JPH08268608A - しわ伸ばしロール - Google Patents

しわ伸ばしロール

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JPH08268608A
JPH08268608A JP9791895A JP9791895A JPH08268608A JP H08268608 A JPH08268608 A JP H08268608A JP 9791895 A JP9791895 A JP 9791895A JP 9791895 A JP9791895 A JP 9791895A JP H08268608 A JPH08268608 A JP H08268608A
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JP
Japan
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roll
wrinkle
sheet
rubber
substance
Prior art date
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JP9791895A
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English (en)
Inventor
Setsu Fujimoto
節 藤本
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 らせん溝付しわ伸ばしロールの表面をシート
状物に対し静電気を発生しにくい最適な物質で形成し
て、静電気帯電に伴う問題を解消する。 【構成】 ゴム14を被覆したロール表面上でシート状
物1を搬送し、ロール表面の長手方向中央部から両端部
に向かって、リード角が相反する方向に傾斜したらせん
溝13を有するしわ伸ばしロール11において、ロール
表面におけるゴム14の表面に、帯電序列が該ゴム14
よりも負側に位置する物質15を被覆したしわ伸ばしロ
ール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物の巻取や搬
送に使用する、表面にらせん溝を有するしわ伸ばしロー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】シート状物用のしわ伸ばしロールとし
て、ロール表面の長手方向中央部から両端部に向かっ
て、リード角が相反する方向に傾斜したらせん溝を有す
るしわ伸ばしロールが知られている(たとえば実開平4
−60964号公報)。このようなしわ伸ばしロールに
おいては、ロール表面上を搬送されるシート状物が、リ
ード角が相反する方向のらせん溝に沿って、ロール長手
方向中央部から両端部に向けて拡幅作用を受けるので、
ロール表面上において幅方向にしわが伸ばされる。
【0003】この種ロールにおいては、一般に、上記ら
せん溝のリード角によるしわ伸ばし効果に加え、らせん
溝両側の壁の弾性復元力によるしわ伸ばし効果をもたせ
るために、ロール表面は弾性体で、より具体的には、ゴ
ムで構成されているとともに、らせん溝両側の壁が、ロ
ール径方向に傾斜されて延設されている。
【0004】ところが、このロールを、たとえばプラス
チックフイルムの巻取部や搬送部に用いると、上記ロー
ル表面の作用によってフイルムのしわは良好に伸ばされ
るものの、強制的にしわ伸ばし作用を発揮させるもので
あるため、フイルムとロール表面との間には多かれ少な
かれ摩擦が生じ、該摩擦によってフイルムに静電気が帯
電する。この帯電量が大きくなると、工程上のトラブル
の原因となり、また、帯電した静電気が製品中に残存し
ていると、二次加工、たとえば塗材の塗布工程で塗材を
はじく等のトラブルの原因となる。さらに、一般に静電
気は一様には帯電せず、むらの有る状態で帯電してしま
う。とくに上記のようならせん溝を有するしわ伸ばしロ
ールにあっては、らせん溝のピッチに対応した帯電が生
じやすい。帯電むらは、とくに二次加工において局所的
な製品欠陥や品質のむらを発生するおそれがある。
【0005】このような静電気帯電に伴う問題に対処す
るために、ロール表面を構成するゴム中に、カーボン等
の導電性の物質を練り込み、ロール表面に導電性をもた
せる方法が知られている。しかし、導電性の物質を練り
込んでも、ロール表面は本質的にはゴムで形成されるこ
とになるので、帯電の問題を十分に解消することは困難
で、ましてや帯電むらの問題は解消し切れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
ような問題を、静電気発生のメカニズムまで塑って鋭意
検討した結果、ロール表面が本質的にゴムで形成される
限り、帯電を抑えるには限界があり、前述のようならせ
ん溝付しわ伸ばしロールの特性を活かしつつ静電気帯電
を小さく抑えるには、ロール表面を帯電の起こりにくい
物質で被覆しなければならないことをつきとめた。さら
に、静電気の帯電量が、いわゆる帯電序列と関係してい
ることを見出し、上記帯電の起こりにくい物質を、この
帯電序列を基準に選定すればよいことを見出した。
【0007】すなわち本発明は、らせん溝付しわ伸ばし
ロールの表面を、搬送するシート状物に対し静電気を発
生しにくい最適な材質で形成し、静電気帯電に伴う問題
を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
しわ伸ばしロールは、ゴムを被覆したロール表面上でシ
ート状物を搬送し、ロール表面の長手方向中央部から両
端部に向かって、リード角が相反する方向に傾斜したら
