JPH08277914A - At車用シフトレバー装置 - Google Patents

At車用シフトレバー装置

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JPH08277914A
JPH08277914A JP9986695A JP9986695A JPH08277914A JP H08277914 A JPH08277914 A JP H08277914A JP 9986695 A JP9986695 A JP 9986695A JP 9986695 A JP9986695 A JP 9986695A JP H08277914 A JPH08277914 A JP H08277914A
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JP
Japan
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select lever
push
pull cable
stopper
detent
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JP9986695A
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Tatsufumi Masuda
達史 増田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AT車用シフトレバー装置の格納構造および
操作方法を単純化する。 【構成】 セレクトレバー1にブラケット11を設ける。
セレクトレバー1とトランスミッション本体とを連結す
るプッシュプルケーブル4の端部 401を、ブラケット11
の案内溝に移動自在に係合する。また、プッシュプルケ
ーブル4の端部 401を、案内溝の所定位置に固定するス
トッパー12を有する。ストッパー12が作動しているとき
には、プッシュプルケーブル4の引き出し量は、セレク
トレバー1の傾倒角度に対応して変化し、ATの走行レ
ンジを自在に選択する。ストッパー12の作動解除をした
後には、セレクトレバー1の傾倒角度を変化させても、
プッシュプルケーブル4の引き出し量は不変である。よ
って、プッシュプルケーブル4に無理な力を加えずに、
セレクトレバー1を格納位置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AT(オートマチック
トランスミッション)車用シフトレバー装置の構造に関
し、詳しくは車室内における座席間の乗員の移動(ウオ
ークスルーと云う)を容易にするためのセレクトレバー
の格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】AT車のシフトレバー装置は、フロアシ
フト形式の場合には、図12に示すようにセレクトレバー
1が運転席2と図示しない助手席との間から突出してい
る。そして、セレクトレバー1の下方に傾倒軸3を有
し、傾倒軸3の上方に取付けられたブラケット11にプッ
シュプルケーブル4の端部を枢着している。そして、セ
レクトレバー1の傾倒角度を変更することにより、プッ
シュプルケーブル4の引き出し量を調節することが可能
となっている。プッシュプルケーブル4は、トランスミ
ッション本体のリンケージ機構に連動しており、その引
き出し量を調節することにより複数の走行レンジ、例え
ば、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュート
ラル)、D(ドライブ)、2(セカンド)、L(ロー)
の6つのレンジを選択することができる。
【0003】また、図13に示すように、セレクトレバー
1は上下動自在に突出するデテントピン5を有し、デテ
ントプレート6に設けられたデテントホール7の凹凸端
面8に対して係合離脱するようになっている。このデテ
ントピン5と凹凸端面8とが係合した状態では、セレク
トレバー1の前後作動を規制し、デテントピン5と凹凸
端面8とを離脱した状態では、セレクトレバー1の前後
作動は自在となる。また、前記デテントピン5の上下の
作動は、セレクトレバー1上端に設けたノブ9のセレク
トボタン10を押圧することにより行うことが可能であ
