JPH083008B2 - ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH083008B2 JPH083008B2 JP62288303A JP28830387A JPH083008B2 JP H083008 B2 JPH083008 B2 JP H083008B2 JP 62288303 A JP62288303 A JP 62288303A JP 28830387 A JP28830387 A JP 28830387A JP H083008 B2 JPH083008 B2 JP H083008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypropylene
- syndiotactic polystyrene
- weight
- resin composition
- polypropylene resin
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は剛性、ヘイズなどの物性の良好なポリプロピ
レン樹脂組成物に関する。詳しくは、特定の化合物を含
むポリプロピレン樹脂組成物に関する。
レン樹脂組成物に関する。詳しくは、特定の化合物を含
むポリプロピレン樹脂組成物に関する。
ポリプロピレンは耐熱性、剛性に優れた安価な樹脂で
あるが、結晶化度が比較的小さいので通常の方法で成型
したのでは、成型物の剛性が樹脂本来のものに比較して
不良であるという問題があり、この問題を種々の核剤添
加して解決することが試みられており、中でもある種の
高分子化合物を添加する方法(例えば、特開昭60−1397
31号公報)は添加物が成型物表面に浮きだすといった問
題もなく、しかも比較的少量の添加で効果的であるなど
優れた方法である。
あるが、結晶化度が比較的小さいので通常の方法で成型
したのでは、成型物の剛性が樹脂本来のものに比較して
不良であるという問題があり、この問題を種々の核剤添
加して解決することが試みられており、中でもある種の
高分子化合物を添加する方法(例えば、特開昭60−1397
31号公報)は添加物が成型物表面に浮きだすといった問
題もなく、しかも比較的少量の添加で効果的であるなど
優れた方法である。
しかしながら、ある種の高分子化合物を添加する方法
は上記したように優れているが、用いられる高分子化合
物はその合成方法が難しく、入手し難たいという問題が
あり、さらに有用な他の化合物が望まれている。
は上記したように優れているが、用いられる高分子化合
物はその合成方法が難しく、入手し難たいという問題が
あり、さらに有用な他の化合物が望まれている。
本発明者らは、ポリプロピレンの結晶化度を向上させ
うる新たな高分子化合物について鋭意探索し、特定の高
分子化合物の添加がポリプロピレンの結晶化度を大幅に
向上させうることを見出し、本発明を完成した。
うる新たな高分子化合物について鋭意探索し、特定の高
分子化合物の添加がポリプロピレンの結晶化度を大幅に
向上させうることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明はシンジオタクチックポリスチレン或い
はその水素化物をポリプロピレンに対して0.00001重量
%以上1重量%未満含有することを特徴とするポリプロ
ピレン樹脂組成物である。
はその水素化物をポリプロピレンに対して0.00001重量
%以上1重量%未満含有することを特徴とするポリプロ
ピレン樹脂組成物である。
本発明において、ポリプロピレンとしては結晶性のポ
リプロピレンであるかぎりプロピレンの単独重合体のみ
ならずエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1等の他のオ
レフィンとのランダム共重合体やブロック共重合体であ
ってもよく、公知のチーグラー・ナッタ触媒を用いプロ
ピレンを重合することで製造できる。また市場で広く入
手するものも支障なく使用できる。
リプロピレンであるかぎりプロピレンの単独重合体のみ
ならずエチレン、ブテン−1、ヘキセン−1等の他のオ
レフィンとのランダム共重合体やブロック共重合体であ
ってもよく、公知のチーグラー・ナッタ触媒を用いプロ
ピレンを重合することで製造できる。また市場で広く入
手するものも支障なく使用できる。
本発明において使用するシンジオタクチックポリスチ
レンとしては、特開昭62−104818号公報にその製造方法
が詳しく開示されている方法により製造されたものが挙
げられるが、他の製造方法によって製造されたものでも
使用可能である。
レンとしては、特開昭62−104818号公報にその製造方法
が詳しく開示されている方法により製造されたものが挙
げられるが、他の製造方法によって製造されたものでも
使用可能である。
シンジオタクチックポリスチレンのタクチシティは13
