JPH0825826A - 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法 - Google Patents
感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法Info
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- JPH0825826A JPH0825826A JP15879694A JP15879694A JPH0825826A JP H0825826 A JPH0825826 A JP H0825826A JP 15879694 A JP15879694 A JP 15879694A JP 15879694 A JP15879694 A JP 15879694A JP H0825826 A JPH0825826 A JP H0825826A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の片面
に、開孔面積分率が5〜80%で表面抵抗が1×10
−13Ω/□以下であるポリエステル繊維からなる多孔性
支持体(B)が積層されてなることを特徴とする感熱孔
版印刷用原紙。 【効果】本発明の感熱孔版印刷用原紙は画像鮮明性に優
れ、特にサーマルヘッド等との滑りを良好にし、印刷性
が優れる。
に、開孔面積分率が5〜80%で表面抵抗が1×10
−13Ω/□以下であるポリエステル繊維からなる多孔性
支持体(B)が積層されてなることを特徴とする感熱孔
版印刷用原紙。 【効果】本発明の感熱孔版印刷用原紙は画像鮮明性に優
れ、特にサーマルヘッド等との滑りを良好にし、印刷性
が優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲンランプ、キセ
ノンランプ、フラッシュランプなどによる閃光照射や赤
外線照射、レーザー光線等のパルス的照射、あるいはサ
ーマルヘッド等によって穿孔製版される感熱孔版印刷用
原紙に関し、特にサーマルヘッド等との滑りを良好に
し、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙を得るものであ
る。
ノンランプ、フラッシュランプなどによる閃光照射や赤
外線照射、レーザー光線等のパルス的照射、あるいはサ
ーマルヘッド等によって穿孔製版される感熱孔版印刷用
原紙に関し、特にサーマルヘッド等との滑りを良好に
し、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙を得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より感熱孔版印刷用原紙としては、
熱可塑性ポリエステルフィルム(A)や塩化ビニリデン
フィルム、ポリエステル、ポリプロピレンフィルム等の
熱可塑性樹脂フィルムに天然繊維、化学繊維または合成
繊維あるいはこれらを混抄した薄葉紙、不織布、紗等に
よって構成された多孔性支持体を接着剤で貼り合わせた
構造のものが知られている(例えば、特開昭51−25
12号公報、特開昭57−182495号公報など)。
熱可塑性ポリエステルフィルム(A)や塩化ビニリデン
フィルム、ポリエステル、ポリプロピレンフィルム等の
熱可塑性樹脂フィルムに天然繊維、化学繊維または合成
繊維あるいはこれらを混抄した薄葉紙、不織布、紗等に
よって構成された多孔性支持体を接着剤で貼り合わせた
構造のものが知られている(例えば、特開昭51−25
12号公報、特開昭57−182495号公報など)。
【0003】しかしながら、これら従来の感熱孔版用原
紙は次のような欠点を有していた。即ち、 (1)フィルムと多孔性支持体とを接着剤を用いて貼り
合わせているため、接着剤によってインキの透過が阻害
され、画像鮮明性が劣る。
紙は次のような欠点を有していた。即ち、 (1)フィルムと多孔性支持体とを接着剤を用いて貼り
合わせているため、接着剤によってインキの透過が阻害
され、画像鮮明性が劣る。
【0004】(2)また、使用される接着剤自体につい
ても、例えば、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂接着
剤は印刷インキによって硬化、膨潤、溶解しやすいた
め、耐インキ性に劣り、熱硬化性接着剤を使用する場合
には、未硬化物が残存しやすいために製版時にサーマル
ヘッドに融着を生じ易く、また、塩素系接着剤を使用す
る場合にはサーマルヘッドの加熱によって有害な塩素を
放出するなどの問題がある。
ても、例えば、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂接着
剤は印刷インキによって硬化、膨潤、溶解しやすいた
め、耐インキ性に劣り、熱硬化性接着剤を使用する場合
には、未硬化物が残存しやすいために製版時にサーマル
ヘッドに融着を生じ易く、また、塩素系接着剤を使用す
る場合にはサーマルヘッドの加熱によって有害な塩素を
放出するなどの問題がある。
【0005】(3)さらに、フィルムの厚さが薄いた
め、接着工程においてフィルムの破れやシワなどのトラ
ブルが発生し易く、収率が低い。
め、接着工程においてフィルムの破れやシワなどのトラ
ブルが発生し易く、収率が低い。
【0006】(4)接着剤や溶剤を使用するため、作業
環境が悪化する。地球環境保護の面からも好ましくな
い。
環境が悪化する。地球環境保護の面からも好ましくな
い。
【0007】これらの欠点を改良するため、使用する接
着剤の量をできるだけ少なくする提案がなされてきた
(例えば、特開昭58−147396号公報、特開平4
−232790号公報など)が上記の欠点を完全に解消
するには至っていないのが現状である。
着剤の量をできるだけ少なくする提案がなされてきた
(例えば、特開昭58−147396号公報、特開平4
−232790号公報など)が上記の欠点を完全に解消
するには至っていないのが現状である。
【0008】また、接着剤を用いない方法として、特開
平4−212891号公報においては、熱可塑性樹脂フ
ィルムの片面に合成繊維が散布され熱圧着されてなる繊
維層が形成されていることを特長とする感熱性孔版原紙
が提案されている。しかしながら、この方法は、長さ5
0mm以下の合成繊維を風力または静電気によって散布
する方法であるため、繊維の分散が不均一となり、した
がってインキの透過性にムラが生じ、画像鮮明性が不十
分となる。また、この方法では樹脂フィルムと繊維層の
接着剤が必ずしも十分ではないため、フィルム搬送時に
シワや破れが発生し易いという問題がある。接着性を完
全にするため、繊維層にバインダー繊維を混入したり、
フィルム面に粘着剤を微量塗布することが提案されてい
るが、バインダー繊維や粘着剤を使用するとインキの透
過性が阻害され、結果的に画像鮮明性が低下してしまう
という欠点が有った。このような欠点を解消するため、
現在、接着剤や粘着剤、あるいはバインダー等を全く使
用しない感熱孔版用原紙が望まれている。
平4−212891号公報においては、熱可塑性樹脂フ
ィルムの片面に合成繊維が散布され熱圧着されてなる繊
維層が形成されていることを特長とする感熱性孔版原紙
が提案されている。しかしながら、この方法は、長さ5
0mm以下の合成繊維を風力または静電気によって散布
する方法であるため、繊維の分散が不均一となり、した
がってインキの透過性にムラが生じ、画像鮮明性が不十
分となる。また、この方法では樹脂フィルムと繊維層の
接着剤が必ずしも十分ではないため、フィルム搬送時に
シワや破れが発生し易いという問題がある。接着性を完
全にするため、繊維層にバインダー繊維を混入したり、
フィルム面に粘着剤を微量塗布することが提案されてい
るが、バインダー繊維や粘着剤を使用するとインキの透
過性が阻害され、結果的に画像鮮明性が低下してしまう
という欠点が有った。このような欠点を解消するため、
現在、接着剤や粘着剤、あるいはバインダー等を全く使
用しない感熱孔版用原紙が望まれている。
【0009】また、画像鮮明性を向上させるには、フィ
ルムの穿孔部のインキ透過性を阻害させないように、穿
孔部に支持体を構成する繊維を存在させないのが望まし
く、そのため、支持体の繊維量をできるだけ細くするこ
とが提案されている。(例えば、特開昭59−1679
3号公報)。繊維量を少なくする場合、繊維を均一に分
散することが難しいため支持体の目付や厚さが不均一と
なり、インキの透過性にムラが生じて画像鮮明性が劣る
という問題があった。また、繊維を細くすると支持体の
剛性が損なわれるという問題があった。
ルムの穿孔部のインキ透過性を阻害させないように、穿
孔部に支持体を構成する繊維を存在させないのが望まし
く、そのため、支持体の繊維量をできるだけ細くするこ
とが提案されている。(例えば、特開昭59−1679
3号公報)。繊維量を少なくする場合、繊維を均一に分
散することが難しいため支持体の目付や厚さが不均一と
なり、インキの透過性にムラが生じて画像鮮明性が劣る
という問題があった。また、繊維を細くすると支持体の
剛性が損なわれるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、画像鮮明性に優れ、特にサーマルヘ
ッド等との滑りを良好にし、印刷性が優れた感熱孔版印
刷用原紙を提供しようとするものである。
な問題点を解決し、画像鮮明性に優れ、特にサーマルヘ
ッド等との滑りを良好にし、印刷性が優れた感熱孔版印
刷用原紙を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ある特定の
熱可塑性ポリエステルフィルム(A)とポリエステル繊
維からなる多孔性支持とを熱圧着して離型剤を塗布し、
二軸共延伸することにより感熱孔版用原紙を一挙に製膜
できることを見出し、本発明に到達したものである。す
なわち、本発明は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)
の片面に開孔面積分率が5〜80%で表面抵抗が1×1
