JPH0827360A - エポキシ樹脂組成物及び繊維強化複合材料 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物及び繊維強化複合材料Info
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- JPH0827360A JPH0827360A JP6166710A JP16671094A JPH0827360A JP H0827360 A JPH0827360 A JP H0827360A JP 6166710 A JP6166710 A JP 6166710A JP 16671094 A JP16671094 A JP 16671094A JP H0827360 A JPH0827360 A JP H0827360A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】低粘度で含浸性に優れ、耐熱性が高く、かつ硬
化後の成形品に残留する内部応力の小さなFRP用のエ
ポキシ樹脂組成物及びそれから得られる耐熱性が高く、
かつ内部応力の小さなFRPを提供する。 【構成】直径1μm以下の少なくとも部分的に架橋した
ゴム微粒子(a)10〜50重量部、常温で液状のエポ
キシ樹脂(b)100重量部及び常温で液状の硬化剤
(c)とから成るエポキシ樹脂組成物、並びに該樹脂組
成物を補強繊維に含浸、硬化して得られる繊維強化複合
材料。
化後の成形品に残留する内部応力の小さなFRP用のエ
ポキシ樹脂組成物及びそれから得られる耐熱性が高く、
かつ内部応力の小さなFRPを提供する。 【構成】直径1μm以下の少なくとも部分的に架橋した
ゴム微粒子(a)10〜50重量部、常温で液状のエポ
キシ樹脂(b)100重量部及び常温で液状の硬化剤
(c)とから成るエポキシ樹脂組成物、並びに該樹脂組
成物を補強繊維に含浸、硬化して得られる繊維強化複合
材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化複合材料(以
下FRPと略記)用のエポキシ樹脂組成物及びそれを用
いて得られるFRPに関する。
下FRPと略記)用のエポキシ樹脂組成物及びそれを用
いて得られるFRPに関する。
【0002】
【従来の技術】マトリックス樹脂を強化繊維で補強した
FRPは軽量、かつ高弾性、高強度のメリットを活かし
て、釣竿、ゴルフシャフト、テニスラケット等のスポー
ツ用途から航空機、船舶、自動車等の構造材料、あるい
はロール等の工業材料など、様々な用途に用いられてい
る。現在、これらFRPの問題点として、成形品に残存
する内部応力に伴う歪、あるいはクラックがある。
FRPは軽量、かつ高弾性、高強度のメリットを活かし
て、釣竿、ゴルフシャフト、テニスラケット等のスポー
ツ用途から航空機、船舶、自動車等の構造材料、あるい
はロール等の工業材料など、様々な用途に用いられてい
る。現在、これらFRPの問題点として、成形品に残存
する内部応力に伴う歪、あるいはクラックがある。
【0003】この内部応力については2つの要素がその
原因となっている。1つは硬化反応に伴う反応収縮、も
う1つは冷却時の熱収縮である。このうち反応収縮に関
してはその収縮量の比較的小さな樹脂としてエポキシ樹
脂が挙げられる。エポキシ樹脂は硬化後の物性にも優れ
ており、FRP用の樹脂として最適である。しかしこの
エポキシ樹脂も耐熱性が高くなると大きな熱収縮によ
り、成形品にクラックが発生し物性が低下する、あるい
は成形後の製品に反りが発生してしまう等のトラブルが
起こっている。この熱収縮による内部応力を防ぐ方法と
しては硬化樹脂の弾性率を低減させる方法が有効であ
り、そのためCTBN等のゴム変性エポキシ樹脂を組成
に加える方法がよく用いられる。この方法は硬化反応中
にゴム成分が相分離して析出し、耐熱性を低下させずに
弾性率のみを低減できる方法であるが、硬化条件によっ
てはうまく相分離せず、弾性率の低下とともに耐熱性も
低下してしまうので注意が必要であった。またこの方法
は未硬化樹脂の粘度の上昇をもたらし、含浸性の低下、
及びそれに伴う物性の低下が問題となっていた。
原因となっている。1つは硬化反応に伴う反応収縮、も
う1つは冷却時の熱収縮である。このうち反応収縮に関
してはその収縮量の比較的小さな樹脂としてエポキシ樹
脂が挙げられる。エポキシ樹脂は硬化後の物性にも優れ
ており、FRP用の樹脂として最適である。しかしこの
エポキシ樹脂も耐熱性が高くなると大きな熱収縮によ
り、成形品にクラックが発生し物性が低下する、あるい
は成形後の製品に反りが発生してしまう等のトラブルが
起こっている。この熱収縮による内部応力を防ぐ方法と
しては硬化樹脂の弾性率を低減させる方法が有効であ
り、そのためCTBN等のゴム変性エポキシ樹脂を組成
に加える方法がよく用いられる。この方法は硬化反応中
にゴム成分が相分離して析出し、耐熱性を低下させずに
弾性率のみを低減できる方法であるが、硬化条件によっ
てはうまく相分離せず、弾性率の低下とともに耐熱性も
低下してしまうので注意が必要であった。またこの方法
は未硬化樹脂の粘度の上昇をもたらし、含浸性の低下、
及びそれに伴う物性の低下が問題となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解消し、低粘度で含浸性に優れ、耐熱性が高
く、かつ硬化後の成形品に残留する内部応力の小さなF
