JPH08299449A - カテーテル取付け具 - Google Patents

カテーテル取付け具

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JPH08299449A
JPH08299449A JP7112135A JP11213595A JPH08299449A JP H08299449 A JPH08299449 A JP H08299449A JP 7112135 A JP7112135 A JP 7112135A JP 11213595 A JP11213595 A JP 11213595A JP H08299449 A JPH08299449 A JP H08299449A
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JP
Japan
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catheter
adhesive function
outer shape
base material
film base
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JP7112135A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Sasaki
康行 佐々木
Tetsuji Sugii
哲次 杉井
Hiromi Fukue
浩美 福江
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/02Holding devices, e.g. on the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • A61M25/02Holding devices, e.g. on the body
    • A61M2025/0253Holding devices, e.g. on the body where the catheter is attached by straps, bands or the like secured by adhesives

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な作業性をもってカテーテルを生体の穿
刺部に取付け固定し、かつ、穿刺部を良好に保護するこ
とができ、また、カテーテルに強い外力が作用してカテ
ーテルの生体への穿刺部においてカテーテルが動いて
も、穿刺部の良好な保護状態を維持することができるカ
テーテル取付け具を提供すること。 【構成】 フィルム基材1の一方の面1aに粘着機能が
付与され、該フィルム基材の面上の一箇所mから外形の
一箇所nに至るまでこのフィルム基材を分断する分断部
1cが形成されたカテーテル取付け具である。フィルム
基材の外形は長方形または正方形、上記箇所mは面上の
図心、上記箇所nは外形の一辺の中点、分断部は直線状
が好ましい。また、粘着機能はセパレーターで覆われ、
その粘着機能は粘着剤層2によるものが好ましい。さら
に、粘着機能を付与された面の反対側の面には、剥離可
能な補強層4が設けられる態様が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテルの生体に対
する穿刺部において、生体外のカテーテル生体表面に取
付けるための器具に関する。
【0002】
【従来の技術】生体内に挿入されるカテーテルは、主と
して皮膚等の生体表面を穿刺して血管内に挿入されて用
いられる場合が多い。そのような場合、生体外でのカテ
ーテルに対する操作によって、生体の穿刺部には外力が
作用する。このため、その外力を阻止するために、カテ
ーテルを固定する必要がある。また同時に、生体の穿刺
部からの細菌の感染を防止する必要がある。従来、カテ
ーテルの生体への穿刺部に対しては、該穿刺部を含む広
い領域を覆うように粘着性フィルムドレッシングが貼付
され、カテーテルを生体表面に対して取付け固定すると
共に、外部からの細菌の侵入を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カテーテル
に対する生体外での機械的操作やカテーテル内への薬物
の投与等の行為によって、上記穿刺部には種々の方向の
外力が繰り返し強く作用する。特に、複数のルーメンを
内部に有し、先端部での種々の作業機能を有するような
多機能のカテーテルは、外径が太く、より高い剛性のも