0−13Ω/□以下であるポリエステル繊維からなる多孔
性支持体(B)が積層されてなることを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙(以下原紙と言う)およびその製法に関
する。
うな問題点を解決すべく鋭意研究した結果、ある特定の
熱可塑性ポリエステルフィルム(A)とポリエステル繊
維からなる多孔性支持とを熱圧着して離型剤を塗布し、
二軸共延伸することにより感熱孔版用原紙を一挙に製膜
できることを見出し、本発明に到達したものである。す
なわち、本発明は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)
の片面に開孔面積分率が5〜80%で表面抵抗が1×1
0−13Ω/□以下であるポリエステル繊維からなる多孔
性支持体(B)が積層されてなることを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙(以下原紙と言う)およびその製法に関
する。
【0012】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)およびポリエステル繊維に用いられるポリエ
ステルとはいずれも、芳香族ジカルボン酸、脂肪酸ジカ
ルボン酸とジオールを主たる構成成分とするポリエステ
ルである。ここで、芳香族ジカルボン酸として例えば、
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフ
タレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4−ジフェ
ニルジカルボン酸、4,4−ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、4,4−ジフェニルスルホンジカルボン酸等を
挙げることができる。脂肪族ジカルボン酸成分としては
例えばアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン
ジオン酸等を挙げることができる。中でも好ましくはテ
レフタル酸、イソフタル酸を挙げることができる。これ
らの酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用して
もよく、さらには、ヒドロキシ安息香酸等のオキシ酸等
を一部共重合しても良い。また、ジオール成分としては
例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−
シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリアルキレングリコール、2,2′ビス
(4′−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等
を挙げることができる。中でもエチレングリコールが好
ましく用いられる。これらのジオール成分は1種のみ用
いてもよく、2種以上併用してもよい。
ルム(A)およびポリエステル繊維に用いられるポリエ
ステルとはいずれも、芳香族ジカルボン酸、脂肪酸ジカ
ルボン酸とジオールを主たる構成成分とするポリエステ
ルである。ここで、芳香族ジカルボン酸として例えば、
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフ
タレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4−ジフェ
ニルジカルボン酸、4,4−ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、4,4−ジフェニルスルホンジカルボン酸等を
挙げることができる。脂肪族ジカルボン酸成分としては
例えばアジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン
ジオン酸等を挙げることができる。中でも好ましくはテ
レフタル酸、イソフタル酸を挙げることができる。これ
らの酸成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用して
もよく、さらには、ヒドロキシ安息香酸等のオキシ酸等
を一部共重合しても良い。また、ジオール成分としては
例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−
シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリアルキレングリコール、2,2′ビス
(4′−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン等
を挙げることができる。中でもエチレングリコールが好
ましく用いられる。これらのジオール成分は1種のみ用
いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0013】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)に用いられるポリエステルとして好ましくは、ポ
リエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレートと
エチレンイソフタレートとの共重合体、ヘキサメチレン
テレフタレートとシクロヘキサンジメチレンテレフタレ
ートとの共重合体等を挙げることができる。穿孔感度を
向上するために特に好ましくは、エチレンテレフタレー
トとエチレンイソフタレートとの共重合体、ヘキサメチ
レンテレフタレートとシクロヘキサンジメチレンテレフ
タレートとの共重合体等を挙げることができる。
(A)に用いられるポリエステルとして好ましくは、ポ
リエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレートと
エチレンイソフタレートとの共重合体、ヘキサメチレン
テレフタレートとシクロヘキサンジメチレンテレフタレ
ートとの共重合体等を挙げることができる。穿孔感度を
向上するために特に好ましくは、エチレンテレフタレー
トとエチレンイソフタレートとの共重合体、ヘキサメチ
レンテレフタレートとシクロヘキサンジメチレンテレフ
タレートとの共重合体等を挙げることができる。
【0014】また、本発明のポリエステル繊維に用いら
れるポリエステルとしては好ましくは、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート、エチレンテレフタ
レートとエチレンイソフタレートとの共重合体等を挙げ
ることができる。穿孔持の熱寸法安定性の点から特に好
ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート等を挙げることができる。
れるポリエステルとしては好ましくは、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート、エチレンテレフタ
レートとエチレンイソフタレートとの共重合体等を挙げ
ることができる。穿孔持の熱寸法安定性の点から特に好
ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート等を挙げることができる。
【0015】本発明におけるポリエステルは従来公知の
方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオー
ル成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生成
物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつつ
重縮合させることによって製造する方法や、酸成分とし
てジアルキルエステルを用い、これとジオール成分とで
エステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させる
ことによって製造する方法等がある。この際、必要に応
じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモン、
ゲルマニウム、チタン化合物を用いることもできる。
方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオー
ル成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生成
物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつつ
重縮合させることによって製造する方法や、酸成分とし
てジアルキルエステルを用い、これとジオール成分とで
エステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させる
ことによって製造する方法等がある。この際、必要に応
じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモン、
ゲルマニウム、チタン化合物を用いることもできる。
【0016】本発明におけるポリエステルには、必要に
応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等の
有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤等を配合す
ることができる。
応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等の
有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤等を配合す
ることができる。
【0017】さらには用途に応じて易滑性を付与するこ
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸系ポリマ類、ポリスチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合する方法、ポリエステ
