JPH09277733A - 感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents
感熱孔版印刷用原紙Info
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- JPH09277733A JPH09277733A JP9226196A JP9226196A JPH09277733A JP H09277733 A JPH09277733 A JP H09277733A JP 9226196 A JP9226196 A JP 9226196A JP 9226196 A JP9226196 A JP 9226196A JP H09277733 A JPH09277733 A JP H09277733A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】熱可塑性ポリエステルフィルムの片面に合
成繊維からなる多孔性支持体が接着剤を介することなく
接着されてなり、かつ該多孔性支持体を構成する繊維の
複屈折が下記式(1)、(2)、(3)を全て満足する
ことを特徴とする感熱孔版印刷用原紙。 Δn2−Δn1≧0.05 (1) 0.1×10−3 ≦Δn1≦10×10−3 (2) 10×10−3 ≦Δn2≦500×10−3 (3) ただし、ここで原紙の長手方向を0°、その直角方向を
90°として、0°から15゜の範囲に配列した繊維の
レーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔ
n1とし、75゜から90°の範囲に配列した繊維のレ
ーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔn
2とする。 【効果】横方向の強度が高く、耐久性が良好で製版性、
印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙が得られる。
成繊維からなる多孔性支持体が接着剤を介することなく
接着されてなり、かつ該多孔性支持体を構成する繊維の
複屈折が下記式(1)、(2)、(3)を全て満足する
ことを特徴とする感熱孔版印刷用原紙。 Δn2−Δn1≧0.05 (1) 0.1×10−3 ≦Δn1≦10×10−3 (2) 10×10−3 ≦Δn2≦500×10−3 (3) ただし、ここで原紙の長手方向を0°、その直角方向を
90°として、0°から15゜の範囲に配列した繊維の
レーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔ
n1とし、75゜から90°の範囲に配列した繊維のレ
ーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔn
2とする。 【効果】横方向の強度が高く、耐久性が良好で製版性、
印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲンランプ、
キセノンランプ、フラッシュランプなどによる閃光照射
や赤外線照射、レーザー光線等のパルス的照射、あるい
はサーマルヘッド等によって穿孔製版される感熱孔版印
刷用原紙に関し、特に横方向の強度が高く、印刷時の耐
久性が良好であり、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙
を得るものである。
キセノンランプ、フラッシュランプなどによる閃光照射
や赤外線照射、レーザー光線等のパルス的照射、あるい
はサーマルヘッド等によって穿孔製版される感熱孔版印
刷用原紙に関し、特に横方向の強度が高く、印刷時の耐
久性が良好であり、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙
を得るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より感熱孔版印刷用原紙としては、
塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレンフィル
ム等の熱可塑性樹脂フィルムに天然繊維、化学繊維また
は合成繊維あるいはこれらを混抄した薄葉紙、不織布、
紗等によって構成された多孔性支持体を接着剤で貼り合
わせた構造のものが知られている(例えば、特開昭51
−2513号公報、特開昭57−182495号公報な
ど。)。
塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレンフィル
ム等の熱可塑性樹脂フィルムに天然繊維、化学繊維また
は合成繊維あるいはこれらを混抄した薄葉紙、不織布、
紗等によって構成された多孔性支持体を接着剤で貼り合
わせた構造のものが知られている(例えば、特開昭51
−2513号公報、特開昭57−182495号公報な
ど。)。
【0003】しかしながら、これら従来の感熱孔版用原
紙は次のような欠点を有していた。即ち、 (1)フィルムと多孔性支持体とを接着剤を用いて貼り
合わせているため、接着剤によってインキの透過が阻害
され、画像鮮明性が劣る。
紙は次のような欠点を有していた。即ち、 (1)フィルムと多孔性支持体とを接着剤を用いて貼り
合わせているため、接着剤によってインキの透過が阻害
され、画像鮮明性が劣る。
【0004】(2)また、使用される接着剤自体につい
ても、例えば、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂接着
剤は印刷インキによって軟化、膨潤、溶解しやすいた
め、耐インキ性に劣り、熱硬化性接着剤を使用する場合
には、未硬化物が残存しやすいために製版時にサーマル
ヘッドに融着を生じ易く、また、塩素系接着剤を使用す
る場合にはサーマルヘッドの加熱によって有毒な塩素を
放出するなどの問題がある。
ても、例えば、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂接着
剤は印刷インキによって軟化、膨潤、溶解しやすいた
め、耐インキ性に劣り、熱硬化性接着剤を使用する場合
には、未硬化物が残存しやすいために製版時にサーマル
ヘッドに融着を生じ易く、また、塩素系接着剤を使用す
る場合にはサーマルヘッドの加熱によって有毒な塩素を
放出するなどの問題がある。
【0005】(3)さらに、薄葉紙の強度が不十分であ
るために数千枚におよぶ大量印刷時に原紙が伸び、印刷
性が不良になる。
るために数千枚におよぶ大量印刷時に原紙が伸び、印刷
性が不良になる。
【0006】(4)接着剤や溶剤を使用するため、作業
環境が悪化する。また、地球環境保護の面から好ましく
ない。
環境が悪化する。また、地球環境保護の面から好ましく
ない。
【0007】これらの欠点を改良するため、使用する接
着剤の量をできるだけ少なくする提案がなされてきた
(例えば、特開昭58−147396号公報、特開平4
−232790号公報など)が上記の欠点を完全に解消
するには至っていないのが現状である。
着剤の量をできるだけ少なくする提案がなされてきた
(例えば、特開昭58−147396号公報、特開平4
−232790号公報など)が上記の欠点を完全に解消
するには至っていないのが現状である。
【0008】また、接着剤を用いない方法として、特開
平4−212891号公報においては、熱可塑性樹脂フ
ィルムの片面に合成繊維が散布され熱圧着されてなる繊
維層が形成されていることを特長とする感熱性孔版原紙
が提案されている。しかしながら、この方法は、長さ5
0mm以下の合成繊維を風力または静電気によって散布
する方法であるため、繊維の分散が不均一となり、した
がってインキの透過性にムラが生じ、画像鮮明性が不十
分となる。また、この方法では樹脂フィルムと繊維層の
接着性が必ずしも十分ではないため、フィルム搬送時に
シワや破れが発生し易いという問題がある。接着性を完
全にするため、繊維層にバインダー繊維を混入したり、
フィルム面に粘着剤を微量塗布することが提案されてい
るが、バインダー繊維や粘着剤を使用するとインキの透
過性が阻害され、結果的に画像鮮明性が低下してしまう
という欠点があった。
平4−212891号公報においては、熱可塑性樹脂フ
ィルムの片面に合成繊維が散布され熱圧着されてなる繊
維層が形成されていることを特長とする感熱性孔版原紙
が提案されている。しかしながら、この方法は、長さ5
0mm以下の合成繊維を風力または静電気によって散布
する方法であるため、繊維の分散が不均一となり、した
がってインキの透過性にムラが生じ、画像鮮明性が不十
分となる。また、この方法では樹脂フィルムと繊維層の
接着性が必ずしも十分ではないため、フィルム搬送時に
シワや破れが発生し易いという問題がある。接着性を完
全にするため、繊維層にバインダー繊維を混入したり、
フィルム面に粘着剤を微量塗布することが提案されてい
るが、バインダー繊維や粘着剤を使用するとインキの透
過性が阻害され、結果的に画像鮮明性が低下してしまう
という欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決し、横方向の強度が高く、耐久性が良好
で製版性、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙を提供し
ようとするものである。
な問題点を解決し、横方向の強度が高く、耐久性が良好
で製版性、印刷性が優れた感熱孔版印刷用原紙を提供し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の感熱孔版印刷用
原紙は、熱可塑性ポリエステルフィルムの片面に合成繊
維からなる多孔性支持体が接着剤を介することなく接着
されてなり、かつ該多孔性支持体を構成する繊維の複屈
折が下記式(1)、(2)、(3)を全て満足すること
を特徴とするものからなる。
原紙は、熱可塑性ポリエステルフィルムの片面に合成繊
維からなる多孔性支持体が接着剤を介することなく接着
されてなり、かつ該多孔性支持体を構成する繊維の複屈
折が下記式(1)、(2)、(3)を全て満足すること
を特徴とするものからなる。
【0011】 Δn2−Δn1≧0.05 (1) 0.1×10−3 ≦Δn1≦10×10−3 (2) 10×10−3 ≦Δn2≦500×10−3 (3) ただし、ここで原紙の長手方向を0°、その直角方向を
90°として、0°から15゜の範囲に配列した繊維の
レーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔ
n1とし、75゜から90°の範囲に配列した繊維のレ
ーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔn
2とする。
90°として、0°から15゜の範囲に配列した繊維の
レーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔ
n1とし、75゜から90°の範囲に配列した繊維のレ
ーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔn
2とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルムに用いられるポリエステルとは、芳香族ジカルボン
酸または脂肪族ジカルボン酸とジオールを主たる構成成
分とするポリエステルである。ここで、芳香族ジカルボ
ン酸として例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフ
タレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
スルホンジカルボン酸等を挙げることができる。脂肪族
ジカルボン酸成分としては例えばアジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸等を挙げることがで
きる。中でも好ましくはテレフタル酸、イソフタル酸を
挙げることができる。これらの酸成分は1種のみ用いて
もよく、2種以上併用してもよく、さらには、ヒドロキ
シ安息香酸等のオキシ酸等を一部共重合しても良い。ま
た、ジオール成分としては例えば、エチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサ
ンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリアルキレン
グリコール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパン等を挙げることができる。中でもエチ
レングリコールが好ましく用いられる。これらのジオー
ル成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用してもよ
い。
ルムに用いられるポリエステルとは、芳香族ジカルボン
酸または脂肪族ジカルボン酸とジオールを主たる構成成
分とするポリエステルである。ここで、芳香族ジカルボ
ン酸として例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフ
タレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
スルホンジカルボン酸等を挙げることができる。脂肪族
ジカルボン酸成分としては例えばアジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸等を挙げることがで