る。
【0004】ところで、ウオークスルーを行うときに
は、自動車が不用意に移動しないようにPレンジを選択
した状態で行うようになっている。しかしながら、Pレ
ンジを選択した状態では、セレクトレバー1は乗員の移
動が非常に困難な位置にある。したがって、このセレク
トレバー1を図12に示すKの位置まで格納可能としたも
のがすでに考え出されており、例えば実公平2-32928 号
公報等にその詳細が開示されている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、従来の
セレクトレバー1が格納可能なAT車用シフトレバー装
置には、以下の点で改善する余地があった。実公平2-32
928 号公報に開示された形式においては、セレクトレバ
ー1と連結もしくは離脱可能な別体のレバーを設け、該
別体のレバーにケーブル等からなるトランスミッション
本体との連結部材を取付けている。通常はセレクトレバ
ー1と前記別体のレバーとが連結し、セレクトレバーの
傾倒角度とトランスミッション本体のリンケージ機構と
が連動する。また、セレクトレバー1と前記別体のレバ
ーとを離脱した状態においては、トランスミッション本
体のリンケージ機構とは無関係に、セレクトレバー1の
みが単独で傾倒し、格納位置Kまで傾倒させることがで
きる。
【0006】この構成においては前記別体のレバー、お
よび、前記別体のレバーとセレクトレバー1との連結構
造を必要とする。したがって、従来のセレクトレバーの
格納構造を持たないAT車用シフトレバー装置の構造を
流用して、格納可能な構造を付加することが困難であっ
た。また、操作方法においても以下のような問題点があ
った。すなわち、セレクトボタンを押すストロークとし
て、通常の走行レンジ選択時には浅く、セレクトレバー
1の格納時には深くと、2種類のストロークを使い分け
る必要があり、操作が煩雑であった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、セレクトレバーを格納
可能とし、かつ、その格納構造および操作方法が単純な
AT車用シフトレバー装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、セレクトレバーの傾倒角度とト
ランスミッション本体に連結するプッシュプルケーブル
の引き出し量とが連動可能であるAT車用シフトレバー
装置において、前記プッシュプルケーブルの端部を、前
記セレクトレバーに設けたブラケットの案内溝に移動自
在に係合すると共に、前記プッシュプルケーブルの端部
を前記案内溝の所定位置に固定するストッパーを有する
ことを特徴とする。
【0009】本発明においては、前記セレクトレバーか
ら突出するデテントピンが係合離脱するデテントホール
の前端部からさらに前方に、前記セレクトレバーの傾倒
軸を中心とする円弧状の溝を形成し、該円弧状の溝の入
口に出没自在なデテントロックを設け、該デテントロッ
クおよび前記プッシュプルケーブル端部のストッパーの
操作ボタンを設けることが望ましい。
【0010】
【作用】前記プッシュプルケーブルの端部を、前記セレ
クトレバーに設けたブラケットの案内溝に移動自在に係
合すると共に、前記プッシュプルケーブルの端部を前記
案内溝の所定位置に固定するストッパーを有する。前記
ストッパーが作動しているときには、前記プッシュプル
ケーブルの引き出し量は、セレクトレバーの傾倒角度に
対応して変化する。この状態においては、セレクトレバ
ーの傾倒角度を変化させることにより、ATの走行レン
ジを選択する。
【0011】また、前記セレクトレバーの傾倒角度が所
定角度をなすときに、前記ストッパーによるプッシュプ
ルケーブルの位置固定を解除可能としたので、該位置固
定の解除の後には、セレクトレバーの傾倒角度を変化さ
せても、プッシュプルケーブルの引き出し量は不変であ
る。よって、セレクトレバーをPレンジからさらに前方
の格納位置に傾倒させる際に、トランスミッション本体
のリンケージ機構に無理な力を加えることがない。
【0012】前記セレクトレバーから突出するデテント
ピンが係合離脱するデテントホールの前端部からさらに
前方に、前記セレクトレバーの傾倒軸を中心とする円弧
状の溝を形成し、該円弧状の溝の入口に出没自在なデテ