ル重合反応時に添加する触媒等を析出する、いわゆる内
部粒子による方法、界面活性剤を塗布する方法等があ
る。
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸系ポリマ類、ポリスチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合する方法、ポリエステ
ル重合反応時に添加する触媒等を析出する、いわゆる内
部粒子による方法、界面活性剤を塗布する方法等があ
る。
【0018】本発明におけるポリエステル繊維からなる
多孔性支持体は、上記ポリエステルを用いて、従来公知
のメルトブロー法やスパンボンド法などの直接溶融紡糸
法によって製造することができる。用いられるポリエス
テルの固有粘度は、通常好ましくは0.40以上が好ま
しく、さらに好ましくは0.50以上である。
多孔性支持体は、上記ポリエステルを用いて、従来公知
のメルトブロー法やスパンボンド法などの直接溶融紡糸
法によって製造することができる。用いられるポリエス
テルの固有粘度は、通常好ましくは0.40以上が好ま
しく、さらに好ましくは0.50以上である。
【0019】メルトブロー紡糸法では、溶融したポリエ
ステルポリマーを口金から吐出するに際して、口金周辺
部から熱風を吹き付け、該熱風によって吐出したポリマ
ーを細繊度化せしめ、ついで、しかるべき位置に配置し
たネットコンベア上に吹き付けて捕集し、ウエブを形成
して製造される。該ウエブはネットコンベアに設けた吸
引装置によって熱風と一緒に吸引されるので、繊維が完
全に固化する前に捕集される。つまりウエブの繊維同士
は互いに融着した状態で捕集される。口金とネットコン
ベア間の捕集距離を適宜設定することによって、繊維の
融着度合いを調整することができる。また、ポリマー吐
出量、熱風温度、熱風流量、コンベア移動速度等を適宜
調整することにより、ウエブの繊維目付量や単糸繊度を
任意に設定することができる。メルトブロー紡糸された
繊維は、熱風の圧力で細繊度化されるが、延伸はされ
ず、いわゆる無配向に近い状態で固化される。繊維の太
さは均一ではなく、太い繊維と細い繊維がほどよく分散
した状態でウエブを形成する。
ステルポリマーを口金から吐出するに際して、口金周辺
部から熱風を吹き付け、該熱風によって吐出したポリマ
ーを細繊度化せしめ、ついで、しかるべき位置に配置し
たネットコンベア上に吹き付けて捕集し、ウエブを形成
して製造される。該ウエブはネットコンベアに設けた吸
引装置によって熱風と一緒に吸引されるので、繊維が完
全に固化する前に捕集される。つまりウエブの繊維同士
は互いに融着した状態で捕集される。口金とネットコン
ベア間の捕集距離を適宜設定することによって、繊維の
融着度合いを調整することができる。また、ポリマー吐
出量、熱風温度、熱風流量、コンベア移動速度等を適宜
調整することにより、ウエブの繊維目付量や単糸繊度を
任意に設定することができる。メルトブロー紡糸された
繊維は、熱風の圧力で細繊度化されるが、延伸はされ
ず、いわゆる無配向に近い状態で固化される。繊維の太
さは均一ではなく、太い繊維と細い繊維がほどよく分散
した状態でウエブを形成する。
【0020】また、口金から吐出されたポリマーは、溶
融状態から室温雰囲気下に急冷されるため、非晶質に近
い状態で固化する。
融状態から室温雰囲気下に急冷されるため、非晶質に近
い状態で固化する。
【0021】同様にスパンボンド法では、口金から吐出
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、コンベア速度を適宜設定することによ
り、ウエブの繊維目付量を任意に設定できる。また、エ
ジェクターの圧力と流量を適宜調整することにより、フ
ィラメントの分子配向状態を任意に調整できる。圧力と
流量を絞って紡糸速度を遅くすることにより、分子配向
度の低い繊維ウエブを得ることができる。また、吐出し
たポリマーの冷却速度を調整することにより、結晶性の
異なる繊維ウエブを得ることができる。
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、コンベア速度を適宜設定することによ
り、ウエブの繊維目付量を任意に設定できる。また、エ
ジェクターの圧力と流量を適宜調整することにより、フ
ィラメントの分子配向状態を任意に調整できる。圧力と
流量を絞って紡糸速度を遅くすることにより、分子配向
度の低い繊維ウエブを得ることができる。また、吐出し
たポリマーの冷却速度を調整することにより、結晶性の
異なる繊維ウエブを得ることができる。
【0022】本発明に用いる未延伸ポリエステル繊維の
結晶化度は、通常好ましくは20%以下、さらに好まし
くは15%以下、より好ましくは10%以下である。結
晶化度が20%を超えると繊維同士の融着が不十分とな
り、延伸時に良好な網状体が形成されにくい。また、フ
ィルムとの融着も不十分になるおそれがある。一方、未
延伸ポリエステル繊維の配向度は低いものが望ましく、
通常、複屈折(Δn)0.03以下が好ましく、さらに
好ましくは0.01以下が好適である。複屈折が0.0
3を超えると、未延伸フィルムとの共延伸が困難とな
る。
結晶化度は、通常好ましくは20%以下、さらに好まし
くは15%以下、より好ましくは10%以下である。結
晶化度が20%を超えると繊維同士の融着が不十分とな
り、延伸時に良好な網状体が形成されにくい。また、フ
ィルムとの融着も不十分になるおそれがある。一方、未
延伸ポリエステル繊維の配向度は低いものが望ましく、
通常、複屈折(Δn)0.03以下が好ましく、さらに
好ましくは0.01以下が好適である。複屈折が0.0
3を超えると、未延伸フィルムとの共延伸が困難とな
る。
【0023】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)は、同様に上記ポリエステルを用いて、従来
公知の方法によって製造することができる。例えば、T
ダイ押し出し法によってポリマーをキャストドラム上に
押し出すことによって未延伸フィルムを製造できる。口
金のスリット幅、ポリマーの吐出量、キャストドラムの
回転数を調整することによって、所望の厚さの未延伸フ
ィルムを作ることができる。熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)に用いられるポリエステルの固有粘度は、通
常好ましくは0.5以上、より好ましくは0.6以上で
ある。固有粘度が0.5より低いと製膜安定性が低下
し、特に薄物のキャストが困難となる。
ルム(A)は、同様に上記ポリエステルを用いて、従来
公知の方法によって製造することができる。例えば、T
ダイ押し出し法によってポリマーをキャストドラム上に
押し出すことによって未延伸フィルムを製造できる。口
金のスリット幅、ポリマーの吐出量、キャストドラムの
回転数を調整することによって、所望の厚さの未延伸フ
ィルムを作ることができる。熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)に用いられるポリエステルの固有粘度は、通
常好ましくは0.5以上、より好ましくは0.6以上で
ある。固有粘度が0.5より低いと製膜安定性が低下
し、特に薄物のキャストが困難となる。
【0024】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)とポリエステル繊維からなる多孔性支持体と
は、互いに融着している。融着するには、通常、熱可塑
性ポリエステルフィルム(A)と多孔性支持体とを加熱
しつつ直接貼り合わせる熱圧着しより行なわれる。熱圧
着の方法は特に限定されるものではないが、加熱ロール
による熱圧着がプロセス性の点から特に好ましい。本発
明における熱圧着は熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)をキャスト化した後に、延伸工程の前段階で行な
うのが好ましい。熱圧着温度は熱可塑性ポリエステルフ
ィルム(A)のガラス転移点(Tg)と冷結晶化温度
(Tcc)との間が好ましく、Tg〜Tg+50℃が特
に好ましい。
ルム(A)とポリエステル繊維からなる多孔性支持体と
は、互いに融着している。融着するには、通常、熱可塑
性ポリエステルフィルム(A)と多孔性支持体とを加熱
しつつ直接貼り合わせる熱圧着しより行なわれる。熱圧
着の方法は特に限定されるものではないが、加熱ロール
による熱圧着がプロセス性の点から特に好ましい。本発
明における熱圧着は熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)をキャスト化した後に、延伸工程の前段階で行な
うのが好ましい。熱圧着温度は熱可塑性ポリエステルフ
ィルム(A)のガラス転移点(Tg)と冷結晶化温度
(Tcc)との間が好ましく、Tg〜Tg+50℃が特
に好ましい。
【0025】本発明において、熱可塑性ポリエステルフ
ィルム(A)と多孔性支持体とは熱圧着した状態で共延
伸することが肝要である。熱圧着した状態で共延伸する
ことにより、フィルムと支持体とが一体で剥離すること
なく好適に延伸することができる。また、両者を一体で
共延伸することにより、ポリエステル繊維が補強体の役
目をなし、フィルムが破れたりすることがなく、極めて
製膜安定性に優れ、結果として低コストの原紙を得るこ
とができる。
ィルム(A)と多孔性支持体とは熱圧着した状態で共延
伸することが肝要である。熱圧着した状態で共延伸する
ことにより、フィルムと支持体とが一体で剥離すること
なく好適に延伸することができる。また、両者を一体で
共延伸することにより、ポリエステル繊維が補強体の役
目をなし、フィルムが破れたりすることがなく、極めて
製膜安定性に優れ、結果として低コストの原紙を得るこ
とができる。
【0026】延伸方法は特に限定されないが、フィルム
の穿孔感度向上および多孔性支持体を形成する繊維の均