RP用のエポキシ樹脂組成物及びそれから得られる耐熱
性が高く、かつ内部応力の小さなFRPの提供を課題と
するものである。
問題点を解消し、低粘度で含浸性に優れ、耐熱性が高
く、かつ硬化後の成形品に残留する内部応力の小さなF
RP用のエポキシ樹脂組成物及びそれから得られる耐熱
性が高く、かつ内部応力の小さなFRPの提供を課題と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、直径1μm
以下の少なくとも部分的に架橋したゴム微粒子(a)1
0〜50重量部、常温で液状のエポキシ樹脂(b)10
0重量部及び常温で液状の硬化剤(c)とから成るエポ
キシ樹脂組成物、並びに該樹脂組成物を補強繊維に含
浸、硬化して得られる繊維強化複合材料によって解決さ
れる。
以下の少なくとも部分的に架橋したゴム微粒子(a)1
0〜50重量部、常温で液状のエポキシ樹脂(b)10
0重量部及び常温で液状の硬化剤(c)とから成るエポ
キシ樹脂組成物、並びに該樹脂組成物を補強繊維に含
浸、硬化して得られる繊維強化複合材料によって解決さ
れる。
【0006】本発明に用いられる(a)成分のゴム微粒
子は補強繊維内への含浸性から、直径が1μm以下でな
ければならず、0.5μm以下は更に好ましい。ゴムの
種類には特に制限はなく、アクリルゴム、イソプレンゴ
ム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエン
ゴム等が用いられる。ゴム微粒子の表面を変性し、マト
リックスとの接着性を改良したものは更に好ましい。こ
の(a)成分の添加量としては成分(b)のエポキシ樹
脂100重量部に対して10〜50重量部である。10
重量部未満だと低応力化の効果が小さくなってしまい、
また50重量部を越えると粘度が高くなりすぎて含浸性
に悪影響を与えるので好ましくない。
子は補強繊維内への含浸性から、直径が1μm以下でな
ければならず、0.5μm以下は更に好ましい。ゴムの
種類には特に制限はなく、アクリルゴム、イソプレンゴ
ム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエン
ゴム等が用いられる。ゴム微粒子の表面を変性し、マト
リックスとの接着性を改良したものは更に好ましい。こ
の(a)成分の添加量としては成分(b)のエポキシ樹
脂100重量部に対して10〜50重量部である。10
重量部未満だと低応力化の効果が小さくなってしまい、
また50重量部を越えると粘度が高くなりすぎて含浸性
に悪影響を与えるので好ましくない。
【0007】成分(b)のエポキシ樹脂は常温で液状で
なければならず、このようなエポキシ樹脂としては汎用
低粘度のビスフェノールA型、F型、アミノグリシジル
型、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン型等の
エポキシを単独で、あるいは求められる物性により適宜
混合して用いることが出来る。また(a)のゴム微粒子
を予め分散させたエポキシ樹脂を用いることもできる。
なければならず、このようなエポキシ樹脂としては汎用
低粘度のビスフェノールA型、F型、アミノグリシジル
型、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン型等の
エポキシを単独で、あるいは求められる物性により適宜
混合して用いることが出来る。また(a)のゴム微粒子
を予め分散させたエポキシ樹脂を用いることもできる。
【0008】成分(c)の硬化剤は常温で液体であれば
特に制限はなく、酸無水物系、アミン系、アミド系、イ
ミダゾール系等の硬化剤が使用可能である。
特に制限はなく、酸無水物系、アミン系、アミド系、イ
ミダゾール系等の硬化剤が使用可能である。
【0009】上記成分(a)、(b)及び(c)からな
るエポキシ樹脂組成物を用いて耐熱性が高く、かつ内部
応力の小さなFRPを提供することも本発明の目的であ
るが、FRPの成形法には特に制限はない。例えば上記
エポキシ樹脂組成物を補強繊維のトウに含浸し、マンド
レルに巻き付けて成形するFW法や、補強繊維を定長に
カットしたものと均一混合し、型内に射出して硬化する
インジェクション法、型内に補強繊維の織物をセット
し、そこへ樹脂を射出するRTM法等が挙げられる。
るエポキシ樹脂組成物を用いて耐熱性が高く、かつ内部
応力の小さなFRPを提供することも本発明の目的であ
るが、FRPの成形法には特に制限はない。例えば上記
エポキシ樹脂組成物を補強繊維のトウに含浸し、マンド
レルに巻き付けて成形するFW法や、補強繊維を定長に
カットしたものと均一混合し、型内に射出して硬化する
インジェクション法、型内に補強繊維の織物をセット
し、そこへ樹脂を射出するRTM法等が挙げられる。
【0010】本発明のFRPを成形する際の補強繊維に
も特に制限はなく、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊
維、ボロン繊維、金属繊維等が用いられるが、その中で
も炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維が好適に用いら
れる。
も特に制限はなく、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊
維、ボロン繊維、金属繊維等が用いられるが、その中で
も炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維が好適に用いら
れる。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。実施例、比較例中の化合物の略号、及び試験法は
以下の通りである。 Ep828 :ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(油化シェル) Ep807 :ビスフェノールF型エポキシ樹脂
(油化シェル) ELM−100 :アミノグリシジル型エポキシ樹脂
(住友化学) TSR−601 :CTBN変性エポキシ樹脂(大日本
インキ) CX−MN77 :アクリルゴム微粒子分散エポキシ樹
脂(日本触媒) CX−MN110:アクリルゴム微粒子分散エポキシ樹
脂(日本触媒) MNA :無水メチルナジック酸 BDMA :ベンジルジメチルアミン ET−100 :エタキュア−100(エチルコーポ
レーション)
する。実施例、比較例中の化合物の略号、及び試験法は
以下の通りである。 Ep828 :ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(油化シェル) Ep807 :ビスフェノールF型エポキシ樹脂
(油化シェル) ELM−100 :アミノグリシジル型エポキシ樹脂
(住友化学) TSR−601 :CTBN変性エポキシ樹脂(大日本
インキ) CX−MN77 :アクリルゴム微粒子分散エポキシ樹
脂(日本触媒) CX−MN110:アクリルゴム微粒子分散エポキシ樹
脂(日本触媒) MNA :無水メチルナジック酸 BDMA :ベンジルジメチルアミン ET−100 :エタキュア−100(エチルコーポ
レーション)
【0012】<TMA Tg測定> 装置 :TAインスツルメント製 943TMA モード :エクスパンジョン 荷重 :1g 昇温速度:10℃/min
【0013】<粘度測定> 装置 :レオメトリックス製 RDA−700 モード :Temp.Ramp プレート:ディスク型(50φ) 速度 :10rad/sec
【0014】(実施例1)(a)成分として直径1μm
のアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分として
Ep828を100重量部、(c)成分としてMNAを
90重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合した。
こうして得られた本発明のエポキシ樹脂組成物を三菱レ
イヨン製炭素繊維、TR−30G、12Kのクロス(1
50g/m2、密度=1.8g/cm2)の20ply積
層物をセットした6mm厚の金型に50℃で注入し、そ
の後150℃×2hr+170℃×3hrで硬化成形し
てFRPを得た。得られたFRPのTMA Tgを測定
したところ150℃であった。また、クロス面に垂直な
面を研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴムは均
一に分散されており、ボイドもクラックもなかった。
のアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分として
Ep828を100重量部、(c)成分としてMNAを
90重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合した。
こうして得られた本発明のエポキシ樹脂組成物を三菱レ
イヨン製炭素繊維、TR−30G、12Kのクロス(1
50g/m2、密度=1.8g/cm2)の20ply積
層物をセットした6mm厚の金型に50℃で注入し、そ
の後150℃×2hr+170℃×3hrで硬化成形し
てFRPを得た。得られたFRPのTMA Tgを測定
したところ150℃であった。また、クロス面に垂直な
面を研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴムは均
一に分散されており、ボイドもクラックもなかった。
【0015】(比較例1)(a)成分を用いない以外は
実施例1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を調製し、F
RPを成形した。尚、このエポキシ樹脂組成物の粘度は
30℃で22ポイズであった。得られたFRPのTMA
Tgを測定したところ150℃であった。また、クロ
ス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、ボイ
ドはなかったが、クラックが見られた。
実施例1と同様にしてエポキシ樹脂組成物を調製し、F
RPを成形した。尚、このエポキシ樹脂組成物の粘度は
30℃で22ポイズであった。得られたFRPのTMA
Tgを測定したところ150℃であった。また、クロ
ス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、ボイ
ドはなかったが、クラックが見られた。
【0016】(比較例2)(a)成分として直径2μm
のアクリルゴム微粒子を用いる以外は実施例1と同様に
してエポキシ樹脂組成物を調整し、FRPを成形した。
得られたFRPのTMA Tgを測定したところ150
℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微
鏡観察したところ、ボイドはなかったがアクリルゴムは
