JPH08144882A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPH08144882A JPH08144882A JP6285197A JP28519794A JPH08144882A JP H08144882 A JPH08144882 A JP H08144882A JP 6285197 A JP6285197 A JP 6285197A JP 28519794 A JP28519794 A JP 28519794A JP H08144882 A JPH08144882 A JP H08144882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- rotor
- port
- peripheral surface
- intake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】燃料の吸入を良好に行う。
【構成】吸入ポート9はロータの回転中心線Cに対し偏
心した位置で屈曲され、周溝状燃料供給口6aに面する
ロータの外周面4aから屈曲部23まで延びる導入孔2
4と、屈曲部23から燃料吸入路8まで延びる排出孔2
5とを備えている。ロータの外周面4aで燃料供給口6
aに連通する導入孔24の開放口部26は開放口部26
で外周面4aに接する接線Tに沿うロータの回転向き側
に向けて開放されている。吸入ポート9の吸入燃料には
ロータの回転に伴う遠心力により回転中心線Cから半径
方向へ離れる力が働くが、吸入ポート9に屈曲部23が
あるため、特に屈曲部23の内面が遠心力に対する抵抗
となり、遠心力の分力のみが吸入燃料に働く。ロータの
回転に伴い開放口部26が燃料供給口6aの燃料に衝突
するとき、その回転力の分力に対する反力により燃料供
給口6aの燃料が開放口部26に吸入され易くなる。
心した位置で屈曲され、周溝状燃料供給口6aに面する
ロータの外周面4aから屈曲部23まで延びる導入孔2
4と、屈曲部23から燃料吸入路8まで延びる排出孔2
5とを備えている。ロータの外周面4aで燃料供給口6
aに連通する導入孔24の開放口部26は開放口部26
で外周面4aに接する接線Tに沿うロータの回転向き側
に向けて開放されている。吸入ポート9の吸入燃料には
ロータの回転に伴う遠心力により回転中心線Cから半径
方向へ離れる力が働くが、吸入ポート9に屈曲部23が
あるため、特に屈曲部23の内面が遠心力に対する抵抗
となり、遠心力の分力のみが吸入燃料に働く。ロータの
回転に伴い開放口部26が燃料供給口6aの燃料に衝突
するとき、その回転力の分力に対する反力により燃料供
給口6aの燃料が開放口部26に吸入され易くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一個のプランジャの往
復運動と回転運動とにより多気筒機関の各気筒に燃料を
分配圧送する分配型燃料噴射ポンプに係り、特にその燃
料吸入ポートの改良に関するものである。
復運動と回転運動とにより多気筒機関の各気筒に燃料を
分配圧送する分配型燃料噴射ポンプに係り、特にその燃
料吸入ポートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開昭63−34357号公報に示す従
来のインナカム式分配型燃料噴射ポンプにおいては、ロ
ータハウジング内の回転中心線上でロータが回転する
と、ロータ内の各吸入ポートのうち一つのものがロータ
ハウジング内の燃料吸入孔に連通してその燃料吸入孔か
ら燃料が吸入ポートを経てロータ内のセンタ通路に至
り、このセンタ通路内の燃料がロータハウジング内の各
燃料吐出通路のうち一つのものに連通してその吐出通路
から一つの気筒の燃料噴射ノズルに分配圧送されるよう
になっている。
来のインナカム式分配型燃料噴射ポンプにおいては、ロ
ータハウジング内の回転中心線上でロータが回転する
と、ロータ内の各吸入ポートのうち一つのものがロータ
ハウジング内の燃料吸入孔に連通してその燃料吸入孔か
