JPH08296476A - エンジンの燃料流量制御方法 - Google Patents
エンジンの燃料流量制御方法Info
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- JPH08296476A JPH08296476A JP10130895A JP10130895A JPH08296476A JP H08296476 A JPH08296476 A JP H08296476A JP 10130895 A JP10130895 A JP 10130895A JP 10130895 A JP10130895 A JP 10130895A JP H08296476 A JPH08296476 A JP H08296476A
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Links
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 特別な加熱手段を用いることなくエンジン冷
態時の燃料を効率よく加熱昇温させて、インジェクタか
ら噴射されエンジンの燃焼室に供給される燃料の霧化お
よび気化の促進を図る。 【構成】 エンジン冷態時において、高圧燃料ライン中
のリターン燃料流量QPを計測し、このリターン燃料流
量QPを、インジェクタから適正に燃料噴射するのに必
要とする燃料圧力を維持する最低限の設定流量域(下限
値QPL≦QP≦上限値QPH)に収るように、燃料ポンプ
回転数NPを設定し(S5〜S8)、この燃料ポンプ回
転数NPに対応する制御デューティDUTYをマップを
参照して設定し(S10)、燃料ポンプを制御する。そ
の結果、燃料ポンプによる燃料送出量がリターン燃料流
量によりフィードバック制御され、高圧燃料ラインにお
いてインジェクタから適正に燃料噴射するのに必要とす
る最低限の燃料圧力が維持される。これにより、インジ
ェクタ内に燃料が滞留し易くなり、インジェクタ25を
開弁させる電磁コイルの発熱によりインジェクタから噴
射される燃料が効率良く加熱昇温される。
態時の燃料を効率よく加熱昇温させて、インジェクタか
ら噴射されエンジンの燃焼室に供給される燃料の霧化お
よび気化の促進を図る。 【構成】 エンジン冷態時において、高圧燃料ライン中
のリターン燃料流量QPを計測し、このリターン燃料流
量QPを、インジェクタから適正に燃料噴射するのに必
要とする燃料圧力を維持する最低限の設定流量域(下限
値QPL≦QP≦上限値QPH)に収るように、燃料ポンプ
回転数NPを設定し(S5〜S8)、この燃料ポンプ回
転数NPに対応する制御デューティDUTYをマップを
参照して設定し(S10)、燃料ポンプを制御する。そ
の結果、燃料ポンプによる燃料送出量がリターン燃料流
量によりフィードバック制御され、高圧燃料ラインにお
いてインジェクタから適正に燃料噴射するのに必要とす
る最低限の燃料圧力が維持される。これにより、インジ
ェクタ内に燃料が滞留し易くなり、インジェクタ25を
開弁させる電磁コイルの発熱によりインジェクタから噴
射される燃料が効率良く加熱昇温される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン冷態時の燃料
の霧化および気化を促進させて、始動性、及び始動後の
エンジンが暖機されるまでの冷間時における運転性の向
上を図るエンジンの燃料流量制御方法に関する。
の霧化および気化を促進させて、始動性、及び始動後の
エンジンが暖機されるまでの冷間時における運転性の向
上を図るエンジンの燃料流量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インジェクタを採用するエンジ
ンでは、インテークマニホルド内の圧力と燃料圧力との
相対圧を一定に制御することで、インジェクタの開弁時
間に比例した燃料量が供給できるように設定されてい
る。すなわち、図4に示す一般的な燃料ラインを用いて
説明すると、燃料タンク1に貯留されている燃料は、燃
料ポンプフィルター2を介して燃料ポンプ3により送出
され、高圧燃料として燃料フィルタ4を経てプレッシャ
レギュレータ6によりスロットル弁下流の吸気管圧力に
対して一定の圧力差に調圧された状態でフューエルイン
ジェクタ5へ供給され、インジェクタ5から噴射されて
各気筒の燃焼室7へ供給される。一方、余剰の燃料は、
上記プレッシャレギュレータ6を経て上記燃料タンク1
へ戻される。
ンでは、インテークマニホルド内の圧力と燃料圧力との
相対圧を一定に制御することで、インジェクタの開弁時
間に比例した燃料量が供給できるように設定されてい
る。すなわち、図4に示す一般的な燃料ラインを用いて
説明すると、燃料タンク1に貯留されている燃料は、燃
料ポンプフィルター2を介して燃料ポンプ3により送出
され、高圧燃料として燃料フィルタ4を経てプレッシャ
レギュレータ6によりスロットル弁下流の吸気管圧力に
対して一定の圧力差に調圧された状態でフューエルイン
ジェクタ5へ供給され、インジェクタ5から噴射されて
各気筒の燃焼室7へ供給される。一方、余剰の燃料は、
上記プレッシャレギュレータ6を経て上記燃料タンク1
へ戻される。
【0003】上記燃料ポンプの燃料供給量は、高負荷高
回転時の最大消費燃料量に対応して設定されているた
め、始動時ないし始動後のアイドル等の低負荷低回転運
転では、燃料消費量が少ない分、リターン燃料量が相対
的に増加する。その結果、冷態始動ないし始動後のエン
ジン暖機末完了(エンジン冷態)状態での運転ではイン
ジェクタから噴射される燃料が昇温され難く、インジェ
クタから噴射され燃焼室に供給される燃料の霧化および
気化が悪化することによりエンジンにおける燃焼が悪化
し、良好な始動性能を得ることができず、また始動後の
エンジン冷態状態での運転(冷間運転)においては、エ
ンジンストール、サージング、ヘジテーション等により
運転性が悪化し、また、エンジン冷態始動直後において
排気エミッションが悪化し、特に炭化水素(HC)の排
出量が増加する。この現象はガソリン燃料の性状が重質
化するに伴い、揮発性が低下するため顕著に現れる。
回転時の最大消費燃料量に対応して設定されているた
め、始動時ないし始動後のアイドル等の低負荷低回転運
転では、燃料消費量が少ない分、リターン燃料量が相対
的に増加する。その結果、冷態始動ないし始動後のエン
ジン暖機末完了(エンジン冷態)状態での運転ではイン
ジェクタから噴射される燃料が昇温され難く、インジェ
クタから噴射され燃焼室に供給される燃料の霧化および
気化が悪化することによりエンジンにおける燃焼が悪化
し、良好な始動性能を得ることができず、また始動後の
エンジン冷態状態での運転(冷間運転)においては、エ
ンジンストール、サージング、ヘジテーション等により
運転性が悪化し、また、エンジン冷態始動直後において
排気エミッションが悪化し、特に炭化水素(HC)の排
