JPH08296517A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
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- JPH08296517A JPH08296517A JP7106066A JP10606695A JPH08296517A JP H08296517 A JPH08296517 A JP H08296517A JP 7106066 A JP7106066 A JP 7106066A JP 10606695 A JP10606695 A JP 10606695A JP H08296517 A JPH08296517 A JP H08296517A
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 72
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 噴射終了時の各気筒の噴射切れ特性を均一に
する分配型燃料噴射ポンプを提供する。 【構成】 分配ロータ13には、一端側に区画形成され
たプランジャ室21から他端側に向かって軸方向に中央
部まで延びる連通路25が形成されており、さらにこの
連通路25から他端側に向かって径方向外側に斜めに延
びることで分配ロータ13の外壁に開口する吐出通路2
7と補助吐出通路28とが形成されている。この吐出通
路27と補助吐出通路28とのそれぞれの開口端は分配
ロータ13の外周壁に形成された環状溝29にそれぞれ
連通している。吐出通路27および補助吐出通路28
は、プランジャ室21内の高圧燃料を環状溝29に送出
するために形成されており、補助吐出通路28の内径が
吐出通路27の内径のほぼ半分になるように設定されて
いる。
する分配型燃料噴射ポンプを提供する。 【構成】 分配ロータ13には、一端側に区画形成され
たプランジャ室21から他端側に向かって軸方向に中央
部まで延びる連通路25が形成されており、さらにこの
連通路25から他端側に向かって径方向外側に斜めに延
びることで分配ロータ13の外壁に開口する吐出通路2
7と補助吐出通路28とが形成されている。この吐出通
路27と補助吐出通路28とのそれぞれの開口端は分配
ロータ13の外周壁に形成された環状溝29にそれぞれ
連通している。吐出通路27および補助吐出通路28
は、プランジャ室21内の高圧燃料を環状溝29に送出
するために形成されており、補助吐出通路28の内径が
吐出通路27の内径のほぼ半分になるように設定されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用の分配型燃
料噴射ポンプに関するものである。
料噴射ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分配型燃料噴射ポンプは、シリン
ダ内をロータが摺接しながら回転し、このロータに形成
される分配ポートがシリンダの分配通路に連通したとき
プランジャによる加圧燃料が分配ポートから分配通路を
経由してデリバリバルブよりディーゼル機関に供給され
るようになっている。
ダ内をロータが摺接しながら回転し、このロータに形成
される分配ポートがシリンダの分配通路に連通したとき
プランジャによる加圧燃料が分配ポートから分配通路を
経由してデリバリバルブよりディーゼル機関に供給され
るようになっている。
【0003】このような分配型燃料噴射ポンプとして
は、例えば特開平5−306661号公報に開示される
分配型燃料噴射ポンプが知られている。この分配型燃料
噴射ポンプは、駆動軸の回転運動がカム機構を介して伝
達されるプランジャが往復運動し、プランジャにより加
圧された燃料がロータの吐出ポートから所定のタイミン
グで噴射ノズルへ圧送するインナカム式分配型燃料噴射
ポンプである。そして、このカム機構のカム角度位置を
変化させることにより駆動軸とプランジャとの伝達位相
を変化させ燃料噴射時期を変更するタイマ部と、カム機
構のカム角度位置を検出する回転センサとを備えてお
り、回転センサの取付け位置をタイマ部に対し駆動軸の
周方向のほぼ同位置に位置させている。これにより、回
転センサとタイマ部との距離が短くなることから回転セ
ンサの振動の軽減を図っている。
は、例えば特開平5−306661号公報に開示される
分配型燃料噴射ポンプが知られている。この分配型燃料
噴射ポンプは、駆動軸の回転運動がカム機構を介して伝
達されるプランジャが往復運動し、プランジャにより加
圧された燃料がロータの吐出ポートから所定のタイミン
グで噴射ノズルへ圧送するインナカム式分配型燃料噴射
ポンプである。そして、このカム機構のカム角度位置を
変化させることにより駆動軸とプランジャとの伝達位相
を変化させ燃料噴射時期を変更するタイマ部と、カム機
構のカム角度位置を検出する回転センサとを備えてお
り、回転センサの取付け位置をタイマ部に対し駆動軸の
周方向のほぼ同位置に位置させている。これにより、回
転センサとタイマ部との距離が短くなることから回転セ
ンサの振動の軽減を図っている。
【0004】また、前記公報に記載の分配型燃料噴射ポ
ンプでは、プランジャで加圧された高圧燃料の燃料噴射
量を調節するため、シリンダには高圧燃料を逃がす溢流
通路が設けられ、この高圧燃料を所定時期に溢流通路に
逃がすことで燃料噴射量を調節している。そのため、ロ
ータにはこの溢流通路と連通する環状溝とこの環状溝と
加圧室とを連通させる連通路および吐出ポートとが形成
され、溢流時期に合わせて加圧室内の高圧燃料を連通
路、吐出ポートおよび環状溝を介して溢流通路から燃料
ギャラリに溢流させている。
ンプでは、プランジャで加圧された高圧燃料の燃料噴射
量を調節するため、シリンダには高圧燃料を逃がす溢流
通路が設けられ、この高圧燃料を所定時期に溢流通路に
逃がすことで燃料噴射量を調節している。そのため、ロ
ータにはこの溢流通路と連通する環状溝とこの環状溝と
加圧室とを連通させる連通路および吐出ポートとが形成
