JPH08255579A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH08255579A
JPH08255579A JP5885795A JP5885795A JPH08255579A JP H08255579 A JPH08255579 A JP H08255579A JP 5885795 A JP5885795 A JP 5885795A JP 5885795 A JP5885795 A JP 5885795A JP H08255579 A JPH08255579 A JP H08255579A
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JP
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pigment
color
green
pigment layer
blue
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JP5885795A
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Hisamitsu Watanabe
尚光 渡辺
Osamu Sasaya
治 笹谷
Fumio Takahashi
文雄 高橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顔料層の形成を比較的簡単に行うことがで
き、しかも、コントラストが高く、明るい表示画像を得
るようにしたカラー受像管を提供する。 【構成】 カラー受像管のフェースプレート4内面と
緑、赤、青3色の螢光膜5G、5R、5Bとの間に塗布
形成されてなる螢光膜と同色の顔料粒子を含んだ緑、
赤、青3色の顔料層6G、6R、6Bは、いずれも、平
均粒径が0.005μm乃至0.1μmの範囲の超微粒
子タイプの顔料粒子と、平均粒径が0.1μm乃至1.
0μmの範囲の通常粒径の顔料粒子との混合顔料層で構
成されている。この場合、超微粒子タイプの顔料粒子と
通常粒径の顔料粒子との混合比率は、95対5乃至50
対50、好ましくは、90対10乃至70対30の範囲
内になるように選んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー受像管に係わ
り、特に、フェースプレート内面と緑、赤、青3色の螢
光膜との間に、これら3色の螢光膜の発光色と同色の体
色を持つ顔料層を塗布形成し、高いコントラスト画面を
実現させるようにしたカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー受像管においては、高いコ
ントラスト画面の実現が要求されるようになり、それに
伴って、カラー受像管の管面の反射率を低下させるた
め、フェースプレートに着色ガラスを用いたり、あるい
は、螢光膜を構成する緑、青、赤の3色の螢光体粒子に
それぞれ同色の顔料を付着させた螢光体材料を用いる手
段が採用されている。
【0003】この場合、前記フェースプレートに着色ガ
ラスを用いる手段は、着色ガラスの透過率が低下するよ
うに調整して、実用的な範囲において任意のコントラス
ト画面になるようにすることができるが、着色ガラスの
部分においては、外部入射光だけでなく螢光体の発光成
分も比較的多く吸収されるため、画面の明るさが著しく
低下してしまうという欠点を有している。また、前記螢
光体粒子にそれぞれ同色の顔料を付着させた螢光体粒子
を用いる手段は、画面の明るさをあまり低下させずに、
コントラストを改善することができる有効な手段ではあ
るが、高いコントラストを得ようとすれば、螢光体粒子
の表面に多量の顔料を付着させる必要があり、このよう
に螢光体粒子の表面に多量の顔料を付着させることは製
造技術的に限界を有するものであり、一方、仮りに多量
の顔料を付着させた螢光体粒子が得られたとしても、螢
光体粒子に付着される顔料の濃度が高過ぎると、コント
ラストの改善の効果よりも画面の明るさの低下の影響の
方が支配的になってしまうという欠点を有している。
【0004】そこで、これら2つの手段の欠点を除去
し、2つの手段の長所のみを活かすため、具体的には、
画面の明かるさの低下を比較的少なくした状態で、コン
トラストの改善を図るようにした手段が既に開発されて
おり、かかる手段には、一例として、特開昭64−74
57号に開示のものがある。
【0005】この場合、前記開示による手段は、フェー
スプレート内面と3色の螢光膜との間に、これら3色の
螢光膜毎に、螢光体の発光色と同色の体色を有する顔料
層を設けるようにした手段であって、顔料層の体色をそ
