JPH08287751A - 絶縁電線の製造方法 - Google Patents

絶縁電線の製造方法

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Publication number
JPH08287751A
JPH08287751A JP11641495A JP11641495A JPH08287751A JP H08287751 A JPH08287751 A JP H08287751A JP 11641495 A JP11641495 A JP 11641495A JP 11641495 A JP11641495 A JP 11641495A JP H08287751 A JPH08287751 A JP H08287751A
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JP
Japan
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conductor
insulated wire
insulating coating
electrode
insulating
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Application number
JP11641495A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Kuroki
英隆 黒木
Kenji Furuta
堅司 古田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自己融着層を有するダブルコート型絶縁電線
を製造するにあたり、下層に位置することとなる絶縁被
膜の絶縁不良部を的確に検知でき、コイリングされた後
に線間短絡等の不良が発生することがない、信頼性の高
い絶縁電線を得ることができる製造方法を提供するこ
と。 【構成】 導体上に絶縁被膜、自己融着層を備える絶縁
電線1を製造する方法において、導体上に絶縁被膜を形
成する工程と、さらにその上に自己融着層を形成する工
程との間に、前記絶縁被膜に課電用電極5を当接させ当
該絶縁被膜の絶縁状態を検査する工程を行う。自己融着
層を設ける前に絶縁被膜の絶縁状態を検査するので、確
実に絶縁被膜の欠陥を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば様々な電機・電
子機器に使用されるモーターやトランス用のマグネット
ワイヤとして用いられる、自己融着層を具備する絶縁電
線の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種巻線用の絶縁電線として、例えば図
4に示すように、丸形導体や平角導体等の導体11の上
に、エナメル絶縁被膜等からなる絶縁被膜12、自己融
着層13を順次設けたいわゆるダブルコート型絶縁電線
1が用いられることがある。前記自己融着層13は、該
絶縁電線がコイル巻きされたときに隣接する線間の接着
剤としての役目を果たし、該層は加熱または溶剤の添加
若しくはこれらの併用により、軟化若しくは膨潤して線
間において互いに融着し、コイルを固着させるものであ
る。この場合、絶縁被膜が部分的に欠落している等の絶
縁不良部が存在していると、コイリング状態において絶
縁不良部同士が接触し線間が短絡してしまう等の不都合
が生じる場合がある。
【0003】従来、この種絶縁電線の絶縁不良部を、そ
の製造工程において検知する方法としては、導体上に絶
縁被覆層を設けた後ボビンへの巻取のために設置された
引取りキャプスタンの手前の段階で、当該絶縁電線の外
周部を金属シーブ電極等の課電用電極に接触させ、前記
の導体と課電用電極との間に100〜2000Vの電圧
を印加し、絶縁抵抗の変化に基づいて検知する方法が採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した絶縁不良部検
知方法の場合、導体上にエナメル絶縁被膜を設けただけ
で自己融着層を有しない、いわゆるシングルコート型絶
縁電線においては、当該絶縁被膜の欠陥を検知するには
十分である。しかしながら、自己融着層を有するダブル
コート型絶縁電線の場合は、自己融着層が形成された後
に前記の課電用電極に接触させることになるので、例え
ば図5に示すようにエナメル絶縁被膜12に欠陥部12
aがあったとしても、その上に被覆される自己融着層1
3により前記欠陥部12aが覆われてしまい、上記の検
知方法を行っても絶縁抵抗の変化として表れず、絶縁不
良部が検知できないという問題があった。
【0005】従って本発明は、自己融着層を有するダブ
ルコート型絶縁電線を製造するにあたり、下層に位置す
ることとなる絶縁被膜の絶縁不良部を的確に検知でき、
コイリングされた後に線間短絡等の不良が発生すること
がない、信頼性の高い絶縁電線を得ることができる製造
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁電線の製造