一分散性の点で二軸延伸が好ましい。二軸延伸は逐次二
軸延伸法または同時二軸延伸法のいずれの方法であって
も良い。逐次二軸延伸法の場合、縦方向、横方向の順に
延伸するのが一般的であるが、逆に延伸しても良い。延
伸温度は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)のガラス
転移温度(Tg)と冷結晶化温度(Tcc)との間であ
るのが好ましい。延伸倍率は特に限定されるものではな
く、用いる熱可塑性ポリエステルフィルム(A)用ポリ
マーの種類や原紙に要求される感度等によって適宜決定
されるが、通常は縦、横それぞれ2〜5倍程度が適当で
ある。また、二軸延伸後、縦または横、あるいは縦横に
再延伸してもかまわない。
の穿孔感度向上および多孔性支持体を形成する繊維の均
一分散性の点で二軸延伸が好ましい。二軸延伸は逐次二
軸延伸法または同時二軸延伸法のいずれの方法であって
も良い。逐次二軸延伸法の場合、縦方向、横方向の順に
延伸するのが一般的であるが、逆に延伸しても良い。延
伸温度は熱可塑性ポリエステルフィルム(A)のガラス
転移温度(Tg)と冷結晶化温度(Tcc)との間であ
るのが好ましい。延伸倍率は特に限定されるものではな
く、用いる熱可塑性ポリエステルフィルム(A)用ポリ
マーの種類や原紙に要求される感度等によって適宜決定
されるが、通常は縦、横それぞれ2〜5倍程度が適当で
ある。また、二軸延伸後、縦または横、あるいは縦横に
再延伸してもかまわない。
【0027】さらに、二軸延伸後の本発明原紙を熱処理
しても良い。熱処理温度は特に限定されるものではな
く、用いる熱可塑性ポリエステルフィルム(A)用ポリ
マーの種類によって適宜決定されるが、通常は100〜
240℃、時間は0.5〜60秒程度が適当である。
しても良い。熱処理温度は特に限定されるものではな
く、用いる熱可塑性ポリエステルフィルム(A)用ポリ
マーの種類によって適宜決定されるが、通常は100〜
240℃、時間は0.5〜60秒程度が適当である。
【0028】本発明の原紙を構成する多孔性支持体は、
繊維同士がその接点において、互いに不規則に融着した
網状体を形成してなる。特徴的には、融着部の繊維交絡
点において薄い膜状の襞を形成してなる。つまり、支持
体の繊維同士が、薄膜の襞を形成してなる融着部を持つ
ことにより、支持体の強度が安定するとともに、均一な
開孔形態を形成することができ、印刷インキの保持性と
透過性のバランスのとれた原紙とすることができるもの
である。本発明は、このような襞を形成してなる融着点
が、支持体の平均的な面において、通常好ましくは1m
m2 当たり10個以上、さらに好ましくは100個以上
あるのが望ましい。襞を形成してなる融着点が10個未
満の場合、支持体としての強度が不足するだけでなく、
支持体の開孔形状が不均一になり、インキの保持性が低
下し、印刷画像の裏写りが生じやすくなる。
繊維同士がその接点において、互いに不規則に融着した
網状体を形成してなる。特徴的には、融着部の繊維交絡
点において薄い膜状の襞を形成してなる。つまり、支持
体の繊維同士が、薄膜の襞を形成してなる融着部を持つ
ことにより、支持体の強度が安定するとともに、均一な
開孔形態を形成することができ、印刷インキの保持性と
透過性のバランスのとれた原紙とすることができるもの
である。本発明は、このような襞を形成してなる融着点
が、支持体の平均的な面において、通常好ましくは1m
m2 当たり10個以上、さらに好ましくは100個以上
あるのが望ましい。襞を形成してなる融着点が10個未
満の場合、支持体としての強度が不足するだけでなく、
支持体の開孔形状が不均一になり、インキの保持性が低
下し、印刷画像の裏写りが生じやすくなる。
【0029】本発明の多孔性支持体を平面的に観察した
場合において、網状体の形成する開孔部の面積分率は好
ましくは5〜80%、さらに好ましくは5〜50%であ
る。開孔面積分率が5%未満ではインキの透過性が劣
り、80%を超えるとインキの保持性が低下する。ま
た、網状体の形成する開孔部を円とみなした場合、その
等価円直径の平均値は好ましくは5〜100μm、さら
に好ましくは10〜60μm、より好ましくは10〜3
0μmである。平均直径が5μm未満ではインキの透過
性が劣り、100μmを超えるとインキの保持性が低下
する。
場合において、網状体の形成する開孔部の面積分率は好
ましくは5〜80%、さらに好ましくは5〜50%であ
る。開孔面積分率が5%未満ではインキの透過性が劣
り、80%を超えるとインキの保持性が低下する。ま
た、網状体の形成する開孔部を円とみなした場合、その
等価円直径の平均値は好ましくは5〜100μm、さら
に好ましくは10〜60μm、より好ましくは10〜3
0μmである。平均直径が5μm未満ではインキの透過
性が劣り、100μmを超えるとインキの保持性が低下
する。
【0030】本発明の原紙を構成する多孔性支持体の繊
維目付量は、通常2〜20g/m2が好ましく、さらに
好ましくは5〜15g/m2 である。繊維目付量が20
g/m2 を超えると、インキの透過性が悪化し、画像鮮
明度が悪化する。また、目付量が2g/m2 より少ない
と支持体として十分な強度を得られない。
維目付量は、通常2〜20g/m2が好ましく、さらに
好ましくは5〜15g/m2 である。繊維目付量が20
g/m2 を超えると、インキの透過性が悪化し、画像鮮
明度が悪化する。また、目付量が2g/m2 より少ない
と支持体として十分な強度を得られない。
【0031】また、多孔性支持体を構成するポリエステ
ル繊維の繊度は通常0.1〜10デニールが好ましく、
さらに好ましくは0.3〜5デニールである。繊度が1
0デニールを超えると支持体の厚みと目付量が不均一と
なり、インキの透過が不均一となり易い。また、、繊度
が0.1デニールより細いと支持体としての強度が不足
する。なお、本発明でいうポリエステル繊維の繊度とは
支持体の平均繊度である。
ル繊維の繊度は通常0.1〜10デニールが好ましく、
さらに好ましくは0.3〜5デニールである。繊度が1
0デニールを超えると支持体の厚みと目付量が不均一と
なり、インキの透過が不均一となり易い。また、、繊度
が0.1デニールより細いと支持体としての強度が不足
する。なお、本発明でいうポリエステル繊維の繊度とは
支持体の平均繊度である。
【0032】本発明の多孔性支持体を構成する繊維は全
て同一繊度であってもよいし、異なる繊度の繊維が混繊
されたものであってもよい。また、繊度の異なる繊維を
段階的に積層した多層構造としてもよい。多層構造の場
合、少なくともフィルムに面した層を1デニール以下の
繊維で構成し、残りの層を1デニール以上の繊維で構成
すると画像鮮明性と支持体強度とのバランスの点でより
好適である。多層構造の場合、フィルムに面した層の繊
維目付量は1〜5g/m2 とするのが好ましい。
て同一繊度であってもよいし、異なる繊度の繊維が混繊
されたものであってもよい。また、繊度の異なる繊維を
段階的に積層した多層構造としてもよい。多層構造の場
合、少なくともフィルムに面した層を1デニール以下の
繊維で構成し、残りの層を1デニール以上の繊維で構成
すると画像鮮明性と支持体強度とのバランスの点でより
好適である。多層構造の場合、フィルムに面した層の繊
維目付量は1〜5g/m2 とするのが好ましい。
【0033】本発明の多孔性支持体の表面抵抗は、1×
10−13Ω/□以下である。表面抵抗が1×10−13Ω
/□を超えると印刷時の搬送性が悪化したり、ゴミ類が
付着して印刷性が悪化する。
10−13Ω/□以下である。表面抵抗が1×10−13Ω
/□を超えると印刷時の搬送性が悪化したり、ゴミ類が
付着して印刷性が悪化する。
【0034】本発明の多孔性支持体の表面抵抗を上記範
囲内にするには、多孔性支持体を構成するポリエステル
繊維に用いられるポリエステル重合時及び/または紡糸
直前にブレンドする方法により、従来公知の帯電防止剤
を使用するなどの方法を採用できる。公知の帯電防止剤
とは、例えばアニオン系や非イオン系の界面活性剤であ
り、アニオン系ではアルキルスルホン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、非イオン系ではポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステルなどが
好ましい。帯電防止剤の量は、ポリエステル100重量
部に対して0.1〜10重量部が好ましく、さらに好ま
しくは0.2〜5重量部、より好ましくは0.2〜3重
量部である。含有量が0.1重量部未満であると、十分
な帯電防止性能が得られず、一方、10重量部を超える
ともはや帯電防止効果は飽和に達するばかりか機械的特
性が低下するため好ましくない。
囲内にするには、多孔性支持体を構成するポリエステル
繊維に用いられるポリエステル重合時及び/または紡糸
直前にブレンドする方法により、従来公知の帯電防止剤
を使用するなどの方法を採用できる。公知の帯電防止剤
とは、例えばアニオン系や非イオン系の界面活性剤であ
り、アニオン系ではアルキルスルホン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、非イオン系ではポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステルなどが
好ましい。帯電防止剤の量は、ポリエステル100重量
部に対して0.1〜10重量部が好ましく、さらに好ま
しくは0.2〜5重量部、より好ましくは0.2〜3重
量部である。含有量が0.1重量部未満であると、十分
な帯電防止性能が得られず、一方、10重量部を超える
ともはや帯電防止効果は飽和に達するばかりか機械的特
性が低下するため好ましくない。
【0035】本発明の多孔性支持体を構成する繊維は延
伸配向されている。複屈折(Δn)は、好ましくは0.
1以上、さらに好ましくは0.14以上である。複屈折
が0.1未満であると、繊維強度が低く、支持体強度が
不足する。
伸配向されている。複屈折(Δn)は、好ましくは0.
