JPH082492A - 船舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチ - Google Patents
船舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチInfo
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- JPH082492A JPH082492A JP13564994A JP13564994A JPH082492A JP H082492 A JPH082492 A JP H082492A JP 13564994 A JP13564994 A JP 13564994A JP 13564994 A JP13564994 A JP 13564994A JP H082492 A JPH082492 A JP H082492A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】一方向に連続回転している主機関の回転出力
を、二重反転ギャ装置を介して常時、正逆転をつくり、
ベベルギャ型ドグクラッチを用いることにより迅速にプ
ロペラ回転方向を変えることができる船舶におけるプロ
ペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチを
提供することにある。 【構成】主機関から突出する主軸にベベルギャを介して
噛み合う二重反転ギャ装置によって、外筒軸及びこの外
筒軸内に設けた内軸の回転方向を異なるようにし、更に
操作レバーによって移動するベベルギャ型ドグ・クラッ
チのドグシフターを、上記外筒軸又は内軸に連結して回
転するようにし、更にこのドグシフターを介して上記外
筒軸又は内軸の回転をプロペラ軸に伝達できるようにし
た構成である。
を、二重反転ギャ装置を介して常時、正逆転をつくり、
ベベルギャ型ドグクラッチを用いることにより迅速にプ
ロペラ回転方向を変えることができる船舶におけるプロ
ペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチを
提供することにある。 【構成】主機関から突出する主軸にベベルギャを介して
噛み合う二重反転ギャ装置によって、外筒軸及びこの外
筒軸内に設けた内軸の回転方向を異なるようにし、更に
操作レバーによって移動するベベルギャ型ドグ・クラッ
チのドグシフターを、上記外筒軸又は内軸に連結して回
転するようにし、更にこのドグシフターを介して上記外
筒軸又は内軸の回転をプロペラ軸に伝達できるようにし
た構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種船舶、特に中小型船
舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ド
グ・クラッチに関するものである。
舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ド
グ・クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に遠洋鮪延縄漁船では、投縄時にク
ラッシャスターンを、また揚げ縄時には微速前後進など
の操船を頻繁に繰り返す作業が不可欠である。したがっ
て、従来は、可変ピッチ・プロペラを装備するか(従来
例1)、主機関とプロペラとを軸を介して直結するか
(従来例2)、或いは図6〜図8に示すようなスライデ
ィング・メッシュ式トランスミッションを介入させた軸
系で通常プロペラを使用するか(従来例3)、の方法が
採られている。
ラッシャスターンを、また揚げ縄時には微速前後進など
の操船を頻繁に繰り返す作業が不可欠である。したがっ
て、従来は、可変ピッチ・プロペラを装備するか(従来
例1)、主機関とプロペラとを軸を介して直結するか
(従来例2)、或いは図6〜図8に示すようなスライデ
ィング・メッシュ式トランスミッションを介入させた軸
系で通常プロペラを使用するか(従来例3)、の方法が
採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1では、通常プロペラに比べて、イニシャルコスト