C−NMRで測定できる(特開昭62−104818号公報参照)
が、その値は100%である必要はなく、80%以上シンジ
オタクチックであれば充分であり、簡便には沸騰メチル
エチルケトン抽出残率で求めることが可能であり、その
抽出残率が80%以上であれば本発明で使用することがで
きる。
C−NMRで測定できる(特開昭62−104818号公報参照)
が、その値は100%である必要はなく、80%以上シンジ
オタクチックであれば充分であり、簡便には沸騰メチル
エチルケトン抽出残率で求めることが可能であり、その
抽出残率が80%以上であれば本発明で使用することがで
きる。
本発明においてはシンジオタクチックポリスチレンの
水素化物についても使用できる。なお、その水素化率に
ついて制限は無いが、50%以上が水素化されたものを利
用すると得られる組成物の透明性が良好となり、特にフ
ィルム等に利用すると好ましい。シンジオタクチックポ
リスチレンの水素化の方法についても特に制限はなく、
芳香環を水素化する通常の条件で行う方法があれば良
く、具体的には、パラジウムカーボン等の水素化触媒と
シンジオタクチックポリスチレンを溶解した溶液、好ま
しくは脂環族炭化水素溶媒が利用されるが、からなるス
ラリーを水素の加圧下に加熱する方法で例示できる。
水素化物についても使用できる。なお、その水素化率に
ついて制限は無いが、50%以上が水素化されたものを利
用すると得られる組成物の透明性が良好となり、特にフ
ィルム等に利用すると好ましい。シンジオタクチックポ
リスチレンの水素化の方法についても特に制限はなく、
芳香環を水素化する通常の条件で行う方法があれば良
く、具体的には、パラジウムカーボン等の水素化触媒と
シンジオタクチックポリスチレンを溶解した溶液、好ま
しくは脂環族炭化水素溶媒が利用されるが、からなるス
ラリーを水素の加圧下に加熱する方法で例示できる。
本発明において上記ポリプロピレンとシンジオタクチ
ックポリスチレン或いはその水素化物とを混合する方法
についても特に制限はなく、単に両者を混合溶融する方
法、シンジオタクチックポリスチレンを含む触媒を用い
てポリプロピレンを重合しポリプロピレンにシンジオタ
クチックポリスチレンを分散せしめる方法などによって
本発明の組成物を作ることができる。
ックポリスチレン或いはその水素化物とを混合する方法
についても特に制限はなく、単に両者を混合溶融する方
法、シンジオタクチックポリスチレンを含む触媒を用い
てポリプロピレンを重合しポリプロピレンにシンジオタ
クチックポリスチレンを分散せしめる方法などによって
本発明の組成物を作ることができる。
シンジオタクチックポリスチレン或いはその水素化物
のポリプロピレンに対する使用割合としては0.00001重
量%以上1重量%未満、好ましくは0.0001重量%以上1
重量%未満である。0.00001重量%未満の使用では添加
の効果が殆ど得られず、また、1重量%以上添加しても
格別その効果は増大せず、むしろヘイズが悪化するだけ
である。
のポリプロピレンに対する使用割合としては0.00001重
量%以上1重量%未満、好ましくは0.0001重量%以上1
重量%未満である。0.00001重量%未満の使用では添加
の効果が殆ど得られず、また、1重量%以上添加しても
格別その効果は増大せず、むしろヘイズが悪化するだけ
である。
本発明の組成物には、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、
顔料、着色剤、界面活性剤などの通常ポリプロピレンに
添加される各種添加剤が添加されていても構わない。
顔料、着色剤、界面活性剤などの通常ポリプロピレンに
添加される各種添加剤が添加されていても構わない。
以下、実施例をあげ本発明を更に説明する。
実施例1 3のオートクーブにn−ヘプタン1、丸紅ソルベ
ー社製三塩化チタン触媒“TGY−24″300mgおよびジエチ
ルアルミニウムクロライド1mlを加え、プロピレンガス
を挿入して5kg/cm2とし、次いで水素0.4Nlを加えたのち
加熱して内温を70℃とした。その後プロピレンを挿入な
がら圧力を5kg/cm2で3時間重合した。メタノールで触
媒を失活し、水洗して触媒残分を除去し、濾過乾燥して
パウダー850gを得た。得られたパウダーの極限粘度は1.
78(135℃テトラリン溶液で測定)であり、沸騰n−ヘ
プタン抽出残率は98.2%(熊川式抽出器を用い、6時間
抽出)であった。
ー社製三塩化チタン触媒“TGY−24″300mgおよびジエチ
ルアルミニウムクロライド1mlを加え、プロピレンガス
を挿入して5kg/cm2とし、次いで水素0.4Nlを加えたのち
加熱して内温を70℃とした。その後プロピレンを挿入な
がら圧力を5kg/cm2で3時間重合した。メタノールで触
媒を失活し、水洗して触媒残分を除去し、濾過乾燥して
パウダー850gを得た。得られたパウダーの極限粘度は1.
