号公報には、卵白アルブミンを用いて液状脂肪油
を粉末化する方法が開示されている。卵白アルブミン
は、卵の構成蛋白の主成分であり卵中の全蛋白の約50
%に相当し、多価不飽和脂肪酸のような特異臭及び特異
味のするものを含む油脂を粉末化するのにも有用であ
り、食味自体も改善されるが、得られた粉末は依然とし
て水不溶性である。さらに卵白アルブミンだけでは得ら
れた乳化液の安定性が不充分で、これから懸濁液又は乳
化液を製造することは工業的に不利であった。
【0009】水に不溶性又は難溶性の薬物を可溶化させ
るのに、ヒト血清アルブミンを使用する方法が特開昭5
8−216126号公報に記載されているが、この方法
では多量の多価不飽和脂肪酸を可溶化することはでき
ず、前記予防効果を得るのに必要な量の多価不飽和脂肪
酸を含有するものを得ることは困難であった。
【0010】上記特開昭60−102168号公報に記
載の方法(油脂の懸濁化方法)や特開平5−78692
号公報に記載の方法(油脂の乳化方法)では、得られた
懸濁液又は乳化液の低温における安定性が十分ではな
く、低温における保存ができず、また食味自体も改善さ
れない。
【0011】一方、卵と醸造酢を用いて油脂を乳化させ
ることで、マヨネーズやドッレッシングが製造されてい
る。しかし、これらは本来調味の目的で用いるものであ
って、酸味の点からも予防医学的に積極的に摂取する目
的には不適当である。さらにこれらを飼料等として家畜
や動物に摂取させるにはその酸味から嗜好性の面で不適
当である。
【0012】上記のように、心筋梗塞、動脈硬化、高脂
血症、高コレステロール血症、アレルギー性疾患などに
対する予防医学的な生理活性が得られる多価不飽和脂肪
酸類を含有する油脂の摂取を可能にする方法又は摂取可
能な形態は、まだ知られていない。
【0013】多価不飽和脂肪酸を含む油脂を乳化させた
ものを冷蔵又は凍結し、さらには乾燥して粉末化するこ
とができれば、長期の保存、輸送の便、さらには他の栄
養素との配合の可能性も大きくなる。
【0014】そこで、本発明は、多価不飽和脂肪酸類が
酸化され難く、乳化安定性に優れ、冷蔵、冷凍等低温下
でも乳化状態を維持でき、凍結乾燥も可能で、食味も改
善された、生理活性を期待できる量の多価不飽和脂肪酸
類を含む油脂を含有し得る組成物を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】卵白アルブミンは卵蛋白
中の約50%に相当し、卵はそれ自体の乳化性、食味、
及び加工成形能などから上記特開昭63−44844号
公報記載の方法で用いている卵白アルブミンの代用物と
して強く期待された。しかし、後述するように卵と油脂
を直接混合したのでは目的の乳化安定性は得られなかっ
た。さらに、乳化安定剤として知られるアルギン酸ナト
リウムやメチルセルロースを卵と併用しても乳化液を得
ることが難しく、アラビアゴムを併用した場合には乳化
液は得られたが、食味が改善されなかった。
【0016】本発明者は、前記特開昭63−44844
号公報記載の方法で用いている卵白アルブミンに代えて
卵を用い、さらにその乳化性を改善することを目的とし
て鋭意研究を行った。その結果、澱粉及び/又はその分
解物及び卵を特定の割合で配合することにより乳化安定
性が改善された澱粉−卵−油脂組成物を得ることができ
ることを見出し本発明を完成した。
【0017】さらに、澱粉−卵−油脂組成物に卵白アル
ブミンを加えることにより、低温条件下でのさらなる乳
化安定性が得られることをも見出した。
【0018】すなわち本発明は、(a)澱粉及び/又はそ
の分解物2.9〜50.0重量%、(b)卵(乾燥されて
いない通常の自然卵の水分含有状態において)8.3〜
81.7重量%及び(c)2以上の不飽和結合を有する炭
素数12乃至24の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂1
5.4〜88.8重量%を含む澱粉−卵−油脂組成物を
第一の要旨とする。
【0019】さらに、本発明は、(a)澱粉及び/又はそ
の分解物0.6〜39.2重量%、(d)卵白アルブミン
及び/又はその分解物0.6〜39.2重量%、(b)卵
(乾燥されていない通常の自然卵の水分含有状態におい
て)7.7〜78.4重量%及び(c)2以上の不飽和結
合を有する炭素数12乃至24の多価不飽和脂肪酸を含
有する油脂14.3〜87.0重量%を含む澱粉−卵白
アルブミン−卵−油脂組成物を第二の要旨とする。
【0020】また、本発明は、上記第一及び第二の要旨
である組成物を含む心筋梗塞、動脈硬化、高脂血症、高
コレステロール血症又はアレルギー性疾患予防薬、食品
