JPH08282459A - 液圧ブレーキ装置 - Google Patents
液圧ブレーキ装置Info
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- JPH08282459A JPH08282459A JP8708695A JP8708695A JPH08282459A JP H08282459 A JPH08282459 A JP H08282459A JP 8708695 A JP8708695 A JP 8708695A JP 8708695 A JP8708695 A JP 8708695A JP H08282459 A JPH08282459 A JP H08282459A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はアンチロックブレーキシステム(A
BS)等の車載用ブレーキシステムに用いる液圧ブレー
キ装置に関し、車両の静粛性を損なわずにポンプ機構の
駆動モータとマスタシリンダとを一体化することを目的
とする。 【構成】 ABSに用いるブレーキ液圧回路を構成する
ポンプ機構、弁機構、液圧通路等を内蔵するハウジング
ブロック18とマスタシリンダ16とを一体化する。ハ
ウジングブロック18の側面に倍力装置14を固定し、
かつ、倍力装置の入力軸14aにブレーキペダル12を
連結する。駆動モータ22の回転軸が、駆動モータが備
える回転部分の重心を通る鉛直方向の直線に重なるよう
に、駆動モータ22をハウジングブロック18の上面に
配設する。
BS)等の車載用ブレーキシステムに用いる液圧ブレー
キ装置に関し、車両の静粛性を損なわずにポンプ機構の
駆動モータとマスタシリンダとを一体化することを目的
とする。 【構成】 ABSに用いるブレーキ液圧回路を構成する
ポンプ機構、弁機構、液圧通路等を内蔵するハウジング
ブロック18とマスタシリンダ16とを一体化する。ハ
ウジングブロック18の側面に倍力装置14を固定し、
かつ、倍力装置の入力軸14aにブレーキペダル12を
連結する。駆動モータ22の回転軸が、駆動モータが備
える回転部分の重心を通る鉛直方向の直線に重なるよう
に、駆動モータ22をハウジングブロック18の上面に
配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧ブレーキ装置に係
り、特に、アンチロックブレーキシステム等、液圧制御
を要する車載用ブレーキシステムに用いられる液圧ブレ
ーキ装置に関する。
り、特に、アンチロックブレーキシステム等、液圧制御
を要する車載用ブレーキシステムに用いられる液圧ブレ
ーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車載用ブレーキシステムの分
野においては、制動時における車輪のロックを防止する
アンチロックブレーキシステム(以下、ABSと称す)
が知られている。ここで、ABSの機能は、制動時にお
いて車輪ロックのおそれが生じた際に、マスタシリンダ
からホイルシリンダに向かうブレーキ液圧を遮断し、か
つ、ホイルシリンダ内のブレーキフルードをリザーバタ
ンク等に開放し、また、車輪ロックのおそれが消滅した
後に、再び、マスタシリンダからホイルシリンダへのブ
レーキ液圧の供給を許容することにより実現される。
野においては、制動時における車輪のロックを防止する
アンチロックブレーキシステム(以下、ABSと称す)
が知られている。ここで、ABSの機能は、制動時にお
いて車輪ロックのおそれが生じた際に、マスタシリンダ
からホイルシリンダに向かうブレーキ液圧を遮断し、か
つ、ホイルシリンダ内のブレーキフルードをリザーバタ
ンク等に開放し、また、車輪ロックのおそれが消滅した
後に、再び、マスタシリンダからホイルシリンダへのブ
レーキ液圧の供給を許容することにより実現される。
【0003】このため、ABSの作動が長期間継続した
場合、多量のブレーキフルードがマスタシリンダからリ
ザーバタンク等に向けて流出し、何らの措置も講じられ
ていないとすれば、マスタシリンダにおいて、いわゆる
底付きの問題が生ずる。そこで、ABSにおいては、ホ
イルシリンダから流出したブレーキフルードを、ABS
の作動中に適宜マスタシリンダ側へ圧送するABSポン
プを配設することが一般化している。
場合、多量のブレーキフルードがマスタシリンダからリ
ザーバタンク等に向けて流出し、何らの措置も講じられ
ていないとすれば、マスタシリンダにおいて、いわゆる
底付きの問題が生ずる。そこで、ABSにおいては、ホ
イルシリンダから流出したブレーキフルードを、ABS
の作動中に適宜マスタシリンダ側へ圧送するABSポン
プを配設することが一般化している。
【0004】ところで、上述したABSを構成する場
合、良好な組み付け性を確保するためには、ABSの各
構成要素、すなわち、マスタシリンダ、ブレーキ液圧制
御用の制御弁、ABSポンプ等が、適当に一体化されて
いることが望ましい。これに対して、例えば特開昭62
−247960公報は、マスタシリンダ、ブレーキ液圧
制御用の制御弁、及びABS用の電子制御ユニットを一
体化したモジュールを備える液圧ブレーキ装置を開示し
ている。
合、良好な組み付け性を確保するためには、ABSの各
構成要素、すなわち、マスタシリンダ、ブレーキ液圧制
御用の制御弁、ABSポンプ等が、適当に一体化されて
いることが望ましい。これに対して、例えば特開昭62
−247960公報は、マスタシリンダ、ブレーキ液圧
制御用の制御弁、及びABS用の電子制御ユニットを一
体化したモジュールを備える液圧ブレーキ装置を開示し
ている。
【0005】この場合、上記モジュールと、ABSポン
プとを組み合わせることにより、容易に所望の機能を有
する液圧ブレーキ装置が実現できることになる。ここ
で、上記公報記載の液圧ブレーキ装置において、ABS
ポンプをモジュール化していないのは、ABSポンプと
マスタシリンダとを一体に設けると、ポンプ駆動用のモ
ータ音がマスタシリンダを介して車室内に伝搬され易く
なり、車両における静粛性が損なわれることを配慮した
ものである。
プとを組み合わせることにより、容易に所望の機能を有
する液圧ブレーキ装置が実現できることになる。ここ
で、上記公報記載の液圧ブレーキ装置において、ABS
ポンプをモジュール化していないのは、ABSポンプと
マスタシリンダとを一体に設けると、ポンプ駆動用のモ