ら燃料が吸入ポートを経てロータ内のセンタ通路に至
り、このセンタ通路内の燃料がロータハウジング内の各
燃料吐出通路のうち一つのものに連通してその吐出通路
から一つの気筒の燃料噴射ノズルに分配圧送されるよう
になっている。
【0003】前記ロータ内の各吸入ポートはセンタ通路
からロータの半径方向へ直線状に延設されてロータの円
形外周面に開口されている。なお、特開平5−1260
08号公報に示す従来のインナカム式分配型燃料噴射ポ
ンプにおいても、ロータの各吸入ポートが前述した場合
と同様な形状で延設されている。
からロータの半径方向へ直線状に延設されてロータの円
形外周面に開口されている。なお、特開平5−1260
08号公報に示す従来のインナカム式分配型燃料噴射ポ
ンプにおいても、ロータの各吸入ポートが前述した場合
と同様な形状で延設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記各吸入
ポートは前述したようにロータの回転中心線から半径方
向へ直線状に延設されているので、ロータの回転時に各
吸入ポート内の燃料はロータの回転中心線に向かう半径
方向の燃料吸引力に対し反対向きになる遠心力を受け
る。従って、その遠心力により燃料の吸入が妨げられ
る。特に、高速回転時には燃料吸入時間が短くなるとと
もに遠心力が大きくなるので、燃料の吸入が困難にな
り、十分な噴射圧力及び噴射量を得ることができなくな
る問題があった。
ポートは前述したようにロータの回転中心線から半径方
向へ直線状に延設されているので、ロータの回転時に各
吸入ポート内の燃料はロータの回転中心線に向かう半径
方向の燃料吸引力に対し反対向きになる遠心力を受け
る。従って、その遠心力により燃料の吸入が妨げられ
る。特に、高速回転時には燃料吸入時間が短くなるとと
もに遠心力が大きくなるので、燃料の吸入が困難にな
り、十分な噴射圧力及び噴射量を得ることができなくな
る問題があった。
【0005】本発明は、分配型燃料噴射ポンプにおいて
燃料吸入ポートを改良し、燃料の吸入を良好にすること
を目的としている。
燃料吸入ポートを改良し、燃料の吸入を良好にすること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一発明に係る分配型燃
料噴射ポンプにおいては、シリンダ内で回転するロータ
内の回転中心線上に設けられた燃料吸入路からの燃料が
ロータ内の加圧手段により加圧され、ロータの回転に伴
いこの加圧燃料がロータの吐出ポートからシリンダ内の
各燃料分配路に分配圧送されるようになっている。前記
シリンダの内周面に設けられた燃料供給口とロータの燃
料吸入路との間で吸入ポートがロータに設けられてい
る。この吸入ポートはロータの回転中心線に対し偏心し
た位置で屈曲され、燃料供給口に面するロータの外周面
からこの屈曲部まで延びる導入部と、この屈曲部から燃
料吸入路まで延びる排出部とを備えている。
料噴射ポンプにおいては、シリンダ内で回転するロータ
内の回転中心線上に設けられた燃料吸入路からの燃料が
ロータ内の加圧手段により加圧され、ロータの回転に伴
いこの加圧燃料がロータの吐出ポートからシリンダ内の
各燃料分配路に分配圧送されるようになっている。前記
シリンダの内周面に設けられた燃料供給口とロータの燃
料吸入路との間で吸入ポートがロータに設けられてい
る。この吸入ポートはロータの回転中心線に対し偏心し
た位置で屈曲され、燃料供給口に面するロータの外周面
からこの屈曲部まで延びる導入部と、この屈曲部から燃
料吸入路まで延びる排出部とを備えている。
【0007】第二発明においては、第一発明の燃料供給
口がロータの外周面全体に面する周溝であり、ロータの
外周面でこの燃料供給口に連通する吸入ポートの導入部
の開放口部が、この開放口部でロータの外周面に接する
接線に沿うロータの回転向き側に向けて開放されてい
る。
口がロータの外周面全体に面する周溝であり、ロータの
外周面でこの燃料供給口に連通する吸入ポートの導入部
の開放口部が、この開放口部でロータの外周面に接する
接線に沿うロータの回転向き側に向けて開放されてい
る。
