JPH08242511A - 送電線引留鉄構を有する電気所 - Google Patents

送電線引留鉄構を有する電気所

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JPH08242511A
JPH08242511A JP7044398A JP4439895A JPH08242511A JP H08242511 A JPH08242511 A JP H08242511A JP 7044398 A JP7044398 A JP 7044398A JP 4439895 A JP4439895 A JP 4439895A JP H08242511 A JPH08242511 A JP H08242511A
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明広 井島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送電線の引込み方向および高さ方向に小型化
した送電線引留鉄構を有する電気所を提供する。 【構成】 一回線分の送電線4U,4V,4Wを引き留
める送電線引留鉄構16は、相対向して樹立した一対の
柱状部材16A,16Bの上部間を一本の梁部材16C
によって橋絡して全体的に門型に構成し、一対の柱状部
材16A,16Bの高さ方向の中間部にそれぞれ一端を
固定した引留碍子8U,8Wの他端で外相の送電線4
U,4Wを引き留め、また中相の送電線4Vを梁部材1
6Cの軸方向の中間部に一端を固定した引留碍子8Vの
他端で引き留め、送電線引留鉄構16の反送電線側に構
成した電気機器に接続した気中ブッシングのうち、両外
相の気中ブッシング1U,1Wは、送電線引留鉄構16
の送電線側にそれぞれ樹立し、また中相の気中ブッシン
グ1Vは送電線引留鉄構16の反送電線側に樹立してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器用の気中ブッ
シングと電力搬送用の送電線とを接続するために用いら
れる送電線用引留鉄構を有する電気所に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発電所、変電所、開閉所等の電
気所においては、電気所に配置されたガス絶縁開閉装置
等の送電線側に接続した気中ブッシングと電力搬送用の
送電線とを接続するために、電気所用地内に送電線用引
留鉄構を建設し、この送電線用引留鉄構に一端を連結し
た引留碍子で送電線や気中架線を支持しながら両者間の
接続を行なっている。この送電線用引留鉄構は、送電線
や気中架線が大気絶縁によって相間絶縁を保持している
のに対し、気中ブッシング以降のガス絶縁開閉装置等は
絶縁性に優れた絶縁性ガス等によって相間絶縁を保持し
ているため、ガス絶縁開閉装置等の機器側に比べて送電
線用引留鉄構が大型化してしまう。
【0003】そこで、従来の送電線用引留鉄構の占有敷
地面積を低減するために種々の提案がなされており、例
えば特開昭55−160907号公報に記載された送電
線用引留鉄構を図5および図6を用いて説明する。図5
は電気所の要部を示す平面図で、図6はその側面図であ
る。
【0004】電気所の敷地内には、所定の距離を隔てて
高さの異なる門型の送電線用引留鉄構12,13を並設
しており、それぞれの送電線用引留鉄構12,13は、
送電線4,5の引込み方向に対して直交する方向の両端
部に樹立した1対の柱状部材12A,12B;13A,
13Bと、これらをそれぞれ橋絡する梁部材12C,1
3Cを有して門型に構成されている。一方、ガス絶縁開
閉装置等の電気機器14,15の送電線側に設けた三相
分の気中ブッシング1U〜1W,2U〜2Wは、中相と
外相の位置を送電線4,5の引込み方向に対して前後に
異ならせている。つまり、二回線引込みとしたうちの送
電線4側においては、外相の気中ブッシング1U,1W
を送電線用引留鉄構12,13間に配置し、中相の気中
ブッシング1Vを送電線用引留鉄構12の反送電線側に
配置し、また送電線5側においては、外相の気中ブッシ
ング2U,2Wを送電線用引留鉄構12の反送電線側に
配置し、また中相の気中ブッシング2Vを送電線用引留