の部分の螢光膜の発光色と同色になるように選ぶことに
より、外部入射光の中で、その部分の螢光膜の発光色以
外の成分の光をこの顔料層において吸収させ、かつ、そ
の部分の螢光膜からの発光の吸収を最小にし、画面の明
るさを殆んど低減させることなく、コントラストを改善
するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、フェースプレ
ート内面と3色の螢光膜との間に顔料層を介在させる場
合、その顔料層は、ガラス質の光学フィルタに近い特性
を持ち、着色の透明なものであることが理想的である。
そして、このような特性の顔料層を形成させるために
は、顔料層を構成する顔料粒子として、平均粒径が極め
て小さいもの、即ち、超微粒子タイプと呼ばれている平
均粒径が0.005μm乃至0.1μm程度のものを用
いることが必要になる。
【0007】ところで、前記開示による手段は、顔料層
の形成に、平均粒径が0.005μm乃至0.07μm
の範囲にある超微粒子タイプの顔料粒子を用い、それに
より顔料層の膜厚を150Å乃至2500Åに形成して
いるものであるが、かかる組成の顔料層を螢光膜の形成
と同様なフォトリソグラフィ技術を用いて、3色の螢光
膜と同様なドットパターンまたはストライプパターンを
形成させると、超微粒子タイプの顔料粒子が緻密な層膜
を形成するため、現像特性が劣化するようになり、この
現像特性の劣化を補うために強力に現像を行うと、フェ
ースプレート内面に一旦形成されたドットパターンまた
はストライプパターンが剥がれ落ち、良好な顔料層を形
成することが困難になり、用いる顔料粒子の平均粒径が
小さくなればなる程、その困難が増大するという問題が
ある。
【0008】一方、3色の螢光膜と同様なドットパター
ンまたはストライプパターンの顔料層の形成の困難を排
除するため、顔料層の形成に、超微粒子タイプの顔料粒
子を用いずに、平均粒径が0.1μm乃至1.0μmの
範囲にある通常粒径の顔料粒子を用いることも考えられ
るが、かかる通常粒径の顔料粒子を用いて顔料層を形成
したときには、顔料粒子の散乱が多くなり、顔料層自体
が不透明になって、表示画像のコントラストはある程度
改善できたとしても、表示画像の明るさが著しく低下し
てしまうという問題を有している。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するも
のであって、その目的は、顔料層の形成を比較的簡単に
行うことができ、しかも、コントラストが高く、明るい
表示画像を得るようにしたカラー受像管を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、フェースプレート内面と緑、赤、青3色
の螢光膜との間に顔料粒子を含んだ顔料層を塗布形成し
たカラー受像管において、前記顔料層は、緑、赤、青3
色別に、それぞれ、平均粒径が0.005μm乃至0.
1μmの顔料粒子と平均粒径が0.1μm乃至1.0μ
mの顔料粒子との混合顔料層で構成した手段を具備して
いる。
【0011】また、前記目的の達成のために、本発明
は、前記混合顔料層における平均粒径が0.005μm
乃至0.1μmの顔料粒子と平均粒径が0.1μm乃至
1.0μmの顔料粒子との混合比率は、95対5乃至5
0対50、好ましくは、90対10乃至70対30にな
るようにした補助的手段を具備している。
【0012】
【作用】前記手段によれば、フェースプレート内面と
緑、赤、青3色の螢光膜との間に塗布形成した顔料層
は、緑、赤、青3色毎に、それぞれ、平均粒径が0.0
05μm乃至0.1μmの範囲の超微粒子タイプの顔料
粒子と、平均粒径が0.1μm乃至1.0μmの範囲の
通常粒径の顔料粒子とからなる混合顔料層、好ましく
は、超微粒子タイプの顔料粒子と通常粒径の顔料粒子と
の混合比率が、95対5乃至50対50、好ましくは、
90対10乃至70対30の範囲の混合顔料層を構成し
ているので、顔料層に超微粒子タイプの顔料粒子を用い
た場合の利点、即ち、高いコントラストを有する表示画
像が得られるという利点と、顔料層に通常粒径の顔料粒
子を用いた場合の利点、即ち、3色の螢光膜と同様なド
ットパターンまたはストライプパターンの形成が比較的
容易になり、現像時にこれらパターンの剥がれが殆んど
ないという利点を併せ持ったものになり、顔料層の形成
が比較的簡単で、しかも、コントラストの高い、明るい
表示画像のカラー受像管を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明に係わるカラー受像管の一
実施例の全体構成を示す断面図である。
【0015】図1において、1はパネル部、2はファン
ネル部、3はネック部、4はフェースプレート、5は螢