ータ音がマスタシリンダを介して車室内に伝搬され易く
なり、車両における静粛性が損なわれることを配慮した
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液圧ブレーキ
装置において優れた車両搭載性を確保するためには、A
BSポンプをも含めた一体化を図ることが有効である。
この意味で、上記従来の液圧ブレーキ装置は、車両搭載
性について未だ改善の余地を残したものであるというこ
とができる。
装置において優れた車両搭載性を確保するためには、A
BSポンプをも含めた一体化を図ることが有効である。
この意味で、上記従来の液圧ブレーキ装置は、車両搭載
性について未だ改善の余地を残したものであるというこ
とができる。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、駆動モータの作動音がマスタシリンダに伝搬さ
れ難い構造を用いてマスタシリンダと、ポンプ機構と、
駆動モータとを一体化することにより、車両の静粛性を
損なうことなく優れた車両搭載性を実現し得る液圧ブレ
ーキ装置を提供することを目的とする。
であり、駆動モータの作動音がマスタシリンダに伝搬さ
れ難い構造を用いてマスタシリンダと、ポンプ機構と、
駆動モータとを一体化することにより、車両の静粛性を
損なうことなく優れた車両搭載性を実現し得る液圧ブレ
ーキ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、マスタシリンダと、ブレーキ液圧回路
内に配設されるポンプ機構と、該ポンプ機構を駆動する
駆動モータとを一体に備える液圧ブレーキ装置におい
て、前記駆動モータの回転軸が、該駆動モータの回転部
分の重心を通る鉛直方向の直線に重なるように配設され
ている液圧ブレーキ装置により達成される。
に記載する如く、マスタシリンダと、ブレーキ液圧回路
内に配設されるポンプ機構と、該ポンプ機構を駆動する
駆動モータとを一体に備える液圧ブレーキ装置におい
て、前記駆動モータの回転軸が、該駆動モータの回転部
分の重心を通る鉛直方向の直線に重なるように配設され
ている液圧ブレーキ装置により達成される。
【0009】また、請求項2に記載する如く、上記請求
項1記載の液圧ブレーキ装置において、前記マスタシリ
ンダ、前記ポンプ機構、及び前記駆動モータに加え、ブ
レーキ液圧制御用の弁機構を含むブレーキ液圧回路を内
蔵するハウジングブロックを一体に備えると共に、前記
マスタシリンダの液圧供給部と、該液圧供給部に通じる
前記弁機構とが、前記駆動モータの回転軸に対して、前
記液圧供給部に通じるポンプ機構と同一側に配設されて
いる液圧ブレーキ装置は、スペース効率の向上を図るう
えで有効である。
項1記載の液圧ブレーキ装置において、前記マスタシリ
ンダ、前記ポンプ機構、及び前記駆動モータに加え、ブ
レーキ液圧制御用の弁機構を含むブレーキ液圧回路を内
蔵するハウジングブロックを一体に備えると共に、前記
マスタシリンダの液圧供給部と、該液圧供給部に通じる
前記弁機構とが、前記駆動モータの回転軸に対して、前
記液圧供給部に通じるポンプ機構と同一側に配設されて
いる液圧ブレーキ装置は、スペース効率の向上を図るう
えで有効である。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明において、駆動モータの回
転軸は、駆動モータの回転部分の重心を通る直線と重な
るように配設されている。この場合、回転部分の全重量
は、回転軸を支持する回転軸受に、軸方向の力として伝
達される。従って、本発明においては、回転軸受の径方
向に、駆動モータの回転部分の重量に起因して偏った力
が作用することはない。このため、駆動モータの回転時
における回転軸受の振動が抑制され、その結果、車両の
静粛性を損なうことなく、マスタシリンダと、ポンプ機
構と、駆動モータとの一体化が可能とされている。
転軸は、駆動モータの回転部分の重心を通る直線と重な
るように配設されている。この場合、回転部分の全重量
は、回転軸を支持する回転軸受に、軸方向の力として伝
達される。従って、本発明においては、回転軸受の径方
向に、駆動モータの回転部分の重量に起因して偏った力
が作用することはない。このため、駆動モータの回転時
における回転軸受の振動が抑制され、その結果、車両の
静粛性を損なうことなく、マスタシリンダと、ポンプ機
構と、駆動モータとの一体化が可能とされている。
【0011】請求項2記載の発明において、ハウジング
ブロックに内蔵される弁機構は、マスタシリンダの液圧
供給部から供給される液圧を制御する。また、本発明に
おいて、ポンプ機構は、マスタシリンダの液圧供給部に
通じている。従って、マスタシリンダと、ポンプ機構
と、駆動モータと、ハウジングブロックとを一体化した
場合、マスタシリンダの液圧供給部に通じる一連の回路
の構成要素が、一体化されたことになる。
ブロックに内蔵される弁機構は、マスタシリンダの液圧
供給部から供給される液圧を制御する。また、本発明に
おいて、ポンプ機構は、マスタシリンダの液圧供給部に
通じている。従って、マスタシリンダと、ポンプ機構
と、駆動モータと、ハウジングブロックとを一体化した
場合、マスタシリンダの液圧供給部に通じる一連の回路
の構成要素が、一体化されたことになる。
【0012】この際、駆動モータによって駆動されるポ
ンプ機構は、駆動モータの駆動軸の近傍に配設される。
これに対して、本発明においては、このポンプ機構と共
に一連の液圧回路を構成するマスタシリンダの液圧供給
部、及び弁機構が、駆動モータの回転軸に対してポンプ
機構と同一側に配設されている。この場合、マスタシリ
ンダの液圧供給部、弁機構、及びポンプ機構が互いに近
接し、高いスペース効率が実現される。
ンプ機構は、駆動モータの駆動軸の近傍に配設される。
これに対して、本発明においては、このポンプ機構と共
に一連の液圧回路を構成するマスタシリンダの液圧供給
部、及び弁機構が、駆動モータの回転軸に対してポンプ
機構と同一側に配設されている。この場合、マスタシリ
ンダの液圧供給部、弁機構、及びポンプ機構が互いに近
接し、高いスペース効率が実現される。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である液圧ブレー
キ装置10の正面図を示す。また、図2、及び図3は、
それぞれ液圧ブレーキ装置10の平面図、及び左側面図