きる。中でも好ましくはテレフタル酸、イソフタル酸を
挙げることができる。これらの酸成分は1種のみ用いて
もよく、2種以上併用してもよく、さらには、ヒドロキ
シ安息香酸等のオキシ酸等を一部共重合しても良い。ま
た、ジオール成分としては例えば、エチレングリコー
ル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサ
ンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリアルキレン
グリコール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパン等を挙げることができる。中でもエチ
レングリコールが好ましく用いられる。これらのジオー
ル成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用してもよ
い。
【0014】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルムに
用いられるポリエステルとして好ましくは、ポリエチレ
ンテレフタレート、エチレンテレフタレートとエチレン
イソフタレートとの共重合体、ポリブチレンテレフタレ
ートおよびその共重合体、ポリブチレンナフタレートお
よびその共重合体、さらにはポリヘキサメチレンテレフ
タレートおよびその共重合体、ポリヘキサメチレンナフ
タレートおよびその共重合体等を挙げることができる。
用いられるポリエステルとして好ましくは、ポリエチレ
ンテレフタレート、エチレンテレフタレートとエチレン
イソフタレートとの共重合体、ポリブチレンテレフタレ
ートおよびその共重合体、ポリブチレンナフタレートお
よびその共重合体、さらにはポリヘキサメチレンテレフ
タレートおよびその共重合体、ポリヘキサメチレンナフ
タレートおよびその共重合体等を挙げることができる。
【0015】本発明の多孔性支持体を構成する合成繊維
としては、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル
からなるものが挙げられ、ポリエステルが特に好まし
い。このポリエステルは、前記熱可塑性ポリエステルフ
ィルムに用いられるポリエステルと同じであっても良
い。特に好ましいポリエステルとしては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシク
ロヘキサンジメチレンテレフタレート、エチレンテレフ
タレートとエチレンイソフタレートとの共重合体等を挙
げることができる。穿孔時の熱寸法安定性の点から特に
好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート等を挙げることができる。
としては、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル
からなるものが挙げられ、ポリエステルが特に好まし
い。このポリエステルは、前記熱可塑性ポリエステルフ
ィルムに用いられるポリエステルと同じであっても良
い。特に好ましいポリエステルとしては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシク
ロヘキサンジメチレンテレフタレート、エチレンテレフ
タレートとエチレンイソフタレートとの共重合体等を挙
げることができる。穿孔時の熱寸法安定性の点から特に
好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート等を挙げることができる。
【0016】本発明におけるポリエステルは従来公知の
方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオー
ル成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生成
物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつつ
重縮合させることによって製造する方法や、酸成分とし
てジアルキルエステルを用い、これとジオール成分とで
エステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させる
ことによって製造する方法等がある。この際、必要に応
じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモン、
ゲルマニウム、チタン化合物を用いることもできる。
方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオー
ル成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生成
物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつつ
重縮合させることによって製造する方法や、酸成分とし
てジアルキルエステルを用い、これとジオール成分とで
エステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させる
ことによって製造する方法等がある。この際、必要に応
じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモン、
ゲルマニウム、チタン化合物を用いることもできる。
【0017】本発明におけるポリエステルには、必要に
応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等の
有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤等を配合す
ることができる。
応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等の
有機滑剤あるいはポリシロキサン等の消泡剤等を配合す
ることができる。
【0018】さらには用途に応じて易滑性を付与するこ
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸系ポリマ類、ポリスチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合する方法、ポリエステ
ル重合反応時に添加する触媒等が失活して形成される、
いわゆる内部粒子による方法、界面活性剤を塗布する方
法等がある。
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸系ポリマ類、ポリスチレン等を
構成成分とする有機粒子等を配合する方法、ポリエステ
ル重合反応時に添加する触媒等が失活して形成される、
いわゆる内部粒子による方法、界面活性剤を塗布する方
法等がある。
【0019】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルムは、上記ポリエステルを用いて従来公知の方法によ
って製造することができる。例えば、Tダイ押出法によ
ってポリマーをキャストドラム上に押し出すことによっ
て未延伸フィルムを製造できる。口金のスリット幅、ポ
リマーの吐出量、キャストドラムの回転数を調整するこ
とによって、所望の厚さの未延伸フィルムを作ることが
できる。熱可塑性ポリエステルフィルムに用いられるポ
リエステルの固有粘度は、通常好ましくは0.5以上、
より好ましくは0.6以上である。固有粘度が0.5未
満であると製膜安定性が低下し、特に薄物のキャストが
困難となる。
ルムは、上記ポリエステルを用いて従来公知の方法によ
って製造することができる。例えば、Tダイ押出法によ
ってポリマーをキャストドラム上に押し出すことによっ
て未延伸フィルムを製造できる。口金のスリット幅、ポ
リマーの吐出量、キャストドラムの回転数を調整するこ
とによって、所望の厚さの未延伸フィルムを作ることが
できる。熱可塑性ポリエステルフィルムに用いられるポ
リエステルの固有粘度は、通常好ましくは0.5以上、
より好ましくは0.6以上である。固有粘度が0.5未
満であると製膜安定性が低下し、特に薄物のキャストが
困難となる。
【0020】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルムの
厚さは、製版性や印刷性から好ましくは0.1〜10μ
m、より好ましくは0.1〜5.0μm、特に好ましく
は0.1〜3μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであ
る。熱可塑性ポリエステルフィルムの厚みは、本発明原
紙の任意の10箇所を断面方向に切り出し電子顕微鏡で
倍率2000倍で10枚の写真撮影を行い、フィルムの
厚みを測定した。これを10枚の写真について行い、そ
の平均値で表わした。
厚さは、製版性や印刷性から好ましくは0.1〜10μ
m、より好ましくは0.1〜5.0μm、特に好ましく
は0.1〜3μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであ
る。熱可塑性ポリエステルフィルムの厚みは、本発明原
紙の任意の10箇所を断面方向に切り出し電子顕微鏡で
倍率2000倍で10枚の写真撮影を行い、フィルムの
厚みを測定した。これを10枚の写真について行い、そ
の平均値で表わした。
【0021】また、本発明の熱可塑性ポリエステルフィ
ルムの結晶融解エネルギー(ΔHu)は、製版性から好
ましくは3〜11cal/g、より好ましくは5〜10
cal/gである。ここで結晶融解エネルギー(ΔH
u)とは、セイコー電子(株)製示差走査熱量計RDC
220型を用いて、フィルムの溶融時の面積から求め
る。この面積は、昇温することによりベースラインから
吸収側にずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位
置まで戻るまでの面積であり、溶融開始温度位置から終
了位置までを直線で結び、この面積(a)を求める。同
じDSCの条件でIn(インジウム)を測定し、この面
積(b)を6.8cal/gとして次式により求めた。
ルムの結晶融解エネルギー(ΔHu)は、製版性から好
ましくは3〜11cal/g、より好ましくは5〜10
cal/gである。ここで結晶融解エネルギー(ΔH
u)とは、セイコー電子(株)製示差走査熱量計RDC
220型を用いて、フィルムの溶融時の面積から求め
る。この面積は、昇温することによりベースラインから
吸収側にずれ、さらに昇温を続けるとベースラインの位
置まで戻るまでの面積であり、溶融開始温度位置から終
了位置までを直線で結び、この面積(a)を求める。同
じDSCの条件でIn(インジウム)を測定し、この面
積(b)を6.8cal/gとして次式により求めた。
【0022】ΔHu=6.8×a/b (cal/g) フィルム厚み、結晶融解エネルギーがこの範囲を外れる
と製版性や印刷性が不良となるため好ましくない。
と製版性や印刷性が不良となるため好ましくない。
【0023】本発明原紙の多孔性支持体を構成する合成
繊維の複屈折は、強度、製版・印刷性の点から、長手
(0゜から15゜)方向に配列した繊維の複屈折(Δn
1)の平均値が0.1×10−3 〜10×10−3 、横
(75゜から90゜)方向に配列した繊維の複屈折(Δ
n2)の平均値が10×10−3 〜500×10−3 で
ある。
繊維の複屈折は、強度、製版・印刷性の点から、長手
(0゜から15゜)方向に配列した繊維の複屈折(Δn
1)の平均値が0.1×10−3 〜10×10−3 、横
(75゜から90゜)方向に配列した繊維の複屈折(Δ
n2)の平均値が10×10−3 〜500×10−3 で
ある。
【0024】ここで複屈折とは、Jobin Yvon
/愛宕物産製“Ramanor”T−64000を用い
て、多孔性支持体を構成する合成繊維の単糸一本ごとの
ラマンスペクトルを測定し、既知の一軸延伸PETフィ
ルムの複屈折から換算して求めた。
/愛宕物産製“Ramanor”T−64000を用い
て、多孔性支持体を構成する合成繊維の単糸一本ごとの
ラマンスペクトルを測定し、既知の一軸延伸PETフィ
ルムの複屈折から換算して求めた。
【0025】測定は、支持体を構成する繊維の100本
の単糸について行ない、原紙の長手方向を0°、その直
角方向を90°として、0°から15゜の範囲に配列し
た繊維のレーザーラマン分光法により求めた複屈折の平
均値をΔn1とし、75゜から90°の範囲に配列した
繊維のレーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均
値をΔn2とした。
の単糸について行ない、原紙の長手方向を0°、その直
角方向を90°として、0°から15゜の範囲に配列し
た繊維のレーザーラマン分光法により求めた複屈折の平
均値をΔn1とし、75゜から90°の範囲に配列した
繊維のレーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均
値をΔn2とした。
【0026】複屈折Δn1、Δn2が上記の範囲を外れ
ると強度が低下し、製版性や印刷性が不良になるため好
ましくない。
ると強度が低下し、製版性や印刷性が不良になるため好
ましくない。
【0027】また、多孔性支持体の長手(0゜から15
゜)方向の繊維の複屈折(Δn1)の平均値と横(75
゜から90゜)方向の繊維の複屈折(Δn2)の平均値
は、製版性や印刷時の耐久性からΔn2−Δn1≧0.