及びメンテナンスが高くつくといった問題があった。ま
た、従来例2では正、逆転時に主機関を止めるので操船
に時間がかかるといった問題があった。更に、従来例3
では自動車のトランスミッションのように高級なシンク
ロメッシュを用いないので、ギヤの噛み合いに時間がか
かる上、スパーギヤを使用するためギヤノイズが出ると
いった問題があった。
来例1では、通常プロペラに比べて、イニシャルコスト
及びメンテナンスが高くつくといった問題があった。ま
た、従来例2では正、逆転時に主機関を止めるので操船
に時間がかかるといった問題があった。更に、従来例3
では自動車のトランスミッションのように高級なシンク
ロメッシュを用いないので、ギヤの噛み合いに時間がか
かる上、スパーギヤを使用するためギヤノイズが出ると
いった問題があった。
【0004】本発明は上記のような問題点に鑑みて開発
されたものであり、その目的とするところは、一方向に
連続回転している主機関の回転出力を、二重反転ギャ装
置を介して常時、正逆転をつくり、ベベルギャ型ドグク
ラッチを用いることにより迅速にプロペラ回転方向を変
えることができる船舶におけるプロペラ軸回転制御機構
及びベベルギャ型ドグ・クラッチを提供することにあ
る。
されたものであり、その目的とするところは、一方向に
連続回転している主機関の回転出力を、二重反転ギャ装
置を介して常時、正逆転をつくり、ベベルギャ型ドグク
ラッチを用いることにより迅速にプロペラ回転方向を変
えることができる船舶におけるプロペラ軸回転制御機構
及びベベルギャ型ドグ・クラッチを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を有
効に達成するために、次のような構成にしてある。すな
わち、主機関、二重反転ギャ装置、外筒軸及びこの軸に
回転自在に貫通した内軸、ベベルギャ型ドグ・クラッ
チ、操作レバー及びプロペラを有するプロペラ軸とから
なり、上記主機関から突出する主軸にベベルギャを介し
て噛み合う二重反転ギャ装置によって、上記外筒軸及び
内軸の回転方向を異なるようにし、また上記操作レバー
によって移動するベベルギャ型ドグ・クラッチのドグシ
フターを、上記外筒軸又は内軸に連結して回転するよう
にし、更にこのドグシフターを介して上記外筒軸又は内
軸の回転をプロペラ軸に伝達できるようにした船舶にお
けるプロペラ軸回転制御機構の構成である。
効に達成するために、次のような構成にしてある。すな
わち、主機関、二重反転ギャ装置、外筒軸及びこの軸に
回転自在に貫通した内軸、ベベルギャ型ドグ・クラッ
チ、操作レバー及びプロペラを有するプロペラ軸とから
なり、上記主機関から突出する主軸にベベルギャを介し
て噛み合う二重反転ギャ装置によって、上記外筒軸及び
内軸の回転方向を異なるようにし、また上記操作レバー
によって移動するベベルギャ型ドグ・クラッチのドグシ
フターを、上記外筒軸又は内軸に連結して回転するよう
にし、更にこのドグシフターを介して上記外筒軸又は内
軸の回転をプロペラ軸に伝達できるようにした船舶にお
けるプロペラ軸回転制御機構の構成である。
【0006】また、同芯軸上に相対して対称に設けら
れ、互いに所定回転数で逆回転する2個のベベルギャ型
ドグと、この両ベベルギャ型ドグ間に移動可能に且つ各
ベベルギャ型ドグと選択的に連結または分離できるドグ
シフターを配設し、このドグシフターを移動させて、ド
グシフターと連結する出力軸を正回転または逆回転或い
は回転停止できるようにしたベベルギャ型ドグ・クラッ
チの構成である。
れ、互いに所定回転数で逆回転する2個のベベルギャ型
ドグと、この両ベベルギャ型ドグ間に移動可能に且つ各
ベベルギャ型ドグと選択的に連結または分離できるドグ
シフターを配設し、このドグシフターを移動させて、ド
グシフターと連結する出力軸を正回転または逆回転或い
は回転停止できるようにしたベベルギャ型ドグ・クラッ
チの構成である。
【0007】
【作用】上記のようなプロペラ軸回転制御機構の構成で
は、主機関の駆動により一方向に回転する主軸の回転
を、二重反転ギャ装置によって外筒軸と内軸とを回転方
向を異なるように同時回転させる。そして上記外筒軸と
内軸とが回転自在に支持されたベベルギャ型ドグ・クラ