【0008】
【作用】燃料は周溝状燃料供給口から吸入ポートの開放
口部に流入し、吸入ポートの導入部及び排出部を通って
燃料吸入路に至る。その場合、吸入ポート及び燃料吸入
路内の吸入燃料にはロータの回転に伴う遠心力によりロ
ータの回転中心線から半径方向へ離れる力が働く。しか
し、吸入ポートに屈曲部があるため、吸入ポートの内
面、特に屈曲部の内面が、遠心力に対する抵抗となり、
この遠心力の分力のみが吸入燃料に働く。又、ロータの
回転に伴い開放口部が周溝状燃料供給口内の燃料に衝突
するとき、その回転力の分力に対する反力により周溝状
燃料供給口内の燃料が開放口部に吸入され易くなる。
口部に流入し、吸入ポートの導入部及び排出部を通って
燃料吸入路に至る。その場合、吸入ポート及び燃料吸入
路内の吸入燃料にはロータの回転に伴う遠心力によりロ
ータの回転中心線から半径方向へ離れる力が働く。しか
し、吸入ポートに屈曲部があるため、吸入ポートの内
面、特に屈曲部の内面が、遠心力に対する抵抗となり、
この遠心力の分力のみが吸入燃料に働く。又、ロータの
回転に伴い開放口部が周溝状燃料供給口内の燃料に衝突
するとき、その回転力の分力に対する反力により周溝状
燃料供給口内の燃料が開放口部に吸入され易くなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第一実施例に係るインナカム
式分配型燃料噴射ポンプを図1及び図2を参照して説明
する。
式分配型燃料噴射ポンプを図1及び図2を参照して説明
する。
【0010】まず、図1に概略的に示すインナカム式分
配型燃料噴射ポンプを概説する。ハウジング1内にシリ
ンダ2が取着されている。ハウジング1内にあるロータ
3はロッド4とヘッド5とからなり、ロッド4がシリン
ダ2内に対し回転可能に挿嵌されてロッド4の円形外周
面4aがシリンダ2の円形内周面2aに摺接している。
ロータ3の外周でシリンダ2内に複数のフィードギャラ
リ6(燃料低圧室)が周方向へ等間隔で配設されてい
る。シリンダ2の内周面2aには各フィードギャラリ6
の周溝状燃料供給口6aがロッド4の外周面4aに面し
て形成されている。シリンダ2内には一つのフィードギ
ャラリ6に連通する燃料供給路7が形成されている。
配型燃料噴射ポンプを概説する。ハウジング1内にシリ
ンダ2が取着されている。ハウジング1内にあるロータ
3はロッド4とヘッド5とからなり、ロッド4がシリン
ダ2内に対し回転可能に挿嵌されてロッド4の円形外周
面4aがシリンダ2の円形内周面2aに摺接している。
ロータ3の外周でシリンダ2内に複数のフィードギャラ
リ6(燃料低圧室)が周方向へ等間隔で配設されてい
る。シリンダ2の内周面2aには各フィードギャラリ6
の周溝状燃料供給口6aがロッド4の外周面4aに面し
て形成されている。シリンダ2内には一つのフィードギ
ャラリ6に連通する燃料供給路7が形成されている。
【0011】ロータ3内にはその回転中心線C上で燃料
吸入路8が形成されているとともに、この燃料吸入路8
とフィードギャラリ6の周溝状燃料供給口6aとの間で
吸入ポート9が形成されている。この燃料吸入路8はロ
ッド4内にある電磁切換式スピルバルブ10(逃し弁)
の弁室11に連通している。このスピルバルブ10にお
いて、ロッド4内にはその回転中心線C上で弁体12が
回転中心線Cに沿って移動可能に挿嵌されている。燃料
吸入路8と弁室11との境目に弁座13が形成され、弁
体12が移動してこの弁座13に接離される。この弁体
12の移動はソレノイド14の消励磁により行われる。
吸入路8が形成されているとともに、この燃料吸入路8
とフィードギャラリ6の周溝状燃料供給口6aとの間で
吸入ポート9が形成されている。この燃料吸入路8はロ
ッド4内にある電磁切換式スピルバルブ10(逃し弁)
の弁室11に連通している。このスピルバルブ10にお
いて、ロッド4内にはその回転中心線C上で弁体12が
回転中心線Cに沿って移動可能に挿嵌されている。燃料
吸入路8と弁室11との境目に弁座13が形成され、弁
体12が移動してこの弁座13に接離される。この弁体