のであり、操作側の端部に少しの力を加えても、穿刺部
には「てこ」の作用点のように大きな力が作用する。従
って、従来のように穿刺部を粘着性フィルムドレッシン
グによって押さえただけでは、カテーテルの動きによっ
て粘着性フィルムドレッシングに浮きや剥がれが容易に
生じ、その部分が細菌の感染ルートとなるという問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、良好な作業性をもってカ
テーテルを生体の穿刺部に取付け固定し、かつ、穿刺部
を良好に保護することができ、また、カテーテルに強い
外力が作用してカテーテルの生体への穿刺部においてカ
テーテルが動いても、穿刺部の良好な保護状態を維持す
ることができるカテーテル取付け具を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のカテーテ
ル取付け具は以下の特徴を有するものである。 (1)フィルム基材の一方の面に粘着機能が付与され、
該フィルム基材の面上の一箇所から外形の一箇所に至る
までこのフィルム基材を分断する分断部が形成されたも
のであることを特徴とするカテーテル取付け具。 (2)フィルム基材の外形が長方形または正方形であっ
て、上記面上の一箇所が面上の図心に相当する位置にあ
り、上記外形の一箇所が、外形の一辺の中点に相当する
位置にあり、分断部が直線状に形成されたものである
(1)記載のカテーテル取付け具 (3)フィルム基材が、粘着機能を付与された面側に粘
着機能を被覆するセパレーターをさらに有するものであ
って、その粘着機能が該フィルム基材上に設けられた粘
着剤層によるものである(1)または(2)記載のカテ
ーテル取付け具。 (4)セパレーターが、部分的に剥離され得るように切
断部を有するものであって、該切断部が、上記面上の一
箇所を起点とし分断部に対して垂直方向に外形に至る直
線状、および、上記面上の一箇所を起点とし分断部の延
長線に一致して外形に至る直線状に形成されたものであ
る(3)記載のカテーテル取付け具。 (5)フィルム基材が、粘着機能を付与された面の反対
側の面に剥離可能な補強層をさらに有するものである
(1)〜(4)記載のカテーテル取付け具。 (6)剥離可能な補強層が、部分的に剥離され得るよう
に切断部を有するものであって、該切断部が、上記面上
の一箇所を起点とし分断部の延長線に一致して外形に至
る直線状に形成されたものである(5)記載のカテーテ
ル取付け具。 (7)フィルム基材の分断部における分断によって互い
に独立に折り曲げ可能となった該分断部の両側の領域の
うちの一方の領域を、剥離可能な補強層が内側となるよ
うに折り重ねたときに、この折り重ねた状態を維持しえ
るように、剥離可能な補強層上の所定の領域に、粘着機
能がさらに付与されたものである請求項(5)または
(6)記載のカテーテル取付け具。 (8)フィルム基材が、剥離可能な補強層上の所定の領
域に付与された粘着機能を被覆するセパレーターをさら
に有するものであって、その粘着機能が剥離可能な補強
層上に設けられた粘着剤層によるものである(7)記載
のカテーテル取付け具。
【0006】
【作用】本発明のカテーテル取付け具は、その形状の特
徴から、次に説明するように用いることができ、後述の
ようなカテーテルの好適な取付け状態を与える。図3、
図4は本発明のカテーテル取付け具の使用方法を模式的
に示す図である。図3(a)に示すように、本発明のカ
テーテル取付け具Aは、フィルム基材1の一方の面1a
に粘着機能が付与され、該フィルム基材の面上の所定箇
所mから外形の所定箇所nまでこのフィルム基材を分断
する分断部1cが形成されたものである。同図は、フィ
ルム基材の外形が長方形であって、面上の所定箇所mが
面上の図心に相当する位置にあり、外形の所定箇所n
が、長辺の中点に相当する位置にあり、分断部が直線状
に形成された場合の例である。
【0007】このカテーテル取付け具を用い、生体表面
に穿刺され生体内に挿入されているカテーテルを、下記
〜に示す手順に従って、生体表面に取付け固定す
る。ただし、説明のために、カテーテル取付け具のフィ
ルム基材面を4つの領域に分けることを想定する。即
ち、図3(a)に示すように、フィルム基材1の分断部
1cの分断によって互いに独立に折り曲げ可能となった
該分断部の両側の領域1dと1e、および、その残りの
領域を分断部の延長線によって分けて得られる2つの領
域1f、1gである。
【0008】.図3(a)に示すように、分断部の両
側の領域1d、1eのうちの一方の領域(同図では1