鉄構12,13間に配置している。従って、各回線毎に
三相の気中ブッシング1U〜1W,2U〜2Wを平面で
見ると、送電線4,5の引込み方向に対して直交する方
向に底辺を有する三角形の各頂点に気中ブッシング1U
〜1W,2U〜2Wをそれぞれ配置している。図6に示
すように送電線5の外相5U,5Wは、送電線5から遠
い方の送電線用引留鉄構12に引留碍子8U,8Wを介
してそれぞれ引き留められ、気中架線9U,9Wによっ
て気中ブッシング2U,2Wに接続され、一方、送電線
5の中相5Vは、送電線5側に位置した送電線用引留鉄
構13に引留碍子8Vを介して引き留められ、気中架線
9Vによって気中ブッシング2Vと接続され、送電線5
の引込み方向に延びたガス絶縁母線6を介して電気機器
15に連結されている。同様に送電線4の外相4U,4
Wは、送電線4側に位置する送電線用引留鉄構13に引
留碍子を介して引き留められ、また中相4Vは送電線4
から遠ざけられた側の送電線用引留鉄構12に引留碍子
を介して引き留められ、それぞれ気中架線によって気中
ブッシング1U,1V,1Wと接続されている。
【0005】このように送電線用引留鉄構12,13を
二重に設けて三相の気中ブッシングを三角形の各頂点に
配置した構成をとることによって、送電線用引留鉄構1
2,13の梁部材12C,13Cの軸方向の長さLを縮
小することができるようになったが、送電線用引留鉄構
12,13を二重に設けているため、電気所の建設費用
を高くしてしまうと共に、送電線4,5の引込み方向に
大型化して電気所の付設面積を大きくしてしまってい
た。これに対して、特開昭55−68805号公報に記
載された変電所では、送電線の引込み方向に小型化する
ために、送電線用引留鉄構の構成要素である梁部材を上
下二段に構成することによって送電線用引留鉄構を一つ
にすることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この後
者の従来の送電線用引留鉄構においても、送電線用引留
鉄構の構成要素である梁部材に引留碍子を介して送電線
を支持する構成であったため、上部の梁部材に支持した
送電線に一端を接続した気中架線は、下部の梁部材との
間の絶縁を考慮しながら下部に降ろして電気機器の対応
する気中ブッシングに接続しなければならず、送電線の
引込み方向に小型化することができるものの、上部梁部
材と下部梁部材間に十分な絶縁距離を確保すると、高さ
を相当増大させてしまい、結局、送電線用引留鉄構を小
型化することができなかった。
【0007】本発明の目的とするところは、幅方向およ
び高さ方向に小型化した送電線引留鉄構を有する電気所
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、送電線引留鉄構の近傍に電気機器の三相の気
中ブッシングを配置し、上記送電線引留鉄構にそれぞれ
引き留めた三相の送電線を気中架線を介して各相の上記
気中ブッシングにそれぞれ接続して成る送電線引留鉄構
を有する電気所において、上記送電線引留鉄構は、柱状
部材と、この柱状部材の上方部に連結した梁部材とを有
して構成し、上記三相の送電線は、上記柱状部材と上記
梁部材に分散して引き留めたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明による送電線引留鉄構を有する電気所
は、上述したように三相の送電線を、送電線引留鉄構を
構成する柱状部材と梁部材とに分散して引き留めるよう
にし、特に、柱状部材を利用して所定の相の送電線を引
き留めるようにしたため、送電線引留鉄構の幅方向を縮
小すると共に、従来よりも梁部材を少なくして高さ方向
を抑え、全体的に小型化することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例による送電線引留
鉄構を有する電気所を示す斜視図である。
【0012】一回線分の送電線4U,4V,4Wを引き
留める送電線引留鉄構16は、相対向して樹立した一対
の柱状部材16A,16Bの上部間を一本の梁部材16
Cによって橋絡し、この梁部材16Cに反送電線側に突
出した支持腕17Vを有して、全体的に門型に構成され
ている。各相の送電線4U,4V,4Wは、支持腕17
