JPH0824932A - 鋼片の連続熱間圧延方法 - Google Patents
鋼片の連続熱間圧延方法Info
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- JPH0824932A JPH0824932A JP16105094A JP16105094A JPH0824932A JP H0824932 A JPH0824932 A JP H0824932A JP 16105094 A JP16105094 A JP 16105094A JP 16105094 A JP16105094 A JP 16105094A JP H0824932 A JPH0824932 A JP H0824932A
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- Japan
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- rolling
- steel
- joint
- width
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 先行の鋼片の後端部とこの鋼片に引き続いて
粗圧延を経た後行の鋼片の先端部とを圧延設備の入り側
で接合してから該圧延設備に送給して連続的に圧延を行
う鋼片の連続熱間圧延方法において、鋼片がサイドガイ
ドに干渉することを回避して安定した通板を行う。 【構成】 先行の鋼片1の後端部と後行の鋼片2の先端
部との接合部が仕上げ圧延機のスタンド間に設置した一
対のサイドガイド9を通過する際、このサイドガイド9
の開度を、圧延による該接合部の幅広がりに応じて調整
する。
粗圧延を経た後行の鋼片の先端部とを圧延設備の入り側
で接合してから該圧延設備に送給して連続的に圧延を行
う鋼片の連続熱間圧延方法において、鋼片がサイドガイ
ドに干渉することを回避して安定した通板を行う。 【構成】 先行の鋼片1の後端部と後行の鋼片2の先端
部との接合部が仕上げ圧延機のスタンド間に設置した一
対のサイドガイド9を通過する際、このサイドガイド9
の開度を、圧延による該接合部の幅広がりに応じて調整
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートバー、スラ
ブ、ビレット又はブルーム等といった鋼片を接合して、
数本から数十本を連続して圧延する方法に関し、特にサ
イドガイドとの干渉を回避して安定した通板を行うこと
のできる方法を提案しようとするものである。
ブ、ビレット又はブルーム等といった鋼片を接合して、
数本から数十本を連続して圧延する方法に関し、特にサ
イドガイドとの干渉を回避して安定した通板を行うこと
のできる方法を提案しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間圧延ラインでは、圧延すべき
鋼片を一本ずつ粗圧延、次いで仕上圧延に供して所定の
厚みになるように仕上げていたが、かような圧延方式で
は、仕上圧延にて圧延素材の噛み込み不良に起因したラ
イン停止を引き起こし易く、また圧延素材の先端部及び
後端部の形状不良に由来した歩留まり低下が著しかっ
た。そこで最近では、上記のような不具合を回避するた
めに、仕上圧延に先立ち、これら鋼片の先端部と後端部
とをつなぎ合わせ、これを熱間圧延ラインに連続的に供
給する圧延方式が採用されるようになってきた(例えば
特開昭58−122109号公報等)。
鋼片を一本ずつ粗圧延、次いで仕上圧延に供して所定の
厚みになるように仕上げていたが、かような圧延方式で
は、仕上圧延にて圧延素材の噛み込み不良に起因したラ
イン停止を引き起こし易く、また圧延素材の先端部及び
後端部の形状不良に由来した歩留まり低下が著しかっ
た。そこで最近では、上記のような不具合を回避するた
めに、仕上圧延に先立ち、これら鋼片の先端部と後端部
とをつなぎ合わせ、これを熱間圧延ラインに連続的に供
給する圧延方式が採用されるようになってきた(例えば
特開昭58−122109号公報等)。
【0003】そして、かかる連続圧延を可能にするため
の鋼片の接合方式としては、鋼片の仕上圧延設備の入側
にて、先行する鋼片の後端と後行する鋼片の先端との間
に微少なギャップをあけて突き合わせ、この突き合わせ
た鋼片端部の直上と直下とに誘導加熱用のコイルを配置
して、かかる一対のコイルに交流電力を供給して鋼片端
部を誘導加熱しながら、互いに両鋼片を押圧することに
より溶接する鋼片の接合方法が特開昭62−234679号公報
に提案されている。
の鋼片の接合方式としては、鋼片の仕上圧延設備の入側