方法は、導体上に絶縁被膜を有し、さらにその上に自己
融着層を備える絶縁電線を製造する方法において、導体
上に絶縁被膜を形成する工程と、さらにその上に自己融
着層を形成する工程との間に、前記絶縁被膜に課電用電
極を当接させ当該絶縁被膜の絶縁状態を検査する工程を
行うことを特徴とするものである。
【0007】即ち、例えば導体上にエナメルを塗布・焼
付けする方法、若しくは導体を水分散樹脂ワニス中に浸
漬して電着する方法などにより導体表面に絶縁被膜を形
成した後に、該絶縁被膜付きの導体を課電用電極に接触
させる工程を付加するものである。かかる工程の後に、
例えば自己融着ワニスを塗布・焼付けする方法等により
自己融着層が設けられる。
【0008】前記の課電において、言うまでもなく電圧
は前記導体と課電用電極との間に印加される。導体への
通電は、例えば導体の送り出し端、または巻き取り端、
若しくは製造工程中において絶縁被膜が被覆される前の
導体表面上にリードを当接させる等の方法で行うことが
できる。
【0009】絶縁被膜付きの導体への課電用電極として
は特に制限はないが、例えば金属シーブ電極や多数本の
導電性繊維等からなる刷毛状の電極などを用いることが
できる。前記金属シーブ電極は、その周縁に導体を収納
し得る溝を有するホイール状のもので、このホイール自
体が電極であって前記溝に絶縁被膜付きの導体を走行さ
せることにより課電が可能となるものである。また刷毛
状電極は、適宜な曲げ弾性を備える導電性繊維、例えば
金属細線や炭素繊維等の集合体からなるもので、この刷
毛状に束ねられた導電性繊維を絶縁被膜付きの導体に接
触させることにより、課電が可能となるものである。
【0010】上記した課電用電極において特に刷毛状電
極を用いると、絶縁導体の断面形状が丸形でなく平角状
等の異形のものであっても、その表面全体に容易にかつ
確実接触させることができ、確実な課電が行い得ること
から好ましい。また、かかる刷毛状電極に用いる導電性
繊維としては、絶縁被膜表面へ傷を与えることが少ない
炭素繊維を用いることが好ましい。
【0011】
【作用】絶縁被膜付きの導体を課電用電極に接触させる
工程を付加することにより、絶縁被膜が正常に導体上に
被覆されている場合は導体と課電用電極との間に電流が
流れることはないが、絶縁被膜に被覆不良等の欠陥が存
在している場合は、該欠陥部を通して電流が流れること
になる。従って導体と課電用電極との間の電流を監視す
ることにより欠陥の有無を識別でき、自己融着層を形成
する前に絶縁被膜の絶縁不良を検出することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて、本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1は本発明にかかる絶縁電線の製造方
法を説明するための工程図であり、エナメル絶縁被膜上
に自己融着層を有する、ダブルコート型の絶縁電線の製
法を示すものである。
【0013】図において、丸形または平角状の導体11
が送り出し装置21から繰り出され、この導体11はま
ず焼鈍炉3へ導入される。導体11に所要の焼鈍を施
し、表面の清浄化を行った後、導体11は電着塗装装置
41を通過する。該装置41中にてエナメル絶縁被膜1
2が設けられる。
【0014】電着塗装の一例を示すと、導体11を陽極
側に接続しておき、該導体11を水分散型のポリアクリ
ルワニス、エポキシエステルワニス等の水分散型樹脂ワ
ニスで満たされ、円筒状の陰電極が配置された電着バス
(図示せず)内を通過させることにより、陽極である導
体11と陰電極との電位差にて樹脂を析出させるもので
ある。前記の電着塗装を終えた導体11は、次いで乾燥
されると共に焼付炉42へ導入され、電着層からの水分
の除去、及び硬化が行われる。
【0015】上記した電着塗装によらずとも、例えばエ
ナメルワニスを多数回塗布・焼付する方法により、エナ
メル絶縁被膜12を設けるようにしても勿論良い。しか
し、薄肉の絶縁被膜、特に厚さが3μm程度以下の超薄
肉絶縁被膜を形成する場合は、上記した電着塗装法を採
用すれば良い。
【0016】絶縁被膜形成工程の後、導体11は課電用
電極装置5を経由することにより電圧を印加され、絶縁
被膜12が所定の条件を満足する絶縁耐性を具備してい
るか否かを検査する。既述の通り、前記の電圧の印加
は、導体11と絶縁被膜12が当接することになる課電
用電極との間において行われ、例えば図5に示すように
絶縁被膜12に被覆不良の欠陥部12aが存在すると、
両者間が導通することになる。即ち、この導通状態を監
視することにより、絶縁被膜12の絶縁状態を検査する
ものである。
【0017】図2は上記の課電用電極装置5の具体例を
示す図である。図において、51は炭素繊維等からなる
導電性繊維の集合体であり、50は導電性繊維の集合体
を刷毛状に配列して結束する金属製枠体である。このよ
うな刷毛状電極が絶縁電線1(但し、導体11上に絶縁
被膜12が被覆された状態)を挟むように二つ一組とし
て設けられている。なお前記導電性繊維51群は、その
先端部分が絶縁電線1の絶縁被膜12と接触するよう配