05の関係にある。複屈折の関係がこの範囲を外れる
と、大量印刷時に原紙が伸びて印刷性が不良になる。
゜)方向の繊維の複屈折(Δn1)の平均値と横(75
゜から90゜)方向の繊維の複屈折(Δn2)の平均値
は、製版性や印刷時の耐久性からΔn2−Δn1≧0.
05の関係にある。複屈折の関係がこの範囲を外れる
と、大量印刷時に原紙が伸びて印刷性が不良になる。
【0028】本発明の多孔性支持体の繊維目付量は、強
度、印刷性から好ましくは2〜60g/m2 、より好ま
しくは5〜40g/m2 である。ここで繊維目付量と
は、多孔性支持体を20cm×20cmに切り取り、そ
の重量を測定してm2 当たりの重量に換算した値であ
る。
度、印刷性から好ましくは2〜60g/m2 、より好ま
しくは5〜40g/m2 である。ここで繊維目付量と
は、多孔性支持体を20cm×20cmに切り取り、そ
の重量を測定してm2 当たりの重量に換算した値であ
る。
【0029】目付量がこの範囲を外れると強度が低下し
たりインキの透過性が不良となり、製版性や印刷性が不
良になる。
たりインキの透過性が不良となり、製版性や印刷性が不
良になる。
【0030】本発明の多孔性支持体を構成する繊維の結
晶化度は、耐熱性の点から通常好ましくは20%以上で
あり、より好ましくは30%以上である。
晶化度は、耐熱性の点から通常好ましくは20%以上で
あり、より好ましくは30%以上である。
【0031】本発明の多孔性支持体を平面的に観察した
場合において、網状体の形成する開孔部の面積分率は好
ましくは5〜80%、より好ましくは5〜50%であ
る。また、網状体の形成する開孔部を円とみなした場
合、その等価円直径の平均値はインキの透過性、保持性
から好ましくは5〜100μm、より好ましくは10〜
60μm、特に好ましくは10〜30μmである。
場合において、網状体の形成する開孔部の面積分率は好
ましくは5〜80%、より好ましくは5〜50%であ
る。また、網状体の形成する開孔部を円とみなした場
合、その等価円直径の平均値はインキの透過性、保持性
から好ましくは5〜100μm、より好ましくは10〜
60μm、特に好ましくは10〜30μmである。
【0032】本発明の多孔性支持体の複屈折を上記範囲
にするために任意の方法が採用できるが、特に長手方向
に延伸された熱可塑性フィルムと合成繊維からなる多孔
性支持体を特定の条件で接着し、同時に横延伸すること
により最も好ましく達成できる。
にするために任意の方法が採用できるが、特に長手方向
に延伸された熱可塑性フィルムと合成繊維からなる多孔
性支持体を特定の条件で接着し、同時に横延伸すること
により最も好ましく達成できる。
【0033】本発明における合成繊維からなる多孔性支
持体は、従来公知のメルトブロー法やスパンボンド法な
どの直接溶融紡糸法によって製造することができる。用
いられるポリマの固有粘度は、通常好ましくは0.3以
上、より好ましくは0.4以上である。
持体は、従来公知のメルトブロー法やスパンボンド法な
どの直接溶融紡糸法によって製造することができる。用
いられるポリマの固有粘度は、通常好ましくは0.3以
上、より好ましくは0.4以上である。
【0034】メルトブロー紡糸法では、溶融したポリマ
ーを口金から吐出するに際して、口金周辺部から熱風を
吹き付け、該熱風によって吐出したポリマーを細繊度化
せしめ、ついで、しかるべき位置に配置したネットコン
ベア上に吹き付けて捕集し、ウエブを形成して製造され
る。該ウエブはネットコンベアに設けた吸引装置によっ
て熱風と一緒に吸引されるので、繊維が完全に固化する
前に捕集される。つまりウエブの繊維同士は互いに融着
した状態で捕集される。口金とネットコンベア間の捕集
距離を適宜設定することによって、繊維の融着度合いを
調整することができる。また、ポリマー吐出量、熱風温
度、熱風流量、コンベア移動速度等を適宜調整すること
により、ウエブの繊維目付量を任意に設定することがで
きる。メルトブロー紡糸された繊維は、熱風の圧力で細
繊度化されるが、延伸はされず、いわゆる無配向に近い
状態で固化される。繊維の太さは均一ではなく、太い繊
維と細い繊維がほどよく分散した状態でウエブを形成す
る。
ーを口金から吐出するに際して、口金周辺部から熱風を
吹き付け、該熱風によって吐出したポリマーを細繊度化
せしめ、ついで、しかるべき位置に配置したネットコン
ベア上に吹き付けて捕集し、ウエブを形成して製造され
る。該ウエブはネットコンベアに設けた吸引装置によっ
て熱風と一緒に吸引されるので、繊維が完全に固化する
前に捕集される。つまりウエブの繊維同士は互いに融着
した状態で捕集される。口金とネットコンベア間の捕集
距離を適宜設定することによって、繊維の融着度合いを
調整することができる。また、ポリマー吐出量、熱風温
度、熱風流量、コンベア移動速度等を適宜調整すること
により、ウエブの繊維目付量を任意に設定することがで
きる。メルトブロー紡糸された繊維は、熱風の圧力で細
繊度化されるが、延伸はされず、いわゆる無配向に近い
状態で固化される。繊維の太さは均一ではなく、太い繊
維と細い繊維がほどよく分散した状態でウエブを形成す
る。
【0035】また、口金から吐出されたポリマーは、溶
融状態から室温雰囲気下に急冷されるため、非晶質に近
い状態で固化する。
融状態から室温雰囲気下に急冷されるため、非晶質に近
い状態で固化する。
【0036】同様にスパンボンド法では、口金から吐出
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、コンベア速度を適宜設定することによ
り、ウエブの繊維目付量を任意に設定できる。また、エ
ジェクターの圧力と流量を適宜調整することにより、フ
ィラメントの分子配向状態を任意に調整できる。圧力と
流量を絞って紡糸速度を遅くすることにより、分子配向
度の低い繊維ウエブを得ることができる。また、吐出し
たポリマーの冷却速度を調整することにより、結晶性の
異なる繊維ウエブを得ることができる。
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、コンベア速度を適宜設定することによ
り、ウエブの繊維目付量を任意に設定できる。また、エ
ジェクターの圧力と流量を適宜調整することにより、フ
ィラメントの分子配向状態を任意に調整できる。圧力と
流量を絞って紡糸速度を遅くすることにより、分子配向
度の低い繊維ウエブを得ることができる。また、吐出し
たポリマーの冷却速度を調整することにより、結晶性の
異なる繊維ウエブを得ることができる。
【0037】例えば本発明に好ましく用いる未延伸ポリ
エステル繊維の結晶化度は、フィルムとの融着を十分に
するため通常好ましくは20%以下、より好ましくは1
5%以下、特に好ましくは10%以下である。
エステル繊維の結晶化度は、フィルムとの融着を十分に
するため通常好ましくは20%以下、より好ましくは1
5%以下、特に好ましくは10%以下である。
【0038】本発明における熱可塑性ポリエステルフィ
ルムと合成繊維からなる多孔性支持体とは、互いに融着
していることが好ましい。融着させるには、通常、熱可
塑性ポリエステルフィルムと多孔性支持体とを加熱しつ
つ直接貼り合わせる熱圧着処理を行なうことが好まし
い。熱圧着の方法は特に限定されるものではないが、加
熱ロールによる熱圧着がプロセス性の点から特に好まし
い。本発明における熱圧着は熱可塑性ポリエステルフィ
ルムをキャスト化して縦延伸を行った後の横延伸工程の
前段階で行なうのが好ましい。熱圧着温度は熱可塑性ポ
リエステルフィルムのガラス転移点(Tg)と冷結晶化
温度(Tcc)との間が好ましく、Tg〜Tg+50℃
が特に好ましい。
ルムと合成繊維からなる多孔性支持体とは、互いに融着
していることが好ましい。融着させるには、通常、熱可
塑性ポリエステルフィルムと多孔性支持体とを加熱しつ
つ直接貼り合わせる熱圧着処理を行なうことが好まし
い。熱圧着の方法は特に限定されるものではないが、加
熱ロールによる熱圧着がプロセス性の点から特に好まし
い。本発明における熱圧着は熱可塑性ポリエステルフィ
ルムをキャスト化して縦延伸を行った後の横延伸工程の
前段階で行なうのが好ましい。熱圧着温度は熱可塑性ポ
リエステルフィルムのガラス転移点(Tg)と冷結晶化
温度(Tcc)との間が好ましく、Tg〜Tg+50℃
が特に好ましい。
【0039】本発明においては、熱可塑性ポリエステル
フィルムと多孔性支持体とは熱圧着した状態で横延伸す
ることが好ましい。熱圧着した状態で横延伸することに
より、フィルムと支持体とが一体となって延伸すること
ができ、また、両者を一体で横延伸することにより、多
孔性支持体が補強体の役目をなし、フィルムが破れたり
することがなく、極めて製膜安定性に優れ、結果として