にて、先行する鋼片の後端と後行する鋼片の先端との間
に微少なギャップをあけて突き合わせ、この突き合わせ
た鋼片端部の直上と直下とに誘導加熱用のコイルを配置
して、かかる一対のコイルに交流電力を供給して鋼片端
部を誘導加熱しながら、互いに両鋼片を押圧することに
より溶接する鋼片の接合方法が特開昭62−234679号公報
に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような誘導加熱を用いる鋼片接合方法によれば、コイル
により鋼片に誘導される渦電流が、鋼片のコーナー部を
通りにくいため、この鋼片のコーナー部の昇温量が、コ
ーナー部以外の鋼片端面に比べて小さくなる。したがっ
て、両鋼片を押圧したときにこのコーナー部が接合する
に至らない結果、幅方向端部に未接合部が残存すること
になる。
ような誘導加熱を用いる鋼片接合方法によれば、コイル
により鋼片に誘導される渦電流が、鋼片のコーナー部を
通りにくいため、この鋼片のコーナー部の昇温量が、コ
ーナー部以外の鋼片端面に比べて小さくなる。したがっ
て、両鋼片を押圧したときにこのコーナー部が接合する
に至らない結果、幅方向端部に未接合部が残存すること
になる。
【0005】このような状態で仕上圧延を行った場合、
幅端部が接合されていないために、接合部の長手方向近
傍は圧延に伴って局部的に幅広がりを生じてしまうこと
から、通板中にこの接合部が、圧延材料のセンタリング
及びキャンバ防止のためにスタンド間に設置されたサイ
ドガイドに接触して、通板不良や板破断などの不具合を
招くという問題があった。
幅端部が接合されていないために、接合部の長手方向近
傍は圧延に伴って局部的に幅広がりを生じてしまうこと
から、通板中にこの接合部が、圧延材料のセンタリング
及びキャンバ防止のためにスタンド間に設置されたサイ
ドガイドに接触して、通板不良や板破断などの不具合を
招くという問題があった。
【0006】この発明は、上記の問題を有利に解決する
もので、仕上げ圧延において接合部を安定に通板し得る
鋼片の連続熱間圧延方法を提案することを目的とする。
もので、仕上げ圧延において接合部を安定に通板し得る
鋼片の連続熱間圧延方法を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱間圧延の
粗圧延を施した先行の鋼片の後端部と、この鋼片に引き
続いて粗圧延を経た後行の鋼片の先端部とを、複数スタ
ンドの圧延機からなる仕上げ圧延設備の入り側で接合
し、これらの鋼片を上記仕上げ圧延設備に送給して連続
的に仕上げ圧延を行う、鋼片の連続熱間圧延方法におい
て、先行の鋼片の後端部と後行の鋼片の先端部との接合
部が仕上げ圧延機のスタンド間に設置した一対のサイド
ガイドを通過する際、このサイドガイドの開度を、圧延
による該接合部の幅広がりに応じて調整することを特徴
とする鋼片の連続熱間圧延方法である。
粗圧延を施した先行の鋼片の後端部と、この鋼片に引き
続いて粗圧延を経た後行の鋼片の先端部とを、複数スタ
ンドの圧延機からなる仕上げ圧延設備の入り側で接合
し、これらの鋼片を上記仕上げ圧延設備に送給して連続
的に仕上げ圧延を行う、鋼片の連続熱間圧延方法におい
て、先行の鋼片の後端部と後行の鋼片の先端部との接合
部が仕上げ圧延機のスタンド間に設置した一対のサイド
ガイドを通過する際、このサイドガイドの開度を、圧延
による該接合部の幅広がりに応じて調整することを特徴
とする鋼片の連続熱間圧延方法である。
【0008】この発明においては、仕上げ圧延機のスタ
ンド間に設置した板幅測定器により、仕上げ圧延中にお
ける接合部及びその近傍の幅広がり量を測定し、その測
定値に基づいて上記板幅測定器より下流側スタンド間の
サイドガイドの開度を調整することが好ましい。
ンド間に設置した板幅測定器により、仕上げ圧延中にお
ける接合部及びその近傍の幅広がり量を測定し、その測
定値に基づいて上記板幅測定器より下流側スタンド間の
サイドガイドの開度を調整することが好ましい。
【0009】
【作用】以下、図面を用いてこの発明をより具体的に説
明する。図1に、この発明の実施に用いて好適な熱間圧
延設備の一例を模式で示す。図中番号1は粗圧延機3を
経た先行の鋼片(以下、先行鋼片という)、2は先行鋼
片1に引き続いて搬送される後行の鋼片(以下、後行鋼
片という)、4は圧延機スタンドF1,F2,----- F
7のタンデム配列になる熱間仕上げ圧延機、5は先行鋼
片1の後端部及び/又は後行鋼片の先端部を切断加工す
る切断装置、6は切断加工された先行鋼片1の後端部及
び/又は後行鋼片2の先端部に対して加熱及び押圧を施