Vとは反対の方向から引き留められ、具体的には一対の
柱状部材16A,16Bの高さ方向の中間部にそれぞれ
一端を固定した引留碍子8U,8Wの他端で外相の送電
線4U,4Wを引き留め、また中相の送電線4Vを梁部
材16Cの軸方向の中間部に一端を固定した引留碍子8
Vの他端で引き留めている。これに対して、送電線引留
鉄構16の反送電線側に構成したガス絶縁開閉装置等の
電気機器にガス絶縁接続母線6U,6V,6Wを介して
接続した気中ブッシングのうち、両外相の気中ブッシン
グ1U,1Wは、送電線引留鉄構16の送電線側で柱状
部材16A,16Bから絶縁を保持した位置にそれぞれ
樹立されており、また中相の気中ブッシング1Vは送電
線引留鉄構16の反送電線側に柱状部材16A,16B
から所定の絶縁距離を隔てた位置に樹立されている。従
って、これら三相の気中ブッシング1U,1V,1W
は、平面で見ると、送電線引留鉄構16の送電線側に送
電線4U,4V,4Wの引込み方向とほぼ直交する底辺
を有し、かつ送電線引留鉄構16の反送電線側に底辺に
対向する他の頂点を有する三角形の各頂点に配置された
ことになる。
【0013】外相の気中ブッシング1U,1Wと外相の
送電線4U,4W間の電気的な接続は、一端をそれぞれ
送電線4U,4Wに接続した気中架線9U,9Wの他端
を気中ブッシング1U,1Wの上部端子に接続すること
によって行なわれており、また中相の気中ブッシング1
Vと中相の送電線4V間の接続は、一端を送電線4Vに
接続した気中架線9Vを送電線引留鉄構16の門内を通
してその反送電線側に導いた後、支持腕17Vに取り付
けた引留碍子18Vで支持しながら垂下して中相の気中
ブッシング1Vの上部端子に接続することによって行な
われている。
【0014】このような構成の送電線引留鉄構16によ
れば、柱状部材16A,16B間を橋絡するのは一本の
梁部材16Cであるから、送電線引留鉄構16の高さを
従来よりも低く抑えることができる。つまり、従来の送
電線引留鉄構においては、図1を兼用して説明するなら
一本の梁部材16Cの下部にもう一本の梁部材が構成さ
れていたため、上方部に位置する梁部材16Cに引留碍
子18Vを介して引き留めた中相の送電線4Vと接続し
た気中架線9Vは、下部に位置する梁部材との気中絶縁
距離を考慮しなければならず、このため、上方部に位置
する梁部材16Cの高さを増大しなければならず、送電
線引留鉄構全体を高くしていた。しかも、本実施例で
は、柱状部材16A,16Bに引留碍子8U,8Wの一
端を固定して送電線4U,4Wを支持するようにして、
従来の下部に位置した梁部材を省略しているため、送電
線引留鉄構16の構成を簡略化することができると共
に、柱状部材16A,16Bの間隔Lを従来よりも狭く
して小型化することができる。このとき、送電線4Vに
接続した気中架線9Vが送電線4U,4W間を通るよう
になると、気中架線9Vと送電線4U,4W間に所定の
気中絶縁距離を確保しなければならないため、送電線4
U,4W間の距離や柱状部材16A,16B間の距離L
を大きくしなければならなくなる。しかし、本実施例で
は、中相の気中ブッシング1Vを送電線引留鉄構16の
反送電線側に配置し、梁部材16Cの反送電線側には支
持腕17Vを設け、梁部材16Cに引き留めた送電線4
Vに接続した気中架線9Vの中間部を支持腕17Vに設
けた引留碍子18Vで支持するようにしているため、気
中架線9Vは送電線4U,4Wの対向部から遠ざけるこ
とができ、気中架線9Vと柱状部材16A,16B間の
絶縁距離を確保すれば、気中架線9Vが送電線4U,4
W間を通る場合に比べて送電線4U,4W間の距離や柱
状部材16A,16B間の距離Lを縮小することができ
る。
【0015】図2は本発明の他の実施例による送電線引
留鉄構16を有する電気所の斜視図である。
【0016】この実施例における送電線引留鉄構16
は、一本の柱状部材16Aの上端部に梁部材16Cの軸
方向中間部を連結して概略T字型に構成されており、一
本の柱状部材16Aは、梁部材16Cの軸方向の丁度中
間よりも多少偏寄した位置で連結され、また梁部材16
Cは、その軸方向の両端部に反送電線側に突出した支持
腕17U,17Wをそれぞれ有している。各相の送電線