ントロックを設けているので、デテントロックが作動し
た状態では、前記円弧状の溝へデテントピンが進入しな
いようにする。よって、セレクトレバーはPレンジより
さらに前方へ傾倒することを防止する。
【0013】さらに、前記デテントロックおよび前記プ
ッシュプルケーブル端部のストッパーを解除する操作ボ
タンを設け、セレクトレバーの傾倒角度が所定角度をな
すときに、該操作ボタンを押圧して、格納位置への傾倒
作動を行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図中従来例と同一部分若しくは相当部分は同一符
号で示し、詳しい説明は省略する。
【0015】図1には、本実施例におけるAT車用シフ
トレバー装置の要部斜視図を示す。また、図2には側面
図を、図3及び図4には部分的な分解図を示して説明す
る。ところで、本発明におけるフロアシフト形式のAT
車用シフトレバー装置は、セレクトレバー1の傾倒角度
の変化を、プッシュプルケーブル4によって図示しない
トランスミッション本体に伝達するものである。プッシ
ュプルケーブル4の端部 401は円筒状をなし、通称タイ
コと呼ばれる。プッシュプルケーブルの取付けに際して
は、端部 401と略同一径をなす孔、凹部等の周上に、プ
ッシュプルケーブル4が挿通可能な幅を有する通路を形
成し、端部 401を前記孔、凹部等に、プッシュプルケー
ブル4を前記通路に、夫々嵌め込むことにより、端部 4
01を容易に保持し、プッシュプルケーブル4への動力伝
達を確実に行うことができるものである。本実施例にお
いては、セレクトレバー1に設けたブラケット11に円弧
状の案内溝 111を形成し、案内溝 111からブラケット11
の先端部に向けてスリット114を形成し、プッシュプル
ケーブル4をスリット 114に、端部 401を案内溝 111に
係合させている。なお、詳しい取付け構造については後
述する。
【0016】ところで、プッシュプルケーブル4は、図
示しないガイドトンネル状のアウタケーブル等で作動経
路が決められる二重ケーブルであり、引っ張り応力に対
してだけではなく、圧縮応力に対してもある程度の剛性
を持ち、引張力および押圧力を伝達することが可能であ
る。トランスミッション本体のリンケージ機構は、外力
が加わらない限り、すでに選択されている走行レンジを
維持するようになっている。そして、PレンジからLレ
ンジに向かう方向にセレクトレバー1を傾倒させるとき
には(図2参照)、トランスミッション本体のリンケー
ジ機構を、プッシュプルケーブル4の図示しない他端部
で引っ張ることにより作動させ、逆にLレンジからPレ
ンジに向かう方向にセレクトレバー1を傾倒させるとき
には、トランスミッション本体のリンケージ機構を、プ
ッシュプルケーブル4の図示しない他端部で押圧するこ
とにより作動させる。また、トランスミッション本体の
リンケージ機構を作動させるとき以外は、プッシュプル
ケーブル4には力が加わらない。
【0017】ここで、本実施例の特徴の1つであるプッ
シュプルケーブル4の端部 401の取付け構造について説
明する。前述のようにセレクトレバー1の前方には、ブ
ラケット11が取付けられている。図3に示すように、ブ
ラケット11にはセレクトレバー1の傾倒軸3を中心とす
る円弧状の案内溝 111を、所定長さだけ穿設している。
また、案内溝 111の後方には、軸孔 112を穿設してい
る。プッシュプルケーブル4の端部 401は、案内溝 111
に対して移動可能に装着する。また、ブラケット11の先
端部は、プッシュプルケーブル4が貫通可能であるよう
にスリット 114(図1)が設けられている。
【0018】また、ブラケット11を挟み込むように、断
面コ字形をなすストッパー12を(図1参照)、回動可能
に取付ける。ストッパー12の平行面 121には、前記ブラ
ケット11の案内溝 111と一致するスライド溝 122と、ス
ライド溝 122の先端部からスライド溝 122と略同一幅で
上方に延びる固定溝 123とを穿設している。また、スラ
イド溝 122の後方には、軸孔 124を設けている。さら
に、図1に示すように、デテントプレート6を貫通して
延びる作動アーム 125を後端部に形成している。さら
に、ストッパー12の下面 126は、後述する突起部21と摺
接するために、円弧状をなしている。
