JPH082805B2 - ω−クロロ−トランスオレフィン化合物の製造方法 - Google Patents

ω−クロロ−トランスオレフィン化合物の製造方法

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JPH082805B2
JPH082805B2 JP63253167A JP25316788A JPH082805B2 JP H082805 B2 JPH082805 B2 JP H082805B2 JP 63253167 A JP63253167 A JP 63253167A JP 25316788 A JP25316788 A JP 25316788A JP H082805 B2 JPH082805 B2 JP H082805B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトマトピンワームやチャノコカクモンハマキ
の性フェロモン成分であるE−4−トリデセニルアセテ
ートやE−11−テトラデセニルアセテート、さらには植
物脂質中の不飽和脂肪酸の一種であるE−3−ヘキサデ
セン酸などの中間体として有用な、一般式 (式中Rおよびnは上記と同じ)で示されるω−クロロ
−トランスオレフィン化合物を、効率的に製造する方法
に関するものである。
(従来の技術) 有機天然物の合成の分野でトランスオレフィン化合物
を立体特異的に得ることは非常に重要である。この合成
法には、ウィティヒ反応によるもの、三重結合の水
素添加反応(Birch還元)によるもの、離脱反応によ
るもの、異性化反応によるものなどを挙げることがで
きる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、の反応では特殊なホスホラリニデン化合物
を必要とし、生成物が通常シス体を伴う。は過剰のア
ルカリ金属−液体アンモニア反応装置や高価な水素化金
属を必要とする上、取扱いが困難で、さらにOH基以外の
官能基を持つものには利用できないという制約がある。
の反応は立体特異性に乏しく、かつ脱離させる官能基
へ導く操作が煩雑である。は生成物がシス−トランス
の混合物になるほか、二重結合の位置が移動する可能性
がある。このように、これまで知られている技術は一長
一短で工業的に満足な方法は知られていない。
(課題を解決するための手段) 本発明者らはより簡便にしかも立体特異的に一般式 で示されるトランスオレフィン化合物を合成する方法に
ついて検討した結果、下式に示されるようにω位にクロ
ル置換されたトランスアリルアセテートとグリニヤール
試薬とを銅触媒の存在下に反応させると、トランス立体
配置が保持されたままの下記のω−クロロ−トランスオ
レフィン化合物の得られることを見出し、本発明を完成
した。
(式中Rは直鎖もしくは分枝またはシリル基置換のアル
キル基、アルケニル基、アリール基であり、Xはハロゲ
ン原子、nは2〜10の整数である) 本発明による反応は銅触媒の存在下にω−クロロ−ト
ランスアリルアセテート中に上記グリニヤール試薬を滴
下するだけでよいため、工程が非常が簡単であり、生成
したω−クロロ−トランスオレフィン化合物のトランス
立体配置はトランス:シス比で少なくとも95:5以上で、
トランスアリルアセテートのトランス立体配置がそのま
ま保持される。
この反応に用いられるω位にクロル置換されたトラン
スアリルアセテートは、一般式 XMgC≡C(CH2nCl (式中Xはハロゲン原子、nは2〜10の整数)で示され
るグリニヤール試薬とオルトぎ酸トリアルキルエステル
とを反応させてアセタール化合物とし、これに水素添加
した後、加水分解してω−クロロ−α,β−不飽和アル
デヒドに変換し、これを還元後、アセチル化して得られ
るものであることを好適とする。
本発明による反応生成物はクロル基が反応に関与せず
にそのまま残るので別の反応への展開が容易であり中間
物質として有用である。例えば、トマトピンワーム(Ke
iferia Iycopersicella)の性フェロモンであるE−4