ッチのドグシフターを、操作レバーを操作して移動さ
せ、上記ドグシフターを外筒軸または内軸に連結させる
か、或いは外筒軸または内軸に連結させないようにし
て、このドグシフターを介して上記外筒軸又は内軸の回
転をプロペラ軸に伝達し、プロペラ軸を正転または逆
転、或いは回転停止(遊転)と、迅速に切り換えること
ができる。このことにより、このプロペラ軸回転制御機
構を装備した船舶を前進または後進、または停止動作を
迅速に行うことができる。
は、主機関の駆動により一方向に回転する主軸の回転
を、二重反転ギャ装置によって外筒軸と内軸とを回転方
向を異なるように同時回転させる。そして上記外筒軸と
内軸とが回転自在に支持されたベベルギャ型ドグ・クラ
ッチのドグシフターを、操作レバーを操作して移動さ
せ、上記ドグシフターを外筒軸または内軸に連結させる
か、或いは外筒軸または内軸に連結させないようにし
て、このドグシフターを介して上記外筒軸又は内軸の回
転をプロペラ軸に伝達し、プロペラ軸を正転または逆
転、或いは回転停止(遊転)と、迅速に切り換えること
ができる。このことにより、このプロペラ軸回転制御機
構を装備した船舶を前進または後進、または停止動作を
迅速に行うことができる。
【0008】また、上記のようなベベルギャ型ドグ・ク
ラッチの構成では、同芯軸上に相対して対称に設けら
れ、互いに所定回転数で逆回転する2個のベベルギャ型
ドグに対し、ドグシフターを選択的に連結または分離さ
せるように移動させることによって、ドグシフターと連
結する出力軸を正回転または逆回転或いは回転停止(遊
転)させることができる。
ラッチの構成では、同芯軸上に相対して対称に設けら
れ、互いに所定回転数で逆回転する2個のベベルギャ型
ドグに対し、ドグシフターを選択的に連結または分離さ
せるように移動させることによって、ドグシフターと連
結する出力軸を正回転または逆回転或いは回転停止(遊
転)させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図に基づいて説
明する。図1〜図5は本発明に係る一実施例のプロペラ
軸回転制御機構を示す図であって、このプロペラ軸回転
制御機構1は、主機関2、二重反転ギャ装置3、外筒軸
4及びこの外筒軸4に回転自在に貫通した内軸5、ベベ
ルギャ型ドグ・クラッチ6、操作レバー7及びプロペラ
8を有するプロペラ軸9とによって構成されている。
明する。図1〜図5は本発明に係る一実施例のプロペラ
軸回転制御機構を示す図であって、このプロペラ軸回転
制御機構1は、主機関2、二重反転ギャ装置3、外筒軸
4及びこの外筒軸4に回転自在に貫通した内軸5、ベベ
ルギャ型ドグ・クラッチ6、操作レバー7及びプロペラ
8を有するプロペラ軸9とによって構成されている。
【0010】より具体的に説明すると、上記主機関2の
一端に突出した主軸10は、カップリング11を介して
動力伝達軸12と連結されている。動力伝達軸12の先
端にはベベルギャ13が設けてある。主機関2の動力
は、上記主軸10、カップリング11、動力伝達軸12
及びベベルギャ13を介して二重反転ギャ装置3に伝達
される。また、主軸10は主機関2の駆動により常時一
方向に回転する。
一端に突出した主軸10は、カップリング11を介して
動力伝達軸12と連結されている。動力伝達軸12の先
端にはベベルギャ13が設けてある。主機関2の動力
は、上記主軸10、カップリング11、動力伝達軸12
及びベベルギャ13を介して二重反転ギャ装置3に伝達
される。また、主軸10は主機関2の駆動により常時一
方向に回転する。
【0011】二重反転ギャ装置3は、動力伝達軸12に
設けた上記ベベルギャ13と共に、外筒軸4並びに内軸
5に設けた外筒軸用ベベルギャ14、内軸用ベベルギャ
15及びケーシング(図示省略)によって構成されてい
る。内軸5は外筒軸4に回転自在に貫通して設けられ、
その一端5aはケーシング(図示省略)に回転自在に支
持されている。この内軸5の一端近傍には内軸用ベベル
ギャ15が設けられ、主機関側のベベルギャ13に噛み
合っている。また、外筒軸4の一端4aには外筒軸用ベ
ベルギャ14が設けられ、上記主機関側のベベルギャ1
3に噛み合っている。外筒軸用ベベルギャ14並びに内