12の移動はソレノイド14の消励磁により行われる。
【0012】ロータ3のヘッド5には一対の加圧プラン
ジャ15が挿嵌され、それらの内端間で加圧室16が形
成されている。この両加圧プランジャ15はロータ3の
回転中心線Cに対し直交する半径方向へ往復移動する。
ロータ3のヘッド5の外周でハウジング1内にインナカ
ム17が取着され、このインナカム17に両加圧プラン
ジャ15の外端部が摺接している。
ジャ15が挿嵌され、それらの内端間で加圧室16が形
成されている。この両加圧プランジャ15はロータ3の
回転中心線Cに対し直交する半径方向へ往復移動する。
ロータ3のヘッド5の外周でハウジング1内にインナカ
ム17が取着され、このインナカム17に両加圧プラン
ジャ15の外端部が摺接している。
【0013】ロータ3のロッド4において弁室11には
燃料吐出路18が燃料吸入路8に対し弁座13を介して
連通するように形成されている。ロータ3においてヘッ
ド5の加圧室16からロッド4に渡り加圧路19が形成
され、この加圧路19と燃料吐出路18とはロッド4の
外周面4aにある吐出ポート20で合流している。
燃料吐出路18が燃料吸入路8に対し弁座13を介して
連通するように形成されている。ロータ3においてヘッ
ド5の加圧室16からロッド4に渡り加圧路19が形成
され、この加圧路19と燃料吐出路18とはロッド4の
外周面4aにある吐出ポート20で合流している。
【0014】ロッド4の外周でシリンダ2には複数の燃
料分配路21が周方向へ等間隔で配設されている。各燃
料分配路21はシリンダ2の内周面2aでロータ3の吐
出ポート20に対しロータ3の回転に伴い連通する。ハ
ウジング1の外側に一方向通過弁である複数のデリバリ
バルブ22が設けられ、各デリバリバルブ22に各燃料
分配路21が接続されている。各デリバリバルブ22は
ディ−ゼル機関の各噴射ノズル(図示せず)に接続され
ている。
料分配路21が周方向へ等間隔で配設されている。各燃
料分配路21はシリンダ2の内周面2aでロータ3の吐
出ポート20に対しロータ3の回転に伴い連通する。ハ
ウジング1の外側に一方向通過弁である複数のデリバリ
バルブ22が設けられ、各デリバリバルブ22に各燃料
分配路21が接続されている。各デリバリバルブ22は
ディ−ゼル機関の各噴射ノズル(図示せず)に接続され
ている。
【0015】本実施例では、前記吸入ポート9の形状を
改良している。図2に示すように、この吸入ポート9
は、前記ロータ3の回転中心線Cに対し偏心した位置で
屈曲され、フィードギャラリ6の周溝状燃料供給口6a
からこの屈曲部23まで延びる導入孔24(導入部)
と、この屈曲部23から燃料吸入路8まで延びる排出孔
25(排出部)とを備えている。この導入孔24にはロ
ータ3のロッド4の外周面4aで周溝状燃料供給口6a
に連通する開放口部26が形成されている。
改良している。図2に示すように、この吸入ポート9
は、前記ロータ3の回転中心線Cに対し偏心した位置で
屈曲され、フィードギャラリ6の周溝状燃料供給口6a
からこの屈曲部23まで延びる導入孔24(導入部)
と、この屈曲部23から燃料吸入路8まで延びる排出孔
25(排出部)とを備えている。この導入孔24にはロ
ータ3のロッド4の外周面4aで周溝状燃料供給口6a
に連通する開放口部26が形成されている。
【0016】この開放口部26でロッド4の外周面4a
に接する接線Tを想定した場合、その接線Tに沿うロー
タ3の回転向き側に向けてこの開放口部26が開放され
ている。即ち、導入孔24の延設中心線24aが開放口
部26を通って周溝状燃料供給口6a側へ延びる延長線
を想定した場合、この延長線は接線Tに対する法線から
回転向き側へ傾斜している。導入孔24の延設中心線2
4aは屈曲部23まで直線状に延び、排出孔25の延設
中心線25aはこの屈曲部23で延設中心線24aから
回転中心線C側へ屈曲されて回転中心線Cまで直線状に
延びている。
に接する接線Tを想定した場合、その接線Tに沿うロー
タ3の回転向き側に向けてこの開放口部26が開放され
ている。即ち、導入孔24の延設中心線24aが開放口
