JPH08241881A - 基板乾燥装置 - Google Patents

基板乾燥装置

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JPH08241881A
JPH08241881A JP7308922A JP30892295A JPH08241881A JP H08241881 A JPH08241881 A JP H08241881A JP 7308922 A JP7308922 A JP 7308922A JP 30892295 A JP30892295 A JP 30892295A JP H08241881 A JPH08241881 A JP H08241881A
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ipa
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哲弥 樽井
Hiromitsu Asano
浩充 浅野
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KINMON KORUTSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の基板を短時間で安全かつ迅速に乾燥処
理することができる基板乾燥装置を提供する。 【解決手段】 水で濡らされた複数枚のウェハを一括に
乾燥処理する基板乾燥装置において、IPA6が収容さ
れる処理槽12と、この処理槽内にIPAを供給する供
給源30と、処理槽内のIPAに浸漬され、かつ、内部
にスチームが通流される熱交換チューブ17を備えてお
り、スチームとIPAとを熱交換させてIPAの蒸気6
vを発生させる第1の熱交換器と、処理槽の上部または
上方に設けられ、かつ、内部に冷媒が通流される熱交換
チューブ21を備えており、冷媒とIPA蒸気とを熱交
換させてIPA蒸気を凝縮させる第2の熱交換器と、を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄後に半導体ウ
ェハやLCD用ガラス基板等の基板を乾燥するための基
板乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスでは、各
工程ごとにウェハに異物が付着残留しない状態で次工程
にウェハを送ることが重要である。このため、ある1つ
の工程が終了して次の工程に移行する前の段階でウェハ
を洗浄処理し、付着した異物を除去してウェハ表面をク
リーンにする。洗浄後はウェハを超純水で水洗し、これ
を乾燥処理する。
【0003】高い清浄度が得られるという理由からウェ
ハの乾燥処理には蒸気式の基板乾燥装置が用いられる。
蒸気式の基板乾燥装置では、イソプロピルアルコール
(以後、IPAと略称する)のような低沸点(沸騰点が
約82℃)の有機溶媒を加熱し、発生させたIPA蒸気
中にウェハを曝し、ウェハ表面に付着した水分をIPA
で置換する。そして、ウェハを処理槽外に移動させ、付
着したIPAをウェハ表面から揮発させる。その結果、
パーティクルや薬剤等の汚染物質が付着残留しないクリ
ーンかつドライな表面をもつウェハが得られる。
【0004】従来の基板乾燥装置は、電気抵抗発熱式の
シーズヒータまたはカートリッジヒータ埋設型のホット
プレートを備えている。このホットプレートは処理槽の
底部外面に接して取り付けられ、処理槽内のIPAを間
接的に加熱するようにしている。この理由は、IPAは
引火性の強い物質であるため火災事故を起こしやすく、
安全性の観点から処理槽内のIPAを電気ヒータで直接
加熱することはできないからである。また、従来装置の
電気ヒータは低容量である。この理由は、電気ヒータの
制御系が故障すると、IPA蒸気の発生量がオーバーシ
ュートして大幅に過剰になり危険であるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置のヒータでは石英製またはステンレス鋼製の壁を介し
てIPAを間接加熱するため、伝熱効率が低く、熱応答
性がよくない。このため、加熱開始からIPA蒸気が処
理に必要かつ十分な量になるまでに時間がかかりすぎ、
多量のウェハを安全かつ迅速に乾燥処理することができ
ない。
【0006】また、洗浄工程および乾燥工程では複数枚
のウェハを一括にバッチ処理するので、このようなバッ