を示す。以下、これら図1乃至図3を参照して、液圧ブ
レーキ装置10の構成について説明する。
キ装置10の正面図を示す。また、図2、及び図3は、
それぞれ液圧ブレーキ装置10の平面図、及び左側面図
を示す。以下、これら図1乃至図3を参照して、液圧ブ
レーキ装置10の構成について説明する。
【0014】液圧ブレーキ装置10は、アンチロックブ
レーキシステム(以下、ABSと称す)としての機能を
有する車両用ブレーキ装置であり、図1に示す如く、ブ
レーキペダル12を備えている。ブレーキペダル12
は、倍力装置14の入力軸14aに、回動可能に連結さ
れている。また、倍力装置14は、入力軸14aに付与
された推力を倍力して伝達する装置であり、その出力軸
(図示せず)には、マスタシリンダ16の加圧ピストン
(図示せず)が連結されている。
レーキシステム(以下、ABSと称す)としての機能を
有する車両用ブレーキ装置であり、図1に示す如く、ブ
レーキペダル12を備えている。ブレーキペダル12
は、倍力装置14の入力軸14aに、回動可能に連結さ
れている。また、倍力装置14は、入力軸14aに付与
された推力を倍力して伝達する装置であり、その出力軸
(図示せず)には、マスタシリンダ16の加圧ピストン
(図示せず)が連結されている。
【0015】マスタシリンダ16は、その内部に、内蔵
ピストン16aを挟んで2つの加圧室16b,16cを
備えるいわゆるタンデム型のシリンダであり、倍力装置
14の出力軸を介して加圧ピストンに推力が伝達される
と、その推力に応じた液圧を、加圧室16b,16c毎
に設けられた液圧供給部(図示せず)から外部に向けて
出力する。従って、液圧ブレーキ装置10においては、
ブレーキペダル12に付与したブレーキ踏力に応じた液
圧が、マスタシリンダ16の各液圧供給部に発生するこ
とになる。
ピストン16aを挟んで2つの加圧室16b,16cを
備えるいわゆるタンデム型のシリンダであり、倍力装置
14の出力軸を介して加圧ピストンに推力が伝達される
と、その推力に応じた液圧を、加圧室16b,16c毎
に設けられた液圧供給部(図示せず)から外部に向けて
出力する。従って、液圧ブレーキ装置10においては、
ブレーキペダル12に付与したブレーキ踏力に応じた液
圧が、マスタシリンダ16の各液圧供給部に発生するこ
とになる。
【0016】ところで、マスタシリンダ16は、ABS
としての機能を実現するブレーキ液圧回路の主要部分を
内蔵するハウジングブロック18と一体化されており、
上記した倍力装置14は、ハウジングブロック18の側
面に固定されている。また、、ハウジングブロック18
の上面には、マスタシリンダ16に供給するブレーキフ
ルードを貯留するリザーバタンク20、及びハウジング
ブロック18に内蔵されるポンプ機構の駆動源である駆
動モータ22が配設されている。更に、ハウジングブロ
ック18の下面には、液圧ブレーキ装置10においてA
BSとしての機能を実現すべく、後述の如くハウジング
ブロック18に内蔵されている電磁弁、及び上述した駆
動モータ22を制御する電子制御ユニット(以下、EC
Uと称す)24が配設されている。
としての機能を実現するブレーキ液圧回路の主要部分を
内蔵するハウジングブロック18と一体化されており、
上記した倍力装置14は、ハウジングブロック18の側
面に固定されている。また、、ハウジングブロック18
の上面には、マスタシリンダ16に供給するブレーキフ
ルードを貯留するリザーバタンク20、及びハウジング
ブロック18に内蔵されるポンプ機構の駆動源である駆
動モータ22が配設されている。更に、ハウジングブロ
ック18の下面には、液圧ブレーキ装置10においてA
BSとしての機能を実現すべく、後述の如くハウジング
ブロック18に内蔵されている電磁弁、及び上述した駆
動モータ22を制御する電子制御ユニット(以下、EC
Uと称す)24が配設されている。
【0017】このように、本実施例の液圧ブレーキ装置
10は、ブレーキペダル12、倍力装置14、マスタシ
リンダ16、ハウジングブロック18、リザーバタンク
20、駆動モータ22、及びECU24を、一体に備え
ている。次に、図4を参照して、液圧ブレーキ装置10
の内部構成について説明する。図4は、液圧ブレーキ装
置10が有するブレーキ液圧回路の回路図を示す。ブレ
ーキ液圧装置10は、ダイアゴナル2系統式の装置であ
り、マスタシリンダ16の2つの加圧室16b,16c
のそれぞれに通じる2組のブレーキ液圧回路を備えてい
るが、それらの回路には構成上異なるところがないた
め、図4には、加圧室16cに通じるブレーキ油圧回路
のみを示し、説明はこの回路についてのみ行う。
10は、ブレーキペダル12、倍力装置14、マスタシ
リンダ16、ハウジングブロック18、リザーバタンク
20、駆動モータ22、及びECU24を、一体に備え
ている。次に、図4を参照して、液圧ブレーキ装置10
の内部構成について説明する。図4は、液圧ブレーキ装
置10が有するブレーキ液圧回路の回路図を示す。ブレ
ーキ液圧装置10は、ダイアゴナル2系統式の装置であ
り、マスタシリンダ16の2つの加圧室16b,16c
のそれぞれに通じる2組のブレーキ液圧回路を備えてい
るが、それらの回路には構成上異なるところがないた
め、図4には、加圧室16cに通じるブレーキ油圧回路
のみを示し、説明はこの回路についてのみ行う。
【0018】マスタシリンダ16の加圧室16cには、
第1電磁弁26と逆止弁28とが並列に接続されてい
る。第1電磁弁26は、駆動信号が供給された際に閉弁
する常時開の2位置の電磁弁であり、また、逆止弁28
は、下流側からマスタシリンダ16側への流れのみを許
容する一方向弁である。
第1電磁弁26と逆止弁28とが並列に接続されてい
る。第1電磁弁26は、駆動信号が供給された際に閉弁
する常時開の2位置の電磁弁であり、また、逆止弁28
は、下流側からマスタシリンダ16側への流れのみを許
容する一方向弁である。
【0019】第1電磁弁26、及び逆止弁28の下流側
は、左右何れかの前輪Fr(説明の便宜上、ここでは左
前輪とする)に配設されたホイルシリンダ30、及び2
つの逆止弁32a,32bを組み合わせてなる逆止弁対
32に連通している。ここで、逆止弁32aは、上流側
から下流側への流れのみを許容する一方向弁であり、一
方、逆止弁32bは、スプリング32cの付勢力に応じ
た適当な開弁圧を有し、かつ、下流側から上流側への流
