JPH08267914A - 感圧記録シート用マイクロカプセルの製造方法 - Google Patents

感圧記録シート用マイクロカプセルの製造方法

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JPH08267914A
JPH08267914A JP7076656A JP7665695A JPH08267914A JP H08267914 A JPH08267914 A JP H08267914A JP 7076656 A JP7076656 A JP 7076656A JP 7665695 A JP7665695 A JP 7665695A JP H08267914 A JPH08267914 A JP H08267914A
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JP
Japan
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group
pressure
nitro
alkoxyl group
alkyl group
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Application number
JP7076656A
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English (en)
Inventor
Masanao Tajiri
政直 田尻
Toshio Kimura
年男 木村
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弱圧発色に優れ、不本意な発色汚れは生じ難い
ポリウレタンウレア壁膜を有する感圧複写シート用マイ
クロカプセルの製造。 【構成】多価イソシアネートと下記一般式(1)で表さ
れる3級アニリン化合物及び、電子供与性有機発色剤を
含有する疎水性液体を親水性液体中に乳化分散し、該乳
化分散液中に多価アミンを添加し、ポリウレタンウレア
膜で疎水性液滴を被覆させる感圧記録シート用マイクロ
カプセルの製造方法。 【化1】 (R1 ,R2 はそれぞれC14 のアルコキシル基又は
シアノ基を有してよいC112のアルキル基;ハロゲ
ン、ニトロ、C14 アルキル基、C14 アルコキシル
基を有してよいC78 のアラルキル基又はアリール
基;さらにR1 とR2 が一緒になって5員環または6員
環のヘテロ環を形成してもよい。Xは水素;ハロゲン;
ニトロ;C18 のアルコキシル基;ハロゲン、ニト
ロ、C14 アルコキシル基、C14 のアルキル基を有
してよいアラルキル基)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感圧記録シート用マイク
ロカプセルに関し、さらに詳しくは弱圧発色に優れる
が、不本意な発色汚れは生じ難いポリウレタンウレア壁
膜を有する感圧複写シート用マイクロカプセルの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロカプセルの製造方法に関して
は、コンプッレクスコアセルベーション法、シンプルコ
アセルベーション法、界面重合法、in−situ重合
法等が知られている。コアセルベーション法におけるマ
イクロカプセルの壁膜材料としては、天然高分子のゼラ
チン−アラビアゴム系が最も一般的に使用されている。
ところが近時、イソシアネートと水、イソシアネートと
ポリアミン、イソシアネートとポリオール、エポキシ化
合物、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン−ホルマリン樹
脂、酸クロライドとアミン等の合成高分子を使用した界
面重合法、in−situ重合法によるマイクロカプセ
ルが注目されている。
【0003】これらの合成高分子膜からなるマイクロカ
プセルが特に感圧複写紙として注目されてきた理由は、
天然高分子膜からなるマイクロカプセルに比べて高濃度
塗料に調製することができることから高速度塗布が可能
となり、感圧複写紙の生産性を高めることができるこ
と、マイクロカプセルの壁膜が比較的緻密なものになる
ため内包される油滴の保持性が優れていること、マイク
ロカプセルの製造が容易であること、安価であること、
耐水性が優れていること等の長所を有しているからであ
る。
【0004】反面、合成高分子膜で構成されるマイクロ
カプセルの中でも、ポリウレタンウレア壁膜マイクロカ
プセルは筆記やタイプライターなどの打圧以外の不本意
な弱圧即ち、印刷や断裁の際など加工時にかかる弱い圧
力等を受けた場合にでも簡単にマイクロカプセルが破壊
され発色汚れが生じるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタンウレア壁
膜を有する感圧複写シート用マイクロカプセルについて
特に発色性と耐圧力性を兼ね備えたマイクロカプセルを