均一に分散されておらず、積層内部にはクラックが見ら
れた。
のアクリルゴム微粒子を用いる以外は実施例1と同様に
してエポキシ樹脂組成物を調整し、FRPを成形した。
得られたFRPのTMA Tgを測定したところ150
℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微
鏡観察したところ、ボイドはなかったがアクリルゴムは
均一に分散されておらず、積層内部にはクラックが見ら
れた。
【0017】(比較例3)(a)成分を用いず、(b)
成分としてEp828を70重量部、TSR−601を
30重量部、(c)成分としてMNAを90重量部、B
DMAを2重量部用いて均一混合してエポキシ樹脂組成
物を調整し、実施例1と同様にしてFRPを成形した。
得られたFRPのTMA Tgを測定したところ142
℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微
鏡観察したところ、ボイド、クラックが多く見られた。
成分としてEp828を70重量部、TSR−601を
30重量部、(c)成分としてMNAを90重量部、B
DMAを2重量部用いて均一混合してエポキシ樹脂組成
物を調整し、実施例1と同様にしてFRPを成形した。
得られたFRPのTMA Tgを測定したところ142
℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微
鏡観察したところ、ボイド、クラックが多く見られた。
【0018】(比較例4)実施例1で使用した(a)成
分のアクリルゴム微粒子を5重量部にする以外は実施例
1と同様にエポキシ樹脂組成物を調製し、FRPを成形
した。得られたFRPのTMA Tgを測定したところ
150℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨し
て顕微鏡観察したところ、積層内部に若干クラックが発
生していた。
分のアクリルゴム微粒子を5重量部にする以外は実施例
1と同様にエポキシ樹脂組成物を調製し、FRPを成形
した。得られたFRPのTMA Tgを測定したところ
150℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨し
て顕微鏡観察したところ、積層内部に若干クラックが発
生していた。
【0019】(実施例2)(a)成分として実施例1で
使用したアクリルゴム微粒子を10重量部用いる以外は
実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物を調製
し、FRPを成形した。得られたFRPのTMA Tg
を測定したところ150℃であった。また、クロス面に
垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴ
ムは均一に分散されており、ボイドもクラックもなかっ
た。
使用したアクリルゴム微粒子を10重量部用いる以外は
実施例1と同様に本発明のエポキシ樹脂組成物を調製
し、FRPを成形した。得られたFRPのTMA Tg
を測定したところ150℃であった。また、クロス面に
垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴ
ムは均一に分散されており、ボイドもクラックもなかっ
た。
【0020】(実施例3)(a)成分として実施例1で
使用したアクリルゴム微粒子を50重量部用いる以外は
実施例1と同様にエポキシ樹脂組成物を調製し、FRP
を成形した。得られたFRPのTMA Tgを測定した
ところ150℃であった。また、クロス面に垂直な面を
研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴムは均一に
分散されており、ボイドもクラックもなかった。
使用したアクリルゴム微粒子を50重量部用いる以外は
実施例1と同様にエポキシ樹脂組成物を調製し、FRP
を成形した。得られたFRPのTMA Tgを測定した
ところ150℃であった。また、クロス面に垂直な面を
研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴムは均一に
分散されており、ボイドもクラックもなかった。
【0021】(比較例5)実施例1で使用した(a)成
分のアクリルゴム微粒子を60重量部用いる以外は実施
例1と同様にエポキシ樹脂組成物を調製し、FRPを成
形した。得られたFRPのTMA Tgを測定したとこ
ろ150℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨
して顕微鏡観察したところ、積層内部にはボイドが多数
見られた。
分のアクリルゴム微粒子を60重量部用いる以外は実施
例1と同様にエポキシ樹脂組成物を調製し、FRPを成
形した。得られたFRPのTMA Tgを測定したとこ
ろ150℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨
して顕微鏡観察したところ、積層内部にはボイドが多数
見られた。
【0022】(実施例4)(a)成分として実施例1で
使用したアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分
としてEp828を100重量部、(c)成分としてE
T−100を25重量部用いて均一混合し、本発明のエ
ポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて実施例1と同様
にしてFRPを成形した。ただし硬化条件は150℃×
2hr+180℃×3hrとした。得られたFRPのT
MA Tgを測定したところ185℃であった。また、
クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、
アクリルゴムは均一に分散されており、ボイドもクラッ
クもなかった。
使用したアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分
としてEp828を100重量部、(c)成分としてE
T−100を25重量部用いて均一混合し、本発明のエ
ポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて実施例1と同様
にしてFRPを成形した。ただし硬化条件は150℃×
2hr+180℃×3hrとした。得られたFRPのT
MA Tgを測定したところ185℃であった。また、
クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、
アクリルゴムは均一に分散されており、ボイドもクラッ
クもなかった。
【0023】(比較例6)(a)成分のアクリルゴム微
粒子を用いない以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹
脂組成物を調製し、FRPを成形した。得られたFRP
のTMA Tgを測定したところ185℃であった。ま
た、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したとこ
ろ、ボイドはなかったが、かなりのクラックが見られ
た。
粒子を用いない以外は実施例4と同様にしてエポキシ樹
脂組成物を調製し、FRPを成形した。得られたFRP
のTMA Tgを測定したところ185℃であった。ま
た、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したとこ
ろ、ボイドはなかったが、かなりのクラックが見られ
た。
【0024】(比較例7)(a)成分として比較例2で
使用した直径2μmのアクリルゴム微粒子を用いる以外
は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂組成物を得、FR
Pを成形した。得られたFRPのTMA Tgを測定し
たところ185℃であった。また、クロス面に垂直な面
を研磨して顕微鏡観察したところ、ボイドはなかったが
アクリルゴムは均一に分散されておらず、積層内部には
クラックが見られた。
使用した直径2μmのアクリルゴム微粒子を用いる以外
は実施例4と同様にしてエポキシ樹脂組成物を得、FR
Pを成形した。得られたFRPのTMA Tgを測定し
たところ185℃であった。また、クロス面に垂直な面
を研磨して顕微鏡観察したところ、ボイドはなかったが
アクリルゴムは均一に分散されておらず、積層内部には
クラックが見られた。
【0025】(比較例8)(a)成分を用いず、(b)
成分としてEp828を70重量部、TSR−601を
30重量部、(c)成分としてET−100を25重量
部用いて均一混合した。このエポキシ樹脂組成物を用い
て実施例4と同様にしてFRPを成形した。得られたF
RPのTMA Tgを測定したところ170℃であっ
た。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察し
たところ、ボイド、クラックが多く見られた。
成分としてEp828を70重量部、TSR−601を
30重量部、(c)成分としてET−100を25重量
部用いて均一混合した。このエポキシ樹脂組成物を用い
て実施例4と同様にしてFRPを成形した。得られたF
RPのTMA Tgを測定したところ170℃であっ
た。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察し
たところ、ボイド、クラックが多く見られた。
【0026】(実施例5)(a)成分として実施例1で
使用したアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分
としてEp807を100重量部、(c)成分としてM
NAを90重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合
し、本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて
実施例1と同様にしてFRPを成形した。得られたFR
PのTMA Tgを測定したところ143℃であった。
また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したと
ころ、アクリルゴムは均一に分散されており、ボイドも
クラックもなかった。
使用したアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分
としてEp807を100重量部、(c)成分としてM
NAを90重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合
し、本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて
実施例1と同様にしてFRPを成形した。得られたFR
PのTMA Tgを測定したところ143℃であった。
また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したと
ころ、アクリルゴムは均一に分散されており、ボイドも
クラックもなかった。
【0027】(実施例6)(a)成分として実施例1で
使用したアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分
としてEp828を50重量部、ELM−100を50
重量部、(c)成分としてET−100を35重量部用
いて均一混合し、本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。
これを用いて実施例4と同様にしてFRPを成形した。
得られたFRPのTMA Tgを測定したところ204
℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微
鏡観察したところ、アクリルゴムは均一に分散されてお
り、ボイドもクラックもなかった。
使用したアクリルゴム微粒子を20重量部、(b)成分
としてEp828を50重量部、ELM−100を50
重量部、(c)成分としてET−100を35重量部用
いて均一混合し、本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。
これを用いて実施例4と同様にしてFRPを成形した。
得られたFRPのTMA Tgを測定したところ204
℃であった。また、クロス面に垂直な面を研磨して顕微
鏡観察したところ、アクリルゴムは均一に分散されてお
り、ボイドもクラックもなかった。
【0028】(実施例7)(a)、(b)成分としてC
X−MN77を100重量部、(c)成分としてMNA
を80重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合し、
本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて実施
例1と同様にFRPを成形した。得られたFRPのTM
A Tgを測定したところ150℃であった。また、ク
ロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、ア
クリルゴムは均一に分散されており、ボイドもクラック
もなかった。更にこのFRPを電顕で観察したところ、
アクリルゴム微粒子の直径は0.3μmであった。
X−MN77を100重量部、(c)成分としてMNA
を80重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合し、
本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて実施
例1と同様にFRPを成形した。得られたFRPのTM
A Tgを測定したところ150℃であった。また、ク
ロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したところ、ア
クリルゴムは均一に分散されており、ボイドもクラック
もなかった。更にこのFRPを電顕で観察したところ、
アクリルゴム微粒子の直径は0.3μmであった。
【0029】(実施例8)(a)、(b)成分としてC
X−MN77を100重量部、(c)成分としてET−
100を25重量部用いて均一混合し、本発明のエポキ
シ樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の粘度は30℃で
70ポイズであった。これを用いて実施例4と同様にF
RPを成形した。得られたFRPのTMA Tgを測定
したところ184℃であった。また、クロス面に垂直な
面を研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴムは均
一に分散されており、ボイドもクラックもなかった。
X−MN77を100重量部、(c)成分としてET−
100を25重量部用いて均一混合し、本発明のエポキ
シ樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の粘度は30℃で
70ポイズであった。これを用いて実施例4と同様にF
RPを成形した。得られたFRPのTMA Tgを測定
したところ184℃であった。また、クロス面に垂直な
面を研磨して顕微鏡観察したところ、アクリルゴムは均
一に分散されており、ボイドもクラックもなかった。
【0030】(実施例9)(a)、(b)成分としてC
X−MN110を100重量部、(c)成分としてMN
Aを80重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合
し、本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて
実施例1と同様にFRPを成形した。得られたFRPの
TMA Tgを測定したところ148℃であった。ま
た、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したとこ
ろ、アクリルゴムは均一に分散されており、ボイドもク
ラックもなかった。更にこのFRPを電顕で観察したと
ころ、アクリルゴム微粒子の直径は0.3μmであっ
た。