部26を通って周溝状燃料供給口6a側へ延びる延長線
を想定した場合、この延長線は接線Tに対する法線から
回転向き側へ傾斜している。導入孔24の延設中心線2
4aは屈曲部23まで直線状に延び、排出孔25の延設
中心線25aはこの屈曲部23で延設中心線24aから
回転中心線C側へ屈曲されて回転中心線Cまで直線状に
延びている。
【0017】燃料は燃料供給路7からフィードギャラリ
6を通ってその周溝状燃料供給口6aに至り、ロータ3
の回転に伴い周溝状燃料供給口6aから吸入ポート9を
通って燃料吸入路8に流入される。スピルバルブ10の
弁体12が弁座13から離れて開くと、燃料は燃料吸入
路8から弁室11を通って燃料吐出路18に至り、吐出
ポート20と加圧路19と加圧室16にも流入する。そ
して、スピルバルブ10の弁体12が弁座13に当接し
て閉じるとともに、両加圧プランジャ15が互いに接近
して加圧室16内の燃料が加圧されると、この加圧室1
6に連通する加圧路19、吐出ポート20及び燃料吐出
路18内の燃料も加圧される。
6を通ってその周溝状燃料供給口6aに至り、ロータ3
の回転に伴い周溝状燃料供給口6aから吸入ポート9を
通って燃料吸入路8に流入される。スピルバルブ10の
弁体12が弁座13から離れて開くと、燃料は燃料吸入
路8から弁室11を通って燃料吐出路18に至り、吐出
ポート20と加圧路19と加圧室16にも流入する。そ
して、スピルバルブ10の弁体12が弁座13に当接し
て閉じるとともに、両加圧プランジャ15が互いに接近
して加圧室16内の燃料が加圧されると、この加圧室1
6に連通する加圧路19、吐出ポート20及び燃料吐出
路18内の燃料も加圧される。
【0018】ロータ3の回転に伴い、吐出ポート20が
各燃料分配路21のうち一つのものに連通すると、前記
加圧燃料がこの燃料分配路21からデリバリバルブ22
を通って燃料噴射ノズル(図示せず)に分配圧送され
る。
各燃料分配路21のうち一つのものに連通すると、前記
加圧燃料がこの燃料分配路21からデリバリバルブ22
を通って燃料噴射ノズル(図示せず)に分配圧送され
る。
【0019】その後、ロータ3の回転に伴いスピルバル
ブ10の弁体12が再び開くと、前記加圧燃料が弁室1
1と燃料吸入路8と吸入ポート9を通ってフィードギャ
ラリ6に逆流する。
ブ10の弁体12が再び開くと、前記加圧燃料が弁室1
1と燃料吸入路8と吸入ポート9を通ってフィードギャ
ラリ6に逆流する。
【0020】このようにして燃料の吸入と分配圧送とが
繰り返され、加圧燃料が各燃料噴射ノズルに順次分配圧
送される。この場合、スピルバルブ10の開閉タイミン
グを調整すると、燃料の逆流時期が変更されて燃料噴射
量が制御される。
繰り返され、加圧燃料が各燃料噴射ノズルに順次分配圧
送される。この場合、スピルバルブ10の開閉タイミン
グを調整すると、燃料の逆流時期が変更されて燃料噴射
量が制御される。
【0021】本実施例は下記(イ)〜(ニ)の特徴を有
する。 (イ) 前述したように、燃料がフィードギャラリ6の
周溝状燃料供給口6aから吸入ポート9の開放口部26
に流入し、吸入ポート9の導入孔24及び導出孔25を
通って燃料吸入路8に至る。その場合、吸入ポート9及
び燃料吸入路8内の吸入燃料にはロータ3の回転に伴う
遠心力によりロータ3の回転中心線Cから半径方向へ離
れる力が働く。しかし、吸入ポート9に屈曲部23があ
るため、吸入ポート9の内面、特に屈曲部23及び導入
孔24の内面が、遠心力に対する抵抗となり、この遠心
力の分力のみが吸入燃料に働く。従って、燃料の吸入を
良好に行うことができる。
する。 (イ) 前述したように、燃料がフィードギャラリ6の
周溝状燃料供給口6aから吸入ポート9の開放口部26
に流入し、吸入ポート9の導入孔24及び導出孔25を
通って燃料吸入路8に至る。その場合、吸入ポート9及
び燃料吸入路8内の吸入燃料にはロータ3の回転に伴う
遠心力によりロータ3の回転中心線Cから半径方向へ離
れる力が働く。しかし、吸入ポート9に屈曲部23があ
るため、吸入ポート9の内面、特に屈曲部23及び導入