【0019】ストッパー12は、断面コ字形の開放端部を
上方に向けてブラケット11を内部に挟み込み(図1参
照)、ブラケット11の軸孔 112とストッパー12の軸孔 1
24とを一致させ、回動軸13をはめ込むことにより軸着す
る。また、ブラケット11とストッパ12との間には、図3
に示す巻きバネ14を掛け合わせている。よって、前記回
動軸13を作動中心として、ストッパ12の先端部がブラケ
ット11に対し下方に付勢されるようになっている。とこ
ろで、プッシュプルケーブル4の端部 401は、ストッパ
ー12のスライド溝 122および固定溝 123に対しても移動
可能となっている。
【0020】次に、デテントピン5のロック構造につい
て説明する。図2に示すように、セレクトレバー1から
突出するデテントピン5は、デテントプレート6に穿設
されたデテントホール7に対して、係合もしくは離脱す
ることが可能である。デテントホール7は、各走行レン
ジに対応する凹凸端面8を有するが、図4に示すよう
に、この凹凸端面8の前端部、すなわちPレンジを選択
する際に係合する部位 801からさらに前方に、セレクト
レバー1の傾倒軸3を中心とする円弧状の溝15を形成し
ている。円弧状の溝15の先端部は、セレクトレバー1が
後述する格納位置Kまで傾倒したときに、デテントピン
5が到達する位置まで延びている。また、円弧状の溝15
の前方の適当な位置に、後述するデテントロック16の回
動軸孔17を穿設している。
【0021】また、デテントロック16は、図4に示すよ
うに上方にくの字形に屈曲し、前端部に回動軸 161を有
する。そして、セレクトレバー1とは、デテントプレー
ト6を挟んで反対側に位置し、デテントプレート6の回
動軸孔17に回動軸 161を係合することにより回動可能と
なっている。そして、デテントロック16とデテントプレ
ート6に穿設した固定孔18との間に巻きバネ19を掛け合
わせ、デテントロック16の後端部 162を上方に付勢して
いる。よって、図2に示すように、凹凸端面8の前端部
801に連続する円弧状の溝15の入口に、デテントロック
16の後端部 162が重なり、デテントピン5が、円弧状の
溝15に侵入することを阻止している。
【0022】さらに、図1に示すようにデテントプレー
ト6には、ストッパー12の作動アーム 125が貫通し、セ
レクトレバー1とはデテントプレート6を挟んで反対側
に突出している。この作動アーム 125は、セレクトレバ
ー1の傾倒作動と共に移動するので、作動アーム 125の
全移動経路に亙って、デテントプレート6に貫通孔20が
形成されている。
【0023】ところで、図4に示すようにデテントプレ
ート6のセレクトレバー1を配置した方の面には、突起
部21を形成している。この突起部21は、図2に示すよう
にセレクトレバー1がPレンジにある状態で、ストッパ
ー2よりさらに前方に位置する。突起部21の上面 211
は、セレクトレバー1の傾倒軸3を中心とした円弧状を
なしている。そして、セレクトレバー1を、後述する格
納位置Kまでの傾倒作動をする際に、ストッパー12の下
面 126が突起部21の上面 211に摺接するようになってい
る(図11参照)。したがって、ストッパ下面 126と突起
部上面 211とは、略同一径の円弧状をなすことが望まし
い。
【0024】次に、前記デテントロック16およびストッ
パー12の操作ボタン22の構造について、以下に説明す
る。図1および図2に示すように、操作ボタン22は、セ
レクトレバー1とはデテントプレート6を挟んで反対側
に位置する。また、操作ボタン22は、セレクトレバー1
の傾倒作動とは無関係に、定位置にある。操作ボタン22
の下方には軸 221を有し、軸 221から横方向に延びる第
1の枝 222と第2の枝 223とを有する。操作ボタン22
は、バネ23(図4)によって上方に付勢され、上端部の
みを操作パネル24上に突出している。操作ボタン22の側
面には係止爪 224を有し、操作パネル24の一部に引っ掛
けることにより操作ボタン22の飛び出し防止となる。こ
のように操作ボタン22が上方に付勢された状態で、図1
に示すように第2の枝 223は常にデテントロック16の上
面に当接している。また、第1の枝 222は、セレクトレ
バー1の傾倒角度がPレンジを選択する状態で、ストッ