チ処理方式では消費エネルギの低減およびIPA消費量
の低減を図る必要がある。しかし、従来装置では蒸気発
生量を制御するための制御系の応答が遅いので、常に乾
燥処理に必要な蒸気発生量を維持させなくてはならない
ため、消費エネルギおよびIPA消費量ともに増大して
しまう。本発明の目的とするところは、多量の基板を短
時間で安全かつ迅速に乾燥処理することができる基板乾
燥装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板乾燥装
置の特徴とするところは、水で濡らされた複数枚の基板
を一括に乾燥処理する基板乾燥装置であって、水の沸点
よりも低い沸点をもつ有機溶媒が収容される処理槽と、
この処理槽内に有機溶媒を供給する供給手段と、前記処
理槽内の有機溶媒に浸漬され、かつ、内部に熱媒体が通
流される熱交換チューブを備えており、熱媒体と有機溶
媒とを熱交換させて有機溶媒の蒸気を発生させる第1の
熱交換器と、前記処理槽の上部または上方に設けられ、
かつ、内部に冷媒が通流される熱交換チューブを備えて
おり、冷媒と有機溶媒の蒸気とを熱交換させて有機溶媒
の蒸気を凝縮させる第2の熱交換器と、を有する。
【0008】有機溶媒としてIPA(沸騰点が約82
℃)を用いるときには、熱媒体として温度が90〜15
0℃の範囲、好ましくは130℃前後の飽和水蒸気又は
過飽和水蒸気を使用する。このため、火災事故を生じる
おそれがほとんどなく、安全である。
【0009】さらに、流量可変調整機構、温度センサお
よび制御手段を設けているので、有機溶媒蒸気の発生量
制御を迅速かつ簡単に実行できる。また、流量可変機構
としてはモータ駆動式のボールバルブが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1〜
図3に示すように、基板乾燥装置10はステンレス鋼製
の外槽11を備え、外槽11のなかに石英ガラス製また
はステンレス鋼製の処理槽12が設けられている。処理
槽12のなかには液状のIPA6が収容されている。外
槽11及び処理槽12ともに上部開口をもつ箱形容器で
ある。処理槽12と外槽11との間には断熱層13が設
けられ、処理槽12が外槽11から断熱されるようにな
っている。また、処理槽12は保温台16の上に載置さ
れている。
【0011】外槽11の上部開口には1対の開閉シャッ
タ51が被せられている。各シャッタ51はフィルタ5
2及びエア導入管53を備え、フィルタ52を介して外
槽11の上部スペース15Bに清浄エアが導入されるよ
うになっている。また、各シャッタ51にはシリンダ5
4の水平ロッド54aが連結され、シャッタ51のそれ
ぞれは水平方向にスライドされるようになっている。
【0012】ボート昇降装置(図示せず)が装置10の
上方に設けられ、ウェハボート82がボート昇降装置の
支持棒81により支持されている。ボート82には洗浄
装置(図示せず)で洗浄された25〜50枚の半導体ウ
ェハWが積み込まれている。基板乾燥装置10はウェハ
Wの直径及び枚数に応じてその容量サイズが決まる。ウ
ェハボート82は、外槽11の上部開口から装置10内
に導入され、上部スペース15Bを通って下部スペース
15Aに置かれるようになっている。下部スペース15
Aは処理槽12内で発生されるIPA蒸気が存在する領
域にあたる。
【0013】受皿19が処理槽12の内底部に設けら
れ、この受皿19の上にウェハボート82が置かれるよ
うになっている。受皿19はIPA6の液面6aよりも
上方に位置するように部材19aによって支持されてい
る。受皿19のほぼ中央には内部通路33に連通する孔
33aが開口している。内部通路33は外部の回収容器
(図示せず)に連通している。
【0014】IPA供給源30は処理槽12の内底部に
連通する供給管31及び戻り管32を備えている。IP
A供給源30は供給管31を介して処理槽12内にほぼ
室温のIPA6を供給し、戻り管32を介して処理槽1
2内のIPA6を排出するようになっている。IPA供
給源30は、流量制御弁(図示せず)及び分離フィルタ
(図示せず)を内蔵している。分離フィルタはIPA6
から水分を分離する機能を有する。分離された水分はド
レン(図示せず)を介して外部に排出されるようになっ
ている。
【0015】液面表示管36が処理槽12の内底部に連
通し、液面表示管36の垂直部にIPA液面6aの位置