5U,5V,5Wは、支持腕17U,17Wとは反対の
方向から引き留められており、具体的には梁部材16C
の軸方向両端部に一端をそれぞれ固定した引留碍子8
U,8Wの他端で外相の送電線5U,5Wを引き留め、
柱状部材16Aの高さ方向の中間部に一端を固定した引
留碍子8Vの他端で中相の送電線4Vを引き留めてい
る。これに対して、送電線引留鉄構16の反送電線側に
構成したガス絶縁開閉装置等の電気機器にガス絶縁接続
母線6U,6V,6Wを介して接続した気中ブッシング
のうち、外相の気中ブッシング1U,1Wは、送電線引
留鉄構16の反送電線側で柱状部材16Aから絶縁を保
持した位置にそれぞれ樹立されており、また中相の気中
ブッシング1Vは送電線引留鉄構16の送電線側に柱状
部材16Aから所定の絶縁距離を隔てた位置に樹立され
ている。このとき、柱状部材16Aは、梁部材16Cの
軸方向の丁度中間よりも多少偏寄した位置で連結されて
いるため、中相の気中ブッシング1Vに接続したガス絶
縁接続母線6Vを避けることができる。このようにし
て、これら三相の気中ブッシング1U,1V,1Wは、
平面で見ると、送電線引留鉄構16の反送電線側に送電
線5U,5V,5Wの引込み方向とほぼ直交する底辺を
有し、かつ送電線引留鉄構16の送電線側に底辺に対向
する他の頂点を有する三角形の各頂点に配置されたこと
なる。
【0017】中相の気中ブッシング1Vと中相の送電線
5V間の電気的な接続は、一端を送電線5Vに接続した
気中架線9Vをほぼ垂下しその他端を気中ブッシング1
Vに接続して行ない、また外相の気中ブッシング1U,
1Wと外相の送電線5U,5W間の電気的な接続は、一
端をそれぞれ送電線5U,5Wに接続した気中架線9
U,9Wの他端を送電線引留鉄構16の梁部材16Cの
下部を通してその反送電線側に導いた後、支持腕17
U,17Wにそれぞれ取り付けた引留碍子18U,18
Wで中間部を支持しながら垂下して外相の気中ブッシン
グ1U,1Wの上部端子に接続することによって行なわ
れている。
【0018】このような構成の送電線引留鉄構16によ
れば、先の実施例と同様に柱状部材16Aに連結するの
は一本の梁部材16Cであるから、送電線引留鉄構16
の高さを従来よりも低く抑えることができる。しかも、
本実施例では、柱状部材16Aに引留碍子8Vの一端を
固定して送電線4Vを支持するようにして、従来の下部
に位置した梁部材を省略しているため、送電線引留鉄構
16の構成を簡略化することができると共に、梁部材1
6Cの軸方向長を短くして小型化することができる。こ
のとき、送電線5Vに接続した気中架線9Vが気中架線
9U,9W間を通るようになると、気中架線9Vと気中
架線9U,9W間に所定の気中絶縁距離を確保しなけれ
ばならないため、送電線5U,5W間の距離や梁部材1
6Cの軸方向の長さLを大きくしなければならなくな
る。しかし、本実施例では、中相の気中ブッシング1V
を送電線引留鉄構16の送電線側に配置し、梁部材16
Cの反送電線側には支持腕17U,17Wを設け、梁部
材16Cに引き留めた送電線5U,5Wに接続した気中
架線9U,9Wの中間部を支持腕17U,17Wに設け
た引留碍子18U,18Wで支持するようにしているた
め、気中架線9Vを気中架線9U,9Wから遠ざけるこ
とができ、気中架線9U,9Wと柱状部材16A間の絶
縁距離を確保すれば、気中架線9Vが気中架線9U,9
W間を通る場合に比べて送電線5U,5W間の距離や梁
部材16Cの軸方向長さLを縮小することができる。
【0019】先の図1に示した実施例においても同様で
あるが、送電線の回線数に応じて送電線引留鉄構16を
並設し、例えば二回線引込みなら二つの送電線引留鉄構
16を並設するが、この場合、図1に示した送電線引留
鉄構16と図2に示した送電線引留鉄構16を組み合わ
せるようにすると良い。そのようにすると、図1に示し
た送電線引留鉄構16の上部に位置する梁部材16Cに
引き留めた送電線は一つの相であり、図2に示した送電
線引留鉄構16の上部に位置する梁部材16Cに引き留
めた送電線は二つの相であり、また図1に示した送電線
引留鉄構16の下部に位置する柱状部材16A,16B
に引き留めた送電線は二つの相であり、図2に示した送