パー12の作動アーム 125の上面に当接する。
【0025】次に本発明のAT車用シフトレバー装置を
操作する際の作動手順について、以下に説明する。
【0026】セレクトレバー1によって各走行レンジを
選択する際の作動手順については、従来のAT車用シフ
トレバー装置と変わらないので、詳しい説明は省略す
る。セレクトレバー1を格納する際の手順として、まず
最初に従来と同様の手順によりPレンジを選択する。こ
のときの装置各部の状態を、図2および図5〜図8に示
す。
【0027】図5は、図2に示す要部側面図のうち、セ
レクトレバー1におけるプッシュプルケーブル4の取付
け構造についてを抜粋して示している。ブラケット11と
ストッパ12との間に掛け合わせた巻きバネ14により、ス
トッパ12の先端部を回動軸13を中心として、ブラケット
11に対して下方に付勢している。そして、ブラケット11
に形成した円弧状の案内溝 111の先端部と、ストッパー
12に形成した縦方向に延びる固定溝 123とが交差する部
位で、プッシュプルケーブル4の端部 401を挟持し、固
定している。この状態では、セレクトレバー1に対して
プッシュプルケーブル4の端部 401は固定されているの
で、セレクトレバー1の傾倒角度とプッシュプルケーブ
ル4の引き出し量とが連動する。また、図6に示すよう
に、操作ボタン22下方の、軸 221から横方向に延びる第
1の枝 222は、作動アーム 125の上面に当接している。
このとき作動アーム 125の上面は、操作ボタン22の押圧
作動方向に対して、ほぼ直角をなすように、若干後方に
傾斜している。また、作動アーム 125上面の傾倒角度
は、前後方向へのセレクトレバー1の作動時に、第1の
枝 222が、作動の妨げとならない角度とする。
【0028】図7は、図2に示す要部側面図のうち、デ
テントピン5のロック構造についてを抜粋して示してい
る。ここでは、デテントロック16とデテントプレート6
との間に掛け合わせた巻きバネ19により、デテントロッ
ク16の後端部 162を上方に付勢しており、操作ボタン22
下方の軸軸 221から横方向に延びる第2の枝 223に(図
8参照)、デテントロック16後端部 162の上面が当接し
ている。このとき、凹凸端面8の前端部 801に連続する
円弧状の溝15の入口に、デテントロック16の後端部 162
が突出している。よって、デテントピン5が、円弧状の
溝15に侵入しないようになっている。
【0029】次に、セレクトレバー1を格納する手順と
して、操作パネル24から突出した操作ボタン22を下方に
押圧する。このときの状態を図9に示して説明する。
【0030】操作ボタン22を押圧すると、操作ボタン22
の軸 221から横方向に延びる第1の枝 222によって(図
6参照)、ストッパー12の作動アーム 125を下方に押圧
し、ストッパー12の先端部を上方に回動させる。する
と、ストッパー12の固定溝 123は、ブラケット11に形成
した円弧状の案内溝 111の外にずれ出し、円弧状の案内
溝 111と、ストッパー12のスライド溝 122とが一致す
る。プッシュプルケーブル4の端部 401は案内溝 111に
対しては定位置のまま、固定溝 123との係合をといて、
プッシュプルケーブル4の端部 401をスライド溝 122に
係合する。よって、プッシュプルケーブル4の端部 401
は円弧状の案内溝 111と、スライド溝 122とが一致する
部位に沿って、ブラケット11およびストッパ12に対し変
位することができる。この状態においては、セレクトレ
バー1をさらに前方に傾倒させても、端部 401はセレク
トレバー1の移動に追従せず、相対的にスライド溝 122
と、案内溝 111との後方に移動する。
【0031】また同時に、図10に示すように、操作ボタ
ン22下方の、軸 221から横方向に延びる第2の枝 223に
よって(図8参照)、デテントロック16の後端部 161を
下方に押圧し、デテントホール7に形成された凹凸端面
8の、前端部 801に連続する円弧状の溝15の入口を開放
する。このとき、デテントピン5は円形状の溝15を前進
することが可能となり、セレクトレバー1をさらに前方
に傾倒させることができる。
【0032】最後に、操作ボタン22を押圧したままセレ
クトレバー1を前方に押圧することにより、セレクトレ