せん溝を有するしわ伸ばしロールにおいて、ロール表面
における前記ゴムの表面に、帯電序列が該ゴムよりも負
側に位置する物質を被覆したことを特徴とするものから
なる。
【0009】また、本発明に係るしわ伸ばしロールは、
ゴムを被覆したロール表面上でシート状物を搬送し、ロ
ール表面の長手方向中央部から両端部に向かって、リー
ド角が相反する方向に傾斜したらせん溝を有するしわ伸
ばしロールにおいて、ロール表面における前記ゴムの表
面に、帯電序列が前記シート状物と同じかそれよりも負
側に位置する物質を被覆したことを特徴とするものから
なる。
【0010】すなわち、本発明における基本的技術思想
は、ロール表面のらせん溝自身はゴムで形成して、前述
したようならせん溝付しわ伸ばしロールのしわ伸ばし特
性をそのまま持たせつつ、その表面のみ、つまりシート
状物と直接接触する面のみ、シート状物に対し帯電序列
の近い物質で形成することにより、シート状物の静電気
の帯電量を大幅に低減することにある。
【0011】ここで帯電序列とは、二つの物質を互いに
摩擦した場合に発生する静電気に関し、正に帯電するも
のをより上位に、負に帯電するものをより下位に位置さ
せ、各種物質に関して正方向および負方向に序列させた
ものをいう。本発明との関連において、ロール表面を形
成することが可能な代表的物質を挙げると、表1のよう
になる。
【0012】
【表1】
【0013】表1から判るように、シート状物がたとえ
ばポリエステルフイルムやポリエチレンフイルムである
場合、従来のようにらせん溝付ロールの表面をゴムで形
成すると、相当かけ離れた物質同士の摩擦帯電となるか
ら、静電気の発生量も多かったわけである。もっとも、
この帯電序列と静電気帯電量とは比例関係にあるわけで
はないが、帯電序列で大きく離れている場合に帯電量が
大きくなるのは事実である。
【0014】したがって、ゴムよりも帯電序列が負側に
位置する物質をロール表面に被覆すれば、ポリエステル
フイルムやポリエチレンフイルムに対して帯電量が少な
くなる。理想的には、対象となるシート状物と同等の帯
電序列に位置する物質であれば、静電気は極めて発生し
にくいことになる。また、本発明者らの行った実験によ
れば、驚くべきことに、帯電序列は多少離れていても、
従来の正負関係、つまり、ロール表面ゴム(正側)とシ
ート状物(プラスチックフイルムの場合、負側)との正
負関係を逆転させ、ロール表面をシート状物よりも帯電
序列が負側に位置する物質で覆って、シート状物を正
側、ロール表面を負側とすることにより、シート状物の
帯電量を大幅に低減できることが判明した。
【0015】たとえば、ポリエステルフイルムやポリエ
チレンフイルムに対して、らせん溝付ゴムロールの表面
にテフロンを被覆すればよい。これによって、フイルム
の帯電量を大幅に低減することができる。
【0016】もっとも、テフロンは低摩擦係数の滑り性
の良い材質として知られているものであるから、シート
状物との間の摩擦係数の低減も帯電量低減に寄与してい
る可能性はある。
【0017】ロール表面被覆物質とシート状物との間の
摩擦係数に関しては、1以下が好ましく、さらに、0.
1から0.8程度の範囲に納めることが好ましく、より
好ましくは0.5以下に抑えることが好ましい。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1は、シート状物としてのプラス
チックフイルム1の搬送および巻取部の一例を示してい
る。フイルム1は、ガイドロール2、3、4を経た後、
接圧ロール5によって所定の面圧で押圧されながら、巻
取コア6上にシート状物ロール7として巻き取られる。
本発明の対象となるしわ伸ばしロールは、搬送ロールと
してのガイドロール2、3、4のいずれかのロール、あ
るいは接圧ロール5に適用可能である。
【0019】図2および図3は、本発明に係るしわ伸ば
しロールの第1実施例を示している。図において、11
はしわ伸ばしロール全体を示しており、12はその軸を
示している。しわ伸ばしロール11のロール表面には、
長手方向中央部から両端部に向かって、リード角が相反
する方向に傾斜したらせん溝13が形成されている。こ
のらせん溝13は、図3に示すように、ロール表面部の
ゴム14によって形成されており、各らせん溝13は、
縦断面(図3に示す断面)において、ロール径方向に傾
斜して立ち上がっている。つまり、らせん溝13間のゴ
ム壁14aが、ロール径方向に傾斜して立ち上がってお
り、フイルム1からの押圧力に対し弾性復元力を発揮
し、らせん溝13によるしわ伸ばし効果を助長できるよ
うになっている。
【0020】上記ロール表面のゴム14の表面に、帯電
序列がゴム14よりも負側に位置する物質15が被覆さ
れている。本実施例では、被覆物質15はテフロン樹脂
からなっている。したがって、被覆物質15の帯電序列
は、ポリエステルやポリエチレンのフイルム1に対し負
側に位置している。また、本実施例では、テフロン樹脂
はコーディングによって被覆されている。
【0021】この被覆物質は、テフロンに限らず、他の
物質であってもよい。好ましくは、フイルム1に対し帯
電序列の近い物質であり、中でも、フイルム1と帯電序
列が同じか、それよりも負側に位置する物質が望まし
い。
【0022】このようなしわ伸ばしロール1において
は、被覆物質15の帯電序列が、従来のゴム表面に比
べ、フイルム1に対し非常に近くなるか、あるいはそれ
よりも負側に位置し、フイルム1の帯電量が極めて低く
抑えられる。また、帯電量が非常に小さくなるので、た
とえ帯電むらが生じても、むら自身は全く問題なくな
る。
【0023】また、上記物質15を被覆した状態におい
ても、ゴム14の層によって形成されたらせん溝13は