−トリデセニルアセテート、キンモンホソガ(Phyllono
rycterningoniela)の性フェロモンであるE,Z−4,10−
テトラデカジエニルアセテート、植物の脂質中の不飽和
脂肪酸の一種であるE−3−ヘキサデセン酸などのトラ
ンス二重結合を有する化合物の合成に有効である。
以下、本発明の詳細を反応式と共に説明する。前述し
たように、本発明は主原料としてω位にクロル置換され
たトランスアリルアセテートを使用する。この化合物の
好適な製法は、まず一般式XMgC≡C(CH2nCl(式中X
はハロゲン原子nは2〜10の整数)で示されるグリニヤ
ール試薬、具体的には4−クロロ−1−イルマグネシウ
ムクロリド、5−クロロ−ペンチン−1−イルマグネシ
ウムクロリド、6−クロロ−1−ヘキシン−1−イルマ
グネシウムクロリド、12−クロロ−1−ドデシン−1−
イルマグネシウムブロミドなどと、オルソぎ酸トリアル
キルエステルとを、当量づつテトラヒドロフラン(以下
THFとする)、n−ブチルエーテル、トルエン、キシレ
ン等の単独もしくは混合溶媒中で、60〜100℃で10〜30
時間、好ましくは80〜95℃で15〜20時間加熱して反応さ
せ、アセタール化合物にする。この際のオルソぎ酸トリ
アルキルエステルとしてはオルソぎ酸エチルを用いるの
が入手し易く好ましい。
反応後、蒸留して得られるアセタール化合物は、つぎ
に触媒としてP−2Ni、Pd−BaSO4などを反応基質に対し
て0.001〜0.1当量の割合で使用し、水素圧1〜10kg/c
m2、温度10〜50℃、0.5〜3時間で水素添加反応を行な
う。反応後、n−ヘキサン、塩化メチレンなどの溶媒で
2〜3倍に希釈して20%塩酸水やぎ酸で加水分解し、中
性条件下で溶媒を除去して、相当するアルデヒドである
ω−クロロ−トランスアルケナールに導く。
生成物のω−クロロ−トランスアルケナールはそのホ
ルミル基をアルデヒドに対して0.5〜3.0倍当量の水素化
ほう素ナトリウムまたは水素化リチウムアルミニウムな
どの還元剤を用いて選択的に還元した後、得られたOH基
をアセチル化し、本発明の主原料であるω−クロロ−ト
ランスアリルアセテートとする。
なお、この還元を水素化リチウムアルミニウムで行な
おうとすると、還元力が強すぎてクロル基も還元してし
まう恐れがあって低温、短時間での反応を余儀なくされ
るため、水素化ほう素ナトリウムを1.0〜1.5倍当量用
い、THF中で40℃を超えないように反応を行なうのが好
ましい。
一方、アセチル化は、当量の例えばピリジン、トリエ
チルアミンなどの塩基の存在下に、溶媒として塩化メチ
レン、n−ヘキサン、THFなどを1モル当り300〜600g用
いて、0〜50℃でアセチルクロリドまたは無水酢酸と反
応させる。反応後、水を加えて有機層を除き、溶媒を除
去して蒸留すればよい。
本発明による一般式 (式中Rおよびnは前記と同じ)で示されるω−クロロ
−トランスオレフィン化合物は、以上のようにして得ら
れたω位にクロル置換されたトランスアリルアセテート
と、一般式RCH2MgX(式中Rは直鎖もしくは分枝または
シリル基置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基
であり、Xはハロゲン原子である)で示されるグリニヤ
ール試薬とを前述した式に従って反応させることによっ
て得られる。
ここで用いられるグリニヤール試薬の具体例には、R
がアルキル基のものとしてn−ヘキシルマグネシウムク
ロリド、イソブチルマグネシウムブロミド、n−オクチ
ルマグネシウムクロリド、7−トリメチルシリル−n−
ペプチルマグネシウムブロミド、n−ドデシルマグネシ
ウムクロリドなど、Rがアルケニル基のものとしてZ−
4−オクテニルマグネシウムクロリド、5−ヘキセニル
マグネシウムブロミド、4−メチル−3−ペンテニルマ
グネシウムクロリド、7−トリメチルシリル−5−ヘプ
テニルマグネシウムクロリドなど、さらにRがアリール