及び飼料を第三の要旨とする。
【0021】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で用いる(a)澱粉及び/又はその分解物の澱粉と
は、例えば、小麦澱粉、トウモロコシ澱粉、コメ澱粉、
バレイショ澱粉、クズ澱粉、タピオカ澱粉等、さらにこ
れらの澱粉を主成分とするコメ粉、小麦粉、バレイショ
粉末、トウモロコシ粉等が挙げられる。その分解物と
は、上記の澱粉類を加水分解して得られるものであり、
具体的にはデキストリン類が挙げられる。これらは、そ
れぞれ単独又は2種以上を組み合わせて利用してもよ
い。
【0022】本発明で用いる(b)卵とは、例えば、鶏卵
又はうずら卵の全卵若しくは卵黄又は卵白等の部分卵で
あり、その形態は例えば、液卵、凍結液卵、液卵白、凍
結液卵白、乾燥全卵粉末、乾燥卵黄粉末又は乾燥卵白粉
末などであり、それぞれ単独又は2種以上を組み合わせ
ても利用できる。
【0023】本発明において、2以上の不飽和結合を有
する炭素数12乃至24の多価不飽和脂肪酸とは、例え
ば、ドコサヘキサンエン酸、エイコサペンタエン酸、ア
ラキドン酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸等を意味
し、(c)これらを含む油脂とは、通常飲食が可能な魚
油、例えばイワシ油、サバ油、ニシン油、マグロ油、カ
ツオ油、タラ油、ヤツメウナギ油等、又は植物油、例え
ば紫蘇油、菜種油、月見草油、ボラージ油等が挙げられ
る。また、これらはそれぞれ単独で用いても又は2種以
上を組み合わせて利用してもよい。
【0024】本発明の目的とする効果を得るためには、
上記成分を特定の割合で配合する必要がある。本発明の
第一の要旨である澱粉−卵−油脂組成物の各成分の配合
割合は、(a)澱粉及び/又はその分解物2.9〜50.
0重量%、好ましくは7.0〜15.0重量%、(b)卵
(乾燥されていない通常の自然卵の水分含有状態におい
て)8.3〜81.7重量%、好ましくは20.0〜6
5.0重量%、及び(c)2以上の不飽和結合を有する炭
素数12乃至24の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂1
5.4〜88.8重量%、好ましくは20.0〜70.
0重量%の範囲である。この配合割合の範囲を超えると
本発明の効果が期待できず、さらには乳化液製造時に発
泡したり、極度な粘度上昇を招き不適である。
【0025】(a)澱粉及び/又はその分解物の配合割合
が2.9重量%より少ないと十分な乳化安定性が得られ
ず、50.0重量%を越えると粘度が上昇し過ぎるため
不都合である。(b)卵(乾燥されていない通常の自然卵
の水分含有状態において)の配合割合が8.3重量%よ
り少ないと十分な乳化性能が得られず、81.7重量%
を超えると(c)多価不飽和脂肪酸を含む油脂の含有量が
少なくなり、目的とする予防医学的効果を発揮しうる組
成物が得られない。(c)2以上の不飽和結合を有する炭
素数12乃至24の多価不飽和脂肪酸を含む油脂の配合
割合が15.4重量%より少ないと、目的とする予防医
学的効果を発揮しうる組成物が得られず、88.8重量
%を超えると乳化が不可能となる。
【0026】さらに、上記(a)、(b)及び(c)成分に(d)卵
白アルブミン及び/又はその分解物を加えた本発明の第
二の要旨である澱粉−卵白アルブミン−卵−油脂組成物
の配合割合は、(a)澱粉及び/又はその分解物0.6〜
39.2重量%、好ましくは2〜15重量%、(d)卵白
アルブミン及び/又はその分解物0.6〜39.2重量
%、好ましくは5.0〜10.0重量%、(b)卵(乾燥
されていない通常の自然卵の水分含有状態において)
7.7〜78.4重量%、好ましくは15〜70重量
%、及び(c)2以上の不飽和結合を有する炭素数12乃
至24の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂14.3〜8
7.0重量%、好ましくは20〜70重量%の範囲であ
る。これらの範囲を超えると上記のように不都合が生じ
る。
【0027】ここで、卵白アルブミンの分解物とは、卵
白アルブミンを酸、アルカリ又は酵素等により加水分解
したものであり、その分子量が1000以上のペプチド
をいい、卵白アルブミンと同様の乳化性能を有する。
【0028】(d)卵白アルブミン及び/又はその分解物
は、乳化性能を有するので、(d)卵白アルブミン及び/
又はその分解物を加える場合には、(a)澱粉及び/又は
その分解物を0.6〜39.2重量%に減量することが