低コストの原紙を得ることができる。
フィルムと多孔性支持体とは熱圧着した状態で横延伸す
ることが好ましい。熱圧着した状態で横延伸することに
より、フィルムと支持体とが一体となって延伸すること
ができ、また、両者を一体で横延伸することにより、多
孔性支持体が補強体の役目をなし、フィルムが破れたり
することがなく、極めて製膜安定性に優れ、結果として
低コストの原紙を得ることができる。
【0040】本発明における多孔性支持体は、熱可塑性
フィルムを縦延伸した後に熱可塑性ポリエステルフィル
ムと熱圧着し、横延伸を行うのが好ましい。延伸温度は
熱可塑性ポリエステルフィルムのガラス転移温度(T
g)と冷結晶化温度(Tcc)との間であるのが好まし
い。延伸倍率は特に限定されるものではなく、用いる熱
可塑性ポリエステルフィルム用ポリマーの種類や原紙に
要求される感度等によって適宜決定されるが、通常は2
〜5倍程度が適当である。また、前記延伸後、縦または
横、あるいは縦横に再延伸してもかまわない。
フィルムを縦延伸した後に熱可塑性ポリエステルフィル
ムと熱圧着し、横延伸を行うのが好ましい。延伸温度は
熱可塑性ポリエステルフィルムのガラス転移温度(T
g)と冷結晶化温度(Tcc)との間であるのが好まし
い。延伸倍率は特に限定されるものではなく、用いる熱
可塑性ポリエステルフィルム用ポリマーの種類や原紙に
要求される感度等によって適宜決定されるが、通常は2
〜5倍程度が適当である。また、前記延伸後、縦または
横、あるいは縦横に再延伸してもかまわない。
【0041】さらに、二軸延伸後の本発明原紙に熱処理
を施すことが好ましい。熱処理温度は、熱可塑性ポリエ
ステルフィルムポリマのガラス転移点(Tg)以上多孔
性支持体ポリマの融点(Tm)以下の温度で時間は0.
5〜60秒間行なう。
を施すことが好ましい。熱処理温度は、熱可塑性ポリエ
ステルフィルムポリマのガラス転移点(Tg)以上多孔
性支持体ポリマの融点(Tm)以下の温度で時間は0.
5〜60秒間行なう。
【0042】本発明の原紙を構成する離型剤層に用いる
離型剤としては、シリコーンオイル、シリコーン系樹
脂、フッ素系樹脂、界面活性剤等からなる従来公知のも
のを用いることができるが、以下に示す離型剤が特に好
ましい。
離型剤としては、シリコーンオイル、シリコーン系樹
脂、フッ素系樹脂、界面活性剤等からなる従来公知のも
のを用いることができるが、以下に示す離型剤が特に好
ましい。
【0043】すなわち、水に溶解、乳化または懸濁する
石油系ワックス(a)、植物系ワックス(b)およびオ
イル状物質(c)の混合物を主成分とする離型剤が特に
好適である。ここで、主成分とは上記(a)、(b)お
よび(c)の混合物の占める重量比率が好ましくは50
%以上、さらに好ましくは60%以上であることを言
う。
石油系ワックス(a)、植物系ワックス(b)およびオ
イル状物質(c)の混合物を主成分とする離型剤が特に
好適である。ここで、主成分とは上記(a)、(b)お
よび(c)の混合物の占める重量比率が好ましくは50
%以上、さらに好ましくは60%以上であることを言
う。
【0044】ワックス系組成物とは市販の各種のワック
ス、例えば石油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワ
ックス、動物系ワックス低分子量ポリオレフィン類など
を使用することができ、特に制限されるものではない
が、本発明においては石油系ワックスとしてはパラフィ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ワッ
クスなどが挙げられるがこれらの中でも酸化ワックスの
使用が突起形成性の点で特に好ましい。また植物性ワッ
クスとしてはキャンデリラワックス、カルナウバワック
ス、木ロウ、オリキューリーワックス、さとうきびロ
ウ、ロジン変成ワックスなどが挙げられるが本発明にお
いては特に下記化合物から成る組成物が好ましい。
ス、例えば石油系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワ
ックス、動物系ワックス低分子量ポリオレフィン類など
を使用することができ、特に制限されるものではない
が、本発明においては石油系ワックスとしてはパラフィ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ワッ
クスなどが挙げられるがこれらの中でも酸化ワックスの
使用が突起形成性の点で特に好ましい。また植物性ワッ
クスとしてはキャンデリラワックス、カルナウバワック
ス、木ロウ、オリキューリーワックス、さとうきびロ
ウ、ロジン変成ワックスなどが挙げられるが本発明にお
いては特に下記化合物から成る組成物が好ましい。
【0045】{ロジン又は不均一ロジン、又は水添ロジ
ン・α、β置換エチレン(α置換基:カルボキシル、β
置換基:水素又はメチル又はカルボキシル)付加物}・
アルキル又はアルケニル(各炭素数1〜8)ポリ(繰り
返し単位:1〜6)アルコールのエステル付加物を用い
るのが易滑性や離形性の点で好ましく、更に上記酸化ワ
ックスとの混合系で用いるとより好ましい。すなわち本
発明は上記組成物を塗布後、1方向に延伸することによ
り微細な細長い突起を形成させることを特徴とするもの
であり、突起形成性の点、および防爆性、環境汚染防止
の点から水に溶解、乳化、懸濁させたワックスが特に好
ましいのである。
ン・α、β置換エチレン(α置換基:カルボキシル、β
置換基:水素又はメチル又はカルボキシル)付加物}・
アルキル又はアルケニル(各炭素数1〜8)ポリ(繰り
返し単位:1〜6)アルコールのエステル付加物を用い
るのが易滑性や離形性の点で好ましく、更に上記酸化ワ
ックスとの混合系で用いるとより好ましい。すなわち本
発明は上記組成物を塗布後、1方向に延伸することによ
り微細な細長い突起を形成させることを特徴とするもの
であり、突起形成性の点、および防爆性、環境汚染防止
の点から水に溶解、乳化、懸濁させたワックスが特に好
ましいのである。
【0046】石油系ワックス/植物性ワックスの混合重
量比率は好ましくは10/90〜90/10、さらに好
ましくは20/80〜80/20、より好ましくは30
/70〜70/30である。植物性ワックスを10重量
%以上とするのは高温時における易滑性、および離形性
の付与、および水に乳化あるいは懸濁させる場合の均一
分散性が良好で均一な塗布膜を得るのに好適であること
による。また石油系ワックスを10重量%以上とするの
は塗布膜の突起形成による易滑性が良好で、高速印字時
の走行性が良いことによる。
量比率は好ましくは10/90〜90/10、さらに好
ましくは20/80〜80/20、より好ましくは30
/70〜70/30である。植物性ワックスを10重量
%以上とするのは高温時における易滑性、および離形性
の付与、および水に乳化あるいは懸濁させる場合の均一
分散性が良好で均一な塗布膜を得るのに好適であること
による。また石油系ワックスを10重量%以上とするの
は塗布膜の突起形成による易滑性が良好で、高速印字時
の走行性が良いことによる。
【0047】また、本発明では上記ワックス系組成物に
更にオイル状物質を加えた混合物とした時には印字走行
性が特に優れたものとすることができる。ここでオイル
状物質とは常温で液体あるいはペースト状のオイルであ
り、植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑油などを挙げるこ
とができる。植物油としてはアマニ油、カヤ油、サフラ
ー油、大豆油、シナギリ油、ゴマ油、トウモロコシ油、
ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリーブ油、サザンカ油、
つばき油、ヒマシ油、落花生油、バーム油、椰子油など
が挙げられる。油脂としては牛脂、豚油、羊油、カカオ
油などであり、鉱物油としてマシン油、絶縁油、タービ
ン油、モーター油、ギヤ油、切削油、流動パラフィンな
どが挙げられる。合成潤滑油としては化学大辞典(共立
出版社)に記載の要件を満たすものを任意に使用するこ
とが出来、例えばオレフィン重合油、ジエステル油、ポ
リアルキレングリコール油、シリコーン油などが挙げる
ことができる。これらの中でも高パルス幅領域での走行
性の良好な鉱物油、合成潤滑油が好適である。またこれ
らの混合系であって良い。
更にオイル状物質を加えた混合物とした時には印字走行
性が特に優れたものとすることができる。ここでオイル
状物質とは常温で液体あるいはペースト状のオイルであ
り、植物油、油脂、鉱物油、合成潤滑油などを挙げるこ
とができる。植物油としてはアマニ油、カヤ油、サフラ
ー油、大豆油、シナギリ油、ゴマ油、トウモロコシ油、
ナタネ油、ヌカ油、綿実油、オリーブ油、サザンカ油、