電線引留鉄構16の下部に位置する柱状部材16Aに引
き留めた送電線は一つの相であり、上下においてほぼ均
等に相間の気中絶縁距離を確保すれば良く、送電線引留
鉄構全体としての幅を縮小することができる。また、こ
の場合、二回線分の送電線引留鉄構を一体に連結して構
成しても良い。
【0020】図3は本発明のさらに他の実施例における
送電線引留鉄構を有する電気所の斜視図で、基本的には
図1に示した実施例と同様であるから、同等物には同一
符合を付けて詳細な説明を省略し、相違する部分につい
てのみ説明する。
【0021】この実施例における送電線引留鉄構16の
柱状部材16A,16Bは、その高さ方向の途中を反送
電線側に屈曲させ、梁部材16Cの軸方向中間部に引留
碍子18Vの一端を直接固定している。このように送電
線引留鉄構16を構成すれば、図1に示した実施例にお
ける支持腕17Vを省略することができる。また、これ
ら両実施例から容易に理解できるように、送電線引留鉄
構16の梁部材16Cは、その軸方向のほぼ中間部を反
送電線側に突出した弓状あるいはくの字状に成して支持
腕17Vを省略することができる。
【0022】図4は本発明のさらに他の実施例における
送電線引留鉄構を有する電気所の斜視図で、基本的には
図2に示した実施例と同様であるから、同等物には同一
符合を付けて詳細な説明を省略し、相違する部分につい
てのみ説明する。
【0023】この実施例における送電線引留鉄構16の
柱状部材16Aは、その高さ方向の途中を反送電線側に
屈曲させ、梁部材16Cの軸方向両端部に引留碍子18
U,18Wの一端を直接固定している。このように送電
線引留鉄構16を構成すれば、図2に示した実施例にお
ける支持腕17U,17Wを省略することができる。ま
た、これら両実施例から容易に理解できるように、送電
線引留鉄構16の梁部材16Cは、その軸方向のほぼ両
端部を反送電線側に突出するように弓状あるいはくの字
状に成して支持腕17U,17Wを省略することができ
る。
【0024】上述した図2および図4に示した実施例に
おいては、いずれも一本の柱状部材16Aを用いて送電
線引留鉄構16を構成したが、梁部材16Cの軸方向の
中心部に対応する位置には、中相の気中ブッシング1V
に接続したガス絶縁接続母線6Vが配置しているため、
この柱状部材16Aはガス絶縁接続母線6Vを避けるよ
うに梁部材16Cの軸方向の中心部からずらして配置し
ている。このため、柱状部材16Aの上端部に連結され
る梁部材16Cは左右の荷重バランスが均等でなくなっ
てしまうので、ガス絶縁接続母線6Vを挾んで柱状部材
16Aに近接させたもう一本の柱状部材を配置すると、
一層強固な送電線引留鉄構16にすることができる。こ
の場合、対向した柱状部材間は、ガス絶縁接続母線6V
の部分を避けてその対向部を連結して見かけ上、一本の
柱状部材とすることもできるし、また対向した柱状部材
間に引留碍子8Vの一端を固定することもできる。
【0025】尚、上述した図示の実施例においてはいず
れも送電線が一回線の場合について説明したが、複数回
線の送電線を有する場合、回線毎に複数の送電線引留鉄
構16を並設する。このとき並設した送電線引留鉄構1
6の梁部材16C間を機械的に連結することができ、特
に、図1に示した送電線引留鉄構16と図2に示した送
電線引留鉄構16を交互に構成した場合、それぞれの梁
部材16C間を機械的に連結すると、図2に示した柱状
部材16Aの上端部に連結される梁部材16Cの左右の
荷重バランスが均等でなくても対処することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送電線引留
鉄構を有する電気所によれば、送電線引留鉄構を柱状部
材と梁部材から構成し、三相の送電線をこれら柱状部材
と梁部材とに分散して引き留めるようにしたため、送電
線引留鉄構の幅方向を有効に活用して同方向を縮小し、
また、従来必要とされた上下一対の梁部材の一方を省略
することができるようになり、送電線引留鉄構全体とし
ても構成を簡略化して小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による送電線引留鉄構を有す