軸用ベベルギャ15は、一方向に回転する主軸10の回
転を受けて、外筒軸4と内軸5とが逆方向に回転するよ
うに、相対して対称となるように外筒軸4及び内軸5に
それぞれ設けられている。
設けた上記ベベルギャ13と共に、外筒軸4並びに内軸
5に設けた外筒軸用ベベルギャ14、内軸用ベベルギャ
15及びケーシング(図示省略)によって構成されてい
る。内軸5は外筒軸4に回転自在に貫通して設けられ、
その一端5aはケーシング(図示省略)に回転自在に支
持されている。この内軸5の一端近傍には内軸用ベベル
ギャ15が設けられ、主機関側のベベルギャ13に噛み
合っている。また、外筒軸4の一端4aには外筒軸用ベ
ベルギャ14が設けられ、上記主機関側のベベルギャ1
3に噛み合っている。外筒軸用ベベルギャ14並びに内
軸用ベベルギャ15は、一方向に回転する主軸10の回
転を受けて、外筒軸4と内軸5とが逆方向に回転するよ
うに、相対して対称となるように外筒軸4及び内軸5に
それぞれ設けられている。
【0012】上記外筒軸4の他端4bは、ベベルギャ型
ドグ・クラッチ6に回転自在に支持され、また内軸5の
他端5bはベベルギャ型ドグ・クラッチ6を貫通して軸
受脚台16に回転自在に支持されている。更に上記外筒
軸4の他端4bは、ベベルギャ型ドグ・クラッチ6内に
位置し、この他端4bにはベベルギャ型ドグ17が設け
てある。またベベルギャ型ドグ17は、図4及び図5に
示すように、外周部に所定間隔を以て凹凸のドグ歯18
が形成してある。また、このベベルギャ型ドグ17の端
面には摩擦円板19が設けてある。
ドグ・クラッチ6に回転自在に支持され、また内軸5の
他端5bはベベルギャ型ドグ・クラッチ6を貫通して軸
受脚台16に回転自在に支持されている。更に上記外筒
軸4の他端4bは、ベベルギャ型ドグ・クラッチ6内に
位置し、この他端4bにはベベルギャ型ドグ17が設け
てある。またベベルギャ型ドグ17は、図4及び図5に
示すように、外周部に所定間隔を以て凹凸のドグ歯18
が形成してある。また、このベベルギャ型ドグ17の端
面には摩擦円板19が設けてある。
【0013】また、ベベルギャ型ドグ20が、上記の外
筒軸4に設けたベベルギャ型ドグ17と所定間隔を以て
相対して対称に、内軸5に設けてある。このベベルギャ
型ドグ20は、外筒軸4の上記ベベルギャ型ドグ17と
同一であり説明を省略する。
筒軸4に設けたベベルギャ型ドグ17と所定間隔を以て
相対して対称に、内軸5に設けてある。このベベルギャ
型ドグ20は、外筒軸4の上記ベベルギャ型ドグ17と
同一であり説明を省略する。
【0014】ベベルギャ型ドグ・クラッチ6内の上記ベ
ベルギャ型ドグ17、20の間にはドグシフター21が
設けてある。このドグシフター21はスラストベアリン
グ22を介して内軸5に設けられ、ベベルギャ型ドグ1
7、20の間をスライド・ベアリング22を介して左右
に移動できるようにしてある。
ベルギャ型ドグ17、20の間にはドグシフター21が
設けてある。このドグシフター21はスラストベアリン
グ22を介して内軸5に設けられ、ベベルギャ型ドグ1
7、20の間をスライド・ベアリング22を介して左右
に移動できるようにしてある。
【0015】このドグシフター21は、図2〜図3に示
すように、両側に上記ベベルギャ型ドグ17、20と係
合できる凹部23、24が形成され、各凹部23、24
の内周面には所定間隔を以てドグ溝25、26が形成し
てある。このドグ溝25、26は、ベベルギャ型ドグ1
7、20のドグ歯18(図4,図5参照)と結合し、ベ
ベルギャ型ドグ17またはベベルギャ型ドグ20をドグ
シフター21と連結できるようにしてある。27は弾性
摩擦円板であって、各凹部23、24の内面に設けてあ
る。
すように、両側に上記ベベルギャ型ドグ17、20と係
合できる凹部23、24が形成され、各凹部23、24
の内周面には所定間隔を以てドグ溝25、26が形成し
てある。このドグ溝25、26は、ベベルギャ型ドグ1
7、20のドグ歯18(図4,図5参照)と結合し、ベ
ベルギャ型ドグ17またはベベルギャ型ドグ20をドグ
シフター21と連結できるようにしてある。27は弾性
摩擦円板であって、各凹部23、24の内面に設けてあ
る。