光膜、6は顔料層、7はシャドウマスク、8はマスクフ
レーム、9は偏向ヨーク、10は電子銃、11はピュリ
テイ調整マグネット、12はセンタービームスタティッ
クコンバーゼンス調整用マグネット、13はサイドビー
ムスタティックコンバーゼンス調整用マグネット、14
は磁気シールド、15は電子ビームである。
【0016】そして、カラー受像管を構成する管体は、
前側に配置されたパネル部1と、電子銃10を収納して
いるネック部3と、パネル部1及びネック部3の中間に
配置されたファンネル部2とからなっている。パネル部
1は、前面にフェースプレート4を有し、このフェース
プレート4の内面に顔料層6と螢光膜5が配置形成され
る。パネル部1の周縁部の内側にはマスクフレーム8が
固定配置され、このマスクフレーム8によりシャドウマ
スク7が螢光膜5に対向配置されるように取付けられ
る。パネル部1とファンネル部2の結合部分の内側に磁
気シールド14が設けられ、ファンネル部2とネック部
3の結合部分の外側に偏向ヨーク9が設けられる。ネッ
ク部3の外側に、ピュリテイ調整マグネット11、セン
タービームスタティックコンバーゼンス調整用マグネッ
ト12、サイドビームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット12が並設配置され、電子銃10から投射
された3本の電子ビーム15(1本のみ図示している)
は、偏向ヨーク9で所定方向に偏向された後、シャドウ
マスク7を通して螢光膜5に到達するように構成されて
いる。
【0017】前記構成において、本実施例に示されてい
るカラー受像管の画像表示動作は、既知のカラー受像管
の画像表示動作と同じであって、かかる動作は既に知ら
れているところであるので、本実施例のカラー受像管の
画像表示動作についての説明は、省略する。
【0018】次に、図2は、図1の実施例におけるパネ
ル部1のフェースプレート4の内面の極く一部の構成の
詳細を示す断面構成図である。
【0019】図2において、5Gは緑色の螢光膜、5B
は青色の螢光膜、5Rは赤色の螢光膜、6Gは緑色の顔
料層(膜)、6Bは青色の顔料層(膜)、6Rは赤色の
顔料層(膜)であって、その他、図1に示された構成要
素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0020】そして、パネル部1のフェースプレート4
の内面には、直接、緑色顔料層6G、青色顔料層6B、
赤色顔料層6Rがそれぞれドット状またはストライプ状
に配置形成され、緑色顔料層6Gの上に緑色の螢光膜5
Gが、青色顔料層6Bの上に青色螢光膜5Bが、赤色顔
料層6Rの上に赤色螢光膜5Rがそれぞれストライプ状
またはドット状に形成されたもので、これら緑色螢光膜
5G、青色螢光膜5B、赤色螢光膜5Rに対する配置構
成の形態は、既にカラー受像管においては、よく知られ
ているところである。
【0021】前記構成において、パネル部1のフェース
プレート4の内面への緑色顔料層6G、青色顔料層6
B、赤色顔料層6Rの形成、及び、緑色顔料層6G、青
色顔料層6B、赤色顔料層6R上への緑色螢光膜5G、
青色螢光膜5B、赤色螢光膜5Rの形成は、以下のよう
に行われる。
【0022】なお、緑色顔料層6G、青色顔料層6B、
赤色顔料層6R及び緑色螢光膜5G、青色螢光膜5B、
赤色螢光膜5Rの形成時には、既知のように、パネル部
1にファンネル部2やネック部3が封着されておらず、
パネル部1が独立して存在しているもので、パネル部1
はフェースプレート4内面を露出させた開口部を有して
いるものである。
【0023】まず、パネル部1のフェースプレート4の
内面に、第1色の顔料スラリー、例えば、青色顔料とし
て、平均粒径が0.02μm程度のアルミ酸コバルト顔
料と平均粒径が0.3μm程度のアルミ酸コバルト顔料
とを、重量比率で80対20に混合した混合顔料が8.
0重量%、感光性結合剤として、ポリビニルアルコール
(PVA)が2重量%(固形分)と重クロム酸アンモニ
ウム(ADC)が0.2重量%、水89.8重量%から
なる青色顔料スラリーを塗布し、乾燥させる。このとき
得られた青色顔料膜を露光マスクにより紫外線露光し、
その後、温水スプレーによって現像し、所定位置に所定
のパターンを有する青色顔料層(混合顔料層)6Bを形
成する。
【0024】次に、青色顔料層6Bを形成したフェース
プレート4の内面に、第2色の顔料スラリー、例えば、
緑色顔料として、平均粒径が0.02μm程度のチタン
−コバルト−亜鉛系(TiO2 、CoO、ZnO、Ni
O)顔料と平均粒径が0.2μm程度のチタン−コバル
ト−亜鉛系(TiO2 、CoO、ZnO、NiO)顔料
とを、重量比率で70対30に混合した混合顔料が4.