れのみを許容する一方向弁である。
は、左右何れかの前輪Fr(説明の便宜上、ここでは左
前輪とする)に配設されたホイルシリンダ30、及び2
つの逆止弁32a,32bを組み合わせてなる逆止弁対
32に連通している。ここで、逆止弁32aは、上流側
から下流側への流れのみを許容する一方向弁であり、一
方、逆止弁32bは、スプリング32cの付勢力に応じ
た適当な開弁圧を有し、かつ、下流側から上流側への流
れのみを許容する一方向弁である。
【0020】逆止弁対32の下流側は、第2電磁弁3
4、及びポンプ機構36の吐出口36aに連通してい
る。第2電磁弁34は、上記第1電磁弁26と同様に、
駆動信号が供給された際に閉弁する常時開の2位置の電
磁弁である。また、ポンプ機構36は、駆動モータ22
を駆動源としてブレーキフルードを圧送するプランジャ
ポンプである。尚、ポンプ機構36の構成については、
後に詳説する。
4、及びポンプ機構36の吐出口36aに連通してい
る。第2電磁弁34は、上記第1電磁弁26と同様に、
駆動信号が供給された際に閉弁する常時開の2位置の電
磁弁である。また、ポンプ機構36は、駆動モータ22
を駆動源としてブレーキフルードを圧送するプランジャ
ポンプである。尚、ポンプ機構36の構成については、
後に詳説する。
【0021】第2電磁弁34の下流側は、プロポーショ
ニングバルブ(以下、Pバルブと称す)38を介して左
右何れかの後輪Rr(説明の便宜上、ここでは右後輪と
する)に配設されたホイルシリンダ40に連通している
と共に、第1電磁弁26の上流側に通じる逆止弁42、
及び第3電磁弁44に連通している。
ニングバルブ(以下、Pバルブと称す)38を介して左
右何れかの後輪Rr(説明の便宜上、ここでは右後輪と
する)に配設されたホイルシリンダ40に連通している
と共に、第1電磁弁26の上流側に通じる逆止弁42、
及び第3電磁弁44に連通している。
【0022】Pバルブ38は、その上流側に供給された
ブレーキ液圧を、適当に減圧させて下流側へ伝達するバ
ルブであり、前輪Frのホイルシリンダ30に供給され
るブレーキ液圧を、後輪Rrのホイルシリンダ40に供
給されるブレーキ液圧に比して高圧とするために設けら
れている。この場合、接地荷重の大きな前輪Fr側に、
接地荷重の小さな後輪Rr側に比して大きな制動トルク
が発生し、前後輪Fr,Rrの接地能力を効率良く利用
した高い制動力が得られることになる。
ブレーキ液圧を、適当に減圧させて下流側へ伝達するバ
ルブであり、前輪Frのホイルシリンダ30に供給され
るブレーキ液圧を、後輪Rrのホイルシリンダ40に供
給されるブレーキ液圧に比して高圧とするために設けら
れている。この場合、接地荷重の大きな前輪Fr側に、
接地荷重の小さな後輪Rr側に比して大きな制動トルク
が発生し、前後輪Fr,Rrの接地能力を効率良く利用
した高い制動力が得られることになる。
【0023】第3電磁弁44は、第1電磁弁26及び第
2電磁弁34とは異なり、駆動信号が供給された際に開
弁する常時閉の2位置の電磁弁である。第3電磁弁44
の下流側は、リザーバ46と、上述したポンプ機構36
の吸入口36bとに連通している。従って、第3電磁弁
44が開弁し、その下流側にブレーキフルードが流出す
ると、その一部はポンプ機構36の吸入口36bへ供給
され、残る余剰分は一時的にリザーバ46に貯留される
ことになる。
2電磁弁34とは異なり、駆動信号が供給された際に開
弁する常時閉の2位置の電磁弁である。第3電磁弁44
の下流側は、リザーバ46と、上述したポンプ機構36
の吸入口36bとに連通している。従って、第3電磁弁
44が開弁し、その下流側にブレーキフルードが流出す
ると、その一部はポンプ機構36の吸入口36bへ供給
され、残る余剰分は一時的にリザーバ46に貯留される
ことになる。
【0024】ところで、上述した第1電磁弁26、第2
電磁弁34、第3電磁弁44、逆止弁28,32a,3
2b,42、ポンプ機構36、及びリザーバ46は、ハ
ウジングブロック18(図4において一点鎖線で囲んだ
部分)の内部に収納されている。また、図4に示すブレ
ーキ液圧回路は、上記の如く左前輪と右後輪とに制動力
を発生させるための回路であるが、ハウジングブロック
18の内部には、右前輪と左後輪とに制動力を発生させ
るためのブレーキ液圧回路も収納されている。つまり、
本実施例において、ハウジングブロック18の内部に
は、上述した第1電磁弁26、第2電磁弁34、第3電
磁弁44、逆止弁28,32a,32b,42、ポンプ
機構36、及びリザーバ46からなる回路が2組収納さ
れている。
電磁弁34、第3電磁弁44、逆止弁28,32a,3
2b,42、ポンプ機構36、及びリザーバ46は、ハ
ウジングブロック18(図4において一点鎖線で囲んだ
部分)の内部に収納されている。また、図4に示すブレ
ーキ液圧回路は、上記の如く左前輪と右後輪とに制動力
を発生させるための回路であるが、ハウジングブロック
18の内部には、右前輪と左後輪とに制動力を発生させ
るためのブレーキ液圧回路も収納されている。つまり、
本実施例において、ハウジングブロック18の内部に
は、上述した第1電磁弁26、第2電磁弁34、第3電
磁弁44、逆止弁28,32a,32b,42、ポンプ
機構36、及びリザーバ46からなる回路が2組収納さ
れている。
【0025】ここで、上述した第1電磁弁26、第2電
磁弁34、第3電磁弁44、及び駆動モータ22は、E
CU24によって制御されている。ECU24は、左前
輪の車輪速を検出する車輪速センサ48、及び右後輪の
車輪速を検出する車輪速センサ50のセンサ出力に応じ
て、適宜下記表1に示す1〜7の何れかのモードを実現
すべく、第1電磁弁26、第2電磁弁34、第3電磁弁
44、及び駆動モータ22の制御を行う。
磁弁34、第3電磁弁44、及び駆動モータ22は、E
CU24によって制御されている。ECU24は、左前
輪の車輪速を検出する車輪速センサ48、及び右後輪の
車輪速を検出する車輪速センサ50のセンサ出力に応じ
て、適宜下記表1に示す1〜7の何れかのモードを実現
すべく、第1電磁弁26、第2電磁弁34、第3電磁弁
44、及び駆動モータ22の制御を行う。
【0026】尚、表1中、“O”はOPEN、すなわち
開弁状態を表し、“C”はCLOSE、すなわち閉弁状
態を表している。また、“M/C増圧”、“ポンプ増
圧”、“保持”、及び“減圧”は、それぞれホイルシリ