す接合装置、7は仕上げ圧延に先立ち鋼片1,2の表面
に生成したスケールを除去するためのスケールブレーカ
ー、8はエッジャー、9はスタンド間のサイドガイド、
10は板幅測定器である。
明する。図1に、この発明の実施に用いて好適な熱間圧
延設備の一例を模式で示す。図中番号1は粗圧延機3を
経た先行の鋼片(以下、先行鋼片という)、2は先行鋼
片1に引き続いて搬送される後行の鋼片(以下、後行鋼
片という)、4は圧延機スタンドF1,F2,----- F
7のタンデム配列になる熱間仕上げ圧延機、5は先行鋼
片1の後端部及び/又は後行鋼片の先端部を切断加工す
る切断装置、6は切断加工された先行鋼片1の後端部及
び/又は後行鋼片2の先端部に対して加熱及び押圧を施
す接合装置、7は仕上げ圧延に先立ち鋼片1,2の表面
に生成したスケールを除去するためのスケールブレーカ
ー、8はエッジャー、9はスタンド間のサイドガイド、
10は板幅測定器である。
【0010】さて、上記設備によって連続圧延を行うに
当たっては、まず切断装置5によって切断加工した先行
鋼片1の後端部及び後行鋼片2の先端部を、接合装置6
の位置に来るように調整し、この状態で、両鋼片を加熱
し、相互に押圧して接合させる。このようにして接合し
た鋼片の板幅方向端部に一部未接合部が生じることは先
に述べたとおりであるが、この鋼片を仕上げ圧延機4に
送給して熱間仕上げ圧延を行うと、接合部近傍の形状は
図2(a) 〜(d) に時系列的に示す如くに推移する。すな
わち、板幅端部の接合部は圧延に伴って長手方向に開口
するとともに、局部的な幅広がりが生じる。このため、
鋼片両側に配置した一対のサイドガイドの開度を、被圧
延材のセンタリングやキャンバ防止を有効に行うべく、
定常部板幅に近づけて設定していた従来の場合には、接
合部近傍部分が通過する際に、サイドガイドに接触し、
通板不良となるなどの不具合を生じるのは前述したとお
りである。
当たっては、まず切断装置5によって切断加工した先行
鋼片1の後端部及び後行鋼片2の先端部を、接合装置6
の位置に来るように調整し、この状態で、両鋼片を加熱
し、相互に押圧して接合させる。このようにして接合し
た鋼片の板幅方向端部に一部未接合部が生じることは先
に述べたとおりであるが、この鋼片を仕上げ圧延機4に
送給して熱間仕上げ圧延を行うと、接合部近傍の形状は
図2(a) 〜(d) に時系列的に示す如くに推移する。すな
わち、板幅端部の接合部は圧延に伴って長手方向に開口
するとともに、局部的な幅広がりが生じる。このため、
鋼片両側に配置した一対のサイドガイドの開度を、被圧
延材のセンタリングやキャンバ防止を有効に行うべく、
定常部板幅に近づけて設定していた従来の場合には、接
合部近傍部分が通過する際に、サイドガイドに接触し、
通板不良となるなどの不具合を生じるのは前述したとお
りである。
【0011】かかる不具合を解消するためにこの発明で
は、サイドガイドの開度を、接合部やその近傍の幅広が
りに応じて調整することを骨子とする。図3はこの発明
に従うサイドガイドの動作方法を説明するために、サイ
ドガイド近傍の平面図を時系列的に(a) 〜(c) で示した
ものである。鋼片1,2の通板により接合部がワークロ
ール11直前に配置したサイドガイド9に接近した場合
に、同図(a) のような鋼片の定常部の幅に対するサイド
ガイド9の設定開度aの状態から、接合部がサイドガイ
ド9の間を通過する際には同図(b) に示すような接合部
の幅広がりに応じた開度bに変更する。さらに、接合部
の通過後には同図(c) に示すように再び定常部設定開度
a′に速やかに復帰させる。ここで、先行鋼片1と後行
鋼片2の板幅が同一の場合には後行鋼片に対する設定開
度a′は先行鋼片に対する開度aと等しくてよいが、後
行鋼片の板幅が異なる場合にはそれに対応する値とす
る。
は、サイドガイドの開度を、接合部やその近傍の幅広が
りに応じて調整することを骨子とする。図3はこの発明
に従うサイドガイドの動作方法を説明するために、サイ
ドガイド近傍の平面図を時系列的に(a) 〜(c) で示した
ものである。鋼片1,2の通板により接合部がワークロ
ール11直前に配置したサイドガイド9に接近した場合
に、同図(a) のような鋼片の定常部の幅に対するサイド
ガイド9の設定開度aの状態から、接合部がサイドガイ
ド9の間を通過する際には同図(b) に示すような接合部
の幅広がりに応じた開度bに変更する。さらに、接合部
の通過後には同図(c) に示すように再び定常部設定開度
a′に速やかに復帰させる。ここで、先行鋼片1と後行
鋼片2の板幅が同一の場合には後行鋼片に対する設定開
度a′は先行鋼片に対する開度aと等しくてよいが、後