【0016】上記ドグシフター21の二重反転ギャ装置
3側には、このドグシフター21を左右に移動させるた
めの操作レバー7等が設けてある。すなわち、このドグ
シフター21を内設したベベルギャ型ドグ・クラッチ6
の二重反転ギャ装置3側には固定筒28が設けられ、こ
の固定筒28内にはスライドベアリング30を介して円
筒型シフター29が設けてある。この筒型シフター29
はドグシフター21の一側部と結合している。またこの
円筒型シフター29の外側端には、連結杆31が固定し
てあり、この連結杆31の上端をシフター作用点32と
して操作レバー7が連結してある。この操作レバー7
は、操作レバー支点33を支点に、左右(イ,ロ,ハ)
に動かすことができようにしてある。この操作レバー7
の操作により、上記ドグシフター21は外筒軸4のベベ
ルギャ型ドグ17に連結させたり、内軸5のベベルギャ
型ドグ20に連結させたり、或いは両ベベルギャ型ドグ
17,20のどちらにも連結させない状態を保持するこ
とができる。
3側には、このドグシフター21を左右に移動させるた
めの操作レバー7等が設けてある。すなわち、このドグ
シフター21を内設したベベルギャ型ドグ・クラッチ6
の二重反転ギャ装置3側には固定筒28が設けられ、こ
の固定筒28内にはスライドベアリング30を介して円
筒型シフター29が設けてある。この筒型シフター29
はドグシフター21の一側部と結合している。またこの
円筒型シフター29の外側端には、連結杆31が固定し
てあり、この連結杆31の上端をシフター作用点32と
して操作レバー7が連結してある。この操作レバー7
は、操作レバー支点33を支点に、左右(イ,ロ,ハ)
に動かすことができようにしてある。この操作レバー7
の操作により、上記ドグシフター21は外筒軸4のベベ
ルギャ型ドグ17に連結させたり、内軸5のベベルギャ
型ドグ20に連結させたり、或いは両ベベルギャ型ドグ
17,20のどちらにも連結させない状態を保持するこ
とができる。
【0017】更に上記のドグシフター21のプロペラ8
側には、回転伝達体34が固定され、この回転伝達体3
4は、ラジアルベアリング35を介して内軸5に設けら
れたスプライン36の外周部に結合してある。回転伝達
体34はこのスプライン36部分を左右に移動(摺動)
できるようにしてある。またスプライン36の他端はプ
ロペラ軸9と連結してある。更にスプライン36はスリ
ープ37、ラジアルベアリング38を介して内軸5に設
けたラジアルベアリング35に設けてある。
側には、回転伝達体34が固定され、この回転伝達体3
4は、ラジアルベアリング35を介して内軸5に設けら
れたスプライン36の外周部に結合してある。回転伝達
体34はこのスプライン36部分を左右に移動(摺動)
できるようにしてある。またスプライン36の他端はプ
ロペラ軸9と連結してある。更にスプライン36はスリ
ープ37、ラジアルベアリング38を介して内軸5に設
けたラジアルベアリング35に設けてある。
【0018】また、先端にプロペラ8を有するプロペラ
軸9は、スラストベアリング39を介して軸受脚台16
に支持されている。このプロペラ軸9と上記内軸5とは
同芯軸上に配設され、プロペラ軸9と上記内軸5とは分
離されている、内軸5の回転力は上記回転伝達体34、
スプライン36を介してプロペラ軸9に伝達される。
軸9は、スラストベアリング39を介して軸受脚台16
に支持されている。このプロペラ軸9と上記内軸5とは
同芯軸上に配設され、プロペラ軸9と上記内軸5とは分
離されている、内軸5の回転力は上記回転伝達体34、
スプライン36を介してプロペラ軸9に伝達される。
【0019】次に上述のような構成からなる船舶におけ
るプロペラ軸回転制御機構1の作用について説明する。
図1は、ドグシフター21がベベルギャ型ドグ17とク
ラッチ接合の状態を示しており、プロペラ8は、外筒軸
4の回転を受けて、回転伝達体34とスプライン36と
プロペラ軸9を介して回転する。次に操作レバー7を操
作し、イの状態からロ、ハの方へ操作レバー7を移動す
ることによって、操作レバー支点33を中心にシフター
作用点32が移動し、連結杆31、円筒型シフター29
を介してドグシフター21も移動し、操作レバー7がロ
の状態ではプロペラ軸9には、外筒軸4及び内軸5の回