基のものとしてベンジルマグネシウムクロリド、p−メ
チルベンジルマグネシウムクロリドなどを、それぞれ挙
げることができる。
この反応は銅触媒の存在下でω−クロロ−トランスア
リルアセテート中に上記のグリニヤール試薬を1.0〜1.5
倍当量滴下して行なわれる。溶媒にはTHF、ジエチルエ
ーテル、n−ブチルエーテル、トルエン、キシレンなど
の単独または混合物が1モル当り200〜500gの割合で使
用されるが、通常はTHFを250〜350g用いればよい。
銅触媒には塩化第一銅、臭化第一銅、よう化第一銅な
どの一価ハロゲン化銅、塩化第二銅、臭化第二銅などの
二価ハロゲン化銅、二リチウム四塩化銅(Li2CuCl4)な
どの銅−リチウム系触媒があるが、二リチウム四塩化銅
を反応基質に対し0.01〜0.1当量用いてTHF中、−20〜+
30℃で反応させれば高い反応率で反応が進行し、一般式 (式中Rおよびnは上記と同じ)で示されるω−クロロ
−トランスオレフィン化合物が得られる。
このようにして得られた上記化合物は、蒸留、カラム
クロマトグラフィー、分取薄層クロマトグラフィー、分
取ガスクロマトグラフィー、再結晶法などの通常の分離
操作で容易に単離、精製することができる。この生成物
の立体化学についてはトランス対シス比が少なくとも9
5:5以上で選択的にトランス体である。
以下、本発明の具体的な実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
(実施例) 実施例1. E,Z−4,10−テトラデカジエニルクロリドの合成: i)6−クロロ−E−2ヘキセナールの合成: マグネシウム24.3gを含有する300mlのTHF中にメチル
クロリドを吹き込み、1モル相当のメチルマグネシウム
クロリドを調整する。その中に5−クロロ−1−ペクチ
ン102.5g(1モル)を40〜60℃で滴下し、終了後80℃で
1時間撹拌し、5−クロロ−1−ペンチニルマグネシウ
ムハライドを得る。次に、オルトぎ酸エチル148g(1モ
ル)を80℃で滴下し、80〜90℃で20時間撹拌する。反応
後5%NH4Cl水300gで加水分解を行い、分液後有機層を
蒸留したところ、6−クロロ−2−ヘキシナールジエチ
ルアセタール151gが収率75%で得られた。これに、酢酸
ニッケル6.8g、水素化ほう素ナトリウム1.0gおよびエタ
ノール150gから調製したP−2Ni触媒を加え、オートク
レーブ中で5kgの水素圧で水素添加した。反応後、触媒
をろ渦しエタノールを除いた残渣に、塩化メチレン150g
と20%塩酸水100gとを加え、室温で数分間撹拌した。塩
化メチレン層を水洗後、除去したところ、6−クロロ−
E−2−ヘキセナール89gが収率90%で得られた。
ii)6−クロロ−E−2−ヘキセニルアセテートの合
成: 反応器にTHF200mlと6−クロロ−E−2−ヘキセナー
ル24gとを加え、20〜30℃に保ちながら水素化ほう素ナ
トリウム6.9gの1%NaOH溶液50mlを滴下した。終了後25
℃で1時間撹拌した。反応後n−ヘキサン400mlで抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、これを別の反応
器に移してトリエチルアミン31gを加え、さらに15〜25
℃でアセチルクロリド23gをゆっくり滴下した。終了後2
5℃で1時間撹拌した後、純水400mlを加えて分液しn−
ヘキサンを除去した。残渣を蒸留したところ、6−クロ
ロ−E−2−ヘキセニルアセテート(b.p.=103〜109℃
/10mmHg)20gが収率64%で得られた。
iii)E,Z−4,10−テトラデカジエニルクロリドの合成: THF130g中に金属マグネシウム4gを加え、開始剤とし
て少量のメチルマグネシウムクロリドを加えた後、Z−
4−オクテニルクロリド22gを加えて反応させ、グリニ
ヤール試薬を調製した。次に反応器にTHF100g、無水塩
化第二銅0.5g、塩化リチウム0.3gをそれぞれ加えて二リ
チウム四塩化物(Li2CuCl2)を調製し、この溶液を0℃
に冷却して前項で得られた6−クロロ−E−2−ヘキセ
ニルアセテート18gを加えた後、−10℃に保って前述し
たグリニヤール試薬を滴下し、終了後0℃でさらに2時
間撹拌した。反応後5%塩化アンモニウム−5%塩酸水
200mlを加えて加水分解し、その有機層のTHFを除去した
残渣を蒸留したところ、E,Z−4,10−テトラデカジエニ
ルクロリド(b.p.=130〜134℃/3mmHg)19gが収率55.4
%で得られた。
(応用例1) キンモンホソガの性フェロモン、E,Z−4,10−テトラデ
カジエニルアセテートの合成: E,Z−4,10−テトラデカジエニルクロリド19gに無水酢
酸カリ60gと酢酸60gを加えて160℃で7時間撹拌下に反
応させた。反応後、純水400mlと5%炭酸水素ナトリウ
ム400mlとで洗浄した後、有機層を蒸留したところ、E,Z
−4,10−テトラデカジエニルアセテート(b.p.=135〜1
40℃/3mmHg)18gが得られた。
実施例2. E−4−トリデセニルクロリドの合成: 実施例1のiii)において、Z−4−オクテニルクロ
リド22gの代わりにn−ヘプチルクロリド20gを用いたほ
かは同様の操作を行なったところ、E−4−トリデセニ
ルクロリド(b.p.=105〜107℃/2mmHg)21gが収率64.7
%で得られた。
(応用例2) トマトピンワームの性フェロモン、E−4−トリデセニ
ルアセテートの合成: 応用例1において、E,Z−4,10−テトラデカジエニル
クロリド19gの代わりにE−4−トリデセニルクロリド2
1gを用いたほかは同様の操作を行なったところ、E−4
−トリデセニルアセテート(b.p.=120〜122℃/0.7mmH
g)19gが得られた。
実施例3. E−3−ヘキサデセニルクロリドの合成: i)5−クロロ−E−2−ペンテナールの合成: 実施令1のi)において、5−クロロ−1−ペンチン
102.5gの代わりに4−クロロ−1−ブチン88.5gを用い
たほかは同様の操作を行なったところ、5−クロロ−E
−2−ペンテナール69.1gが収率81%で得られた。
ii)5−クロロ−E−2−ペンテニルアセテートの合
成: 実施例1のii)において、6−クロロ−E−2−ヘキ
セナール24gの代わりに5−クロロ−E−2−ペンテナ
ール21gを用いたほかは同様の操作を行なったところ、
5−クロロ−E−2−ペンテニルアセテート(b.p.=96
〜98℃/11mmHg)17.5gが収率63%で得られた。
iii)E−3−ヘキサデセニルクロリドの合成: 実施例1のiii)において、Z−4−オクテニルクロ
リド22gの代わりにn−ウンデシルクロリド35.8gを、ま
た6−クロロ−E−2−ヘキセニルアセテート18gの代
わりに5−クロロ−E−2−ペンテニルアセテート15.8
gを用いたほかは同様の操作を行なったところ、E−3
−ヘキサデセニルクロリド(b.p.=135〜137℃/2mmHg)
20.4gが収率61%で得られた。
(応用例3) 植物脂質中の不飽和脂肪酸の一種であるE−3−ヘキサ
デセン酸の合成: E−3−ヘキサデセニルクロリド26gに無水酢酸カリ6
0gと酢酸60gとを加えて170℃で7時間撹拌した。ガスク
ロマトグラフにて原料の消失を確認した後、反応液を純
水400ml中に注ぎ、有機層を取り、ついでメタノール50g
と20%NaOH水溶液100gと共に60℃で1時間撹拌し加水分
解を行なった。ガスクロマトグラフにてアセテートの消
失を確認した後、有機層を蒸留したところ、E−3−ヘ
キサデセン−1−オール(b.p.=141〜143℃/2mmHg)21
gが得られた。つぎに無水クロム酸〔酸化クロム(I
V)〕10gを15mlの純水に溶解し、氷冷して36N硫酸16gを
少しづつ加え、さらに純水29mlを加えて氷冷しJones試
薬とした。反応器にE−3−ヘキサデセン−1−オール
10gとアセトン100mlとを加えて0〜5℃に冷却し、Jone
s試薬を10℃を超えないように1時間かけて滴下し、そ
の後さらに10℃で6時間撹拌した。反応後、NaHSO3をク