が表示されるようになっている。液面表示管36の垂直
部は透明材料でつくられ、2つの光学センサ36a,3
6bによりIPA液面6aが検出されるようになってい
る。一方の光学センサ36aは液面6aの下限レベル位
置に設けられている。他方の光学センサ38は液面6a
の上限レベル位置に設けられている。両センサ36a,
36bともに投光素子及び受光素子をそれぞれ備え、制
御器40の入力部にそれぞれ接続されている。下センサ
36aでIPA液面6aを検出すると、制御器40はI
PA供給源30に指令信号を送り、処理槽12内にIP
A6が供給されるようになっている。上センサ36bで
IPA液面6aを検出すると、制御器40はIPA供給
源30に指令信号を送り、処理槽12内からIPA6が
排出されるようになっている。
【0016】第1の熱交換チューブ17が処理槽12の
内底部の直上に設けられている。第1熱交換器17は、
最適レベルの液面6aから約5cm下方に位置するよう
に、IPA6内に水没していることが好ましい。第1熱
交換チューブ17は石英ガラスのチューブまたはステン
レス鋼のパイプで形成されている。
【0017】図2に示すように、第1熱交換チューブ1
7の上流部17aは熱媒供給源20の供給側に連通して
いる。熱媒供給源20内には熱媒として飽和スチーム又
は過飽和スチームが収容されている。スチームの温度は
約130℃を中心として120〜140℃の範囲にコン
トロールされている。上流部17aの適所にボールバル
ブ38が設けられている。ボールバルブ38の開閉動作
部にはモータ37の駆動軸が連結され、モータ37の電
源スイッチには制御器40の出力部が接続されている。
一方、第1熱交換チューブ17の下流部17bは他の熱
交換器(図示せず)又は回収容器(図示せず)に連通さ
れている。
【0018】図3に示すように、第1熱交換チューブ1
7は処理槽12の底部に沿って蛇行している。なお、第
1熱交換チューブ17は直線状、U字状、又はコイル状
など他の形状としてもよい。また、第1熱交換チューブ
17の外周に必要に応じて多数のフィンを突設してもよ
い。第1熱交換チューブ17は、石英製またはステンレ
ス鋼製のチューブからなり、外径は10〜20mm、内径
は8〜18mm、肉厚は1〜2mmである。
【0019】環状の樋22が処理槽12の上部開口を取
り囲むように設けられている。樋22のなかにはコイル
状の第2熱交換チューブ21が収納されている。この第
2熱交換チューブ21は内周開口22aを介して樋22
内に侵入するIPA蒸気を冷却し、凝縮させる機能を有
する。樋22のドレン22bは処理槽12の上部内壁に
沿って取り付けられている。凝縮したIPA液はドレン
22bを通って処理槽12の内壁を伝わり底部に戻るよ
うになっている。さらに、樋22のベント22cは処理
槽12の外に向けて開口している。一方、外槽11の側
壁には排気装置60に連通する通路61が開口してい
る。この排気通路61を介して過剰なIPA蒸気が装置
外部へ排出されるようになっている。排出されたIPA
蒸気は回収容器(図示せず)に回収されるようになって
いる。
【0020】第2熱交換チューブ21の内部通路21a
は冷媒供給源28に連通し、これに冷媒が循環されるよ
うになっている。冷媒供給源28には冷媒として水や特
殊アルコール類が収容されている。第2熱交換チューブ
21は、石英製またはステンレス鋼製のチューブからな
り、外径は10〜20mm、内径は9〜19mm、肉厚は
0.5〜2.5mmである。なお、冷媒供給源28は冷媒
そのものを冷却するための熱交換システム(図示せず)
を備えている。
【0021】2つの温度センサ23,24が蒸気スペー
ス15Aの上限領域、すなわちIPA蒸気の凝縮領域に
設けられている。各温度センサ23,24は制御器40
にそれぞれ接続されている。これら温度センサ23,2
4の検出感度はIPAの沸点より低い温度、例えば70
℃にそれぞれ設定されている。第1の温度センサ23の
検出端はIPA蒸気凝縮領域のなかでも下のほうに位置
し、第2の温度センサ24の検出端はIPA蒸気凝縮領
域のなかでも上のほうに位置している。第2温度センサ
24の検出端は第1温度センサ23の検出端よりも4〜
6cmほど上方に設けられている。
【0022】さらに上部スペース15Bには異常検知用
の第3の温度センサ25が設けられている。この第3温
度センサ25は制御器40を介して火災報知器(図示せ