経済的に有利であり、また本発明の効果をより向上させ
ることができる。この場合、(a)澱粉及び/又はその分
解物と(d)卵白アルブミン及び/又はその分解物の合計
配合量が6.0〜76.3重量%、好ましくは7.0〜
70.0重量%であることが好ましい。
【0029】また、本発明の澱粉−卵−油脂組成物及び
澱粉−卵白アルブミン−卵−油脂組成物(以下、まとめ
て本発明組成物ということがある)には、必要に応じ
て、さらにビタミン類、ミネラル類等の微量栄養素、抗
酸化剤、乳化剤、乳化安定剤、着色剤、防腐剤等の添加
剤、甘味料、香料等の調味料、その他の薬効成分、治療
薬などを配合することも可能である。これらの成分を本
発明組成物に添加・配合する場合、その配合量は成分の
種類にもよるが、乳化状態が維持できる範囲であり、本
発明組成物100重量部に対し0.1〜100重量部が
好ましく、1.0〜20重量部が特に好ましい。
【0030】なお、本発明組成物は、使用目的に応じ
て、上記薬効成分、治療薬以外にさらに種々の増量剤、
例えば水、溶媒等により希釈して用いることもできる。
【0031】本発明組成物の製造は、特に制限はなく、
通常乳化液を調製する際に用いられる公知の方法によ
る。例えば、次のような方法で製造できる。
【0032】まず(b)卵と(c)油脂を上記配合割合の範囲
内で混合し、これに上記配合割合の範囲で(a)澱粉及び
/又はその分解物を加えて、さらに混合するだけで本発
明組成物を製造することが出来る。混合時の温度及び時
間には特に制限はないが、0℃付近から50℃において
(b)卵が熱変性を起こさない時間、具体的には数分から
30時間までが得られる本発明組成物の品質の面で好ま
しい。上記成分の混合には乳化機を用いることが反応時
間を短縮するのに有利である。乳化機の種類には特に制
限はないが、例えば、ホモジナイザー、コロイドミル、
ホモミキサー等が挙げられる。
【0033】さらに(d)卵白アルブミン及び/又はその
分解物を配合する場合も、まず(b)卵と(c)油脂を上記配
合割合の範囲内で混合し、これに上記配合割合の範囲で
(a)澱粉及び/又はその分解物及び(d)卵白アルブミン及
び/又はその分解物を加えて混合するだけで製造するこ
とが出来る。混合時の温度、時間等については上記の通
りである。
【0034】本発明組成物には、上記本発明の成分
(a)、(b)、(c)及び(d)以外の上記微量栄養素、添加剤、
薬効成分等を添加することができる。添加成分が水不溶
性又は難溶性物質の場合には、通常、本発明組成物の成
分(c)の油脂と均一になるように添加成分を予め混合し
てから上記の方法に従って順次成分(a)、(b)、(c)と混合
することが好ましい。ただし、添加成分の添加量が本発
明組成物に対し2.0重量部以下の場合には製法上特に
制約を受けることなく、上記の方法にて本発明組成物と
均一に配合することができる。添加成分が水溶性物質の
場合には、製法上特に制約を受けることなく、上記の方
法にて本発明組成物と均一に配合することができる。ま
た、この場合には上記方法で調製した本発明組成物(乳
化液又は懸濁液)に添加成分の水溶液を直接混合しても
均一に配合することができる。
【0035】本発明組成物は、均一な懸濁液又は乳化液
の形態で得られ、卵の風味により配合されている油脂の
臭みは解消されている。本発明組成物は、必要に応じて
冷蔵及び冷凍保存できる。さらに濃縮又は乾燥すること
により、取り扱い性、保存性、流通性を改善することも
できる。この濃縮方法は特に制限されないが、風乾、減
圧乾燥、ベルト乾燥、ドラム乾燥、高周波乾燥、噴霧乾
燥などが好ましい。このようにして得られた本発明組成
物の乾燥物を粉砕又は篩過により、その流動性が改善さ
れ、再び顆粒及び細粒状に造粒することも可能であり、
さらには錠剤を整形することもできる。粉砕及び篩過の
方法には特に制限はない。得られた本発明組成物の乾燥
物は、再び水に分散させたとき容易に均一な乳化又は懸
濁状態に戻る。
【0036】本発明組成物は、卵を用いていることから
良質な栄養素としての機能を発揮し、そのまま飲食する
ことはもちろんのこと食品素材として種々の加工食品や
配合用飼料にも利用できる。
【0037】
【実施例】次に実施例、比較例、試験例及び応用例を挙
げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら
実施例によって何ら限定されるものではない。
【0038】(実施例1)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(25重量%)と全卵液25g(62.5重量