バー1は回動軸3を中心として前方に傾倒する。このと
き、デテントピン5は円形状の溝15内を前進し、図11に
示すように、円形状の溝15の先端部に当接した時点で、
セレクトレバー1の前傾限度となる。この位置がセレク
トレバー1の格納位置Kとなる。このとき、プッシュプ
ルケーブル4の端部 401は、装置全体に対しては、図9
に示す位置(Pレンジを選択している)における位置か
ら変動しない。よって、トランスミッション本体のリン
ケージ機構は、Pレンジを選択した状態を維持する。
【0033】すなわち、トランスミッション本体のリン
ケージ機構を作動させる必要のないセレクトレバー1の
格納時には、プッシュプルケーブル端部 401は、セレク
トレバー1の傾倒方向の変位には追従せず、自らの剛性
によって装置全体に対する同一位置に止まり、ブラケッ
ト11に形成した円弧状の案内溝 111およびストッパー12
の固定溝 123の内部を、先端部から後端部に向かって移
動することになる。このとき、プッシュプルケーブル4
には力が加わらず、トランスミッション本体のリンケー
ジ機構には、無理な力がかかることはない。
【0034】ところで、セレクトレバー1がPレンジか
ら格納位置Kに傾倒角度を増していく際に、操作ボタン
22の第1の枝 222と、前方に移動するストッパー12の作
動アーム 125との係合が解除されると、ブラケット11に
対するストッパー12の位置が、巻きバネ14の付勢により
元の位置に戻ろうとする。ストッパー12が元の位置に戻
ってしまうと、ブラケット11に形成した円弧状の案内溝
111と、ストッパー12の固定溝 123とにずれを生じ、ケ
ーブル端部 401は双方に挟み込まれてセレクトレバー1
の動きに引きずられてしまう。すると、プッシュプルケ
ーブル4に無理な押圧力がかかることになる。本実施例
においては、この挟み込みを防止するために、前述の突
起部21を用いる。セレクトレバー 1がPレンジから格納
位置Kに傾倒作動中に、ストッパー12の下面 126が突起
部21の上面 211を摺動し、巻きバネ14の付勢に対抗す
る。よって、ストッパー12が元の位置に戻ることを防止
することができる。
【0035】以上説明した手順により、セレクトレバー
1はPレンジから格納位置Kに傾倒させることができ
る。また、格納位置Kに移動した時点で、図示しない固
定手段により位置固定することも可能である。
【0036】次に、格納位置Kにあるセレクトレバー1
を、Pレンジに復帰させるときの作動手順を図11を用い
て説明する。
【0037】まず、格納位置Kにあるセレクトレバー1
の、図示しない固定手段を解除する。次に、セレクトレ
バー1のノブ9を握り、後方に引っ張ることにより、セ
レクトレバー1は起立していく。同時に、デテントピン
5は円形状の溝15内を後退する。このときデテントロッ
ク16の後端部 162が、巻きバネ19の付勢により円形状の
溝15と重なる位置に復帰してしまっている。しかしなが
ら、デテントロック16は上方に向かってくの字形に屈曲
した形状をなすので、デテントピン5が後退する際に、
デテントロック16の傾斜した上面に当接し、徐々にデテ
ントロック16を下方に回動させながら押し進むことがで
きる。そして、デテントピン5がデテントホール7の凹
凸端面前端部 801に達すると(すなわち、セレクトレバ
ー1がPレンジに達すると)、図7に示すように、前端
部 801に連続する円弧状の溝15の入口に、デテントロッ
ク16の後端部が突出し、デテントピン5が円弧状の溝15
に侵入しないようにロックされる。
【0038】また、セレクトレバー1が、格納位置Kか
らPレンジに復帰する際に、プッシュプルケーブル端部
401は、セレクトレバー1の起立方向の変位には追従せ
ず、自らの剛性によって装置全体に対して同一の位置に
停止し、ブラケット11に形成した円弧状の案内溝 111お
よびストッパー12の固定溝 123に対しては、後端部から
先端部に向かって移動する。したがって、プッシュプル
ケーブル4には力が加わらず、トランスミッション本体
のリンケージ機構に無理な力がかかることはない。そし
て、プッシュプルケーブル端部 401が円弧状の案内溝 1
11およびストッパー12の固定溝 123の先端部に到達する
と、巻きバネ14の付勢によりストッパー12の先端部はブ