出量が増加する。この現象はガソリン燃料の性状が重質
化するに伴い、揮発性が低下するため顕著に現れる。
【0004】インジェクタから噴射されエンジンの燃焼
室に供給される燃料の霧化、気化を促進し燃焼性を向上
させるには、燃料を直接、或いは間接的に加熱すれば良
い。代表的なものとしては、電気ヒータにより吸入空気
を加熱すもの(特開昭60−252158号公報)、或
いはインジェクタから噴射された燃料を電気ヒータに接
触させるもの(特開昭58−2462号公報)がある。
室に供給される燃料の霧化、気化を促進し燃焼性を向上
させるには、燃料を直接、或いは間接的に加熱すれば良
い。代表的なものとしては、電気ヒータにより吸入空気
を加熱すもの(特開昭60−252158号公報)、或
いはインジェクタから噴射された燃料を電気ヒータに接
触させるもの(特開昭58−2462号公報)がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電気ヒータに
よる燃料加熱では、比較的大きな電力が消費されるた
め、始動時のヒータ通電では、バッテリの急激な電圧降
下を招き始動性が不安定化し、また、始動後のヒータ通
電では、バッテリ電圧降下により、インジェクタの無効
噴射時間が必要以上に長くなり応答性が悪くなる。
よる燃料加熱では、比較的大きな電力が消費されるた
め、始動時のヒータ通電では、バッテリの急激な電圧降
下を招き始動性が不安定化し、また、始動後のヒータ通
電では、バッテリ電圧降下により、インジェクタの無効
噴射時間が必要以上に長くなり応答性が悪くなる。
【0006】なお、燃料ライン中の燃料流量を制御する
技術としては、特開昭58−48767号公報、特開昭
60−222554号公報に開示されているものがあ
る。前者は、電動式燃料ポンプの回転数を吸入空気量と
エンジン回転数とに基づいて制御して、アイドルないし
低負荷運転時のポンプ騒音の低減を図ることを目的と
し、後者は、アイドル状態で、且つ冷却水温及び吸気温
度が所定値よりも高いときには、電動式燃料ポンプの回
転数を増加させて、アイドル運転時の燃料ベーパの発生
を抑制することを目的としており、本発明とは目的が相
違する。
技術としては、特開昭58−48767号公報、特開昭
60−222554号公報に開示されているものがあ
る。前者は、電動式燃料ポンプの回転数を吸入空気量と
エンジン回転数とに基づいて制御して、アイドルないし
低負荷運転時のポンプ騒音の低減を図ることを目的と
し、後者は、アイドル状態で、且つ冷却水温及び吸気温
度が所定値よりも高いときには、電動式燃料ポンプの回
転数を増加させて、アイドル運転時の燃料ベーパの発生
を抑制することを目的としており、本発明とは目的が相
違する。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、電気ヒータ等の加熱手段を必要とせず、燃料圧力を
維持しつつ燃料流量を適正に制御して、冷態始動ないし
冷態始動後のエンジン冷間運転時の燃料を効率よく加熱
して燃料の霧化および気化の促進を図るエンジンの燃料
流量制御方法を提供することを目的としている。
で、電気ヒータ等の加熱手段を必要とせず、燃料圧力を
維持しつつ燃料流量を適正に制御して、冷態始動ないし
冷態始動後のエンジン冷間運転時の燃料を効率よく加熱
して燃料の霧化および気化の促進を図るエンジンの燃料
流量制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるエンジンの燃料流量制御方法は、エンジン
冷態時、リターン燃料流量を計測し、上記リターン燃料
流量が予め設定したインジェクタから適正な燃料噴射を
行うに必要な燃料圧力を維持する最低限の流量域に収ま
っているかを判断し、上記リターン燃料流量が上記流量
域に収まっているときには、燃料ポンプの燃料送出量を
現状維持し、上記流量域から外れているときには燃料ポ
ンプの燃料送出量を補正することを特徴とする。
本発明によるエンジンの燃料流量制御方法は、エンジン
冷態時、リターン燃料流量を計測し、上記リターン燃料
流量が予め設定したインジェクタから適正な燃料噴射を
行うに必要な燃料圧力を維持する最低限の流量域に収ま
っているかを判断し、上記リターン燃料流量が上記流量
域に収まっているときには、燃料ポンプの燃料送出量を
現状維持し、上記流量域から外れているときには燃料ポ
ンプの燃料送出量を補正することを特徴とする。
【0009】
【作 用】本発明では、エンジン冷態時に、燃料ライン
中のリターン燃料流量を計測し、該リターン燃料流量が
予め設定したインジェクタから適正に燃料噴射を行うに
必要な燃料圧力を維持するのに最低限の流量域に収まっ
ているかを判断し、流量域から外れているときは、燃料
ポンプによる燃料送出量を補正して、上記リターン燃料
流量が上記流量域に収まるようにフィードバック制御す
る。その結果、燃料がインジェクタ内に滞留し易くな
り、この滞留した燃料が上記インジェクタを開弁させる
電磁コイルの発熱により加熱昇温される。
中のリターン燃料流量を計測し、該リターン燃料流量が
予め設定したインジェクタから適正に燃料噴射を行うに
必要な燃料圧力を維持するのに最低限の流量域に収まっ
ているかを判断し、流量域から外れているときは、燃料
ポンプによる燃料送出量を補正して、上記リターン燃料
流量が上記流量域に収まるようにフィードバック制御す
る。その結果、燃料がインジェクタ内に滞留し易くな
り、この滞留した燃料が上記インジェクタを開弁させる
電磁コイルの発熱により加熱昇温される。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図3に基づいて本発明の一実施
例を説明する。図2に本実施例で採用するエンジン1の
全体概略図を示す。このエンジン1(図においては水平
対向4気筒型エンジンを示す)のシリンダヘッド2の吸
気ポート2aにインテークマニホルド3が連通され、こ
のインテークマニホルド3の上流にエアーチャンバ4を
介してスロットル通路5が連通されている。このスロッ
トル通路5の上流側には、吸気管6を介してエアクリー
ナ7が取付けられ、このエアクリーナ7が吸入空気の取
り入れ口であるエアインテークチャンバ8に連通されて
いる。また、上記排気ポート2bにエキゾーストマニホ
ルド9を介して排気管10が連通され、この排気管10
の上記エキゾーストマニホルド9の集合部直下流に触媒
コンバータ11が介装され、また下流端にマフラ12に
連通されている。
例を説明する。図2に本実施例で採用するエンジン1の
全体概略図を示す。このエンジン1(図においては水平
対向4気筒型エンジンを示す)のシリンダヘッド2の吸
気ポート2aにインテークマニホルド3が連通され、こ
のインテークマニホルド3の上流にエアーチャンバ4を
介してスロットル通路5が連通されている。このスロッ
トル通路5の上流側には、吸気管6を介してエアクリー
ナ7が取付けられ、このエアクリーナ7が吸入空気の取