つばき油、ヒマシ油、落花生油、バーム油、椰子油など
が挙げられる。油脂としては牛脂、豚油、羊油、カカオ
油などであり、鉱物油としてマシン油、絶縁油、タービ
ン油、モーター油、ギヤ油、切削油、流動パラフィンな
どが挙げられる。合成潤滑油としては化学大辞典(共立
出版社)に記載の要件を満たすものを任意に使用するこ
とが出来、例えばオレフィン重合油、ジエステル油、ポ
リアルキレングリコール油、シリコーン油などが挙げる
ことができる。これらの中でも高パルス幅領域での走行
性の良好な鉱物油、合成潤滑油が好適である。またこれ
らの混合系であって良い。
【0048】上記オイル状物質は前期ワックス系組成物
100重量部に対し1〜100重量部添加するのが好ま
しく、特に好ましくは3〜50重量部である。オイル状
物質が1重量部未満の場合には昇華型プリンターのよう
な高パルス幅領域での走行性が低下する傾向にあり、1
00重量部を超える場合には逆に低パルス幅領域での走
行性が低下する傾向にある。上記範囲とした場合には広
範囲のパルス幅の印刷機でスティックが起こらず走行性
が良好となり特に好ましいのである。
100重量部に対し1〜100重量部添加するのが好ま
しく、特に好ましくは3〜50重量部である。オイル状
物質が1重量部未満の場合には昇華型プリンターのよう
な高パルス幅領域での走行性が低下する傾向にあり、1
00重量部を超える場合には逆に低パルス幅領域での走
行性が低下する傾向にある。上記範囲とした場合には広
範囲のパルス幅の印刷機でスティックが起こらず走行性
が良好となり特に好ましいのである。
【0049】上記組成物中には本発明の効果を阻害しな
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。
い範囲内で各種添加剤を併用することができる。例えば
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機、無機の粒
子、顔料などが挙げられる。
【0050】また塗料中には水への分散性を向上した
り、塗布性を向上させる目的で各種添加剤、例えば分散
助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤などを添加しても良
い。
り、塗布性を向上させる目的で各種添加剤、例えば分散
助剤、界面活性剤、防腐剤、消泡剤などを添加しても良
い。
【0051】ワックス系組成物を主成分とする層を設け
た面の中心線平均粗さ(Ra1)はスティック性、ヘッ
ド汚染、印字の鮮明度の点から好ましくは0.03〜
0.4μm、さらに好ましくは0.05〜0.2μmで
ある。積層膜の厚みは0.005μm以上Ra1以下、
好ましくは0.01μm以上Ra1以下であるのが望ま
しい。
た面の中心線平均粗さ(Ra1)はスティック性、ヘッ
ド汚染、印字の鮮明度の点から好ましくは0.03〜
0.4μm、さらに好ましくは0.05〜0.2μmで
ある。積層膜の厚みは0.005μm以上Ra1以下、
好ましくは0.01μm以上Ra1以下であるのが望ま
しい。
【0052】本発明の熱可塑性ポリエステルフィルムの
表面に形成される離型剤層の塗布は、フィルムの延伸前
あるいは延伸後、いずれの段階で行なっても良い。本発
明の効果をより顕著に発現させるためには、延伸前に塗
布するのが特に好ましい。塗布方法は特に限定されない
が、ロールコーター、グラビアコーター、リバースコー
ター、バーコーター等を用いて塗布するのが好ましい。
表面に形成される離型剤層の塗布は、フィルムの延伸前
あるいは延伸後、いずれの段階で行なっても良い。本発
明の効果をより顕著に発現させるためには、延伸前に塗
布するのが特に好ましい。塗布方法は特に限定されない
が、ロールコーター、グラビアコーター、リバースコー
ター、バーコーター等を用いて塗布するのが好ましい。
【0053】また、塗布する前に必要に応じて、塗布面
に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施し
ても良い。
に空気中その他種々の雰囲気中でコロナ放電処理を施し
ても良い。
【0054】本発明の原紙を構成するポリエステルフィ
ルムと多孔性支持体間の剥離強度は、フィルム搬送時の
シワ発生、製膜安定性の点から好ましくは1g/cm以
上、より好ましくは5g/cm以上、特に好ましくは1
0g/cm以上である。
ルムと多孔性支持体間の剥離強度は、フィルム搬送時の
シワ発生、製膜安定性の点から好ましくは1g/cm以
上、より好ましくは5g/cm以上、特に好ましくは1
0g/cm以上である。
【0055】
(1)融点(℃) セイコー電子工業(株)製示差走査熱量計RDC220
型を用い、試料5mgを採取し、室温より昇温速度20
℃/分で昇温した時の吸熱曲線のピークの温度より求め
た。
型を用い、試料5mgを採取し、室温より昇温速度20
℃/分で昇温した時の吸熱曲線のピークの温度より求め
た。
【0056】(2)結晶融解エネルギー(ΔHu) セイコー電子(株)製示差走査熱量計RDC220型を
用いて、フィルムの溶融時の面積から求める。この面積
は、昇温することによりベースラインから吸収側にず
れ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置に戻るま
での面積であり、溶融開始温度位置から終了位置までを
直線で結び、この面積(a)を求める。同じDSCの条
件でIn(インジウム)を測定し、この面積(b)を
6.8cal/gとして次式により求める。
用いて、フィルムの溶融時の面積から求める。この面積
は、昇温することによりベースラインから吸収側にず
れ、さらに昇温を続けるとベースラインの位置に戻るま
での面積であり、溶融開始温度位置から終了位置までを
直線で結び、この面積(a)を求める。同じDSCの条
件でIn(インジウム)を測定し、この面積(b)を
6.8cal/gとして次式により求める。
【0057】ΔHu=6.8×a/b(cal/g)
【0058】(3)多孔性支持体の結晶化度(%) Jobin Yvon/愛宕物産製“Ramanor”
T−64000を用いて、多孔性支持体の単糸一本のラ
マンスペクトルを測定し、結晶化度が既知のPET一軸
延伸フィルムから推定した。測定は、10本の単糸につ
いて行ない平均値で表わした。換算密度、換算結晶化度
は、次の式から求めた。
T−64000を用いて、多孔性支持体の単糸一本のラ
マンスペクトルを測定し、結晶化度が既知のPET一軸
延伸フィルムから推定した。測定は、10本の単糸につ
いて行ない平均値で表わした。換算密度、換算結晶化度
は、次の式から求めた。
【0059】 換算密度:ρ=(305−Δν1/2 )/209 ここで、Δν1/2 は、1730cm−1 ラマンバンドの
半値幅を表す。
半値幅を表す。
【0060】換算結晶化度(%)=[(ρ−1.33
5)/(1.455−1.335)]×100
5)/(1.455−1.335)]×100
【0061】また、測定に使用した装置の仕様及び測定
条件は以下の通りである。
条件は以下の通りである。
【0062】 装置:マイクロプローブ Beam Splitter 右、対物レンズ× 100 光源:Ar+ レーザー5145A 分光器:構成 640mm Triple Monochromator 回折格子:PAC Holographic 76×76mm Premonochromator 1800gr/mm Spectrograph 1800gr/mm 分散:Single、Additive 2.3A/mm 検出器:CCD Jobin Yvon 1024×256
【0063】(4)繊維の複屈折(Δn1、Δn2) 原紙の長手方向を0°、その直角方向を90°として、
0°から15゜の範囲に配列した繊維のレーザーラマン
分光法により求めた複屈折の平均値をΔn1とし、75
゜から90°の範囲に配列した繊維のレーザーラマン分
光法により求めた複屈折の平均値をΔn2とする。
0°から15゜の範囲に配列した繊維のレーザーラマン
分光法により求めた複屈折の平均値をΔn1とし、75
゜から90°の範囲に配列した繊維のレーザーラマン分
光法により求めた複屈折の平均値をΔn2とする。
【0064】複屈折は、Jobin Yvon/愛宕物
産製“Ramanor”T−64000を用いて、多孔
性支持体の単糸一本のラマンスペクトルを測定し、配向
度が既知のPET一軸延伸フィルムの配向度から次式に
より求めた。
産製“Ramanor”T−64000を用いて、多孔
性支持体の単糸一本のラマンスペクトルを測定し、配向
度が既知のPET一軸延伸フィルムの配向度から次式に
より求めた。
【0065】換算複屈折:Δn=270×10−3 ×
(R−1)/(R+2) ただし、ここで、(R−1)/(R+2)は、1615