され、溢流時期に合わせて加圧室内の高圧燃料を連通
路、吐出ポートおよび環状溝を介して溢流通路から燃料
ギャラリに溢流させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平5−306661号公報に開示される分配型燃料噴
射ポンプによると、溢流させる高圧燃料が流れる環状溝
が形成されたロータは駆動軸の回転運動に連係して回転
運動していることから、加圧室から溢流する高圧燃料が
環状溝に流込むとロータの回転方向に合わせて環状溝中
を高圧燃料が流れ易い。すると、環状溝に流込んだ高圧
燃料はロータの回転方向に流れ易く反回転方向に流れ難
いことから、シリンダに形成された溢流通路とロータに
形成された吐出ポートとの位置関係によっては溢流通路
と吐出ポートの間に位置する環状溝の距離が短くてもロ
ータの反回転方向であるため高圧燃料が流れ難く、環状
溝の距離の長くてもロータの回転方向であるためこの長
い経路の方が高圧燃料が流れ易くなる。そのため、この
ような溢流通路と吐出ポートとの位置関係が成立するデ
リバリーバルブに対応する気筒においては噴射終了時の
燃料噴射の切れが悪くなり、各気筒の燃料噴射後の特性
にばらつきを生ずるという問題がある。この問題は特に
高回転時の低噴射量の場合に生じ易く、その場合、噴射
切れ特性の気筒間差が顕著に現れることから、燃料噴射
量が不均一になる。そのため未燃燃料を排出することと
なり白煙の発生を招くことになる。
開平5−306661号公報に開示される分配型燃料噴
射ポンプによると、溢流させる高圧燃料が流れる環状溝
が形成されたロータは駆動軸の回転運動に連係して回転
運動していることから、加圧室から溢流する高圧燃料が
環状溝に流込むとロータの回転方向に合わせて環状溝中
を高圧燃料が流れ易い。すると、環状溝に流込んだ高圧
燃料はロータの回転方向に流れ易く反回転方向に流れ難
いことから、シリンダに形成された溢流通路とロータに
形成された吐出ポートとの位置関係によっては溢流通路
と吐出ポートの間に位置する環状溝の距離が短くてもロ
ータの反回転方向であるため高圧燃料が流れ難く、環状
溝の距離の長くてもロータの回転方向であるためこの長
い経路の方が高圧燃料が流れ易くなる。そのため、この
ような溢流通路と吐出ポートとの位置関係が成立するデ
リバリーバルブに対応する気筒においては噴射終了時の
燃料噴射の切れが悪くなり、各気筒の燃料噴射後の特性
にばらつきを生ずるという問題がある。この問題は特に
高回転時の低噴射量の場合に生じ易く、その場合、噴射
切れ特性の気筒間差が顕著に現れることから、燃料噴射
量が不均一になる。そのため未燃燃料を排出することと
なり白煙の発生を招くことになる。
【0006】本発明の目的は、噴射終了時の各気筒の噴
射切れ特性を均一にする分配型燃料噴射ポンプを提供す
ることである。
射切れ特性を均一にする分配型燃料噴射ポンプを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明による請求項1記載の分配型燃料噴射ポンプ
は、往復運動可能なプランジャと回転運動可能な分配ロ
ータにより燃料の圧送および分配を行う分配型燃料噴射
ポンプであって、内部に加圧室とこの加圧室に連通する
吐出ポートおよび主溢流ポートとを有する分配ロータ
と、前記分配ロータの内部に収容され、前記加圧室に燃
料を吸引し加圧する往復摺動可能なプランジャと、前記
分配ロータを摺接回転可能に支持し、前記吐出ポート出
口に連通可能な複数の吐出通路と前記主溢流ポート出口
に連通可能な溢流通路とを有するシリンダと、燃料噴射
終了時、前記溢流通路に接続される通路を開く溢流弁
と、前記溢流通路の入口部と前記主溢流ポートとが前記
分配ロータの外周で常に連通するように前記シリンダ内
周壁または前記分配ロータ外周壁に環状に形成される周
溝と、前記分配ロータの内部に形成され、前記溢流弁の
開時に前記加圧室の燃料量の一部が前記溢流弁側に速や
かにかつ円滑に流れるように前記加圧室と前記周溝とを
常時連通する補助溢流ポートとを備えたことを特徴とす
る。
めの本発明による請求項1記載の分配型燃料噴射ポンプ
は、往復運動可能なプランジャと回転運動可能な分配ロ
ータにより燃料の圧送および分配を行う分配型燃料噴射
ポンプであって、内部に加圧室とこの加圧室に連通する
吐出ポートおよび主溢流ポートとを有する分配ロータ
と、前記分配ロータの内部に収容され、前記加圧室に燃
料を吸引し加圧する往復摺動可能なプランジャと、前記
分配ロータを摺接回転可能に支持し、前記吐出ポート出
口に連通可能な複数の吐出通路と前記主溢流ポート出口
に連通可能な溢流通路とを有するシリンダと、燃料噴射
終了時、前記溢流通路に接続される通路を開く溢流弁
と、前記溢流通路の入口部と前記主溢流ポートとが前記
分配ロータの外周で常に連通するように前記シリンダ内
周壁または前記分配ロータ外周壁に環状に形成される周
溝と、前記分配ロータの内部に形成され、前記溢流弁の
開時に前記加圧室の燃料量の一部が前記溢流弁側に速や
かにかつ円滑に流れるように前記加圧室と前記周溝とを
常時連通する補助溢流ポートとを備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明による請求項2記載の分配型
燃料噴射ポンプは、請求項1記載の分配型燃料噴射ポン
プにおいて、前記補助溢流ポート出口は、前記主溢流ポ
ート出口より前記分配ロータの反回転方向に所定角度α
をなす位置にあることを特徴とする。さらに、本発明に
よる請求項3記載の分配型燃料噴射ポンプは、請求項1
または2記載の分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記補
助溢流ポートの内径は、前記補助溢流ポートの占有容積
増によって生ずる加圧力の低下に伴う燃料噴射量減によ
り不具合が発生しない程度に設定されていることを特徴
とする。
燃料噴射ポンプは、請求項1記載の分配型燃料噴射ポン
プにおいて、前記補助溢流ポート出口は、前記主溢流ポ
ート出口より前記分配ロータの反回転方向に所定角度α