製造することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の発
色性と耐圧力性を兼ね備えたマイクロカプセルの製造方
法について鋭意検討した結果、多価イソシアネートと下
記一般式(1)で表される3級アニリン化合物及び、電
子供与性有機発色剤を含有する疎水性液体を親水性液体
中に乳化分散した後、該乳化分散液中に多価アミンを添
加し、ポリウレタンウレア膜で疎水性液滴を被覆させる
ことにより、上記の特性を有するマイクロカプセルが得
られることを見い出し、本発明を達成するに至った。
【0007】
【化2】
【0008】(R1 ,R2 はそれぞれC14 のアルコ
キシル基又はシアノ基を有してよいC112のアルキル
基;ハロゲン、ニトロ、C14 アルキル基、C14
ルコキシル基を有してよいC78 のアラルキル基又は
アリール基;さらにR1 とR2 が一緒になって5員環ま
たは6員環のヘテロ環を形成してもよい。Xは水素;ハ
ロゲン;ニトロ;C18 のアルコキシル基;ハロゲ
ン、ニトロ、C14 アルコキシル基、C14 のアルキ
ル基を有してよいアラルキル基) 本発明で使用する一般式(1)で表される3級アニリン
の具体例としては、N,N−ジメチルアニリン、N,N
−ジエチルアニリン、N,N−ジ−n−プロピルアニリ
ン、N,N−ジイソプロピルアニリン、N,N−ジ−n
−ブチルアニリン、N,N−ジ−tert−ブチルアニ
リン、N,N−ジ−n−ペンチルアニリン、N−エチル
−N−n−ブチルアニリン、N−エチル−N−n−オク
チルアニリン、N−エチル−N−n−デシルアニリン、
N−エチル−N−エトキシプロピルアニリン、N−メチ
ル−N−ブトキシエチルアニリン、トリフェニルアミ
ン、N−ベンジル−N−エチルアニリン、N−(2−シ
アノエチル)−N−n−ブチルアニリン、N,N−ジ−
n−ブチル−o−トルイジン、N,N−ジ−n−ブチル
−m−トルイジン、N,N−ジ−n−ブチル−p−トル
イジン、N,N−ジ−n−ブチル−o−アニジン、N,
N−ジ−n−ブチル−m−アニジン、N,N−ジ−n−
ブチル−p−アニジン、N,N−ジ−n−ブチル−o−
フェネチジン、N,N−ジ−n−ブチル−m−フェネチ
ジン、N,N−ジ−n−ブチル−p−フェネチジン、
N,N−ジ−n−ブチル−p−シクロヘキシロキシアニ
リン、N,N−ジ−n−ブチル−−p−n−オクチロキ
シアニリン、N,N−ジ−n−ブチル−p−クロロアニ
リン、N,N−ジ−n−ブチル−m−ニトロアニリン、
N,N−ジエチル−p−ベンジルアニリン、N,N−ジ
(o−クロロベンジル)アニリン、N,N−ジ(p−メ
チルフェニル)アニリン、N,N−ジ(p−メチルベン
ジル)アニリン、N,N−ジ(p−メトキシベンジル)
アニリン、N−フェニルピロリジン、N−フェニルピペ
リジン、N−フェニル−N−メチルピペラジン、N−フ
ェニルモルホリン、N−メチル−4−メチル−4’−エ
トキシ−ジフェニルアミン、N−エチル−4−メトキシ
ジフェニルアミン、N−エチル−2−クロロ−4’−エ
トキシジフェニルアミン、N,N−ジベンジルアニリン
などがあげられる。これら置換基により、アニリンの窒
素原子の電子密度や立体障害などの要因により、イソシ
アネートが反応する際の触媒作用を制御でき、その結
果、得られるカプセル膜の膜質を調節することができ
る。上記のような3級アニリンを1種または、2種以上
を組み合わせて使用することができる。
【0009】3級アニリンの使用量は、多価イソシアネ
ート100重量部に対して1〜100重量部、好ましく
は2〜50重量部である。3級アニリンを適当量使用す
ることにより、カプセルの発色性、耐圧性が改良され
る。本発明において疎水性芯物質表面を包被するために
用いられる多価イソシアネートとしては、例えばm−フ
ェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−
トリレンジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイ
ソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシ
アネート、3,3’−ジメチルジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、キシリレン−1,3−ジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルプロパンジイソシア
ネート、トリメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、プロピレン−1,2−ジイソシア
ネート、ブチレン−1,2−ジイソシアネート、エチリ
ジンジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,2−ジ