0重量%、感光性結合剤として、PVAが2重量%(固
形分)とADCが0.2重量%、水93.8重量%から
なる緑色顔料スラリーを塗布し、乾燥させる。このとき
得られた緑色顔料膜を露光マスクにより紫外線露光し、
その後、温水スプレーによって現像し、所定位置に所定
のパターンを有する緑色顔料層(混合顔料層)6Gを形
成する。
【0025】続いて、青色顔料層6B及び緑色顔料層6
Gを形成したフェースプレート4の内面に、第3色の顔
料スラリー、例えば、赤色顔料として、平均粒径が0.
05μm程度のベンガラ顔料と平均粒径が0.15μm
程度のベンガラ顔料とを、重量比率で85対15に混合
した混合顔料が2.0重量%、感光性結合剤として、P
VAが2重量%(固形分)とADCが0.2重量%、水
95.8重量%からなる赤色顔料スラリーを塗布し、乾
燥させる。このとき得られた緑色顔料膜を露光マスクに
より紫外線露光し、その後、温水スプレーによって現像
し、所定位置に所定のパターンを有する赤色顔料層(混
合顔料層)6Rを形成し、3色の顔料層(混合顔料層)
6G、6B、6Rの形成が終了する。
【0026】次に、不溶化状態にされた3色の顔料層
(混合顔料層)6G、6B、6Rの上に、既知のよう
に、第1色の螢光体懸濁液、例えば、緑色の螢光体懸濁
液を、パネル部1を高速回転させながらフェースプレー
ト4内に流し込み、フェースプレート4内面に比較的薄
い緑色螢光膜5Gを形成し、その後乾燥させる。
【0027】続いて、露光マスクを緑色螢光膜5G上に
配置し、この露光マスク上から紫外線を照射し、緑色螢
光膜5Gを部分的に露光する。この紫外線の照射によ
り、緑色螢光膜5Gにおける紫外線の被照射部だけが不
溶化状態にされる。
【0028】次に、露光した緑色螢光膜5Gを温水によ
って水洗現像し、この水洗により、紫外線による非露光
部を溶解除去し、所定位置に所定パターンを有する緑色
螢光膜5Gを形成する。
【0029】以下、緑色螢光膜5Gを形成したのと同様
な工程によって、所定位置に所定パターンを有するの第
2色、例えば、青色螢光膜5Bを形成させ、その後、緑
色螢光膜5Gを形成したのと同様な工程によって、所定
位置に所定パターンの第3色、例えば、赤色螢光膜5R
を形成させて、3色の顔料層(混合顔料層)6G、6
B、6Rの上に重なり合うように3色の螢光膜5G、5
B、5Rが形成される。
【0030】さらに、3色の顔料層(混合顔料層)6
G、6B、6Rや3色の螢光膜5G、5B、5Rが形成
されたパネル部1は、その後、既知のように、3色の螢
光膜5G、5B、5R上にアルミニウムが蒸着され、パ
ネル部1へのファンネル部2及びネック部3の封着、ネ
ック部3内への電子銃10の取り付け等の工程を経て、
カラー受像管が完成される。
【0031】このようにして得られた本実施例のカラー
受像管は、3色の顔料層(混合顔料層)6G、6B、6
Rを形成していないカラー受像管に比較して、白色輝度
が約13%程度低下したものの、管面の黒さの増大によ
り、表示画像のコントラストを約15%以上も向上させ
ることができた。
【0032】また、本実施例のカラー受像管によれば、
3色の顔料層(混合顔料層)6G、6B、6Rの形成
時、特に、それぞれの色の顔料層(混合顔料層)を現像
する際に、必要とされる部分の顔料層がフェースプレー
ト4の内面から剥がれたりすることがなく、安定した3
色の顔料層(混合顔料層)6G、6B、6Rを形成させ
ることができる。そして、3色の顔料層(混合顔料層)
6G、6B、6Rをドットパターン状に形成したときに
は、赤色混合顔料層6R及び緑色混合顔料層6Gの状態
を極めて安定にすることができる。
【0033】なお、本実施例に示した青色顔料スラリ
ー、緑色顔料スラリー、赤色顔料スラリーにおける超微
粒子タイプの顔料と通常粒子の顔料との混合比率は、好
ましい一例を挙げたものであるけれども、本発明はかか
る混合比率のものに限定されるものではない。即ち、本
発明において、超微粒子タイプの顔料(平均粒径が0.