1以上、さらに好ましくは0.14以上である。複屈折
が0.1未満であると、繊維強度が低く、支持体強度が
不足する。
【0036】本発明の多孔性支持体を構成する繊維の結
晶化度は、通常好ましくは20%以上であり、さらに好
ましくは30%以上である。結晶化度が20%より低い
と、支持体としての耐熱性が不足する。
晶化度は、通常好ましくは20%以上であり、さらに好
ましくは30%以上である。結晶化度が20%より低い
と、支持体としての耐熱性が不足する。
【0037】本発明の原紙を構成する熱可塑性ポリエス
テルフィルム(A)は、二軸延伸フィルムである。フィ
ルムの厚さは、原紙に要求される感度等によって適宜決
定されるが、通常0.1〜10μmが好ましく、さらに
好ましくは0.1〜5.0μm、より好ましくは0.1
〜3.0μmである。厚さが10μmを超えると穿孔性
が低下する場合があり、0.1μmより薄いと製膜安定
性が悪化する場合がある。
テルフィルム(A)は、二軸延伸フィルムである。フィ
ルムの厚さは、原紙に要求される感度等によって適宜決
定されるが、通常0.1〜10μmが好ましく、さらに
好ましくは0.1〜5.0μm、より好ましくは0.1
〜3.0μmである。厚さが10μmを超えると穿孔性
が低下する場合があり、0.1μmより薄いと製膜安定
性が悪化する場合がある。
【0038】本発明の原紙を構成する熱可塑性ポリエス
テルフィルム(A)は、結晶融解エネルギー(ΔHu)
が3〜11cal/gが好ましく、さらに好ましくは5
〜10cal/gである。ΔHuが3cal/g未満で
は印刷原稿との引っ付きを起こすとともに鮮明な文字印
刷がしにくい。なお、ΔHuを5cal/g以上とする
ことにより鮮明な文字印刷が可能となる。一方、ΔHu
が11cal/gを超えると欠落部分を生じた文字とな
り、ベタ印刷感度および濃淡の表現性の悪いものとな
る。
テルフィルム(A)は、結晶融解エネルギー(ΔHu)
が3〜11cal/gが好ましく、さらに好ましくは5
〜10cal/gである。ΔHuが3cal/g未満で
は印刷原稿との引っ付きを起こすとともに鮮明な文字印
刷がしにくい。なお、ΔHuを5cal/g以上とする
ことにより鮮明な文字印刷が可能となる。一方、ΔHu
が11cal/gを超えると欠落部分を生じた文字とな
り、ベタ印刷感度および濃淡の表現性の悪いものとな
る。
【0039】本発明の原紙を構成する熱可塑性ポリエス
テルフィルム(A)の固有の融点(Tm1 )と多孔性支
持体を形成するポリエステル繊維の固有の融点(T
m2 )とは、Tm1 <Tm2 であることが好ましく、か
つその温度差が20℃以上であることが好ましい。温度
差が20℃未満では支持体の耐熱性が不十分となる。
テルフィルム(A)の固有の融点(Tm1 )と多孔性支
持体を形成するポリエステル繊維の固有の融点(T
m2 )とは、Tm1 <Tm2 であることが好ましく、か
つその温度差が20℃以上であることが好ましい。温度
差が20℃未満では支持体の耐熱性が不十分となる。
【0040】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)の表面抵抗は、1×10−13Ω/□以下である。
表面抵抗が1×10−13Ω/□を超えると印刷時の搬送
性が悪化したり、ゴミ類が付着して印刷性が悪化する。
(A)の表面抵抗は、1×10−13Ω/□以下である。
表面抵抗が1×10−13Ω/□を超えると印刷時の搬送
性が悪化したり、ゴミ類が付着して印刷性が悪化する。
【0041】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルムの
表面に細長い突起を形成される層は、長さ方向/幅方向
の比が3以上の細長い突起を20個/1000μm2 以
上有する。この突起は、ワックス系組成物を主成分し、
ここでいう主成分とは積層組成物中に占める重量比率が
50%以上、好ましくは60%以上であることをいう。
ワックス系組成物とは市販の各種のワックス、例えば石
油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワックス、動物
系ワックス低分子量ポリオレフィン類などを使用するこ
とができ、特に制限されるものではないが、本発明にお
いては石油系ワックスとしてはパラフィンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、酸化ワックスなどが挙げ
られるがこれらの中でも酸化ワックスの使用が突起形成
性の点で特に好ましい。また植物性ワックスとしてはキ
ャンデリワックス、カルナウバワックス、木ロウ、オリ
キューリーワックス、さとうきびロウ、ロジン変成ワッ
クスなどが挙げられるが本発明においては特に下記化合
物から成る組成物が好ましい。{ロジン又は不均一ロジ
ン、又は水添ロジン・α、β置換エチレン(α置換基:
カルボキシル、β置換基:水素又はメチル又はカルボキ
シル)付加物}・アルキル又はアルケニル(各炭素数1
〜8)ポリ(繰り返し単位:1〜6)アルコールのエス
テル付加物を用いるのが易滑性や離形性の点で好まし
く、更に上記酸化ワックスとの混合系で用いるとより好
ましい。すなわち本発明は上記組成物を塗布後、1方向
に延伸することにより微細な細長い突起を形成させるこ
とを特徴とするものであり、突起形成性の点、および防
爆性、環境汚染防止の点から水に溶解、乳化、懸濁させ
たワックスが特に好ましいのである。
表面に細長い突起を形成される層は、長さ方向/幅方向
の比が3以上の細長い突起を20個/1000μm2 以
上有する。この突起は、ワックス系組成物を主成分し、
ここでいう主成分とは積層組成物中に占める重量比率が
50%以上、好ましくは60%以上であることをいう。
ワックス系組成物とは市販の各種のワックス、例えば石
油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワックス、動物
系ワックス低分子量ポリオレフィン類などを使用するこ
とができ、特に制限されるものではないが、本発明にお
いては石油系ワックスとしてはパラフィンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、酸化ワックスなどが挙げ
られるがこれらの中でも酸化ワックスの使用が突起形成
性の点で特に好ましい。また植物性ワックスとしてはキ
ャンデリワックス、カルナウバワックス、木ロウ、オリ
キューリーワックス、さとうきびロウ、ロジン変成ワッ
クスなどが挙げられるが本発明においては特に下記化合
物から成る組成物が好ましい。{ロジン又は不均一ロジ
ン、又は水添ロジン・α、β置換エチレン(α置換基:
カルボキシル、β置換基:水素又はメチル又はカルボキ
シル)付加物}・アルキル又はアルケニル(各炭素数1
〜8)ポリ(繰り返し単位:1〜6)アルコールのエス
テル付加物を用いるのが易滑性や離形性の点で好まし
く、更に上記酸化ワックスとの混合系で用いるとより好
ましい。すなわち本発明は上記組成物を塗布後、1方向
に延伸することにより微細な細長い突起を形成させるこ
とを特徴とするものであり、突起形成性の点、および防
爆性、環境汚染防止の点から水に溶解、乳化、懸濁させ
たワックスが特に好ましいのである。
【0042】石油系ワックス/植物性ワックスの混合重
量比率は10/90〜90/10が好ましく、さらに好
ましくは20/80〜80/20、より好ましくは30
/70〜70/30とするのがよい。植物性ワックスを
10重量%以上とするのは高温時における易滑性、およ
び離形性の付与、および水に乳化あるいは懸濁させる場
合の均一分散性が良好で均一な塗布膜を得るのに好適で
あることによる。また石油系ワックスを10重量%以上
とするのは塗布膜の突起形成による易滑性が良好で、高
速印字時の走行性が良いことによる。
量比率は10/90〜90/10が好ましく、さらに好
ましくは20/80〜80/20、より好ましくは30
/70〜70/30とするのがよい。植物性ワックスを
10重量%以上とするのは高温時における易滑性、およ
び離形性の付与、および水に乳化あるいは懸濁させる場
合の均一分散性が良好で均一な塗布膜を得るのに好適で
あることによる。また石油系ワックスを10重量%以上
とするのは塗布膜の突起形成による易滑性が良好で、高
速印字時の走行性が良いことによる。
【0043】また本発明では上記ワックス系組成物に更
にオイル状物質を加えた混合物とした時には高パルス幅
領域での印字走行性が特に優れたものとすることができ
る。ここでオイル状物質とは常温で液体あるいはペース
ト状のオイルであり、植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑
油などを挙げることができる。植物油としてはアマニ
油、カヤ油、サフラー油、大豆油、シナギリ油、ゴマ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリ
ーブ油、サザンカ油、つばき油、ヒマシ油、落花生油、
バーム油、椰子油などが挙げられる。油脂としては牛
脂、豚油、羊油、カカオ油などであり、鉱物油としてマ
シン油、絶縁油、タービン油、モーター油、ギヤ油、切
削油、流動パラフィンなどが挙げられる。合成潤滑油と
しては化学大辞典(共立出版社)に記載の要件を満たす
ものを任意に使用することが出来、例えばオレフィン重
合油、ジエステル油、ポリアルキレングリコール油、シ
リコーン油などが挙げることができる。これらの中でも
高パルス幅領域での走行性の良好な鉱物油、合成潤滑油
が好適である。またこれらの混合系であって良い。
にオイル状物質を加えた混合物とした時には高パルス幅
領域での印字走行性が特に優れたものとすることができ
る。ここでオイル状物質とは常温で液体あるいはペース
ト状のオイルであり、植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑
油などを挙げることができる。植物油としてはアマニ
油、カヤ油、サフラー油、大豆油、シナギリ油、ゴマ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリ
ーブ油、サザンカ油、つばき油、ヒマシ油、落花生油、
バーム油、椰子油などが挙げられる。油脂としては牛
脂、豚油、羊油、カカオ油などであり、鉱物油としてマ
シン油、絶縁油、タービン油、モーター油、ギヤ油、切
削油、流動パラフィンなどが挙げられる。合成潤滑油と
しては化学大辞典(共立出版社)に記載の要件を満たす
ものを任意に使用することが出来、例えばオレフィン重
合油、ジエステル油、ポリアルキレングリコール油、シ
リコーン油などが挙げることができる。これらの中でも
高パルス幅領域での走行性の良好な鉱物油、合成潤滑油
が好適である。またこれらの混合系であって良い。
【0044】上記オイル状物質は前期ワックス系組成物
100重量部に対し1〜100重量部添加するのが好ま
しく、さらに好ましくは3〜50重量部である。オイル
状物質が1重量部未満の場合には昇華型プリンターのよ
うな高パルス幅領域での走行性が低下する傾向にあり、