イソシアネート、シクロヘキシレン−1,4−ジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、p−フェニレ
ンジイソチオシアネート、キシリレン−1,4−ジイソ
チオシアネート、エチリジンジイソチオシアネートなど
のジイソシアネートまたはジイソチオイソシアネート、
4,4’,4”−トリフェニルメタントリイソシアネー
ト、トルエン−2,4,6−トリイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネートの3量体などのトリイソシ
アネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、
4,4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’,5,
5’−テトライソシアネートなどの多価イソシアネー
ト、及びこれらの多価イソシアネート類を多価アミン、
多価カルボン酸、多価チオール、多価ヒドロキシ化合
物、エポキシ化合物などの親水性基を有する化合物に付
加させたものが挙げられる。また、これらの多価イソシ
アネート化合物は、所望するカプセル品質に応じ、2種
以上組み合わせて用いることができる。発色性、耐溶剤
性、耐熱性などの優れたカプセルを得るためには、少な
くとも芳香族系多価イソシアネートと脂肪族多価イソシ
アネートの併用することが好ましい。
【0010】なお疎水性液体としては、例えば綿実油、
水素化ターフェニル、水素化ターフェニル誘導体、アル
キルビフェニル、アルキルナフタレン、ジアリルアルカ
ン、灯油、パラフィン、ナフテン油、フタル酸エステル
などの二塩基酸エステル等の天然または合成油があげら
れ単独または混合して使用される。この疎水性液体に添
加する前記イソシアネート化合物の量は、疎水性液体1
00部に対して2〜60部の範囲が効果的で、好ましく
は3〜40部である。
【0011】本発明において用いられる多価アミンとし
ては分子中に2個以上の−NH基または−NH2 基を有
し連続相を形成する親水性液体に溶解が可能あるいは分
散が可能なものであればすべて使用可能である。具体的
な物質としてはジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、1,3−プロピレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミンなどの脂肪族多価アミン;脂肪族多価アミン
のエポキシ化合物付加物;ピペラジン等の脂環式多価ア
ミン;3,9−ビス−アミノプロピル−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ−(5,5)ウンデカンなどの
複素環式ジアミンなどをあげることができる。
【0012】これらの多価アミンの少なくとも1種が乳
化分散液中に添加されるものであるが、その添加量は使
用する多価イソシアネートの種類及び量さらには所望の
カプセル膜硬度などにより適宜決定される。好ましくは
多価イソシアネート100重量部に対して0.1〜20
0重量部、より好ましくは1〜100重量部の範囲で調
節されるが、用いられる多価アミン量の上限について
は、膜形成に寄与しない過剰の多価アミンが、呈色剤の
呈色能を低下させる減感作用を起こす可能性があるた
め、そのような減感作用が起こらない範囲にとどめる必
要がある。
【0013】また、多価アミンの添加時期については、
多価イソシアネートと3級アニリン化合物及び、電子供
与性有機発色剤を含有する疎水性液体を親水性液体中に
乳化分散した後であれば何時であってもよいが、乳化分
散した後多価アミンを添加するまでの時間、あるいは反
応温度等を適当に調節することによりカプセル膜の膜質
を調節することができる。
【0014】感圧複写紙用の発色剤としては例えば、
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス−(p−ジメチル
アミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノ
フェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−
イル)フタリドなどのトリアリールメタン系化合物、
4,4’−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジ
ルエーテル、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイ
コオーラミンなどのジフェニルメタン系化合物、7−ジ
エチルアミノ−3−クロロフルオラン、7−ジエチルア
ミノ−3−クロロ−2−メチルフルオラン、2−フェニ
ルアミノ−3−メチル−6−(N−エチル−N−p−ト
リルアミノ)フルオランなどのフルオラン系化合物、ベ
ンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイル
ロイコメチレンブルーなどのチアジン系化合物、3−メ
チル−スピロ−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−
ジナフトピラン、3−プロピル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−プロピ
ル−スピロ−ジベンゾピペランなどのスピロ系化合物な
どの電子供与性有機発色剤が挙げられる。
【0015】また、親水性液体としては、保護コロイド
及び/または界面活性剤の水溶液が用いられる。保護コ
ロイドとしては、例えばゼラチン、アラビアゴム、カゼ
イン、カルボキシメチルセルロース、でんぷん、ポリビ
ニルアルコールなどのような親水性高分子物質がある。
界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホ
ン酸、ポリオキシエチレン硫酸塩、ロート油のようなイ
オン性のものや、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレン、ソルビタン脂肪酸エステルな
どのような非イオン性のものがある。
【0016】マイクロカプセルの平均粒子径としては1
〜15μmが好ましく、さらに好ましくは、2〜10μ
mである。本発明の方法によれば、親水性媒体中に添加
した多価アミンと疎水性液体中に添加した3級アニリン
が多価イソシアネートの反応性に影響を与え、非常に緻
密でかつ柔軟なカプセル壁膜を形成し、弱い印字打圧や
筆圧等による発色性が著しく改善されたカプセルが得ら
れるものである。しかも印刷や断裁等の加工時にかかる
弱い圧力による不本意な発色は効果的に排除されるもの
である。このことは、本発明の方法によるカプセルは、
感圧複写シートを加工する際の弱い圧力(20kg/c
2 程度)ではほとんど破壊されず、弱い印字打圧(6
0kg/cm 2 程度)で破壊される、きわめてバランス
のとれた特性を有している。加えて本発明の方法によれ
ば、親水性媒体中に添加する多価アミンの種類、量、添
加時期と、疎水性液体中に添加する3級アニリンの種
類、量を用いられる多価イソシアネートの種類などに応
じて適宜調節することにより、カプセル膜質を所望の硬
度に調節することも可能である。
【0017】本発明の方法により製造される感圧複写シ
ート用マイクロカプセルは、支持基体の片面にカプセル
層のみを有するいわゆる上用紙や支持基体の片面に呈色
剤層、他の片面にカプセル層を有するいわゆる中用紙、
あるいは支持基体の同一面にカプセル層と呈色剤層を有
する単体感圧複写紙に利用できる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載するが、本発明
がこれらの実施例のみに限定されるものではない。な
お、例中の部および%は特に断らない限り重量部および
重量%を示す。 実施例1 発色剤としてクリスタルバイオレットラクトン2.8部
とベンゾイルロイコメチレンブルー0.7部とをジイソ
プロピルナフタレン(商品名K−113呉羽化学製)1
00部に溶解する。
【0019】この油性液にN,N−ジエチルアニリン3
部、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(商品名
ミリオネートMR−500、日本ポリウレタン工業製)
4部とイソシアヌレート環を有するヘキサメチレンジイ
ソシアネートの3量体(商品名コロネートEH、日本ポ
リウレタン工業製)8部とを溶解する。この油性液をポ
リビニルアルコール1部とカルボキシメチルセルロース
1部とを溶解した水100部に添加し、ホモミキサーを
用いて乳化し、平均粒径7μmの分散液を得た。 この
乳化分散液に多価アミンであるジエチレントリアミン
0.5部とヘキサメチレンジアミン0.1部を添加し室
温下で15分間撹拌した後、乳化分散液をミキサーで撹
拌しながら85℃まで加温し、3時間反応させたのち、
室温まで温度を下げカプセル化を終了した。
【0020】このようにして得られたカプセル分散液1
00重量部(固形分)に小麦デンプン60部、カルボキ
シ変性SBRラテックス15部を加え、カプセル塗液を
調製した。40g/m2 の原紙上にカプセル塗液を乾燥
塗布量が4g/m2 になるように塗布乾燥して感圧複写
紙用上用紙を作成した。 実施例2 発色剤としてクリスタルバイオレットラクトン2.8部
とベンゾイルロイコメチレンブルー0.7部とをジイソ
プロピルナフタレン(商品名K−113呉羽化学製)1
00部に溶解する。
【0021】この油性液にN,N−ジ−n−ブチルアニ
リン1部、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
(商品名ミリオネートMR−500、日本ポリウレタン
工業製)4部とイソシアヌレート環を有するヘキサメチ
レンジイソシアネートの3量体(商品名コロネートE
H、日本ポリウレタン工業製)8部とを溶解する。この