ンダ30,40におけるブレーキ液圧が、マスタシリン
ダ16の液圧上昇に伴って増圧される状況、ポンプ機構
36の吐出圧によって増圧される状況、マスタシリンダ
16の液圧等に関わらず保持される状況、及びマスタシ
リンダ16の液圧等に関わらず減圧される状況を表して
いる。
開弁状態を表し、“C”はCLOSE、すなわち閉弁状
態を表している。また、“M/C増圧”、“ポンプ増
圧”、“保持”、及び“減圧”は、それぞれホイルシリ
ンダ30,40におけるブレーキ液圧が、マスタシリン
ダ16の液圧上昇に伴って増圧される状況、ポンプ機構
36の吐出圧によって増圧される状況、マスタシリンダ
16の液圧等に関わらず保持される状況、及びマスタシ
リンダ16の液圧等に関わらず減圧される状況を表して
いる。
【0027】
【表1】
【0028】つまり、前後輪が共に正常な接地状態を維
持している場合は、モード1を実現してマスタシリンダ
16で発生したブレーキ液圧が、ホイルシリンダ30,
40に到達し得る状態とする。また、後輪のみがロック
状態に移行しそうな場合は、モード1〜3を適宜実行し
て、ホイルシリンダ40のブレーキ圧の制御を図る。そ
して、前輪がロック状態に移行しそうな場合は、モード
4〜7を適宜実行してホイルシリンダ30,40のブレ
ーキ圧の制御を図る。
持している場合は、モード1を実現してマスタシリンダ
16で発生したブレーキ液圧が、ホイルシリンダ30,
40に到達し得る状態とする。また、後輪のみがロック
状態に移行しそうな場合は、モード1〜3を適宜実行し
て、ホイルシリンダ40のブレーキ圧の制御を図る。そ
して、前輪がロック状態に移行しそうな場合は、モード
4〜7を適宜実行してホイルシリンダ30,40のブレ
ーキ圧の制御を図る。
【0029】この場合、前後輪が共に適当な接地状態を
維持している状況下では、ブレーキペダル12に付与さ
れたブレーキ踏力に応じた制動力が発揮され、また、前
後輪の何れかがロック状態に移行しそうな状況下では、
ブレーキペダル12に付与されたブレーキ踏力の大小に
関わらず、ホイルシリンダ30,40のブレーキ液圧
が、車輪がロック状態に移行するのを避けるべく制御さ
れ、ABSとして所望の機能が実現されることになる。
維持している状況下では、ブレーキペダル12に付与さ
れたブレーキ踏力に応じた制動力が発揮され、また、前
後輪の何れかがロック状態に移行しそうな状況下では、
ブレーキペダル12に付与されたブレーキ踏力の大小に
関わらず、ホイルシリンダ30,40のブレーキ液圧
が、車輪がロック状態に移行するのを避けるべく制御さ
れ、ABSとして所望の機能が実現されることになる。
【0030】ところで、液圧ブレーキ装置10の倍力装
置14は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパ
ネルに固定される部材である。このため、マスタシリン
ダ16や倍力装置14と、駆動モータ22とが一体化さ
れている場合、駆動モータ22の作動時に生ずる振動が
車室内に伝搬され易くなり、車両の静粛性を損なう場合
が生ずる。
置14は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパ
ネルに固定される部材である。このため、マスタシリン
ダ16や倍力装置14と、駆動モータ22とが一体化さ
れている場合、駆動モータ22の作動時に生ずる振動が
車室内に伝搬され易くなり、車両の静粛性を損なう場合
が生ずる。
【0031】これに対して、本実施例の液圧ブレーキ装
置10は、車両の静粛性を損なうことなく、マスタシリ
ンダ16や倍力装置14と駆動モータ22との一体化を
可能とした点に特徴を有している。以下、図2中に示す
A−A断面図である図5を参照して、液圧ブレーキ装置
10の特徴部について説明する。
置10は、車両の静粛性を損なうことなく、マスタシリ
ンダ16や倍力装置14と駆動モータ22との一体化を
可能とした点に特徴を有している。以下、図2中に示す
A−A断面図である図5を参照して、液圧ブレーキ装置
10の特徴部について説明する。
【0032】図5に示すように、駆動モータ22は、ケ
ース52に内蔵される回転子54、回転軸56、マグネ
ット58、整流子60、及びブラシ62等によって構成
される。ここで、整流子60、及びブラシ62には、そ
れぞれECU24につながるリード64a,64bの一
方が接続されており、これらリード64a,64bを介
して駆動モータ22の駆動に必要な電力の供給が行われ
る。尚、ケース52とハウジングブロック18との間、
及びリード64a,64bの端部には、シール材が配設
されており、駆動モータ22に要求されるシール性の確
保が図られている。
ース52に内蔵される回転子54、回転軸56、マグネ
ット58、整流子60、及びブラシ62等によって構成
される。ここで、整流子60、及びブラシ62には、そ
れぞれECU24につながるリード64a,64bの一
方が接続されており、これらリード64a,64bを介
して駆動モータ22の駆動に必要な電力の供給が行われ
る。尚、ケース52とハウジングブロック18との間、
及びリード64a,64bの端部には、シール材が配設
されており、駆動モータ22に要求されるシール性の確
保が図られている。
【0033】上記構成の駆動モータ22においては、回
転子54、回転軸56、及び整流子60が、回転部分で
ある。そして、これら回転子54、回転軸56、及び整
流子60は、回転軸56の中心線上にそれぞれの重心を
有している。従って、駆動モータ22の回転部分の重心
は、回転軸56の中心線上に存在していることになる。
転子54、回転軸56、及び整流子60が、回転部分で
ある。そして、これら回転子54、回転軸56、及び整
流子60は、回転軸56の中心線上にそれぞれの重心を
有している。従って、駆動モータ22の回転部分の重心
は、回転軸56の中心線上に存在していることになる。
【0034】ここで、駆動モータ22は、回転軸56の
中心線の向きが鉛直方向となるように配設されている。
また、回転軸56は、ハウジングブロック18内に配設
される2つの回転軸受66、68によって回転可能に支
持されている。この場合、回転部分の全重量は、回転軸
受66,68に、軸方向の力として伝達される。従っ
て、回転軸受66,68の径方向に、駆動モータ22の
回転部分の重量に起因して偏った力が作用することはな
く、回転軸受66,68に作用する荷重の分布は、全周