行鋼片の板幅が異なる場合にはそれに対応する値とす
る。
【0012】開度変更を行う期間は、接合部近傍の幅広
がりを生じている区間がサイドガイド域を通板する間に
極力限定されることが蛇行や曲がりを防止するサイドガ
イド本来の目的を効果的に果たす上で望ましい。このた
め、開度変更は接合部をトラッキングしておき、それに
応じて行うことは勿論であるが、幅広がりは、接合部か
ら長手方向に所定範囲にわたって生じているので、鋼片
幅変化が生じている長手方向の領域を把握することも肝
要である。幅変化の領域は未接合部の幅によっても変化
するが、おおよそ先行材側で仕上圧延前の板厚の5〜10
倍に対応する長さ、後行材側で仕上げ圧延前の板厚の2
〜5倍に対応する長さである。なお、幅広がりの量はお
よそ仕上圧延前の板厚の0.5 〜2倍程度である。開度設
定はこれらの予測値あるいは実績値に基づいて行っても
よいが、スタンド間に板幅計10を設置し、その測定値に
よって次スタンド入側のサイドガイド開度を修正すると
ともに、次スタンドでの幅広がり量の予測値を加算し
て、次々スタンド以降の入側のサイドガイド開度の設定
を行うことも有用である。
がりを生じている区間がサイドガイド域を通板する間に
極力限定されることが蛇行や曲がりを防止するサイドガ
イド本来の目的を効果的に果たす上で望ましい。このた
め、開度変更は接合部をトラッキングしておき、それに
応じて行うことは勿論であるが、幅広がりは、接合部か
ら長手方向に所定範囲にわたって生じているので、鋼片
幅変化が生じている長手方向の領域を把握することも肝
要である。幅変化の領域は未接合部の幅によっても変化
するが、おおよそ先行材側で仕上圧延前の板厚の5〜10
倍に対応する長さ、後行材側で仕上げ圧延前の板厚の2
〜5倍に対応する長さである。なお、幅広がりの量はお
よそ仕上圧延前の板厚の0.5 〜2倍程度である。開度設
定はこれらの予測値あるいは実績値に基づいて行っても
よいが、スタンド間に板幅計10を設置し、その測定値に
よって次スタンド入側のサイドガイド開度を修正すると
ともに、次スタンドでの幅広がり量の予測値を加算し
て、次々スタンド以降の入側のサイドガイド開度の設定
を行うことも有用である。
【0013】
【実施例】前掲図1に示した熱間圧延設備を用い、次の
要領で連続熱間圧延を実施した。鋼片としては、粗圧延
後のサイズとして先行及び後行鋼片とも幅:1600mm、厚
み:30mmのシートバーを用いた。さて、かかる先行シー
トバーの後端部及び後行シートバーの先端部をそれぞれ
切断装置で切断したのち、先行シートバーの後端及び後
行シートバーの先端を接合装置位置に一致させ、この状
態で高周波誘導加熱によりシートバーを10秒間加熱し、
端面を溶融させた後に押圧処理を施して両鋼片を接合さ
せた。この時、板端部から約100mm の範囲は昇温が不足
であり、接合はなされていない状態であった。この後、
接合されたシートバーに仕上げ圧延を施して厚さ3mmの
熱延板に仕上げた。
要領で連続熱間圧延を実施した。鋼片としては、粗圧延
後のサイズとして先行及び後行鋼片とも幅:1600mm、厚
み:30mmのシートバーを用いた。さて、かかる先行シー
トバーの後端部及び後行シートバーの先端部をそれぞれ
切断装置で切断したのち、先行シートバーの後端及び後
行シートバーの先端を接合装置位置に一致させ、この状
態で高周波誘導加熱によりシートバーを10秒間加熱し、
端面を溶融させた後に押圧処理を施して両鋼片を接合さ
せた。この時、板端部から約100mm の範囲は昇温が不足
であり、接合はなされていない状態であった。この後、
接合されたシートバーに仕上げ圧延を施して厚さ3mmの
熱延板に仕上げた。
【0014】その仕上圧延の際、まず比較例として、仕
上圧延機内のサイドガイド開度を通常の設定値1610mmよ
りも大きい1650mmに固定設定して通板した。仕上圧延後
の接合部近傍の板幅の最大値は1640mmであり、サイドガ
イド開度の範囲内ではあったが、仕上圧延機内では蛇行
が生じ、製品の板厚に幅方向の左右で約30μm の差が生
じたとともに、接合部が通板される前の先行材定常部で
材料が片側に寄ってしまうために、幅広がり部がガイド
に当たって折れ込み、破断を生じることもあった。
上圧延機内のサイドガイド開度を通常の設定値1610mmよ
りも大きい1650mmに固定設定して通板した。仕上圧延後
の接合部近傍の板幅の最大値は1640mmであり、サイドガ
イド開度の範囲内ではあったが、仕上圧延機内では蛇行
が生じ、製品の板厚に幅方向の左右で約30μm の差が生
じたとともに、接合部が通板される前の先行材定常部で
材料が片側に寄ってしまうために、幅広がり部がガイド
に当たって折れ込み、破断を生じることもあった。
【0015】次に、実施例として前記と同様に両鋼片を
接合した後、接合部通板時のみサイドガイドの開度を順
次変更して仕上圧延した。サイドガイドの開度は定常部
1610mm、接合部通過時の開度はF2〜F3が1640mm、F
4〜F5が1645mm、F6〜F7が1650mmとした。材料の
仕上ミル進入速度は1000mm/sであり、各スタンドのサイ
ドガイド開度変更のタイミングは接合部がガイドに掛か
る時刻の0.5 秒前とした。これは仕上げ圧延前の材料で
500mm に相当し、若干早めであるが、ガイド開度変更の
応答性及び接合部のトラッキング誤差を考慮して決定し
た。また、接合部が通過した0.3 秒後にサイドガイド開
度を定常部の設定値に戻した。この結果、蛇行や接合部
の接触などが生じることもなく安定に圧延が可能であっ
た。
接合した後、接合部通板時のみサイドガイドの開度を順
次変更して仕上圧延した。サイドガイドの開度は定常部
1610mm、接合部通過時の開度はF2〜F3が1640mm、F
4〜F5が1645mm、F6〜F7が1650mmとした。材料の
仕上ミル進入速度は1000mm/sであり、各スタンドのサイ
ドガイド開度変更のタイミングは接合部がガイドに掛か
る時刻の0.5 秒前とした。これは仕上げ圧延前の材料で
500mm に相当し、若干早めであるが、ガイド開度変更の
応答性及び接合部のトラッキング誤差を考慮して決定し
た。また、接合部が通過した0.3 秒後にサイドガイド開
度を定常部の設定値に戻した。この結果、蛇行や接合部
の接触などが生じることもなく安定に圧延が可能であっ
た。
【0016】また、F1・2間及びF5・6間に板幅計
を設置し、測定値を元にガイドの調整を行った。すなわ
ち、幅変化の大きいF1後の板幅変化を実測し、F2入
側サイドガイド開度の修正を行うとともに、F3〜F5
入側のサイドガイドに対しては各スタンドでの幅広がり
量の予測値を加算して開度を設定した。さらに、絞り込
みの可能性の高い後段での設定を正確に行うため、F5
・6間の板幅の実測値を用いてF6入側及びF7入側の
ガイド設定を行った。なお、設定変更は板幅計位置から
各サイドガイドに到達するまでの時間をロール速度から
計算した各スタンド間での材料速度を用いて算出し、こ
の間板幅計の出力を遅延させて行った。この結果、接合
部直近まで確実にガイドすることが可能となり、特に接
合部近傍での曲がりが改善されたとともに、幅広がりの
予測誤差による接触なども皆無となった。
を設置し、測定値を元にガイドの調整を行った。すなわ
ち、幅変化の大きいF1後の板幅変化を実測し、F2入
側サイドガイド開度の修正を行うとともに、F3〜F5
入側のサイドガイドに対しては各スタンドでの幅広がり
量の予測値を加算して開度を設定した。さらに、絞り込
みの可能性の高い後段での設定を正確に行うため、F5
・6間の板幅の実測値を用いてF6入側及びF7入側の
ガイド設定を行った。なお、設定変更は板幅計位置から
各サイドガイドに到達するまでの時間をロール速度から
計算した各スタンド間での材料速度を用いて算出し、こ
の間板幅計の出力を遅延させて行った。この結果、接合
部直近まで確実にガイドすることが可能となり、特に接
合部近傍での曲がりが改善されたとともに、幅広がりの
予測誤差による接触なども皆無となった。
【0017】
【発明の効果】かくしてこの発明に従い、接合部の仕上
げ圧延に際し、サイドガイドの開度を接合部通過時のみ
開放あるいは調整することによって、幅広がりを生じた
接合部を安定して通板することが可能となり、接合部近
傍及び定常部での蛇行も生じることなく、生産性の高い
連続熱間圧延が実現できる。
げ圧延に際し、サイドガイドの開度を接合部通過時のみ
開放あるいは調整することによって、幅広がりを生じた
接合部を安定して通板することが可能となり、接合部近
傍及び定常部での蛇行も生じることなく、生産性の高い
連続熱間圧延が実現できる。
【図1】この発明の実施に用いて好適な熱間圧延設備の
模式図である。
模式図である。
【図2】圧延にともなう接合部近傍の鋼片形状の変化を
時系列的に(a) 〜(d) で示した図である。
時系列的に(a) 〜(d) で示した図である。
【図3】この発明による接合部通板時のサイドガイドの
開度状態を時系列的に(a) 〜(c) で示した図である。
開度状態を時系列的に(a) 〜(c) で示した図である。
1 先行鋼片 2 後行鋼片 3 粗圧延機 4 熱間仕上げ圧延機 5 切断機 6 接合装置 7 スケールブレーカー 8 エッジャー 9 サイドガイド 10 板幅計 11 ワークロール