%)を混合しつつ、バレイショ澱粉5g(12.5重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。
本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを得た。
【0039】(実施例2)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(25重量%)と全卵液25g(62.5重量
%)を混合しつつ、デキストリン5g(12.5重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。
本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを得た。
【0040】(実施例3)凍結全卵液25g(62.5
重量%)を溶解しこれにDHA濃縮マグロ油10g(2
5重量%)を混合しつつ、トウモロコシ澱粉5g(1
2.5重量%)を少しずつ加えた。全量加え終わったの
ちに、冷却しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を
調製した。本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを
得た。
【0041】(実施例4)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(25重量%)と全卵液25g(62.5重量
%)を混合しつつ、トウモロコシ澱粉5g(12.5重
量%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷
却しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液40gを調
製した。この乳化液40g(100重量部)に抗酸化剤
としてトコフェロール0.4g及びアスコルビン酸0.
8g(合計3.0重量部)を順次加え、さらに5分間ホ
モジナイズ後、凍結乾燥し本発明組成物の凍結乾燥粉末
21gを得た。また、この粉末中の過酸化物価は1me
q/kg以下であり、きわめて酸化安定性に優れてい
た。
【0042】(実施例5)EPA、DHA濃縮イワシ油
80g(66.7重量%)と全卵液30g(25重量
%)を混合しつつ、デキストリン10g(8.3重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。
本乳化液を低温殺菌し本発明組成物120gを得た。
【0043】(実施例6)EPA、DHA濃縮イワシ油
30g(25重量%)と全卵液80g(66.7重量
%)を混合しつつ、デキストリン10g(8.3重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液120gを調
製した。この乳化液120g(100重量部)に抗酸化
剤としてトコフェロール0.4g及びアスコルビン酸
0.8g(合計1.0重量部)を順次加え、さらに5分
間ホモジナイズ後、凍結乾燥し本発明組成物58gを得
た。また、この粉末中の過酸化物価は1meq/kg以
下であり、きわめて酸化安定性に優れていた。
【0044】(実施例7)EPA、DHA濃縮イワシ油
100g(25重量%)と全卵液250g(62.5重
量%)を混合しつつ、トウモロコシ澱粉25g(6.2
5重量%)と卵白アルブミン25g(6.25重量%)
を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却しホ
モジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。本乳
化液を低温殺菌し本発明組成物400gを得た。
【0045】(実施例8)実施例1で得た本発明組成物
40g(100重量部)に抗酸化剤としてトコフェロー
ル0.4g及びアスコルビン酸0.8g(合計3.0重
量部)を順次加え、さらに5分間ホモジナイズ後、水で
希釈し噴霧乾燥し粉末状の本発明組成物205gを得
た。また、この粉末中の過酸化物価は1meq/kg以
下であり、きわめて酸化安定性に優れていた。
【0046】(実施例9)EPA、DHA濃縮イワシ油
20g(40重量%)と全卵液25g(50重量%)を
混合しつつ、トウモロコシ澱粉2.5g(5重量%)と
卵白アルブミン2.5g(5重量%)を少しずつ加え
た。全量加え終わったのちに、冷却しホモジナイザーに
て5分間撹拌し乳化液を調製した。本乳化液を低温殺菌
し本発明組成物50gを得た。
【0047】(実施例10)凍結全卵液25g(62.