をなす位置にあることを特徴とする。さらに、本発明に
よる請求項3記載の分配型燃料噴射ポンプは、請求項1
または2記載の分配型燃料噴射ポンプにおいて、前記補
助溢流ポートの内径は、前記補助溢流ポートの占有容積
増によって生ずる加圧力の低下に伴う燃料噴射量減によ
り不具合が発生しない程度に設定されていることを特徴
とする。
【0009】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の分配
型燃料噴射ポンプによると、溢流弁の開弁時に加圧室の
燃料量の一部が溢流弁側に速やかにかつ円滑に流れるよ
うに加圧室と周溝とを常時連通する補助溢流ポートを分
配ロータの内部に形成したことから、分配ロータの回転
運動に妨げられることなくして加圧室内の燃料を迅速に
溢流させることができる。これにより、溢流通路と主溢
流ポートとの位置関係にかかわらず加圧室内の燃料を迅
速に溢流させることができるため、噴射終了時の各気筒
の噴射切れ特性のばらつきを抑制し、噴射切れ特性を均
一にする効果がある。
型燃料噴射ポンプによると、溢流弁の開弁時に加圧室の
燃料量の一部が溢流弁側に速やかにかつ円滑に流れるよ
うに加圧室と周溝とを常時連通する補助溢流ポートを分
配ロータの内部に形成したことから、分配ロータの回転
運動に妨げられることなくして加圧室内の燃料を迅速に
溢流させることができる。これにより、溢流通路と主溢
流ポートとの位置関係にかかわらず加圧室内の燃料を迅
速に溢流させることができるため、噴射終了時の各気筒
の噴射切れ特性のばらつきを抑制し、噴射切れ特性を均
一にする効果がある。
【0010】また、本発明の請求項2記載の分配型燃料
噴射ポンプによると、補助溢流ポート出口は、主溢流ポ
ート出口より分配ロータの反回転方向側に位置してお
り、補助溢流ポート出口と主溢流ポート出口とを結ぶ周
溝中の最短経路を円弧とするこの円弧の中心角は、所定
角度αであることから、例えば4気筒エンジンの場合、
この中心角を90°にすることで加圧室内の燃料をさら
に迅速に溢流させる効果がある。
噴射ポンプによると、補助溢流ポート出口は、主溢流ポ
ート出口より分配ロータの反回転方向側に位置してお
り、補助溢流ポート出口と主溢流ポート出口とを結ぶ周
溝中の最短経路を円弧とするこの円弧の中心角は、所定
角度αであることから、例えば4気筒エンジンの場合、
この中心角を90°にすることで加圧室内の燃料をさら
に迅速に溢流させる効果がある。
【0011】さらに、本発明の請求項3記載の分配型燃
料噴射ポンプによると、補助溢流ポートの内径は、補助
溢流ポートの占有容積増によって生ずる加圧力の低下に
伴う燃料噴射量減により不具合が発生しない程度に設定
されていることから、補助溢流ポートを分配ロータの内
部に形成したことにより分配型燃料噴射ポンプの性能に
及ぼす影響を最小限に抑える効果がある。
料噴射ポンプによると、補助溢流ポートの内径は、補助
溢流ポートの占有容積増によって生ずる加圧力の低下に
伴う燃料噴射量減により不具合が発生しない程度に設定
されていることから、補助溢流ポートを分配ロータの内
部に形成したことにより分配型燃料噴射ポンプの性能に
及ぼす影響を最小限に抑える効果がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による分配型燃料噴
射ポンプを図1および図2に示す。図1および図2に示
すように、図示しないエンジンにより駆動される噴射ポ
ンプ10のドライブシャフト1はオイルシール2および
ドライブシャフトジャーナル軸受2aを介してポンプハ
ウジング3に回転可能に支持されている。フィードポン
プ4はドライブシャフト1と一体に回転し、図示しない
燃料タンクから燃料を吸入して加圧した後、図示しない
外部配管を通して吸入ギャラリ14に燃料を送出してい
る。吸入ギャラリ14は、ポンプハウジング3に固定さ
れた分配ヘッド5の内壁に環状に形成されている。フィ
ードポンプ4の燃料吐出側と燃料吸入側とは、吐出圧力
が調節されるように図示しない圧力調整弁を介して接続
されている。
する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による分配型燃料噴
射ポンプを図1および図2に示す。図1および図2に示
すように、図示しないエンジンにより駆動される噴射ポ
ンプ10のドライブシャフト1はオイルシール2および
ドライブシャフトジャーナル軸受2aを介してポンプハ
ウジング3に回転可能に支持されている。フィードポン
プ4はドライブシャフト1と一体に回転し、図示しない
燃料タンクから燃料を吸入して加圧した後、図示しない
外部配管を通して吸入ギャラリ14に燃料を送出してい
る。吸入ギャラリ14は、ポンプハウジング3に固定さ
れた分配ヘッド5の内壁に環状に形成されている。フィ
ードポンプ4の燃料吐出側と燃料吸入側とは、吐出圧力
が調節されるように図示しない圧力調整弁を介して接続
されている。
【0013】分配ヘッド5の内壁にシリンダ6が固定さ
れ、このシリンダ6の内壁に分配ロータ13が回転可能
に支持されている。分配ロータ13はドライブシャフト
1と軸方向に連結され、ドライブシャフト1と一体に回
転する。シリンダ6には吸入ギャラリ14に連通する吸
入通路15、エンジンの各気筒に燃料を供給するための
複数の分配通路16a、b、c、dおよび溢流通路とし
てのスピル通路17が形成されている。この各分配通路
16a、b、c、dは分配ヘッド5に設けた複数の燃料
通路18a、b、c、dを介してエンジンの各気筒に燃
料を供給するための複数のデリバリバルブ19にそれぞ
れ連通している。なお、図2に示す#A、#B、#C、
#Dは気筒番号を示し、燃料通路18a、b、c、dに
それぞれ対応している。
れ、このシリンダ6の内壁に分配ロータ13が回転可能
に支持されている。分配ロータ13はドライブシャフト
1と軸方向に連結され、ドライブシャフト1と一体に回
転する。シリンダ6には吸入ギャラリ14に連通する吸
入通路15、エンジンの各気筒に燃料を供給するための