転力は伝達されず、操作レバー7がハの状態にすれば、
ドグシフター21は内軸用ベベルギャ型ドグ20と連結
して、プロペラ軸9に内軸5の回転を伝達し、プロペラ
8を逆転させることができる。
るプロペラ軸回転制御機構1の作用について説明する。
図1は、ドグシフター21がベベルギャ型ドグ17とク
ラッチ接合の状態を示しており、プロペラ8は、外筒軸
4の回転を受けて、回転伝達体34とスプライン36と
プロペラ軸9を介して回転する。次に操作レバー7を操
作し、イの状態からロ、ハの方へ操作レバー7を移動す
ることによって、操作レバー支点33を中心にシフター
作用点32が移動し、連結杆31、円筒型シフター29
を介してドグシフター21も移動し、操作レバー7がロ
の状態ではプロペラ軸9には、外筒軸4及び内軸5の回
転力は伝達されず、操作レバー7がハの状態にすれば、
ドグシフター21は内軸用ベベルギャ型ドグ20と連結
して、プロペラ軸9に内軸5の回転を伝達し、プロペラ
8を逆転させることができる。
【0020】図1の状態のように主機関2の主軸10を
プロペラ8が右回転するように起動すれば、主軸10は
カップリング11側から主機関2側を見た場合、時計針
回転方向に回転する。この場合、二重反転ギャ装置3の
ベベルギャ13も、動力伝達軸12、カップリング11
を介して主軸10に直結していため、主軸10と同じ方
向に回転する。
プロペラ8が右回転するように起動すれば、主軸10は
カップリング11側から主機関2側を見た場合、時計針
回転方向に回転する。この場合、二重反転ギャ装置3の
ベベルギャ13も、動力伝達軸12、カップリング11
を介して主軸10に直結していため、主軸10と同じ方
向に回転する。
【0021】また、主軸10側のベベルギャ13と噛み
合っている内軸用ベベルギャ15は、プロペラ8を左回
転させる方向に回転する。一方、主軸10側のベベルギ
ャ13と噛み合っている外筒軸用ベベルギャ14は、プ
ロペラ8を右回転させる方向に回転する。
合っている内軸用ベベルギャ15は、プロペラ8を左回
転させる方向に回転する。一方、主軸10側のベベルギ
ャ13と噛み合っている外筒軸用ベベルギャ14は、プ
ロペラ8を右回転させる方向に回転する。
【0022】図1の状態では外筒軸4に固定したベベル
ギャ型ドグ17と、ベベルギャ型ドグ・クラッチ6のド
グシフター21とが連結(クラッチオン状態)されてい
るので、主機関2による主軸10の回転力は、外筒軸用
ベベルギャ14、外筒軸4、ベベルギャ型ドグ17、ド
グシフター21、回転伝達体34、スプライン38を経
由して、プロペラ軸9からプロペラ8に伝達され、この
プロペラ8は外筒軸4の回転方向と同一の右回転する。
ギャ型ドグ17と、ベベルギャ型ドグ・クラッチ6のド
グシフター21とが連結(クラッチオン状態)されてい
るので、主機関2による主軸10の回転力は、外筒軸用
ベベルギャ14、外筒軸4、ベベルギャ型ドグ17、ド
グシフター21、回転伝達体34、スプライン38を経
由して、プロペラ軸9からプロペラ8に伝達され、この
プロペラ8は外筒軸4の回転方向と同一の右回転する。
【0023】一方、主軸10側のベベルギャ13と噛み
合って左回転している内軸用ベベルギャ15、内軸5及
びベベルギャ型ドグ20は、無負荷で左回転を続ける。
したがって、ラジアルベアリング35のインナーレース
は左回転、またラジアルベアリング39のインナーレー
スはスリーブ37を介して右回転することになる。
合って左回転している内軸用ベベルギャ15、内軸5及
びベベルギャ型ドグ20は、無負荷で左回転を続ける。
したがって、ラジアルベアリング35のインナーレース
は左回転、またラジアルベアリング39のインナーレー
スはスリーブ37を介して右回転することになる。
【0024】次に操作レバー7を中央(符号ロ)の位置
にセットすると、ドグシフター21は、外筒軸用ベベル
ギャ型ドグ17とクラッチオフの状態になる。この時、
上記ドグシフター21と内軸用ベベルギャ型ドグ20と
もクラッチオフの状態であるので、プロペラ軸9には主
機関2の回転力は伝達されず、プロペラ8とプロペラ軸
9は惰性でしばらく右回転した後、停止する。
にセットすると、ドグシフター21は、外筒軸用ベベル