ロム酸の褐色が無くなるまで加え、上層をデカントして
分離し、下層をエーテル50mlで抽出して混合した。得ら
れた抽出液を飽和食塩水で2回洗浄してエーテルを除去
したところ、E−3−ヘキサデセン酸の粗結晶10gが得
られた。これをエーテル/n−ヘキサンで再結晶したとこ
ろ、47〜49℃の融点を持つE−3−ヘキサデセン酸の白
色結晶4gが得られた。
実施例4. E−11−テトラデセニルクロリドの合成: i)13−クロロ−E−2−トリデセナールの合成: 実施例1のi)において5−クロロ−1−ペンチン10
2.5gの代わりに12−クロロ−1−ドデシン200.5gを用い
たほかは同様の操作を行なったところ、13−クロロ−E
−2−トリデセナール145gが収率85%で得られた。
ii)13−クロロ−E−2−トリデセニルアセテートの合
成: 実施例1のii)において、6−クロロ−E−2−ヘキ
セナール24gの代わりに13−クロロ−E−2−トリデセ
ナール42gを用いたほかは同様の操作を行なったとこ
ろ、13−クロロ−E−2−トリデセニルアセテート34g
が収率65%で得られた。なお、本化合物は蒸留すること
なく次の工程に用いた。
iii)E−11−テトラデセニルクロリドの合成: 実施例1のiii)において、Z−4−オクテニルクロ
リド22gの代わりにメチルクロリド9gを、また6−クロ
ロ−E−2−ヘキセニルアセテート18gの代わりに13−
クロロ−E−2−トリデセニルアセテート28gを用いた
ほかは同様の操作を行なったところ、E−11−テトラデ
セニルクロリド(b.p.=136〜138℃/2mmHg)21gが収率8
0.4%で得られた。
(応用例4) チャノコカクモンハマキの性フェロモンの一種、E−11
−テトラデセニルアセテートの合成: 応用例1において、E,Z−4,10−テトラデカジエニル
クロリド19gの代わりにE−11−テトラデセニルクロリ
ド21gを用いたほかは同様の操作を行なったところ、E
−11−テトラデセニルアセテート(b.p.=115〜117℃/m
mHg)20gが得られた。
(発明の効果) 本発明によれば、アリルアセテートのアセテート基が
グリニヤール試薬と選択的に反応するので、アリル位の
トランスの立体化学がそのまま保持される。その際、ク
ロル基は反応に関与せずにそのまま残るので次の反応へ
の展開の容易な有用な一般式 で示されるω−クロロ−トランスオレフィン化合物とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B01J 27/122 X C07B 61/00 300 C07C 67/14 69/63

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中nは2〜10の整数)で示されるω位にクロル置換
    されたトランスアリルアセテートと、一般式RCH2MgX
    (式中Rは直鎖もしくは分枝またはシリル基置換のアル
    キル基、アルケニル基、アリール基であり、Xはハロゲ
    ン原子である)で示されるグリニャール試薬とを、銅触
    媒の存在下に反応させることを特徴とする、 一般式 (式中Rおよびnは上記と同じ)で示されるω−クロロ
    −トランスオレフィン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ω位にクロル置換されたトランスアリ
    ルアセテートが、 一般式 XMgC≡C(CH2nC1 (式中Xはハロゲン原子、nは2〜10の整数)で示され
    るグリニャール試薬とオルトぎ酸トリアルキルエステル
    とを反応させて得られるアセタール化合物に水素添加し
    た後、加水分解し、これを還元後、アセチル化して得ら
    れたものである、請求項1記載の前記ω−クロロ−トラ
    ンスオレフィン化合物の製造方法。
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