005μm乃至0.1μmのもの)と通常粒子の顔料
(平均粒径が0.1μm乃至1.0μmのもの)との混
合比率が95対5乃至50対50の範囲内にあれば、前
述のような作用効果が得られる、特に、混合比率が90
対10乃至70対30の範囲内にあれば、顕著な作用効
果が得られることを実験的に確かめている。
【0034】また、本実施例に示した青色顔料スラリ
ー、緑色顔料スラリー、赤色顔料スラリーにおけるそれ
ぞれの組成は、やはり好ましいものであるけれども、本
発明はかかる組成のものに限定されるものではなく、他
の同様な組成のものを用いるようにしてもよい。
【0035】また、一般に、カラー受像管における表示
画像の輝度、特に白色輝度は、30%以上も低下するこ
とは望ましいものではなく、通常、10%以内多くても
20%以内の低下に止めるべきものである。このような
観点から、本実施例のカラー受像管において、3色の顔
料層6G、6B、6Rを形成するための顔料スラリー
は、顔料の含有濃度を、実用上0.5乃至20重量%以
内に選ぶのが好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ェースプレート内面と緑、赤、青3色の螢光膜との間に
塗布形成した顔料層は、緑、赤、青3色別に、それぞ
れ、平均粒径が0.005μm乃至0.1μmの範囲の
超微粒子タイプの顔料粒子と、平均粒径が0.1μm乃
至1.0μmの範囲の通常粒径の顔料粒子とからなる混
合顔料層、好ましくは、超微粒子タイプの顔料粒子と通
常粒径の顔料粒子との混合比率が、90対10乃至70
対30の範囲の混合顔料層を構成しているので、顔料層
に超微粒子タイプの顔料粒子を用いたことの利点、即
ち、高いコントラストを有する表示画像が得られるとい
う利点と、顔料層に通常粒径の顔料粒子を用いたことの
利点、即ち、3色の螢光膜と同様なドットパターンまた
はストライプパターンの形成が比較的容易になり、現像
時にこれらパターンの剥がれが殆んどないという利点と
を併せ持ったものになり、緑、赤、青3色の顔料層の形
成が比較的簡単で、しかも、コントラストの高い、明る
い表示画像のカラー受像管を得ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカラー受像管の一実施例の全体
構成を示す断面図である。
【図2】図1の実施例において、パネル部のフェースプ
レートの内面の極く一部の構成の詳細を示す断面構成図
である。
【符号の説明】
1 パネル部 2 ファンネル部 3 ネック部 4 フェースプレート 5 螢光膜 5G 緑色螢光膜 5B 青色螢光膜 5R 赤色螢光膜 6 顔料層 6G 緑色顔料層 6B 青色顔料層 6R 赤色顔料層 7 シャドウマスク 8 マスクフレーム 9 偏向ヨーク 10 電子銃 11 ピュリテイ調整マグネット 12 センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット 13 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 14 磁気シールド 15 電子ビーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェースプレート内面と緑、赤、青3色
    の螢光膜との間に顔料粒子を含んだ顔料層を塗布形成し
    たカラー受像管において、前記顔料層は、緑、赤、青3
    色別に、それぞれ、平均粒径が0.005μm乃至0.
    1μmの顔料粒子と平均粒径が0.1μm乃至1.0μ
    mの顔料粒子との混合顔料層で構成していることを特徴
    とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】 前記混合顔料層における平均粒径が0.
    005μm乃至0.1μmの顔料粒子と平均粒径が0.
    1μm乃至1.0μmの顔料粒子との混合比率は、90
    対10乃至70対30であることを特徴とする請求項1
    に記載のカラー受像管。
JP5885795A 1995-03-17 1995-03-17 カラー受像管 Pending JPH08255579A (ja)

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