ギャ型ドグ17とクラッチオフの状態になる。この時、
上記ドグシフター21と内軸用ベベルギャ型ドグ20と
もクラッチオフの状態であるので、プロペラ軸9には主
機関2の回転力は伝達されず、プロペラ8とプロペラ軸
9は惰性でしばらく右回転した後、停止する。
【0025】しかし、上記のように惰性でしばらく右回
転した後に停止したのでは迅速な回転切り換え作業が不
可能であるので、ドグシフター21に設けた弾性摩擦円
板27と、ベベルギャ型ドグ20(17)に設けた摩擦
円板19とが、ベベルギャ型ドグ20とドグシフター2
1がクラッチオンする直前に互いに接触し、その摩擦力
とプロペラ8の抵抗力とでプロペラ8の回転方向を変え
る作用をなす。
転した後に停止したのでは迅速な回転切り換え作業が不
可能であるので、ドグシフター21に設けた弾性摩擦円
板27と、ベベルギャ型ドグ20(17)に設けた摩擦
円板19とが、ベベルギャ型ドグ20とドグシフター2
1がクラッチオンする直前に互いに接触し、その摩擦力
とプロペラ8の抵抗力とでプロペラ8の回転方向を変え
る作用をなす。
【0026】そして、次のステップで操作レバー7をハ
の位置に移動させることにより、内軸用ベベルギャ型ド
グ20とドグシフター21とがクラッチオンとなり、主
機関2による主軸10の回転力を受けた内軸5の回転力
が、内軸用ベベルギャ型ドグ20、ドグシフター21、
回転伝達体34、スプライン38を経由して、プロペラ
軸9からプロペラ8に伝達され、このプロペラ8は内軸
5と同じ左回転をし、プロペラ8を図1の状態(右回
転)から逆回転(左回転)に安全に逆転させることがで
きる。以上の要領でクラッチ操作レバー7の操作でプロ
ペラ8を容易に可逆転できる。尚、ベベルギャ型ドグ・
クラッチ6の操作を簡単のため、油圧機器で自動操作す
ることも可能である。
の位置に移動させることにより、内軸用ベベルギャ型ド
グ20とドグシフター21とがクラッチオンとなり、主
機関2による主軸10の回転力を受けた内軸5の回転力
が、内軸用ベベルギャ型ドグ20、ドグシフター21、
回転伝達体34、スプライン38を経由して、プロペラ
軸9からプロペラ8に伝達され、このプロペラ8は内軸
5と同じ左回転をし、プロペラ8を図1の状態(右回
転)から逆回転(左回転)に安全に逆転させることがで
きる。以上の要領でクラッチ操作レバー7の操作でプロ
ペラ8を容易に可逆転できる。尚、ベベルギャ型ドグ・
クラッチ6の操作を簡単のため、油圧機器で自動操作す
ることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上、本発明のプロペラ軸回転制御機構
を各種船舶に搭載することにより、プロペラの回転を迅
速に切り換えることができる。特に遠洋鮪延縄漁船で
は、投縄時にクラッシャスターンを、また、揚げ縄時
に、微速前後進などの操船を頻繁に繰り返す作業が不可
欠であるので、この種の船に本発明のプロペラ軸回転制
御機構を搭載することにより、通常の固定ピッチプロペ
ラでも、高価格の可変ピッチプロペラ相当の操船作業を
することができる。
を各種船舶に搭載することにより、プロペラの回転を迅
速に切り換えることができる。特に遠洋鮪延縄漁船で
は、投縄時にクラッシャスターンを、また、揚げ縄時
に、微速前後進などの操船を頻繁に繰り返す作業が不可
欠であるので、この種の船に本発明のプロペラ軸回転制
御機構を搭載することにより、通常の固定ピッチプロペ
ラでも、高価格の可変ピッチプロペラ相当の操船作業を
することができる。
【0028】また、本発明のベベルギャ型ドグ・クラッ
チでは、クラッチのオン・オフでプロペラの正・逆転が
可能になるので、主機関の回転が一方向の適当な加減速
のみでよく、その都度、主機関を止める必要がない。そ
れ故、迅速な操船作業ができる。
チでは、クラッチのオン・オフでプロペラの正・逆転が
可能になるので、主機関の回転が一方向の適当な加減速
のみでよく、その都度、主機関を止める必要がない。そ
れ故、迅速な操船作業ができる。
【図1】本発明に係る一実施例のプロペラ軸回転制御機
構の要部断面説明図である。
構の要部断面説明図である。
【図2】ドグシフター21の縦断面図である。
【図3】ドグシフター21の側面図である。