り入れ口であるエアインテークチャンバ8に連通されて
いる。また、上記排気ポート2bにエキゾーストマニホ
ルド9を介して排気管10が連通され、この排気管10
の上記エキゾーストマニホルド9の集合部直下流に触媒
コンバータ11が介装され、また下流端にマフラ12に
連通されている。
【0011】上記スロットル通路5にスロットル弁5a
が設けられ、このスロットル弁5aをバイパスして、そ
の上流と下流とを連通するバイパス通路15にISC
(アイドル回転速度制御)弁16が介装されている。
が設けられ、このスロットル弁5aをバイパスして、そ
の上流と下流とを連通するバイパス通路15にISC
(アイドル回転速度制御)弁16が介装されている。
【0012】また、上記インテークマニホルド3に、ス
ロットル弁下流の吸気管圧力を絶対圧で検出する絶対圧
センサ22が吸気管圧力/大気圧切換ソレノイド弁23
を介して連通されている。この吸気管圧力/大気圧切換
ソレノイド弁23は非通電時は、上記インテークマニホ
ルド3と上記絶対圧センサ22とを連通し、また通電時
には、上記絶対圧センサ22に大気圧を導く、すなわ
ち、上記絶対圧センサ22では、上記吸気管圧力/大気
圧切換ソレノイド弁23のON/OFF動作により、大
気圧とインテークマニホルド3内の吸気管圧力すなわち
スロットル弁下流の吸気管圧力とが交互に検出される。
ロットル弁下流の吸気管圧力を絶対圧で検出する絶対圧
センサ22が吸気管圧力/大気圧切換ソレノイド弁23
を介して連通されている。この吸気管圧力/大気圧切換
ソレノイド弁23は非通電時は、上記インテークマニホ
ルド3と上記絶対圧センサ22とを連通し、また通電時
には、上記絶対圧センサ22に大気圧を導く、すなわ
ち、上記絶対圧センサ22では、上記吸気管圧力/大気
圧切換ソレノイド弁23のON/OFF動作により、大
気圧とインテークマニホルド3内の吸気管圧力すなわち
スロットル弁下流の吸気管圧力とが交互に検出される。
【0013】さらに、上記インテークマニホルド3の各
気筒の各吸気ポート2aの直上流側にインジェクタ25
が臨まされている。また、上記シリンダヘッド2の各気
筒毎に、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ26a
が取付けられ、この点火プラグ26aに点火コイル26
bを介してイグナイタ27が接続されている。
気筒の各吸気ポート2aの直上流側にインジェクタ25
が臨まされている。また、上記シリンダヘッド2の各気
筒毎に、その先端を燃焼室に露呈する点火プラグ26a
が取付けられ、この点火プラグ26aに点火コイル26
bを介してイグナイタ27が接続されている。
【0014】また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7
の直下流に、ホットワイヤ或はホットフィルム等を用い
た熱式の吸入空気量センサ32が介装され、上記スロッ
トル弁5aに、スロットル開度センサ33aとアイドル
スイッチ33bとを内蔵したスロットルセンサ33が連
設されている。
の直下流に、ホットワイヤ或はホットフィルム等を用い
た熱式の吸入空気量センサ32が介装され、上記スロッ
トル弁5aに、スロットル開度センサ33aとアイドル
スイッチ33bとを内蔵したスロットルセンサ33が連
設されている。
【0015】また、上記エンジン1のシリンダブロック
1aにノックセンサ34が取付けられていると共に、こ
のシリンダブロック1aの左右両バンクを連通する冷却
水通路35に冷却水温Twを検出する水温センサ36が
臨まされ、上記排気管10の集合部の上記触媒コンバー
タ11の上流にO2センサ37が臨まされている。
1aにノックセンサ34が取付けられていると共に、こ
のシリンダブロック1aの左右両バンクを連通する冷却
水通路35に冷却水温Twを検出する水温センサ36が
臨まされ、上記排気管10の集合部の上記触媒コンバー
タ11の上流にO2センサ37が臨まされている。
【0016】また、上記シリンダブロック1aに支承さ
れたクランクシャフト1bにクランクロータ38が軸着
され、このクランクロータ38の外周に、電磁ピックア
ップなどからなるクランク角センサ39が対設されてい
る。さらに、上記エンジン1のカムシャフト1cに連設
するカムロータ40に、電磁ピックアップなどからなる
気筒判別用のカム角センサ41が対設されている。上記
クランク角センサ39では、上記クランクロータ38の
所定間隔毎に設けた突起(或いはスリット)を検出して
クランク角を表わすクランクパルスを後述する制御装置
50へ出力し、制御装置50において、クランクパルス
の入力間隔時間からエンジン回転数等を算出する。ま
た、上記カム角センサ41では、上記カムロータ40の
気筒判別用突起(或いはスリット)を検出してカムパル
スとして制御装置50へ出力し、制御装置50で上記ク
ランクパルス及びカムパルスの入力パターンから噴射対
象気筒、或いは点火対象気筒等の気筒判別を行う。
れたクランクシャフト1bにクランクロータ38が軸着
され、このクランクロータ38の外周に、電磁ピックア
ップなどからなるクランク角センサ39が対設されてい
る。さらに、上記エンジン1のカムシャフト1cに連設
するカムロータ40に、電磁ピックアップなどからなる
気筒判別用のカム角センサ41が対設されている。上記
クランク角センサ39では、上記クランクロータ38の
所定間隔毎に設けた突起(或いはスリット)を検出して
クランク角を表わすクランクパルスを後述する制御装置
50へ出力し、制御装置50において、クランクパルス
の入力間隔時間からエンジン回転数等を算出する。ま
た、上記カム角センサ41では、上記カムロータ40の
気筒判別用突起(或いはスリット)を検出してカムパル
スとして制御装置50へ出力し、制御装置50で上記ク
ランクパルス及びカムパルスの入力パターンから噴射対
象気筒、或いは点火対象気筒等の気筒判別を行う。
【0017】次に、燃料供給系の構成について説明す
る。燃料供給系の燃料ラインは、プレッシャレギュレー
タ42を境に、上流側の高圧燃料ライン43aと下流側
の低圧燃料ライン43bとに区分される。高圧燃料ライ
ン43aの上流端に燃料ポンプ45bが取り付けられて
いる。この燃料ポンプ45bは燃料タンク44に内蔵す
るインタンク式であり、その吸込口に燃料ポンプフィル
タ45aが取り付けられている。また、上記高圧燃料ラ
イン43aの上記燃料ポンプ45bから下流側へ燃料フ
ィルタ46、インジェクタ25、リターン燃料流量QP
を検出する燃料流量センサ47が介装されている。そし
て、低圧燃料ライン43bが、上記プレッシャレギュレ
ータ42の下流から上記燃料タンク44へ連通されて燃
料が循環される。
る。燃料供給系の燃料ラインは、プレッシャレギュレー
タ42を境に、上流側の高圧燃料ライン43aと下流側
の低圧燃料ライン43bとに区分される。高圧燃料ライ
ン43aの上流端に燃料ポンプ45bが取り付けられて