にわたって均等なものとなる。このため、本実施例にお
いては、駆動モータ22の回転時における回転軸受6
6,68の振動を、極めて小さく抑制することができ
る。
中心線の向きが鉛直方向となるように配設されている。
また、回転軸56は、ハウジングブロック18内に配設
される2つの回転軸受66、68によって回転可能に支
持されている。この場合、回転部分の全重量は、回転軸
受66,68に、軸方向の力として伝達される。従っ
て、回転軸受66,68の径方向に、駆動モータ22の
回転部分の重量に起因して偏った力が作用することはな
く、回転軸受66,68に作用する荷重の分布は、全周
にわたって均等なものとなる。このため、本実施例にお
いては、駆動モータ22の回転時における回転軸受6
6,68の振動を、極めて小さく抑制することができ
る。
【0035】このように、本実施例の液圧ブレーキ装置
10においては、駆動モータ22とハウジングブロック
18とが一体化されているにも関わらず、駆動モータ2
2の回転時に起因してハウジングブロック18に伝達さ
れる振動を、極めて小さく抑制することができる。この
ため、マスタシリンダ16、及び倍力装置14等を介し
て車室内に伝搬される振動も十分に小さなレベルとな
り、高い静粛性が確保されることになる。
10においては、駆動モータ22とハウジングブロック
18とが一体化されているにも関わらず、駆動モータ2
2の回転時に起因してハウジングブロック18に伝達さ
れる振動を、極めて小さく抑制することができる。この
ため、マスタシリンダ16、及び倍力装置14等を介し
て車室内に伝搬される振動も十分に小さなレベルとな
り、高い静粛性が確保されることになる。
【0036】ところで、ハウジングブロック18に内蔵
されるポンプ機構36は、上記の如くプランジャポンプ
であり、図5に示す如く、ハウジングブロック18内に
収納されるプランジャ70、スプリング72、キャップ
74、流入口側の逆止弁76、及び図示しない流出口側
の逆止弁により構成される。ここで、プランジャ70
は、ハウジングブロック18内に摺動可能に嵌挿されて
いる。また、流入口側の逆止弁76は、スプリング72
が配設されるポンプ室78への流れのみを許容するよう
に、一方、流出口側の逆止弁は、ポンプ室78から流出
する流れのみを許容するように設けられている。更に、
プランジャ70の端部は、駆動モータ22の回転軸56
に固定された偏心カム80に当接している。
されるポンプ機構36は、上記の如くプランジャポンプ
であり、図5に示す如く、ハウジングブロック18内に
収納されるプランジャ70、スプリング72、キャップ
74、流入口側の逆止弁76、及び図示しない流出口側
の逆止弁により構成される。ここで、プランジャ70
は、ハウジングブロック18内に摺動可能に嵌挿されて
いる。また、流入口側の逆止弁76は、スプリング72
が配設されるポンプ室78への流れのみを許容するよう
に、一方、流出口側の逆止弁は、ポンプ室78から流出
する流れのみを許容するように設けられている。更に、
プランジャ70の端部は、駆動モータ22の回転軸56
に固定された偏心カム80に当接している。
【0037】従って、駆動モータ22の回転軸56が回
転し、偏心カム80が回転すると、ポンプ室78の容積
が周期的に増減を繰り返し、流入口側からポンプ室78
へのブレーキフルードの吸入、及びポンプ室78から吐
出口へのブレーキフルードの吐出が、繰り返し行われる
ことになる。
転し、偏心カム80が回転すると、ポンプ室78の容積
が周期的に増減を繰り返し、流入口側からポンプ室78
へのブレーキフルードの吸入、及びポンプ室78から吐
出口へのブレーキフルードの吐出が、繰り返し行われる
ことになる。
【0038】ここで、本実施例の液圧ブレーキ装置10
は、上記の如くタンデム式のマスタシリンダ16の2つ
の加圧室16b,16cそれぞれに対応する2系統のブ
レーキ液圧回路を有する装置である。このため、ハウジ
ングブロック18の内部には、2つのポンプ機構36が
収納されている。この際、駆動モータ22は、2つのポ
ンプ機構36において共用することが可能であるため、
2つのポンプ機構36は、図1中に破線で示す如く、駆
動モータ22を挟んで、より正確には偏心カム80を挟
んで対向配置されている。
は、上記の如くタンデム式のマスタシリンダ16の2つ
の加圧室16b,16cそれぞれに対応する2系統のブ
レーキ液圧回路を有する装置である。このため、ハウジ
ングブロック18の内部には、2つのポンプ機構36が
収納されている。この際、駆動モータ22は、2つのポ
ンプ機構36において共用することが可能であるため、
2つのポンプ機構36は、図1中に破線で示す如く、駆
動モータ22を挟んで、より正確には偏心カム80を挟
んで対向配置されている。
【0039】また、図5には、上記図4に示すブレーキ
液圧回路中、ポンプ機構36とリザーバ46のみを表示
しているが、ハウジングブロック18内には、一のポン
プ機構36に対応して、第1電磁弁26、第2電磁弁3
4、第3電磁弁44、逆止弁28,32a,32b,4
2等が設けられることは前記した通りである。
液圧回路中、ポンプ機構36とリザーバ46のみを表示
しているが、ハウジングブロック18内には、一のポン
プ機構36に対応して、第1電磁弁26、第2電磁弁3
4、第3電磁弁44、逆止弁28,32a,32b,4
2等が設けられることは前記した通りである。
【0040】これに対して、液圧ブレーキ装置10にお
いては、図1に示す如く、マスタシリンダ16の長手方
向と、2つのポンプ機構36の配設方向とを合わせるこ
とにより、一の加圧室16bと一のポンプ機構36とを
近接させ、他の加圧室16cと他のポンプ機構36とを
近接させる構成を採ると共に、各ポンプ機構36に対応
して設けられる第1電磁弁26、第2電磁弁34、第3
電磁弁44、逆止弁28,32a,32b,42、及び
リザーバ46を、ハウジングブロック18の内部で、駆
動モータ22の回転軸56に対してそのポンプ機構と同
一の側に配設することとしている。
いては、図1に示す如く、マスタシリンダ16の長手方
向と、2つのポンプ機構36の配設方向とを合わせるこ
とにより、一の加圧室16bと一のポンプ機構36とを
近接させ、他の加圧室16cと他のポンプ機構36とを
近接させる構成を採ると共に、各ポンプ機構36に対応
して設けられる第1電磁弁26、第2電磁弁34、第3
電磁弁44、逆止弁28,32a,32b,42、及び
リザーバ46を、ハウジングブロック18の内部で、駆
動モータ22の回転軸56に対してそのポンプ機構と同
一の側に配設することとしている。
【0041】かかる構成によれば、マスタシリンダ16
の加圧室16b,16cそれぞれの液圧供給部と、その
液圧供給部に通じるブレーキ液圧回路を構成するための
各構成要素とが、互いに近接配置されることになり、高
いスペース効率の確保と、液圧経路の短縮化とが実現さ
れることになる。このため、液圧ブレーキ装置10にお
いては、ブレーキ液圧回路中の流通抵抗を小さく抑制す
ることができると共に、体格の小型化を実現することが
できる。また、上記の如く、ブレーキ液圧回路を構成す
る各構成要素が近接配置される構成によれば、比較的少
ない穴加工で、ハウジングブロック18内に所望の液圧
経路を形成することができる。この意味で、液圧ブレー
キ装置10は、比較的容易にブレーキ液圧回路を実現す
ることができるという利益を有していることになる。
の加圧室16b,16cそれぞれの液圧供給部と、その
液圧供給部に通じるブレーキ液圧回路を構成するための
各構成要素とが、互いに近接配置されることになり、高
いスペース効率の確保と、液圧経路の短縮化とが実現さ
れることになる。このため、液圧ブレーキ装置10にお
いては、ブレーキ液圧回路中の流通抵抗を小さく抑制す
ることができると共に、体格の小型化を実現することが
できる。また、上記の如く、ブレーキ液圧回路を構成す
る各構成要素が近接配置される構成によれば、比較的少
ない穴加工で、ハウジングブロック18内に所望の液圧
経路を形成することができる。この意味で、液圧ブレー
キ装置10は、比較的容易にブレーキ液圧回路を実現す
ることができるという利益を有していることになる。
【0042】ところで、液圧ブレーキ装置10において
は、図1に示す如く、ハウジングブロック18の上下
に、駆動モータ22とECU24とを配設する構成とし
ている。更に、かかる構成を実現するにあたり、図2に
示す如く、駆動モータ22の中心軸と、マスタシリンダ
16の中心軸とに、所定のオフセットを付与している。
このため、図5に示す如く、リザーバ46、リード64
a,64b等は、マスタシリンダ16と干渉することな
くハウジングブロック18の内、駆動モータ22の直下
に配設することが可能とされている。
は、図1に示す如く、ハウジングブロック18の上下
に、駆動モータ22とECU24とを配設する構成とし
ている。更に、かかる構成を実現するにあたり、図2に
示す如く、駆動モータ22の中心軸と、マスタシリンダ
16の中心軸とに、所定のオフセットを付与している。
このため、図5に示す如く、リザーバ46、リード64
a,64b等は、マスタシリンダ16と干渉することな
くハウジングブロック18の内、駆動モータ22の直下
に配設することが可能とされている。
【0043】この場合、リザーバ46とポンプ機構36
のポンプ室72とを結ぶ液圧通路82、及びリード64
b,64cを貫通させるための貫通孔84は、ハウジン
グブロック18内に直線的に設ければ足り、その加工は
極めて容易に行うことができる。本実施例の液圧ブレー
キ装置10は、かかる点でも、生産性上、優れた特性を
有していることになる。
のポンプ室72とを結ぶ液圧通路82、及びリード64
b,64cを貫通させるための貫通孔84は、ハウジン
グブロック18内に直線的に設ければ足り、その加工は
極めて容易に行うことができる。本実施例の液圧ブレー
キ装置10は、かかる点でも、生産性上、優れた特性を
有していることになる。
【0044】また、上記の如く駆動モータ22とマスタ
シリンダ16とに所定のオフセットが付与されている場
合、図2に示す如く、ハウジングブロック18上に、各
加圧室16a,16bのブレーキフルード供給口86,
88と、リザーバタンク20とを連通するリザーバ経路
90を配設するスペースを確保することができる。この
意味で、液圧ブレーキ装置10は、駆動モータ22とマ
スタシリンダ16とにオフセットを付与しない場合に比
して、一層の小型化が実現できるという利益を有してい
ることになる。
シリンダ16とに所定のオフセットが付与されている場
合、図2に示す如く、ハウジングブロック18上に、各
加圧室16a,16bのブレーキフルード供給口86,
88と、リザーバタンク20とを連通するリザーバ経路
90を配設するスペースを確保することができる。この
意味で、液圧ブレーキ装置10は、駆動モータ22とマ
スタシリンダ16とにオフセットを付与しない場合に比
して、一層の小型化が実現できるという利益を有してい
ることになる。
【0045】更に、本実施例の液圧ブレーキ装置10に
おいては、図6に示す如く、ハウジングブロック18に
設けた雄ねじ18aと、雄ねじ18aに螺着されるナッ
ト19とを用いて駆動ポンプ22を固定する構成として
いると共に、リザーバタンク20の爪20aを、ナット
19の上部に突出した雄ねじ18aに係合させることで
リザーバタンク20を固定する構成としている。このた
め、液圧ブレーキ装置10においては、リザーバタンク
20の固定用ボルト、およびそのボルトに嵌合するボル
ト穴の加工等が不用となる。本実施例の液圧ブレーキ装
置10は、かかる点においても優れた効果を有している
ことになる。
おいては、図6に示す如く、ハウジングブロック18に
設けた雄ねじ18aと、雄ねじ18aに螺着されるナッ
ト19とを用いて駆動ポンプ22を固定する構成として
いると共に、リザーバタンク20の爪20aを、ナット
19の上部に突出した雄ねじ18aに係合させることで
リザーバタンク20を固定する構成としている。このた
め、液圧ブレーキ装置10においては、リザーバタンク
20の固定用ボルト、およびそのボルトに嵌合するボル
ト穴の加工等が不用となる。本実施例の液圧ブレーキ装
置10は、かかる点においても優れた効果を有している
ことになる。
【0046】ところで、液圧ブレーキ装置10は、上記
の如く、倍力装置14をダッシュパネルに固定した状態
に組み付けられるが、その場合、液圧ブレーキ装置10
自身は、エンジンルーム内において、サスペンションタ
ワーとエンジンとの間に位置することになる。これに対
して、上記の如くECU24を液圧ブレーキ装置10の
下面に配設する構成によれば、ECU24は、エンジン
から発せられる熱の影響を受けにくい状態となる。この
意味で、液圧ブレーキ装置10は、ECU24を側面に
備える場合に比して、高い信頼性を有していることにな
る。
の如く、倍力装置14をダッシュパネルに固定した状態
に組み付けられるが、その場合、液圧ブレーキ装置10
自身は、エンジンルーム内において、サスペンションタ
ワーとエンジンとの間に位置することになる。これに対
して、上記の如くECU24を液圧ブレーキ装置10の
下面に配設する構成によれば、ECU24は、エンジン
から発せられる熱の影響を受けにくい状態となる。この
意味で、液圧ブレーキ装置10は、ECU24を側面に
備える場合に比して、高い信頼性を有していることにな
る。
【0047】尚、上記実施例においては、回転軸56の
中心軸が、前記した駆動モータの回転部分の重心を通る
鉛直方向の直線に相当し、また、第1電磁弁26、第2
電磁弁34、及び第3電磁弁44が、前記した弁機構に
相当している。
中心軸が、前記した駆動モータの回転部分の重心を通る
鉛直方向の直線に相当し、また、第1電磁弁26、第2
電磁弁34、及び第3電磁弁44が、前記した弁機構に
相当している。
【0048】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、駆動モータの回転部分の重力が、回転軸を支持する
回転軸受に径方向の力として伝達されるのを防止するこ
とができる。このため、本発明によれば、駆動モータの
回転時に、回転軸受に生ずる振動、すなわち、回転軸受
を介して駆動モータと一体化されているマスタシリンダ
に伝達される振動を抑制することができる。従って、本
発明に係る液圧ブレーキ装置によれば、駆動モータが別
体化されていた装置と同様の静粛性を維持しつつ、より
優れた車両搭載性を実現することができる。
ば、駆動モータの回転部分の重力が、回転軸を支持する
回転軸受に径方向の力として伝達されるのを防止するこ
とができる。このため、本発明によれば、駆動モータの
回転時に、回転軸受に生ずる振動、すなわち、回転軸受
を介して駆動モータと一体化されているマスタシリンダ
に伝達される振動を抑制することができる。従って、本
発明に係る液圧ブレーキ装置によれば、駆動モータが別
体化されていた装置と同様の静粛性を維持しつつ、より
優れた車両搭載性を実現することができる。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、液圧
ブレーキ装置において、一連の液圧回路を形成するマス
タシリンダの液圧供給部と、この液圧供給部に通じる弁
機構及びポンプ機構とを、駆動モータの駆動軸に対して
同一側に配設される。このため、本発明に係る液圧ブレ
ーキ装置によれば、比較的短い液圧通路を用いて、一連
の液圧回路を形成することが可能となり、高いスペース
効率を実現することができる。従って、本発明によれ
ば、ブレーキ液圧を制御する弁機構を含む液圧ブレーキ
装置において、良好な車両搭載性を確保することができ
る。
ブレーキ装置において、一連の液圧回路を形成するマス
タシリンダの液圧供給部と、この液圧供給部に通じる弁
機構及びポンプ機構とを、駆動モータの駆動軸に対して
同一側に配設される。このため、本発明に係る液圧ブレ
ーキ装置によれば、比較的短い液圧通路を用いて、一連
の液圧回路を形成することが可能となり、高いスペース
効率を実現することができる。従って、本発明によれ
ば、ブレーキ液圧を制御する弁機構を含む液圧ブレーキ
装置において、良好な車両搭載性を確保することができ
る。
【図1】本発明の一実施例である液圧ブレーキ装置の正
面図である。
面図である。
【図2】本実施例の液圧ブレーキ装置の平面図である。
【図3】本実施例の液圧ブレーキ装置の左側面図であ
る。
る。
【図4】本実施例の液圧ブレーキ装置が備える一系統分
のブレーキ液圧回路の回路図である。
のブレーキ液圧回路の回路図である。
【図5】本実施例の液圧ブレーキ装置の駆動モータ周辺
の構成を表す断面図である。
の構成を表す断面図である。
【図6】本実施例の液圧ブレーキ装置のリザーバタンク
の固定部周辺の構成を表す図である。
の固定部周辺の構成を表す図である。
10 液圧ブレーキ装置 14 倍力装置 16 マスタシリンダ 16b,16c 加圧室 18 ハウジングブロック 20 リザーバタンク 22 駆動モータ 24 電子制御ユニット(ECU) 26 第1電磁弁 34 第2電磁弁 36 ポンプ機構 44 第3電磁弁 46 リザーバ 54 回転子 56 駆動軸 60 整流子 64a,64b リード 66,68 回転軸受 72 ポンプ室 80 偏心カム 82 液圧通路 84 貫通孔 86,88 ブレーキフルード供給口 90 リザーバ経路
Claims (2)
- 【請求項1】 マスタシリンダと、ブレーキ液圧回路内
に配設されるポンプ機構と、該ポンプ機構を駆動する駆
動モータとを一体に備える液圧ブレーキ装置において、 前記駆動モータの回転軸が、該駆動モータの回転部分の
重心を通る鉛直方向の直線に重なるように配設されてい
ることを特徴とする液圧ブレーキ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の液圧ブレーキ装置におい
て、 前記マスタシリンダ、前記ポンプ機構、及び前記駆動モ
ータに加え、ブレーキ液圧制御用の弁機構を含むブレー
キ液圧回路を内蔵するハウジングブロックを一体に備え
ると共に、 前記マスタシリンダの液圧供給部と、該液圧供給部に通
じる前記弁機構とが、前記駆動モータの回転軸に対し
て、前記液圧供給部に通じるポンプ機構と同一側に配設
されていることを特徴とする液圧ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8708695A JPH08282459A (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 液圧ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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- 1995-04-12 JP JP8708695A patent/JPH08282459A/ja active Pending
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