る電気所の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施側による送電線引留鉄構を有
する電気所の斜視図である。
【図3】本発明のさらに他の実施側による送電線引留鉄
構を有する電気所の斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の実施側による送電線引留鉄
構を有する電気所の斜視図である。
【図5】従来の送電線引留鉄構を有する電気所の平面図
である。
【図6】図5に示した送電線引留鉄構を有する電気所の
側面図である。
【符合の説明】
1U,1V,1W 気中ブッシング 4U,4V,4W 送電線 5U,5V,5W 送電線 6U,6V,6W ガス絶縁接続母線 8U,8V,8W 引留碍子 9U,9V,9W 気中架線 16 送電線引留鉄構 16A,16B 柱状部材 16C 梁部材 17U,17V,17W 支持腕 18U,18V,18W 引留碍子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線引留鉄構の近傍に電気機器の三相
    の気中ブッシングを配置し、上記送電線引留鉄構にそれ
    ぞれ引き留めた三相の送電線を気中架線を介して各相の
    上記気中ブッシングにそれぞれ接続して成る送電線引留
    鉄構を有する電気所において、上記送電線引留鉄構は、
    柱状部材と、この柱状部材の上方部に連結した梁部材と
    を有して構成し、上記三相の送電線は、上記柱状部材と
    上記梁部材に分散して引き留めたことを特徴とする送電
    線引留鉄構を有する電気所。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記送電
    線引留鉄構は、一対の柱状部材と、これら柱状部材の上
    方部間を連結した梁部材とを有して門型に構成し、上記
    三相の送電線は、上記両柱状部材と上記梁部材にそれぞ
    れ分散して引き留めたことを特徴とする送電線引留鉄構
    を有する電気所。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、上記送電
    線引留鉄構の上記送電線側に両外相の上記気中ブッシン
    グを配置し、上記送電線引留鉄構の反送電線側に中相の
    上記気中ブッシングを配置し、両外相の上記送電線は上
    記両柱状部材にそれぞれ引き留め、中相の上記送電線は
    上記梁部材に引き留めたことを特徴とする送電線引留鉄
    構を有する電気所。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のものにおいて、各相の上
    記送電線はそれぞれ一端を上記送電線引留鉄構に固定し
    た引留碍子の他端に連結し、これら各相の上記送電線と
    各相の上記気中ブッシング間をそれぞれ気中架線で接続
    し、上記梁部材に引き留めた中相の上記送電線に接続し
    た上記気中架線は、上記送電線引留鉄構の上記門型内を
    通して上記送電線引留鉄構の上記反送電線側に導くと共
    に、上記梁部材に設けた他の引留碍子によって中間部を
    支持したことを特徴とする送電線引留鉄構を有する電気
    所。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のものにおいて、上記梁部
    材の反送電線側に延びた支持腕を設け、上記中相の上記
    送電線に接続した上記気中架線は、上記支持腕に設けた
    上記他の引留碍子によって中間部を支持したことを特徴
    とする送電線引留鉄構を有する電気所。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のものにおいて、上記梁部
    材は、上記他の引留碍子の取付け部を上記反送電線側に
    突出させて構成したことを特徴とする送電線引留鉄構を
    有する電気所。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のものにおいて、上記送電
    線引留鉄構は、柱状部材と、この柱状部材の上方部に連