5重量%)を溶かし、これにEPA、DHA濃縮イワシ
油10g(25重量%)を混合しつつ、バレイショ澱粉
2.5g(6.25重量%)と卵白アルブミン2.5g
(6.25重量%)を少しずつ加えた。全量加え終わっ
たのちに冷却しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液
を調製した。本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40g
を得た。
【0048】(実施例11)凍結全卵液25g(62.
5重量%)を溶かし、これにEPA、DHA濃縮イワシ
油10g(25重量%)を混合しつつ、コメ澱粉2.5
g(6.25重量%)と卵白アルブミン2.5g(6.
25重量%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのち
に、冷却しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調
製した。本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを得
た。
【0049】(実施例12)凍結全卵液25g(62.
5重量%)を溶かし、これに紫蘇油10g(25重量
%)を混合しつつ、トウモロコシ澱粉2.5g(6.2
5重量%)と卵白アルブミン2.5g(6.25重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。
本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを得た。
【0050】(実施例13)凍結全卵液25g(62.
5重量%)を溶かし、これに月見草油10g(25重量
%)を混合しつつ、トウモロコシ澱粉2.5g(6.2
5重量%)と卵白アルブミン2.5g(6.25重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。
本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを得た。
【0051】(実施例14)凍結全卵液25g(62.
5重量%)を溶かし、これにDHA濃縮マグロ油10g
(25重量%)を混合しつつ、トウモロコシ澱粉2.5
g(6.25重量%)と卵白アルブミン2.5g(6.
25重量%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのち
に、冷却しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調
製した。本乳化液を低温殺菌し本発明組成物40gを得
た。
【0052】(実施例15)EPA、DHA濃縮イワシ
油10g(25重量%)と全卵液25g(62.5重量
%)を混合しつつ、デキストリン2.5g(6.25重
量%)と卵白アルブミン2.5g(6.25重量%)を
少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却しホモ
ジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。本乳化
液を低温殺菌し本発明組成物40gを得た。
【0053】(実施例16)乾燥卵粉末8g(乾燥され
ていない通常の自然卵の水分含有状態の65.1重量%
に相当)とデキストリン5g(11.6重量%)を水2
0mlに加え、撹拌しつつEPA、DHA濃縮イワシ油
10g(23.3重量%)を加えた。EPA、DHA濃
縮イワシ油を加え終わった時点で、混合物を冷却し、ホ
モジナイザーにて5分間撹拌して乳化液を調製した。本
乳化液を低温殺菌し本発明組成物43gを得た。
【0054】(実施例17)EPA、DHA濃縮イワシ
油10g(44.4重量%)と液卵白10g(44.4
重量%)を混合しつつ、デキストリン2.5g(11.
1重量%)を少しずつ加えた。デキストリン全量を加え
終わった後に、混合物を冷却し、ホモジナイザーにて5
分間撹拌し、乳化液を調製した。本乳化液を低温殺菌し
本発明組成物22.5gを得た。
【0055】(実施例18)EPA、DHA濃縮イワシ
油10g(47.1重量%)と液卵白10g(47.1
重量%)を混合しつつ、デキストリン1.25g(5.