ラケット11に対して下方に回動し、ブラケット11に形成
した円弧状の案内溝 111の先端部と、ストッパー12に形
成した縦方向に延びる固定溝 123とが交差する。そし
て、プッシュプルケーブル4の端部 401は案内溝 111と
固定溝 123とによって挟持される。したがって、再びセ
レクトレバー1の傾倒角度とプッシュプルケーブル4の
引き出し量とが連動し、各走行レンジを選択することが
可能となる。
【0039】上記構成をなす本実施例から得られる作用
効果は、以下の通りである。トランスミッション本体の
リンケージ機構と連結するプッシュプルケーブル4の端
部 401を、セレクトレバー1に設けたブラケット11の、
円弧状の案内溝 111に移動自在に係合し、ストッパー12
によって円弧状の案内溝 111の先端部に固定することが
できる。よって、ストッパー12が作動しているときに
は、プッシュプルケーブル4の引き出し量は、セレクト
レバー1の傾倒角度に対応して変化し、ATの走行レン
ジを自在に選択することができる。
【0040】また、セレクトレバー1から突出するデテ
ントピン5が係合離脱するデテントホール7の前端部 8
01からさらに前方に、セレクトレバー1の傾倒軸3を中
心とする円弧状の溝15を形成し、円弧状の溝15の入口に
出没自在なデテントロック16を設けているので、デテン
トロック16が作動した状態では、セレクトレバー1がP
レンジよりさらに前方に傾倒することはない。したがっ
て、不用意にセレクトレバー1を格納することを防止す
ることができる。
【0041】そして、セレクトレバー1の傾倒角度がP
レンジを選択する状態にあるときに、操作ボタン22を押
圧することにより、ストッパー12によるプッシュプルケ
ーブル端部 401の位置固定を解除することができる。同
時に、デテントロック16の作動も解除することができ
る。そして、このような状態のときに限り、セレクトレ
バー1の格納位置への傾倒を行うことが可能となる。端
部 401は、装置全体に対して一定位置を維持し、セレク
トレバー1の傾倒移動と関係なくプッシュプルケーブル
4の引き出し量を一定に保つことができるので、トラン
スミッション本体のリンケージ機構に無理な力を加える
ことがない。
【0042】上記のようにセレクトレバー1を格納する
ための手順は、セレクトレバー1でPレンジを選択し、
続いて操作ボタン22を押圧しながらセレクトレバー1を
さらに前方に傾倒させるだけであり、操作が単純明解で
ある。また、セレクトレバー1を格納すると、運転席と
助手席との間の突起物がなくなるので、ウオークスルー
が容易となる。
【0043】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、次の
ような効果を得ることができる。セレクトレバーの傾倒
角度とトランスミッション本体に連結するプッシュプル
ケーブルの引き出し量とが連動可能であるAT車用シフ
トレバー装置において、前記プッシュプルケーブルの端
部を、前記セレクトレバーに設けたブラケットの案内溝
に移動自在に係合すると共に、前記プッシュプルケーブ
ルの端部を前記案内溝の所定位置に固定するストッパー
を設ける。よって、前記ストッパーが作動しているとき
には、前記プッシュプルケーブルの引き出し量は、セレ
クトレバーの傾倒角度に対応して変化し、ATの走行レ
ンジを自在に選択することができる。
【0044】また、前記セレクトレバーから突出するデ
テントピンが係合離脱するデテントホールの前端部から
さらに前方に、前記セレクトレバーの傾倒軸を中心とす
る円弧状の溝を形成し、該円弧状の溝の入口に出没自在
なデテントロックを設けているので、該デテントロック
が作動した状態では、前記セレクトレバーがPレンジよ
りさらに前方に傾倒することがない。よって、ドライバ
ーの誤操作によりセレクトレバーを格納してしまうこと
を防止することができる。
【0045】また、前記デテントロックおよび前記プッ
シュプルケーブル端部のストッパーを解除する操作ボタ
ンを設け、前記セレクトレバーの傾倒角度が所定角度を
なすときに限り、前記ストッパーによるプッシュプルケ
ーブルの位置固定を解除可能としたので、不用意にセレ
クトレバーを格納してしまったり、前記プッシュプルケ
ーブルの引き出し量が、不用意にセレクトレバーの傾倒