d)を、粘着機能を有する面1aが外側となるように折
る。同図の例では、領域1dを折るときの折り返し線1
hは、フィルム基材の面上の一箇所mを起点とし、分断
部に対して垂直方向に外形に至る直線である。 .図3(b)に示すように、上記において領域1d
を折って生じた稜線(=直線1h)が穿刺部Sに向かっ
て凸となりかつ穿刺部の近傍に位置するように、該領域
1dを粘着機能によって生体表面Bに貼付する。ただ
し、カテーテルの穿刺は、この領域1dを貼付する前、
後のいずれに行なってもよい。 .図4(c)に示すように、カテーテルが、穿刺部S
から稜線1hを横切り、フィルム基材上へと乗り上げ、
その取付け固定を意図する部分C1がフィルム基材上に
位置し、さらにその先端側の部分C2がフィルム基材の
外周縁から出ていく態様にて、該カテーテルをフィルム
基材上に配置する。 .図4(d)に示すように、領域1f上のカテーテル
の取付け固定を意図する部分C1が、領域1gの粘着機
能を有する面によって覆れるように、かつ、穿刺部と、
穿刺部から上記稜線を横切るまでのカテーテルとが、領
域1eの粘着機能を有する面によって覆われるように、
フィルム基材を折り重ねる。折り重ねるに際しては、分
断部の延長線と一致する直線1jを折り返し線とし、粘
着機能を有する面が内側となるように折り重ねる。この
ようにして、領域1fと領域1gとによってカテーテル
の取付け固定を意図する部分を挟み、互いの粘着機能を
有する面同士を密着させ、かつ、領域eの粘着機能を有
する面を生体表面Bに貼付し、カテーテルの取付けを完
了する。
【0009】本発明のカテーテル取付け具を上記のよう
に用いることによって、図5に太い矢印で示すような方
向にカテーテルCが動いても、当該カテーテル取付け具
のフィルム基材のうち、カテーテルを挟んでいる上記の
領域1fと領域1gとが、領域領域1dを折った折り返
し線1hを蝶番として開閉動作を行い、カテーテルの動
きに追従する。このカテーテル取付け具の動作によっ
て、フィルム基材の領域1d、1eに対しては、生体表
面との密着を剥離する方向の力が作用し難いものとな
り、この部分の浮きや剥がれの発生が抑制され、良好な
カテーテル取付け状態が得られる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明をより詳細に
説明する。図1は、本発明によるカテーテル取付け具の
一実施例を模式的に示す斜視図である。同図に示すよう
に、本発明のカテーテル取付け具は、フィルム基材1の
一方の面1aに粘着機能が付与され、該フィルム基材の
面上の所定箇所mから外形の所定箇所nに至るまでこの
フィルム基材を分断する分断部1cが形成されたもので
ある。本実施例では、フィルム基材の外形は長方形であ
って、分断部1cの起点となる上記箇所mが面上の図心
に相当する位置にあり、外形の所定箇所nが、外形の一
辺の中点に相当する位置にあり、分断部が直線状に形成
された例である。また、フィルム基材の一方の面1aの
粘着機能は、粘着剤層2が設けられることによって付与
されており、この粘着剤層を覆うセパレーター3が設け
られている。同図では、粘着剤層2、セパレーター3を
一部切り欠いて示している。さらに、フィルム基材1の
他方の面1bには、剥離可能な補強層4が設けられてい
る。また、フィルム基材の両面にいかなる層が設けられ
ても、フィルム基材の分断部の分断を妨げないものとす
る。具体的には、フィルム基材の両面に設けられる層に
は、全てこの分断部に対応する位置に同様の分断部が設
けられる。
【0011】フィルム基材は、上記作用での説明のよう
に、その分断部の両側の領域が、共に粘着機能によって
生体表面に貼付されるものであり、残りの領域はカテー
テルを保持するためのものである。フィルム基材の材料
は、生体表面、特に人間の皮膚に対して粘着機能を介し
て接触するものであるから、これらに拒絶反応を生じさ
せないものが好ましい。また、カテーテルを取付けた状
態では、図5に示すように、折り返し線1hの付近が繰
り返して曲げられるため、この動作によって疲労しない
ものが好ましい。そのような材料としては、アクリル重
合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
ポリウレタン、ポリエーテルポリエステル、ポリエーテ
ルポリアミドブロック共重合体およびナイロン誘導体等
のポリマーが挙げられる。中でも、アクリル重合体、ポ
リウレタン、ポリエーテルポリエステルおよびナイロン