いる。この燃料ポンプ45bは燃料タンク44に内蔵す
るインタンク式であり、その吸込口に燃料ポンプフィル
タ45aが取り付けられている。また、上記高圧燃料ラ
イン43aの上記燃料ポンプ45bから下流側へ燃料フ
ィルタ46、インジェクタ25、リターン燃料流量QP
を検出する燃料流量センサ47が介装されている。そし
て、低圧燃料ライン43bが、上記プレッシャレギュレ
ータ42の下流から上記燃料タンク44へ連通されて燃
料が循環される。
【0018】上記燃料ポンプ45bはDCモータ駆動式
燃料ポンプであり、FPCM(燃料ポンプコントロール
モジュール)45c(図3参照)からの出力電圧に応じ
回転数が変化し、燃料流量を可変とする。このFPCM
45cからの出力電圧は、制御装置50から出力される
駆動信号のデューティ比(制御デューティDUTY)に
従って設定される。
燃料ポンプであり、FPCM(燃料ポンプコントロール
モジュール)45c(図3参照)からの出力電圧に応じ
回転数が変化し、燃料流量を可変とする。このFPCM
45cからの出力電圧は、制御装置50から出力される
駆動信号のデューティ比(制御デューティDUTY)に
従って設定される。
【0019】この制御装置50の構成を図3に示す。制
御装置50は、上記燃料ポンプ45bの回転数制御(燃
料流量制御)を含むエンジン全体を制御するもので、燃
料噴射制御、点火時期制御、及び上記燃料流量制御など
を行なうメインコンピュータ51と、ノック検出処理専
用のサブコンピュータ52との2つのコンピュータを中
心として構成され、各部に所定の安定化電源を供給する
定電圧回路53や各種の周辺回路が組込まれている。
御装置50は、上記燃料ポンプ45bの回転数制御(燃
料流量制御)を含むエンジン全体を制御するもので、燃
料噴射制御、点火時期制御、及び上記燃料流量制御など
を行なうメインコンピュータ51と、ノック検出処理専
用のサブコンピュータ52との2つのコンピュータを中
心として構成され、各部に所定の安定化電源を供給する
定電圧回路53や各種の周辺回路が組込まれている。
【0020】上記定電圧回路53は、2接点を有する電
源リレー54の一方のリレー接点を介してバッテリ55
に接続されており、このバッテリ55に、上記電源リレ
ー54のリレーコイルがイグニッションスイッチ56及
びバッテリ側からリレーコイル側からリレーコイル側へ
順方向のダイオード57を介して接続され、上記イグニ
ッションスイッチ56がONされて上記電源リレー54
のリレー接点が閉となったとき制御用電源を上記各コン
ピュータ51,52に供給する。なお、上記電源リレー
54の他方の接点には各アクチュエータへの電源ライン
54aが接続されている。また、上記定電圧回路53は
上記バッテリ55に直接接続されており、イグニッショ
ンスイッチ56のON,OFFに拘らず、常時、バック
アップRAM61にバックアップ用の電源を供給する。
更に、上記バッテリ55に上記FPCM45cが接続さ
れ、制御装置50からの制御デューティに対応した電圧
を上記燃料ポンプ45bへ出力する。
源リレー54の一方のリレー接点を介してバッテリ55
に接続されており、このバッテリ55に、上記電源リレ
ー54のリレーコイルがイグニッションスイッチ56及
びバッテリ側からリレーコイル側からリレーコイル側へ
順方向のダイオード57を介して接続され、上記イグニ
ッションスイッチ56がONされて上記電源リレー54
のリレー接点が閉となったとき制御用電源を上記各コン
ピュータ51,52に供給する。なお、上記電源リレー
54の他方の接点には各アクチュエータへの電源ライン
54aが接続されている。また、上記定電圧回路53は
上記バッテリ55に直接接続されており、イグニッショ
ンスイッチ56のON,OFFに拘らず、常時、バック
アップRAM61にバックアップ用の電源を供給する。
更に、上記バッテリ55に上記FPCM45cが接続さ
れ、制御装置50からの制御デューティに対応した電圧
を上記燃料ポンプ45bへ出力する。
【0021】上記メインコンピュータ51は、CPU5
8、ROM59、RAM60、バックアップRAM6
1、カウンタ・タイマ群62、シリアル通信インターフ
ェースであるSCI63、及び、I/Oインターフェー
ス64がバスライン65を介して接続されたマイクロコ
ンピュータであり、上記バックアップRAM61には、
上記イグニッションスイッチ56のON/OFFに拘ら
ず、バッテリ55に直接接続する上記定電圧回路53か
らバックアップ電源が常時供給されてデータが保持され
る。
8、ROM59、RAM60、バックアップRAM6
1、カウンタ・タイマ群62、シリアル通信インターフ
ェースであるSCI63、及び、I/Oインターフェー
ス64がバスライン65を介して接続されたマイクロコ
ンピュータであり、上記バックアップRAM61には、
上記イグニッションスイッチ56のON/OFFに拘ら
ず、バッテリ55に直接接続する上記定電圧回路53か
らバックアップ電源が常時供給されてデータが保持され
る。
【0022】尚、上記カウンタ・タイマ群62は、フリ
ーランカウンタ、カム角センサ信号の入力計数用カウン
タなどの各種カウンタ、燃料噴射タイマ、点火タイマ、
定期割込みを発生させるための定期割込みタイマ、前記
クランクパルスの入力間隔計時用タイマ、及び、システ
ム異常監視用のウオッチドッグタイマなどの各種タイマ
を便宜上総称するものであり、上記メインコンピュータ
51においては、その他、各種のソフトウエアカウンタ
・タイマが用いられる。
ーランカウンタ、カム角センサ信号の入力計数用カウン
タなどの各種カウンタ、燃料噴射タイマ、点火タイマ、
定期割込みを発生させるための定期割込みタイマ、前記
クランクパルスの入力間隔計時用タイマ、及び、システ
ム異常監視用のウオッチドッグタイマなどの各種タイマ
を便宜上総称するものであり、上記メインコンピュータ
51においては、その他、各種のソフトウエアカウンタ
・タイマが用いられる。
【0023】また、上記サブコンピュータ52も、上記
メインコンピュータ51と同様、CPU71、ROM7
2、RAM73、カウンタ・タイマ群74、SCI7
5、及び、I/Oインターフェース76がバスライン7
7を介して接続されたマイクロコンピュータであり、上
記メインコンピュータ51とサブコンピュータ52と
は、上記SCI63,75を介してシリアル通信ライン
により互いに接続されている。
メインコンピュータ51と同様、CPU71、ROM7
2、RAM73、カウンタ・タイマ群74、SCI7
5、及び、I/Oインターフェース76がバスライン7
7を介して接続されたマイクロコンピュータであり、上
記メインコンピュータ51とサブコンピュータ52と
は、上記SCI63,75を介してシリアル通信ライン
により互いに接続されている。
【0024】上記メインコンピュータ51のI/Oイン
ターフェース64の入力ポートには、吸入空気量センサ
32、スロットル開度センサ33a、水温センサ36、