cm−1 ラマンバンドの強度比R=IYY/IXXから求め
た。
(R−1)/(R+2) ただし、ここで、(R−1)/(R+2)は、1615
cm−1 ラマンバンドの強度比R=IYY/IXXから求め
た。
【0066】なお、IYYは繊維軸に平行な偏光時の16
15cm−1 ラマンバンドのピークの強度、IXXは繊維
軸に垂直な偏光時の1615cm−1 ラマンバンドのピ
ーク強度である。
15cm−1 ラマンバンドのピークの強度、IXXは繊維
軸に垂直な偏光時の1615cm−1 ラマンバンドのピ
ーク強度である。
【0067】また、測定に使用した装置の仕様及び測定
条件は以下の通りである。
条件は以下の通りである。
【0068】 装置:マイクロプローブ Beam Splitter 右、対物レンズ× 100 光源:Ar+ レーザー5145A 分光器:構成 640mm Triple Monochromator 回折格子:PAC Holographic 76×76mm Premonochromator 1800gr/mm Spectrograph 1800gr/mm 分散:Single、Additive 2.3A/mm 検出器:CCD Jobin Yvon 1024×256
【0069】(5)繊維目付量(g/m2 ) 試料片20cm×20cmを取り、その重量を測定して
m2 当たりの重量に換算した。
m2 当たりの重量に換算した。
【0070】(6)固有粘度[η] 試料を105℃×20分乾燥した後、6.8±0.00
5gを秤量し、o−クロロフェノール中で160℃×1
5分間撹拌して溶解した。冷却後、ヤマトラボティック
AVM−10S型自動粘度測定器により25℃における
粘度を測定した。
5gを秤量し、o−クロロフェノール中で160℃×1
5分間撹拌して溶解した。冷却後、ヤマトラボティック
AVM−10S型自動粘度測定器により25℃における
粘度を測定した。
【0071】(7)熱可塑性ポリエステルフィルムの厚
み(μm) サンプルの任意の10箇所を断面方向に切り出し電子顕
微鏡で倍率2000倍で10枚の写真撮影を行い、フィ
ルムの厚みを測定した。これを10枚の写真について行
い、その平均値で表わした。
み(μm) サンプルの任意の10箇所を断面方向に切り出し電子顕
微鏡で倍率2000倍で10枚の写真撮影を行い、フィ
ルムの厚みを測定した。これを10枚の写真について行
い、その平均値で表わした。
【0072】(8)熱可塑性ポリエステルフィルムの結
晶化度(%) n−ヘプタンと四塩化炭素の混合液からなる密度勾配管
に試料を投入し、10時間以上経過後の値を読んで密度
を求めた。結晶化度0%の密度を1.335g/c
m3 、結晶化度100%の密度を1.455g/cm3
として、サンプルの結晶化度を算出した。
晶化度(%) n−ヘプタンと四塩化炭素の混合液からなる密度勾配管
に試料を投入し、10時間以上経過後の値を読んで密度
を求めた。結晶化度0%の密度を1.335g/c
m3 、結晶化度100%の密度を1.455g/cm3
として、サンプルの結晶化度を算出した。
【0073】(9)支持体の開孔面積分率(%) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、開孔面積分率を求め
た。任意の測定点10箇所について開孔面積分率を求
め、その平均値で表わした。
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、開孔面積分率を求め
た。任意の測定点10箇所について開孔面積分率を求
め、その平均値で表わした。
【0074】(10)支持体の開孔部の等価円直径の平
均値(μm) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、白黒反転処理して開
孔部の等価円直径を求め、算術平均した。測定点10箇
所の平均値を求めた。
均値(μm) 原紙の支持体面を直接、光学顕微鏡の明視野透過法で観
察し、(株)ピアス製ハイビジョン対応画像解析装置を
用いて、モニター倍率240倍で、白黒反転処理して開
孔部の等価円直径を求め、算術平均した。測定点10箇
所の平均値を求めた。
【0075】(11)印刷性評価 作成した原紙を理想科学工業(株)製“RISOGRA
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。
【0076】製版原稿を用いて印刷したものを目視判定
により、次のように評価した。
により、次のように評価した。
【0077】文字が鮮明で、罫線に太さムラがなく、黒
ベタ部で白抜けのないものを○ 文字が不鮮明で、罫線が切れており、黒ベタ部で白抜け
がめだつものを× ○と×の中間程度で、実用上なんとか使用できるレベル
のものを△とした。
ベタ部で白抜けのないものを○ 文字が不鮮明で、罫線が切れており、黒ベタ部で白抜け
がめだつものを× ○と×の中間程度で、実用上なんとか使用できるレベル
のものを△とした。
【0078】(12)耐久性 作成した原紙を理想科学工業(株)製“RISOGRA
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。
PH”RA205に供給して、サーマルヘッド式製版方
式により、JIS第1水準の文字サイズ2mm角のもの
と5mm角のものおよび●(丸で中が黒く塗りつぶされ
たもの)で2〜10mmφのもの、又、太さの異なる罫
線を原稿として製版した。
【0079】製版原稿を用いて3000枚印刷し、印刷
後の原紙を取出し機械方向の伸び長さを測定した。
後の原紙を取出し機械方向の伸び長さを測定した。
【0080】 伸び長さが3mm未満 :○ 伸び長さが3mm〜10mm:△ 伸び長さが10mmを超える:×
【0081】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。
説明する。
【0082】実施例1〜3 多孔性支持体を得るための不織布として孔径0.33m
m、孔数100個の矩形紡糸口金を用いて、口金温度2
90℃、吐出量35g/分で、ポリエチレンテレフタレ
ート原料([η]=0.479、Tm=263℃)をメ
ルトブロー法にて紡出し、コンベア上に繊維をコンベア
速度を変えて捕集し、更に70℃に加熱された金属ロー
ル間で10秒間カレンダ処理して繊維目付量30、3
5、40g/m2 の未延伸不織布を作成した。該不織布
全ての、結晶化度は3.0%、複屈折(Δn)は6.9
×10−3 であった。
m、孔数100個の矩形紡糸口金を用いて、口金温度2
90℃、吐出量35g/分で、ポリエチレンテレフタレ
ート原料([η]=0.479、Tm=263℃)をメ
ルトブロー法にて紡出し、コンベア上に繊維をコンベア
速度を変えて捕集し、更に70℃に加熱された金属ロー
ル間で10秒間カレンダ処理して繊維目付量30、3
5、40g/m2 の未延伸不織布を作成した。該不織布
全ての、結晶化度は3.0%、複屈折(Δn)は6.9
×10−3 であった。
【0083】次いで、ポリエチレンテレフタレート86
モル%、ポリエチレンイソフタレート14モル%からな
る共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.645、
Tm=228℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用
いて、Tダイ口金温度275℃で押出し、直径600m
mの冷却ドラム(25℃)上にキャスト速度を変更して
それぞれ厚さが9μm、12μm、16μmの未延伸フ
ィルムを作成した。
モル%、ポリエチレンイソフタレート14モル%からな
る共重合ポリエステル樹脂原料([η]=0.645、
Tm=228℃)をスクリュウ径40mmの押出機を用
いて、Tダイ口金温度275℃で押出し、直径600m
mの冷却ドラム(25℃)上にキャスト速度を変更して
それぞれ厚さが9μm、12μm、16μmの未延伸フ
ィルムを作成した。
【0084】該未延伸フィルムを90℃に加熱されたロ
ールで長さ方向に表1に示す倍率に延伸した後に、該延
伸フィルムに前記の不織布を重ね、加熱ロールに供給し
てロール温度80℃で熱圧着した。こうして得られた積
層シートをテンター式延伸機に送り込み、100℃で幅
方向に表1に示す倍率に延伸し、さらにテンター内で1
00℃×5秒間熱処理して感熱孔版用原紙を作成した。
該原紙のフィルム面にはテンター入口部において、ワッ
クス系離型剤をグラビアコーターを用いて乾燥後の重さ
で0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の多孔性支持
体の繊維目付量、長手方向の複屈折(Δn1)、横方向
の複屈折(Δn2)、複屈折の関係(Δn2−Δn1)
は表2に示す通りであった。フィルム単独の厚さはいず