誘導体等のポリマーは、フィルムとして加工した場合に
水蒸気の透過性に優れており、皮膚の呼吸を妨げること
が少なく、かつ皮膚の白化現象を抑制することができる
という理由や、透明性を有しているため貼付場所を見な
がら貼付することができるという理由から特に好まし
い。また、フィルム基材は、上記材料のいずれか1種だ
けからなるものであってもよいし、任意の材料からなる
フィルムを複数積層してなるものであってもよい。
【0012】一対のフィルム基材の外形は、限定されな
いが、フィルム基材を折り重ねた時に、互いに一致して
はみ出さないようにする点からは線対称の形状が好まし
い。そのなかでも、製造が容易で製造ロスが少ない等の
点から、長方形または正方形が特に好ましい。ただし、
角部のアールは任意である。フィルム基材の厚さは、皮
膚に貼付した際の違和感を少なくできる、水蒸気透過性
に優れる、カテーテルの保持性に優れるなどの点から、
10μm〜75μmが好ましく、15μm〜45μmが
より好ましい。
【0013】フィルム基材に設けられる分断部は、これ
によって分断される領域を、立体的に互いに別個に折り
曲げることを可能とする。分断部の起点となる面上の箇
所、分断部の終点となる外形の箇所、および起点から終
点までの経路は限定されないが、生体表面に対する充分
な接触面積と、カテーテルに対する充分な保持面積とを
同時に満足させ、また、フィルム基材を折り重ねた時
に、互いに一致してはみ出さないように設定することが
好ましい。このような点から、分断部は、フィルム基材
を約2等分する直線上にあることが好ましく、その起点
となる面上の箇所は、面の中央付近に設けることが好ま
しい。特に、フィルム基材が長方形または正方形である
場合は、起点となる面上の箇所は、面の図心の位置とす
ることが好ましい。また、フィルム基材が長方形である
場合、分断部の終点となる外形の箇所は、長辺、短辺い
ずれに設けてもよいが、穿刺部のカテーテルを立体的に
覆っても生体表面に貼付される面積が充分残される点で
は、長辺に設ける方が好ましい場合が多い。また、上記
のように、分断部の起点となる面上の箇所は、生体表面
に対する接触面積と、カテーテルに対する保持面積との
関係を考慮すべきものであるから、場合に応じて、適宜
変更してよい。
【0014】フィルム基材の分断部は、このカテーテル
取付け具全体としての分断部でもあるが、予め完全に切
断されたものだけでなく、使用時において該分断部でフ
ィルム基材を容易に分断できる態様であれば、ミシン目
のような破線状の切り込み、切断されていない脆弱部
等、特に制限されない。
【0015】上記作用の説明で示したように、分断部の
両側の領域のうちの一方の領域は、折られて用いられ
る。その場合の折り返し線を、分断部の起点から終点に
至るまでのどの位置で、分断部に対してどのような角度
で交わる直線とするかは限定されない。しかし、上記し
た分断部の起点となる面上の箇所の決定理由を考慮する
と、折り返し線は、分断部の起点で分断部に直角に交わ
る直線とすることが好ましい。
【0016】フィルム基材の一方の面には、このカテー
テル取付け具を生体表面に貼付するための粘着機能が付
与される。この粘着機能は生体表面に好適に接着するも
のであればどのようなものであってもよいが、フィルム
基材上に粘着剤層を設けることが好ましい態様である。
粘着剤層は、粘着剤だけからなる層であっても両面粘着
テープのように基材をその層内に有するものであっても
よい。粘着剤は、特に限定されないが、粘着力が強く、
皮膚との密着性が良く、皮膚に湿疹等を生じさせないも
のが好ましい。例えばアクリル系粘着剤、ゴム系粘着
剤、シリコーン系粘着剤、吸液性のハイドロコロイド粘
着剤等が挙げられる。該粘着剤層をフィルム基材上に設
ける方法としては、公知の方法を用いてもよく、例えば
粘着剤組成物をフィルム上に塗布する方法、予め成形さ
れた粘着剤組成物よりなる膜をフィルム上に設ける方法
等が挙げられる。粘着剤層の厚みは、10μm〜100
μm、好ましくは15μm〜60μmである。なお、ハ
イドロコロイド系の粘着剤を用いる場合には、充分な皮
膚密着性を維持させるために、厚みの上限を1.5mm
程度とすることが好ましい。
【0017】粘着剤層上に設けられるセパレーターは、
本発明のカテーテル取付け具が使用されるまでの間、粘
着剤層の粘着性を保護し、取扱い性をより改善するもの
である。セパレーターの基材としては、プラスチックフ
ィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステルおよびこれらの積層複合体等)、紙(例えば、