8重量%)を少しずつ加えた。デキストリン全量を加え
終わった後に、混合物を冷却し、ホモジナイザーにて5
分間撹拌し、乳化液を調製した。本乳化液を低温殺菌し
本発明組成物21.25gを得た。
【0056】(実施例19)EPA、DHA濃縮イワシ
油10g(48.5重量%)と液卵白10g(48.5
重量%)を混合しつつ、デキストリン0.6g(2.9
重量%)を少しずつ加えた。デキストリン全量を加え終
わった後に、混合物を冷却し、ホモジナイザーにて5分
間撹拌し、乳化液を調製した。本乳化液を低温殺菌し本
発明組成物20.6gを得た。
【0057】(実施例20)EPA、DHA濃縮イワシ
油100g(25.0重量%)、ビタミンAを含む肝油
20g(5.0重量部)及びトコフェロール10g
(2.5重量部)に、全卵液250g(62.5重量
%)を混合しつつ、デキストリン50g(12.5重量
%)を少しずつ加えた。デキストリンの全量を加え終わ
った後に、混合物を冷却し、5分間ホモジナイズして乳
化液430gを調製した。この乳化液に抗酸化剤として
アスコルビン酸5g(1.25重量部)を加えて撹拌し
た後、凍結乾燥し本発明組成物の凍結乾燥粉末235g
を得た。また、この粉末中の過酸化物価は1meq/k
g以下であり、きわめて酸化安定性に優れていた。
【0058】(比較例1)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(28.6重量%)と全卵液25g(71.4重
量%)を冷却しつつホモジナイザーにて5分間撹拌し乳
化液を調製した。本乳化液を低温殺菌し比較例1の組成
物35gを得た。
【0059】(比較例2)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(26.7重量%)と全卵液25g(66.7重
量%)を混合しつつ、卵白アルブミン2.5g(6.6
重量%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、
冷却しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製し
た。本乳化液を低温殺菌し比較例2の組成物37.5g
を得た。
【0060】(比較例3)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(16.7重量%)と全卵液50g(83.3重
量%)を冷却しつつホモジナイザーにて5分間撹拌し乳
化液を調製した。本乳化液を低温殺菌し比較例3の組成
物60gを得た。
【0061】(比較例4)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(25重量%)と全卵液25g(62.5重量
%)を混合しつつ、卵白アルブミン5g(12.5重量
%)を少しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却
しホモジナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。
本乳化液を低温殺菌し比較例4の組成物40gを得た。
【0062】(比較例5)EPA、DHA濃縮イワシ油
10g(25重量%)と全卵液25g(62.5重量
%)を混合しつつ、ショ糖5g(12.5重量%)を少
しずつ加えた。全量加え終わったのちに、冷却しホモジ
ナイザーにて5分間撹拌し乳化液を調製した。本乳化液
を低温殺菌し比較例5の組成物40gを得た。
【0063】上記各実施例及び比較例で得られた組成物
の配合割合を表1〜3に示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】性能試験 (1)乳化安定性試験 乳化液として得られた実施例例1〜3、5、7、9〜1
5及び17〜19と比較例1〜5の組成物を冷蔵庫(4
〜5℃)に静置・保存し、組成物調製から2、4、6及
び8日目にそれぞれの組成物の乳化状態を観察した。乳
化安定性は下記の判定基準で評価し、下記表4に示し
た。
【0068】XXX:乳化液に対し約1/10容量以上
の水層分離が明らかである。 XX:容器下部に水分及び/又は油分の分離層を認め
る。 X:容器底面に水分及び/又は油分の分離層を認める。 −:乳化液のままである。
【0069】
【表4】
【0070】表4の結果から、本発明の多価不飽和脂肪
酸を含有する油脂を含む組成物は、既製の乳化剤を用い
ていないにも拘わらず、優れた乳化安定性を示すことは
明らかである。
【0071】卵はそれ自体乳化性を有し、特に卵黄の乳
化性を利用した水中油型の乳化食品が種々提供されてい
る。しかしながら、卵以外に乳化性能を有する成分を全
く含まない比較例1及び3について上記表4の結果から
わかるように、卵自体の乳化性能だけでは十分な乳化安
定性を得るには至らない。
【0072】さらに、比較例1及び3の組成物に、乳化
性能を有することが知られている卵白アルブミンを添加
した比較例2及び4の組成物は、比較例1及び3の組成
物よりは乳化安定性が改善されるものの、所望の乳化安
定性は得られない。
【0073】また、卵の乳化性能を改善する目的でショ
糖を加えることが一般に行なわれている。しかし、所望
の配合量の油脂、卵及びショ糖から成る比較例5の組成
物では、上記表4の結果から明らかなように、乳化安定
性の改善は全く認められなった。
【0074】なお、本発明組成物はそのまま凍結しても
油分及び/又は水分の遊離は見られなかった。
【0075】(2)生理活性試験 EPA、DHA濃縮イワシ油を含む本発明組成物の摂取
による予防医学的効果を検証するする目的で、以下の生
理活性試験を行なった。
【0076】雄性ウサギ(体重2.5kg前後、1群3
匹)に、前記実施例で得られた本発明組成物及び比較例
で得られた組成物を製造した翌日から体重1kg当たり
0.5mlの投与液量になるように1日1回、1週間に
5日、合計2週間経口投与した。なお、投与液は試験期
間中冷蔵庫に静置し、投与液の採取は注射器を用い容器
底部から行なった。また、試験物質を投与した後、カテ
ーテル内に試験物質(組成物)が残らないように水5m
lをカテーテルに吸い込み、これを経口投与した。
【0077】対照群には実施例9のEPA、DHA濃縮
イワシ油の代わりにコーン油を用いて調製した組成物を
投与した。最終投与の1時間後に採血し、得られた血小
板の凝集能をRao等の方法(バイオケミカル アンド
バイオフィジカル リサーチ コミュニケーション、
177巻2号549ぺージ、1983)に従って測定し
た。すなわち、対照群から得た血小板をエピネフリン5
μMで刺激し、誘発した時に生じた最大凝集を100%
としたときの、各試験群から得た血小板を同様に処理し
たときの最大凝集の程度を求めた。結果を表5に示す。
【0078】
【表5】
【0079】EPA及びDHAは、血小板凝集抑制作用
を示すことはすでに知られているが、これらは水不溶性
であり、生体内への吸収性が悪く、投与量に応じた効果
を得ることが困難であった。しかしながら、上記表5の
結果から、本発明組成物の投与群では、対照群より血小
板の凝集率が低下しており、血小板凝集抑制作用を示す
EPA及びDHAが十分に生体内へ吸収されていること
がわかる。これに反して、比較例4の組成物ではEPA
及びDHAの配合量は実施例7と同量であるにもかかわ
らず凝集率の低下は僅かである。
【0080】上記の結果から、本発明組成物によれば、
通常生体内への吸収率が極めて低いEPA及びDHA等
の生理活性を有する多価不飽和脂肪酸の生体内利用率を
大きく改善できることがわかる。
【0081】(3)保存安定性試験 実施例8で得られた本発明組成物(粉末)5gをアルミ
箔フィルムの小袋に窒素シールしながら密封した。6ヵ
月間、室温で保存したのち、これを開封し、その過酸化
物価を測定したところ、1meq/kg以下であり、そ
の匂い及び味覚共に製造時と差異はなかった。
【0082】凍結乾燥粉末として得られた実施例4、
6、8の組成物の過酸化物価及び上記の保存安定性試験
の結果から、本発明組成物は、酸化に対して極めて安定
であり、長期の保存にも耐え得ることがわかる。
【0083】以下、本発明組成物の使用の応用例を示
す。飼料への添加・飼育例 (1)鶏用市販飼料に実施例6で得られた本発明組成物を
10重量%の割合で添加、混和し、300日齢の白色レ
グホン種ニワトリを20日間飼育した。20日目に採取
した卵の数及び重量は、通常の市販飼料で飼育した群
(対照群)と比較して差異は認められなかった。また、
飼料の摂取量も対照群と同等であった。
【0084】(2)市販の脱脂魚粉100重量部に実施例
20で得られた本発明組成物を20重量部配合し、うな
ぎ(体重約250g)に1日3回与え、1ヵ月間養殖し
た。この養殖うなぎは、通常の飼料で飼育した群と生育
は同等であり、香味も優れおいしく飲食できた。
【0085】上記の結果から、本発明組成物は飼料中に
混合して動物に与えても、動物はこれを拒否することも
無く、十分な栄養源として機能することがわかる。
【0086】食品への添加・加工例 (1)ホットケーキ製造例 実施例7で得られた本発明組成物40g、市販のホット
ケーキ粉(ホットケーキミックス、森永社製)200g
及び牛乳150mlを混合し、ホットケーキを焼いた。
これを試食したが、異味や異臭を感じることなくおいし
く飲食できた。
【0087】(2)粉末スープへの添加例 また、上記本発明組成物(粉末)を市販の粉末卵スープ
100重量部に対し約50重量部加え、お湯を注いでス
ープとして飲食したが、異味や異臭を感じることなくお
いしく飲食できた。
【0088】(3)加熱調理例 実施例2で得られた本発明組成物を食塩で調味し、その
20gを90℃以上で15分間加熱し、加熱成形した。
特に油分の分離は認められず、そのまま食してもおいし
く飲食できた。
【0089】上記の結果から、本発明組成物そのもの又
は食品に添加し調理したものによれば、多価不飽和脂肪
酸を含む油脂の悪臭や悪味を感じることなく、美味しく
飲食でき、栄養源として十分機能することがわかる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、既製の乳化剤を用いて