100重量部を超える場合には逆に低パルス幅領域での
走行性が低下する傾向にある。上記範囲とした場合には
広範囲のパルス幅のプリンターでスティックが起こらず
走行性が良好となり特に好ましいのである。
100重量部に対し1〜100重量部添加するのが好ま
しく、さらに好ましくは3〜50重量部である。オイル
状物質が1重量部未満の場合には昇華型プリンターのよ
うな高パルス幅領域での走行性が低下する傾向にあり、
100重量部を超える場合には逆に低パルス幅領域での
走行性が低下する傾向にある。上記範囲とした場合には
広範囲のパルス幅のプリンターでスティックが起こらず
走行性が良好となり特に好ましいのである。
【0045】上記組成物中には本発明の効果を阻害しな
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。
【0046】また塗料中には水への分散性を向上した
り、塗布性を向上させる目的で各種添加剤、例えば分散
助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤などを添加しても良
い。
り、塗布性を向上させる目的で各種添加剤、例えば分散
助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤などを添加しても良
い。
【0047】ワックス系組成物を主成分とする層を設け
た面の中心線平均粗さ(Ra1 )は0.03〜0.4μ
mが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.2μm
であるのが望ましく、積層膜の厚みは0.005以上R
a1 以下が好ましく、さらに好ましくは0.01以上R
a1 以下であるのが望ましい。積層膜のRa1 が0.0
3μm未満の場合や積層膜の厚みが0.005μm未満
の場合にはスティックが発生しやすい傾向にあり、また
積層膜の厚みがRa1 を超える場合には印字時の走行性
の低下やヘッド汚染が発生しやすい傾向にある。Ra1
が0.4μmを超える場合にはスティック性は良いもの
の印字の鮮明度が劣る傾向にある。
た面の中心線平均粗さ(Ra1 )は0.03〜0.4μ
mが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.2μm
であるのが望ましく、積層膜の厚みは0.005以上R
a1 以下が好ましく、さらに好ましくは0.01以上R
a1 以下であるのが望ましい。積層膜のRa1 が0.0
3μm未満の場合や積層膜の厚みが0.005μm未満
の場合にはスティックが発生しやすい傾向にあり、また
積層膜の厚みがRa1 を超える場合には印字時の走行性
の低下やヘッド汚染が発生しやすい傾向にある。Ra1
が0.4μmを超える場合にはスティック性は良いもの
の印字の鮮明度が劣る傾向にある。
【0048】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルムの
表面に形成される細長い突起を有する層の塗布は、フィ
ルムの延伸前あるいは延伸後、いずれの段階で行なって
も良い。本発明の効果をより顕著に発現させるために
は、延伸前に塗布するのが特に好ましい。塗布方法は特
に限定されないが、ロールコーター、グラビアコータ
ー、リバースコーター、バーコーター等を用いて塗布す
るのが好ましい。
表面に形成される細長い突起を有する層の塗布は、フィ
ルムの延伸前あるいは延伸後、いずれの段階で行なって
も良い。本発明の効果をより顕著に発現させるために
は、延伸前に塗布するのが特に好ましい。塗布方法は特
に限定されないが、ロールコーター、グラビアコータ
ー、リバースコーター、バーコーター等を用いて塗布す
るのが好ましい。
【0049】また、塗布する前に必要に応じて、塗布面
に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施し
ても良い。
に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施し
ても良い。
【0050】本発明の原紙を構成するポリエステルフィ
ルムと多孔性支持体間の剥離強度は好ましくは1g/c
m以上、さらに好ましくは5g/cm以上、より好まし
くは10g/cm以上である。剥離強度が1g/cmよ
り小さいとフィルム搬送時にシワや破れが発生しやす
く、製膜安定性に劣る。
ルムと多孔性支持体間の剥離強度は好ましくは1g/c
m以上、さらに好ましくは5g/cm以上、より好まし
くは10g/cm以上である。剥離強度が1g/cmよ
り小さいとフィルム搬送時にシワや破れが発生しやす
く、製膜安定性に劣る。
【0051】
(1)融点(℃) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用い、試料5mgを採取し、室温より昇温速度20
℃/分で昇温した時の吸熱曲線のピークの温度より求め
た。
型を用い、試料5mgを採取し、室温より昇温速度20
℃/分で昇温した時の吸熱曲線のピークの温度より求め
た。
【0052】(2)結晶融解エネルギー(ΔHu) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用いて、フィルムの溶融時の面積から求める。この
面積は、昇温することによりベースラインから吸収側に
ずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置まで戻
るまでの面積であり、溶融開始温度位置から終了位置ま
でを直線で結び、この面積(a)を求める。同じ条件で
In(インジウム)を測定し、この面積(b)を6.8
cal/gとして次式により求める。
型を用いて、フィルムの溶融時の面積から求める。この
面積は、昇温することによりベースラインから吸収側に
ずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置まで戻
るまでの面積であり、溶融開始温度位置から終了位置ま
でを直線で結び、この面積(a)を求める。同じ条件で
In(インジウム)を測定し、この面積(b)を6.8
cal/gとして次式により求める。
【0053】ΔHu=6.8×a/b(cal/g)
【0054】(3)積層面の突起形成性 積層面表面を電子顕微鏡で1万倍以上の倍率で撮影しそ
の写真より突起形成を定め、細長い突起の長さ(長尺方
向)、横(短尺方向)を求めた。細長い突起個数は単位
面積あたりの個数を写真より求め、個/100μm2 に
換算した。
の写真より突起形成を定め、細長い突起の長さ(長尺方
向)、横(短尺方向)を求めた。細長い突起個数は単位
面積あたりの個数を写真より求め、個/100μm2 に
換算した。
【0055】(4)繊度(デニール) サンプルの任意な10箇所を電子顕微鏡で倍率2000
倍で10枚の写真撮影を行ない、1枚の写真につき任意
の15本の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真に
ついて行ない、合計150本の繊維径を測定した。密度
を1.38g/cm3 として繊度を求め、その平均値で
表わした。
倍で10枚の写真撮影を行ない、1枚の写真につき任意
の15本の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真に
ついて行ない、合計150本の繊維径を測定した。密度
を1.38g/cm3 として繊度を求め、その平均値で
表わした。
【0056】(5)繊維目付量(g/m2 ) 試料片20cm×20cmを取り、その重量を測定して
m2 当たりの重量に換算した。
m2 当たりの重量に換算した。
【0057】(6)固有粘度[η] 試料を105℃×20分乾燥した後、6.8±0.00
5gを秤量し、o−クロロフェノール中で160℃×1
5分間撹拌して溶解した。冷却後、ヤマトラボティック
AVM−10S型自動粘度測定器により25℃における
粘度を測定した。
5gを秤量し、o−クロロフェノール中で160℃×1
5分間撹拌して溶解した。冷却後、ヤマトラボティック
AVM−10S型自動粘度測定器により25℃における
粘度を測定した。
【0058】(7)結晶化度(%) n−ヘプタンと四塩化炭素の混合液からなる密度勾配管
に試料を投入し、10時間以上経過後の値を読んで密度
を求めた。結晶化度0%の密度を1.335g/c
m3 、結晶化度100%の密度を1.455g/cm3
として、サンプルの結晶化度を算出した。
に試料を投入し、10時間以上経過後の値を読んで密度
を求めた。結晶化度0%の密度を1.335g/c
m3 、結晶化度100%の密度を1.455g/cm3
として、サンプルの結晶化度を算出した。
【0059】(8)複屈折(Δn) 偏光顕微鏡により、光源にナトリウムランプを用い、試
料をα−プロムナフタリン浸漬下で、Berekコンペ
ンセーター法からレターデーションを求めて算出した。
料をα−プロムナフタリン浸漬下で、Berekコンペ
ンセーター法からレターデーションを求めて算出した。
【0060】(9)支持体の開孔面積分率(%) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、開孔面積分率を求め
た。任意の測定点10箇所について開孔面積分率を求
め、その平均値で表わした。
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、開孔面積分率を求め
た。任意の測定点10箇所について開孔面積分率を求
め、その平均値で表わした。
【0061】(10)支持体の開孔部の等価円直径の平
均値(μm) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、白黒反転処理して開
孔部の等価円直径を求め、算術平均した。測定点10箇
所の平均値を求めた。
均値(μm) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、白黒反転処理して開
孔部の等価円直径を求め、算術平均した。測定点10箇
所の平均値を求めた。
【0062】(11)支持体の表面抵抗(Ω/□) 超絶縁抵抗計MODEL−VE−40(川口電機工業
(株)製)を用い印加電圧100V、20℃60%RH
における表面比抵抗を測定した。
(株)製)を用い印加電圧100V、20℃60%RH
における表面比抵抗を測定した。
【0063】(12)走行性(静摩擦係数) ソーダガラス(中心線平均粗さ0.01μm以下)と積
層面との摩擦係数をASTM−D1894に準じて東洋
精機製作所製TR型摩擦測定機を用いて測定した。な
お、測定は100℃に加熱したソーダガラスとの摩擦係
数を測定した。
層面との摩擦係数をASTM−D1894に準じて東洋
精機製作所製TR型摩擦測定機を用いて測定した。な
お、測定は100℃に加熱したソーダガラスとの摩擦係
数を測定した。
【0064】○:摩擦係数が1.0以下 ×:摩擦係数が1.0を超える
【0065】(13)剥離強度(g/cm) JIS−K−6854に準拠した180度剥離試験法に
より測定した。
より測定した。