置される。
【0018】またJは絶縁電線1の導体への通電部を示
し、52は導体と前記刷毛状電極との間に電圧を印加す
ると共に、両者間の電流を測定する検知器である。印加
電圧は通常のエナメル絶縁電線の場合は100〜200
0V程度であるが、被膜厚さが3μm程度以下の超薄膜
絶縁電線の場合は、5〜30V程度でも良い。
【0019】本実施例のような課電用電極であれば、絶
縁被膜12に刷毛状の接触子を当接させることとなり、
しかも絶縁電線を挟むように一対設けてあるので、絶縁
被膜12の表面にくまなく電極を接触させることが可能
となり、従って被膜の微小な欠陥も検出することができ
るので好ましい。
【0020】図3は課電用電極装置5の他の具体例を示
す図である。この例は、2つの金属シーブ電極55a,
55bを課電用電極としたものである。この金属シーブ
電極は、導電性金属からなるホイール状のものであっ
て、その周縁に絶縁電線1を収納し得る断面半円状の溝
を有している。絶縁電線1は各金属シーブ電極の溝に掛
け渡され、第一の金属シーブ電極55aにて絶縁電線1
の上半面側に課電され、第二の金属シーブ電極55bに
て絶縁電線1の残り半面側に課電されるよう構成されて
いる。なお、Jは導体への通電部、52は検出器をそれ
ぞれ示し、上記と同様にして絶縁状態を検査することが
できる。
【0021】上記の絶縁状態の検査工程が終わったら、
絶縁電線1は自己融着ワニス塗布槽61及び焼付炉62
へ導入され、これにより絶縁被膜12の上に自己融着層
13が設けられる。該自己融着層13に用いる材料、製
法等に特に制限はなく、従来公知の方式で形成すること
ができる。このようにして製造された自己融着層付のい
わゆるダブルコート型絶縁電線1は、巻取装置22にて
ボビン等に巻き取られるものである。
【0022】上述した製造方法において、課電用電極装
置5により絶縁被膜12の欠陥が検出された場合、製造
ラインを停止して不良品を除去したり、あるいは欠陥が
検出された部分を包含する巻き取りボビンに巻かれた絶
縁電線を不良品扱いとする等の対策を施すことができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明の絶縁電線の
製造方法によれば、ダブルコート型絶縁電線の自己融着
層を形成する前に、絶縁被膜の絶縁状態を検査するよう
にしたので、確実に絶縁被膜の欠陥を検出することがで
きる。従って絶縁電線をコイリングした後に線間短絡が
生じてしまうという不都合は解消でき、ひいては各種電
気機器の不良率の低減に貢献できるという優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁電線の製造方法を示す工程図であ
る。
【図2】課電用電極装置の具体例を示す模式図である。
【図3】課電用電極装置の他の具体例を示す模式図であ
る。
【図4】ダブルコート型絶縁電線を示す断面図である。
【図5】絶縁被膜に欠陥部が存在するダブルコート型絶
縁電線を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁電線 11 導体 12 絶縁被膜 13 自己融着層 41 電着塗装装置 42,62 焼付炉 5 課電用電極装置 61 自己融着ワニス塗布槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上に絶縁被膜を有し、さらにその上
    に自己融着層を備える絶縁電線を製造する方法におい
    て、導体上に絶縁被膜を形成する工程と、さらにその上
    に自己融着層を形成する工程との間に、前記絶縁被膜に
    課電用電極を当接させ当該絶縁被膜の絶縁状態を検査す
    る工程を行うことを特徴とする絶縁電線の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記絶縁被膜が、エナメル絶縁被膜であ
    る請求項1記載の絶縁電線の製造方法。
  3. 【請求項3】 課電用電極が、刷毛状に配列された導電
    性繊維の集合体からなることを特徴とする請求項1記載
    の絶縁電線の製造方法。
JP11641495A 1995-04-17 1995-04-17 絶縁電線の製造方法 Pending JPH08287751A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020057462A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 昭和電線ケーブルシステム株式会社 二重被覆電線及び二重被覆電線の試験方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020057462A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 昭和電線ケーブルシステム株式会社 二重被覆電線及び二重被覆電線の試験方法

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