角度に対応しなくなることがない。よって、誤操作を誘
発することもなく操作が単純明解である。
【0046】前記操作ボタンを作動させ、前記ストッパ
ーによるプッシュプルケーブルの位置固定を解除した後
には、セレクトレバーの傾倒角度を変化させても、プッ
シュプルケーブルの引き出し量は不変である。よって、
セレクトレバーをPレンジからさらに前方の格納位置に
傾倒させる際に、トランスミッション本体のリンケージ
機構に無理な力を加えることがない。
【0047】そして、セレクトレバーを格納することに
より、運転席と助手席との間の突起物がなくなるので、
ウオークスルーが容易となる。しかも、上記構造は従来
の格納構造を持たないAT車用シフトレバー装置装置に
対して、小改造を施すことにより付加することができる
ので、製造コスト、部品コスト等経済的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すAT車用シフトレバー
装置の要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示すAT車用シフトレバー装置の要部側
面図であり、パーキングレンジを選択した状態を示す摸
式図である。
【図3】図1に示すAT車用シフトレバー装置の、セレ
クトレバーにおけるプッシュプルケーブルの取付け構造
を構成する部品の分解図である。
【図4】図1に示すAT車用シフトレバー装置の、デテ
ントピンのロック構造を構成する部品の分解図である。
【図5】図2におけるAT車用シフトレバー装置の、セ
レクトレバーに対するプッシュプルケーブルの取付け構
造を示す摸式図である。
【図6】図5の矢視Aにおける摸式図である。
【図7】図2におけるAT車用シフトレバー装置の、デ
テントピンのロック構造を示す摸式図である。
【図8】図7の矢視Bにおける摸式図である。
【図9】図2におけるAT車用シフトレバー装置の、操
作ボタンを押圧した状態における、セレクトレバーに対
するプッシュプルケーブルの取付け構造を示す摸式図で
ある。
【図10】図2におけるAT車用シフトレバー装置の、解
除レバーを押圧した状態におけるデテントピンのロック
構造を示す摸式図である。
【図11】図1に示すAT車用シフトレバー装置の要部側
面図であり、格納位置に傾倒した状態を示す摸式図であ
る。
【図12】従来のAT車用シフトレバー装置を示す摸式図
である。
【図13】従来のAT車用シフトレバー装置を示す摸式図
である。
【符号の説明】
1 セレクトレバー 3 傾倒軸 4 プッシュプルケーブル 401 端部 5 デテントピン 7 デテントホール 11 ブラケット 111 案内溝 12 ストッパー 15 円弧状の溝 16 デテントロック 22 操作ボタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレクトレバーの傾倒角度とトランスミ
    ッション本体に連結するプッシュプルケーブルの引き出
    し量とが連動可能であるAT車用シフトレバー装置にお
    いて、前記プッシュプルケーブルの端部を、前記セレク
    トレバーに設けたブラケットの案内溝に移動自在に係合
    すると共に、前記プッシュプルケーブルの端部を前記案
    内溝の所定位置に固定するストッパーを有することを特
    徴とするAT車用シフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記セレクトレバーから突出するデテン
    トピンが係合離脱するデテントホールの前端部からさら
    に前方に、前記セレクトレバーの傾倒軸を中心とする円
    弧状の溝を形成し、該円弧状の溝の入口に出没自在なデ
    テントロックを設け、該デテントロックおよび前記プッ
    シュプルケーブル端部のストッパーの操作ボタンを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載のAT車用シフトレ
    バー装置。
JP9986695A 1995-03-31 1995-03-31 At車用シフトレバー装置 Pending JPH08277914A (ja)

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