ず)及び自動消火装置(図示せず)に接続されている。
自動消火装置は処理槽12からIPAを緊急排出すると
ともに、ガス状の消火剤を散布する機能を有する。
【0023】複数個のランプ71が外槽11の上部側壁
にIPA蒸気雰囲気と隔離された状態で設けられ、上部
スペース15Bを通過するウェハWに赤外線が照射さ
れ、ウェハWを乾燥するようになっている。各ランプ7
1は反射板72でバックアップされている。なお、ラン
プ71の代わりにノズルを設けて、クリーンなドライガ
スをウェハWに吹き付けるようにしてもよい。
【0024】次に、図4,図5,図6(a)〜(e),
図7(a)〜(b)を参照しながら多数枚の濡れたウェ
ハWを上記装置10を用いて一括に乾燥処理する場合に
ついて説明する。
【0025】処理槽12内に所定量のIPA6を供給す
る(工程S1)。図6(a)及び図6(e)に示すよう
に、供給終了信号SP を受信すると制御器40からモー
タ37に指令信号SO が発信される。図6(b)及び図
6(e)に示すように、指令信号SO を受信するとモー
タ37はバルブ38を開度20〜30%に開け、第1の
熱交換チューブ17にスチームを供給し、処理槽内のI
PA6を加熱し、その状態を維持する(工程S2)。一
定時間を経過すると処理槽内のIPA6が温まり、IP
A蒸気6vの少量発生を維持し、処理可能な状態となる
(準備完了)。
【0026】洗浄された複数枚のウェハWをボート82
に積み込み、ボート82を昇降装置により下降させはじ
めると、トリガー信号SL が制御器40に送られる。図
6(a)及び図6(e)に示すように、制御器40がト
リガー信号SL を受信すると(工程S21)、制御器4
0からモータ37に指令信号S90が発信される(工程S
22)。図6(b)及び図6(e)に示すように、指令
信号S90を受信すると、モータ37はバルブ38を開度
20〜30%から開度90%に変え、第1熱交換チュー
ブ17へのスチーム供給量を増大する。
【0027】シャッタ51を開け(工程S3)、ウェハ
ボート82を装置10内に搬入し(工程S4)、シャッ
タ51を閉める(工程S5)。ウェハボート82を受皿
19の上に載置し、ウェハWをスペース15AのIPA
蒸気6vに曝す(工程S6)。
【0028】バルブ38の開度が90%にコントロール
されているので、IPA6の加熱が強まり、IPA蒸気
6vの発生量が増大し、ウェハ表面の水分がIPAに完
全に置換される。水分は受皿19内に流れ落ち、通路3
3を通って装置外部へ排出される。また、第2熱交換チ
ューブ21によりIPA蒸気6vは凝縮され、凝縮した
IPA6は樋22を介して処理槽12の底部に戻され
る。なお、制御器40は信号SU を受信するまで指令信
号Sc1 を発信し続ける(工程S25,工程S26)。
【0029】開度90%で多量発生したIPA蒸気6v
の層が徐々に上昇し、図7(b)に示すように第2温度
センサ24の検出端部に蒸気6vが到達すると、センサ
24は温度変化を検出し、検出信号Sd1 を制御器40
に送る(工程S23)。図6B及び図6Cに示すよう
に、検出信号Sd1 を受信すると、制御器40はモータ
37に指令信号Sc1 を発信する(工程S24,工程S
25)。これによりモータ37が駆動し、バルブ38の
開度を90%から50〜89%(予め設定をしておく)
の範囲に減じる。これによりIPA6の加熱が弱まり、
IPA蒸気6vの発生量が減少し、IPA蒸気6vの層
が徐々に下降する。
【0030】図7(a)に示すように、IPA蒸気6v
の層が第1温度センサ23の検出端部を下回ると、セン
サ23は温度変化を検出し、検出信号Sd2 を制御器4
0に送る。図6(b)及び図6(d)に示すように、検
出信号Sd2 を受信すると(工程S24)、制御器40
はモータ37に指令信号S90を発信する(工程S2
2)。これによりモータ37が駆動し、図6(e)に示
すように、バルブ38の開度を50〜89%の範囲から
90%に増大する。この繰り返しにより処理期間T1
においてはIPA蒸気6vの層は第1温度センサ23の
検出端部と第2温度センサ24の検出端部との間に制御
される。
【0031】IPA蒸気6vによるウェハWの処理が終
了すると、ウェハボート82を上昇させる。ウェハボー
ト82を上昇させはじめると、トリガー信号SU が制御
器40に送られる。制御器40はトリガー信号SU を受
信すると(工程S26)、制御器40からモータ37に