X−MN110を100重量部、(c)成分としてMN
Aを80重量部、BDMAを2重量部用いて均一混合
し、本発明のエポキシ樹脂組成物を得た。これを用いて
実施例1と同様にFRPを成形した。得られたFRPの
TMA Tgを測定したところ148℃であった。ま
た、クロス面に垂直な面を研磨して顕微鏡観察したとこ
ろ、アクリルゴムは均一に分散されており、ボイドもク
ラックもなかった。更にこのFRPを電顕で観察したと
ころ、アクリルゴム微粒子の直径は0.3μmであっ
た。
【0031】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物は低粘度で
含浸性に優れ、またそれを用いて得られるFRPはボイ
ドがなく、耐熱性が高く、かつ内部応力が小さいため、
成形品の反り、クラックが大幅に低減できる。
含浸性に優れ、またそれを用いて得られるFRPはボイ
ドがなく、耐熱性が高く、かつ内部応力が小さいため、
成形品の反り、クラックが大幅に低減できる。
Claims (2)
- 【請求項1】直径1μm以下の少なくとも部分的に架橋
したゴム微粒子(a)10〜50重量部、常温で液状の
エポキシ樹脂(b)100重量部及び常温で液状の硬化
剤(c)とから成るエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項2】請求項1記載のエポキシ樹脂組成物を補強
繊維に含浸、硬化して得られる繊維強化複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6166710A JPH0827360A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | エポキシ樹脂組成物及び繊維強化複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6166710A JPH0827360A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | エポキシ樹脂組成物及び繊維強化複合材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0827360A true JPH0827360A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15836328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6166710A Pending JPH0827360A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | エポキシ樹脂組成物及び繊維強化複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0827360A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998051744A1 (en) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Daiso Co., Ltd. | Epoxy resin composition |
| JPH11218185A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-10 | Kurashiki Kako Co Ltd | 防振マウント |
| US6994466B2 (en) | 2002-02-19 | 2006-02-07 | Seiko Epson Corporation | Timepiece with time correction mechanism |
| WO2015029626A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 住友理工株式会社 | 繊維強化樹脂成形体およびそれを用いた自動車用部品 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP6166710A patent/JPH0827360A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998051744A1 (en) * | 1997-05-12 | 1998-11-19 | Daiso Co., Ltd. | Epoxy resin composition |
| JPH11218185A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-10 | Kurashiki Kako Co Ltd | 防振マウント |
| US6994466B2 (en) | 2002-02-19 | 2006-02-07 | Seiko Epson Corporation | Timepiece with time correction mechanism |
| WO2015029626A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 住友理工株式会社 | 繊維強化樹脂成形体およびそれを用いた自動車用部品 |
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