いないにも拘わらず、優れた乳化安定性を示し、酸化に
対して極めて安定であり、長期の保存にも耐え得る水不
溶性の多価不飽和脂肪酸類を含有する油脂を含む澱粉−
卵−油脂組成物が提供された。
【0091】また、本発明組成物によれば、水不溶性
で、通常生体内への吸収率が極めて低いEPA及びDH
A等の生理活性を有する多価不飽和脂肪酸の生体内利用
率を大きく改善することができる。すなわち、心筋梗
塞、動脈硬化、高脂血症、高コレステロール血症、アレ
ルギー性疾患などに対する予防医学的な生理活性が得ら
れる量の多価不飽和脂肪酸類を含有する油脂の摂取を可
能にする方法又は摂取可能な形態が提供された。
【0092】さらに、本発明組成物は、多価不飽和脂肪
酸を含む油脂の悪臭や悪味がなく、飼料中に混合して動
物に与えたり、食品として調理することもでき、栄養源
として十分機能する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/60 ADN 7431−4C B01F 17/30 17/56 B01J 13/00 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)澱粉及び/又はその分解物2.9〜
    50.0重量%、(b)卵(乾燥されていない通常の自然
    卵の水分含有状態において)8.3〜81.7重量%及
    び(c)2以上の不飽和結合を有する炭素数12乃至24
    の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂15.4〜88.8
    重量%を含む澱粉−卵−油脂組成物。
  2. 【請求項2】 (a)澱粉及び/又はその分解物0.6〜
    39.2重量%、(d)卵白アルブミン及び/又はその分
    解物0.6〜39.2重量%、(b)卵(乾燥されていな
    い通常の自然卵の水分含有状態において)7.7〜7
    8.4重量%及び(c)2以上の不飽和結合を有する炭素
    数12乃至24の多価不飽和脂肪酸を含有する油脂1
    4.3〜87.0重量%を含む澱粉−卵白アルブミン−
    卵−油脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)澱粉及び/又はその分解物及び(d)卵
    白アルブミン及び/又はその分解物の合計が6.0〜7
    6.3重量%である請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (a)澱粉及び/又はその分解物が、小麦
    澱粉、トウモロコシ澱粉、コメ澱粉、バレイショ澱粉、
    クズ澱粉、タピオカ澱粉及びデキストリンから成る群よ
    り選ばれる請求項1又は2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 (b)卵が、鶏卵又はうずら卵の液卵、凍
    結液卵、液卵白、凍結液卵白、乾燥全卵粉末、乾燥卵黄
    粉末及び乾燥卵白粉末から成る群より選ばれる請求項1
    又は2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 (c)2以上の不飽和結合を有する炭素数
    12乃至24の多価不飽和脂肪酸が、エイコサペンタエ
    ン酸、ドコサヘキサエン酸、アラキドン酸、α−リノレ
    ン酸及びγ−リノレン酸から成る群より選ばれる請求項
    1又は2に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の組成物を含む心
    筋梗塞、動脈硬化、高脂血症、高コレステロール血症又
    はアレルギー性疾患予防薬。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載の組成物を含む食
    品。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2に記載の組成物を含む飼
    料。
JP6146896A 1994-05-10 1994-06-29 澱粉−卵−油脂組成物及びその用途 Withdrawn JPH0823881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512136A (ja) * 2008-02-14 2011-04-21 ラドロ フーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー ヒトにおいてコレステロールのレベルを低下する及び/又は健康を改善することが確認された成分を有する卵生成物
JP2017008022A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 ハルビン メディカル ユニバーシティーHarbin Medical University アレルギー性鼻炎治療薬物の製造における方法

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