O2センサ37、絶対圧センサ22、及び燃料流量セン
サ47が、A/D変換器66を介して接続されており、
さらに、車速センサ48、アイドルスイッチ33b、イ
グニッションスイッチ56、スタータスイッチ49、及
びクランク角センサ39、カム角センサ41等が接続さ
れると共に、バッテリ電圧が入力されてモニタされる。
ターフェース64の入力ポートには、吸入空気量センサ
32、スロットル開度センサ33a、水温センサ36、
O2センサ37、絶対圧センサ22、及び燃料流量セン
サ47が、A/D変換器66を介して接続されており、
さらに、車速センサ48、アイドルスイッチ33b、イ
グニッションスイッチ56、スタータスイッチ49、及
びクランク角センサ39、カム角センサ41等が接続さ
れると共に、バッテリ電圧が入力されてモニタされる。
【0025】また、上記I/Oインターフェース64の
出力ポートには、イグナイタ27が接続されると共に、
ISC弁16、インジェクタ25、吸気管圧力/大気圧
切換ソレノイド弁23、及び上記FPCM45c等が駆
動回路67を介して接続され、更に、この駆動回路67
からセルフシャット信号線を介して上記電源リレー54
のリレーコイル(上記ダイオード57のカソード側)が
接続され、イグニッションスイッチ56のOFF後も、
必要に応じて電源リレー54のON状態を一定時間保持
する。
出力ポートには、イグナイタ27が接続されると共に、
ISC弁16、インジェクタ25、吸気管圧力/大気圧
切換ソレノイド弁23、及び上記FPCM45c等が駆
動回路67を介して接続され、更に、この駆動回路67
からセルフシャット信号線を介して上記電源リレー54
のリレーコイル(上記ダイオード57のカソード側)が
接続され、イグニッションスイッチ56のOFF後も、
必要に応じて電源リレー54のON状態を一定時間保持
する。
【0026】一方、上記サブコンピュータ52のI/O
インターフェース76の入力ポートに、クランク角セン
サ39、カム角センサ41が接続されていると共に、A
/D変換器78、周波数フィルタ79、アンプ80を介
してノックセンサ34が接続されており、上記ノックセ
ンサ34からのノック検出信号が上記アンプ80で所定
のレベルに増幅された後に上記周波数フィルタ79によ
り必要な周波数成分が抽出され、上記A/D変換器78
にてデジタル信号に変換されて入力されるようになって
いる。
インターフェース76の入力ポートに、クランク角セン
サ39、カム角センサ41が接続されていると共に、A
/D変換器78、周波数フィルタ79、アンプ80を介
してノックセンサ34が接続されており、上記ノックセ
ンサ34からのノック検出信号が上記アンプ80で所定
のレベルに増幅された後に上記周波数フィルタ79によ
り必要な周波数成分が抽出され、上記A/D変換器78
にてデジタル信号に変換されて入力されるようになって
いる。
【0027】上記メインコンピュータ51では、各セン
サ類からの検出信号を処理して、燃料噴射量、点火時
間、ISC弁16に対する駆動信号のデューティ比、F
PCM45cに対する駆動信号のデューティ比等を演算
し、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転数制
御、燃料ポンプ45bの回転数制御(燃料流量制御)等
の各種制御を行い、一方、上記サブコンピュータ52で
は、エンジン回転数とエンジン負荷とに基づいてノック
センサ34からの信号のサンプル区間を設定し、このサ
ンプル区間でノックセンサ34からの信号を高速にA/
D変換して振動波形を忠実にデジタルデータに変換し、
このデータに基づきノック発生の有無を判定する。
サ類からの検出信号を処理して、燃料噴射量、点火時
間、ISC弁16に対する駆動信号のデューティ比、F
PCM45cに対する駆動信号のデューティ比等を演算
し、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転数制
御、燃料ポンプ45bの回転数制御(燃料流量制御)等
の各種制御を行い、一方、上記サブコンピュータ52で
は、エンジン回転数とエンジン負荷とに基づいてノック
センサ34からの信号のサンプル区間を設定し、このサ
ンプル区間でノックセンサ34からの信号を高速にA/
D変換して振動波形を忠実にデジタルデータに変換し、
このデータに基づきノック発生の有無を判定する。
【0028】上記サブコンピュータ52のI/Oインタ
ーフェース76の出力ポートは、上記メインコンピュー
タ51のI/Oインターフェース64の入力ポートに接
続されており、上記サブコンピュータ52でのノック判
定結果がI/Oインターフェース76に出力される。そ
して、上記メインコンピュータ51では、上記サブコン
ピュータ52からノック発生有りの判定結果が出力され
ると、SCI63を介してシリアル通信ラインよりサブ
コンピュータ52からノックデータを読込み、このノッ
クデータに基づいて直ちに該当気筒の点火時期を遅ら
せ、ノックを回避する。
ーフェース76の出力ポートは、上記メインコンピュー
タ51のI/Oインターフェース64の入力ポートに接
続されており、上記サブコンピュータ52でのノック判
定結果がI/Oインターフェース76に出力される。そ
して、上記メインコンピュータ51では、上記サブコン
ピュータ52からノック発生有りの判定結果が出力され
ると、SCI63を介してシリアル通信ラインよりサブ
コンピュータ52からノックデータを読込み、このノッ
クデータに基づいて直ちに該当気筒の点火時期を遅ら
せ、ノックを回避する。
【0029】以下、上記メインコンピュータ51による
上記燃料ポンプ45bの回転数制御、すなわち燃料流量
制御について、図1に示すフローチャートに従って説明
する。図1は所定時間毎に実行される燃料流量制御ルー
チンであり、まず、ステップS1でフラグFの値を参照
し、燃料ポンプ45bの回転数(燃料ポンプ回転数)N
P、すなわち、FPCM45cに対する制御デューティ
DUTY(駆動信号のデューティ比)が既に設定されて
いるかを判断する。このフラグFのイニシャル値はF=
0であり、制御装置50に電源が投入されると同時にイ
ニシャルセットされる。そして、電源投入後、最初のル
ーチンでは、F=0であるため、ステップS2へ分岐
し、上記燃料ポンプ回転数NPを初期値NINIにより初期
値設定した後、ステップS3で上記フラグFをセット
し、ステップS10へジャンプする。
上記燃料ポンプ45bの回転数制御、すなわち燃料流量
制御について、図1に示すフローチャートに従って説明
する。図1は所定時間毎に実行される燃料流量制御ルー
チンであり、まず、ステップS1でフラグFの値を参照
し、燃料ポンプ45bの回転数(燃料ポンプ回転数)N
P、すなわち、FPCM45cに対する制御デューティ
DUTY(駆動信号のデューティ比)が既に設定されて
いるかを判断する。このフラグFのイニシャル値はF=