複数の分配通路16a、b、c、dおよび溢流通路とし
てのスピル通路17が形成されている。この各分配通路
16a、b、c、dは分配ヘッド5に設けた複数の燃料
通路18a、b、c、dを介してエンジンの各気筒に燃
料を供給するための複数のデリバリバルブ19にそれぞ
れ連通している。なお、図2に示す#A、#B、#C、
#Dは気筒番号を示し、燃料通路18a、b、c、dに
それぞれ対応している。
【0014】分配ロータ13には互いに直交する一対の
摺動孔13aが形成され、各摺動孔13aを形成する分
配ロータ13の内壁にそれぞれ一対のプランジャ20が
油密状態で摺動可能に支持されており、各プランジャ2
0の内端面と各摺動孔13aを形成する内壁により加圧
室としてのプランジャ室21が区画形成されている。ま
た分配ロータ13には、一端側に区画形成されたプラン
ジャ室21から他端側に向かって軸方向に中央部まで伸
びる連通路25が形成されており、さらにこの連通路2
5から他端側に向かって径方向外側に斜めに延びること
で分配ロータ13の外壁に開口する吐出通路27と補助
吐出通路28とが形成されている。この吐出通路27と
補助吐出通路28とのそれぞれの開口端は高圧燃料の出
口であり、分配ロータ13の外周壁に形成された周溝と
しての環状溝29にそれぞれ連通している。またこの環
状溝29に連通する分配ポート26が分配ロータ13の
外壁に形成されている。この分配ポート26は、分配ロ
ータ13の回転に伴いシリンダ6の内周壁によって閉塞
されたり、前述した分配通路16a、b、c、dと連通
したりする。
摺動孔13aが形成され、各摺動孔13aを形成する分
配ロータ13の内壁にそれぞれ一対のプランジャ20が
油密状態で摺動可能に支持されており、各プランジャ2
0の内端面と各摺動孔13aを形成する内壁により加圧
室としてのプランジャ室21が区画形成されている。ま
た分配ロータ13には、一端側に区画形成されたプラン
ジャ室21から他端側に向かって軸方向に中央部まで伸
びる連通路25が形成されており、さらにこの連通路2
5から他端側に向かって径方向外側に斜めに延びること
で分配ロータ13の外壁に開口する吐出通路27と補助
吐出通路28とが形成されている。この吐出通路27と
補助吐出通路28とのそれぞれの開口端は高圧燃料の出
口であり、分配ロータ13の外周壁に形成された周溝と
しての環状溝29にそれぞれ連通している。またこの環
状溝29に連通する分配ポート26が分配ロータ13の
外壁に形成されている。この分配ポート26は、分配ロ
ータ13の回転に伴いシリンダ6の内周壁によって閉塞
されたり、前述した分配通路16a、b、c、dと連通
したりする。
【0015】吐出通路27および補助吐出通路28は、
前述したプランジャ室21内の高圧燃料を環状溝29に
送出するために形成されており、補助吐出通路28の内
径が吐出通路27の内径のほぼ半分になるように設定さ
れている。これは、分配ロータ13内に形成される吐出
通路の本数が増加することに伴う分配ロータ13内の加
圧容積の増加によって噴射圧が低下するのを抑えるため
である。つまり、補助吐出通路28の内径が吐出通路2
7の内径のほぼ半分にすることで、補助吐出通路28の
通路断面積を吐出通路27の通路断面積のほぼ1/4に
することができるため、補助吐出通路28を設けたこと
による分配ロータ13内の加圧容積の増加を抑えながら
プランジャ室21と環状溝29とを連通させる吐出通路
の本数を増加させている。
前述したプランジャ室21内の高圧燃料を環状溝29に
送出するために形成されており、補助吐出通路28の内
径が吐出通路27の内径のほぼ半分になるように設定さ
れている。これは、分配ロータ13内に形成される吐出
通路の本数が増加することに伴う分配ロータ13内の加
圧容積の増加によって噴射圧が低下するのを抑えるため
である。つまり、補助吐出通路28の内径が吐出通路2
7の内径のほぼ半分にすることで、補助吐出通路28の
通路断面積を吐出通路27の通路断面積のほぼ1/4に
することができるため、補助吐出通路28を設けたこと
による分配ロータ13内の加圧容積の増加を抑えながら
プランジャ室21と環状溝29とを連通させる吐出通路
の本数を増加させている。
【0016】また図2に示すように、環状溝29に開口
する吐出通路27と補助吐出通路28のそれぞれの開口
端は、分配ロータ13の中心角にするとほぼ90°離れ
た位置、すなわち補助吐出通路28の方が吐出通路27
より分配ロータ13の反回転方向側に90°戻ったとこ
ろに位置している。この角度αは360°をエンジンの
気筒数で割ることにより求められ、本実施例の場合、4
気筒エンジンであることから360°/4=90°とな
る。そして、この角度αで設定されたときに最良の結果
が得られることを実験により確認しており、さらに本実
施例の場合、ほぼ90°に限らず60°〜120°の範
囲でも良好な結果が得られることを実験により確認して
いる。
する吐出通路27と補助吐出通路28のそれぞれの開口
端は、分配ロータ13の中心角にするとほぼ90°離れ
た位置、すなわち補助吐出通路28の方が吐出通路27
より分配ロータ13の反回転方向側に90°戻ったとこ
ろに位置している。この角度αは360°をエンジンの
気筒数で割ることにより求められ、本実施例の場合、4
気筒エンジンであることから360°/4=90°とな
る。そして、この角度αで設定されたときに最良の結果
が得られることを実験により確認しており、さらに本実
施例の場合、ほぼ90°に限らず60°〜120°の範
囲でも良好な結果が得られることを実験により確認して
いる。
【0017】これにより、図2に示す気筒#Dへの噴射
直後の状態では、吐出通路27の開口と補助吐出通路2
8の開口との間にスピル通路17の開口が位置すること
で、分配ロータ13の回転方向Aに逆らって吐出通路2
7からスピル通路17へ流れ難かった高圧燃料の流れを
回転方向Aの回転に沿って補助吐出通路28からスピル
通路17へ流すことで高圧燃料の溢流をスムーズに行っ
ている。つまり、分配ロータ13の回転方向Aに沿って
吐出通路27から環状溝29内を大回りして流れる高圧
燃料の流れBより、補助吐出通路28から環状溝29内
を小回りして流れる高圧燃料の流れCの方が環状溝29
内の経路長が短距離になるため、スピル通路17に高圧
燃料を素早く流込むことができる。そのため、気筒#D
の噴射終了を俊敏に行うことができ他の気筒#A、B、
Cとの噴射切れの差を大幅に短縮できる。
直後の状態では、吐出通路27の開口と補助吐出通路2
8の開口との間にスピル通路17の開口が位置すること
で、分配ロータ13の回転方向Aに逆らって吐出通路2
7からスピル通路17へ流れ難かった高圧燃料の流れを
回転方向Aの回転に沿って補助吐出通路28からスピル
通路17へ流すことで高圧燃料の溢流をスムーズに行っ
ている。つまり、分配ロータ13の回転方向Aに沿って
吐出通路27から環状溝29内を大回りして流れる高圧
燃料の流れBより、補助吐出通路28から環状溝29内
を小回りして流れる高圧燃料の流れCの方が環状溝29
内の経路長が短距離になるため、スピル通路17に高圧
燃料を素早く流込むことができる。そのため、気筒#D
の噴射終了を俊敏に行うことができ他の気筒#A、B、
Cとの噴射切れの差を大幅に短縮できる。
【0018】前述した各プランジャ20の外側端部には
シュー22が配設され、各シュー22にローラ23が回
転自在に保持されている。ローラ23の外側には内周面
に複数のカム山を有するカム面の形成されたカムリング
としてのインナーカムリング24が配置されており、分
配ロータ13の回転に基づいてローラ23がインナーカ
ムリング24内周面のカム面に摺動することにより、ロ
ーラ23はカム面に沿ってインナーカムリング24の半
径方向に往復動し、この往復動がシュー22を介してプ
ランジャ20に伝達される。そしてプランジャ20が分
配ロータ13の半径方向外側に移動する行程が吸入行程
であり、半径方向内側に移動する行程が分配行程とな
る。
シュー22が配設され、各シュー22にローラ23が回
転自在に保持されている。ローラ23の外側には内周面
に複数のカム山を有するカム面の形成されたカムリング
としてのインナーカムリング24が配置されており、分
配ロータ13の回転に基づいてローラ23がインナーカ
ムリング24内周面のカム面に摺動することにより、ロ
ーラ23はカム面に沿ってインナーカムリング24の半
径方向に往復動し、この往復動がシュー22を介してプ
ランジャ20に伝達される。そしてプランジャ20が分
配ロータ13の半径方向外側に移動する行程が吸入行程
であり、半径方向内側に移動する行程が分配行程とな
る。
【0019】溢流弁としてのスピル弁50はスピル通路
17の先端に配設され、バルブボディ51と弁体53と
弁体53を開方向に付勢する圧縮コイルスプリング52
と励磁コイル等からなる励磁部54等とから構成されて
いる。スピル弁50は、燃料の分配行程ときにおいてス
ピル通路17と吸入ギャラリ14との連通または遮断を
行なって加圧された燃料を溢流させ、噴射量を制御する
ようになっている。励磁部54に励磁電流が供給される
と弁体53が圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗し
て閉弁方向に吸引されて弁を閉じる。
17の先端に配設され、バルブボディ51と弁体53と
弁体53を開方向に付勢する圧縮コイルスプリング52
と励磁コイル等からなる励磁部54等とから構成されて
いる。スピル弁50は、燃料の分配行程ときにおいてス
ピル通路17と吸入ギャラリ14との連通または遮断を
行なって加圧された燃料を溢流させ、噴射量を制御する
ようになっている。励磁部54に励磁電流が供給される
と弁体53が圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗し
て閉弁方向に吸引されて弁を閉じる。
【0020】そして、分配ロータ13の回転に伴いシリ
ンダ6の分配通路16dが分配ロータ13の分配ポート
26と連通すると連通路25、吐出通路27、補助吐出
通路28、環状溝29、分配ポート26、分配通路16
dおよび燃料通路18dを経由してプランジャ室21が
デリバリバルブ19と連通する。すると、プランジャ室
21内の高圧燃料が前述した各通路を経由してデリバリ
バルブ19に送込まれるデリバリバルブ19に接続され
た図示しない噴射管の先端に取り付けられたノズルから
高圧燃料が噴射される。
ンダ6の分配通路16dが分配ロータ13の分配ポート
26と連通すると連通路25、吐出通路27、補助吐出
通路28、環状溝29、分配ポート26、分配通路16
dおよび燃料通路18dを経由してプランジャ室21が
デリバリバルブ19と連通する。すると、プランジャ室
21内の高圧燃料が前述した各通路を経由してデリバリ
バルブ19に送込まれるデリバリバルブ19に接続され
た図示しない噴射管の先端に取り付けられたノズルから
高圧燃料が噴射される。
【0021】励磁部54に励磁電流が供給されないとき
弁体53が圧縮コイルスプリング52の付勢力により開
弁方向に付勢され弁を開く。すると、スピル通路17を
介して低圧側に環状溝29が連通するためプランジャ室
21内の高圧燃料が前述したように吐出通路27、補助
吐出通路28および環状溝29を介して低圧側に流込
む。これにより、デリバルバルブ19を介して図示しな
いノズルに供給されいていた高圧燃料が断たれるためノ
ズルからの燃料噴射が終了する。またこのとき、スピル
弁50が開弁することにより、戻り通路31を経由して
吸入ギャラリ14とスピル通路17とが連通することか
ら低圧側に溢流した高圧燃料の一部が吸入ギャラリ14
に流込み再吸入可能になっている。
弁体53が圧縮コイルスプリング52の付勢力により開
弁方向に付勢され弁を開く。すると、スピル通路17を
介して低圧側に環状溝29が連通するためプランジャ室
21内の高圧燃料が前述したように吐出通路27、補助
吐出通路28および環状溝29を介して低圧側に流込
む。これにより、デリバルバルブ19を介して図示しな
いノズルに供給されいていた高圧燃料が断たれるためノ