孔24の内面が、遠心力に対する抵抗となり、この遠心
力の分力のみが吸入燃料に働く。従って、燃料の吸入を
良好に行うことができる。
【0022】(ロ) 前述したように、吸入ポート9の
開放口部26がロータ3の回転向き側に向けて開放され
ているので、ロータ3の回転に伴い開放口部26が周溝
状燃料供給口6a内の燃料に衝突するとき、その回転力
の分力に対する反力により周溝状燃料供給口6a内の燃
料が開放口部26に吸入され易くなる。従って、燃料の
吸入を良好に行うことができる。
開放口部26がロータ3の回転向き側に向けて開放され
ているので、ロータ3の回転に伴い開放口部26が周溝
状燃料供給口6a内の燃料に衝突するとき、その回転力
の分力に対する反力により周溝状燃料供給口6a内の燃
料が開放口部26に吸入され易くなる。従って、燃料の
吸入を良好に行うことができる。
【0023】(ハ) 前述したように、スピルバルブ1
0により燃料噴射量を制御して、燃料の吸入を良好に行
うことができる。 (ニ) 前述した燃料吸入については、少ない圧力差で
行われ、遠心力動圧の影響を受け易いため、前記屈曲部
23による効果は大きい。一方、燃料の逆流(スピル)
については、大きな圧力差で行われ、遠心力動圧の影響
がほとんどないため、従来の場合と同等のスピル性能を
得ることができる。
0により燃料噴射量を制御して、燃料の吸入を良好に行
うことができる。 (ニ) 前述した燃料吸入については、少ない圧力差で
行われ、遠心力動圧の影響を受け易いため、前記屈曲部
23による効果は大きい。一方、燃料の逆流(スピル)
については、大きな圧力差で行われ、遠心力動圧の影響
がほとんどないため、従来の場合と同等のスピル性能を
得ることができる。
【0024】次に、本発明の他の実施例を前記第一実施
例との相違点を中心に説明する。図3に示す第二実施例
の吸入ポート9においては、屈曲部23を介して連続す
る導入孔24の延設中心線24aと排出孔25の延設中
心線25aとが描く形状が螺線になっている。ここに螺
線とは、ある点又は軸の周りを、そこから遠ざかりなが
ら回転する連続線の総称である。即ち、両延設中心線2
4a,25aからなる連続線がロータ3の回転中心線C
から遠ざかりながら回転している。このように吸入ポー
ト9を螺線状に形成すると、吸入ポート9の導入孔24
及び排出孔25を直線状に形成した第一実施例の場合と
比較して、通路抵抗が小さくなるため、吸入効率が優れ
ている。しかし、加工の容易性の点では第一実施例のも
のが優れている。
例との相違点を中心に説明する。図3に示す第二実施例
の吸入ポート9においては、屈曲部23を介して連続す
る導入孔24の延設中心線24aと排出孔25の延設中
心線25aとが描く形状が螺線になっている。ここに螺
線とは、ある点又は軸の周りを、そこから遠ざかりなが
ら回転する連続線の総称である。即ち、両延設中心線2
4a,25aからなる連続線がロータ3の回転中心線C
から遠ざかりながら回転している。このように吸入ポー
ト9を螺線状に形成すると、吸入ポート9の導入孔24
及び排出孔25を直線状に形成した第一実施例の場合と
比較して、通路抵抗が小さくなるため、吸入効率が優れ
ている。しかし、加工の容易性の点では第一実施例のも
のが優れている。
【0025】図4に示す第三実施例においては、第一実
施例の吸入ポート9が一本追加され、二本の吸入ポート
9と一本の加圧路19とが周方向へ120度間隔で配設
されている。従って、燃料の吸入をより良好に行うこと
ができる。
施例の吸入ポート9が一本追加され、二本の吸入ポート
9と一本の加圧路19とが周方向へ120度間隔で配設
されている。従って、燃料の吸入をより良好に行うこと
ができる。
【0026】前記各実施例以外にも下記のように構成し
てもよい。 (イ) 前記各実施例はスピルバルブ10を備えた特定
構造の分配型燃料噴射ポンプに具体化しているが、この
ようなスピルバルブ10がロータ3内に設けられていな
い他の形式の分配型燃料噴射ポンプ(例えば、実開昭6
3−34357号公報や特開平5−126008号公報
に示すもの)に本発明の技術的思想を応用する。