0であり、制御装置50に電源が投入されると同時にイ
ニシャルセットされる。そして、電源投入後、最初のル
ーチンでは、F=0であるため、ステップS2へ分岐
し、上記燃料ポンプ回転数NPを初期値NINIにより初期
値設定した後、ステップS3で上記フラグFをセット
し、ステップS10へジャンプする。
【0030】そして、ステップS10で、初期値設定さ
れた燃料ポンプ回転数NPに基づき、対応する制御デュ
ーティDUTYをマップを補間計算付きで参照して設定
する。このマップは、予め実験等により燃料ポンプ45
bの回転数に適合するFPCM45cに対する駆動信号
のデューティ比、すなわち制御デューティDUTYを求
め、燃料ポンプ回転数NPをパラメータとしてROM5
9の一速のアドレスにストアされており、図中に示すよ
うに燃料ポンプ回転数NPが高い程、制御デューティD
UTYは大きい値に設定される。そして、ステップS1
1で、制御デューティDUTYをセットした後、ルーチ
ンを抜ける。
れた燃料ポンプ回転数NPに基づき、対応する制御デュ
ーティDUTYをマップを補間計算付きで参照して設定
する。このマップは、予め実験等により燃料ポンプ45
bの回転数に適合するFPCM45cに対する駆動信号
のデューティ比、すなわち制御デューティDUTYを求
め、燃料ポンプ回転数NPをパラメータとしてROM5
9の一速のアドレスにストアされており、図中に示すよ
うに燃料ポンプ回転数NPが高い程、制御デューティD
UTYは大きい値に設定される。そして、ステップS1
1で、制御デューティDUTYをセットした後、ルーチ
ンを抜ける。
【0031】すると、上記ステップS11でセットされ
た制御デューティDUTYに対応するデューティ比の駆
動信号がFPCM45cに出力され、このFPCM45
cでは、この制御デューティDUTYに対応した電圧を
燃料ポンプ45bに出力する。その結果、燃料ポンプ4
5bが回転起動する。なお、燃料供給系には、前回のエ
ンジン停止時の燃料圧力が保持されているため、上記燃
料ポンプ45bが回転すると同時に燃料ライン中の燃料
が循環する。
た制御デューティDUTYに対応するデューティ比の駆
動信号がFPCM45cに出力され、このFPCM45
cでは、この制御デューティDUTYに対応した電圧を
燃料ポンプ45bに出力する。その結果、燃料ポンプ4
5bが回転起動する。なお、燃料供給系には、前回のエ
ンジン停止時の燃料圧力が保持されているため、上記燃
料ポンプ45bが回転すると同時に燃料ライン中の燃料
が循環する。
【0032】その後、ルーチンが再び実行されたとき、
上記フラグFがセットされているため、ステップS1か
らステップS4へ進み、冷却水温Twと暖機完了を判定
する設定値Tws(例えば70℃)とを比較し、Tw<
Twsのエンジン冷態時にはステップS5へ進み、ま
た、Tw≧Twsの暖機完了、或いは熱態再始動の場合
は、ステップS9へ分岐する。
上記フラグFがセットされているため、ステップS1か
らステップS4へ進み、冷却水温Twと暖機完了を判定
する設定値Tws(例えば70℃)とを比較し、Tw<
Twsのエンジン冷態時にはステップS5へ進み、ま
た、Tw≧Twsの暖機完了、或いは熱態再始動の場合
は、ステップS9へ分岐する。
【0033】Tw<Twsのエンジン冷態始動或いはエ
ンジン始動後の冷間運転と判断されてステップS5へ進
むと、ステップS5ないしステップS6で、燃料流量セ
ンサ47により検出したリターン燃料流量QPが設定流
量域(QPL≦QP≦QPH)に収まっているかを判断す
る。この設定流量域は、インジェクタ25から適正に燃
料噴射を行うに必要とする燃料圧力を維持する最低限の
燃料流量で、例えば、0.5cc/sec〜1.0cc/secである。
ンジン始動後の冷間運転と判断されてステップS5へ進
むと、ステップS5ないしステップS6で、燃料流量セ
ンサ47により検出したリターン燃料流量QPが設定流
量域(QPL≦QP≦QPH)に収まっているかを判断す
る。この設定流量域は、インジェクタ25から適正に燃
料噴射を行うに必要とする燃料圧力を維持する最低限の
燃料流量で、例えば、0.5cc/sec〜1.0cc/secである。
【0034】まず、ステップS5では、上記リターン燃
料流量QPと下限値QPL(例えば0.5cc/sec)とを比較
し、QP≧QPLのときはステップS6へ進み、上記リタ
ーン燃料流量QPと上限値QPH(例えば1.0cc/sec)とを
比較し、QP≦QPHのときは上記リターン燃料流量QPが
上記設定流量域(QPL≦QP≦QPH)に収まっていると
判断して、ステップS10へジャンプし、現在設定され
ている燃料ポンプ回転数NPに基づいて、マップを補間
計算付で参照して対応する制御デューティDUTYを設
定し、ステップS11で、この制御デューティDUTY
をセットした後、ルーチンを抜ける。
料流量QPと下限値QPL(例えば0.5cc/sec)とを比較
し、QP≧QPLのときはステップS6へ進み、上記リタ
ーン燃料流量QPと上限値QPH(例えば1.0cc/sec)とを
比較し、QP≦QPHのときは上記リターン燃料流量QPが
上記設定流量域(QPL≦QP≦QPH)に収まっていると
判断して、ステップS10へジャンプし、現在設定され
ている燃料ポンプ回転数NPに基づいて、マップを補間
計算付で参照して対応する制御デューティDUTYを設
定し、ステップS11で、この制御デューティDUTY
をセットした後、ルーチンを抜ける。
【0035】すると、上記ステップS11でセットされ
た制御デューティDUTYに対応するデューティ比の駆
動信号がFPCM45cに出力され、このFPCM45
cでは、この制御デューティDUTYに対応した電圧を
燃料ポンプ45bに出力し、現状の燃料ポンプ回転数を
保持させて現状の燃料送出量を維持し、現状のリターン
燃料流量QPに維持させる。
た制御デューティDUTYに対応するデューティ比の駆
動信号がFPCM45cに出力され、このFPCM45
cでは、この制御デューティDUTYに対応した電圧を
燃料ポンプ45bに出力し、現状の燃料ポンプ回転数を
保持させて現状の燃料送出量を維持し、現状のリターン
燃料流量QPに維持させる。
【0036】一方、上記ステップS5で、リターン燃料
流量QPが下限値QPLよりも少ないときには、ステップ
S7へ分岐し、現在設定されている燃料ポンプ回転数N
Pに、設定値NP1を加算して新たに燃料ポンプ回転数NP
を設定して、ステップS10で、この燃料回転数NPに
基づいてマップを補間計算付で参照して、該燃料ポンプ
回転数NPに対応する制御デューティDUTYを設定
し、ステップS11で、制御デューティDUTYをセッ
トしてルーチンを抜ける。
流量QPが下限値QPLよりも少ないときには、ステップ
S7へ分岐し、現在設定されている燃料ポンプ回転数N
Pに、設定値NP1を加算して新たに燃料ポンプ回転数NP
を設定して、ステップS10で、この燃料回転数NPに