上質紙、クラフト紙等)等が挙げられる。また、上記基
材の表面には、粘着剤層からの良好な剥離性を得るため
の剥離処理として、シリコーン樹脂処理やフッソ樹脂処
理等が施される。
【0018】上記作用の説明のように、本発明のカテー
テル取付け具を用いてカテーテルを取付けるに際して
は、フィルム基材の各領域の貼付を、順番に行なうこと
が好ましい作業手順である。このような点から、セパレ
ーターには、部分的に剥離し得るような切断部を設ける
ことが好ましい。例えば、フィルム基材は、分断部の両
側の領域のうちの一方の領域を最初に生体表面に貼付さ
れることが好ましいものであるから、この部分のセパレ
ーターを独立に剥離可能とするために、セパレーターの
切断部を、フィルム基材の分断部の起点から、該分断部
に対して直角に外形に至る直線に沿って形成することが
好ましい。また、カテーテルの取付け固定を意図する部
分をフィルム基材上に配置するに際しても、この部分の
セパレーターを独立に剥離可能とするために、セパレー
ターの切断部を、フィルム基材の分断部の起点を起点と
し分断部の延長線に一致して外形に至る直線状に形成す
ることが好ましい。このセパレーターの切断部によっ
て、セパレーターの剥離が容易になると共に、カテーテ
ル取付け具の貼付作業においては、剥離されなかったセ
パレーター部分を手で持って作業することができ、手か
らの粘着剤層の汚染を防止できる。
【0019】セパレーターの切断部は、予め完全に切断
されたものだけでなく、使用時において該切断部でフィ
ルム基材を容易に切断できる態様であれば、ミシン目の
ような破線状の切り込み、切断されていない脆弱部等、
特に制限されない。
【0020】フィルム基材の粘着機能を付与された面の
反対側の面には、剥離可能な補強層を設けることが好ま
しい。補強層は、このカテーテル取付け具が生体表面に
貼付された後、剥離されるものである。これによって未
使用時のカテーテル取付け具の取扱い性が改善される
他、使用直前まで該フィルム基材の粘着機能を付与され
た面の反対側の面を無菌に保つことができる。また、補
強層に透明な材料を用いることによって、貼付場所を見
ながら貼付することができる。補強層の材料は、限定さ
れないが、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルムおよびアク
リルフィルム等が挙げられる。補強層の厚みは、10μ
m〜80μm、好ましくは、20μm〜50μmであ
る。補強層をフィルム基材に対して剥離可能に設けるた
めの方法としては、補強層とフィルム基材の物理的吸着
法、補強層表面のコロナ処理等の表面処理、熱処理等の
方法が挙げられる。
【0021】剥離可能な補強層には、セパレーターに切
断部が設けられるのと同様の意図によって、部分的に剥
離され得るように切断部を設けることが好ましい。この
場合の切断部は、フィルム基材の分断部の延長線に一致
して外形に至る直線、即ち、図4(c)における折り返
し線1jに一致するように形成されたものが、カテーテ
ル取付け後の補強層の剥離を効果的に容易にする。さら
に、図3(a)の折り返し線1hに一致するように形成
されたもの等、剥離可能な補強層の切断部は、剥離を容
易とするように、必要な部分に設ければよい。
【0022】上記作用の説明および図3(a)(b)に
示すように、本発明のカテーテル取付け具を用いてカテ
ーテルを取付けるに際しては、先ず、フィルム基材の分
断部の両側の領域のうちの一方の領域を折り返して生体
表面に貼付し、次いで、カテーテルの取付け固定を意図
する部分をフィルム基材上に配置する手順が好ましい。
このような点から、生体表面に貼付される領域の折り曲
げの内側には、この領域を折り重ね、その状態を維持し
得るように、仮り止めのための粘着機能を付与すること
が好ましい。特に、剥離可能な補強層を設ける場合に
は、その層上に設けることが好ましい。これによって、
その仮り止めの状態を、補強層の剥離によって解除する
ことができる。
【0023】上記仮り止めのための粘着機能は、仮り止
めの機能を果たせばどのような態様のものであってもよ
いが、剥離可能な補強層上に粘着機能を付与する場合に
は、粘着剤層を形成する態様が好ましい。粘着剤層は、
粘着剤だけからなる層であっても両面粘着テープのよう
に基材をその層内に有するものであってもよく、上記フ
ィルム基材上に粘着機能を与えるために設けられる粘着
剤層と同様の構成を用いてよい他、仮り止めの機能を果
たし得るものは使用可能である。上記粘着機能を与える