フロントページの続き (72)発明者 今江 敏夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社鉄鋼開発・生産本部鉄鋼研究所 内 (72)発明者 磯邉 邦夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社鉄鋼開発・生産本部鉄鋼研究所 内 (72)発明者 磯山 茂 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (2)
- 【請求項1】 熱間圧延の粗圧延を施した先行の鋼片の
後端部と、この鋼片に引き続いて粗圧延を経た後行の鋼
片の先端部とを、複数スタンドの圧延機からなる仕上げ
圧延設備の入り側で接合し、これらの鋼片を上記仕上げ
圧延設備に送給して連続的に仕上げ圧延を行う、鋼片の
連続熱間圧延方法において、 先行の鋼片の後端部と後行の鋼片の先端部との接合部が
仕上げ圧延機のスタンド間に設置した一対のサイドガイ
ドを通過する際、このサイドガイドの開度を、圧延によ
る該接合部の幅広がりに応じて調整することを特徴とす
る鋼片の連続熱間圧延方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法において、仕上げ圧
延機のスタンド間に設置した板幅測定器により、仕上げ
圧延中における接合部及びその近傍の幅広がり量を測定
し、その測定値に基づいて上記板幅測定器より下流側ス
タンド間のサイドガイドの開度を調整することを特徴と
する鋼片の連続熱間圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16105094A JPH0824932A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 鋼片の連続熱間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16105094A JPH0824932A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 鋼片の連続熱間圧延方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0824932A true JPH0824932A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15727660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16105094A Pending JPH0824932A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 鋼片の連続熱間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824932A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007222946A (ja) * | 2007-05-01 | 2007-09-06 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 継目無管の圧延制御方法 |
| KR100805065B1 (ko) * | 2006-10-10 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 선,후행 금속판의 폭 방향 위치 조절방법 및 장치와연속압연설비 |
| JP2011045912A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Jfe Steel Corp | 金属帯の溶接接合方法及び金属帯溶接接合装置 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP16105094A patent/JPH0824932A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100805065B1 (ko) * | 2006-10-10 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 선,후행 금속판의 폭 방향 위치 조절방법 및 장치와연속압연설비 |
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