指令信号SO が発信される(工程S27)。指令信号S
O を受信すると、モータ37はバルブ38の開度を20
〜30%に低減し、IPA6の加熱を弱める(工程S
8)。
【0032】ウェハボート82を上部スペース15Bに
一時停止させ、スペース15Bを排気するとともに(工
程S9)、ランプ71を点灯し、ウェハWを乾燥する
(工程S10)。シャッタ51を開け(工程S11)、
ウェハWを装置10から搬出し(工程S12)、シャッ
タ51を閉じる(工程S13)。
【0033】上記装置によれば、第1熱交換器によりI
PAを直接加熱するので、IPAの加熱開始から蒸気発
生までの応答が速く、多量のIPA蒸気を迅速に発生さ
せることができる。このため、処理期間T1 が短縮さ
れ、スループットが大幅に向上する。なお、期間T0
バルブ開度20〜30%でIPA6をウォームアップす
る準備期間にあたり、期間T2 はバルブ開度50〜89
%でIPA6を加熱する期間にあたる。
【0034】第1熱交換チューブ17の伝熱面積をさら
に大きくすることは容易に可能であり、さらに効率良く
IPA6を加熱することができるようになる。また、第
1熱交換チューブ17に用いる熱媒体として温度が13
0℃前後の飽和水蒸気を採用するので、火災を起こすお
それがほとんどなく、安全である。
【0035】さらに、2つの温度センサ23,24及び
制御器40によりスチームバルブ38をフィードバック
制御するので、IPA蒸気の発生量を迅速かつ細まめに
変えることができ、処理に要する時間をなお一層短縮す
ることができる。
【0036】なお、上述した実施例では、IPA蒸気の
凝縮領域に2個の温度センサ23,24を設けている
が、1個のみ又は3個以上の温度センサであってもよ
い。また、熱媒体の流量調整用バルブ38もモータ駆動
式ボールバルブのみに限られるものではない。
【0037】さらに、上述した実施例では、処理槽2お
よび第1熱交換器17は石英ガラス製またはステンレス
鋼製であるが、不純物の溶出が極めて少なければこれら
以外の他の材料でつくってもよい。また、上述した実施
例では半導体ウェハを乾燥する場合について説明した
が、この他にLCD基板の乾燥にも本発明の装置を用い
ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、第1熱交換器によりI
PAを直接加熱するので、IPAの加熱開始から蒸気発
生までの応答が速く、多量のIPA蒸気を迅速に発生さ
せることができる。このため、処理期間T1 が短縮さ
れ、スループットが大幅に向上する。
【0039】第1熱交換チューブ17の伝熱面積をさら
に大きくすることは容易に可能であり、さらに効率良く
IPA6を加熱することができるようになる。また、第
1熱交換チューブ17に用いる熱媒体として温度が13
0℃前後の飽和水蒸気を採用するので、火災を起こすお
それがほとんどなく、安全である。
【0040】2つの温度センサ23,24及び制御器4
0によりスチームバルブ38をフィードバック制御する
ので、IPA蒸気の発生量を迅速かつ細まめに変えるこ
とができ、処理に要する時間をなお一層短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板乾燥装置の全体を示
す断面ブロック図。
【図2】基板乾燥装置の主要部を示す断面ブロック図。
【図3】図2のIII−III線で切断した基板乾燥装置を示
す断面図。
【図4】基板乾燥方法を示すフローチャート。
【図5】IPA加熱システムの制御器における動作を示
すフローチャート。
【図6】(a)〜(e)のそれぞれは、IPA加熱シス
テムの動作を説明するために各信号とバルブ開度との関
係を示すタイミングチャート。
【図7】(a)及び(b)のそれぞれは、IPA加熱制
御を説明するためにIPA蒸気発生領域の上限をそれぞ
れ模式的に示す略断面図である。
【符号の説明】
11…外槽、 12…処理槽、 17…第1の熱交換チ
ューブ、19…受皿、20…熱媒供給源、 21…第2
の熱交換チューブ、22…樋、 23,24,25…温
度センサ、 28…冷媒供給源、30…IPA供給源、
37…モータ、 38…バルブ、 40…制御器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野田 元 東京都板橋区志村1丁目2番3号 株式会 社金門コルツ内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水で濡らされた複数枚の基板を一括に乾