78(135℃テトラリン溶液で測定)であり、沸騰n−ヘ
プタン抽出残率は98.2%(熊川式抽出器を用い、6時間
抽出)であった。
一方、特開昭62−104818号公報の実施例1に従って重
合してシンジオタクチックポリスチレンを得た。収量は
14.1gであり、その沸騰メチルエチルケトン抽出残率は9
6.2%であった。
合してシンジオタクチックポリスチレンを得た。収量は
14.1gであり、その沸騰メチルエチルケトン抽出残率は9
6.2%であった。
上記で得たポリプロピレン1に対して得られたシンジ
オタクチックポリスチレン0.1重量%、ステアリン酸カ
ルシウム0.02重量部および2,6−ジターシャリーブチル
−4−クレゾール0.01重量部を混合し、溶融プレスして
シートを作り下記物性を測定した。
オタクチックポリスチレン0.1重量%、ステアリン酸カ
ルシウム0.02重量部および2,6−ジターシャリーブチル
−4−クレゾール0.01重量部を混合し、溶融プレスして
シートを作り下記物性を測定した。
・引っ張り降伏強さ(ASTM D638−64T):365kg/cm2 ・曲げ弾性率(ASTM D790−63):21000kg/cm2 ・結晶化温度:121.3℃(DSCを用い、10℃/minで降温し
て測定) ・ヘイズ(ASTM D1003):68% 比較例1 シンジオタクチックポリスチレンを用いることなく成
型して物性を測定した他は実施例1と同様にしたとこ
ろ、引っ張り降伏強さ330kg/cm2、曲げ弾性率18000kg/c
m2、結晶化温度112.5℃、ヘイズ72%と実施例1に比べ
劣っていた。
て測定) ・ヘイズ(ASTM D1003):68% 比較例1 シンジオタクチックポリスチレンを用いることなく成
型して物性を測定した他は実施例1と同様にしたとこ
ろ、引っ張り降伏強さ330kg/cm2、曲げ弾性率18000kg/c
m2、結晶化温度112.5℃、ヘイズ72%と実施例1に比べ
劣っていた。
比較例2 シンジオタクチックポリスチレンの添加量を2重量%
とした他は実施例1と同様にしたところ、引っ張り降伏
強さは360kg/cm2、曲げ弾性率は20500kg/cm2、結晶化温
度は120.8℃、ヘイズは82%であった。
とした他は実施例1と同様にしたところ、引っ張り降伏
強さは360kg/cm2、曲げ弾性率は20500kg/cm2、結晶化温
度は120.8℃、ヘイズは82%であった。
実施例2 実施例1で得たシンジオタクチックポリスチレンをデ
カリン中でパラジウム(10%)カーボンを触媒とし、水
素気流下150℃で20時間撹拌処理して水素化した。1H−N
MRにより分析したところ水素化率は85%であった。
カリン中でパラジウム(10%)カーボンを触媒とし、水
素気流下150℃で20時間撹拌処理して水素化した。1H−N
MRにより分析したところ水素化率は85%であった。
この水素化したシンジオタクチックポリスチレンをシ
ンジオタクチックポリスチレンに代えて用いた他は実施
例1と同様にしたところ、引っ張り降伏強さは350kg/cm
2、曲げ弾性率は20500kg/cm2であり、結晶化温度は120.
2℃、ヘイズは65%であった。
ンジオタクチックポリスチレンに代えて用いた他は実施
例1と同様にしたところ、引っ張り降伏強さは350kg/cm
2、曲げ弾性率は20500kg/cm2であり、結晶化温度は120.
2℃、ヘイズは65%であった。
本発明の組成物は物性に優れ、工業的に極めて価値が
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】シンジオタクチックポリスチレン或いはそ
の水素化物をポリプロピレンに対して0.00001重量%以
上1重量%未満含有することを特徴とするポリプロピレ
ン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62288303A JPH083008B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62288303A JPH083008B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2075499A Division JPH07100723B2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | シンジオタクチックビニルシクロヘキサン重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01131263A JPH01131263A (ja) | 1989-05-24 |
| JPH083008B2 true JPH083008B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=17728424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62288303A Expired - Fee Related JPH083008B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083008B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2597375B2 (ja) * | 1987-12-29 | 1997-04-02 | 出光興産株式会社 | ビニルシクロヘキサン系重合体およびその製造方法 |
| US5187250A (en) * | 1989-06-05 | 1993-02-16 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Poly-α-olefins |
| JP7828423B1 (ja) * | 2024-12-05 | 2026-03-11 | 株式会社ダイセル | 離型フィルム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0755995B2 (ja) * | 1986-05-06 | 1995-06-14 | 出光興産株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-11-17 JP JP62288303A patent/JPH083008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01131263A (ja) | 1989-05-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |