JPH08287634A - 磁気ヘッド支持機構 - Google Patents

磁気ヘッド支持機構

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JPH08287634A
JPH08287634A JP7092346A JP9234695A JPH08287634A JP H08287634 A JPH08287634 A JP H08287634A JP 7092346 A JP7092346 A JP 7092346A JP 9234695 A JP9234695 A JP 9234695A JP H08287634 A JPH08287634 A JP H08287634A
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support mechanism
film
head support
load beam
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JP7092346A
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Takeshi Oe
健 大江
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    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10—Structure or manufacture of housings or shields for heads
    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4833—Structure of the arm assembly, e.g. load beams, flexures, parts of the arm adapted for controlling vertical force on the head

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転する磁気記憶媒体12と、該媒体に対し
て情報の読み書きできる磁気ヘッド23を該媒体上の任
意の位置にアクセスする機構を具備する磁気記憶装置に
おける磁気ヘッド支持機構に関し、この磁気ヘッド支持
機構に正確且つ簡単に荷重を与えることを目的とする。 【構成】 ジンバル25を介して前記磁気ヘッド23を
保持するロードビーム21の弾性部21b上に薄膜41
を形成すること、並びに該薄膜はその成膜時に内部膜応
力により収縮又は膨張するものであること、を特徴とす
る磁気ヘッド支持機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関
し、特に磁気ディスク装置に用いられる磁気ヘッド支持
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ヘッド支持機構は、磁気ヘッ
ドを搭載するスライダと、このスライダを保持するジン
バルと、このジンバルを保持するロードビームと、この
ロードビームを保持するスペーサとで構成されている。
ロードビームには剛体の部分と弾性の部分とがあり、弾
性部にはスライダを媒体に押しつけるための荷重を発生
させるべく、「R曲げ」と呼ばれる機械曲げ加工が施さ
れており、これにより所定の荷重でスライダを媒体に対
して押しつける。記録再生時において媒体(磁気ディス
ク)が回転する時は、スライダにかけられる荷重と空気
流によってスライダ浮上面に発生する浮上力とが釣り合
い、媒体上でスライダは微小な間隔をもって浮上する。
【0003】次に従来技術を図面を参照して説明する
と、図1及び図2にR曲げ加工により曲げられたロード
ビームを有する従来の磁気ヘッド支持機構を示し、図3
にこの種の磁気ヘッド支持機構を適用した3.5インチ
タイプの磁気ディスク装置を示す。まず、図3におい
て、磁気ディスク装置10は、エンクロージャ11内
に、径が3.5インチの磁気ディスク12、及びヘッド
位置決め用アクチュエータ13等が組込まれた構造を有
する。磁気ヘッド支持機構20において、ステンレス製
のロードビーム21は、アクチュエータのアーム部22
のスペーサに固定してある。
【0004】図1に示す磁気ヘッド支持機構20aは一
般的な形態のもので、ロードビーム21は剛性部21a
とR曲げ加工の施された弾性部21bから成る。磁気ヘ
ッド23を搭載したスライダ24はジンバル25を介し
てロードビーム21の剛性部21aに固定されており、
ロードビーム21の弾性部21bはスペーサ26に取付
けられ、更にアクチュエータのアーム部22(図3)に
取付けられている。
【0005】図2に示す磁気ヘッド支持機構20bはロ
ードビーム21とジンバル25が一体の部材で形成され
たもので、ロードビーム21はスライダ24を取付けた
一端から他端(弾性部21b)まで略均一な幅を有し、
ロードビーム21の剛性部21aの一端部に開口等を形
成することによりジンバル25が一体で形成されてい
る。
【0006】なお、図1又は図2において、ロードビー
ム21の剛体部21aは横幅の両側が折り曲げられてい
て剛体としての特性を有し、一方R曲げ加工の施された
弾性部21bにはこのような折り曲げ部分はなく弾性体
としての特性を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図1又は図2に示した
従来の磁気ヘッド支持機構20a,20bではサイズ
(全長約20〜30mm)も、荷重(数グラム)も大き
く、また、材料のステンレスの板厚が厚かった(50〜
80μm)ため機械曲げによるR曲げ加工は困難では無
かった。しかし、近年磁気ディスク装置のヘッド・ディ
スクインターフェース特性の向上のため磁気ヘッド支持
機構のサイズ、荷重は小さくなっている。例えば磁気ヘ
ッド支持機構のサイズは全長10mm程度、荷重は1g以
下である。また、これに伴いステンレスの板厚も薄くな
り例えば25μmの板材も使われるようになってきてい
る。このような磁気ヘッド支持機構に対する要求の変化
に伴い所定の荷重を磁気ヘッド支持機構のロードビーム
の弾性部の機械加工によるR曲げによって正確に得るこ
とが困難になってきた。さらに、ロードビームに曲げ加
工を行う際に磁気ヘッド支持機構を固定するための治具
等により磁気ヘッド支持機構に曲がり、捻じれ、反りが
発生する等の問題が生じている。これにより磁気ヘッド
支持機構の信頼性は低下する。
【0008】磁気ヘッド支持機構を取りつけたキャリッ
ジをシークした時には、当然、磁気ヘッド支持機構はそ
のキャリッジの振動の影響を受ける。これにより、磁気
ヘッドの位置決め精度も低下し、ひいてはディスク装置
の信頼性を低減させる。このような理由により、シーク
時にキャリッジから磁気ヘッド支持機構に伝えられる振
動を抑えるかが問題となっている。
【0009】従来、磁気ヘッド支持機構のロードビーム
のばね部に熱エネルギーを与えてばね圧の調整を行うも
の(特開平5−189906号)、ロードビームのばね
変形部位を、超弾性を有する材料(例えば形状記憶合
金)により形成するもの(特開昭63−281283
号)、ジンバル組立体を荷重調整した後、このジンバル
組立体を熱処理して低温焼鈍したもの(特開昭63−8
78号)、ロードアームの板材の一部が切り起こされて
曲げられ磁気ヘッドを記録媒体の側へ付勢する荷重を与
えるもの(特開平5−62405号)、ジンバルの可撓
舌部を延出させてその先端部にジンバルからの下方への
押圧力が付与されるようにしたもの(特開平6−103
717号)等において、ロードビームの安定化を図って
いるものもあるが、製造工数や製造コストが大きくな
り、価格を低減するのには不向きである。また、特開平
6−215513号においては、ロードビーム自体に形
成されたジンバル部において、磁気ヘッドスライダが固
定される固定部の両側に、T字形の梁部を形成し、これ
らの梁部によりジンバル部の共振点を下げずにジンバル
部の回転剛性を低くするように構成している。
【0010】本発明は、ロードビームに精度よく荷重を
発生させて、シーク時のキャリッジの振動による影響、
特に荷重の変動を少なくして信頼性を向上し、経費の低
減を可能とする磁気ヘッド支持機構を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1によると、回転
する磁気記憶媒体と、該媒体に対して情報の読み書きで
きる磁気ヘッドを該媒体上の任意の位置にアクセスする
機構を具備する磁気記憶装置における磁気ヘッド支持機
構であって、ジンバルを介して前記磁気ヘッドを保持す
るロードビームの弾性部上に薄膜を形成すること、並び
に該薄膜はその成膜時に内部膜応力により収縮又は膨張
するものであること、を特徴とする磁気ヘッド支持機構
が提供される。
【0012】請求項2によると、前記薄膜は、金属膜、
酸化膜、樹脂膜、セラミック膜、又は非金属膜のうち少
なくともいずれか1層を含むことを特徴とする請求項1
に記載の磁気ヘッド支持機構が提供される。請求項3に
よると、前記薄膜は単層であることを特徴とする請求項
1又は2に記載の磁気ヘッド支持機構が提供される。
【0013】請求項4によると、前記薄膜は2層以上の
多層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁
気ヘッド支持機構が提供される。請求項5によると、2
層以上の層は同種の層であることを特徴とする請求項5
に記載の磁気ヘッド支持機構が提供される。請求項6に
よると、2層以上の層は異種の層であることを特徴とす
る請求項5に記載の磁気ヘッド支持機構が提供される。
【0014】請求項7によると、2層以上の異種の層の
少なくとも1層は金属層であり、少なくとも他の1層は
該金属等の腐食を防止する保護層であることを特徴とす
る請求項6に記載の磁気ヘッド支持機構が提供される。
請求項8によると、ロードビームの剛性部上にも薄膜が
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気
ヘッド支持機構が提供される。
【0015】請求項9によると、薄膜はロードビームの
弾性部上からロードビームの剛性部上へ連続して延在し
ていることを特徴とする請求項8に記載の磁気ヘッド支
持機構が提供される。請求項10によると、回転する磁
気記憶媒体と、該媒体に対して情報の読み書きできる磁
気ヘッドを該媒体上の任意の位置にアクセスする機構を
具備する磁気記憶装置における磁気ヘッド支持機構であ
って、ジンバルを介して前記磁気ヘッドを保持するロー
ドビームの剛性部上に振動吸収用の薄膜が形成されてい
ることを特徴とする磁気ヘッド支持機構が提供される。
【0016】請求項11によると、ジンバルはロードビ
ームの剛性部の部位にて該ロードビームと一体成形され
たものであり、該ジンバルの部分に薄膜が形成されてい
ることを特徴とする請求項10に記載の磁気ヘッド支持
機構が提供される。請求項12によると、薄膜はロード
ビームの両面に形成されていることを特徴とする請求項
10又は11に記載の磁気ヘッド支持機構が提供され
る。
【0017】
【作用】請求項1〜7項に記載の発明によると、ロード
ビームの弾性部上に、成膜時に内部膜応力により収縮又
は膨張する薄膜を形成したので、成膜時にロードビーム
の弾性部に収縮力又は膨張力が作用し、弾性部がR曲げ
の機械加工をしたのと同様に正確に曲げ加工される。こ
れにより、薄膜を磁気ヘッド支持機構の荷重発生手段と
して利用することができる。
【0018】即ち、機械加工によりR曲げ加工を行うの
ではなく、成膜した時の膜の厚み、面積、材料により膜
応力を制御するため、より精度の高い荷重が得られる。
実際上は、膜は半導体技術を用いて成膜されるため厚
み、形状等は正確に制御されることが可能である。ま
た、治具による大きな押さえ力も必要ないので磁気ヘッ
ド支持機構に与える不必要な曲げ、捻じり、キズの心配
がないため信頼性の上でも問題無い。さらに、膜と磁気
ヘッド支持機構の密着性は膜の成膜条件を最適に選択す
ることにより十分強くなり、膜の信頼性は高い。
【0019】請求項8及び9の記載の発明によると、ロ
ードビームの弾性部のみならず剛性部上にも薄膜が形成
されることにより、薄膜を磁気ヘッド支持機構の荷重発
生手段として利用できるのみならず、ダンパー材として
振動吸収のために使用することもできる。請求項10〜
12に記載の発明によると、ロードビームの剛性部或い
はジンバル部に振動吸収用の薄膜が形成されているの
で、その膜のダンピング効果により磁気ヘッド支持機構
の振動が吸収される。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の磁気ヘッ
ド支持機構の実施例について詳細に説明する。これらの
実施例ではジンバル部25とロードビーム21とを一体
の部材で形成したものである。使用される板材としては
ステンレス(SUS)が適当であり、厚さは約25μm
程度である。ジンバル部25はロードビーム21の先端
部付近に開口部等により一体で形成される。即ち、図6
に最も良く示しているように、ジンバル部25は、ロー
ドビーム21に、一対のコ字形状開口31,32を、ロ
ードビーム21の長手方向に向き合う配置で形成し、且
つ、ロードビーム21の両側に沿ってスリット状の開口
33,34を形成することにより残置形成してある。ジ
ンバル部25は、磁気ヘッドスライダ固定部35と、一
対の第1の梁部36(一方のみ図示)と、一対の第2の
梁部38,39とを有する。
【0021】磁気ヘッドスライダ固定部35は、磁気ヘ
ッドスライダ24を固定するのに十分な程度の大きさ、
例えば、磁気ヘッドスライダ24の平面外形寸法(a=
2mm、b=1.6mm)と対応する寸法a×bを有する。
但し、接着強度があれば、これ以下の寸法でも何ら差し
支えない。磁気ヘッドスライダ35は、軽荷重構造のス
ライダを使用するのが装置の信頼性を保つために望まし
い。このスライダの浮上面と反対側の背面は平坦面とな
っており、その背面を前記固定部35に接着剤等により
固定する。この場合、スライダと固定部の各中心を一致
させる。
【0022】第1の梁部36は、上記固定部35の中心
(スライダの中心でもある)を通り、ロードビーム長手
方向中心線に直交して固定部35を横切る線(ロードビ
ーム幅方向線)に沿って、固定部35の両側より外方に
延出している。第2の梁部38,39は夫々上記第1の
梁部36の先端より、第1の梁部36と直交して両側に
平行に延出しており、先端側はロードビーム21のうち
ジンバル部25の周囲の部分と連結してある。この第2
の梁部38,39は、両持ち梁状であり、第1の梁部3
6の先端がつながっている中央部から両端まで延びてい
る。第2の梁部38,39と第1の梁部36とで、一対
のT字状梁を構成する。そして全体ではH字状梁を構成
する。
【0023】固定部35、第1の梁部36及び第2の梁
部38,39は、共にロードビーム21の一部によって
形成してある。前述のように、磁気ヘッド23を搭載し
たスライダ24はジンバル部25のスライド固定部35
上に接着剤等で固定されるが、磁気記憶媒体である磁気
ディスク12(図3)と対向する面、即ち図示の上面に
レール部24a,24bを有し、磁気ディスクの回転に
よって磁気ディスクとスライダ24との間で生ずる空気
流による浮上力と、磁気ヘッド支持機構、特にロードビ
ーム21によって与えられる加圧力とのバランスによ
り、記録又は読取時はスライダ24と磁気ディスクとの
間は微小な間隔に維持される。
【0024】回転中の磁気ディスクにうねりが発生した
り、ゴミが付着した場合を考えると、スライダ24は、
T字状をなす第1の梁部36及び第2の梁部38,39
の撓みを伴ってピッチング方向に回動する。この時、ジ
ンバルの第1の梁部36はねじりの変形を伴い、さらに
第2の梁部38,39は曲の変形を伴う。また、スライ
ダ24はローリング方向にも回動する。この時ジンバル
の一対の第1の梁部36は互いに逆向きの曲げの変形を
伴い、さらに第2の梁部38,39もまた互いに逆向き
の変形を伴う。このように、スライダ24はジンバル部
25によりピッチング方向及びローリング方向に弾性的
に揺動可能に支持される。
【0025】図4に本発明の磁気ヘッド支持機構の第一
実施例を示す。この実施例では、膜41を磁気ヘッド支
持機構のロードビーム21の弾性部21bに直接形成
し、その膜応力で弾性部21bが反り、疑似的にR曲げ
の機械加工を施した場合と同様の曲げ部分を形成してい
るものである。この曲げで磁気ヘッド支持機構の先端に
保持されているスライダ24を磁気記録媒体である磁気
ディスク12(図3)に押しつける荷重を生む。この膜
41には金属膜、酸化膜、樹脂膜、カーボン膜、シリコ
ン膜、セラミクス膜、非金属膜等が考えられ、形成方法
としてはその膜の種類により異なるが、例えば、スパッ
タ、蒸着、メッキ、塗布といった方法が考えられる。実
際の膜41としてはCU,Cr,Ni,Au,Ti,D
LC,NiFe,ITO,SiO2 、ポリイミド、レジ
スト、TIO2 ,Al2 O3 ,ZrO2 ,Si3 N4 ,
SiC、酸化クロム、ホウカチタン、Si等が考えられ
る。
【0026】膜41によっては成膜してから膨張(外向
きの応力を発生)するものと収縮(内向きの応力を発
生)するものがあるため、その方向によってロードビー
ム21のどちら側に成膜すればよいかが決定される。例
えば、膨張する膜はスライダ24側と反対の面に、収縮
する膜はスライダ24側の面に成膜すれば良い。また、
応力が小さく所定の荷重が得られない時には膜の厚さを
厚くするか、同種または異種の膜を2層以上にし応力を
稼ぐ方法も考えられる。さらに金属膜等は腐食の影響を
避けるためにその膜の上に保護膜としてポリイミド等の
膜を成膜することも考えられる。また、磁気ヘッド支持
機構のロードビーム21の材料であるステンレスと膜の
間の密着性や信頼性、膜と保護膜との間の密着性や信頼
性、2層以上の膜の場合には膜と膜の間の密着性や信頼
性を増すために、これらの間に極薄い膜を形成すること
も考えられる。また、膜応力をかせぐ方法としては、収
縮する膜をロードビームのスライダ側に、膨張する膜を
ロードビームのスライダ側とは反対側に形成する方法が
考えられる。以上述べた膜はロードビーム21の弾性部
21bのところに形成されているが、後述する理由によ
り一部が剛性部21aにまで張り出して形成してもよ
い。
【0027】図5に本発明の磁気ヘッドの支持機構の第
二実施例を示す。この実施例では膜42はロードビーム
21の剛性部21a上に直接形成されている。剛性部2
1a上では膜の種類の如何に関わらずロードビーム21
の表裏どちらかに成膜してもよい。この膜42はロード
ビームの振動を吸収し、抑える効果をもたらす。ダンパ
材を一枚一枚貼ることにより振動を吸収しようとする試
みもあるが、この方法だと作業の効率が悪くコストの低
減は難しい。本実施例の方法によるとバッチで成膜可能
であるためコスト低減が可能である。
【0028】図6に本発明の磁気ヘッド支持機構の第三
実施例を示す。ダンピング効果を期待するためにはロー
ドビーム21上に成膜するだけではなく、本実施例のよ
うに、ジンバル部25上に成膜してもよい。より具体的
には、前述したジンバル部25の一対の第一の梁部36
と、一対の第二の梁部38,39により形成される一対
のT字状梁の上に、同様の形状の一対のT字形の膜4
3,44を形成している。これによりジンバル部25の
振動が吸収できるため同様な効果がある。ただし、ジン
バル部25上に成膜する場合にはジンバル部25が膜応
力のために反らないように両面に成膜するのが望まし
い。より高いダンピング効果を得るためには膜厚を厚く
するか、単層のみならず同種または異種の2層以上の複
層の膜を形成するのが好ましい。もちろん、金属膜の場
合は腐食対策としてポリイミド等の保護膜をその上に形
成すると膜の信頼性は一層向上する。
【0029】図7は本発明の磁気ヘッド支持機構の第四
実施例を示す。この実施例によるとロードビーム21の
弾性部21bから剛性部21aにかけて膜45が成膜さ
れている。このような位置に膜45を形成することで荷
重発生の効果とダンピングの効果が同時に得られるため
効率がよい。この実施例においても、前記実施例と同様
膜45を複層としてもよく、また保護膜を形成してもよ
い。
【0030】図8は図5に示した第二実施例と同様の実
施例であるが、磁気ヘッドスライダ24への配線パター
ンを示したものである。図において、51a〜51dは
磁気ヘッドスライダ24の端子、52a〜52dは端子
51a〜51dに接合されるロードビーム21側のヘッ
ド搭載部35の端子、53a〜53dはロードビーム2
1上に形成した配線パターン、55a〜55dはロード
ビーム21から外部に接続するための端子である。な
お、これらの配線パターン53a〜53dと、薄膜42
とを同一の金属材料とし、同一のプロセスで形成するこ
とにより、従来の機械加工に比べ、製造工程を減らすこ
とができる。
【0031】以上の実施例において、ロードビーム21
上に形成する膜は矩形であるが、本発明はこのような膜
形状に限定されるものではなく、例えば円形、楕円形、
又は三角形等の膜形状とすることも出来る。また、上記
実施例においては、ジンバル部25はロードビーム21
と一体に形成されたものであるが、図1において従来例
(1)として示した、ジンバル25をロードビーム21
と別体に構成した磁気ヘッド支持機構についても適用す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればロ
ードビームに荷重を精度よく発生させることが可能とな
り、磁気ヘッド支持機構を機械的損傷より守り、且つ信
頼性を向上し、価格低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ヘッド支持機構の従来例(1)を示す。
【図2】磁気ヘッド支持機構の従来例(2)を示す。
【図3】磁気ヘッド支持機構を使用した磁気記憶装置を
示す。
【図4】本発明の磁気ヘッド支持機構の第一実施例を示
す。
【図5】本発明の磁気ヘッド支持機構の第二実施例を示
す。
【図6】本発明の磁気ヘッド支持機構の第三実施例を示
す。
【図7】本発明の磁気ヘッド支持機構の第四実施例を示
す。
【図8】図5に示した第二実施例と同様な実施例である
が、磁気ヘッドスライダへの配線パターンを示した図で
ある。
【符号の説明】
12…磁気ディスク(磁気記憶媒体) 21…ロードビーム 21a…剛性部 21b…弾性部 23…磁気ヘッド 24…スライダ 25…ジンバル部 26…スペーサ 41〜45…薄膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する磁気記憶媒体と、該媒体に対し
    て情報の読み書きできる磁気ヘッドを該媒体上の任意の
    位置にアクセスする機構を具備する磁気記憶装置におけ
    る磁気ヘッド支持機構であって、ジンバルを介して前記
    磁気ヘッドを保持するロードビームの弾性部上に直接薄
    膜を形成すること、並びに該薄膜はその成膜時に内部膜
    応力により収縮又は膨張するものであること、を特徴と
    する磁気ヘッド支持機構。
  2. 【請求項2】 前記薄膜は、金属膜、酸化膜、樹脂膜、
    セラミック膜、又は非金属膜のうち少なくともいずれか
    1層を含むことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッ
    ド支持機構。
  3. 【請求項3】 前記薄膜は単層であることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の磁気ヘッド支持機構。
  4. 【請求項4】 前記薄膜は2層以上の多層であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ヘッド支持機
    構。
  5. 【請求項5】 2層以上の層は同種の層であることを特
    徴とする請求項5に記載の磁気ヘッド支持機構。
  6. 【請求項6】 2層以上の層は異種の層であることを特
    徴とする請求項5に記載の磁気ヘッド支持機構。
  7. 【請求項7】 2層以上の異種の層の少なくとも1層は
    金属層であり、少なくとも他の1層は該金属等の腐食を
    防止する保護層であることを特徴とする請求項6に記載
    の磁気ヘッド支持機構。
  8. 【請求項8】 ロードビームの剛性部上にも薄膜が形成
    されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の磁気ヘッド支持機構。
  9. 【請求項9】 薄膜はロードビームの弾性部上からロー
    ドビームの剛性部上へ連続して延在していることを特徴
    とする請求項8に記載の磁気ヘッド支持機構。
  10. 【請求項10】 回転する磁気記憶媒体と、該媒体に対
    して情報の読み書きできる磁気ヘッドを該媒体上の任意
    の位置にアクセスする機構を具備する磁気記憶装置にお
    ける磁気ヘッド支持機構であって、ジンバルを介して前
    記磁気ヘッドを保持するロードビームの剛性部上に振動
    吸収用の薄膜が形成されていることを特徴とする磁気ヘ
    ッド支持機構。
  11. 【請求項11】 ジンバルはロードビームの剛性部の部
    位にて該ロードビームと一体成形されたものであり、該
    ジンバルの部分に振動吸収用の薄膜が形成されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の磁気ヘッド支持機
    構。
  12. 【請求項12】 薄膜はロードビーム、ジンバルの両面
    に形成されていることを特徴とする請求項10又は11
    に記載の磁気ヘッド支持機構。
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