    結した梁部材とを有して略T字型に構成し、上記三相の
    送電線は、上記柱状部材と上記梁部材にそれぞれ分散し
    て引き留めたことを特徴とする送電線引留鉄構を有する
    電気所。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のものにおいて、上記送電
    線引留鉄構の反送電線側に両外相の上記気中ブッシング
    を配置し、上記送電線引留鉄構の上記送電線側に中相の
    上記気中ブッシングを配置し、両外相の上記送電線は上
    記梁部材の両端部にそれぞれ引き留め、中相の上記送電
    線は上記柱状部材に引き留めたことを特徴とする送電線
    引留鉄構を有する電気所。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のものにおいて、各相の上
    記送電線はそれぞれ一端を上記送電線引留鉄構に固定し
    た引留碍子の他端に連結し、これら各相の上記送電線と
    各相の上記気中ブッシング間をそれぞれ気中架線で接続
    し、上記梁部材に引き留めた外相の上記送電線に接続し
    た上記気中架線は、上記梁部材の下部を通して上記送電
    線引留鉄構の上記反送電線側に導くと共に、上記梁部材
    に設けた他の引留碍子によって中間部を支持したことを
    特徴とする送電線引留鉄構を有する電気所。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のものにおいて、上記梁
    部材の反送電線側に延びた支持腕をそれぞれ設け、上記
    両外相の上記送電線に接続した上記気中架線は、上記両
    支持腕にそれぞれ設けた上記他の引留碍子によって中間
    部をそれぞれ支持したことを特徴とする送電線引留鉄構
    を有する電気所。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のものにおいて、上記梁
    部材は、上記他の引留碍子の取付け部を上記反送電線側
    に突出させて構成したことを特徴とする送電線引留鉄構
    を有する電気所。
  12. 【請求項12】 請求項3および請求項8記載のいずれ
    か1つのものにおいて、上記柱部材の軸方向途中を屈曲
    させて、上記梁部材が上記反送電線側に突出するように
    したことを特徴とする送電線引留鉄構を有する電気所。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のものにおいて、上記送
    電線は複数回線から成り、各回線毎にそれぞれ上記送電
    線引留鉄構を構成したことを特徴とする送電線引留鉄構
    を有する電気所。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のものにおいて、上記隣
    接する送電線引留鉄構の上記梁部材間を連結して構成し
    たことを特徴とする送電線引留鉄構を有する電気所。
  15. 【請求項15】 請求項1記載のものにおいて、上記送
    電線は複数回線から成り、一回線に対応する上記送電線
    引留鉄構は、一対の柱状部材と、これら柱状部材の上方
    部間を連結した梁部材とを有して門型に構成し、この回
    線の上記三相の送電線は、上記両柱状部材と上記梁部材
    にそれぞれ分散して引き留め、隣接する他の回線に対応
    する上記送電線引留鉄構は、柱状部材と、この柱状部材
    の上方部に連結した梁部材とを有して略T字型に構成
    し、この回線の上記三相の送電線は、上記柱状部材と上
    記梁部材にそれぞれ分散して引き留めたことを特徴とす
    る送電線引留鉄構を有する電気所。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のものにおいて、上記
    隣接する回線の上記送電線引留鉄構の上記梁部材間を連
    結して構成したことを特徴とする送電線引留鉄構を有す
    る電気所。
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