てもよい。 (イ) 前記各実施例はスピルバルブ10を備えた特定
構造の分配型燃料噴射ポンプに具体化しているが、この
ようなスピルバルブ10がロータ3内に設けられていな
い他の形式の分配型燃料噴射ポンプ(例えば、実開昭6
3−34357号公報や特開平5−126008号公報
に示すもの)に本発明の技術的思想を応用する。
【0027】前記各実施例から把握できる技術的思想
(請求項以外)を効果とともに記す。 (イ) 請求項1又は請求項2に記載のロータ3内に
は、吸入ポート9に連通する燃料吸入路8と、吐出ポー
ト20に連通する燃料吐出路18との間を開閉するスピ
ルバルブ10を設ける。従って、前述したように燃料噴
射量を制御することができる。
(請求項以外)を効果とともに記す。 (イ) 請求項1又は請求項2に記載のロータ3内に
は、吸入ポート9に連通する燃料吸入路8と、吐出ポー
ト20に連通する燃料吐出路18との間を開閉するスピ
ルバルブ10を設ける。従って、前述したように燃料噴
射量を制御することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る分配型燃料噴射ポンプによ
れば、吸入ポートを屈曲させて、その延設形状や開放口
部の向きを改良したので、燃料の吸入を良好に行うこと
ができる。
れば、吸入ポートを屈曲させて、その延設形状や開放口
部の向きを改良したので、燃料の吸入を良好に行うこと
ができる。
【図1】 第一実施例に係るインナカム式分配型燃料噴
射ポンプを示す概略断面図である。
射ポンプを示す概略断面図である。
【図2】 図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】 第二実施例に係る前記図2相当図である。
【図4】 第三実施例に係る前記図2相当図である。
2…シリンダ、2a…内周面、3…ロータ、4a…外周
面、6…フィードギャラリ、6a…周溝状燃料供給口、
7…燃料供給路、8…燃料吸入路、9…吸入ポート、1
0…電磁切換式スピルバルブ、15…加圧プランジャ
(加圧手段)、16…加圧室(加圧手段)、17…イン
ナカム(加圧手段)、18…燃料吐出路、19…加圧路
(加圧手段)、20…吐出ポート 、21…燃料分配
路、23…屈曲部、24…導入孔(導入部)、24a…
延設中心線、25…排出孔(排出部)、25a…延設中
心線、26…開放口部、C…ロータ回転中心線。
面、6…フィードギャラリ、6a…周溝状燃料供給口、
7…燃料供給路、8…燃料吸入路、9…吸入ポート、1
0…電磁切換式スピルバルブ、15…加圧プランジャ
(加圧手段)、16…加圧室(加圧手段)、17…イン
ナカム(加圧手段)、18…燃料吐出路、19…加圧路
(加圧手段)、20…吐出ポート 、21…燃料分配
路、23…屈曲部、24…導入孔(導入部)、24a…
延設中心線、25…排出孔(排出部)、25a…延設中
心線、26…開放口部、C…ロータ回転中心線。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ内で回転するロータ内の回転中
心線上に設けた燃料吸入路からの燃料をロータ内の加圧
手段により加圧し、ロータの回転に伴いこの加圧燃料を
ロータの吐出ポートからシリンダ内の各燃料分配路に分
配圧送するようにした分配型燃料噴射ポンプにおいて、 前記シリンダの内周面に設けられた燃料供給口とロータ
の燃料吸入路との間でロータに設けた吸入ポートは、 ロータの回転中心線に対し偏心した位置で屈曲されて、
燃料供給口に面するロータの外周面からこの屈曲部まで
延びる導入部と、この屈曲部から燃料吸入路まで延びる
排出部とを備えたことを特徴とする分配型燃料噴射ポン
プ。 - 【請求項2】 請求項1の分配型燃料噴射ポンプにおい
て、燃料供給口はロータの外周面全体に面する周溝であ
り、 ロータの外周面でこの燃料供給口に連通する吸入ポート
の導入部の開放口部は、この開放口部でロータの外周面
に接する接線に沿うロータの回転向き側に向けて開放さ