【0066】(14)搬送性(取り扱い性) 理想科学工業(株)製“RISOGRAPH”RA20
5を使用して、実際に製版を行ない評価した。作製した
原紙を幅270mmにカットし、テストパターンを10
枚製版した。
5を使用して、実際に製版を行ない評価した。作製した
原紙を幅270mmにカットし、テストパターンを10
枚製版した。
【0067】○:7枚以上しわ、破れなしに製版できた ×:しわ、破れなしに製版できたのが6枚未満
【0068】(15)印刷性評価 作成した原紙を理想科学工業(株)製“RISOGRA
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。
【0069】製版原稿を用いて印刷したものを目視判定
により、次のように評価した。
により、次のように評価した。
【0070】○:文字が鮮明で、罫線に太さムラがな
く、黒ベタ部で白抜けのないもの ×:文字が不鮮明で、罫線が切れており、黒ベタ部で白
抜けがめだつもの △:○と×の中間程度で、実用上なんとか使用できるレ
ベルのもの
く、黒ベタ部で白抜けのないもの ×:文字が不鮮明で、罫線が切れており、黒ベタ部で白
抜けがめだつもの △:○と×の中間程度で、実用上なんとか使用できるレ
ベルのもの
【0071】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。
説明する。
【0072】実施例1 孔径0.35mm、孔数100個の矩形紡糸口金を用い
て、口金温度290℃、吐出量30g/分で、ポリエチ
レンテレフタレート原料([η]=0.485、Tm=
257℃)と重合時にドデシルベンゼンスルホン酸Na
(DBS)を6wt%添加されたポリエチレンテレフタ
レート原料をDBS量が1wt%になるようにブレンド
し、メルトブロー法にて紡出し、コンベア上に繊維を捕
集して巻取り、繊維目付量100g/m2 の未延伸不織
布を作成した。該不織布の平均繊度は2デニール、結晶
化度は5%、複屈折(Δn)は0.005であった。
て、口金温度290℃、吐出量30g/分で、ポリエチ
レンテレフタレート原料([η]=0.485、Tm=
257℃)と重合時にドデシルベンゼンスルホン酸Na
(DBS)を6wt%添加されたポリエチレンテレフタ
レート原料をDBS量が1wt%になるようにブレンド
し、メルトブロー法にて紡出し、コンベア上に繊維を捕
集して巻取り、繊維目付量100g/m2 の未延伸不織
布を作成した。該不織布の平均繊度は2デニール、結晶
化度は5%、複屈折(Δn)は0.005であった。
【0073】次いで、ポリエチレンテレフタレート86
モル%、ポリエチレンイソフタレート14モル%からな
る共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.7、Tm
=228℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用い
て、Tダイ口金温度270℃で押出し、直径600mm
の冷却ドラム上にキャストして未延伸フィルムを作成し
た。
モル%、ポリエチレンイソフタレート14モル%からな
る共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.7、Tm
=228℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用い
て、Tダイ口金温度270℃で押出し、直径600mm
の冷却ドラム上にキャストして未延伸フィルムを作成し
た。
【0074】該未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織
布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度80℃で熱
圧着した。こうして得られた積層シートを90℃の加熱
ロールで、長さ方向に3.5倍延伸した後、テンター式
延伸機に送り込み、95℃で幅方向に3.5倍延伸し、
さらにテンター内で160℃×5秒間熱処理して、厚さ
30μmの感熱孔版用原紙を作成した。該原紙のフィル
ム面にはテンター入口部において、ワックス系離型剤を
グラビアコーターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m
2 塗布した。得られた原紙の繊維目付量は5.5g/m
2 、平均繊度は0.67デニールであった。また、フィ
ルム単独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは7.7
cal/gであった。得られた原紙の多孔性支持体の開
孔面積分率は20%であった。多孔性支持体面及び熱可
塑性フィルム面の表面抵抗は1×10−11Ω/□(25
℃、65%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ
方向/幅方向の比が5の細長い突起が40個/1000
μm2 有していた。また、100℃での熱可塑性フィル
ム面とソーダガラスとの静摩擦係数が0.5であり、搬
送性は○であった。
布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度80℃で熱
圧着した。こうして得られた積層シートを90℃の加熱
ロールで、長さ方向に3.5倍延伸した後、テンター式
延伸機に送り込み、95℃で幅方向に3.5倍延伸し、
さらにテンター内で160℃×5秒間熱処理して、厚さ
30μmの感熱孔版用原紙を作成した。該原紙のフィル
ム面にはテンター入口部において、ワックス系離型剤を
グラビアコーターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m
2 塗布した。得られた原紙の繊維目付量は5.5g/m
2 、平均繊度は0.67デニールであった。また、フィ
ルム単独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは7.7
cal/gであった。得られた原紙の多孔性支持体の開
孔面積分率は20%であった。多孔性支持体面及び熱可
塑性フィルム面の表面抵抗は1×10−11Ω/□(25
℃、65%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ
方向/幅方向の比が5の細長い突起が40個/1000
μm2 有していた。また、100℃での熱可塑性フィル
ム面とソーダガラスとの静摩擦係数が0.5であり、搬
送性は○であった。
【0075】実施例2 実施例1で作成した繊維目付量100g/m2 の未延伸
不織布を準備した。
不織布を準備した。
【0076】次いで、ポリエチレンテフタレート75モ
ル%、ポリエチレンイソフタレート25モル%からなる
共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.72、Tm
=195℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用い
て、Tダイ口金温度270℃で押出し、直径600mm
の冷却ドラム上にキャストして未延伸フィルムを作成し
た。
ル%、ポリエチレンイソフタレート25モル%からなる
共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.72、Tm
=195℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用い
て、Tダイ口金温度270℃で押出し、直径600mm
の冷却ドラム上にキャストして未延伸フィルムを作成し
た。
【0077】該未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織
布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度90℃で熱
圧着して積層シートを作成した。
布を重ね、加熱ロールに供給してロール温度90℃で熱
圧着して積層シートを作成した。
【0078】該シートを95℃の加熱ロール間で、長さ
方向に3.5倍延伸した。さらにテンター式延伸機に送
り込み、95℃で幅方向に3.5倍延伸した。さらにテ
ンター内部で160℃、5秒間熱処理し、厚さ60μm
の感熱孔版用原紙を作成した。また、テンター入口部に
おいて、フィルム面にワックス系離型剤をグラビアコー
ターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗布した。
方向に3.5倍延伸した。さらにテンター式延伸機に送
り込み、95℃で幅方向に3.5倍延伸した。さらにテ
ンター内部で160℃、5秒間熱処理し、厚さ60μm
の感熱孔版用原紙を作成した。また、テンター入口部に
おいて、フィルム面にワックス系離型剤をグラビアコー
ターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗布した。
【0079】得られた原紙の繊維目付量は8g/m2 、
平均繊度は1.4デニールであった。また、フィルム単
独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは5.9cal
/gであった。
平均繊度は1.4デニールであった。また、フィルム単
独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは5.9cal
/gであった。
【0080】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は20%であった。多孔性支持体面及び熱可塑性フィ
ルム面の表面抵抗は2×10−11Ω/□(25℃、65
%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ方向/幅
方向の比が5の細長い突起が50個/1000μm2 有
していた。また、100℃での熱可塑性フィルム面とソ
ーダガラスとの静摩擦係数が0.47であり、搬送性は
○であった。
率は20%であった。多孔性支持体面及び熱可塑性フィ
ルム面の表面抵抗は2×10−11Ω/□(25℃、65
%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ方向/幅
方向の比が5の細長い突起が50個/1000μm2 有
していた。また、100℃での熱可塑性フィルム面とソ
ーダガラスとの静摩擦係数が0.47であり、搬送性は
○であった。
【0081】実施例3 実施例1で作成した繊維目付量100g/m2 の未延伸
不織布を準備した。次いで、ポリヘキサメチレンテレフ
タレート30モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール70モル%からなる共重合ポリエステル樹脂原料
([η]=0.75、Tm=197℃)スクリュウ径4
0mmの押出機を用いて、Tダイ口金温度240℃で押
出し、直径600mmの冷却ドラム上にキャストした。
得られた未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織布を重