ズルからの燃料噴射が終了する。またこのとき、スピル
弁50が開弁することにより、戻り通路31を経由して
吸入ギャラリ14とスピル通路17とが連通することか
ら低圧側に溢流した高圧燃料の一部が吸入ギャラリ14
に流込み再吸入可能になっている。
【0022】次に、分配型燃料噴射ポンプ10による燃
料噴射終了から次の燃料噴射終了までの燃料噴射行程の
1サイクルの作動について説明する。 (1) 駆動軸1の回転に伴い分配ロータ13が回転し、イ
ンナーカムリング24のカム山とローラ23とが係合す
る。すると、各プランジャ20が分配ロータ13の半径
方向内側に移動することによりプランジャ室21の容積
が減少するため、プランジャ室21の圧力が増大する。
そして、燃料通路25と連通する図示しない吸入ポート
と吸入通路15とが遮断され、分配ロータ13の分配ポ
ート26が分配通路16dに連通するとともに、プラン
ジャ室21で加圧された燃料が一定圧以上になると、分
配ポート26、分配通路16d、燃料通路18dを経由
してデリバリバルブ19から図示しないノズルに高圧燃
料が供給されエンジンの気筒#D内に燃料が噴射され
る。
料噴射終了から次の燃料噴射終了までの燃料噴射行程の
1サイクルの作動について説明する。 (1) 駆動軸1の回転に伴い分配ロータ13が回転し、イ
ンナーカムリング24のカム山とローラ23とが係合す
る。すると、各プランジャ20が分配ロータ13の半径
方向内側に移動することによりプランジャ室21の容積
が減少するため、プランジャ室21の圧力が増大する。
そして、燃料通路25と連通する図示しない吸入ポート
と吸入通路15とが遮断され、分配ロータ13の分配ポ
ート26が分配通路16dに連通するとともに、プラン
ジャ室21で加圧された燃料が一定圧以上になると、分
配ポート26、分配通路16d、燃料通路18dを経由
してデリバリバルブ19から図示しないノズルに高圧燃
料が供給されエンジンの気筒#D内に燃料が噴射され
る。
【0023】燃料噴射を終了させる所定の時期に達する
と図示しない電子制御ユニットによりスピル弁50の励
磁部54に供給されている励磁電流が断たれるため、ス
ピル弁50が開弁状態となる。するとプランジャ室21
で加圧されていた燃料が連通路25を介して、吐出通路
27と補助吐出通路28との分岐点に達する。このとき
分配ロータ13は図2で反時計回りの回転方向Aに回転
しているため吐出通路27から環状溝29に流込んだ高
圧燃料の多くは図2で高圧燃料の流れB方向すなわち分
配ロータ13の回転方向に沿って環状溝29内を流れ
る。これは、環状溝29内を流れる高圧燃料の流れが分
配ロータ13の回転方向Aに沿って流れる方が流れ易く
回転方向Aに逆らって流れ難いためである。ところが、
補助吐出通路28から環状溝29内に流込んだ高圧燃料
は補助吐出通路28の開口から見てスピル通路17の開
口が回転方向A側に位置していることから、環状溝29
内を最短距離で流れスピル通路17内に高圧燃料を溢流
させることができる。つまり、補助吐出通路28が形成
されることなく吐出通路27が一本だけ形成されていた
場合、吐出通路27から環状溝29内を大回りして流れ
る高圧燃料の流れBによりスピル通路17内に高圧燃料
を溢流させていたが、吐出通路27に加え補助吐出通路
28を設けることにより補助吐出通路28から環状溝2
9内を小回りして流れる高圧燃料の流れCによりプラン
ジャ室21内の高圧燃料を低圧側にスムーズに溢流させ
ることができる。これにより、高速回転時の低噴射領域
においても噴射切れ特性をシャープにすることができ、
噴射切れ特性の各気筒間差を抑制する効果がある。
と図示しない電子制御ユニットによりスピル弁50の励
磁部54に供給されている励磁電流が断たれるため、ス
ピル弁50が開弁状態となる。するとプランジャ室21
で加圧されていた燃料が連通路25を介して、吐出通路
27と補助吐出通路28との分岐点に達する。このとき
分配ロータ13は図2で反時計回りの回転方向Aに回転
しているため吐出通路27から環状溝29に流込んだ高
圧燃料の多くは図2で高圧燃料の流れB方向すなわち分
配ロータ13の回転方向に沿って環状溝29内を流れ
る。これは、環状溝29内を流れる高圧燃料の流れが分
配ロータ13の回転方向Aに沿って流れる方が流れ易く
回転方向Aに逆らって流れ難いためである。ところが、
補助吐出通路28から環状溝29内に流込んだ高圧燃料
は補助吐出通路28の開口から見てスピル通路17の開
口が回転方向A側に位置していることから、環状溝29
内を最短距離で流れスピル通路17内に高圧燃料を溢流
させることができる。つまり、補助吐出通路28が形成
されることなく吐出通路27が一本だけ形成されていた
場合、吐出通路27から環状溝29内を大回りして流れ
る高圧燃料の流れBによりスピル通路17内に高圧燃料
を溢流させていたが、吐出通路27に加え補助吐出通路
28を設けることにより補助吐出通路28から環状溝2
9内を小回りして流れる高圧燃料の流れCによりプラン
ジャ室21内の高圧燃料を低圧側にスムーズに溢流させ
ることができる。これにより、高速回転時の低噴射領域
においても噴射切れ特性をシャープにすることができ、
噴射切れ特性の各気筒間差を抑制する効果がある。
【0024】スピル通路17から低圧側に溢流した高圧
燃料はスピル弁50および戻り通路31を介して吸入ギ
ャラリ14内に流入し次噴射に備える。 (2) インナーカムリング24のカム山とローラ23とが
係合していない状態では、各プランジャ20が分配ロー
タ13の半径方向外側に移動することによりプランジャ
室21の容積が増大するのでプランジャ室21の圧力が
低下する。ここで、燃料通路25と連通する図示しない
吸入ポートがいずれかの吸入通路15に連通すると、次
噴射に備えて吸入ギャラリ14に充填されていた燃料が
プランジャ室21内に吸入される。
燃料はスピル弁50および戻り通路31を介して吸入ギ
ャラリ14内に流入し次噴射に備える。 (2) インナーカムリング24のカム山とローラ23とが
係合していない状態では、各プランジャ20が分配ロー