れていることを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6285197A JPH08144882A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6285197A JPH08144882A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08144882A true JPH08144882A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17688368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6285197A Pending JPH08144882A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08144882A (ja) |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6285197A patent/JPH08144882A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5854262B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射ポンプ | |
| JP2865688B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射ポンプ | |
| JP2003222063A (ja) | 一体型の遮断ベーン形プレフィードポンプを備えた燃料高圧ポンプ | |
| JPH08144882A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| KR960005732Y1 (ko) | 디젤엔진용 분배형 연료분사펌프 | |
| JPH0112938B2 (ja) | ||
| JPS6349553Y2 (ja) | ||
| JPH08232794A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPH08296517A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPH0429092Y2 (ja) | ||
| JPH02191864A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| JP3859034B2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPS6126618Y2 (ja) | ||
| JPH02153255A (ja) | 電気制御式の燃料噴射ポンプ | |
| JPH0114758Y2 (ja) | ||
| JPH11280603A (ja) | 高圧燃料供給ポンプ | |
| JPH0410380Y2 (ja) | ||
| JP2568415B2 (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPH06272635A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPH08177672A (ja) | インナカム式燃料噴射ポンプ | |
| JPH03222856A (ja) | 分配型燃料噴射装置 | |
| JPH06159180A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ | |
| JPS58106163A (ja) | エンジンの燃料供給装置 | |
| JPH07145762A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプおよび分配型燃料噴射ポンプ用コントロールスリーブの製造方法 | |
| JPH0942101A (ja) | 分配型燃料噴射ポンプ |