れも1.0μm、結晶融解エネルギーはいずれも6.9
cal/gであった。いずれの原紙も耐久性、印刷性は
良好であった。
ールで長さ方向に表1に示す倍率に延伸した後に、該延
伸フィルムに前記の不織布を重ね、加熱ロールに供給し
てロール温度80℃で熱圧着した。こうして得られた積
層シートをテンター式延伸機に送り込み、100℃で幅
方向に表1に示す倍率に延伸し、さらにテンター内で1
00℃×5秒間熱処理して感熱孔版用原紙を作成した。
該原紙のフィルム面にはテンター入口部において、ワッ
クス系離型剤をグラビアコーターを用いて乾燥後の重さ
で0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の多孔性支持
体の繊維目付量、長手方向の複屈折(Δn1)、横方向
の複屈折(Δn2)、複屈折の関係(Δn2−Δn1)
は表2に示す通りであった。フィルム単独の厚さはいず
れも1.0μm、結晶融解エネルギーはいずれも6.9
cal/gであった。いずれの原紙も耐久性、印刷性は
良好であった。
【0085】実施例4 ポリエチレンテレフタレート75モル%、ポリエチレン
イソフタレート25モル%からなる共重合ポリエステル
樹脂原料(「η」=0.650、Tm=190℃)をス
クリュウ径40mmの押出機を用いて、Tダイ口金温度
270℃で押出し、直径600mmの冷却ドラム(25
℃)上にキャストして厚さ16μmの未延伸フィルムを
作成した。
イソフタレート25モル%からなる共重合ポリエステル
樹脂原料(「η」=0.650、Tm=190℃)をス
クリュウ径40mmの押出機を用いて、Tダイ口金温度
270℃で押出し、直径600mmの冷却ドラム(25
℃)上にキャストして厚さ16μmの未延伸フィルムを
作成した。
【0086】該未延伸フィルムを87℃に加熱されたロ
ールで長さ方向に4.0倍延伸した後に、該延伸フィル
ムに実施例3で作成した目付量40g/m2 の不織布を
加熱ロールに供給してロール温度85℃で熱圧着して積
層シートを作成した。
ールで長さ方向に4.0倍延伸した後に、該延伸フィル
ムに実施例3で作成した目付量40g/m2 の不織布を
加熱ロールに供給してロール温度85℃で熱圧着して積
層シートを作成した。
【0087】該シートを延伸機に送り込み、100℃で
幅方向に4.0倍延伸した。更にテンター内部で100
℃×5秒間熱処理して、厚さ70μmの感熱孔版用原紙
を作成した。また、テンター入口部において、フィルム
面にワックス系離型剤をグラビアコーターを用いて乾燥
後の重さで0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の多
孔性支持体の繊維目付量は10g/m2 、長手方向の複
屈折(Δn1)は4×10−3 、横方向の複屈折(Δn
2)は300×10−3 であり、複屈折の関係は(Δn
2−Δn1)は0.296であった。また、フィルム単
独の厚さは1.0μm、結晶融解エネルギーは5.54
cal/gであった。耐久性、印刷性は良好であった。
幅方向に4.0倍延伸した。更にテンター内部で100
℃×5秒間熱処理して、厚さ70μmの感熱孔版用原紙
を作成した。また、テンター入口部において、フィルム
面にワックス系離型剤をグラビアコーターを用いて乾燥
後の重さで0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の多
孔性支持体の繊維目付量は10g/m2 、長手方向の複
屈折(Δn1)は4×10−3 、横方向の複屈折(Δn
2)は300×10−3 であり、複屈折の関係は(Δn
2−Δn1)は0.296であった。また、フィルム単
独の厚さは1.0μm、結晶融解エネルギーは5.54
cal/gであった。耐久性、印刷性は良好であった。
【0088】実施例5 ポリエチレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレ
ートを50:50の割合で混合し、ホッパーに供給し、
スクリュウ径40mmの押出機を用いて、Tダイ口金温
度270℃で押出し、直径600mmの冷却ドラム(2
5℃)上にキャストして厚さ12μmの未延伸フィルム
を作成した。
ートを50:50の割合で混合し、ホッパーに供給し、
スクリュウ径40mmの押出機を用いて、Tダイ口金温
度270℃で押出し、直径600mmの冷却ドラム(2
5℃)上にキャストして厚さ12μmの未延伸フィルム
を作成した。
【0089】該未延伸フィルムを92℃に加熱されたロ
ールで長さ方向に3.5倍延伸した後に、該延伸フィル
ムに実施例2で作成した目付量35g/m2 の不織布を
重ね、加熱ロールに供給してロール温度85℃で熱圧着
した。こうして得られた積層シートをテンター式延伸機
に送り込み、100℃で幅方向に3.5倍に延伸し、さ
らにテンター内で100℃×5秒間熱処理して厚さ72
μmの感熱孔版用原紙を作成した。該原紙のフィルム面
にはテンター入口部において、ワックス系離型剤をグラ
ビアコーターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗
布した。得られた原紙の多孔性支持体の繊維目付量、は
10g/m2 、長手方向の複屈折(Δn1)は2×10
−3 、横方向の複屈折(Δn2)は200×10−3 、
複屈折の関係(Δn2−Δn1)は0.198であっ
た。フィルム単独の厚さは1.0μm、結晶融解エネル
ギーは7.5cal/gであった。耐久性、印刷性は良
好であった。
ールで長さ方向に3.5倍延伸した後に、該延伸フィル
ムに実施例2で作成した目付量35g/m2 の不織布を
重ね、加熱ロールに供給してロール温度85℃で熱圧着
した。こうして得られた積層シートをテンター式延伸機
に送り込み、100℃で幅方向に3.5倍に延伸し、さ
らにテンター内で100℃×5秒間熱処理して厚さ72
μmの感熱孔版用原紙を作成した。該原紙のフィルム面
にはテンター入口部において、ワックス系離型剤をグラ
ビアコーターを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗
布した。得られた原紙の多孔性支持体の繊維目付量、は
10g/m2 、長手方向の複屈折(Δn1)は2×10
−3 、横方向の複屈折(Δn2)は200×10−3 、
複屈折の関係(Δn2−Δn1)は0.198であっ
た。フィルム単独の厚さは1.0μm、結晶融解エネル
ギーは7.5cal/gであった。耐久性、印刷性は良
好であった。
【0090】実施例6 多孔性支持体を得るための不織布として孔径0.33m
m、孔数100個の矩形紡糸口金を用いて、口金温度2
95℃、吐出量33g/分で、ポリエチレンテレフタレ
ート原料([η]=0.483、Tm=261℃)をメ
ルトブロー法にて紡出し、コンベア上に繊維を捕集し、
更に75℃に加熱された金属ロール間で10秒間カレン
ダ処理して繊維目付量40g/m2 の不織布を作成し
た。該不織布の結晶化度は1.0%、複屈折(Δn)は
5×10−3 であった。
m、孔数100個の矩形紡糸口金を用いて、口金温度2
95℃、吐出量33g/分で、ポリエチレンテレフタレ
ート原料([η]=0.483、Tm=261℃)をメ
ルトブロー法にて紡出し、コンベア上に繊維を捕集し、
更に75℃に加熱された金属ロール間で10秒間カレン
ダ処理して繊維目付量40g/m2 の不織布を作成し
た。該不織布の結晶化度は1.0%、複屈折(Δn)は
5×10−3 であった。
【0091】実施例1でフィルムのキャスト速度を変更
して作成した厚さが22μmの未延伸フィルムを準備し
た。
して作成した厚さが22μmの未延伸フィルムを準備し
た。
【0092】次いで該未延伸フィルムを90℃の加熱ロ
ール間で、長さ方向に3.7倍延伸した後に、該延伸フ
ィルムに前記の不織布を重ね、加熱ロールに供給してロ
ール温度80℃で熱圧着した。こうして得られた積層シ
ートをテンター式延伸機に送り込み、95℃で幅方向に
4.0倍延伸した。更にテンター内部で200℃×5秒
間熱処理して、厚さ1.5μmの二軸延伸フィルムを作
成した。該原紙のフィルム面にはテンター入口部におい
て、ワックス系離型剤をグラビアコータを用いて乾燥後
の重さで0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の多孔
性支持体の繊維目付量は10g/m2 、長手方向の複屈
折(Δn1)は7×10−3 、横方向の複屈折(Δn
2)は260×10−3 であった。フィルム単独の厚さ
は1.5μm、結晶融解エネルギーは6.9cal/g
であった。複屈折の関係(Δn2−Δn1)は0.25
3であった。耐久性、印刷性は良好であった。
ール間で、長さ方向に3.7倍延伸した後に、該延伸フ