位置は限定されず、生体表面に貼付される領域を折り重
ねた際に、折り曲げの内側で互いに密着する2面のう
ち、いずれの面であってもよく、また、両方の面であっ
てもよい。本実施例は、図1,図2に示すように、この
粘着機能が粘着剤層5によって付与された例であって、
該粘着剤層を、折り曲げの内側で互いに密着する2面に
渡って、一端から他端まで一定の幅で設けた態様であ
る。このような態様は、本発明のカテーテル取付け具の
生産において、大面積のフィルム基材上に当該カテーテ
ル取付け具を多数マトリックス状に形成し、最終工程で
分断して個々の製品を得るような製造方法を用いる場合
に、該粘着剤層を、もとの大面積のフィルム基材上の一
端から他端まで途切れることなく連続的に形成でき効率
的である。
【0024】上記仮り止めのための粘着機能は、セパレ
ーター6によって覆われることが好ましい。そのセパレ
ーターの材料は、フィルム基材の粘着機能を覆うセパレ
ーターと同様のものでよい。
【0025】本発明に用いるフィルム基材、粘着剤、セ
パレーター、補強層には、必要に応じて抗菌剤、老化防
止剤、安定剤、充填剤、架橋剤、顔料等の公知の添加剤
を配合することができる。
【0026】本発明のカテーテル取付け具は、滅菌袋に
個別包装されていてもよく、また、放射線等により滅菌
処理されていてもよい。
【0027】〔性能確認実験〕本実験では、本発明によ
るカテーテル取付け具を実際に製作し、カテーテルの取
付け固定に実際に適用することによって、その作業性
と、カテーテル取付け後の状態を確認した。
【0028】本実験のために製作したカテーテル取付け
具の構造は、上記実施例および図1に示す通りであっ
て、各部の具体的な仕様は次の通りである。ただし、各
部の外形は、剥離可能な補強層上に設けられる仮り止め
のための粘着剤層5、およびそのためのセパレーター6
の形状を除いて、全て外形200mm×125mmの長
方形である。 セパレーター3;厚み170μm、材料上質紙にシリコ
ーン処理したもの。 粘着剤2;領域の形状200mm×125mm、厚み2
0μm、材料アクリル系ポリマー。 フィルム基材1;厚み30μm、材料ポリエーテルポリ
アミドブロック共重合体。 補強層4;厚み40μm、材料ポリプロピレンフィル
ム。 粘着剤層5;厚み145μm、材料アクリル系粘着剤。 セパレーター6;厚み130μm、材料上質紙にシリコ
ーン処理したもの。 また、取付けるカテーテルの外形はφ3mmであった。
【0029】上記仕様のカテーテル取付け具を用い、次
に説明する手順に従って、カテーテルを人体の皮膚から
穿刺し挿入する場合に対して適用した。ただし、主要な
作業手順は、上記作用の説明における〜の手順の通
りであって、補足的な説明だけを加える。先ず、図3
(a)に示す領域1dを、折り返し線1hで折り、図2
に示すセパレーター6を剥がして仮り止めの粘着剤層5
を露出させて、図3(b)に示すように、領域1dと領
域1fとを互いに密着させて仮り止めした。次に、折ら
れた領域1dの部分のセパレーターだけを剥がして粘着
剤層を露出させ、図3(b)に示すように穿刺部Sの近
傍の皮膚に貼付した。次に、領域1fの部分のセパレー
ターだけを剥がして粘着剤層2を露出させ、図4(c)
に示すようにカテーテルを配置した。さらに、残りのセ
パレーターを剥がして、図4(d)に示すようにフィル
ム基材を折り重ね、カテーテルの取付け固定を意図する
部分を保持すると共に、領域1eの粘着機能を有する面
を生体表面Bに貼付した。最後に、全ての補強層を剥離
し、カテーテルの取付けを完了した。
【0030】上記実験によって、密閉性良く、容易にカ
テーテルを取付けられることが確認できた。また、取付
け直後の穿刺部の周囲を確認したところ、よく密閉され
ており、細菌の感染経路となるような間隙は形成されて
いなかった。取付け後のカテーテルは、種々の操作によ
って動かされ、穿刺部に力が作用したが、本発明による
カテーテル取付け具がカテーテルの動きに良好に追従し
た。これによって、カテーテルの動きによる粘着性フィ
ルムドレッシングの浮きや剥がれが減少した。
【0031】
【発明の効果】本発明によって、良好な作業性をもって
カテーテルを生体の穿刺部に取付け固定し、かつ、穿刺
部を良好に保護することができる。また、カテーテルに
強い外力が作用して、カテーテルの生体への穿刺部にお
いてカテーテルが動いても、生体表面に貼付されたフィ
ルム基材の部分には、その力が作用し難いので、穿刺部