基づいてマップを補間計算付で参照して、該燃料ポンプ
回転数NPに対応する制御デューティDUTYを設定
し、ステップS11で、制御デューティDUTYをセッ
トしてルーチンを抜ける。
【0037】そして、この制御デューティDUTYに対
応するデューティ比の駆動信号が上記FPCM45cへ
出力されると、FPCM45cから上記燃料ポンプ45
bへ、上記制御デューティDUTYに基づく燃料ポンプ
回転数NPに対応する電圧が出力され、この燃料ポンプ
45bの回転数が上昇して燃料ポンプ45bによる燃料
送出量が増大されることで、リターン燃料流量QPが増
加する。
応するデューティ比の駆動信号が上記FPCM45cへ
出力されると、FPCM45cから上記燃料ポンプ45
bへ、上記制御デューティDUTYに基づく燃料ポンプ
回転数NPに対応する電圧が出力され、この燃料ポンプ
45bの回転数が上昇して燃料ポンプ45bによる燃料
送出量が増大されることで、リターン燃料流量QPが増
加する。
【0038】また、上記ステップS6で、リターン燃料
流量QPが上限値QPHよりも多いときには、ステップS
8へ進み、現在設定されている燃料ポンプ回転数NPか
ら設定値NPS2を減算して新たに燃料ポンプ回転数NPを
設定し、ステップS10で、この燃料ポンプ回転数NP
に基づいてマップを補間計算付で参照して、該燃料ポン
プ回転数NPに対応する制御デューティDUTYを設定
し、ステップS11で、制御デューティDUTYをセッ
トしてルーチンを抜ける。
流量QPが上限値QPHよりも多いときには、ステップS
8へ進み、現在設定されている燃料ポンプ回転数NPか
ら設定値NPS2を減算して新たに燃料ポンプ回転数NPを
設定し、ステップS10で、この燃料ポンプ回転数NP
に基づいてマップを補間計算付で参照して、該燃料ポン
プ回転数NPに対応する制御デューティDUTYを設定
し、ステップS11で、制御デューティDUTYをセッ
トしてルーチンを抜ける。
【0039】そして、この制御デューティDUTYに対
応するデューティ比の駆動信号が上記FPCM45cへ
出力されると、FPCM45cから上記燃料ポンプ45
bへ、この制御デューティDUTYに基づく燃料ポンプ
回転数NPに対応する電圧が出力され、燃料ポンプ45
bの回転数が低下で燃料ポンプ45bによる燃料送出量
が低下されることで、リターン燃料流量QPが減少す
る。
応するデューティ比の駆動信号が上記FPCM45cへ
出力されると、FPCM45cから上記燃料ポンプ45
bへ、この制御デューティDUTYに基づく燃料ポンプ
回転数NPに対応する電圧が出力され、燃料ポンプ45
bの回転数が低下で燃料ポンプ45bによる燃料送出量
が低下されることで、リターン燃料流量QPが減少す
る。
【0040】このように、高圧燃料ライン43a中の燃
料流量が制限された状態では、インジェクタ25内に燃
料が滞留し易くなり、滞留した燃料はインジェクタ25
を開弁させる該インジェクタ25内に備えた電磁コイル
の発熱で加熱昇温され、噴射後の燃料の霧化及び気化の
促進が図られる。実験によれば、高圧燃料ライン43a
の燃料流量を制限することで、インジェクタ25から噴
射される燃料の燃料温度が5〜10℃以上、昇温され、
燃料性状の重質化に伴う揮発性の低下を十分に補償する
ことができる。従って、揮発性の悪いガソリン燃料を使
用した場合でも、インジェクタから噴射される燃料の燃
料温度を短時間で上昇させることができるようになり、
インジェクタから噴射されエンジンの燃焼室へ供給され
る燃料の霧化及び気化が促進されて燃焼が安定化し、エ
ンジン冷態始動性が向上すると共に、冷態始動後の暖機
が完了するまでのエンジン冷間運転時においては運転性
(エンジンストール、サージング、ヘジテーション等)
が改善されてドライバビリティが向上し、さらには、エ
ンジン冷態始動直後の排気エミッションも改善されてH
C(炭化水素)の排出量が低減する。
料流量が制限された状態では、インジェクタ25内に燃
料が滞留し易くなり、滞留した燃料はインジェクタ25
を開弁させる該インジェクタ25内に備えた電磁コイル
の発熱で加熱昇温され、噴射後の燃料の霧化及び気化の
促進が図られる。実験によれば、高圧燃料ライン43a
の燃料流量を制限することで、インジェクタ25から噴
射される燃料の燃料温度が5〜10℃以上、昇温され、
燃料性状の重質化に伴う揮発性の低下を十分に補償する
ことができる。従って、揮発性の悪いガソリン燃料を使
用した場合でも、インジェクタから噴射される燃料の燃
料温度を短時間で上昇させることができるようになり、
インジェクタから噴射されエンジンの燃焼室へ供給され
る燃料の霧化及び気化が促進されて燃焼が安定化し、エ
ンジン冷態始動性が向上すると共に、冷態始動後の暖機
が完了するまでのエンジン冷間運転時においては運転性
(エンジンストール、サージング、ヘジテーション等)
が改善されてドライバビリティが向上し、さらには、エ
ンジン冷態始動直後の排気エミッションも改善されてH
C(炭化水素)の排出量が低減する。
【0041】そして、冷却水温Twが設定値Tws(例
えば70℃)以上のエンジン暖機完了状態になると、上
記ステップS4からステップS9へ分岐し、上記燃料ポ
ンプ回転数NPを通常の定格回転数NPSに設定し、ステ
ップS10で、上記燃料ポンプ回転数NPに基づいてマ
ップを補間計算付で参照して、上記定格回転数NPSに対
応する制御デューティDUTYに対応するデューティ比
の駆動信号を設定し、ステップS11で、制御デューテ
ィDUTYをセットしてルーチンを抜ける。この制御デ
ューティDUTYに対応するデューティ比の駆動信号が
上記FPCM45cへ出力されると、このFPCM45
cから上記燃料ポンプ45bへ、制御デューティDUT
Yに基づく燃料ポンプ回転数NP、すなわち定格回転数
NPSに対応する電圧が出力され、燃料ポンプ45bは通
常の定格回転数で駆動され、燃料ポンプ45bによる高
圧燃料ライン43aの燃料流量が通常の量まで増加され
る。
えば70℃)以上のエンジン暖機完了状態になると、上
記ステップS4からステップS9へ分岐し、上記燃料ポ
ンプ回転数NPを通常の定格回転数NPSに設定し、ステ
ップS10で、上記燃料ポンプ回転数NPに基づいてマ
ップを補間計算付で参照して、上記定格回転数NPSに対
応する制御デューティDUTYに対応するデューティ比
の駆動信号を設定し、ステップS11で、制御デューテ
ィDUTYをセットしてルーチンを抜ける。この制御デ
ューティDUTYに対応するデューティ比の駆動信号が
上記FPCM45cへ出力されると、このFPCM45
cから上記燃料ポンプ45bへ、制御デューティDUT
Yに基づく燃料ポンプ回転数NP、すなわち定格回転数
NPSに対応する電圧が出力され、燃料ポンプ45bは通
常の定格回転数で駆動され、燃料ポンプ45bによる高
圧燃料ライン43aの燃料流量が通常の量まで増加され
る。
【0042】このように、本発明では、エンジン冷態時