【図4】ベベルギャ型ドグ17(20)の正面図であ
る。
る。
【図5】ベベルギャ型ドグ17(20)の側面図であ
る。
る。
【図6】従来の一例のプロペラ軸回転制御機構のニュー
トラル状態を示す説明図である。
トラル状態を示す説明図である。
【図7】従来の一例のプロペラ軸回転制御機構の正転状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図8】従来の一例のプロペラ軸回転制御機構の逆転状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
1 プロペラ軸回転制御機構 2 主機関 3 二重反転ギャ装置 4 外筒軸 5 内軸 6 ベベルギャ型ドグ・クラッチ 7 操作レバー 8 プロペラ 9 プロペラ軸 21 ドグシフター
Claims (2)
- 【請求項1】 主機関、二重反転ギャ装置、外筒軸とこ
の軸に回転自在に貫通した内軸、ベベルギャ型ドグ・ク
ラッチ、操作レバー及びプロペラを有するプロペラ軸と
からなり、上記主機関から突出する主軸にベベルギャを
介して噛み合う二重反転ギャ装置によって、上記外筒軸
及び内軸の回転方向を異なるようにし、また上記操作レ
バーによって移動するベベルギャ型ドグ・クラッチのド
グシフターを、上記外筒軸又は内軸に連結して回転する
ようにし、更にこのドグシフターを介して上記外筒軸又
は内軸の回転をプロペラ軸に伝達できるように構成した
軸系を特徴とした船舶におけるプロペラ軸回転制御機
構。 - 【請求項2】 同芯軸上に相対して対称に設けられ、互
いに所定回転数で逆回転する2個のベベルギャ型ドグ
と、この両ベベルギャ型ドグ間に移動可能に且つ各ベベ
ルギャ型ドグと選択的に連結または分離できるドグシフ
ターを配設し、このドグシフターを移動させて、ドグシ
フターと連結する出力軸を正回転または逆回転或いは回
転停止できるようにしたことを特徴とするベベルギャ型
ドグ・クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13564994A JPH082492A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 船舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13564994A JPH082492A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 船舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082492A true JPH082492A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15156738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13564994A Pending JPH082492A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 船舶におけるプロペラ軸回転制御機構及びベベルギャ型ドグ・クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082492A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106678194B (zh) * | 2016-12-27 | 2018-09-04 | 陕西科技大学 | 基于锥齿轮内啮合的高转速启发离合器 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13564994A patent/JPH082492A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106678194B (zh) * | 2016-12-27 | 2018-09-04 | 陕西科技大学 | 基于锥齿轮内啮合的高转速启发离合器 |
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