の良好な保護状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテル取付け具の一実施例を模式
的に示す斜視図である。
【図2】図1のカテーテル取付け具の下面を見せる斜視
図である。
【図3】本発明のカテーテル取付け具の使用方法を模式
的に示す図である。
【図4】本発明のカテーテル取付け具の使用方法を模式
的に示す図である。
【図5】本発明のカテーテル取付け具によってカテーテ
ルが生体表面に取付けられた状態を模式的に示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 フィルム基材 1a フィルム基材の粘着機能が付与される面 m フィルム基材の面上の一箇所 n フィルム基材の外形の一箇所 1c フィルム基材の分断部 2 粘着剤層 3 セパレーター 4 補強層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基材の一方の面に粘着機能が付
    与され、該フィルム基材の面上の一箇所から外形の一箇
    所に至るまでこのフィルム基材を分断する分断部が形成
    されたものであることを特徴とするカテーテル取付け
    具。
  2. 【請求項2】 フィルム基材の外形が長方形または正方
    形であって、上記面上の一箇所が面上の図心に相当する
    位置にあり、上記外形の一箇所が、外形の一辺の中点に
    相当する位置にあり、分断部が直線状に形成されたもの
    である請求項1記載のカテーテル取付け具。
  3. 【請求項3】 フィルム基材が、粘着機能を付与された
    面側に粘着機能を被覆するセパレーターをさらに有する
    ものであって、その粘着機能が該フィルム基材上に設け
    られた粘着剤層によるものである請求項1または2記載
    のカテーテル取付け具。
  4. 【請求項4】 セパレーターが、部分的に剥離され得る
    ように切断部を有するものであって、該切断部が、上記
    面上の一箇所を起点とし分断部に対して垂直方向に外形
    に至る直線状、および、上記面上の一箇所を起点とし分
    断部の延長線に一致して外形に至る直線状に形成された
    ものである請求項3記載のカテーテル取付け具。
  5. 【請求項5】 フィルム基材が、粘着機能を付与された
    面の反対側の面に剥離可能な補強層をさらに有するもの
    である請求項1〜4記載のカテーテル取付け具。
  6. 【請求項6】 剥離可能な補強層が、部分的に剥離され
    得るように切断部を有するものであって、該切断部が、
    上記面上の一箇所を起点とし分断部の延長線に一致して
    外形に至る直線状に形成されたものである請求項5記載
    のカテーテル取付け具。
  7. 【請求項7】 フィルム基材の分断部における分断によ
    って互いに独立に折り曲げ可能となった該分断部の両側
    の領域のうちの一方の領域を、剥離可能な補強層が内側
    となるように折り重ねたときに、この折り重ねた状態を
    維持しえるように、剥離可能な補強層上の所定の領域
    に、粘着機能がさらに付与されたものである請求項5ま
    たは6記載のカテーテル取付け具。
  8. 【請求項8】 フィルム基材が、剥離可能な補強層上の
    所定の領域に付与された粘着機能を被覆するセパレータ
    ーをさらに有するものであって、その粘着機能が剥離可
    能な補強層上に設けられた粘着剤層によるものである請
    求項7記載のカテーテル取付け具。
JP7112135A 1995-05-10 1995-05-10 カテーテル取付け具 Pending JPH08299449A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020145385A1 (ja) * 2019-01-11 2021-11-18 凸版印刷株式会社 検査用シールユニット
WO2023091645A1 (en) * 2021-11-22 2023-05-25 Becton, Dickinson And Company Catheter securement device

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JPWO2020145385A1 (ja) * 2019-01-11 2021-11-18 凸版印刷株式会社 検査用シールユニット
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