    燥処理する基板乾燥装置において、 水の沸点よりも低い沸点をもつ有機溶媒が収容される処
    理槽と、 この処理槽内に有機溶媒を供給する供給手段と、 前記処理槽内の有機溶媒に浸漬され、かつ、内部に熱媒
    体が通流される熱交換チューブを備えており、熱媒体と
    有機溶媒とを熱交換させて有機溶媒の蒸気を発生させる
    第1の熱交換器と、 前記処理槽の上部または上方に設けられ、かつ、内部に
    冷媒が通流される熱交換チューブを備えており、冷媒と
    有機溶媒の蒸気とを熱交換させて有機溶媒の蒸気を凝縮
    させる第2の熱交換器と、を有することを特徴とする基
    板乾燥装置。
  2. 【請求項2】 さらに、第1の熱交換チューブ内を通流
    される熱媒体の流量を可変調整する流量可変調整機構
    と、有機溶媒の蒸気発生領域の温度を検出する少なくと
    も1つの温度センサと、この温度センサの検出信号に基
    づき流量可変調整機構を制御する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、温度センサによって検出さ
    れた検出信号に基づき流量可変調整機構を制御し、有機
    溶媒の蒸気を上昇又は下降させるべく熱媒体の流量を増
    減させることを特徴とする請求項2記載の基板乾燥装
    置。
  4. 【請求項4】 流量可変機構は、第1熱交換チューブ内
    を通流する熱媒体の流量を可変するモータ駆動式のボー
    ルバルブを備えていることを特徴とする請求項2記載の
    基板乾燥装置。
  5. 【請求項5】 処理対象となる基板は半導体ウェハまた
    はLCD用ガラス基板であり、有機溶媒にはイソプロピ
    ルアルコールを用いることを特徴とする請求項1記載の
    基板乾燥装置。
  6. 【請求項6】 熱媒体には飽和水蒸気又は過飽和水蒸気
    を用いることを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装
    置。
  7. 【請求項7】 さらに、有機溶媒の蒸気を発生させる領
    域より上方で、基板に付着した有機溶媒を強制的に揮発
    させる手段を有することを特徴とする請求項1記載の基
    板乾燥装置。
  8. 【請求項8】 処理槽は石英ガラス製又はステンレス鋼
    製であることを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装
    置。
  9. 【請求項9】 第1の熱交換チューブは石英ガラス製又
    はステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1記載
    の基板乾燥装置。
  10. 【請求項10】 第2の熱交換チューブは石英ガラス製
    又はステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1記
    載の基板乾燥装置。
  11. 【請求項11】 さらに、第2の熱交換器により凝縮さ
    れた有機溶媒を処理槽の下部に戻すための樋を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装置。
  12. 【請求項12】 さらに、処理槽内の有機溶媒に浸漬し
    ないように設けられ、基板から除去された水分を受ける
    受皿と、この受皿に開口し除去水分を外部に排出する排
    出通路と、を有することを特徴とする請求項1記載の基
    板乾燥装置。
  13. 【請求項13】 さらに、有機溶媒の蒸気発生領域より
    も上方の領域を排気する排気手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の基板乾燥装置。
  14. 【請求項14】 さらに、有機溶媒の蒸気発生領域とそ
    の上方領域との間で基板を移動させる搬送手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の基板乾燥装置。
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