タ13の半径方向外側に移動することによりプランジャ
室21の容積が増大するのでプランジャ室21の圧力が
低下する。ここで、燃料通路25と連通する図示しない
吸入ポートがいずれかの吸入通路15に連通すると、次
噴射に備えて吸入ギャラリ14に充填されていた燃料が
プランジャ室21内に吸入される。
【0025】第1実施例によると、分配ロータ13の環
状溝29内に形成された補助吐出通路28の開口は吐出
通路27の開口より分配ロータ13の回転方向Aの反対
側に位置し、かつ分配ロータ13の回転に伴い吐出通路
27の開口と補助吐出通路28の開口との間にスピル通
路17の開口が位置する状態でスピル通路17への溢流
が行われることから、吐出通路27からの高圧燃料の流
れBよりも補助吐出通路28からの高圧燃料の流れCの
方が環状溝29内を短い経路で流れスピル通路17に高
圧燃料を溢流させることができる。
状溝29内に形成された補助吐出通路28の開口は吐出
通路27の開口より分配ロータ13の回転方向Aの反対
側に位置し、かつ分配ロータ13の回転に伴い吐出通路
27の開口と補助吐出通路28の開口との間にスピル通
路17の開口が位置する状態でスピル通路17への溢流
が行われることから、吐出通路27からの高圧燃料の流
れBよりも補助吐出通路28からの高圧燃料の流れCの
方が環状溝29内を短い経路で流れスピル通路17に高
圧燃料を溢流させることができる。
【0026】また、第1実施例によると、環状溝29に
開口する吐出通路27と補助吐出通路28のそれぞれの
開口端は、図2に示すように分配ロータ13の中心角に
するとほぼ90°離れ補助吐出通路28の方が吐出通路
27より分配ロータ13の反回転方向側に90°戻った
ところに位置していることから、プランジャ室21内の
燃料をさらに俊敏に溢流させることができ最良の結果を
得られる効果がある。
開口する吐出通路27と補助吐出通路28のそれぞれの
開口端は、図2に示すように分配ロータ13の中心角に
するとほぼ90°離れ補助吐出通路28の方が吐出通路
27より分配ロータ13の反回転方向側に90°戻った
ところに位置していることから、プランジャ室21内の
燃料をさらに俊敏に溢流させることができ最良の結果を
得られる効果がある。
【0027】これにより、噴射終了時の噴射切れ特性が
シャープになることから、各気筒ごとの噴射切れの差を
なくし、特に高速回転時の低噴射領域において各気筒ご
との噴射切れの時期の差を抑える効果がある。つまり、
高回転時の低噴射領域において各気筒ごとの噴射量の不
均等を抑制しエンジン燃焼時の未燃燃料の排出を抑制で
きることから、排ガス中の白煙の発生量を抑える効果が
ある。
シャープになることから、各気筒ごとの噴射切れの差を
なくし、特に高速回転時の低噴射領域において各気筒ご
との噴射切れの時期の差を抑える効果がある。つまり、
高回転時の低噴射領域において各気筒ごとの噴射量の不
均等を抑制しエンジン燃焼時の未燃燃料の排出を抑制で
きることから、排ガス中の白煙の発生量を抑える効果が
ある。
【0028】さらに、吐出通路27および補助吐出通路
28は、プランジャ室21内の高圧燃料を環状溝29に
送出するために形成されており、補助吐出通路28の内
径が吐出通路27の内径のほぼ半分になるように設定さ
れている。これにより、分配ロータ13内に形成される
吐出通路の本数が増加することに伴う分配ロータ13内
の加圧容積の増加によって噴射圧が低下するのを抑える
効果がある。
28は、プランジャ室21内の高圧燃料を環状溝29に
送出するために形成されており、補助吐出通路28の内
径が吐出通路27の内径のほぼ半分になるように設定さ
れている。これにより、分配ロータ13内に形成される
吐出通路の本数が増加することに伴う分配ロータ13内
の加圧容積の増加によって噴射圧が低下するのを抑える
効果がある。
【0029】(第2実施例)本発明の第2実施例による
分配型燃料噴射ポンプを図3および図4に示す。第1実
施例と実質的に同一の構成部分については同一符号を付
す。第2実施例は、分配ロータ13に形成された吐出通
路66の環状溝29側の開口が分配ポート26と同位置
にある例である。
分配型燃料噴射ポンプを図3および図4に示す。第1実
施例と実質的に同一の構成部分については同一符号を付
す。第2実施例は、分配ロータ13に形成された吐出通
路66の環状溝29側の開口が分配ポート26と同位置
にある例である。
【0030】図3および図4に示すように、分配ロータ
13の外周壁には第1実施例と同様、環状溝29が形成
されており、この環状溝29には一端がこの環状溝に開
口し他端が分配ロータ13の外周壁に開口する連通路6
6が形成されている。そして、この分配ロータ13の外
周壁に開口した連通路66の他端と一端が連通し他端が
プランジャ室21と連通する連通路65が形成されてい
る。このプランジャ室21には一端が環状溝29に連通
する補助吐出通路67の他端が連通している。つまり、
プランジャ室21と環状溝29とは連通路65と吐出通
路66とを介して連通するほか、補助吐出通路67によ
っても連通している。そして、この吐出通路66と補助
吐出通路67とは第1実施例と同様、互いに異なった位
置で環状溝29に開口している。つまり、図4に示す気
筒#Bの噴射終了したとき、吐出通路66が分配ポート
26を介して分配通路16bと連通するとスピル通路1
7の開口が分配ロータ13の回転方向Aの反対側に位置
することになる。そのため、補助吐出通路67の開口を
スピル通路17の開口よりさらに分配ロータ13の回転
方向Aの反対側に位置させることで、吐出通路66から
の高圧燃料の流れDより補助吐出通路67からの高圧燃
料の流れEの方が環状溝29内を短い経路で流れスピル
通路17に高圧燃料をスムーズに溢流させることができ
る。これにより、第1実施例と同様の効果が得られる。
13の外周壁には第1実施例と同様、環状溝29が形成
されており、この環状溝29には一端がこの環状溝に開
口し他端が分配ロータ13の外周壁に開口する連通路6
6が形成されている。そして、この分配ロータ13の外