実質的にそのままロール表面に現れるので、該らせん溝
13によるフイルム1の拡幅効果、しわ伸ばし効果は良
好に維持される。また、ゴム壁14aの弾性復元力によ
るしわ伸ばし効果もそのまま確保される。その結果、良
好なしわ伸ばし効果がそのまま維持されつつ、静電気の
帯電量が極めて低く抑えられる。
【0024】図4、図5は、本発明の第2実施例に係る
しわ伸ばしロールを示している。本実施例のしわ伸ばし
ロール21においては、ロール表面におけるゴム14の
表面に、シート状物の形態に形成された物質22が、ロ
ール径方向に収縮性をもたせつつ被せられている。本実
施例では、物質22は、合成繊維のニット(例えばポリ
エステルニット)に形成されており、一旦拡径した状態
でチューブ状ニットをロールに被せ、ニット自身が有す
る収縮性を利用してゴム14の表面に密着され、かつ接
着されている。
【0025】このような構成にあっても、基本的に、ら
せん溝13はロール表面に現われてそのしわ伸ばし作用
を発揮でき、かつ、ゴム壁14aの弾性復元力もそのま
ま発揮される。したがって、良好なしわ伸ばし効果がそ
のまま維持されつつ、被覆物質22によりフイルム1へ
の静電気の帯電量が極めて低く抑えられる。
【0026】物質22のシート状物形態としては、ニッ
トに限らず、他の織物形態、あるいは単なるシートチュ
ーブ形態であってもよい。また、フイルム1がポリエス
テルフイルムである場合、上記のように物質22をポリ
エステルニットで形成しておけば、フイルム1と物質2
2の帯電序列が実質的に同じになり、フイルム1の静電
気帯電量が極めて低く抑えられる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のしわ伸ば
しロールによるときは、らせん溝付しわ伸ばしロールの
ゴム表面に特定の帯電序列の物質を被覆するようにした
ので、らせん溝による良好なしわ伸ばし効果をそのまま
維持しつつ、シート状物の静電気帯電量を大幅に低減で
き、帯電むらのレベルも問題のないレベルにまで低減す
ることができる。したがって、静電気帯電に伴う工程ト
ラブルや二次加工におけるトラブルを解消することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート状物の搬送部および巻取部の概略構成図
である。
【図2】本発明の第1実施例に係るしわ伸ばしロールの
正面図である。
【図3】図2のIII部の部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るしわ伸ばしロールの
正面図である。
【図5】図4のV部の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチックフイルム 2、3、4 搬送ロールとしてのガイドロール 5 接圧ロール 6 巻取コア 7 シート状物ロール 11、21 しわ伸ばしロール 12 軸 13 らせん溝 14 ゴム 14a ゴム壁 15、22 被覆物質

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムを被覆したロール表面上でシート状
    物を搬送し、ロール表面の長手方向中央部から両端部に
    向かって、リード角が相反する方向に傾斜したらせん溝
    を有するしわ伸ばしロールにおいて、ロール表面におけ
    る前記ゴムの表面に、帯電序列が該ゴムよりも負側に位
    置する物質を被覆したことを特徴とするしわ伸ばしロー
    ル。
  2. 【請求項2】 ゴムを被覆したロール表面上でシート状
    物を搬送し、ロール表面の長手方向中央部から両端部に
    向かって、リード角が相反する方向に傾斜したらせん溝
    を有するしわ伸ばしロールにおいて、ロール表面におけ
    る前記ゴムの表面に、帯電序列が前記シート状物と同じ
    かそれよりも負側に位置する物質を被覆したことを特徴
    とするしわ伸ばしロール。
  3. 【請求項3】 前記物質が前記ゴムの表面にコーティン
    グにより被覆されている、請求項1または2のしわ伸ば
    しロール。
  4. 【請求項4】 前記物質がシート状物の形態に形成され
    ており、該シート状物の形態に形成された物質が、ロー
    ル径方向に収縮性をもたせつつ前記ゴムの表面に被せら
    れている、請求項1または2のしわ伸ばしロール。
  5. 【請求項5】 前記しわ伸ばしロールが、ロール状に巻
    き取られつつあるシート状物ロールの表面に接触される
    接圧ロールである、請求項1ないし4のいずれかに記載
    のしわ伸ばしロール。
  6. 【請求項6】 前記しわ伸ばしロールが、所定の巻付角
    をもってシート状物を搬送する搬送ロールである、請求
    項1ないし4のいずれかに記載のしわ伸ばしロール。
JP9791895A 1995-03-29 1995-03-29 しわ伸ばしロール Pending JPH08268608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002864A1 (en) * 2002-06-27 2004-01-08 Cryovac, Inc. Wrinkle reduction assembly
KR20150096481A (ko) * 2012-12-20 2015-08-24 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 정전기 감소 롤러 및 웨브 상의 정전기를 감소시키는 방법

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