ね、加熱ロールに供給してロール温度50℃で熱圧着し
て積層シートとした。
不織布を準備した。次いで、ポリヘキサメチレンテレフ
タレート30モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール70モル%からなる共重合ポリエステル樹脂原料
([η]=0.75、Tm=197℃)スクリュウ径4
0mmの押出機を用いて、Tダイ口金温度240℃で押
出し、直径600mmの冷却ドラム上にキャストした。
得られた未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織布を重
ね、加熱ロールに供給してロール温度50℃で熱圧着し
て積層シートとした。
【0082】該積層シートを55℃の加熱ロール間で、
長さ方向に3.5倍延伸した後、テンター式延伸機に送
り込み、60℃で幅方向に3.5倍延伸した。さらにテ
ンター内部で120℃、5秒間熱処理し、厚さ60μm
の感熱孔版用原紙を作成した。また、テンター入口部に
おいて、フィルム面にワックス系離型剤をグラビアコー
ターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗布した。
長さ方向に3.5倍延伸した後、テンター式延伸機に送
り込み、60℃で幅方向に3.5倍延伸した。さらにテ
ンター内部で120℃、5秒間熱処理し、厚さ60μm
の感熱孔版用原紙を作成した。また、テンター入口部に
おいて、フィルム面にワックス系離型剤をグラビアコー
ターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗布した。
【0083】得られた原紙の繊維目付量は9g/m2 、
平均繊度は1.4デニールであった。また、フィルム単
独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは8.5cal
/gであった。
平均繊度は1.4デニールであった。また、フィルム単
独の厚さは2μm、結晶融解エネルギーは8.5cal
/gであった。
【0084】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は20%であった。多孔性支持体面及び熱可塑性フィ
ルム面の表面抵抗は1×10−11Ω/□(25℃、65
%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ方向/幅
方向の比が5の細長い突起が45個/1000μm2 有
していた。また、100℃での熱可塑性フィルム面とソ
ーダガラスとの静摩擦係数が0.53であり、搬送性は
○であった。
率は20%であった。多孔性支持体面及び熱可塑性フィ
ルム面の表面抵抗は1×10−11Ω/□(25℃、65
%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ方向/幅
方向の比が5の細長い突起が45個/1000μm2 有
していた。また、100℃での熱可塑性フィルム面とソ
ーダガラスとの静摩擦係数が0.53であり、搬送性は
○であった。
【0085】比較例1 実施例1において不織布にDBSを添加しないで同様に
感熱孔版用原紙を作成した。
感熱孔版用原紙を作成した。
【0086】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は20%であった。多孔性支持体面の表面抵抗は1×
10−14Ω/□(25℃、65%RH)であり、熱可塑
性フィルム面の表面抵抗は1×10−11Ω/□(25
℃、65%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ
方向/幅方向の比が5の細長い突起が45個/1000
μm2 有していた。また、100℃での熱可塑性フィル
ム面とソーダガラスとの静摩擦係数が0.50であり、
搬送性は×であった。
率は20%であった。多孔性支持体面の表面抵抗は1×
10−14Ω/□(25℃、65%RH)であり、熱可塑
性フィルム面の表面抵抗は1×10−11Ω/□(25
℃、65%RH)であり、熱可塑性フィルム表面に長さ
方向/幅方向の比が5の細長い突起が45個/1000
μm2 有していた。また、100℃での熱可塑性フィル
ム面とソーダガラスとの静摩擦係数が0.50であり、
搬送性は×であった。
【0087】比較例2 実施例1において熱可塑性フィルム表面にワックス系離
型剤を塗布しないで原紙を作成した。
型剤を塗布しないで原紙を作成した。
【0088】得られた原紙の多孔性支持体の開孔面積分
率は90%であった。多孔性支持体面の表面抵抗は1×
10−11Ω/□(25℃、65%RH)であり、熱可塑
性フィルム面の表面抵抗は1×10−14Ω/□(25
℃、65%RH)であり、100℃での熱可塑性フィル
ム面とソーダガラスとの静摩擦係数が2以上であり、搬
送性は×であった。また、インキが透過しすぎ印刷性が
不良であった。
率は90%であった。多孔性支持体面の表面抵抗は1×
10−11Ω/□(25℃、65%RH)であり、熱可塑
性フィルム面の表面抵抗は1×10−14Ω/□(25
℃、65%RH)であり、100℃での熱可塑性フィル
ム面とソーダガラスとの静摩擦係数が2以上であり、搬
送性は×であった。また、インキが透過しすぎ印刷性が
不良であった。
【0089】比較例3 実施例1において繊維目付量350g/m2 の未延伸不
織布を作成し、原紙を作成した。得られた原紙の多孔性
支持体の開孔面積分率は2%であった。
織布を作成し、原紙を作成した。得られた原紙の多孔性
支持体の開孔面積分率は2%であった。
【0090】搬送性などは問題なかったがインキが透過
せず印刷性が不良であった。
せず印刷性が不良であった。
【0091】
【表1】
【0092】
【発明の効果】本発明の感熱孔版印刷用原紙は画像鮮明
性に優れ、特にサーマルヘッド等との滑りを良好にし、
印刷性が優れる。
性に優れ、特にサーマルヘッド等との滑りを良好にし、
印刷性が優れる。
Claims (8)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
片面に、開孔面積分率が5〜80%で表面抵抗が1×1
0−13Ω/□以下であるポリエステル繊維からなる多孔
性支持体(B)が積層されてなることを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙。 - 【請求項2】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
表面に長さ方向/幅方向の比が3以上の細長い突起を2
0個/1000μm2 以上有することを特徴とする請求
項1に記載の感熱孔版用原紙。 - 【請求項3】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
表面の細長い突起を有する層が水に溶解、乳化または懸
濁する石油系ワックスと植物系ワックスを主成分とし、
更に水に溶解、乳化または懸濁するオイル状物質を含有
することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項4】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
非接着面とソーダガラスとの静摩擦係数において100
℃65%RHにおける値が1.0以下であることを特徴
とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の感熱孔版
印刷用原紙。 - 【請求項5】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)の
非接着面の表面抵抗が1×10−13Ω/□以下であるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項6】 熱可塑性ポリエステルフィルム(A)が
厚さ0.1〜10μmの二軸延伸フィルムであり、かつ
結晶融解エネルギー(ΔHu)が3〜11cal/gで
あることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに
記載の感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項7】 多孔性支持体(B)が繊度0.1〜10
デニールの延伸配向繊維からなる不織布であり、かつ繊
維目付量が2〜20g/m2 であることを特徴とする請
求項1に記載の感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項8】 未延伸熱可塑性ポリエステルフィルム
(A)と未延伸ポリエステル繊維からなる多孔性支持体
とを熱圧着した後、または熱圧着しながら一軸延伸した
後、または二軸延伸した後に熱可塑性ポリエステルフィ
ルム(A)表面に離型剤および/または帯電防止剤を塗
布することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか
に記載の感熱孔版印刷用原紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15879694A JPH0825826A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15879694A JPH0825826A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825826A true JPH0825826A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15679542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15879694A Pending JPH0825826A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 感熱孔版印刷用原紙およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825826A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023002367A (ja) * | 2021-06-22 | 2023-01-10 | ユニチカ株式会社 | ポリエステルバインダー繊維 |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP15879694A patent/JPH0825826A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023002367A (ja) * | 2021-06-22 | 2023-01-10 | ユニチカ株式会社 | ポリエステルバインダー繊維 |
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