ィルムに前記の不織布を重ね、加熱ロールに供給してロ
ール温度80℃で熱圧着した。こうして得られた積層シ
ートをテンター式延伸機に送り込み、95℃で幅方向に
4.0倍延伸した。更にテンター内部で200℃×5秒
間熱処理して、厚さ1.5μmの二軸延伸フィルムを作
成した。該原紙のフィルム面にはテンター入口部におい
て、ワックス系離型剤をグラビアコータを用いて乾燥後
の重さで0.1g/m2 塗布した。得られた原紙の多孔
性支持体の繊維目付量は10g/m2 、長手方向の複屈
折(Δn1)は7×10−3 、横方向の複屈折(Δn
2)は260×10−3 であった。フィルム単独の厚さ
は1.5μm、結晶融解エネルギーは6.9cal/g
であった。複屈折の関係(Δn2−Δn1)は0.25
3であった。耐久性、印刷性は良好であった。
【0093】比較例1 実施例1で作成した厚さ9μmの未延伸フィルムを用意
した。
した。
【0094】次いで該未延伸フィルムの上に実施例1で
不織布のコンベア速度のみ変更して作成した目付量90
g/m2の未延伸不織布を重ね、加熱ロールに供給して
ロール温度90℃で熱圧着して積層シートを得た。
不織布のコンベア速度のみ変更して作成した目付量90
g/m2の未延伸不織布を重ね、加熱ロールに供給して
ロール温度90℃で熱圧着して積層シートを得た。
【0095】こうして得られた積層シートを90℃の加
熱ロールで、長さ方向に3.0倍延伸した後、テンター
式延伸機に送り込み、100℃で幅方向に3.0倍延伸
し、さらにテンター内で100℃×5秒間熱処理して厚
さ70μmの感熱孔版用原紙を作成した。該原紙のフィ
ルム面にはテンター入口部において、ワックス系離型剤
をグラビアコーターを用いて乾燥後の重さで0.1g/
m2 塗布した。得られた原紙の多孔性支持体の繊維目付
量は10g/m2 、長手方向の複屈折(Δn1)は40
0×10−3 、横方向の複屈折(Δn2)は380×1
0−3 、複屈折の関係(Δn2−Δn1)は−0.02
0であった。フィルム単独の厚さは1.0μm、結晶融
解エネルギーは6.9cal/gであった。耐久性は悪
く、印刷性も不十分であった。
熱ロールで、長さ方向に3.0倍延伸した後、テンター
式延伸機に送り込み、100℃で幅方向に3.0倍延伸
し、さらにテンター内で100℃×5秒間熱処理して厚
さ70μmの感熱孔版用原紙を作成した。該原紙のフィ
ルム面にはテンター入口部において、ワックス系離型剤
をグラビアコーターを用いて乾燥後の重さで0.1g/
m2 塗布した。得られた原紙の多孔性支持体の繊維目付
量は10g/m2 、長手方向の複屈折(Δn1)は40
0×10−3 、横方向の複屈折(Δn2)は380×1
0−3 、複屈折の関係(Δn2−Δn1)は−0.02
0であった。フィルム単独の厚さは1.0μm、結晶融
解エネルギーは6.9cal/gであった。耐久性は悪
く、印刷性も不十分であった。
【0096】比較例2 実施例1でフィルムのキャスト速度のみ変更して作成し
た厚さ13μmの未延伸フィルムを準備した。次いで該
未延伸フィルムを90℃の加熱ロール間で、長さ方向に
3.5倍延伸した。更にテンター式延伸機に送り込み、
95℃で幅方向に3.8倍延伸した。更にテンター内部
で100℃×5秒間熱処理して、厚さ1.0μmの二軸
延伸フィルムを作成した。更に該二軸延伸フィルム上に
実施例1で不織布のコンベア速度のみ変更して作成した
繊維目付量10g/m2 、結晶化度は3.0%、Δnが
7×10−3 のポリエチレンテレフタレート不織布を1
00℃に加熱されたロールで熱圧着して厚さ70μmの
感熱孔版原紙を作成した。該原紙のフィルム面にはテン
ター入口部において、ワックス系離型剤をグラビアコー
タを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗布した。得
られた原紙の多孔性支持体の繊維目付量は140g/m
2 、複屈折(Δn)が7×10−3 であり、耐久性は悪
く、印刷性も不十分であった。
た厚さ13μmの未延伸フィルムを準備した。次いで該
未延伸フィルムを90℃の加熱ロール間で、長さ方向に
3.5倍延伸した。更にテンター式延伸機に送り込み、
95℃で幅方向に3.8倍延伸した。更にテンター内部
で100℃×5秒間熱処理して、厚さ1.0μmの二軸
延伸フィルムを作成した。更に該二軸延伸フィルム上に
実施例1で不織布のコンベア速度のみ変更して作成した
繊維目付量10g/m2 、結晶化度は3.0%、Δnが
7×10−3 のポリエチレンテレフタレート不織布を1
00℃に加熱されたロールで熱圧着して厚さ70μmの
感熱孔版原紙を作成した。該原紙のフィルム面にはテン
ター入口部において、ワックス系離型剤をグラビアコー
タを用いて乾燥後の重さで0.1g/m2 塗布した。得
られた原紙の多孔性支持体の繊維目付量は140g/m
2 、複屈折(Δn)が7×10−3 であり、耐久性は悪
く、印刷性も不十分であった。
【0097】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、横方向の強度が高く、
耐久性が良好で製版性、印刷性が優れた感熱孔版印刷用
原紙が得られる。
耐久性が良好で製版性、印刷性が優れた感熱孔版印刷用
原紙が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリエステルフィルムの片面に
合成繊維からなる多孔性支持体が接着剤を介することな
く接着されてなり、かつ該多孔性支持体を構成する繊維
の複屈折が下記式(1)、(2)、(3)を全て満足す
ることを特徴とする感熱孔版印刷用原紙。 Δn2−Δn1≧0.05 (1) 0.1×10−3 ≦Δn1≦10×10−3 (2) 10×10−3 ≦Δn2≦500×10−3 (3) ただし、ここで原紙の長手方向を0°、その直角方向を
90°として、0°から15゜の範囲に配列した繊維の
レーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔ
n1とし、75゜から90°の範囲に配列した繊維のレ
ーザーラマン分光法により求めた複屈折の平均値をΔn
2とする。 - 【請求項2】 多孔性支持体の繊維目付量が各々2〜6
0g/m2 であることを特徴とする請求項1に記載の感
熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項3】 熱可塑性ポリエステルフィルムが厚さ
0.1〜10μmの二軸延伸ポリエステルフィルムであ
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の感
熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項4】 熱可塑性ポリエステルフィルムの結晶融
解エネルギー(ΔHu)が3〜11cal/gであるこ
とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
感熱孔版印刷用原紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9226196A JPH09277733A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 感熱孔版印刷用原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9226196A JPH09277733A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 感熱孔版印刷用原紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277733A true JPH09277733A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14049474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9226196A Pending JPH09277733A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 感熱孔版印刷用原紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277733A (ja) |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP9226196A patent/JPH09277733A/ja active Pending
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