油性液をポリビニルアルコール1部とカルボキシメチル
セルロース1部とを溶解した水100部に添加し、ホモ
ミキサーを用いて乳化し、平均粒径6.8μmの分散液
を得た。
【0022】この乳化分散液に多価アミンであるトリエ
チレンテトラミン0.6部を添加し室温下で15分間撹
拌した後、乳化分散液をミキサーで撹拌しながら85℃
まで加温し、3時間反応させたのち、室温まで温度を下
げカプセル化を終了した。このようにして得られたカプ
セル分散液100重量部(固形分)に小麦デンプン60
部、カルボキシ変性SBRラテックス15部を加え、カ
プセル塗液を調製した。
【0023】40g/m2 の原紙上にカプセル塗液を乾
燥塗布量が4g/m2 になるように塗布乾燥して感圧複
写紙用上用紙を作成した。 比較例1 実施例1において、油性液にN,N−ジエチルアニリン
3部を添加しないこと以外は全く同様に実施した。平均
粒子径は6.9μmであった。以下実施例1と同様の処
理を行い、感圧複写紙用上用紙を作成した。 比較例2 実施例2において、多価アミンであるトリエチレンテト
ラミン0.6部を添加しない以外は全く同様に実施し
た。平均粒子径は6.8μmであった。以下実施例2と
同様の処理を行い、感圧複写紙用上用紙を作成した。 比較例3 実施例1において、油性液にN,N−ジエチルアニリン
3部、および乳化分散液に多価アミンであるジエチレ
ントリアミン0.5部とヘキサメチレンジアミン0.1
部を添加しないこと以外は、全く同様に実施した。平均
粒子径は6.9μmであった。以下実施例1と同様の処
理を行い、感圧複写紙用上用紙を作成した。別に水酸化
アルミニウム65部、酸化亜鉛20部、3,5−ジ(α
−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛とα−メチルスチレ
ン・スチレン共重合体との混融物(混融比80:20)
15部ポリビニルアルコール水溶液5部(固形分)およ
び水300部をボールミルで24時間粉砕して得た分散
液にカルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体ラテッ
クス20部(固形分)を加えて調製した呈色剤塗液を4
0g/m2 の原紙に乾燥重量が5g/m2 になるように
塗布、乾燥して感圧複写紙用下用紙を作成した。
【0024】このようにして得られた上用紙、下用紙を
用いて以下に記載する方法で性能比較試験を行なった。
その結果を表1に示す。 1)発色性 上用紙と下用紙を塗布面同士が対向するように重ね合わ
せ、オリンピア電子タイプライターelectric−
65で強圧と弱圧で発色させ、24時間後に呈色剤塗布
面の発色濃度をマクベス反射式濃度計RD−941で測
定した。 2)耐圧力性 上用紙と下用紙を塗布面同士が対向するように重ね合わ
せ、それを上質紙50枚づつで上下から挟み、3cm四
方の面積に20kg/cm2 の圧力を1分間かけた後、
24時間後に呈色剤塗布面の発色汚れを目視評価した。
【0025】◎:ほとんど汚れていない ○:汚れている △:かなり汚れている
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように本発明の
方法によって得られたマイクロカプセルを用いた感圧複
写紙は、発色性、耐圧力性、耐溶剤性に優れていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多価イソシアネートと下記一般式(1)で
    表される3級アニリン化合物及び、電子供与性有機発色
    剤を含有する疎水性液体を親水性液体中に乳化分散し、
    該乳化分散液中に多価アミンを添加し、ポリウレタンウ
    レア膜で疎水性液滴を被覆させることを特徴とする感圧
    記録シート用マイクロカプセルの製造方法。 【化1】 (R1 ,R2 はそれぞれC14 のアルコキシル基又は
    シアノ基を有してよいC112のアルキル基;ハロゲ
    ン、ニトロ、C14 アルキル基、C14 アルコキシル
    基を有してよいC78 のアラルキル基又はアリール
    基;さらにR1 とR2 が一緒になって5員環または6員
    環のヘテロ環を形成してもよい。Xは水素;ハロゲン;
    ニトロ;C18 のアルコキシル基;ハロゲン、ニト
    ロ、C14 アルコキシル基、C14 のアルキル基を有
    してよいアラルキル基)
  2. 【請求項2】芳香族系多価イソシアネートと脂肪族系多
    価イソシアネートを併用することを特徴とする請求項1
    の感圧記録シート用マイクロカプセルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008212931A (ja) * 2008-04-30 2008-09-18 Oji Paper Co Ltd マイクロカプセルの製造方法
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