周壁に開口した連通路66の他端と一端が連通し他端が
プランジャ室21と連通する連通路65が形成されてい
る。このプランジャ室21には一端が環状溝29に連通
する補助吐出通路67の他端が連通している。つまり、
プランジャ室21と環状溝29とは連通路65と吐出通
路66とを介して連通するほか、補助吐出通路67によ
っても連通している。そして、この吐出通路66と補助
吐出通路67とは第1実施例と同様、互いに異なった位
置で環状溝29に開口している。つまり、図4に示す気
筒#Bの噴射終了したとき、吐出通路66が分配ポート
26を介して分配通路16bと連通するとスピル通路1
7の開口が分配ロータ13の回転方向Aの反対側に位置
することになる。そのため、補助吐出通路67の開口を
スピル通路17の開口よりさらに分配ロータ13の回転
方向Aの反対側に位置させることで、吐出通路66から
の高圧燃料の流れDより補助吐出通路67からの高圧燃
料の流れEの方が環状溝29内を短い経路で流れスピル
通路17に高圧燃料をスムーズに溢流させることができ
る。これにより、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0031】なお、第1実施例および第2実施例では、
環状溝29が分配ロータ13側に形成されている例を説
明したが、本発明では、分配ロータを回転可能に支持す
るシリンダ側に環状溝を形成しても良い。この場合、分
配ロータに形成される吐出通路としての分配ポートはこ
の環状溝に開口することなく分配ロータの外周壁に開口
し分配ロータの回転に伴い所定位置でシリンダ側の吐出
通路を連通する構成となる。
環状溝29が分配ロータ13側に形成されている例を説
明したが、本発明では、分配ロータを回転可能に支持す
るシリンダ側に環状溝を形成しても良い。この場合、分
配ロータに形成される吐出通路としての分配ポートはこ
の環状溝に開口することなく分配ロータの外周壁に開口
し分配ロータの回転に伴い所定位置でシリンダ側の吐出
通路を連通する構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による分配型燃料噴射ポン
プを示す縦断面図である。
プを示す縦断面図である。
【図2】図1に示すII−II線による断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による分配型燃料噴射ポン
プの主要部分を示す縦断面図である。
プの主要部分を示す縦断面図である。
【図4】図3に示すIV−IV線による断面図である。
6 シリンダ 13 分配ロータ 16a、16b、16c、16d 分配通路 18a、18b、18c、18d 燃料通路 17 スピル通路 (溢流通路) 20 プランジャ 21 プランジャ室 (加圧室) 26 分配ポート (吐出通路) 27、66 吐出通路 (主溢流ポート) 28、67 補助吐出通路 (補助溢流ポート) 29 環状溝 (周溝) 50 スピル弁 (溢流弁)
Claims (3)
- 【請求項1】 往復運動可能なプランジャと回転運動可
能な分配ロータにより燃料の圧送および分配を行う分配
型燃料噴射ポンプであって、 内部に加圧室とこの加圧室に連通する吐出ポートおよび
主溢流ポートとを有する分配ロータと、 前記分配ロータの内部に収容され、前記加圧室に燃料を
吸引し加圧する往復摺動可能なプランジャと、 前記分配ロータを摺接回転可能に支持し、前記吐出ポー
ト出口に連通可能な複数の吐出通路と前記主溢流ポート
出口に連通可能な溢流通路とを有するシリンダと、 燃料噴射終了時、前記溢流通路に接続される通路を開く
溢流弁と、 前記溢流通路の入口部と前記主溢流ポートとが前記分配
ロータの外周で常に連通するように前記シリンダ内周壁
または前記分配ロータ外周壁に環状に形成される周溝
と、 前記分配ロータの内部に形成され、前記溢流弁の開時に
前記加圧室の燃料量の一部が前記溢流弁側に速やかにか
つ円滑に流れるように前記加圧室と前記周溝とを常時連
通する補助溢流ポートとを備えたことを特徴とする分配
型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 前記補助溢流ポート出口は、前記主溢流
ポート出口より前記分配ロータの反回転方向に所定角度
αをなす位置にあることを特徴とする請求項1記載の分
配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】 前記補助溢流ポートの内径は、前記補助
溢流ポートの占有容積増によって生ずる加圧力の低下に
伴う燃料噴射量減により不具合が発生しない程度に設定
されていることを特徴とする請求項1または2記載の分
配型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7106066A JPH08296517A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7106066A JPH08296517A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08296517A true JPH08296517A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14424239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7106066A Pending JPH08296517A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08296517A (ja) |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7106066A patent/JPH08296517A/ja active Pending
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