においてインジェクタから噴射されエンジンの燃焼室へ
供給される燃料を燃料の霧化および気化を促進するた
め、噴射時の燃料をインジェクタの電磁コイルの発熱を
利用して昇温させるようにしたので、電気ヒータ等の特
別な加熱手段が不要で経済的なばかりか、バッテリ負荷
を軽減することができる。また、リターン燃料流量を必
要最低限の流量となるように燃料ポンプの出力をフィー
ドバック制御しているので、上記電磁コイルの発熱を燃
料加熱用のエネルギとして有効に利用することができ
る。
においてインジェクタから噴射されエンジンの燃焼室へ
供給される燃料を燃料の霧化および気化を促進するた
め、噴射時の燃料をインジェクタの電磁コイルの発熱を
利用して昇温させるようにしたので、電気ヒータ等の特
別な加熱手段が不要で経済的なばかりか、バッテリ負荷
を軽減することができる。また、リターン燃料流量を必
要最低限の流量となるように燃料ポンプの出力をフィー
ドバック制御しているので、上記電磁コイルの発熱を燃
料加熱用のエネルギとして有効に利用することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
エンジン冷態時において、リターン燃料流量が、予め設
定したインジェクタから適正に燃料噴射を行うに必要な
燃料圧力を維持する最低限の流量域に収まるように、燃
料ポンプの燃料送出量をフィードバック制御するので、
エンジン冷態始動時ないし始動後にエンジンの暖機が完
了するまでの冷間運転時、燃料がインジェクタ内に滞留
し易くなり、従って、インジェクタを開弁させる電磁コ
イルの発熱により燃料を効率よく加熱昇温させて、イン
ジェクタから噴射されエンジンの燃料室へ供給される燃
料の霧化および気化を促進することができ、燃焼が安定
して冷態始動時の始動性が向上すると共に、エンジン冷
間運動時の運転性が向上し、さらには、冷態始動直後に
おける排気エミッションも改善されて炭化水素の排出量
を低減することができる。
エンジン冷態時において、リターン燃料流量が、予め設
定したインジェクタから適正に燃料噴射を行うに必要な
燃料圧力を維持する最低限の流量域に収まるように、燃
料ポンプの燃料送出量をフィードバック制御するので、
エンジン冷態始動時ないし始動後にエンジンの暖機が完
了するまでの冷間運転時、燃料がインジェクタ内に滞留
し易くなり、従って、インジェクタを開弁させる電磁コ
イルの発熱により燃料を効率よく加熱昇温させて、イン
ジェクタから噴射されエンジンの燃料室へ供給される燃
料の霧化および気化を促進することができ、燃焼が安定
して冷態始動時の始動性が向上すると共に、エンジン冷
間運動時の運転性が向上し、さらには、冷態始動直後に
おける排気エミッションも改善されて炭化水素の排出量
を低減することができる。
【0044】また、インジェクタの電磁コイルの発熱を
有効利用しているため、他の加熱手段を必要とせず、バ
ッテリ負荷を軽減することができる。
有効利用しているため、他の加熱手段を必要とせず、バ
ッテリ負荷を軽減することができる。
【図1】燃料流量制御ルーチンを示すフローチャート
【図2】エンジンの全体概略図
【図3】電子制御径の回路構成図
【図4】従来の燃料ラインの構成図
1 エンジン 25 インジェクタ 45b 燃料ポンプ 47 燃料流量センサ 50 制御装置 QP リターン燃料流量
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン冷態時、リターン燃料流量を計
測し、 上記リターン燃料流量が予め設定したインジェクタから
適正な燃料噴射を行うに必要な燃料圧力を維持する最低
限の流量域に収まっているかを判断し、 上記リターン燃料流量が上記流量域に収まっているとき
には、燃料ポンプの燃料送出量を現状維持し、上記流量
域から外れているときには燃料ポンプの燃料送出量を補
正することを特徴とするエンジンの燃料流量制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130895A JPH08296476A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | エンジンの燃料流量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10130895A JPH08296476A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | エンジンの燃料流量制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08296476A true JPH08296476A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14297188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10130895A Pending JPH08296476A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | エンジンの燃料流量制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08296476A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104047732A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-17 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种电喷摩托车发动机的节能控制方法及系统 |
| KR20230056562A (ko) * | 2021-10-20 | 2023-04-27 | 에이치디현대중공업 주식회사 | 메탄올 연료 공급 시스템을 포함하는 선박 |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP10130895A patent/JPH08296476A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104047732A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-17 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 一种电喷摩托车发动机的节能控制方法及系统 |
| KR20230056562A (ko) * | 2021-10-20 | 2023-04-27 | 에이치디현대중공업 주식회사 | 메탄올 연료 공급 시스템을 포함하는 선박 |
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